JPH04363797A - 通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、監視センターから電話
回線を介してデータを受信する通信装置に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の通信装置として図４に示
すものがある。図４において、１はリレー２とコンデン
サ３からなる着信検出回路、４はＣＰＵ、５は回線閉結
並びにダイヤルパルス発生用リレーで、接点５ａを有す
る。６はトランス、７は制御対象設備へ制御出力を送出
するためのリレーで、接点７ａを有する。

【０００３】次に、上記構成に係る動作を図５に示すフ
ローチャートを参照して説明する。監視センターから通
信装置の電話回線に着信（電話がかかってくる）すると
、着信検出回路１のリレー２がコンデンサ３を介してオ
ンされる。ＣＰＵ４はリレー２の接点２ａのオンを検知
すると（Ｓ５１）、リレー５をオンし、その接点５ａを
オンすることにより、電話回線を閉結する（Ｓ５２）。 その後、ＣＰＵ４は、監視センターから送信される制御
出力指令データをトランス６を介して受信すると（Ｓ５
３）、リレー７をオンし、その接点７ａのオン信号によ
り制御対象例えば空調設備をオン制御する（Ｓ５４）。 その後、ＣＰＵ４はリレー５をオフし電話回線を切断し
処理を終了する（Ｓ５５）。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の通信装置は以上
のように構成されているので、監視センターから電話回
線を介して空調設備等をオン制御できるが、制御出力の
送出後、制御対象設備が正常に動作しているか否かの判
定が困難であった。

【０００５】本発明は、上記のような従来例における問
題点を解消するためになされたもので、制御対象の動作
確認を容易かつ安価に実現できる通信装置を提供するも
のである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】第１発明に係る通信装置
は、監視センターから電話回線を介して制御出力送出指
令のデータを受信して制御対象設備を制御する通信装置
において、制御対象に制御出力を送出する制御出力手段
と、応答検知用のタイマと、制御出力の送出後、上記タ
イマがカウントオーバーするまでに制御対象からの応答
入力が検知されないときにその旨を監視センターへ伝送
する制御手段とを備えたものである。

【０００７】また、第２発明に係る通信装置は、監視セ
ンターから電話回線を介して制御出力送出指令のデータ
を受信して制御対象設備を制御する通信装置において、
制御対象に制御出力を送出する制御出力手段と、応答検
知用のタイマと、制御出力送出指令のデータ受信後、電
話回線を切断し、制御出力手段のオン後、タイマのカウ
ントオーバーまでに応答入力を検知しないとき、監視セ
ンターへ発信しその旨をデータ伝送する制御手段を備え
たものである。

【０００８】

【作用】第１発明においては、監視センターからの制御
出力送出指令を受信して制御対象への制御出力送出後、
応答検知用のタイマのタイムアップ以内に制御対象から
の応答入力が検知されない時は、制御手段によって異常
発生のデータを監視センターへ送出する。

【０００９】また、第２発明においては、監視センター
からの制御出力送出指令の受信後、一旦電話回線をオフ
した後、上記応答入力を検知したときのみ監視センター
へ発報する。

【００１０】

【実施例】

実施例１．以下、本発明の実施例を図４と同一部分は同
一符号を付して示す図１に基づいて説明する。図１にお
いて、新たな構成として、８は制御対象への制御出力の
送出とともに動作を開始する応答検知用タイマ、９は制
御対象の動作開始入力を示し、ＣＰＵ４は、制御対象へ
の制御出力の送出とともにタイマ８を動作させ、タイマ
８の設定時間以内に制御対象からの動作開始の応答入力
９がない時には制御対象の設備異常を監視センターにデ
ータ伝送するようになっている。

【００１１】次に、上記構成に係る動作について図２に
示すフローチャートを参照して説明する。従来例と同様
にして、ＣＰＵ４が制御指令を受信すると、制御出力７
をオンするとともに応答監視タイマ８をセットする（Ｓ
２１〜Ｓ２４）。応答監視タイマ８がタイムアウトする
迄例えばＴ１　＝１分以内に制御対象設備が正常に動作
開始すると、応答入力９がオンし、これをＣＰＵ４が検
知するとリレー５をオフし処理を終了する（Ｓ２５〜Ｓ
２９）。

【００１２】一方、応答監視タイマ８がタイマアウトす
る迄、例えばＴ１＝１分経過後も上記応答入力９がオン
していない場合は、設備が正常動作に入らなかったもの
としてＣＰＵ４は設備異常と判断し監視センターへ異常
発生の旨をデータ伝送する。その後リレー５をオフし処
理を終了する（Ｓ２５〜Ｓ２８）。

【００１３】実施例２．次に、実施例２の制御動作につ
いて図３に示すフローチャートを参照して説明する。従
来例と同様に、制御指令を受信すると（Ｓ３１〜Ｓ３３
）、ＣＰＵ４はリレー５をオフして電話回線を切断し、
制御出力リレー７をオンするとともにタイマ８をセット
する（Ｓ３４，Ｓ３５）。そして、タイマ８のタイムオ
ーバー以内例えば１分以内に応答入力９のオンを検知し
た場合は処理を終了する（Ｓ３６，Ｓ３７）。一方、タ
イムオーバー時に（１分後に）応答入力９のオンを検知
しないときは、リレー５をオンし一定時間（例えば約２
秒）後に監視センターの電話番号に相当する回数だけリ
レー５をオンオフし、ダイヤルパルスを送出する。監視
センターと接続後、異常発生の旨をデータ伝送し、リレ
ー５をオフして処理を終了する（Ｓ３６〜Ｓ４１）。

【００１４】実施例３．なお、上記実施例において、制
御対象への制御出力は複数あっても良く、また、各制御
出力毎に設定可能なタイマを設けても良い。

【００１５】実施例４．また、上記実施例は通信装置か
ら直接制御出力を出したが、制御出力を持つ独立したコ
ントローラを設け、通信装置とコントローラ間を伝送で
結び、上述した実施例１，２，３を実現しても良い。

【００１６】

【発明の効果】以上のように、第１発明によれば、監視
センターからの制御出力送出指令を受信して制御対象へ
の制御出力送出後、応答検知用のタイマのタイムアップ
以内に制御対象からの応答入力が検知されない時は、制
御手段によって異常発生のデータを監視センターへ送出
するようにしたので、遠隔の監視センターで制御した設
備が正常に動作開始したか否かを簡単に判定できる。

【００１７】また、第２発明によれば、制御設備の正常
動作開始迄の時間を待つことなく、異常発生時のみ監視
センターへ通報するようにしたので、回線使用料を極め
て低く抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係る回路構成図である。

【図２】実施例１に係るフローチャートである。

【図３】実施例２に係るフローチャートである。

【図４】従来例の回路構成図である。

【図５】従来例のフローチャートである。

【符号の説明】

１　　　　着信検出回路 ４　　　　ＣＰＵ ５　　　　リレー ７　　　　制御対象設備への制御出力送出用リレー８　
　　　タイマ ９　　　　応答入力

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　監視センターから電話回線を介して制
   御出力送出指令のデータを受信して制御対象設備を制御
   する通信装置において、制御対象に制御出力を送出する
   制御出力手段と、応答検知用のタイマと、制御出力の送
   出後、上記タイマがカウントオーバーするまでに制御対
   象からの応答入力が検知されないときにその旨を監視セ
   ンターへ伝送する制御手段とを備えたことを特徴とする
   通信装置。
2. 【請求項２】　　監視センターから電話回線を介して制
   御出力送出指令のデータを受信して制御対象設備を制御
   する通信装置において、制御対象に制御出力を送出する
   制御出力手段と、応答検知用のタイマと、制御出力送出
   指令のデータ受信後、電話回線を切断し、制御出力手段
   のオン後、タイマのカウントオーバーまでに応答入力を
   検知しないとき、監視センターへ発信しその旨をデータ
   伝送する制御手段を備えたことを特徴とする通信装置。