JPH04362584A - テープカートリッジのリールロック機構 - Google Patents
テープカートリッジのリールロック機構Info
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- JPH04362584A JPH04362584A JP16632191A JP16632191A JPH04362584A JP H04362584 A JPH04362584 A JP H04362584A JP 16632191 A JP16632191 A JP 16632191A JP 16632191 A JP16632191 A JP 16632191A JP H04362584 A JPH04362584 A JP H04362584A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
テム用のテープカートリッジに適用されるリールロック
機構に関する。
ステムでは、携帯用ビデオカメラによる撮影や編集等の
使用態様に応じて、ケースサイズが大小に異なる2種類
のテープカートリッジがある。但し、これらケースサイ
ズの異なるテープカートリッジは、同一仕様のデッキで
記録・再生できる。かかるテープカートリッジでは、本
体ケース内に前面のテープローディング用ポケットと左
右のテープリールで囲まれる三角形状のスペースを有し
、このスペース内にリールロック機構を備えている。 このリールロック機構はテープエンドを検出するための
光源を備えたテープエンドセンサーピンを利用してデッ
キ装填時にリールロックを解除している。
行う形態としては、別にVHS方式のテープカートリッ
ジにおけるリールロック機構(実公昭58−7510号
公報)や、特開平1−166386号公報にみられるリ
ールロック機構がある。図9は後者のリールロック機構
を示しており、デッキ側のテープエンドセンサーピンで
突き上げ操作される単一の操作カム31と、これを押し
下げ操作するばね32と、操作カム31の上方移動に伴
ってロック解除操作される左右一対のロックレバー33
・33などで構成されている。操作カム31には各ロッ
クレバー33・33に対応して2個のカム片34・34
を二又状に突設してある。符号35は左右の各テープリ
ール、36は操作カム31を上下動のみ自在に案内する
、ケース底壁から立設のガイドボス、37はロックばね
である。
ッジは、部品の共用化や自動組立化によるコスト低減を
実現するうえでリールロック機構を可及的に同一仕様に
することが望まれる。しかし、小サイズのテープカート
リッジにおける三角形状のスペースは、大サイズのテー
プカートリッジのそれと比べて当然に小さいので、テー
プエンドセンサーピンが入り込む孔の開口割合も大きく
なる。さらに、この種のテープカートリッジでは、サイ
ズの大小とは無関係に、三角形状のスペースの規定位置
にテープ種類を識別するための折り取り式のコーディン
グホールを列状に設けており、そこでの使用可能な余裕
スペースは実際のところ極めて小さい。そのため、全体
として占有スペースの大きなVHS方式のリールロック
機構は、大小サイズのテープカートリッジにそのまま適
用できなかった。
操作する形式のリールロック機構は、VHS方式のそれ
に比べて全体の占有スペースを小さくできて有利である
。しかしここで注目すべきは、従来は二又状に突出する
一対のカム片34・34で左右の各ロックレバー33・
33をそれぞれ別々に操作する形態を採るため、小サイ
ズのテープカートリッジの場合に、ロック解除状態のロ
ックレバー33・33を三角形状のスペース内に収める
ことが困難な点にある。もちろん各構成部品を小さくし
て、前記スペース内に納まるリールロック機構を構成す
ることはできるが、そうすると大サイズのテープカート
リッジに適用できなかったし、強度不足を生じるおそれ
がある。
き上げでロックレバーをロック姿勢からロック解除姿勢
に揺動操作する形式のリールロック機構を改良して、そ
のコンパクト化を実現し、大小サイズのテープカートリ
ッジに可及的に同一部品によるリールロック機構を適用
可能とし、全体として各テープカートリッジの製造費用
の低減化を図るにある。
く本体ケース1内の前方中央に左右のテープリール3・
3で囲まれる三角形状のスペースSを有し、このスペー
スSの内底壁に、テープエンドセンサーピン24の進入
を許すセンサー開口7と、該センサー開口7の後方側に
あってテープ種類を識別するためのコーディングホール
29とがそれぞれ設けられており、前記スペースS内に
テープリール3・3の回り止めを図るリールロック機構
を備えており、前記リールロック機構が、センサー開口
7の周縁に立設した本体ケース1側のガイドボス8に上
下動自在に案内支持される操作カム9と、該操作カム9
を押し下げ付勢するばね10と、センサー開口7の前方
左右で本体ケース1に立設した各ピン22・22に基端
ボス19・19が揺動自在に枢支されて、基端ボス19
・19から左右の各テープリール3・3に係脱するロッ
ク爪20・20が延設されている左右一対のロックレバ
ー11・11と、該ロックレバー11・11をロック姿
勢に揺動付勢するロックばね12とからなるテープカー
トリッジにおいて、操作カム9からこれの後方側に向け
て1個のカム片15を一体突設してあること、一対のロ
ックレバー11・11の基端ボス19・19をそれぞれ
近接させて、該基端ボス19・19から受動リブ21・
21を前記操作カム9のカム片15上に向かって突設し
てあることを要件とする。
の各ロックレバー11・11はロックばね12でロック
姿勢に揺動付勢されており、各ロックレバー11・11
のロック爪20・20が左右の各テープリール3・3に
係合してこれの回り止めを図っている。テープカートリ
ッジをデッキに装填すると、デッキ側のテープエンドセ
ンサーピン24がセンサー開口7を介して操作カム9を
ばね10に抗して突き上げる。すると操作カム9と一体
のカム片15が両ロックレバー11・11の受動リブ2
1・21に下方から接当し、これで各ロックレバー11
・11がそれぞれピン22・22まわりにロック姿勢か
らロック解除姿勢へと前記ロックばね12に抗して揺動
し、両テープリール3・3が自由回転状態になる。ここ
では単一の操作カム9に設けた1個のカム片15で両ロ
ックレバー11・11を同時にロック解除操作する点が
注目されるべきである。
して左右一対のロックレバー11・11を中央寄りに近
接させて集約配置できるので、三角形状のスペースSに
余裕のない小サイズのテープカートリッジにおいても、
操作カム9を動作変換部材とするリールロック機構を支
障なく配置できる。その際に、前記スペースSの内底壁
に設けられるセンサー開口7は、大小サイズのテープカ
ートリッジにおいて同一のデッキに装填可能なように同
じ位置に形成されている限り、少なくとも操作カム9お
よびばね10はテープカートリッジの大小サイズが異な
ろうとも同一仕様のものを共用できる。さらに、同じ自
動組付装置によってリールロック機構を大小サイズのテ
ープカートリッジに組み込むことも可能となる。従って
、全体としてこの種のテープカートリッジの製造費用を
削減化できる。
機構の実施例を示す。図6はケースサイズが小さいテー
プカートリッジを例示しており、1はプラスチック製の
上下ケース1a・1bを蓋合わせ状に結合してなる本体
ケースである。この本体ケース1の内部左右にはテープ
2が巻かれるテープリール3・3を有する。一方のテー
プリール3から引き出されたテープ2は、ケース前面の
左右に設けたテープガイド4・4を介して他方のテープ
リール3に巻き取られる。本体ケース1の前面には、左
右のテープガイド4・4間にテープローディング用のポ
ケット5が凹み形成されている。不使用時にポケット5
の前面および上面を塞ぐテープ保護用の前蓋6を有し、
この前蓋6は本体ケース1に対して開閉回動自在に枢支
してある。
5aと左右のテープリール3・3とで囲まれた三角形状
のスペースSを有する。このスペースS内に、不使用時
に両テープリール3・3の回り止めを図るリールロック
機構を備えている。図1においてリールロック機構は、
前記スペースSの内底壁に設けたセンサー開口7と、こ
のセンサー開口7の周縁に下ケース1bから立設したガ
イドボス8と、該ガイドボス8に上方から嵌め込まれる
操作カム9およびこれ用のばね10と、ガイドボス8と
各テープリール3・3との間に配置されるロックレバー
11・11およびこれ用のロックばね12とを主要構成
部材とする。三角形状のスペースSの内底壁には、テー
プ種類を識別する折り取り式のコーディングホール29
がセンサー開口7の後方側に前後に列をなして図では3
個それぞれ設けてある。
するセンサー開口7を囲む基本的に断面円形の筒壁状に
形成されており、該筒壁の左右二箇所が縦溝13・13
で分断され、更にその後方側も切除されて3個の部分筒
壁に分かれている。各部分筒壁は共に下ケース1bから
立設されている。後述するように、縦溝13はテープエ
ンド検知用の投光窓を兼ねる。図2に示すごとく上ケー
ス1aの内面にも、ガイドボス8に対応するボス8aを
突設する。なお、ここではポケット5および特にセンサ
ー開口7とコーディングホール29の位置関係が本体ケ
ース1を大サイズとしたテープカートリッジにおいても
同一に設定されていることが注目されるべきである。つ
まり、センサー開口7とコーディングホール29とは、
正しく本体ケース1の左右方向の中央に位置し、本体ケ
ース1の前端からの距離もケースサイズが大小に異なる
テープカートリッジにおいても同じ位置関係にある。
する円筒形状に形成され、その周面の後方中央の一個所
に後ろ向きに延びるくさび状のカム片15を突設し、周
面の下端の左右両側に横爪16・16を張り出し形成し
てあり、筒内底にばね受けボス17が突設されている。 カム片15の上面にはロックレバー11をロック解除す
るカム面18を形成してあり、このカム面18は後方下
り傾斜状に形成されている。操作カム9はガイドボス8
内に上方から嵌め込み、その横爪16を縦溝13に係合
させる。これで操作カム9の全体は回転不能な状態でガ
イドボス8に沿って上下動する。操作カム9の装着後に
、操作カム9と上ケース1aとの間に介装される圧縮コ
イル形のばね10を組み込み、該ばね10で操作カム9
を常に押し下げ付勢する。この組み付け状態において、
カム片15の後端は前端側に位置するコーディングホー
ル29に掛からないようにこれより前方に位置している
(図1参照)。
ごとく縦筒状の基端ボス19の周面から平面視でL字状
のロック爪20を長く突設し、基端ボス19の平端な面
壁に沿って短い受動リブ21を縦方向に沿って突設して
ある。この受動リブ21はロック爪20とほぼ反対側に
位置する。基端ボス19は下ケース1bから立設したピ
ン22に上方から嵌合して軸支する。これで各ロックレ
バー11の全体はピン22まわりに水平揺動でき、各テ
ープリール3の下側フランジの周縁に設けた係合歯23
に対して各ロック爪20の先端が係脱する。この両ロッ
クレバー11・11をそれぞれロック姿勢に揺動付勢す
るために、捩りコイル形のロックばね12を有する。こ
のロックばね12は、図1に示すごとく左右の各ピン2
2・22にそれぞれ外嵌するコイル部から延びたばね腕
12a・12aが各ロック爪20・20の上端にそれぞ
れ掛け止められている。
ある不使用時には、操作カム9が下降しており、図2に
示すように受動リブ21・21の下端はそれぞれ操作カ
ム9のカム面18の上端寄りに近接対向している。そし
て、不使用時にはロックばね12の弾圧作用で各ロック
レバー11・11のロック爪20・20の先端が左右の
各テープリール3・3のフランジ外周に係合しており、
これで各テープリール3・3の回り止めを図っている。 テープカートリッジをデッキに装填すると、図5に示す
ようにデッキ側のテープエンドセンサーピン24がセン
サー開口7を介して操作カム9を前記ばね10に抗して
突き上げる。これでカム面18が受動リブ21に下方か
ら受け止める状態で接当し、受動リブ21がケース前方
へ向う操作力を受け、各ロックレバー11の全体がロッ
クばね12に抗してロック解除方向(反時計回り方向)
へ揺動する。この揺動は操作カム9がカム面18の垂直
長さ分だけ上昇した時点で完了し、以後はその状態を維
持する。そのため各受動リブ21は基端ボス19の上端
にまで延びており、操作カム9が最上端位置にあるとき
でも、受動リブ21がカム片15で受け止められている
。この状態においても、受動リブ21は前端のコーディ
ングホール29の上方領域外にある(図4参照)。
に示すごとくテープエンドを光学的に検知するための光
源25が組み込まれており、ガイドボス8の縦溝13を
介して左右の両側方へ検知光を照射する。テープカート
リッジをデッキに装填したとき、光源25を本体ケース
1内の上下中央高さ位置に設定するために、操作カム9
は上ケース1aの近くにまで押し上げられる。
26は、ガイドボス8内への挿入を円滑化するために半
球状に形成する。テープエンドセンサーピン24で操作
カム9を押し上げ操作するとき、操作カム9の中心とピ
ン頭部26の中心とがずれるのを防ぐために、図5に示
すごとく操作カム9の底面にずれ矯正凹部27を設けて
ある。ずれ矯正凹部27は部分球面に形成されており、
前記ピン頭部26の球面半径より僅かに小さな球面半径
に設定する。
用されるリールロック機構を、さらに図8はそこでの各
ロックレバー11を示す。これは小サイズ用のリールロ
ック機構とほぼ同じ形態を採るが、各ロックレバー11
の平面形状が異なること、これに付随してロックばね1
2の組み付け時の形状が若干変わること、各ロックレバ
ー11を支持するピン22・22の左右間隔が僅かに拡
大されていることなどに変更が加えられている。なお、
ロックレバー11の揺動角は小サイズ用のリールロック
機構におけるロックレバー11のそれとほぼ同じである
。
ば、左右のロックレバー11・11の基端ボス19・1
9は各々の受動リブ21・21がカム片15上に位置す
るよう可能な限り接近させて配置でき、小サイズ用のテ
ープカートリッジにおいて、基端ボス19およびロック
爪20がロック解除時に三角形状のスペースSからはみ
出ることを解消できる。大小のテープカートリッジにお
いて、操作カム9とこれ用のばね10とは共用できる。 従って、その分だけ量産によって部品単価を低減化でき
、成形用金型に要する費用も安くなる。大サイズ用と小
サイズ用とのリールロック機構は基本形態が実質的に同
じであり、各ロックレバー11の組付位置も数mmしか
違わないので、同じ自動組付装置を用いて組み付けるこ
とができる。なお、ロックばね12も共用できるし、場
合によっては各ロックレバー11に1本ずつ用いてもよ
い。
る。
である。
断面図である。
ある。
けるリールロック機構の平面図である。
けるロックレバーの正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 本体ケース1内の前方中央に左右のテ
ープリール3・3で囲まれる三角形状のスペースSを有
し、このスペースSの内底壁に、テープエンドセンサー
ピン24の進入を許すセンサー開口7と、該センサー開
口7の後方側にあってテープ種類を識別するためのコー
ディングホール29とがそれぞれ設けられており、前記
スペースS内にテープリール3・3の回り止めを図るリ
ールロック機構を備えており、前記リールロック機構が
、センサー開口7の周縁に立設した本体ケース1側のガ
イドボス8に上下動自在に案内支持される操作カム9と
、該操作カム9を押し下げ付勢するばね10と、センサ
ー開口7の前方左右で本体ケース1に立設した各ピン2
2・22に基端ボス19・19が揺動自在に枢支されて
、基端ボス19・19から左右の各テープリール3・3
に係脱するロック爪20・20が延設されている左右一
対のロックレバー11・11と、該ロックレバー11・
11をロック姿勢に揺動付勢するロックばね12とから
なるテープカートリッジにおいて、操作カム9からこれ
の後方側に向けて1個のカム片15を一体突設してあり
、一対のロックレバー11・11の基端ボス19・19
をそれぞれ近接させて、該基端ボス19・19から受動
リブ21・21を前記操作カム9のカム片15上に向か
って突設してあることを特徴とするテープカートリッジ
のリールロック機構。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03166321A JP3099095B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | テープカートリッジのリールロック機構 |
Publications (2)
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---|---|
JPH04362584A true JPH04362584A (ja) | 1992-12-15 |
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Family
ID=15829192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03166321A Expired - Fee Related JP3099095B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | テープカートリッジのリールロック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3099095B2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP03166321A patent/JP3099095B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3099095B2 (ja) | 2000-10-16 |
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