JPH0436669Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はパソコン用、ワードプロセツサ用等の
プリンタを乗せる台に関するものである。

〔従来の技術〕

パソコン或いはワードプロセツサ用として従来
から使用されているデスクに、プリンターをスペ
ースを要さずに設置できるように、CRTの上方
にデスクと一体的なるように棚を組付けて該棚板
上にプリンターを設置するようにしたものがあ
る。該パソコンデスクでは棚板は通常デスク本来
より樹立した鉄パイプ製の支柱上に支持されてい
る。

〔従来技術の課題〕

しかし上記のように設置されたプリンターは、
その印字作動のためにプリンターヘツドが左右に
往復動するのに伴ない棚板が左右に揺れ、デスク
全体も左右に揺れ、CRTも揺らすので表示が見
にくくなりプリンターが作動している間は操作し
難くなる欠点があつた。勿論デスク全体を強固に
構成すれば揺動を抑えることは可能であるが、デ
スクのコストが高くなるという問題がある。

〔課題を解決するための手段〕

そこで本考案はプリンターの下に敷くだけでそ
の振動を吸収できるプリンター台を提供しようと
するもので、基板上にテーブル板を幅方向に摺動
自在に支持すると共に、該テーブル板をその摺動
幅の途中に弾性的に保持させるバネを設けてなる
ものである。

〔作用〕

プリンターヘツドの往復動に伴う水平方向の振
動はテーブル板を弾性的に保持するバネにより吸
収される。

〔実施例〕

図において、１は長方形平板状の基板で、該基
板１の下面隅角部にはゴム製の滑止体２が貼着さ
れている。基板１の上面の四隅角部寄りには取付
部材３を設け、該取付部材３に夫々一対のローラ
ー４ａ，４ｂを設ける。この一対のローラー４
ａ，４ｂは互いに反対向に45度傾斜して取付部材
３に設けられている。また、基板１の上面中央に
は両端にブラケツト５，５を基板１上に固着して
コイル状のバネ６を張設する。７は長方形板の四
辺に下向に折曲された縁取８が形成されたテーブ
ル板で、該テーブル板７の下面には横断面三角形
のレール９，９が平行に設けられ、該レール９，
９が前記各取付部材３に設けられたローラー４
ａ，４ｂに当接し、該ローラー４ａ，４ｂが転動
することで該テーブル板７は幅方向に摺動自在に
なるように支持される。また、テーブル板７の下
面中央に垂下した係合片１０を前記バネ６の長さ
の略中間部に係合させることで、該バネ６の弾性
により該テーブル板７が該テーブル板７の摺動幅
の略々真中に弾性的に保持されるようになつてい
る。

このように構成したプリンター台ではテーブル
板７上にプリンターＰを該テーブル板７の摺動方
向とプリンターヘツドの移動方向とが平行となる
ように乗せれば、該プリンターヘツドの動きに伴
なう幅方向の振動はテーブル板７が基板１上にて
摺動することによりバネ６により吸収され、基板
１に対する振動の伝達は大幅に減少する。

〔考案の効果〕 このように本考案のプリンター台によればプリ
ンターヘツドの振動に伴うプリンター特有の幅方
向の振動がテーブル板が摺動自在でかつバネによ
り弾性的に保持されていることにより該バネに吸
収される。このため振動の伝達を防いでパソコン
デスク等の揺れを防ぐことができる有益な効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示したもので、第１
図は斜視図、第２図は横断面図、第３図は縦断面
である。 １……基板、３……取付部材、４ａ，４ｂ……
ローラー、６……バネ、７……テーブル板、９，
９……レール、１０……係合片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基板上にテーブル板を幅方向に摺動自在に支持
   すると共に、該テーブル板をその摺動幅の途中に
   弾性的に保持させるバネを設けてなることを特徴
   としたプリンター台。