JPH0436632Y2 - - Google Patents

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JPH0436632Y2
JPH0436632Y2 JP1988090882U JP9088288U JPH0436632Y2 JP H0436632 Y2 JPH0436632 Y2 JP H0436632Y2 JP 1988090882 U JP1988090882 U JP 1988090882U JP 9088288 U JP9088288 U JP 9088288U JP H0436632 Y2 JPH0436632 Y2 JP H0436632Y2
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rollers
cleaning nozzle
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は凹凸の多い表面をもつ生姜等の野菜洗
浄機に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、一般に用いられている所定の搬送路を経
るうちに洗浄される野菜洗浄機としては、単なる
ブラシローラ群の搬送路とこの上方に固定の洗浄
ノズルを適宜配設し、該洗浄ノズルより噴射する
洗浄水をもつて洗うブラシ洗浄方式を採るものが
知られている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、このように一定径をもつブラシローラ
群を単に配列する搬送路構造では、該ブラシロー
ラに接する野菜が、ジヤガイモ等の如きに比較的
凹みが少なく外周が円弧をもつ塊体を呈するもの
であつては、その転動中に表面が順次ブラシに接
触し洗い流されるが、生姜のように瘤塊が多い変
形塊体では、括れ溝があり、その括れ深部まで洗
い出すことはできず、このためタワシ、ヘラ等の
適宜の洗い用具による手作業にて深部までの洗浄
を行わざるをえず、非能率的な仕事となつてい
る。
本考案は上記実情に鑑み、変形塊体の括れ深部
まで洗浄水を達しせしめる洗浄ノズルを送りロー
ラ内及び上方に備え、上記欠陥を一掃する生姜等
の野菜洗浄機を提供することを目的としたもので
ある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、転動する網状送りローラを多数配列
した搬送路を形成すると共に、この各網状送りロ
ーラの中心位置に、噴射角度を真上位置から隣接
の網状送りローラとで構成されるローラ間谷部の
幅とした常時回動自在とする洗浄ノズルを突設し
た送水パイプを配設し、且つ、前記搬送路の上方
位置の長手方向に複数本の上送水パイプを配設
し、該上送水パイプに上洗浄ノズルを突設し、こ
の噴射角度を網状送りローラ群のローラ間谷部の
ローラ軸方向に一定幅とし常時回動自在とするよ
うにしたものである。
〈作用〉 上記のような構成のため、この送り回転する網
状送りローラに載置された生姜等は、該送りロー
ラにて前方に順次移動するが、この生姜は各送り
ローラの内部より噴射水が当たり洗浄し、且つこ
の移動中に送りローラ間の谷部を必然的に経る。
この谷部位置にきたとき、前後となる双方の送り
ローラ中の洗浄ノズルが送水パイプ自体の回動で
斜めに夫々谷部側に向くため、該谷部位置では洗
浄水が交差状に吹上るので、生姜の括れ溝となる
深部の土等を洗い出し、且つこの谷部位置にあつ
ては、上方からは移動方向に直交となる左右に噴
射角度を変える上送水パイプの上洗浄ノズルから
の洗浄水が当ることと相俟つて、括れ深部までの
洗い出しが自動的に行える。勿論、生姜の移動
は、順次転動の動きをもてなすため、所定の搬送
距離の移動で外周をまんべんなく洗浄し、この点
からも洗い残しを招かない。なお、各洗浄ノズル
の噴射角度の移動は、連動するクランク機構等の
駆動機構を用い送水パイプ自体を少し回動すれば
よい。
〈実施例〉 以下、本考案を実施例の図面について説明すれ
ば、次の通りである。
1は機体2に両端を軸架し搬送路3を構成する
ための適宜個数の網状送りローラで、該各送りロ
ーラ1の中心には、両端の支軸4を二重軸状に貫
通せる複数個の洗浄ノズル5を上向き突設した送
水パイプ6が配設してなる。この各一本置きの送
りローラ1の送水パイプ6端は、夫々搬送路3の
外側(左右側)に設けた水平のフラツトバー7に
支持片8を介して取付き、該フラツトバー7の一
端に連結したスライダー型クランク機構9にて前
後の滑り運動を得、前記洗浄ノズル5を鉛直(真
上)位置から斜め方向となる一定角度の擺動を行
う。この場合、隣り合う一対となる送水パイプ
6,6の洗浄ノズル5,5の傾斜位置の噴射線上
は、送りローラ1,1のローラ間谷部aの上部に
あつて直交させるものである。勿論、この送りロ
ーラ1自体は網型(クリンプ網)ドラム構造のた
め、この網目1aを通過して洗浄水が噴射する。
また、搬送路3面の所定間隔を隔てた上方には長
手方向に配管する複数本の上送水パイプ10を設
置し、該上送水パイプ10に下向きの上洗浄ノズ
ル11を複数個突設する。この場合、上洗浄ノズ
ル11の下向き突設位置は、前記一対使用となる
送りローラ1,1のローラ間谷部aに対向し、且
つ該上洗浄ノズル11は同ローラ軸方向へ一定幅
だけ回動自在とする。即ち、上洗浄ノズル11の
噴射角度は、支持枠23に軸承となる複数本の上
送水パイプ10中、一本の上送水パイプ10に突
設の作動片10aにスライダー型クランク機構
9′のロツド9b′が連結され、この作動片10a
がクランク機構9′の滑り運動で擺動し、これに
より上送水パイプ10が一定角度(例えば、60度
幅)回動して上洗浄ノズル11が左右首振りとな
る。勿論、他の残る上送水パイプ10も、前記上
送水パイプ10端に取付けた支持片12の基端に
枢着する直交のフラツトバー13に夫々の支持片
12の基部を枢着した連動機構としてなるため、
一緒に回動するものであり、これ等搬送路3と上
送水パイプ10の組合わせにて野菜洗浄機14と
なる。15は各送りローラ1の一端に設けたスプ
ロケツトで、該各スプロケツト15は機体下部に
設けた単一のモータ16より伝動する減速機17
の駆動軸17a間に掛けたチエーン19にて回転
させる。また、前記クランク機構9,9′の駆動
は、前記減速機17の駆動軸17bに掛けたチエ
ーン20にて回転する回転軸21′と、該回転軸
21′にベベルギヤー22を介し直交せる回転軸
21にて行う。18,18′は搬送路3の送水パ
イプ6と上方の上送水パイプ10に接続する送水
配管である。
いまこの作用を説明すると、先ず変形塊体で土
の付い野菜、例えば生姜Aの洗浄に当たつて、生
姜A群を野菜洗浄機14の入口部14aより投入
し搬送路3に載せれば、該生姜Aは搬送路3の網
状送りローラ1の回転に伴い順次前方に転動しな
がら移動すものとなる。この時、送りローラ1自
体は内部に送水パイプ6の洗浄ノズル5を有しこ
の高圧水が噴射し、この洗浄水と上方位置となる
上送水パイプ10の上洗浄ノズル11の高圧噴射
せる洗浄水とが相俟つて生姜Aの表面を洗浄す
る。この場合、送りローラ1はモータ16より減
速機17を介して超低速回転を取つてなるため、
網目面による接触圧を最少とし水の洗い出しを主
体とするため、生姜Aにキズを付けることもな
い。また、この洗浄に当たつての洗浄ノズル5と
上洗浄ノズル11は、減速機17よりチエーン2
0を介し回転の回転軸21′,21にて伝達する
クランク機構9となる円盤9aとロツド9bのク
ランク運動にてフラツトバー7か前後スライドす
るため、これに連結の送水パイプ6の洗浄ノズル
5が一定角度幅を回動する。この角度幅は鉛直
(真上)位置から隣接の送りローラ1とのローラ
間谷部aに向く斜め方向位置までを回動し、且
つ、このとき隣接の送りローラ1の送水パイプ6
の洗浄ノズル5は他のフラツトバー7にて回動
し、該洗浄ノズル5が斜め方向に向いた時、前記
対向の洗浄ノズル5も斜め方向位置とする。即
ち、対向せる(前後位置)洗浄ノズル5,5は双
方同時に斜め方向に回動し、この噴射交点位置に
きた生姜Aを洗浄するため、該生姜Aに括れ溝
Aaがあつてもその溝奥深くまで洗浄水が達する。
一方、搬送路3の上方の上洗浄ノズル11は、前
記回転軸21′端のクランク機構9′の円盤9a′と
ロツド9b′のクランク運動に起因して直交のフラ
ツトバー13を左右スライドするため、下向きの
上洗浄ノズル11は一定角度(例えば60度)の首
振をし洗浄を行う。従って、生姜Aは上下方向で
且つ噴射方向性を順次変える水圧による洗浄を行
うため、確実に括れ溝Aa等の深部の洗い出しも
できるものとなる。勿論、この生姜Aは所定長さ
の搬送路3(図示にあつて、12本の送りローラ
幅)を経るため、移動中に適宜転動するので、こ
の点からも外周全域をまんべんなく洗浄しえる。
このように洗われた生姜Aは出口部14bより排
出されるものとなる。
〈考案の効果〉 上述のように本考案の生姜等の野菜洗浄機は、
搬送路形成の洗浄用送りローラを網状ドラム形状
とし中心に前後に擺動する洗浄ノズル付き送水パ
イプを配し、上方には左右に擺動する上洗浄ノズ
ル付き上送水パイプを配置した構成としてなるた
め、搬送路に載置された野菜は順次転動しながら
移動し、このとき上下方向よりの水の噴射にて外
周を洗浄する。しかも、この場合下方の洗浄ノズ
ルにあつては、その噴射方向を真上位置から隣接
の送りローラとのローラ間谷部までに角度変更自
在とし、且つ上段の上洗浄ノズルを前記ローラ間
谷部の上方で左右へ噴射角度を変えるため、生姜
の如きに表面が滑らかでなく括れ深部のある野菜
においても、その括れ深部まで洗浄水が達し、括
れ深部の洗い出しが確実となり、延いては外周全
域がまんべんなく洗浄されるものとなる。勿論、
このときの送りローラは、モータより減速機を用
い超低速回転として野菜(生姜)を移動するた
め、該野菜にキズを付ける虞も全く無い。また、
この各洗浄ノズルの回動(擺動)は単一のモータ
で連動するクランク機構をもつて行わせるため、
構造が簡略化され、且つ誤動作のない確実な動き
を得る。なお、搬送路位置にて洗い落とされた
土、ごみ等はローラ自体が網目構造となつている
ため、下方へその洗浄水と共に直接流下し、受け
槽等を用い適宜排水すればよいことは勿論であ
る。また、この網目は、ローラ自体の回転と内部
よりの洗浄水の噴射通過があるため、目詰まりを
招くこともない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
要部を示す側面図、第2図は平面図、第3図は搬
送路の斜面図、第4図は上送水パイプ部の斜面
図、第5図はフラツトバーの連動機構の斜面図、
第6図は洗浄ノズルの可動範囲の説明図、第7図
は上洗浄ノズルの可動範囲の説明図である。 1……網状送りローラ、3……搬送路、5……
洗浄ノズル、6……送水パイプ、7……フラツト
バー、9,9′……クランク機構、10……上送
水パイプ、11……上洗浄ノズル、13……フラ
ツトバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 転動する網状送りローラを多数配列した搬送路
    を形成すると共に、この各網状送りローラの中心
    位置に、噴射角度を真上位置から隣接の網状送り
    ローラとで構成されるローラ間谷部の幅とした常
    時回動自在とする洗浄ノズルを突設した送水パイ
    プを配設し、且つ、前記搬送路の上方位置の長手
    方向に複数本の上送水パイプを配設し、該上送水
    パイプに網状送りローラ群のローラ間谷部に向く
    上洗浄ノズルを突設し、該上洗浄ノズルの噴射角
    度をローラ軸方向に一定幅とし常時回動自在とし
    てなる生姜等の野菜洗浄機。
JP1988090882U 1988-07-08 1988-07-08 Expired JPH0436632Y2 (ja)

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JP1988090882U JPH0436632Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08

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JP1988090882U JPH0436632Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08

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JPH0212290U JPH0212290U (ja) 1990-01-25
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JP2015112059A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 松田機械工業株式会社 皮むき洗浄装置

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JPS56167895U (ja) * 1980-05-13 1981-12-11

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