JPH043614Y2 - - Google Patents

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JPH043614Y2
JPH043614Y2 JP14544587U JP14544587U JPH043614Y2 JP H043614 Y2 JPH043614 Y2 JP H043614Y2 JP 14544587 U JP14544587 U JP 14544587U JP 14544587 U JP14544587 U JP 14544587U JP H043614 Y2 JPH043614 Y2 JP H043614Y2
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JP
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nozzle
differential pressure
dust
gas
dust removal
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JP14544587U
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JPS6452525U (ja
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  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、廃棄物等の焼却により発生する燃焼
排ガスを処理するための除塵装置に用いる差圧検
出ノズルに関するものである。 (従来の技術) 従来、廃棄物特に放射性廃棄物の焼却炉から出
る燃焼排ガス中の塵を除く必要があり、複数のセ
ラミツクフイルタエレメントよりなる除塵装置を
使用している。 このとき、除塵すべき燃焼排ガス入口側と除塵
後のガス出口側との差圧を常時測定して、この差
圧により除塵装置への排ガス導入量等を制御する
必要がある。 そのため、従来高圧となる排ガス入口側および
低圧となるガス出口側の炉壁に貫通孔をあけて、
この貫通孔の炉壁外に差圧測定器を設置して、そ
れらの間の差圧を測定していた。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述したように炉壁に貫通孔を
あけてガス圧を測定しようとする場合、低圧側で
はさほど問題ではないが、除塵すべき燃焼排ガス
を導入する高圧側では貫通孔に塵が堆積して貫通
孔が詰まつてしまい、正確にガス圧を測定できな
いとともにその後のメンテナンスが手間どる欠点
があつた。 また、導入される燃焼排ガスは装置内で旋回流
となるため、炉壁にあけた貫通孔を介してのガス
圧の測定では正確なガス圧を測定できない欠点も
あつた。 本考案の目的は上述した不具合を解消して、正
確に除塵装置の高圧側と低圧側とのガス差圧を測
定できるとともにメンテナンスが簡単かつ圧力測
定のための貫通孔へ塵の流入のない除塵装置の差
圧検出ノズルを提供しようとするものである。 (問題点を解決するための手段) 本考案の除塵装置の差圧検出ノズルは、除塵装
置の除塵すべき燃焼ガス導入側の炉壁に設けた貫
通孔に通して用いる差圧検出のためのノズルであ
つて、先端部が、装置内面に突き出ているととも
に、ノズルの軸線に対して所定角度の切欠きを有
することを特徴とするものである。 (作用) 上述した構成において、ノズル先端を装置内部
へ突出させるとともにノズル軸線に対して所定角
度傾いた切欠きを有するため、燃焼排ガスが旋回
流であつてもガスを炉壁外に設けた差圧測定器ま
で有効に導くことができ、正確にガス圧を測定可
能とすることができるとともに塵のノズル内への
流入を防止できる。 また、この切欠きが旋回流の下流側へ向いてい
ると、装置内を上昇しながら回転する旋回流の動
圧を防ぐことができるとともに、塵のノズル内へ
の流入をさらに効果的に防止できるため好まし
い。 さらに、ノズル軸線に対する角度が30°〜45°で
あると、この場合も旋回流による装置内の静圧を
より有効にとらえることができるため好ましい。 (実施例) 第1図は本考案の差圧ノズルの一例を示す図で
ある。第1図において、ノズル本体1の装置外側
に位置する一端にフランジ状の固定部2を設ける
とともに、装置内側に位置する他端にノズル本体
1の軸線に対して所定角度好ましくは30°〜45°の
切欠き3を設けている。ノズル本体1の材質はあ
る程度の耐熱性を有するステンレス等の金属を使
用すると好ましい。 第2図は本考案の差圧ノズルを実際に除塵装置
に組込んだ状態を示す図である。第2図におい
て、除塵装置11内は複数のセラミツクフイルタ
エレメント12を支持する支持プレート13によ
り上部室14と下部室15とに分けられている。
下部室15には除塵すべき燃焼排ガスを導入する
ためのガス入口16を設けるとともに、上部室1
4には除塵後の排ガスを排出するためのガス出口
17を設けている。さらに、下部室15の炉壁に
は差圧検出口18を設けてその炉壁外の端部を差
圧計19の一端に接続するとともに、上部室14
の炉壁には差圧検出口20を設けて同じくその炉
壁外の端部を差圧計19の他端に接続している。
このうち、下部室15に面する差圧検出口18
に、本考案の差圧検出ノズル21を通して、装置
11の内部にその先端の切欠き部22が突出する
位置に設けている。なお、切欠き部22の向きは
その切欠き面が旋回流23の下流側へ向くように
すると好ましい。 上述した本考案の差圧検出ノズル21を有する
除塵装置においては、第3図に示す装置の断面図
からも解かるように、ガス入口16から導入され
る燃焼排ガスは上昇と回転を併なう旋回流23と
して下部室15内を通過して、セラミツクフイル
タエレメント12により除塵された後、上部室1
4、ガス出口17を介して外部へ排出される。こ
のとき、高圧となる差圧検出ノズル21の圧力と
低圧となる差圧検出口20の圧力との差を差圧計
19により測定し、その差圧に応じて排ガスの導
入量等を制御している。 以下、実際の例について説明する。 まず、上述した除塵装置に対する差圧ノズル先
端部の切欠き方向を種々変えて、ダストがノズル
内を閉塞する運転日数およびその堆積量を測定し
た。このとき、ノズルの閉塞は、ノズルを使用し
ない例を基準として差圧ノズル内へのダスト流入
量が2.5gに達したとき閉塞したものと判断した。
結果を第1表に示す。
【表】 第1表の結果により、本考案の差圧ノズルにお
ける切欠きを旋回流の下流側へ向けるとノズル内
へのダストの流入が低減できることがわかる。 (考案の効果) 以上詳細に説明したところから明らかなよう
に、本考案の差圧ノズルによれば、ノズルの先端
部を装置内に突出するとともに所定の切欠きを有
しているため、ノズル内部への塵の進入がなく有
効に排ガスの旋回流を導入可能で、その結果正確
な差圧を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の差圧ノズルの一例を示す図、
第2図は本考案の差圧ノズルを実際に除塵装置に
組込んだ状態を示す図、第3図は第2図に示す装
置のガス入口およびガス出口の各断面を示す図で
ある。 1……ノズル本体、2……固定部、3……切欠
き、11……除塵装置、12……セラミツクフイ
ルタエレメント、13……支持具、14……上部
室、15……下部室、16……ガス入口、17…
…ガス出口、18,20……差圧検出口、19…
…差圧計、21……差圧検出ノズル、22……切
欠き部、23……旋回流。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 除塵装置の除塵すべき燃焼ガス導入側の炉壁
    に設けた貫通孔に通して用いる差圧検出のため
    のノズルであつて、先端部が、装置内面に突き
    出ているとともに、ノズルの軸線に対して所定
    角度の切欠きを有することを特徴とする除塵装
    置の差圧検出ノズル。 2 前記所定角度が30°〜45°である実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の除塵装置の差圧検出ノ
    ズル。
JP14544587U 1987-09-25 1987-09-25 Expired JPH043614Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14544587U JPH043614Y2 (ja) 1987-09-25 1987-09-25

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JP14544587U JPH043614Y2 (ja) 1987-09-25 1987-09-25

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JPS6452525U JPS6452525U (ja) 1989-03-31
JPH043614Y2 true JPH043614Y2 (ja) 1992-02-04

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