JPH04363528A - 加湿装置 - Google Patents

加湿装置

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JPH04363528A
JPH04363528A JP13795791A JP13795791A JPH04363528A JP H04363528 A JPH04363528 A JP H04363528A JP 13795791 A JP13795791 A JP 13795791A JP 13795791 A JP13795791 A JP 13795791A JP H04363528 A JPH04363528 A JP H04363528A
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JP
Japan
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water
moisture
medium member
evaporation medium
humidifying device
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Withdrawn
Application number
JP13795791A
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English (en)
Inventor
Tatsu Sawairi
澤入 龍
Zenji Urata
浦田 善次
Kiyoshi Sawairi
澤入 精
Hikari Sawairi
澤入 光
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MEMO RAIDAA HANBAI KK
Original Assignee
MEMO RAIDAA HANBAI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、箱体内等の密閉空間を
加湿する加湿装置に関し、特に、その水分の供給手段及
び気化手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加湿方法として、超音波
振動のエネルギーにより水蒸気を発生させて加湿する方
式、ヒータの熱エネルギーにより水蒸気を発生させて加
湿する方式、遠心力を利用して水蒸気を発生させて加湿
する方式等が一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
加湿方式では、気化した水蒸気の粒子が大きいので、加
湿による水滴ができ易く、被加湿物表面を局部的に濡ら
してしまう欠点がある。従って、これらの方法により加
湿することで湿度をコントロールしても、湿度変化が大
きく、また、湿気を作る装置が複雑なために高価になり
易く、貯水タンク等の関係から装置全体が大きくなり、
ひいては重さの問題や設置場所が限定されるという問題
がある。さらに、貯水タンク内の水を排出するにはタン
クを取り出すこと等をしなければ排出できない。また、
ヒーター加熱方式の加湿装置では、水蒸気の温度が高温
となるので、取扱いに注意を要する。また、水を直接飛
散させるために、加湿により水に含まれた物質が空気中
に飛散してクリーン度を下げるという問題もあった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、従来とは異なる新規な加湿装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の加湿装置では、水分蒸発媒体部材に間欠的
に送水するとともに、この水分蒸発媒体部材から空気の
流れを利用して水分を蒸発させるようにした。
【0006】具体的には、請求項1の発明では、加湿装
置は、水分を蒸発させる水分蒸発媒体部材と、該水分蒸
発媒体部材に間欠的に送水する送水手段と、上記水分蒸
発媒体部材に空気の流れを与える送風手段とを備えた構
成とする。
【0007】請求項2の発明では、上記送風手段は箱体
内で空気を循環させる空気循環機で構成され、水分蒸発
媒体部材は、吸水性を有する繊維からなるシート状のも
ので、金網等の保持部材に保持逸れて上記空気循環機の
風道に設置されている構成とする。
【0008】請求項3の発明では、上記送水手段は、水
分蒸発媒体部材に送水パイプを介して送水する送水ポン
プと、箱体内の湿度を検出する湿度検出手段と、水分蒸
発媒体部材の乾燥度合を検出する乾燥度検出手段と、タ
イマにて設定された一定時間毎に、上記湿度検出手段に
よる湿度及び乾燥度検出手段による水分蒸発媒体部材の
乾燥度合を判定し、湿度が設定値よりも低くかつ水分蒸
発媒体部材が乾燥している条件が成立したときに送水ポ
ンプに通電する加湿指令手段とを有している構成とする
【0009】請求項4の発明では、送水手段は、箱体内
で除湿により集められた結露水、又は箱体外部より供給
される水を間欠的に送給するように構成する。
【0010】請求項5の発明では、水分蒸発媒体部材に
間欠的に送水する送水手段は、送水パイプの出口部内に
水の流れ方向に間隔をあけて対向配置されパイプ内で水
に触れてそれを感知する1対の液体通過感知電極を有し
、この液体通過感知電極が水を感知したときに送水を休
止させるように構成されている。
【0011】請求項6の発明では、水分蒸発媒体部材を
保持する保持部材は金属材料からなり、この保持部材に
一方の液体通過感知電極が導通され、該一方の液体通過
感知電極は送水パイプ内にパイプ内の水の流れに触れる
ように配置されている。
【0012】請求項7の発明では、乾燥度検出手段は、
送水パイプの出口近傍に水分蒸発媒体部材の一側面に接
して配置された第1の水分感知電極と、水分蒸発媒体部
材を他側面から保持する金網等の保持部材からなる第2
の水分感知電極とを有し、両電極間に介在される水分蒸
発媒体部材での水分を感知するように構成する。
【0013】請求項8の発明では、乾燥度検出手段は、
水分蒸発媒体部材の一側面に接した状態で互いに間隔を
あけて対向配置された1対の絶縁状態にした水分感知電
極を有し、両電極間に介在される水分蒸発媒体部材での
水分を感知するように構成する。
【0014】請求項9の発明では、第1の水分感知電極
の一部が送水パイプの出口部に水と接触可能に挿入され
て、第1の液体通過感知電極を構成している一方、送水
パイプ内には上記第1の液体通過感知電極と水の流れ方
向に所定の間隔をあけて第2の液体通過感知電極が挿入
されており、両液体通過感知電極が水を感知をしたとき
に送水を休止させるように構成する。
【0015】請求項10の発明では、送水パイプの出口
部を水の流出方向に向かって上向きになるように傾斜さ
せる。
【0016】請求項11の発明では、送水パイプは、上
流端が貯水タンクに浸漬される上流側部と、下流端が水
分蒸発媒体部材に接して配置される下流側部とに分割さ
れ、上記上流側部の下流端部は貯水タンク外に延出され
、その延出部には貯水タンク内の水位を検出する水位レ
ベル計が配設され、延出部の上端に上記下流側部の上流
端が着脱可能に接続されている構成とする。
【0017】請求項12の発明では、送水パイプの下流
側部を上流側部から抜去した状態で、湿度の設定値を湿
度検出手段により検出される箱体内の湿度よりも高い値
にセットして、送水ポンプへの通電を行うことで、貯水
タンク内の水を上記送水ポンプにて排水させるように構
成する。
【0018】請求項13の発明では、送水パイプの出口
部は先細りテーパ状に設けられ、該先細りテーパ部の直
上流側に隣接して、他の部分よりも大径の大径部を設け
る。
【0019】請求項14の発明では、液体通過感知電極
は、先端がパイプ内の水の流れ方向と逆向きに向くよう
に配置する。
【0020】請求項15の発明では、送水パイプの出口
に、外周に水の通路となる複数の凹溝を円周方向に並ん
で形成した拡散部材が装着されていることを特徴とする
【0021】請求項16の発明では、上記第1の水分感
知電極は、送水パイプの出口延長線上に水の流出方向に
沿って延びていることを特徴とする。
【0022】
【作用】請求項1の発明では、送水手段により間欠的に
送水される水分蒸発媒体部材に送風手段から空気の流れ
が与えられ、この空気の流れによって水分蒸発媒体部材
から水分を気化させるため、気化した水の粒子が小さく
なり、加湿むらが少なくなる。
【0023】請求項2の発明では、箱体内で空気を循環
させる空気循環機の風道に、吸水性を有する繊維からな
るシート状の水分蒸発媒体部材が設置されるので、この
湿った水分蒸発媒体部材により、静電気の発生をなくす
ことができるとともに、この水分蒸発媒体部材を定期的
に交換することで埃を集めるフィルターとして機能させ
ることができ、箱体内をクリーンにすることができる。
【0024】請求項3の発明では、加湿指令手段におい
て、タイマにて設定された一定時間毎に、湿度検出手段
より検出された湿度及び乾燥度検出手段による水分蒸発
媒体部材の乾燥度合が判定され、双方の条件が成立した
ときに送水ポンプに通電されて送水が行われる。このた
め、水分蒸発媒体部材の湿り具合を一定の時間毎に感知
しながら微量単位で送水し気化させるため、目標値に対
する加湿のし過ぎを防止できる。
【0025】請求項4の発明では、送水手段は、箱体内
で除湿により集められた結露水、又は箱体外部より供給
される水を間欠的に送給するように構成されているので
、加湿は箱体内の循環水でもでき、貯水タンク等を小型
化できる。そして、このように装置を小型化にすること
は軽量化にも繋がり、狭いスペースでも設置が可能で設
置場所が限定され難い。
【0026】請求項5の発明では、送水パイプの出口部
内に1対の液体通過感知電極が水の流れ方向に間隔をあ
けて対向配置され、この液体通過感知電極が水を感知を
したときに送水が停止されるので、間欠的な送水の休止
を簡単な構造で容易に行うことができる。
【0027】請求項6の発明では、水分蒸発媒体部材を
保持する保持部材は金属材料からなり、この保持部材に
一方の液体通過感知電極が導通されているので、液体通
過感知電極の水との接触構造及びその信号検知のための
経路が簡単に得られる。
【0028】請求項7の発明では、水分蒸発媒体部材の
両側に第1の水分感知電極と、水分蒸発媒体部材を保持
しかつ上記金網等の保持部材からなる第2の水分感知電
極とが配置されているので、この保持部材を一方の水分
感知電極として兼用し、部品点数を低減しながら、水分
蒸発媒体部材の水分を厚さ方向で検出することができる
【0029】請求項8の発明では、水分蒸発媒体部材の
一側面に接した状態で互いに間隔をあけて対向配置され
た1対の水分感知電極により、水分蒸発媒体部材での水
分を感知するので、水分蒸発媒体部材の表面に沿った方
向での乾燥度合を検出することができる。
【0030】請求項9の発明では、第1の水分感知電極
の一部が送水パイプの出口部に水と接触可能に挿入され
て、第1の液体通過感知電極を構成しているので、電極
部品を共用することができる。
【0031】請求項10の発明では、送水パイプの出口
部が水の流出方向に向かって上向きになるように傾斜し
ているので、送水後はパイプ内に空気が入って水位が下
がり、水が液体通過感知電極間に触れなくなり、高精度
な湿度コントロールをでき、しかも確実に両電極が液体
通過の有無の感知をすることができる。
【0032】請求項11の発明では、送水パイプが上流
側部と下流側部とに分割され、上流側部の下流端部は貯
水タンク外に延出されて、その延出部に貯水タンク内の
水位を検出する水位レベル計が配設されているので、水
位レベル計により貯水タンクにおける水量及び送水ポン
プによる送水を外部から容易に確認できる。また、上流
側部のタンク外延出部の上端に下流側部上流端が着脱可
能に接続されているので、この下流端部を取り外すこと
で、貯水タンクへの水の補給、排水を容易に行うことが
できる。
【0033】請求項12の発明では、上記請求項11の
発明と同様に、送水パイプにおいて上流側部の下流端部
と下流側部の上流端部とを引き抜き、この状態で、湿度
の設定値を湿度検出手段により検出される箱体内の湿度
よりも高い値にセットすると、連続的な加湿動作となり
、加湿指令回路が送水ポンプを作動させるので、貯水タ
ンクからの排水を電気的に簡易に行うことができる。
【0034】請求項13の発明では、送水パイプの出口
部は先細りテーパ状に設けられているので、送水時、水
の水圧によりパイプ内の空気が無くなり、バイプ内の両
液体通過感知電極間に水のみが触れて、水を確実に感知
することができる。しかも、この先細りテーパ部の直上
流側に隣接して大径部が設けられているので、この大径
部で水圧が下り、出口から出る水の流速が低くなり、水
分蒸発媒体部材に対する散水を微少量にできる。
【0035】請求項14の発明では、液体通過感知電極
は、先端がパイプ内の水の流れ方向と逆向きに向くよう
に配置されているので、水分蒸発媒体部材に対する散水
完了時、水はパイプ内でリード状にした電極を伝わって
上流方向に戻って行き、両電極間に跨がっての水の溜り
は生じ難くなり、液体通過の有無を感知した信号が確実
に得られる。
【0036】請求項15の発明では、送水パイプの出口
に、外周に水の通路となる複数の凹溝を円周方向に並ん
で形成した拡散部材が嵌合されているので、水はパイプ
の先端から拡散部材の凹溝を通ってパイプ径方向に広が
りながら出て、水分蒸発媒体部材に広い範囲で拡散でき
、水分感知電極による水分の感知が確実で、その上早く
なる。
【0037】請求項16の発明では、第1の水分感知電
極が、送水パイプの出口延長線上に水の流出方向に沿っ
て延びているので、水分蒸発媒体部材での水分を素早く
検出できる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0039】(実施例1)図1は本発明の実施例1に係
る加湿装置の全体構成図を示す。図において、1は常時
一定湿度の雰囲気が要求される被加湿物を収納するため
等に使用される密閉状の箱体で、その内部空間を設定湿
度に加湿コントロールするようになっている。尚、図示
しないが、この箱体1には加湿装置に加え、除湿装置が
付設されており、加湿装置による加湿コントロールに併
せて、除湿コントロールをも行い、これにより、より一
層高精度の湿度コントロールを実現するようになってい
る。
【0040】2は上記箱体1内に配置された脱脂したシ
ート状の綿製ガーゼ布からなる水分蒸発媒体部材、3は
該水分蒸発媒体部材2で蒸発させる水を溜める貯水タン
クで、この貯水タンク3と水分蒸発媒体部材2とは送水
ポンプ5を配置した送水パイプ6により接続されている
。上記貯水タンク3に溜められる水は、上記除湿装置の
除湿動作により生じた凝縮水である。尚、水を外部から
供給するようにしてもよい。
【0041】16は上記送水ポンプ5を作動させて水分
蒸発媒体部材2に送水するための制御回路で、この制御
回路16には、上記箱体1内の湿度を検出する湿度セン
サ20からの信号と、水分蒸発媒体部材2の水分を検出
する水分感知回路21からの信号とが入力されている。 上記水分感知回路21には、水分蒸発媒体部材2に配設
した第1及び第2の1対の水分感知電極22,24と、
送水パイプ6の出口部に水の流れ方向に対向して配置さ
れた第1及び第2の1対の液体通過感知電極23,25
とが接続されている。そして、この両水分感知電極22
,24間及び液体通過感知電極23,25間にそれぞれ
電源27からの直流電圧を印加することで、水分感知回
路21が水分感知電極22,24に水分蒸発媒体部材2
の水分を、また液体通過感知電極23,25に水の通過
をそれぞれ感知させ、水分感知電極22,24が水分蒸
発媒体部材2の水分を感知していないときには、水分感
知回路21から制御回路16に加湿指令信号を出す。 一方、湿度センサ20は箱体1内の湿度を測定してその
湿度が設定値よりも下がったときに加湿指令信号を出力
する。そして、制御回路16では水分蒸発媒体部材2に
対する加湿指令の有無を判定し、湿度センサ20からの
加湿指令及び水分感知回路21からの加湿指令の双方の
条件が成立しなければ、制御回路16は送水ポンプ5を
停止保持するが、双方の条件が成立すると、送水ポンプ
5を作動させ、貯水タンク3から送水パイプ6を通して
水分蒸発媒体部材2に送水し、水分蒸発媒体部材2にそ
のガーゼ布の毛細管現象によって全体的に拡散させると
ともに、この送水ポンプ5による送水開始後は、送水パ
イプ6出口近傍の液体通過感知電極23,25間に触れ
た水による導通抵抗の変化により水分感知回路21が加
湿指令を停止するように構成されている。
【0042】箱体1内において水分を気化させる部位の
構造を図2及び図3に示す。11は箱体1内で風道Wに
沿って空気を循環させる空気循環機で、この空気循環機
11の一側面(図2で左側の面)に2枚の水分蒸発媒体
部材2,2が重ね合わされた状態で風道Wを横切るよう
に配置されている。つまり、空気循環機11のケーシン
グに固定した矩形状の金属製金網保持枠12には、水分
蒸発媒体部材2,2を保持するための1対の金網からな
る第2の水分感知電極24,24が風道Wを横切るよう
に取付固定され、この両電極24,24の各々は金網保
持枠12ないし空気循環機11を介してアースされてい
る。両電極24,24間(金網間)には水分蒸発媒体部
材2,2が両者間に上記第1の水分感知電極22を配置
した状態で挟持されている。上記空気循環機11側(図
2で右側)の一方の電極24は、予め金網保持枠12に
一体的に固定されているのに対し、他方の電極24は、
一方の電極24との間に水分感知電極22及び水分蒸発
媒体部材2,2を介在させた後、金網保持枠12に取付
固定される。尚、空気循環機11の向きはどちらでも成
立する。
【0043】さらに、上記水分蒸発媒体部材2,2にお
いて水分を気化させる部分の詳細構造を図5に示す。電
極24,24としての金網を保持する金網保持枠12の
一側下部には出口側に向かって上向きに傾斜した送水パ
イプ6が導電材料からなる取付ビス9により固定されて
いる。この取付ビス9は図6に示す如く送水パイプ6を
直径方向に貫通して金網保持枠12に固定されている。 送水パイプ6内にはリード状に形成した第2の液体通過
感知電極25がパイプ6の中心線方向(パイプ6内の水
の流れる向き)に沿って挿入され、この電極は上記取付
ビス9において送水パイプ6内部分で接触しており、こ
の構造により第2の液体通過感知電極25は金網保持枠
12、つまり第2の水分感知電極24に導通されている
。このとき、送水パイプ6に取付ビス9を貫通させて締
めると、送水パイプ6が変形し、図6(a)に示すよう
にパイプ6内で水の流れる面積が減少したり、同図(b
)に示す如く変形したパイプ6の直径方向内周面同士が
密着したりして、液体通過感知電極25が水に触れなく
なる虞れもあり、確実に水と接触させるために、パイプ
6内にリード状にした電極25を水の流れと同一方向に
挿入してその一部を取付ビス9と触れさせている。
【0044】再び、図5に戻り、上記水分蒸発媒体部材
2,2間に配置される第1の水分感知電極22は、例え
ば端部が水分蒸発媒体部材2の略全体を覆う大きさの円
形ループ状に形成されていて、両方の第2の水分感知電
極24,24(金網)間に挟まれて空気循環機11に取
付保持される。この電極22の端部は金網保持枠12外
に電気絶縁状に引き出された後、水分感知回路21に接
続されており(図1参照)、この第1の水分感知電極2
2と金網からなる第2の水分感知電極24,24とによ
り両電極22,24間に位置する水分蒸発媒体部材2で
の水分を厚さ方向から検出し、水分蒸発媒体部材2に水
分があると、両電極22,24間の導通抵抗の変化によ
り水分蒸発媒体部材2が湿っている状態と判定するよう
になっている。
【0045】上記第1の水分感知電極22のループはそ
の一部分が上記送水パイプ6の出口部を上記第2の液体
通過感知電極25と水の流れ方向に5〜50mm程度の
間隔をあけた位置で直径方向に貫通しており、この貫通
部分が上記第1の液体通過感知電極23を構成している
。 そして、送水パイプ6で送水された水が、第2の液体通
過感知電極25と第1の液体通過感知電極23(第1の
水分感知電極22における送水パイプ6内貫通部分)と
の双方に触れることで、両電極23,25間の導通抵抗
変化を基に送水パイプ6の出口部に水が到来したことを
検出して、送水を休止するようにしている。
【0046】図4は送水指令のための回路を示し、上記
制御回路16は、所定時間をカウントするタイマ回路1
7と、水分感知回路21からの信号により加湿指令信号
を出力する加湿指令回路18と、送水ポンプ5を作動さ
せるポンプドライバ19とを有する。上記加湿指令回路
18は箱体1内の湿度の設定値をセットする機能を有す
る。送水ポンプ5は、水分感知電極22,24に接続さ
れた水分感知回路21からの信号と、湿度センサ20に
接続された加湿指令回路18からの信号とが共にあると
きに作動するように構成され、その判定はタイマ回路1
7により水分感知回路21の動作をリセットして行うよ
うにしている。すなわち、電源27からの直流電圧の印
加により水分感知電極22,24が水分蒸発媒体部材2
の水分を感知しなければ、水分感知回路21からの信号
は加湿指令回路18に対して加湿指令信号とする。一方
、湿度センサ20の信号に基づき加湿指令回路18で加
湿指令の有無を判定する。このとき、双方の条件が成立
しなければ、加湿指令回路18はポンプ5を作動させず
、加湿を行わないが、双方の条件が成立すると、加湿指
令回路18がポンプ5に電源27を供給して送水をする
。その間、タイマ回路17は送水完了からの時間を測定
し、一定の時間毎に水分感知回路21にリセット信号を
出し、水分感知回路21が水分感知の測定命令を出して
水分蒸発媒体部材2での水分を水分感知電極22,24
に感知させる構成になっている。
【0047】図7は貯水タンク3から水分蒸発媒体部材
2までの送水構造を示す。貯水タンク3はそれよりも大
きな不透明の収容箱4内に収容固定され、その内部の水
に送水ポンプ5が浸漬されている。この送水ポンプ5に
接続されている送水パイプ6は上流側部6aと下流側部
6bとに分かれ、上流側部6aは貯水タンク3の開口か
ら出た後、その外面に沿って下方に下がり、次いで収容
箱4の内底面に沿って水平に延びた後、その一側壁を貫
通し、収容箱4の外面に沿って垂直に立ち上がり、その
上端が下流側部6bの下端に接続されている。この上流
側部6aと下流側部6bとの接続部は着脱可能な差込み
式とされている。そして、上記収容箱4の外側に出た部
分は透明でかつ目盛が刻まれていて水位レベル計10と
されている。一方、下流側部6bは収容箱4の側壁を貫
通して再びその内部に延び、その途中で収容箱4の上壁
を貫通して水分蒸発媒体部材2へ導かれている。
【0048】したがって、上記実施例においては、タイ
マ回路17で設定される一定時間毎に、電源27からの
直流電圧の印加により水分感知回路21が第1の水分感
知電極22と第2の水分感知電極24(金網)とに水分
蒸発媒体部材2,2での濡れ具合を感知させる。水分感
知電極22,24が水分を感知しなければ、水分感知回
路21から加湿指令回路18に加湿指令が出される。一
方、湿度センサ20は、箱体1内の湿度を測定しており
、この湿度が低いとき、加湿指令信号を加湿指令回路1
8に出力する。水分感知回路21及び湿度センサ20か
らの加湿指令の双方の条件が加湿指令回路18で判定さ
れ成立すると、加湿指令回路18が送水ポンプ5を作動
させ、この送水ポンプ5の作動に伴い、送給された水が
送水パイプ6から水分蒸発媒体部材2,2に供給される
【0049】また、この送水と同時に、送給された水の
一部が送水パイプ6の出口部近傍の第2の液体通過感知
電極25と第1の液体通過感知電極23(第1の水分感
知電極22におけるパイプ6の貫通部分)との双方に触
れ、この水の導通抵抗により両電極23,25間に電流
が流れて加湿指令回路18がポンプ5による送水を休止
させる。この送水後、引続き上記タイマ回路17による
一定時間毎の水分蒸発媒体部材2,2の濡れ具合を水分
感知回路21が測定し、送水の必要なときのみ、加湿指
令回路18が送水ポンプ5を動かす命令を出す。また、
箱体1内の湿度が設定値よりも低いとき(湿度センサ2
0から加湿指令信号が出力されているとき)、送水ポン
プ5は間欠的に作動し、送給された水により水分蒸発媒
体部材2,2が濡らされる。
【0050】このようにしてポンプ5により供給された
間欠水は水分蒸発媒体部材2,2に拡散され、ガーゼ布
の毛細管現象によって薄く広がる。この水分蒸発媒体部
材2,2は空気循環機11の風道Wに配置され、該空気
循環機11は箱体1内の空気を循環させているので、空
気循環機11による空気流が金網(第2の水分感知電極
24,24)及び水分蒸発媒体部材2,2の各々の網目
を通過すると、上記各水分蒸発媒体部材2に広がった水
は空気流の運動エネルギーを受けて気化し、乾いている
空気が上記網目を通過する際に水の小さな粒子と結合し
て湿気を含んだ空気となり、この空気流で箱体1内がむ
らなく加湿される。
【0051】このとき、上記各水分蒸発媒体部材2には
脱脂した綿製の布を使用するため、この水分蒸発媒体部
材2は水を含んだ一種のフィルタとなり、空気中の埃を
取り除いて、その飛散を抑制することができる。
【0052】また、送水パイプ6の出口部は上向きに傾
斜しているので、送水後、パイプ6内に空気が入ること
で水が押し下げられ、水は上記両液体通過感知電極23
,25に略確実に触れない状態となる。このため、同出
口部を下向きに傾斜させた場合のように、送水終了後に
パイプ6内に残った水が水分蒸発媒体部材2,2に流れ
出て、微量単位の水で加湿できなくなることはなく、高
精度な湿度コントロールを実現することができる。
【0053】収容箱4の外部に出ている送水パイプ6の
上流側部6aの一部分で水位レベル計10が構成されて
いるので、貯水タンク3内の水がその水面H′と同じ高
さまで水位レベル計10内の水を押し上げる水圧を利用
し、収容箱4の外部に出ている水位レベル計10での水
面H(=H′)で貯水タンク3の水量を確認することが
できる。また、この水位レベル計10は送水の度に水位
が変動するので、送水ポンプ5の作動により間欠送水が
行われたこと自体も容易に確認できる。
【0054】、上記第1の水分感知電極22と水分感知
回路21とはスイッチ26を介して接続され送水パイプ
6において上流側部6a(水位レベル計10の上端)と
下流側部6bとの接続部は着脱可能な差込み式になって
いるので、下流側部6bを上流側部6aから取り外し、
かつ加湿指令回路18で設定される湿度の設定値を、湿
度センサ20により検出される箱体1内の実際の湿度よ
りも高い値にセットすると、加湿指令回路18は水分蒸
発媒体部材2,2が乾いていると判定して疑似的な加湿
指令の状態になるので、送水ポンプ5が断続的に作動し
、貯水タンク3内の水を上流側部6aの上端から電気的
に排水できる。よって、新たな排水手段を要することな
く容易に排水を行い得る。尚、排水を急ぐときには、第
1又は第2の水分感知電極11,24の少なくともいず
れか一方の接続を遮断するようにしてもよく、同様の作
用によって排水を行うことができる。
【0055】また、貯水タンク3へ水の補給をするとき
には、上記と同様にして下流側部6bを取り外し、上流
側部6aの上端から水差し等で水を補給することができ
る。
【0056】(実施例2)図8は本発明の実施例2を示
し(尚、実施例1と基本的に同じ部分については同じ符
号を付してその詳細な説明は省略する)、上記実施例で
は、第2の水分感知電極24を金網で構成して、第1及
び第2の水分感知電極22,24を水分蒸発媒体部材2
の厚さ方向に配置したのに対し、水分蒸発媒体部材2の
一側面に第1及び第2の水分感知電極22,24′の双
方を間隔をあけて平面的に配置して水分感知を行うよう
にした例である。この実施例では、送水ポンプ5により
送給された水は水分蒸発媒体部材2に拡散され、両方の
水分感知電極22,24′間に亘る水の導通により電流
が流れて水分の有無を感知する。このように水分蒸発媒
体部材2に対して平面的に信号を取り出すこともできる
【0057】(実施例3)図9は実施例3を示し、水分
蒸発媒体部材2に微少量を散水し、しかもパイプ6内の
両液体通過感知電極23,25に水の通過をより一層確
実に感知させるようにしたものである。
【0058】この実施例では、送水パイプ6の出口部内
に第1及び第2の液体通過感知電極23,25がパイプ
6の中心線方向に間隔をおいて対向配置され、この双方
の電極23,25の先端部はいずれもパイプ6内で下方
に向かって延びている。また、送水パイプ6の出口端部
にその外径よりも大きい内径を有する中継パイプ7が外
嵌され、この中継パイプ7の中間部は膨らんで大径とな
り、出口は絞られて径が細くなっている。
【0059】この実施例の場合、次の作用効果が得られ
る。すなわち、送水ポンプ5により送水された水は送水
パイプ6を通って第1及び第2の液体通過感知電極23
,25の双方に触れ、両電極23,25間に水による導
通抵抗で電流が流れて送水ポンプ5が作動停止され、送
水が休止される。仮に、送水パイプ6の先端に中継パイ
プ7がないとすると、水が空気と一緒に流れて来た際、
両液体通過感知電極23,25間に水のみならず空気が
入り込むことがあり、水の導通抵抗変化を利用した水の
感知ができない状態が生じて、必要以上の送水がされて
しまうことがある。しかし、この実施例では、送水パイ
プ6の出口に中継パイプ7が接続され、その中継パイプ
7の出口が小径になっているので、送給された水が水圧
により空気だけ先に送り出してパイプ7内の空気が無く
なり、両液体通過感知電極23,25間に空気が入り込
まず、水は両方の液体通過感知電極23,25に確実に
触れることとなり、確実に水を感知することができる。 しかも、中継パイプ7は中間が太くなっているため、こ
の中間部での水圧が下り、出口から散水される水のスピ
ードは低くなり、水分蒸発媒体部材2に対する散水をよ
り微少量とすることができる。
【0060】また、散水を完了すると、中継パイプ7の
出口は上向きであるためにその内部に空気が入り込み、
中継パイプ7内の水は押し下げられていくが、水には表
面張力があるので、送水パイプ6内の液体通過感知電極
23,25間で水が溜り易い。しかしながら、この実施
例では、上記双方の電極23,25の先端部はパイプ6
内で下方に向かって延びているため、水はこの電極23
,25を伝わって下方に流れて行き、上記両電極23,
25間に跨がっての水の溜りは生じ難くなる。その結果
、送水パイプ6内には水が貯まっていないという信号を
確実に得ることができる。
【0061】(実施例4)図10は実施例4を示し、基
本的には図5に示す構造と同じであるが、相違点は、水
分蒸発媒体部材2に接する第1の水分感知電極22を偏
平長円状のループ形状として、その長さ方向を送水パイ
プ6からの水の流出方向に沿って配置した点にある。す
なわち、空気循環機11は中心位置にモータ部を、また
周辺位置に羽根(いずれも図示せず)をそれぞれ有して
いるため、この空気循環機11に対応して取り付けた水
分蒸発媒体部材2における中心部の空気流が少量となり
、この中心部ほど周辺側に比べて乾き難い特性がある。 そこで、この実施例では、水分蒸発媒体部材2の中心部
が濡れた状態でも依然として送水されるのを防ぐために
、第1の水分感知電極22を図示するような形状及び配
置にして、周辺部ばかりでなく中心部の水分も測定でき
るようにする。
【0062】また、第1の水分感知電極22のループ長
さ方向が送水パイプ6からの水の流出方向に沿って配置
されているので、送水パイプ6から流出した水は上記第
1の水分感知電極22の長手方向に広がり易く、水分蒸
発媒体部材2の水分を素早く感知することができる。そ
して、送水された少量の水が全て気化すると、直ちに次
の送水が行われるため、少量ずつの散水と気化動作とが
交互に持続して高精度な特性となる。
【0063】(実施例5)図11は実施例5を示し、水
分を散水させる別の手段を設けたものである。この実施
例の基本的構成は図5の構成と同じであり、相違点は送
水パイプ6の出口に先細りテーパ棒状の拡散部材8を嵌
合により装着した点にある。この拡散部材8の外周には
中心線方向に延びる複数の凹溝8a,8a,…が円周方
向に並んで形成され、その中心部に中心孔8bが貫通形
成されており、この各凹溝8a及び中心孔8bを経由し
て水を通過させるようになっている。
【0064】送水パイプ6の出口に拡散部材8が装着さ
れていない場合、送水に伴い、水は水分蒸発媒体部材2
に局部的に散水され、その全体に広がるのが遅くなり、
次の送水が行われるまでに水分感知電極22,24が、
水分蒸発媒体部材2に水分が残っているにも拘らず水分
を感知しないことがある。しかし、この実施例では、送
水パイプ6の出口に先細りテーパ状の拡散部材8が嵌合
され、水は拡散部材8外周の複数の凹溝8a,8a,…
及び中心孔8bを通って水分蒸発媒体部材2に供給され
るので、水はパイプ6の先端からパイプ径方向に広がり
ながら出るようになって水分蒸発媒体部材2の広範囲に
散水できる。この水の拡散によって第1の水分感知電極
22,24が水分を確実で素早く感知できる。
【0065】最後に具体的データについて説明すると、
図12は密閉箱体1内の湿度設定値を20%、50%及
び80%に設定して本発明の実施例に係る加湿装置を作
動させたときの実測データである。また、図13は湿度
40%の状態から設定値50%まで加湿を行い、その後
、設定値で湿度を保っている状態での実測データである
。これらのデータによると、湿度の変化が殆どなく、湿
度を高精度に設定値に保つことができるとともに、設定
値の変化に対してもオーバーシュートやハンチングを招
くことなく速やかに設定値に移行させることができるこ
とが明らかである。
【0066】
【発明の効果】以上のように、本発明の加湿装置によれ
ば、間欠的に送水される水分蒸発媒体部材を空気循環機
の風道に設置し、空気の流れによって水分を気化させる
ようにしたものであるので、簡単な構成で加湿すること
ができ、従来のような複雑な構造にはならない。そのた
め、原理が簡単で安価に製作でき、補給水もリサイクル
させるために少量で済み、貯水タンク等の全体構成が小
型で軽量にすることができる。また、加湿が少量ずつの
水分気化方式であるので、高精度であり、空気循環機の
空気流による気化加湿のために水分粒子が細かくなり、
加湿むらが発生し難い。水分蒸発媒体部材はフィルタの
役目もなしている。さらに、送水パイプの一部で液面水
位もわかり、送水されたことも確認できる。また、差込
みパイプを抜去すれば、タンク内の水の交換や補給、排
水も容易に行うことができる等、産業上有益な効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る加湿装置の全体構成図
である。
【図2】加湿装置において水分蒸発媒体部材の取付構造
を示す拡大側面図である。
【図3】水分蒸発媒体部材の取付構造を示す拡大背面図
である。
【図4】送水指令のための回路構成を示すブロック図で
ある。
【図5】水分を蒸発させる部位の拡大正面図である。
【図6】液体通過感知電極の取付構造を示す拡大断面図
である。
【図7】送水パイプの配置構造を示す説明図である。
【図8】本発明の実施例2における図5相当図である。
【図9】本発明の実施例3において送水パイプの出口部
分の拡大断面図である。
【図10】本発明の実施例4における図5相当図である
【図11】本発明の実施例5における図5相当図である
【図12】加湿装置の定常状態での湿度変化を示す特性
図である。
【図13】本加湿装置の設定値を変えたときの湿度変化
を示す特性図である。
【符号の説明】
1…箱体 2…水分蒸発媒体部材 3…貯水タンク 5…送水ポンプ 6…送水パイプ 6a…上流側部 6b…下流側部 7…中継パイプ 8…拡散部材 8a…凹溝 10…水位レベル計 11…空気循環機(送風手段) 16…制御回路 17…タイマ回路 18…加湿指令回路 20…湿度センサ(湿度検出手段) 21…水分感知回路 22,24,24′…水分感知電極 23,25…液体通過感知電極

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  水分を蒸発させる水分蒸発媒体部材と
    、該水分蒸発媒体部材に間欠的に送水する送水手段と、
    上記水分蒸発媒体部材に空気の流れを与える送風手段と
    を備えていることを特徴とする加湿装置。
  2. 【請求項2】  送風手段は箱体内で空気を循環させる
    空気循環機で構成され、水分蒸発媒体部材は、吸水性を
    有する繊維からなるシート状のもので、金網等の保持部
    材に保持されて上記空気循環機の風道に設置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の加湿装置。
  3. 【請求項3】  送水手段は、水分蒸発媒体部材に送水
    パイプを介して送水する送水ポンプと、箱体内の湿度を
    検出する湿度検出手段と、水分蒸発媒体部材の乾燥度合
    を検出する乾燥度検出手段と、タイマにて設定された一
    定時間毎に、上記湿度検出手段による湿度及び乾燥度検
    出手段による水分蒸発媒体部材の乾燥度合を判定し、湿
    度が設定値よりも低くかつ水分蒸発媒体部材が乾燥して
    いる条件が成立したときに送水ポンプに通電する加湿指
    令手段とを有していることを特徴とする請求項2記載の
    加湿装置。
  4. 【請求項4】  送水手段は、箱体内で除湿により集め
    られた結露水、又は箱体外部より供給される水を間欠的
    に送給するように構成されていることを特徴とする請求
    項2記載の加湿装置。
  5. 【請求項5】  水分蒸発媒体部材に間欠的に送水する
    送水手段は、送水パイプの出口部内に水の流れ方向に間
    隔をあけて対向配置されパイプ内で水に触れてそれを感
    知する1対の液体通過感知電極を有し、この液体通過感
    知電極が水を感知したときに送水を休止させるように構
    成されていることを特徴とする請求項2記載の加湿装置
  6. 【請求項6】  水分蒸発媒体部材を保持する保持部材
    は金属材料からなり、この保持部材に一方の液体通過感
    知電極が導通され、該一方の液体通過感知電極は送水パ
    イプ内にパイプ内の水の流れに触れるように配置されて
    いることを特徴とする請求項5記載の加湿装置。
  7. 【請求項7】  乾燥度検出手段は、送水パイプの出口
    近傍に水分蒸発媒体部材の一側面に接して配置された第
    1の水分感知電極と、水分蒸発媒体部材を他側面から保
    持する金網等の保持部材からなる第2の水分感知電極と
    を有し、両電極間に介在される水分蒸発媒体部材での水
    分を感知するように構成されていることを特徴とする請
    求項3記載の加湿装置。
  8. 【請求項8】  乾燥度検出手段は、水分蒸発媒体部材
    の一側面に接した状態で互いに間隔をあけて対向配置さ
    れた1対の絶縁状態にした水分感知電極を有し、両電極
    間に介在される水分蒸発媒体部材での水分を感知するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項3記載の加
    湿装置。
  9. 【請求項9】  第1の水分感知電極の一部が送水パイ
    プの出口部に水と接触可能に挿入されて、第1の液体通
    過感知電極を構成している一方、送水パイプ内には上記
    第1の液体通過感知電極と水の流れ方向に所定の間隔を
    あけて第2の液体通過感知電極が挿入されており、両液
    体通過感知電極が水を感知をしたときに送水を休止させ
    るように構成されていることを特徴とする請求項7記載
    の加湿装置。
  10. 【請求項10】  送水パイプの出口部は水の流出方向
    に向かって上向きになるように傾斜していることを特徴
    とする請求項5又は9記載の加湿装置。
  11. 【請求項11】  送水パイプは、上流端が貯水タンク
    に浸漬される上流側部と、下流端が水分蒸発媒体部材に
    接して配置される下流側部とに分割され、上記上流側部
    の下流端部は貯水タンク外に延出され、その延出部には
    貯水タンク内の水位を検出する水位レベル計が配設され
    、延出部の上端に上記下流側部の上流端が着脱可能に接
    続されていることを特徴とする請求項3記載の加湿装置
  12. 【請求項12】  送水パイプの下流側部を上流側部か
    ら抜去した状態で、湿度の設定値を湿度検出手段により
    検出される箱体内の湿度よりも高い値にセットして、送
    水ポンプへの通電を行うことで、貯水タンク内の水を上
    記送水ポンプにて排水させるように構成されていること
    を特徴とする請求項11記載の加湿装置。
  13. 【請求項13】  送水パイプの出口部は先細りテーパ
    状に設けられ、該先細りテーパ部の直上流側に隣接して
    、他の部分よりも大径の大径部が設けられていることを
    特徴とする請求項10記載の加湿装置。
  14. 【請求項14】  液体通過感知電極は、先端がパイプ
    内の水の流出方向と逆向きに向くように配置されている
    ことを特徴とする請求項10記載の加湿装置。
  15. 【請求項15】  送水パイプの出口に、外周に水の通
    路となる複数の凹溝を円周方向に並んで形成した拡散部
    材が装着されていることを特徴とする請求項3記載の加
    湿装置。
  16. 【請求項16】  第1の水分感知電極は、送水パイプ
    の出口延長線上に水の流出方向に沿って延びていること
    を特徴とする請求項7記載の加湿装置。
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