JPH0436400A

JPH0436400A - ゼオライト含有液体洗浄剤組成物

Info

Publication number: JPH0436400A
Application number: JP2143472A
Authority: JP
Inventors: Shigeru Yanaha; 矢名葉　滋; Masataka Shiobara; 塩原　正隆; Koji Masamizu; 正水　孝二
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1990-06-01
Filing date: 1990-06-01
Publication date: 1992-02-06
Anticipated expiration: 2013-09-10
Also published as: EP0459077A1; US5182044A; JP2796535B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】梁上の利　　野本発明はゼオライトビルダーを安定に分散して含有する
液体洗浄剤組成物に関する。

灸末夙技豊従来から、衣料用の洗剤としては、液体洗剤と粉末洗剤
とが用いられてきた。中でも液体洗剤は、使用時に計量
し易い、衣類の汚れた部分に直接塗布して洗浄できる、
粉末洗剤のように粉が舞って′むせる″ことがない等の
優れた性質を有している。

しかし、一方において液体洗剤は、相分離を起こすなど
系が不均一になり易いという問題があった。

例えば、液体洗剤は粒状洗剤と違って、アルカリビルダ
ーとして炭酸ナトリウムや珪酸ナトリウムのような強電
解質を添加すると、界面活性剤が塩析して系から分離し
てしまう。そこでこれを防止するために、アルカノール
アミンのような有機アルカリが主として使用されている
。

また、粒状洗剤ではＣａイオン捕捉ビルダーとして、リ
ン酸塩の閉鎖水域での富栄養化の問題から、ゼオライト
が使用されるようになってきている。しかし、このゼオ
ライトは水不溶性の固体であり、液体洗剤中に添加する
と沈降してしまい、安定に分散配合することは難しかっ
た。

さらにＣａイオン捕捉ビルダーとしてポリアクリル酸誘
導体やクエン酸などのような有機ビルダーも使用される
が、これらを液体洗剤中に、充分な効果を示すに足る量
で添加すると系の粘度が上昇したり、相が分離してしま
うという問題があった。

しかし、高い洗浄力を達成する為にはＣａイオン捕捉ビ
ルダーの添加は必須である。そこで、価格的にも安価な
ゼオライトを液中に安定に分散する試みが行なわれてい
る。例えば特開昭５８−１４５７９４号公報では、意識
的に界面活性剤水溶液中に電解質を加えて液晶を形成さ
せ、ゼオライト等の固体粒子を分散安定化することが試
みられている。しかし、この分散系では界面活性剤が塩
析されるため、系の粘度が著しく高くなり、使用性が良
好ではなかった。

明が　　しようとする課本発明は、ゼオライトを含むことにより優れた洗浄力を
示し、かつこれを高温に長期間保存した場合にも系の相
分離を生じることの無い安定な液体洗浄剤組成物を提供
するものである。

見所勿豊底本発明のゼオライト含有液体洗浄剤組成物は。

以下の（ａ）　、　（ｂ）および（ｃ）成分を含有する
ことを特徴とする。

（ａ）アニオン界面活性剤：５〜５０重量％。

（ｂ）ゼオライト：３〜３０重量％。

（ｃ）下記一般式（１）、（ＩＩ　），（ＩＩＩ）で示
される共重合成分を含み、共重合比が重量比でＱ　／ｍ
＝　２／８〜８／２、ｎ／（ｌ　＋ｍ＋ｎ）＝１１５０
〜２０１５０の範囲にある共重合高分子＝０．１〜５重
量％。

Ｒ工＋ＣＨ２−Ｃ−ｈ　　　　　　　　　・・・（１）ＯＯ
Ｍ十ＣＨ２−Ｃ−トヨ・・・（ＩＩ）０ＯＲ４＋ＣＨ２−Ｃ−ト　　　　　　　　　・・・（ｍ）ＣＯ
ＯＲ。

（式中の記号は、以下のものを示すＲ，、Ｒ２，Ｒ，：水素またはメチル基間：水素または
塩Ｒ４＝メチル基またはエチル基Ｒ５：炭素数３〜２４のアルキル基またはアルケニル基
）以下、本発明についてさらに詳細に説明する。

（ａ）成分のアニオン界面活性剤の具体例としては、以
下のものが例示され、これらは単独でまたは併用して用
いられる。また、アニオン界面活性剤の塩としてはナト
リウム塩、カリウム塩、アルカノールアミン塩などが用
いられる。

１）炭素数８〜１６のアルキル基を有する直鎖アルキル
ベンゼンスルフォン酸塩２）炭素数１０〜２０のアルキル硫酸塩３）炭素数１０
〜２０のオレフィンスルフォン酸塩４）炭素数１０〜２０のアルカンスルフォン酸塩５）　
炭素数１０〜２０の直鎖または分岐鎖のアルキル基もし
くはアルケニル基を有し、平均０．５〜８モルのエチレ
ンオキサイドを付加したアルキルエーテル硫酸塩または
アルケニルエーテル硫酸塩（ａ）アニオン界面活性剤は、洗浄剤組成物中に５〜５
０重量％、好ましくは１５〜３０重量％配合される。配
合量が５重量％未満では十分な洗浄力が得られず、一方
、５０重量％を超えると液性が不安定となる。

本発明の液体洗浄剤組成物では、（、）アニオン界面活
性剤に加え、他の界面活性剤、すなわち両性界面活性剤
、半極性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界
面活性剤を併用することもできる。この場合に、（アニ
オン界面活性剤）＝（その他の界面活性剤）の重量比で
１：３以上に、その他の界面活性剤を配合することは好
ましくない。

（ｂ）ゼオライトとしては下記の一般式（ＩＶ）で示さ
れるものが好適に用いられる。

ｎ（Ｎ　ａ　２０　）　・（Ａ　ｌ　□Ｏ−）　・、（
Ｓ　ｘ　Ｏ２）　　　・・・（ＩＶ）ここで、ｎが０．
５〜２．０、ｍが１〜１０のものが好適であり、好まし
くはｎが０゜７〜１．３、ｍが１〜４である。結晶化率
は０〜１００％のものが使用でき、通常は７０％以上の
ものを使用するが、粒径の細かいものを作成するために
、０〜３０％程度のものを使用することもできる。また
、イオン交換能としては、少なくとも１２０ｍｇＣａ　
ＣＯａ　／　１　ｇ　（乾燥物基準）のものが適当であ
り、好ましくはＡ型ゼオライトである。粒径は洗浄力、
分散安定性の面から５μ閣以下、好ましくは２μ閣以下
にすることが望ましい。

（ｂ）ゼオライトは、組成物中に１〜３０重量％、好ま
しくは５〜２５重量％配合される。配合量が１重量％未
満では十分な洗浄力が得られず、方、３０重量％を超え
ると組成物の粘度が高くなり好ましくない。

（Ｃ）成分の共重合高分子は、前述のように共重合成分
として、一般式（１）で表わされる（メタ）アクリル酸
またはその塩、一般式（ＩＩ）で表わされる（メタ）ア
クリル酸メチルまたはエチルエステル、および一般式（
ｍ）で表わされる（メタ）アクリル酸Ｃ３〜２４アルキ
ルまたはアルケニルエステルを含む。

ここで、（メタ）アクリル酸塩におけるＭの塩としては
、Ｎａ、に、Ｌｉのようなアルカリ金属塩、Ｍｇ、ＣＢ
のようなアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、モノエ
タノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノール
アミンといったアルカノールアミン塩が含まれる。

また、（メタ）アクリル酸Ｃ１−２４アルキルまたはア
ルケニルエステルにおけるＲ５としては、ｎ−プロピル
基、ｉ−プロピル基、ｎ−ブチル基、ｉ−ブチル基、ｔ
−ブチル基、２−エチルヘキシル基、ラウリル基、ミリ
スチル基、パルミチル基、ステアリル基、アラキル基、
ベヘニル基、リグノセリル基やシクロヘキシル基等が使
用できる。そのほか、ドパノックス、ダイヤドール、ド
パノール、ネオドール、タージトール等の商品名で市販
されている、分岐アルキル基を持つ合成アルコールを用
いるエステル化によってＲｓを導入することもできる。

本発明の（ｃ）共重合高分子における３つの共重合成分
の共重合比は、重量比で以下の通りであり、この範囲外
ではゼオライトの分散安定性を十分に改善することがで
きない。

ρ／層＝２／８〜８／２ｎ／（Ｑ十ｍ＋ｎ）＝１１５０−２０１５０また、（ｃ
）共重合高分子の分子量は、重量平均分子量としては、
分散安定性の改善効果の観点から、１０万以上が好まし
く、より好ましくは３０万以上である。

（ｃ）共重合高分子は、上記の如き３つの共重合成分（
３元共重合高分子とよぶ）が必須であるが、この３元共
重合高分子が構造単位に存在していれば、共重合成分を
増して、４元共重合高分子、５元共重合高分子としてい
くこともできる。このような共重合成分としては、Ｎ−
ピロリドン、アクリルアミド、ヒドロキシエチルアクリ
レートおよびメタクリレート、ポリエチレングリコール
モノアクリレートおよびモノメタクリレート、ポリプロ
ピレングリコールモノアクリレートおよびモノメタクリ
レート等や、アクリロニトリル、スチレン、ビニルアセ
テート、ジメチルアミノエチルアクリルアミドおよびメ
タクリルアミド、グリシジルメタクリレート、アリルス
ルフォン酸、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸
等がある。これらの共重合成分は、（ｃ）共重合高分子
中の３０重量％以下であることが好ましい。

（ｃ）成分の共重合高分子は、組成物中に０．１〜５重
量％、好ましくは０．５〜２重量％配合される。配合量
が０．１重量％未満では分散安定性を改善できず、一方
、５重量％を超えて配合すると組成物の粘度が高くなり
すぎてしまう。

本発明の組成物中には、上記必須成分の他に、必要によ
りアルカリビルダー、キレートビルダー、ハイドロトロ
ープ剤、再汚染防止剤、蛍光剤、酵素、香料等の常用成
分を配合することもできる。

１月Ｉす１果本発明によれば、特定の共重合高分子を配合することに
より、アニオン界面活性剤を含む液体洗浄剤組成物中に
ゼオライトを長期間安定に分散することができ、しかも
、保存環境が高温の厳しい条件下においても、優れた保
存安定性が得られる。

以下、実施例により本発明の効果を具体的に説明するが
、これに先立って実施例で用いた評価方法を説明する。

（１）保存安定性の評価方法１００ｃｃのポリスチレン容器に、各組成物を約７０ｗ
ａ　Ｑとり、２５℃または４５℃で４週間静置保存し、
以下の判定基準で評価した。

基Ｏ・・・上層分離率５ｖｏ１％以下Ｏ・・・上層分離率５〜１０ｖｏ１％Ｘ・・・上　　　　１０ｖｏ１％より大実施例１以下に示す組成の各液体洗浄剤組成物を調製し、２５℃
および４５℃における保存安定性を評価し、その結果を
表＝１に示した。

（以下余白） −１ぼり劃− アニオン界面活性剤　　　　　　　　　　１７〜２２ｖ
ｔ％（種類および配合量は表−１に記載）共重合高分子　　　　　　　　　　　　０．５〜１．３
ｗｔ％（種類および配合量は表−１に記載）ゼオライト　　　　　　　　　　　　　　　８〜１８ｖ
ｔ％（配合量は表−１に記載）ジェタノールアミン　　　　　　　　　　　　　１０ｗ
ｔ％バラトルエンスルフォン酸　　　　　　　　　２ｖ
ｔ％蛍光剤　　　　　　　　　　　　　　　　　０．１
７ｖｔ％ポリエチレングリコール（平均分子量１０００
）　　　１ｗｔ％酵素　　　　　　　　０．５ｗｔ％香料　　　　　　　　０．２ｖｔ％水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バランス（
以下余白）実施例２メタクリル酸／アクリル酸二チル／アクリル酸ｎ−ブチ
ル骨格にさらにアクリルアミドが共重合した形の４元共
重合高分子を用い、以下に示す組成の液体洗浄剤組成物
を調製し、４５℃における保存安定性を評価したところ
、Ｏ（上層分離率５ν０１％以下）であった。

Claims

【特許請求の範囲】１、（ａ）アニオン界面活性剤：５〜５０重量％。（ｂ）ゼオライト：３〜３０重量％、（ｃ）下記一般式（ I ），（II），（III）で示される
共重合成分を含み、共重合比が重量比でｌ／ｍ＝２／８〜８／２、ｎ／（ｌ＋ｍ＋ｎ）＝１／５
０〜２０／５０の範囲にある共重合高分子：０．１〜５
重量％ ▲数式、化学式、表等があります▼・・・（ I ） ▲数式、化学式、表等があります▼・・・（II） ▲数式、化学式、表等があります▼・・・（III）（式中の記号は、以下のものを示すＲ＿１，Ｒ＿２，Ｒ＿３：水素またはメチル基Ｍ：水素
または塩Ｒ＿４：メチル基またはエチル基Ｒ＿５：炭素数３〜２４のアルキル基またはアルケニル基）を含むことを特徴とするゼオライト含有液体洗浄剤組成
物。