JPH04366444A - 光磁気記録膜の情報再生方法 - Google Patents
光磁気記録膜の情報再生方法Info
- Publication number
- JPH04366444A JPH04366444A JP16779591A JP16779591A JPH04366444A JP H04366444 A JPH04366444 A JP H04366444A JP 16779591 A JP16779591 A JP 16779591A JP 16779591 A JP16779591 A JP 16779591A JP H04366444 A JPH04366444 A JP H04366444A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- magnetic field
- bias magnetic
- recording
- recording film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 19
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 claims abstract description 35
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 claims abstract description 16
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims abstract description 6
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims abstract description 6
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims abstract description 6
- 229910000808 amorphous metal alloy Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 230000001808 coupling effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 2
- -1 iron group ions Chemical class 0.000 abstract description 5
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 abstract description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N iron Substances [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 239000002902 ferrimagnetic material Substances 0.000 description 1
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 1
- 230000000873 masking effect Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 150000002910 rare earth metals Chemical class 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気記録膜の情報再生
方法の改良に関する。
方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録は垂直磁気記録の一種であり
、通常の長手方向の磁気記録より原理的に高密度記録が
可能な情報記録方法として注目され、現在実用化されて
いる。光磁気記録膜への情報書き込みには、例えばレン
ズで集束したレーザー光を照射して記録膜の温度を上昇
させ、記録膜の保磁力が書き込み時のバイアス磁界HW
以下になった部分だけ磁化方向をHW と同方向に向
けて情報を記録する。一般にレンズで集束されたレーザ
ー光の強度は、中心部が高く周辺で低いガウス分布を示
し、また記録膜の熱伝導度によって記録膜の温度も同様
な分布をもっている。この記録膜に生じる温度分布を利
用し、レーザー光の中心部のみを記録膜のキュリー温度
以上にし、周辺部をそれ以下とすることで、集束された
レーザー光の直径よりもさらに小さいピットを記録でき
ることが知られている(例えば、Journal o
f Magnetism and Magnet
icMaterials 88( ’90)p.17
7−182 North−Holland参照)。
、通常の長手方向の磁気記録より原理的に高密度記録が
可能な情報記録方法として注目され、現在実用化されて
いる。光磁気記録膜への情報書き込みには、例えばレン
ズで集束したレーザー光を照射して記録膜の温度を上昇
させ、記録膜の保磁力が書き込み時のバイアス磁界HW
以下になった部分だけ磁化方向をHW と同方向に向
けて情報を記録する。一般にレンズで集束されたレーザ
ー光の強度は、中心部が高く周辺で低いガウス分布を示
し、また記録膜の熱伝導度によって記録膜の温度も同様
な分布をもっている。この記録膜に生じる温度分布を利
用し、レーザー光の中心部のみを記録膜のキュリー温度
以上にし、周辺部をそれ以下とすることで、集束された
レーザー光の直径よりもさらに小さいピットを記録でき
ることが知られている(例えば、Journal o
f Magnetism and Magnet
icMaterials 88( ’90)p.17
7−182 North−Holland参照)。
【0003】現在実用化されているのは、図4に示すよ
うに、記録膜1上に集束照射されたレーザー光2の直径
より大きい記録ピット3を再生する装置である。この装
置でより小さい記録ピットを再生しようとすると、図5
(a)に示すように、レーザー光2の直径の中に複数の
小さい記録ピット4が入るため、再生を目的とするピッ
ト以外の記録ピットからの信号がノイズとなり、十分な
CN比を維持することができない。
うに、記録膜1上に集束照射されたレーザー光2の直径
より大きい記録ピット3を再生する装置である。この装
置でより小さい記録ピットを再生しようとすると、図5
(a)に示すように、レーザー光2の直径の中に複数の
小さい記録ピット4が入るため、再生を目的とするピッ
ト以外の記録ピットからの信号がノイズとなり、十分な
CN比を維持することができない。
【0004】また図5(b)に示すように、書き込み層
と読み出し層からなる、二層あるいは三層構造の記録膜
5を用い、レーザー光2を照射して読み出し層の温度を
上昇させ、レーザー光2が通過したあとの部分に記録さ
れたピットを一定方向に磁化させ、不必要な記録ピット
6をマスキングしながら、情報を再生する方法が提案さ
れている。この方法によると、集束されたレーザー光2
の直径より小さい記録ピット7を、従来の装置より大き
なCN比を保って再生することができる。
と読み出し層からなる、二層あるいは三層構造の記録膜
5を用い、レーザー光2を照射して読み出し層の温度を
上昇させ、レーザー光2が通過したあとの部分に記録さ
れたピットを一定方向に磁化させ、不必要な記録ピット
6をマスキングしながら、情報を再生する方法が提案さ
れている。この方法によると、集束されたレーザー光2
の直径より小さい記録ピット7を、従来の装置より大き
なCN比を保って再生することができる。
【0005】しかしこの方法では、レーザー光の下を通
り過ぎて温度が上昇している記録ピット6はマスキング
されるが、まだレーザー光が照射するにいたっていない
手前の記録ピットはマスキングされない。そのため、レ
ーザー光2が通過する手前のマスキングされていない記
録ピットが再生信号に影響を与え、CN比を低下させる
原因になる。集束されたレーザー光ビームの範囲内にあ
る、再生する目的のピット以外のすべての記録ピットを
マスキングし、それらの記録ピットが再生信号に与える
影響を排除することができれば、より大きなCN比を得
ることができる。
り過ぎて温度が上昇している記録ピット6はマスキング
されるが、まだレーザー光が照射するにいたっていない
手前の記録ピットはマスキングされない。そのため、レ
ーザー光2が通過する手前のマスキングされていない記
録ピットが再生信号に影響を与え、CN比を低下させる
原因になる。集束されたレーザー光ビームの範囲内にあ
る、再生する目的のピット以外のすべての記録ピットを
マスキングし、それらの記録ピットが再生信号に与える
影響を排除することができれば、より大きなCN比を得
ることができる。
【0006】再生する目的の記録ピット以外のすべての
ピットをマスキングする方法についても提案されている
。すなわち図6(a),(b)に示すように、ここで用
いられる記録膜は、書き込み層8と読み出し層9の二層
構造からなり、読み出し層9の保磁力を書き込み層8よ
り小さく、さらにキュリー温度も書き込み層8より低く
する。情報再生の手順は以下のとおりである。まず書き
込み層8の保磁力より小さく、読み出し層9の保磁力よ
り大きな、初期化磁界(バイアス磁界HR )を加え、
読み出し層9の磁化方向を初期化磁界HR と同方向に
向ける。次に初期化磁界HR を除き、レーザー光2を
照射し、読み出し層9の温度をキュリー温度近傍まで上
昇させて保磁力を小さくし、交換結合力により書き込み
層8の磁化方向を読み出し層9に転写し、転写された読
み出し層9の磁化方向により情報を再生する。
ピットをマスキングする方法についても提案されている
。すなわち図6(a),(b)に示すように、ここで用
いられる記録膜は、書き込み層8と読み出し層9の二層
構造からなり、読み出し層9の保磁力を書き込み層8よ
り小さく、さらにキュリー温度も書き込み層8より低く
する。情報再生の手順は以下のとおりである。まず書き
込み層8の保磁力より小さく、読み出し層9の保磁力よ
り大きな、初期化磁界(バイアス磁界HR )を加え、
読み出し層9の磁化方向を初期化磁界HR と同方向に
向ける。次に初期化磁界HR を除き、レーザー光2を
照射し、読み出し層9の温度をキュリー温度近傍まで上
昇させて保磁力を小さくし、交換結合力により書き込み
層8の磁化方向を読み出し層9に転写し、転写された読
み出し層9の磁化方向により情報を再生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、■
読み出し層9をキュリー温度近傍まで加熱した状態で情
報を再生するため、再生時のカー回転角が小さい。■
読み出し層9の磁化方向を安定させるために、読み出
し層9に十分な保磁力が必要となり、加える初期化磁界
HR を大きくする必要がある。■ 読み出し層9と
書き込み層8の磁化方向を、外部磁界がない状態でそれ
ぞれ独立に安定させるために、読み出し層9を十分厚く
する必要がある、■ 再生光2の照射により、読み出
す目的のピットが存在する読み出し層の一部分の温度の
みを、キュリー温度以上に加熱する必要があるため、記
録膜の温度分布をなるべくシャープにすることが望まし
く、そのためには記録膜を薄くして熱容量を小さくする
必要があるが、■の理由から記録膜を薄くするには限界
があり、■と■とはトレードオフの関係にある。■
読み出し層9のキュリー温度と再生時の書き込み層8の
温度を、精度良く一致させる必要があり、光学ヘッド(
図示しない)の性能や記録膜のばらつきを小さくしなけ
ればならない等、再生装置の余裕が少なくなる点に問題
がある。
読み出し層9をキュリー温度近傍まで加熱した状態で情
報を再生するため、再生時のカー回転角が小さい。■
読み出し層9の磁化方向を安定させるために、読み出
し層9に十分な保磁力が必要となり、加える初期化磁界
HR を大きくする必要がある。■ 読み出し層9と
書き込み層8の磁化方向を、外部磁界がない状態でそれ
ぞれ独立に安定させるために、読み出し層9を十分厚く
する必要がある、■ 再生光2の照射により、読み出
す目的のピットが存在する読み出し層の一部分の温度の
みを、キュリー温度以上に加熱する必要があるため、記
録膜の温度分布をなるべくシャープにすることが望まし
く、そのためには記録膜を薄くして熱容量を小さくする
必要があるが、■の理由から記録膜を薄くするには限界
があり、■と■とはトレードオフの関係にある。■
読み出し層9のキュリー温度と再生時の書き込み層8の
温度を、精度良く一致させる必要があり、光学ヘッド(
図示しない)の性能や記録膜のばらつきを小さくしなけ
ればならない等、再生装置の余裕が少なくなる点に問題
がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決する再生方法を検討した結果本発明に到達したの
であって、これは二層構造の交換結合膜で構成された記
録膜の、第一層の補償温度が室温より高く、情報再生時
に照射される再生光により加熱される第一層の最高温度
とおおむね一致し、第二層の保磁力が、情報再生時に印
加されるバイアス磁界より大きい光磁気記録膜を用い、
情報再生時に第一層の保磁力より大きいバイアス磁界を
印加し、第一層をバイアス磁界と同方向に磁化して、同
時に再生光を照射し、再生する記録ピット付近の第一層
を補償温度程度まで加熱して第一層の磁化を低減し、第
一層と第二層との交換結合作用によって再生する記録ピ
ットの位置付近の第一層を第二層と同じ方向に磁化させ
ることを特徴とする光磁気記録膜の情報再生方法を要旨
とするものである。ピットの書き込みには、記録レーザ
ー光の変調周波数を高くすることで、通常行われている
のと同じような方法により、集束されたレーザースポッ
ト径より小さい記録ピットを形成することができる。
を解決する再生方法を検討した結果本発明に到達したの
であって、これは二層構造の交換結合膜で構成された記
録膜の、第一層の補償温度が室温より高く、情報再生時
に照射される再生光により加熱される第一層の最高温度
とおおむね一致し、第二層の保磁力が、情報再生時に印
加されるバイアス磁界より大きい光磁気記録膜を用い、
情報再生時に第一層の保磁力より大きいバイアス磁界を
印加し、第一層をバイアス磁界と同方向に磁化して、同
時に再生光を照射し、再生する記録ピット付近の第一層
を補償温度程度まで加熱して第一層の磁化を低減し、第
一層と第二層との交換結合作用によって再生する記録ピ
ットの位置付近の第一層を第二層と同じ方向に磁化させ
ることを特徴とする光磁気記録膜の情報再生方法を要旨
とするものである。ピットの書き込みには、記録レーザ
ー光の変調周波数を高くすることで、通常行われている
のと同じような方法により、集束されたレーザースポッ
ト径より小さい記録ピットを形成することができる。
【0009】本発明では、二層構造の記録膜からなる光
磁気記録膜の第一層は、室温での保磁力HC が情報再
生時に印加されるバイアス磁界HR より小さく、補償
温度TCOMP1 は、図2に示すように、室温TRT
とキュリー温度TC1の間にある、いわゆるn型フェリ
磁性体の垂直磁化膜が使われる。この条件を満たすもの
としては、例えば、希土類リッチ組成のGd,Fe,C
oを主成分とした、希土類と鉄族の非晶質合金等が好ま
しい。また第二層については、保磁力HC2がバイアス
磁界HRより大きい、通常の光磁気記録膜が使用でき、
例えば非晶質のTbFeCo合金が用いられる。
磁気記録膜の第一層は、室温での保磁力HC が情報再
生時に印加されるバイアス磁界HR より小さく、補償
温度TCOMP1 は、図2に示すように、室温TRT
とキュリー温度TC1の間にある、いわゆるn型フェリ
磁性体の垂直磁化膜が使われる。この条件を満たすもの
としては、例えば、希土類リッチ組成のGd,Fe,C
oを主成分とした、希土類と鉄族の非晶質合金等が好ま
しい。また第二層については、保磁力HC2がバイアス
磁界HRより大きい、通常の光磁気記録膜が使用でき、
例えば非晶質のTbFeCo合金が用いられる。
【0010】以下本発明の情報再生方法を図 1(a)
,(b),(c)により説明すると、再生する記録ピッ
トの周辺にバイアス磁界HR を印加し、第一層12の
磁化方向をバイアス磁界と同方向に向ける。この状態で
レーザー光2を照射すると、光スポット中の最も記録膜
が高温になる部分のみが、第一層12の補償温度TCO
MP1付近まで上昇する。バイアス磁界を加えることで
、第一層の磁化方向はバイアス磁界と同方向に向くが、
レーザー光で補償温度付近まで加熱された部分のみは、
見かけ上の磁化が小さくなり、バイアス磁界の影響を受
けにくくなる。その結果バイアス磁界に対して、第二層
11からの交換結合力が勝る温度になった部分では、第
一層の鉄族イオン13の磁気モーメントは、第二層11
からの交換結合力によって、第二層11と同方向を向く
ようになる。そのため再生される目的の記録ピットのみ
、第二層の鉄族イオンの磁気モーメントが第一層12に
転写され、その他の記録ピットでは、バイアス磁界と同
方向に向き続けるために、レーザー光のビーム径の中に
、複数の記録ピットが含まれるような小さい記録ピット
でも、他の記録ピットが信号のノイズ源にならず、一部
分のみを抽出して再生することができる。本発明の応用
例として、図3に示すように、記録膜に対してレーザー
光の照射側とは反対側に、反射膜15を設置した反射膜
構造も考えられる。
,(b),(c)により説明すると、再生する記録ピッ
トの周辺にバイアス磁界HR を印加し、第一層12の
磁化方向をバイアス磁界と同方向に向ける。この状態で
レーザー光2を照射すると、光スポット中の最も記録膜
が高温になる部分のみが、第一層12の補償温度TCO
MP1付近まで上昇する。バイアス磁界を加えることで
、第一層の磁化方向はバイアス磁界と同方向に向くが、
レーザー光で補償温度付近まで加熱された部分のみは、
見かけ上の磁化が小さくなり、バイアス磁界の影響を受
けにくくなる。その結果バイアス磁界に対して、第二層
11からの交換結合力が勝る温度になった部分では、第
一層の鉄族イオン13の磁気モーメントは、第二層11
からの交換結合力によって、第二層11と同方向を向く
ようになる。そのため再生される目的の記録ピットのみ
、第二層の鉄族イオンの磁気モーメントが第一層12に
転写され、その他の記録ピットでは、バイアス磁界と同
方向に向き続けるために、レーザー光のビーム径の中に
、複数の記録ピットが含まれるような小さい記録ピット
でも、他の記録ピットが信号のノイズ源にならず、一部
分のみを抽出して再生することができる。本発明の応用
例として、図3に示すように、記録膜に対してレーザー
光の照射側とは反対側に、反射膜15を設置した反射膜
構造も考えられる。
【0011】
【発明の効果】従来の装置では、照射されるレーザー光
のスポット径より小さい記録ピットの再生は困難である
が、本発明の情報再生方法を用いると、CN比を低下さ
せることなく小さな記録ピットの再生ができる。またキ
ュリー点を利用した小さい記録ピットを再生する方法に
対しては、以下のような利点がある。第二層の磁化の第
一層への転写は、第一層の補償温度付近で行われるため
、読み出し時の記録膜の温度を、比較的低い温度ででき
るようになり、再生時のレーザー出力が低減され、また
温度上昇による記録膜のカー回転角の減少を少なくする
ことができる。記録膜に対して再生光の照射側とは反対
側に、反射層を設置した構造を採用すると、記録膜の厚
さを薄くしても再生信号強度を大きくすることができ、
その結果、記録膜の熱容量を低減でき、記録膜の温度分
布をシャープにすることが可能となるため、さらに記録
膜や再生系への制限が緩くなる。
のスポット径より小さい記録ピットの再生は困難である
が、本発明の情報再生方法を用いると、CN比を低下さ
せることなく小さな記録ピットの再生ができる。またキ
ュリー点を利用した小さい記録ピットを再生する方法に
対しては、以下のような利点がある。第二層の磁化の第
一層への転写は、第一層の補償温度付近で行われるため
、読み出し時の記録膜の温度を、比較的低い温度ででき
るようになり、再生時のレーザー出力が低減され、また
温度上昇による記録膜のカー回転角の減少を少なくする
ことができる。記録膜に対して再生光の照射側とは反対
側に、反射層を設置した構造を採用すると、記録膜の厚
さを薄くしても再生信号強度を大きくすることができ、
その結果、記録膜の熱容量を低減でき、記録膜の温度分
布をシャープにすることが可能となるため、さらに記録
膜や再生系への制限が緩くなる。
【図1】(a)はレーザー光照射前の本発明の記録膜の
磁化状況の説明図、(b),(c)はレーザー光照射中
の本発明の記録膜の磁化状況の説明図である。
磁化状況の説明図、(b),(c)はレーザー光照射中
の本発明の記録膜の磁化状況の説明図である。
【図2】光磁気記録膜の温度と磁化の関係曲線図である
。
。
【図3】本発明の反射膜を有する光磁気記録膜の説明図
である。
である。
【図4】従来の光磁気記録膜の説明図である。
【図5】(a),(b)は従来の光磁気記録膜の説明図
である。
である。
【図6】(a),(b)は従来の光磁気記録膜の説明図
である。
である。
1 記録膜
11 第二層2 レーザー光
12 第二層3 大きな記録ピット
13 鉄族イオンの磁気モーメ
ント 4 小さな記録ピット 14
希土類イオンの磁気モーメント 5 記録膜
15 反射膜6 不必要な記録ピット 7 記録ピット 8 読み出し層 9 書き込み層
11 第二層2 レーザー光
12 第二層3 大きな記録ピット
13 鉄族イオンの磁気モーメ
ント 4 小さな記録ピット 14
希土類イオンの磁気モーメント 5 記録膜
15 反射膜6 不必要な記録ピット 7 記録ピット 8 読み出し層 9 書き込み層
Claims (4)
- 【請求項1】 二層構造の交換結合膜で構成された記
録膜の、第一層の補償温度が室温より高く、情報再生時
に照射される再生光により加熱される第一層の最高温度
とおおむね一致し、第二層の保磁力が、情報再生時に印
加されるバイアス磁界より大きい光磁気記録膜を用い、
情報再生時に第一層の保磁力より大きいバイアス磁界を
印加し、第一層をバイアス磁界と同方向に磁化して、同
時に再生光を照射し、再生する記録ピット付近の第一層
を補償温度程度まで加熱して第一層の磁化を低減し、第
一層と第二層との交換結合作用によって再生する記録ピ
ットの位置付近の第一層を第二層と同じ方向に磁化させ
ることを特徴とする光磁気記録膜の情報再生方法。 - 【請求項2】 記録膜に対し再生光の照射側とは反対
側に反射膜を設けてなる請求項1に記載の情報再生方法
。 - 【請求項3】 第一層はGd,Fe,Coを含む非晶
質合金で形成されている請求項1に記載の情報再生方法
。 - 【請求項4】 第二層はTb,Fe,Coを含む非晶
質合金で形成されている請求項1に記載の情報再生方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16779591A JPH04366444A (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 光磁気記録膜の情報再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16779591A JPH04366444A (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 光磁気記録膜の情報再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04366444A true JPH04366444A (ja) | 1992-12-18 |
Family
ID=15856252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16779591A Pending JPH04366444A (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 光磁気記録膜の情報再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04366444A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993023850A1 (en) * | 1992-05-19 | 1993-11-25 | Nikon Corporation | Read-only optomagnetic disk, and reproducing method and equipment |
-
1991
- 1991-06-12 JP JP16779591A patent/JPH04366444A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993023850A1 (en) * | 1992-05-19 | 1993-11-25 | Nikon Corporation | Read-only optomagnetic disk, and reproducing method and equipment |
US5532984A (en) * | 1992-05-19 | 1996-07-02 | Nikon Corporation | High resolution read-only magneto-optical disk and method and apparatus for reproducing information therefrom |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2910250B2 (ja) | 光磁気記録媒体 | |
KR100238874B1 (ko) | 광자기기록매체에 있어서의 신호재생방법 | |
JP3106514B2 (ja) | 光磁気記録再生方法 | |
JP3786426B2 (ja) | 光磁気記録媒体及びその再生方法 | |
KR19990023151A (ko) | 광자기기록매체 및 그 재생방법 | |
JP3585671B2 (ja) | 光磁気記録媒体及びその再生方法 | |
JPH08273222A (ja) | 光磁気記録媒体及びその再生方法 | |
JPH0348582B2 (ja) | ||
JP3354726B2 (ja) | 光磁気記録媒体及び再生方法 | |
JPH04366444A (ja) | 光磁気記録膜の情報再生方法 | |
JP3333389B2 (ja) | 光磁気情報記憶媒体およびその再生方法 | |
JP2910082B2 (ja) | 光磁気記録再生方法 | |
JPH04255941A (ja) | 光磁気記録媒体 | |
JP2570777B2 (ja) | 光磁気記録の記録方式 | |
JPH04355238A (ja) | 光磁気記録膜の情報再生方法 | |
JP3184272B2 (ja) | 光磁気記録方法 | |
KR20010078359A (ko) | 자기-광학 기록 매체 | |
JP2617493B2 (ja) | 光磁気記録方式 | |
JPH1125529A (ja) | 情報記録媒体及びその再生方法 | |
JP2927791B2 (ja) | 光磁気記録方法 | |
JPH05342670A (ja) | 光磁気記録媒体および該媒体を用いた記録および再生方法 | |
JP3792366B2 (ja) | 光磁気記録媒体 | |
JPH04313833A (ja) | 光磁気記録媒体およびそれを用いた光磁気記録再生方法 | |
JP3789194B2 (ja) | 光磁気記録媒体及びその再生方法 | |
JP3538718B2 (ja) | 光磁気記録媒体 |