JPS6345525A - ボイラ用圧力検出管の異物付着防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は石炭焚ボイラ、煙風道等に取付けられた圧力検
出管内面の異物付着防止装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のボイラ用圧力検出管の異物付着防止装置としては
、第４図に示すように、圧縮空気８を差圧調整弁９で減
圧し、流量調整器１０で適量に調整した後、圧力検出管
４内に挿入したパージ管１２より圧縮空気を噴出させ、
圧力検出管４の内面に堆積する灰等の異物６を吹き飛ば
すようにしたものであった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来装置においては、流量調整器１０で圧縮空気の流量
を多くシ、パージ管１２よりの噴出圧力を高くすると、
圧力検出管４に通ずる計器接続管３内の圧力が上昇し、
被検出圧力Ｐを正確に検出することができなかった。

また、灰等の異物６が堆積して圧力検出管４の入口が閉
塞した場合には、パージ管１２よりの噴出流量が減少す
るため、差圧ｕ整弁９が圧力を増すように作動する。従
ってパージ管１２の噴出圧力が高くなり、この圧力が直
接計器接続管３にかかり、上記と同様被検出圧力Ｐを正
確に計測することができなかった。さらにボイラ保護の
ため取付けられている炉内ドラフト過大を検出するため
の圧力スイッチが誤動作するなどの欠点があった。

本発明は上記のような被検出圧力の計測機構に影響を与
えることなく、圧力検出管内面に灰等の異物が付着する
のを防止することを目的としたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的達成のため、本発明のボイラ用圧力検出管の
異物付着防止装置は、内部が負圧状態のボイラ、煙風道
等の被検出圧力部に、前記被検出圧力計測用の計器接続
管を取付けた圧力検出管を接続し、前記圧力検出管の被
圧力検出部との接続部と計器接続管の取付部との間で、
かつ圧力検出管の長平方向の中心線より下方に、負圧作
用により空気を取入れる開口を設けたものである。

〔作用〕 被検出圧力の負圧作用によって、圧力検出管に設けた開
口より空気が圧力検出管内に吹込まれ、これにより灰等
の異物を連続的に吹き飛ばすことができる。この場合、
計器接続管には被検出圧力以外の圧力は加わることがな
いので、被検出圧力のみを正確に計測することができる
。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図および第２図により説明
する。

第１図は石炭焚ボイラである被圧力検出部５に圧力検出
管４を取付け、被検出圧力Ｐは計器接続管３を介して計
測される場合を示したものである。

本発明の第１の実施例は、上記圧力検出器４の底部内面
に沿って逆り型の空気吸込管１を設けたもので、この場
合、空気吸込管１の一端（開口）ａが、計器接続管３の
取付部すと被圧力検出部５との接続部Ｃとの間における
圧力検出管４の長平方向の中心線Ｓより下方に位置する
よう配置される。このような構造とすることにより、被
検出圧力Ｐの負圧作用で空気２が空気吸込管１を介して
圧力検出管４内に吸込まれ、開口ａより噴出することに
より、灰等の異物６が吹き飛ばされることになる。この
場合、噴出する空気２が計器接続管３に影響を与えるこ
とがないので被検出圧力Ｐを正確に計測できる。

第２図はボイラ出口の煙風道である圧力検出部５に圧力
検出管４を取付けた場合で、本実施例においては、圧力
検出管４の底面に直接空気２の吸入口としての吸込穴７
を穿設しけたもので、この場合の吸込穴７の位置も第１
図の場合と同様に、計器接続管３の取付部すと被圧力検
出部５との接続部Ｃ間に設けられる。本実施例の場合も
被検出圧力Ｐの負圧作用により、空気２が吸込穴７より
圧力検出管４内に吸込まれ、噴出する。これにより灰等
の異物６が吹き飛ばされる。またこの場合噴出する空気
が計器接続管３に影響を与えることはない。

上記第１図および第２図における空気吸込管１および吸
込穴７の開口面積は、被検出圧力Ｐにより適正値に設計
する必要がある。そこで第１図と同様の試験装置を石炭
焚ボイラと煙風道に取付け、実機試験を行った結果第３
図に示す試験結果が得られ、これによれば堆積する異物
が灰である場合。

堆積量を３０％以下に抑制することができた。

〔発明の効果〕

以下本発明によれば、被検出圧力の負圧作用を利用して
空気を吸込み、噴出させ、これにより灰等の異物を吹飛
ばすようにしたので、被検出圧力の計測機構に影響を与
えることなく、灰等の異物の付着を防止することができ
る。また構造も簡単で安価にでき、しかも付属装置を必
要としないがらメンテナンスフリーとすることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略構成図、第２図は
本発明の他の実施例を示す概略構成図、第３図は開口面
積適正値曲線図、第４図は従来装置の概略構成図である
。 １・・・空気吸込管、 ３・・・計器接続管、 ４・・・圧力検出管、 ５・・・被圧力検出部、 ６・・・灰等の異物。 ７・・・空気吸込穴。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）内部が負圧状態のボイラ、煙風道等の被圧力検出
   部に、前記被検出圧力計測用の計器接続管を取付けた圧
   力検出管を接続し、前記圧力検出管の被圧力検出部との
   接続部と計器接続管の取付部との間で、かつ圧力検出管
   の長手方向の中心線より下方に、負圧作用により空気を
   取入れる開口を設けたボイラ用圧力検出管の異物付着防
   止装置。
2. （２）前記開口が前記圧力検出管に貫設された空気吸込
   管で構成された特許請求の範囲第１項記載のボイラ用圧
   力検出管の異物付着防止装置。
3. （３）前記開口が前記圧力検出管の管壁に穿設された特
   許請求の範囲第１項記載のボイラ用圧力検出管の異物付
   着防止装置。