JPH04366008A - 灯具ボデイとレンズの結合構造 - Google Patents
灯具ボデイとレンズの結合構造Info
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- JPH04366008A JPH04366008A JP16749191A JP16749191A JPH04366008A JP H04366008 A JPH04366008 A JP H04366008A JP 16749191 A JP16749191 A JP 16749191A JP 16749191 A JP16749191 A JP 16749191A JP H04366008 A JPH04366008 A JP H04366008A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可遡性樹脂からなる2
部材に超音波振動装置によって圧入される締結釘に係り
、特に車輌用灯具のレンズを灯具ボデイに締結固定する
際などに用いて好適な釘の構造に関するものである。
部材に超音波振動装置によって圧入される締結釘に係り
、特に車輌用灯具のレンズを灯具ボデイに締結固定する
際などに用いて好適な釘の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車に装着される前照灯、尾灯
、後退灯、方向指示灯等の各種車輌用灯具における灯具
ボデイに対する前面レンズの取付構造としては、その機
械的結合をランス結合(実開昭60−38404号公報
)したり、図4に示すように釘によって結合固定するこ
とで図っている。これを概略説明すると、1は熱可遡性
樹脂の射出成形によって一体に形成された灯具ボデイ、
2は灯具ボデイ1の前面側開口部1Aの周縁に一体に設
けられたレンズ取付部で、このレンズ取付部2は断面形
状を灯具ボデイ1の前方に開放するコ字状(またはU字
状)に形成されることにより接着剤4が充填されるシー
ル溝3を有しており、また背面中央には円錐状の釘打ち
込み用凹部5が形成されている。6は灯具ボデイ1の前
面側開口部1Aを気密に閉鎖する前面レンズで、この前
面レンズ6は、アクリル樹脂等によって形成され、裏面
周縁部に全周に亙って一体に突設されたシール脚7が前
記シール溝3に挿入され、接着剤4によって固定される
ようになっている。またシール脚7の先端面には釘9が
圧入される釘用下孔10が前記釘打ち込み用凹部5に対
応して形成されている。釘9は、黄銅等によって製作さ
れるもので、頭部9Aと、釘本体9Bとを一体に備え、
例えば頭部9Aは外径が3mmφ、高さが1mm、釘本
体9Bは長さが6mmで、先端部にはM1.4、P=0
.35、長さ4mmの雄ねじ11が形成されている。そ
して、このような構成からなる釘9は超音波振動装置1
2によってレンズ取付部2の背面側から前記釘打ち込み
用凹部5を突き破って釘用下孔10に圧入され、これに
よって灯具ボデイ1と前面レンズ6の機械的締結を図っ
ている。超音波振動装置12は、超音波振動子13と、
超音波振動子13の前端に取付けられたホーン14と、
ホーン14のガイド15を備え、ホーン14の前端面中
央には釘9の頭部9Aが嵌合挿入される凹部16が凹設
されている。
、後退灯、方向指示灯等の各種車輌用灯具における灯具
ボデイに対する前面レンズの取付構造としては、その機
械的結合をランス結合(実開昭60−38404号公報
)したり、図4に示すように釘によって結合固定するこ
とで図っている。これを概略説明すると、1は熱可遡性
樹脂の射出成形によって一体に形成された灯具ボデイ、
2は灯具ボデイ1の前面側開口部1Aの周縁に一体に設
けられたレンズ取付部で、このレンズ取付部2は断面形
状を灯具ボデイ1の前方に開放するコ字状(またはU字
状)に形成されることにより接着剤4が充填されるシー
ル溝3を有しており、また背面中央には円錐状の釘打ち
込み用凹部5が形成されている。6は灯具ボデイ1の前
面側開口部1Aを気密に閉鎖する前面レンズで、この前
面レンズ6は、アクリル樹脂等によって形成され、裏面
周縁部に全周に亙って一体に突設されたシール脚7が前
記シール溝3に挿入され、接着剤4によって固定される
ようになっている。またシール脚7の先端面には釘9が
圧入される釘用下孔10が前記釘打ち込み用凹部5に対
応して形成されている。釘9は、黄銅等によって製作さ
れるもので、頭部9Aと、釘本体9Bとを一体に備え、
例えば頭部9Aは外径が3mmφ、高さが1mm、釘本
体9Bは長さが6mmで、先端部にはM1.4、P=0
.35、長さ4mmの雄ねじ11が形成されている。そ
して、このような構成からなる釘9は超音波振動装置1
2によってレンズ取付部2の背面側から前記釘打ち込み
用凹部5を突き破って釘用下孔10に圧入され、これに
よって灯具ボデイ1と前面レンズ6の機械的締結を図っ
ている。超音波振動装置12は、超音波振動子13と、
超音波振動子13の前端に取付けられたホーン14と、
ホーン14のガイド15を備え、ホーン14の前端面中
央には釘9の頭部9Aが嵌合挿入される凹部16が凹設
されている。
【0003】このような構成において、前面レンズ6の
取付けに際しては、予め接着剤4をシール溝3に充填し
ておき、シール脚7をシール溝3に挿入して接着剤4で
固着する。次いで、灯具背面側から釘9を超音波振動装
置12によって釘打ち込み用凹部5より釘用下孔10に
圧入することで、シール脚7をレンズ取付部2に締結固
定する。なお、釘9としては図5に示すように頭部9A
と釘本体9Bの間に鍔部9Cを設けた釘9も知られてい
る。
取付けに際しては、予め接着剤4をシール溝3に充填し
ておき、シール脚7をシール溝3に挿入して接着剤4で
固着する。次いで、灯具背面側から釘9を超音波振動装
置12によって釘打ち込み用凹部5より釘用下孔10に
圧入することで、シール脚7をレンズ取付部2に締結固
定する。なお、釘9としては図5に示すように頭部9A
と釘本体9Bの間に鍔部9Cを設けた釘9も知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の締結釘にあっては、釘9を釘用下孔10
に打ち込むと、図6に示すように釘9が斜めに打ち込ま
れたり((a) 図)、打ち込み不足を生じたり((b
) 図)、釘9の雄ねじ部11(または頭部9A)が折
損したり((c) 図)、あるいはまた接着剤4やレン
ズの溶けかすが釘打ち込み用凹部5と釘9の隙間を通っ
てレンズ取付部2の背面側にはみ出し、ホーン14、ガ
イド15等に付着するなど種々の問題があった。釘9が
斜めに打ち込まれる原因としては、釘9の頭部上面、す
なわち頭頂面aと、これが接触するホーン14の凹部1
6の底面はいずれも平坦面に形成されているため、平滑
度が悪いと、互いに面接触せず打ち込み時にぐらつくこ
とによる。また、接着剤4がホーン14、ガイド15等
に付着していると、釘9の傾き原因となり、さらにはホ
ーン14の動きを悪くする。釘9の浮き原因は加圧力の
不足と発振時間の不足が考えられる。釘9の雄ねじ部1
1または頭部9Aが折損する原因としては、釘9の材質
、長さ、打ち込み条件(発振周波数)、斜め打ち込み等
が考えられる。接着剤4の漏れ原因は、釘用下孔10内
の接着剤4の逃げ場がなく、釘9の打ち込みによって釘
打ち込み用凹部5から溢れ出ることによる。なお、図5
に示した鍔付き釘9にあっては頭部9Aがレンズ取付部
2の背面後方に突出しているため、外観上好ましくない
という問題があった。
たような従来の締結釘にあっては、釘9を釘用下孔10
に打ち込むと、図6に示すように釘9が斜めに打ち込ま
れたり((a) 図)、打ち込み不足を生じたり((b
) 図)、釘9の雄ねじ部11(または頭部9A)が折
損したり((c) 図)、あるいはまた接着剤4やレン
ズの溶けかすが釘打ち込み用凹部5と釘9の隙間を通っ
てレンズ取付部2の背面側にはみ出し、ホーン14、ガ
イド15等に付着するなど種々の問題があった。釘9が
斜めに打ち込まれる原因としては、釘9の頭部上面、す
なわち頭頂面aと、これが接触するホーン14の凹部1
6の底面はいずれも平坦面に形成されているため、平滑
度が悪いと、互いに面接触せず打ち込み時にぐらつくこ
とによる。また、接着剤4がホーン14、ガイド15等
に付着していると、釘9の傾き原因となり、さらにはホ
ーン14の動きを悪くする。釘9の浮き原因は加圧力の
不足と発振時間の不足が考えられる。釘9の雄ねじ部1
1または頭部9Aが折損する原因としては、釘9の材質
、長さ、打ち込み条件(発振周波数)、斜め打ち込み等
が考えられる。接着剤4の漏れ原因は、釘用下孔10内
の接着剤4の逃げ場がなく、釘9の打ち込みによって釘
打ち込み用凹部5から溢れ出ることによる。なお、図5
に示した鍔付き釘9にあっては頭部9Aがレンズ取付部
2の背面後方に突出しているため、外観上好ましくない
という問題があった。
【0005】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、特に釘の斜め打ち込みを解消防止し、安定且つ確
実に打ち込むことができるようにした締結釘の構造を提
供することにある。
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、特に釘の斜め打ち込みを解消防止し、安定且つ確
実に打ち込むことができるようにした締結釘の構造を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、熱可遡性樹脂からなる2部材に超音波振動装
置によって圧入される締結釘において、前記釘の頭頂面
中央部に肉盗み部を設けたものである。
するため、熱可遡性樹脂からなる2部材に超音波振動装
置によって圧入される締結釘において、前記釘の頭頂面
中央部に肉盗み部を設けたものである。
【0007】
【作用】本発明において、頭頂面中央に設けた肉盗み部
は、頭頂面とホーンとの接触面積を少なくし、平滑度の
悪さを吸収する。
は、頭頂面とホーンとの接触面積を少なくし、平滑度の
悪さを吸収する。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る締結釘を図面に示す実施
例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る締結
釘を車輌用灯具に適用した場合の実施例を示す打ち込み
前の状態を示す断面図、図2は図1のA部拡大断面図で
ある。図中図4と同一構成部品のものに対しては同一符
号を以て示し、その説明を省略する。本実施例において
、締結釘20は、ステンレス、鉄等によって製作されて
おり、頭部20Aと、釘本体20Bとを備えている。 頭部20Aは、外径が5.5mmφ、高さが1mmで、
上記した従来の釘9の頭部9Aに比べて大きな外径を有
し、また頭頂面aの中央には肉盗み部21が形成されて
いる。肉盗み部21の直径は、4mmφ程度とされる。 釘本体20Bは、長さが8mmで、先端部が釘打ち込み
用凹部5と略同形の円錐部22とされ、中央にM1.4
、P=0.5、長さ3.6mm程度の雄ねじ23が形成
されている。円錐部22の頂角は60°で、先端が球面
状に面取りされている。雄ねじ部23は、図2に示すよ
うに左右非対称な台形状のねじ山25で構成されるもの
で、ねじ山25の挿入側斜面、すなわち釘先端側斜面2
5aの傾斜角度αが30°、反挿入側斜面(頭部側斜面
)25bの傾斜角度βが15°とされる。また、ねじ山
25の谷径は、一般のメートルねじの谷径より若干大き
く設定されている。そして、ねじ山25の終点部は、応
力の集中を防止するため、ねじ山基部を曲面26にする
と共に、谷面27を頭部側が大径となるようテーパ面に
形成している。前記頭部20Aと雄ねじ部23間にはね
じ無し部20Cが設けられており、このねじ無し部20
Cは小径部28aと大径部28bとからなる異径部とさ
れ、その段差部および、頭部20Aとの接続部は適宜な
曲率で以て面取りされている。また、小径部28aは、
頭部20A側が大径となるテーパ部とされる。
例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る締結
釘を車輌用灯具に適用した場合の実施例を示す打ち込み
前の状態を示す断面図、図2は図1のA部拡大断面図で
ある。図中図4と同一構成部品のものに対しては同一符
号を以て示し、その説明を省略する。本実施例において
、締結釘20は、ステンレス、鉄等によって製作されて
おり、頭部20Aと、釘本体20Bとを備えている。 頭部20Aは、外径が5.5mmφ、高さが1mmで、
上記した従来の釘9の頭部9Aに比べて大きな外径を有
し、また頭頂面aの中央には肉盗み部21が形成されて
いる。肉盗み部21の直径は、4mmφ程度とされる。 釘本体20Bは、長さが8mmで、先端部が釘打ち込み
用凹部5と略同形の円錐部22とされ、中央にM1.4
、P=0.5、長さ3.6mm程度の雄ねじ23が形成
されている。円錐部22の頂角は60°で、先端が球面
状に面取りされている。雄ねじ部23は、図2に示すよ
うに左右非対称な台形状のねじ山25で構成されるもの
で、ねじ山25の挿入側斜面、すなわち釘先端側斜面2
5aの傾斜角度αが30°、反挿入側斜面(頭部側斜面
)25bの傾斜角度βが15°とされる。また、ねじ山
25の谷径は、一般のメートルねじの谷径より若干大き
く設定されている。そして、ねじ山25の終点部は、応
力の集中を防止するため、ねじ山基部を曲面26にする
と共に、谷面27を頭部側が大径となるようテーパ面に
形成している。前記頭部20Aと雄ねじ部23間にはね
じ無し部20Cが設けられており、このねじ無し部20
Cは小径部28aと大径部28bとからなる異径部とさ
れ、その段差部および、頭部20Aとの接続部は適宜な
曲率で以て面取りされている。また、小径部28aは、
頭部20A側が大径となるテーパ部とされる。
【0009】前面レンズ6のシール脚7の内側面先端部
には釘用下孔10に連通する切欠部29が形成されてい
る。この場合、切欠部29はシール脚7の内側面に限ら
ず、外側面であってもよく、また内、外側面に形成され
るものであってもよい。
には釘用下孔10に連通する切欠部29が形成されてい
る。この場合、切欠部29はシール脚7の内側面に限ら
ず、外側面であってもよく、また内、外側面に形成され
るものであってもよい。
【0010】締結釘20の打ち込みに際しては、釘20
の頭部20Aをホーン14の凹部16に嵌合して円錐部
22を釘打ち込み用凹部5に差込み、しかる後ホーン1
4を所定周波数により加振しながらガイド15に沿って
前進移動させ釘用下孔10に圧入する。
の頭部20Aをホーン14の凹部16に嵌合して円錐部
22を釘打ち込み用凹部5に差込み、しかる後ホーン1
4を所定周波数により加振しながらガイド15に沿って
前進移動させ釘用下孔10に圧入する。
【0011】かくしてこのような構成からなる締結釘2
0にあっては、頭部20Aの外径を従来より大きく設定
すると共に、頭頂面aの中央に肉盗み部21を設け、頭
頂面外周部のみをホーン14の凹部16の底面に接触さ
せるようにしたので、頭頂面aと凹部底面の平滑度が多
少悪くても釘20の安定性がよく、打ち込み時にぐらつ
いたりせず真っ直ぐに打ち込むことができる。また、釘
20の先端に設けられた円錐部22は、釘打ち込み用凹
部5に挿入されることにより、釘20の斜め打ち込みを
防止すると共に、打ち込み時の抵抗が少なく、小さな押
圧力にて打ち込むことができる。雄ねじ部23は、ねじ
山25の挿入側斜面25aが反挿入側斜面25bより小
さな傾斜角度とされているため、打ち込みを容易にし、
抜け難くする。さらに、雄ねじ部23は、谷径が一般の
メートルねじより大きく、しかも終点部のねじ山基部を
曲面26にして応力の集中を防止しているので、打ち込
み時に雄ねじ部23が折れたりすることがない。さらに
また、ねじ無し部20Cを小径部28aと大径部28b
とからなる異径部とし、その段差部および頭部20Aと
の接続部を適宜な曲率で以て面取りしているので、頭部
20Aとねじ無し部20Cとの接続部に応力が集中する
こともなく、打ち込み時の頭部20Aの折損をも防止す
ることができる。釘20を釘用下孔10に打ち込むと、
釘20の打ち込みによって貫通孔となった釘打ち込み用
凹部5から釘用下孔10内の接着剤4が漏れる虞れがあ
るが、シール脚7の内側面に切欠部29を設けておくと
、釘用下孔10内の接着剤4は釘20によって切欠部2
9からシール溝3内に押し出されるため、前記釘打ち込
み用凹部5から漏れる接着剤4の量を少なくすることが
できる。したがって、釘20を安定且つ確実に打ち込む
ことができ、灯具ボデイ1と前面レンズ6の機械的締結
固定の信頼性を向上させることができる。なお、釘20
をステンレス、鉄等によって製作しているので、機械的
強度が大きく、一層頭部20A、雄ねじ部20Bの折損
事故を防止することができる。
0にあっては、頭部20Aの外径を従来より大きく設定
すると共に、頭頂面aの中央に肉盗み部21を設け、頭
頂面外周部のみをホーン14の凹部16の底面に接触さ
せるようにしたので、頭頂面aと凹部底面の平滑度が多
少悪くても釘20の安定性がよく、打ち込み時にぐらつ
いたりせず真っ直ぐに打ち込むことができる。また、釘
20の先端に設けられた円錐部22は、釘打ち込み用凹
部5に挿入されることにより、釘20の斜め打ち込みを
防止すると共に、打ち込み時の抵抗が少なく、小さな押
圧力にて打ち込むことができる。雄ねじ部23は、ねじ
山25の挿入側斜面25aが反挿入側斜面25bより小
さな傾斜角度とされているため、打ち込みを容易にし、
抜け難くする。さらに、雄ねじ部23は、谷径が一般の
メートルねじより大きく、しかも終点部のねじ山基部を
曲面26にして応力の集中を防止しているので、打ち込
み時に雄ねじ部23が折れたりすることがない。さらに
また、ねじ無し部20Cを小径部28aと大径部28b
とからなる異径部とし、その段差部および頭部20Aと
の接続部を適宜な曲率で以て面取りしているので、頭部
20Aとねじ無し部20Cとの接続部に応力が集中する
こともなく、打ち込み時の頭部20Aの折損をも防止す
ることができる。釘20を釘用下孔10に打ち込むと、
釘20の打ち込みによって貫通孔となった釘打ち込み用
凹部5から釘用下孔10内の接着剤4が漏れる虞れがあ
るが、シール脚7の内側面に切欠部29を設けておくと
、釘用下孔10内の接着剤4は釘20によって切欠部2
9からシール溝3内に押し出されるため、前記釘打ち込
み用凹部5から漏れる接着剤4の量を少なくすることが
できる。したがって、釘20を安定且つ確実に打ち込む
ことができ、灯具ボデイ1と前面レンズ6の機械的締結
固定の信頼性を向上させることができる。なお、釘20
をステンレス、鉄等によって製作しているので、機械的
強度が大きく、一層頭部20A、雄ねじ部20Bの折損
事故を防止することができる。
【0012】図3(a)、(b)、(c) はそれぞれ
肉盗み部の他の実施例を示す断面図である。同図(a)
は、頭部20Aの頭頂面aの中央に開口端の内径が奥
行き寸法より小さい楕円形の凹部からなる肉盗み部21
を凹設し、これに嵌合する楕円形の突部30をホーン1
4の凹部16の内底面中央に突設した例、同図(b)
は開口端側が円形で内奥部が円錐形の凹部からなる肉盗
み部21を頭頂面aの中央に設け、ホーン14の凹部1
6の内底面中央に前記肉盗み部21に嵌合する略同形の
突部31を突設した例、同図(c)は頭頂面aの中央に
深さ方向全長に亙って同一の内径有する円形の凹部から
なる肉盗み部21を形成し、その内底面に柱状突部32
を一体に突設し、この柱状突起32をホーン14の凹部
16の内底面中央に形成した挿通孔33に嵌合すると共
に、この挿通孔33と同心に突設された円筒状突部34
を前記肉盗み部21に嵌合させるようにしたものである
。このような構成においては、突部30、31、32、
34が釘20の倒れを防止するため、より確実に打ち込
むことができるものである。
肉盗み部の他の実施例を示す断面図である。同図(a)
は、頭部20Aの頭頂面aの中央に開口端の内径が奥
行き寸法より小さい楕円形の凹部からなる肉盗み部21
を凹設し、これに嵌合する楕円形の突部30をホーン1
4の凹部16の内底面中央に突設した例、同図(b)
は開口端側が円形で内奥部が円錐形の凹部からなる肉盗
み部21を頭頂面aの中央に設け、ホーン14の凹部1
6の内底面中央に前記肉盗み部21に嵌合する略同形の
突部31を突設した例、同図(c)は頭頂面aの中央に
深さ方向全長に亙って同一の内径有する円形の凹部から
なる肉盗み部21を形成し、その内底面に柱状突部32
を一体に突設し、この柱状突起32をホーン14の凹部
16の内底面中央に形成した挿通孔33に嵌合すると共
に、この挿通孔33と同心に突設された円筒状突部34
を前記肉盗み部21に嵌合させるようにしたものである
。このような構成においては、突部30、31、32、
34が釘20の倒れを防止するため、より確実に打ち込
むことができるものである。
【0013】なお、上記実施例はいずれも車輌用灯具に
適用した場合について説明したが、本発明はこれに特定
されることなく熱可遡性樹脂からなる各種部品の機械的
締結に実施し得るものである。
適用した場合について説明したが、本発明はこれに特定
されることなく熱可遡性樹脂からなる各種部品の機械的
締結に実施し得るものである。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る締結釘
の構造にあっては、頭部の頭頂面中央に肉盗み部を設け
たので、超音波振動装置によって釘を打ち込む際、ホー
ンに対して釘を安定にセットすることができる。したが
って、傾いたりすることなく真っ直ぐに打ち込むことが
でき、また、真っ直ぐに打ち込めれば釘の折損事故も軽
減防止することができる。
の構造にあっては、頭部の頭頂面中央に肉盗み部を設け
たので、超音波振動装置によって釘を打ち込む際、ホー
ンに対して釘を安定にセットすることができる。したが
って、傾いたりすることなく真っ直ぐに打ち込むことが
でき、また、真っ直ぐに打ち込めれば釘の折損事故も軽
減防止することができる。
【図1】本発明に係る締結釘を車輌用灯具に適用した場
合の実施例を示す打ち込み前の状態を示す断面図である
。
合の実施例を示す打ち込み前の状態を示す断面図である
。
【図2】図1のA部拡大断面図である。
【図3】(a)、(b)、(c) はそれぞれ肉盗み部
の他の実施例を示す断面図である。
の他の実施例を示す断面図である。
【図4】従来の灯具ボデイと前面レンズの締結固定を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】釘の他の従来例を示す図である。
【図6】(a)、(b) 、(c)は従来構造による欠
点を説明するための図である。
点を説明するための図である。
1 灯具ボデイ
2 レンズ取付部
3 シール溝
4 接着剤
5 釘打ち込み用凹部
6 前面レンズ
7 シール脚
9 締結釘
12 超音波振動装置
20 締結釘
20A 頭部
20B 釘本体
21 肉盗み部
Claims (1)
- 【請求項1】 熱可遡性樹脂からなる2部材に超音波
振動装置によって圧入される締結釘において、前記釘の
頭頂面中央部に肉盗み部を設けたことを特徴とする締結
釘の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16749191A JPH04366008A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 灯具ボデイとレンズの結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16749191A JPH04366008A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 灯具ボデイとレンズの結合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04366008A true JPH04366008A (ja) | 1992-12-17 |
Family
ID=15850669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16749191A Pending JPH04366008A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 灯具ボデイとレンズの結合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04366008A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9953210B1 (en) | 2017-05-30 | 2018-04-24 | Gatekeeper Inc. | Apparatus, systems and methods for improved facial detection and recognition in vehicle inspection security systems |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5720890U (ja) * | 1980-07-11 | 1982-02-03 | ||
JPS6154606B2 (ja) * | 1981-05-27 | 1986-11-22 | Isuzu Motors Ltd |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP16749191A patent/JPH04366008A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5720890U (ja) * | 1980-07-11 | 1982-02-03 | ||
JPS6154606B2 (ja) * | 1981-05-27 | 1986-11-22 | Isuzu Motors Ltd |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9953210B1 (en) | 2017-05-30 | 2018-04-24 | Gatekeeper Inc. | Apparatus, systems and methods for improved facial detection and recognition in vehicle inspection security systems |
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