JPH0436178A - 液体飲料の酸化防止方法 - Google Patents

液体飲料の酸化防止方法

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JPH0436178A
JPH0436178A JP2143936A JP14393690A JPH0436178A JP H0436178 A JPH0436178 A JP H0436178A JP 2143936 A JP2143936 A JP 2143936A JP 14393690 A JP14393690 A JP 14393690A JP H0436178 A JPH0436178 A JP H0436178A
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JP
Japan
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beverage
liquid beverage
membrane
membrane type
liquid
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Pending
Application number
JP2143936A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Usuki
宏 臼杵
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Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Publication date
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  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ワイン、果汁飲料、酒等の液体飲料の製造
過程における酸化防止方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ワイン、果汁飲料、酒等の液体飲料においては、
液体飲料中に溶存する酸素の影響により、風味の劣化、
変色等が住しるため、これを防止するために、酸化防止
剤を添加したり、窒素などの不活性ガスによる曝気を行
なったりしている。
例えば、ワインの製造工程においては、発酵槽に移送し
た破砕果実、果汁などに、酸化防止と野生微生物の繁殖
防止目的として亜硫酸を添加する。
しかしながら、過剰な亜硫酸の添加は発酵の開始を遅延
させたり、香り劣化の原因となるため、亜硫酸使用量を
減少させるために、密閉タンク貯蔵時或いはびん詰め時
、タンク及びびん内の空気を不活性ガスで置換してから
ワインを充填するようにしている。
又、清酒は、直射日光に当てると2〜3時間で著しい着
色があり、日光着色と呼ばれている。同時に異臭(日光
具)の発生をみることもあり、この着色の主体は、キヌ
レン酸またはフラビンを光増感側としてチロシンまたは
トリプトファンから着色物質が生成されるもので、その
際、酸素の存在を必要とし、320〜350nsの波長
の光線によって反応が進行する。従って、工場から出荷
後の流通過程での管理も非常に重要であり、細心の注意
が必要である。
〔発明が解決しようとする課題〕
而るに、酸化防止剤の添加は、製造コストを上昇させる
だけでなく、液体飲料の風味を劣化させる要因ともなり
、又、昨今の健康食品ブームの中、消費者に対するイメ
ージも悪く、購買動機の妨げになる。
窒素曝気法によれば汚れや不純物等が混入することがあ
り、加熱して脱気すれば、気発成分が逃げたり熱により
成分が変化するなどの問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上述の課題に鑑み、酸化防止剤を添加する
ことなく、簡略且つ低コストの構成により液体飲料の酸
化を防止するようにしたもので、具体的には、液体飲料
の製造供給ラインに膜式脱酸素装置及びフィルター装置
を設け、容器に液体飲料を封入する前工程において前記
膜式脱酸素装置により真空脱気することを特徴としてい
る。
〔作用〕 この発明によれば、液体飲料の製造供給ラインに膜式脱
酸素装置を設け、容器に液体飲料を封入する前工程にお
いて前記膜式脱酸素装置により真空脱気して、液体飲料
中の溶存酸素を除去し、風味の劣化や変色を防止するこ
とができる。
〔実施例〕
以下、この発明の好ましい実施例を図面に基づいて説明
する。
図中(1)は液体飲料の製造供給ラインで、膜式脱酸素
装置(2)及びフィルター装置(3)を挿入しており、
容器(4)に液体飲料を封入する前工程において、前記
膜式脱酸素装置により真空脱気して液体飲料中の溶存酸
素を除去するようにしている。(5)は調合タンク、(
6)はポンプ、(ロ)は無菌フィルターを示す。
膜式脱酸素装置(2)の具体例としては、第4図に示す
ように、中空糸状気体透過膜(7)を用い、該透過膜の
外周を水封式真空ポンプ(8)にて真空状態にし、膜中
を流れる原水の溶存酸素を該膜を通じて除去するように
する(溶存酸素濃度約3 ppm以下)。(9)は減圧
弁、0■は定流量弁、GO,Q21はt磁弁である。0
コはフロースイッチであって、このスイッチは、その出
力信号により、前記水封式真空ポンプ(8)の稼働及び
@磁弁θ11.G2)の開閉を制御するように働く、即
ち、該装宜内を原水が流れると、フロースイッチが作動
して、真空ポンプをONにするとともに、2つの電磁弁
が開状態になる。
第1図にワインを製造する場合のこの発明の適用例を、
第2図に日本酒を製造する場合のこの発明の適用例を、
第3図に果汁飲料を製造する場合のこの発明の通用例を
示す。
第1図においては、調合タンク(5)でワインの成分、
濃度、味等を調整しく樽ごとの酒質の差を平均化するこ
と及び銘柄の個性を明確にすることを目的、とする)、
フィルター装置(3)で濾過し、膜式脱酸素装置(2)
で溶存酸素を除去した後、容器(4)に封入する。
第2図においては、原酒の火入れ(熱殺菌による火落ち
の防止)を行い、調合タンク(5)で成分、味、香り等
を調整しく一定の銘柄特性を維持してゆくために酒質の
均質化を図る)、フィルター装置(3)で濾過し、膜式
脱酸素装置(2)で溶存酸素を除去した後、容器(4)
に封入する。
第3図においては、果汁原液の成分、濃度、味等を調合
タンク(5)で調整し、フィルター装置(3)で濾過し
、膜式脱酸素装置(2)で溶存酸素を除去した後、容器
(4)に封入する。
尚、この発明は、上述の液体飲料の他、茶飲料、コーヒ
ーなどにも用いることができ、又、しょう油等の液体調
味料を製造する場合にも通用することができる。
〔発明の効果〕
この発明は、以上のような構成であるので、液体飲料の
製造供給ラインに膜式脱酸素装置を設け、容器に液体飲
料を封入する前工程において、前記膜式脱酸素装置によ
り真空脱気して液体飲料中の溶存酸素を除去し、その酸
化を防止することができ、液体飲料の風味の劣化が変色
を防止し、初期の良好な風味や色を長期間にわたって維
持することができる。
又、窒素曝気法や加熱脱気法における、不純物の混入や
熱による成分変化などの不具合を解消でき、脱酸素側等
の薬品を使用しないので、女性性に優れランニングコス
トも低い。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図はこの発明の一実施例を示す系
統図、第4図は膜式脱酸素装置の一例を示す系統図であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 液体飲料の製造供給ライン(1)に膜式脱酸素装置(2
    )及びフィルター装置(3)を設け、容器(4)に液体
    飲料を封入する前工程において前記膜式脱酸素装置によ
    り真空脱気することを特徴とする液体飲料の酸化防止方
    法。
JP2143936A 1990-05-31 1990-05-31 液体飲料の酸化防止方法 Pending JPH0436178A (ja)

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Cited By (6)

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