JPH043613A - デジタル信号処理方式 - Google Patents
デジタル信号処理方式Info
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- JPH043613A JPH043613A JP10495890A JP10495890A JPH043613A JP H043613 A JPH043613 A JP H043613A JP 10495890 A JP10495890 A JP 10495890A JP 10495890 A JP10495890 A JP 10495890A JP H043613 A JPH043613 A JP H043613A
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- Japan
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- digital filter
- signal
- digital
- analog signal
- analog
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- NAWXUBYGYWOOIX-SFHVURJKSA-N (2s)-2-[[4-[2-(2,4-diaminoquinazolin-6-yl)ethyl]benzoyl]amino]-4-methylidenepentanedioic acid Chemical compound C1=CC2=NC(N)=NC(N)=C2C=C1CCC1=CC=C(C(=O)N[C@@H](CC(=C)C(O)=O)C(O)=O)C=C1 NAWXUBYGYWOOIX-SFHVURJKSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明はアナログ信号を精度良くデジタル化し、マイク
ロコンピュータ上のデジタルフィルタで信号処理し、再
びアナログ信号に変換した場合、元のアナログ信号特性
を周波数領域で精度良く再現する非巡回型デジタルフィ
ルタを用いたデジタル信号処理方式に関する。
ロコンピュータ上のデジタルフィルタで信号処理し、再
びアナログ信号に変換した場合、元のアナログ信号特性
を周波数領域で精度良く再現する非巡回型デジタルフィ
ルタを用いたデジタル信号処理方式に関する。
[従来の技術]
従来のデジタル信号処理方式は第6図に示されルヨウに
、アナログ信号をアナログ/デジタル変換(以下、A/
D変換)するサンプラー2と、A/D変換されたデジタ
ル変換信号aを再びアナログ信号u (t)に再生する
ホールド回路4から構成される。対象物1からのアナロ
グ信号は前記サンプラー2でA/D変換され、そのまま
ホールド回路4のデジタル/アナログ変換(以下、D/
A変換)器に入力され、再びアナログ信号に変換される
。第6図の構成で対象物1からの前記アナログ信号Ud
(t)を周波数領域で精度よ(近似するために、サンプ
ラー2のサンプリング間隔を小さく取る。また、第6図
の構成で前記対象のアナログ信号の周波数特性が精度よ
く近似されない場合には第7図に示されるように対象物
1のアナログ信号をA/D変換するサンプラー2とホー
ルド回路4の間に、アナログ信号をフィルタリングする
デジタルフィルタ3を挿入する。デジタルフィルタ3は
前記対象1のA/D変換されたサンプラー2からのデジ
タル変換信号aを遅延素子で1サンプリング時間かそれ
以上の時間で平滑化し、D/A変換器であるホールド回
路4でアナログ信号u (t)に再生し出力する。
、アナログ信号をアナログ/デジタル変換(以下、A/
D変換)するサンプラー2と、A/D変換されたデジタ
ル変換信号aを再びアナログ信号u (t)に再生する
ホールド回路4から構成される。対象物1からのアナロ
グ信号は前記サンプラー2でA/D変換され、そのまま
ホールド回路4のデジタル/アナログ変換(以下、D/
A変換)器に入力され、再びアナログ信号に変換される
。第6図の構成で対象物1からの前記アナログ信号Ud
(t)を周波数領域で精度よ(近似するために、サンプ
ラー2のサンプリング間隔を小さく取る。また、第6図
の構成で前記対象のアナログ信号の周波数特性が精度よ
く近似されない場合には第7図に示されるように対象物
1のアナログ信号をA/D変換するサンプラー2とホー
ルド回路4の間に、アナログ信号をフィルタリングする
デジタルフィルタ3を挿入する。デジタルフィルタ3は
前記対象1のA/D変換されたサンプラー2からのデジ
タル変換信号aを遅延素子で1サンプリング時間かそれ
以上の時間で平滑化し、D/A変換器であるホールド回
路4でアナログ信号u (t)に再生し出力する。
[発明が解決しようとする課題]
上述した従来のデジタル信号処理方式は第6図の構成の
場合には対象のアナログ信号を周波数領域で精度良く再
生するために、サンプリング間隔を小さ(する必要があ
るので演算時間が増大する上、A/D変換回路中のサン
プラーとD/A変換回路中のホールド回路を高精度な物
、すなわちホールド回路を高次にする必要があり、ハー
ドウェアのコストが高くなるという欠点があった。また
、高次ホールド回路に交換しても、ホールドの伝達関数
が複雑なので、対象物の伝達関数やその出力信号の種類
によっては回路の安定性が保証されないという欠点があ
った。対象物のアナログ信号をA/D変換して、デジタ
ル処理し、再びD/A変換して周波数領域で完全に再現
するにはホールダとサンプラーの伝達関数をキャンセル
するようなデジタルフィルタを構成すれば良い。しかし
、そのような理想デジタルフィルタを実現するのは不可
能であり、サンプラとホールダの間に周波数特性を改善
するデジタルフィルタを挿入する。従って第7図に示さ
れるデジタルフィルタの伝達関数の構成、帰還定数を試
行錯誤で設計し、対象から出力されるアナログ信号の近
似特性が得られるまで設計を繰り返すので、多大な工数
が発生するという欠点があった。また、フィルタの構成
によってはフィルタの帰還係数がサンプリング間隔に依
存するので回路の安定性が保証されないという欠点があ
った。
場合には対象のアナログ信号を周波数領域で精度良く再
生するために、サンプリング間隔を小さ(する必要があ
るので演算時間が増大する上、A/D変換回路中のサン
プラーとD/A変換回路中のホールド回路を高精度な物
、すなわちホールド回路を高次にする必要があり、ハー
ドウェアのコストが高くなるという欠点があった。また
、高次ホールド回路に交換しても、ホールドの伝達関数
が複雑なので、対象物の伝達関数やその出力信号の種類
によっては回路の安定性が保証されないという欠点があ
った。対象物のアナログ信号をA/D変換して、デジタ
ル処理し、再びD/A変換して周波数領域で完全に再現
するにはホールダとサンプラーの伝達関数をキャンセル
するようなデジタルフィルタを構成すれば良い。しかし
、そのような理想デジタルフィルタを実現するのは不可
能であり、サンプラとホールダの間に周波数特性を改善
するデジタルフィルタを挿入する。従って第7図に示さ
れるデジタルフィルタの伝達関数の構成、帰還定数を試
行錯誤で設計し、対象から出力されるアナログ信号の近
似特性が得られるまで設計を繰り返すので、多大な工数
が発生するという欠点があった。また、フィルタの構成
によってはフィルタの帰還係数がサンプリング間隔に依
存するので回路の安定性が保証されないという欠点があ
った。
[発明が解決しようとする課題]
本発明のデジタル信号処理方式は、対象物から検出され
るアナログ信号をサンプラーに入力し、前記アナログ信
号をアナログ/デジタル変換する手段と、 前記アナログ/デジタル変換された出力信号を非巡回型
デジタルフィルタに入力し、前記非巡回型デジタルフィ
ルタが前記アナログ/デジタル変換された出力信号を遅
延させ、平滑化し、ホールド回路に入力する手段と、 前記ホールド回路が前記非巡回型デジタルフィルタから
の出力信号をデジタル/アナログ変換スる手段と、 前記非巡回型デジタルフィルタのフィードフォワード係
数を決定する手段と、 前記非巡回型デジタルフィルタの計算式からその極限特
性を求める手段と、 前記非巡回型デジタルフィルタの極限特性が周波数領域
で前記アナログ信号を精度良く再現する手段とを含む。
るアナログ信号をサンプラーに入力し、前記アナログ信
号をアナログ/デジタル変換する手段と、 前記アナログ/デジタル変換された出力信号を非巡回型
デジタルフィルタに入力し、前記非巡回型デジタルフィ
ルタが前記アナログ/デジタル変換された出力信号を遅
延させ、平滑化し、ホールド回路に入力する手段と、 前記ホールド回路が前記非巡回型デジタルフィルタから
の出力信号をデジタル/アナログ変換スる手段と、 前記非巡回型デジタルフィルタのフィードフォワード係
数を決定する手段と、 前記非巡回型デジタルフィルタの計算式からその極限特
性を求める手段と、 前記非巡回型デジタルフィルタの極限特性が周波数領域
で前記アナログ信号を精度良く再現する手段とを含む。
[実施例]
本発明のデジタル信号処理方式の一実施例は第1図に示
されるように、対象物1の出力であるアナログ信号をA
/D変換してデジタル信号aを出力するサンプラー2と
、前記デジタル変換信号aを遅延させ、定数倍する非巡
回型デジタルフィルタ3と、この非巡回型デジタルフィ
ルタ3の出力信号すをD/A変換する零次ホールド回路
4から構成される。サンプラー2は対象物1からのアナ
ログ信号Ud(t)をサンプリング時間TでA/D変換
し、デジタル変換信号aを出力し、非巡回型デジタルフ
ィルタ2に入力する。非巡回型デジタルフィルタ3はデ
ジタル変換信号aを1サンプリング間隔ずつ遅延させ、
定数倍、平滑化し、出力信号すを出力し、零次ホールド
回路4に入力する。
されるように、対象物1の出力であるアナログ信号をA
/D変換してデジタル信号aを出力するサンプラー2と
、前記デジタル変換信号aを遅延させ、定数倍する非巡
回型デジタルフィルタ3と、この非巡回型デジタルフィ
ルタ3の出力信号すをD/A変換する零次ホールド回路
4から構成される。サンプラー2は対象物1からのアナ
ログ信号Ud(t)をサンプリング時間TでA/D変換
し、デジタル変換信号aを出力し、非巡回型デジタルフ
ィルタ2に入力する。非巡回型デジタルフィルタ3はデ
ジタル変換信号aを1サンプリング間隔ずつ遅延させ、
定数倍、平滑化し、出力信号すを出力し、零次ホールド
回路4に入力する。
この零次ホールド回路4は非巡回型デジタルフィルタ3
の出力信号すをD/A変換し、アナログ再生信号u (
t)を出力する。ここで、非巡回型デジタルフィルタ3
の設計方法について詳細に述べる。対象物1が出力する
アナログ信号をUd (t)とすると、 u (t)=Ud (t)・・・・・・・・・・・・
・・・・・・(1)と表わせる。ただし、デジタル信号
処理された後のアナログ再生信号の表記はすべてu (
t)とする。式(1)で示されるアナログ信号が第1図
に示される信号処理を施した後のホールド回路4からの
アナログ再生信号は、 T:サンプリング間隔、 kT≦t<(k+1)T と表わせる。ただし、βは遅延素子数である。
の出力信号すをD/A変換し、アナログ再生信号u (
t)を出力する。ここで、非巡回型デジタルフィルタ3
の設計方法について詳細に述べる。対象物1が出力する
アナログ信号をUd (t)とすると、 u (t)=Ud (t)・・・・・・・・・・・・
・・・・・・(1)と表わせる。ただし、デジタル信号
処理された後のアナログ再生信号の表記はすべてu (
t)とする。式(1)で示されるアナログ信号が第1図
に示される信号処理を施した後のホールド回路4からの
アナログ再生信号は、 T:サンプリング間隔、 kT≦t<(k+1)T と表わせる。ただし、βは遅延素子数である。
また、その非巡回型デジタルフィルタ3のパルス伝達関
数をDβ (2)とすると となる。
数をDβ (2)とすると となる。
である。文献ニジステムと制御Vo1.29.No、4
259−267頁(1985) r連続時間計のデジタ
ル制御則」を参考に非巡回型ディジタルフィルタ3の係
数αrを第2図に示される常微分方程式の数値積分法の
一つであるAdams−Bashforth法の係数に
一致させると、第1図に示される非巡回型デジタルフィ
ルタの遅延素子数はAdams−Bashforth法
の段数βに一致する。一方、数値計算法の段数と計算精
度は第3図に示される関係があるので、βが大きい程精
度が良くなることに着目すれば、β→■の非巡回型ディ
ジタルフィルタを用いたディジタルフィルタは限りなく
アナログ信号を近似していくことが期待できる。β→■
の非巡回型フィルタのパルス伝達関数は解析的に7.
= eJ wTと置き、Dβ(eJwT)を l e
−J w Tで整理するとβ=2の場合 =3/2 + (1/2)e −JwT= 1 +
(1/2)(1−e −Jw”)β=3の場合 ” (23/12)−(12/1G)e −JwT+
(5/12)e −j2” = 1+ (1/2)(1−e −J″”)+ (5
/12)(1−e −Jw”)2(1−e−JwT)の
べき乗でく(るとAdams−Bash−forth法
を後退差分形式で表現した時の係数値が現れる。以上の
例から類推により、β→■の非巡回型ディジタルフィル
タのパルス伝達関数はである。ここで、Adams−E
ashforth法の数値計算アルゴリスムの導出法に
もどって(5)式を比較すると、D (eJwT)は
Maclaur1n展開の係数ε4を与える母関数と定
義されるので、 t = (1−e−””)と置き換え(6)を代入し、
膜化した二項定理を用いると(5)式は・・・・・・■ と表すことができる。ただし、 ・・・・・・0 の簡単な定積分となる。
259−267頁(1985) r連続時間計のデジタ
ル制御則」を参考に非巡回型ディジタルフィルタ3の係
数αrを第2図に示される常微分方程式の数値積分法の
一つであるAdams−Bashforth法の係数に
一致させると、第1図に示される非巡回型デジタルフィ
ルタの遅延素子数はAdams−Bashforth法
の段数βに一致する。一方、数値計算法の段数と計算精
度は第3図に示される関係があるので、βが大きい程精
度が良くなることに着目すれば、β→■の非巡回型ディ
ジタルフィルタを用いたディジタルフィルタは限りなく
アナログ信号を近似していくことが期待できる。β→■
の非巡回型フィルタのパルス伝達関数は解析的に7.
= eJ wTと置き、Dβ(eJwT)を l e
−J w Tで整理するとβ=2の場合 =3/2 + (1/2)e −JwT= 1 +
(1/2)(1−e −Jw”)β=3の場合 ” (23/12)−(12/1G)e −JwT+
(5/12)e −j2” = 1+ (1/2)(1−e −J″”)+ (5
/12)(1−e −Jw”)2(1−e−JwT)の
べき乗でく(るとAdams−Bash−forth法
を後退差分形式で表現した時の係数値が現れる。以上の
例から類推により、β→■の非巡回型ディジタルフィル
タのパルス伝達関数はである。ここで、Adams−E
ashforth法の数値計算アルゴリスムの導出法に
もどって(5)式を比較すると、D (eJwT)は
Maclaur1n展開の係数ε4を与える母関数と定
義されるので、 t = (1−e−””)と置き換え(6)を代入し、
膜化した二項定理を用いると(5)式は・・・・・・■ と表すことができる。ただし、 ・・・・・・0 の簡単な定積分となる。
(1−t )−’″ = e x p [−r
]oge(1−t )コとおけば(8)式は ・・・・・・(9) となる。置き換えたtをもどして整理すると、β→(1
)の場合の非巡回型ディジタルフィルタの周波数応答は D (eJw”)=−(1−e−”T) / H−(1
−e −””)) loge [1−(1−e
−wT)コ= e””(1−e−”T)/ j (LE
T・・・・・・q■ と、解析的に求めることができる。さらに、(10)式
を変型すると、 これは、振幅口5In(ωT/2)]/(ωT/2)、
位相ωT/2の直線位相フィルタとなっている。
]oge(1−t )コとおけば(8)式は ・・・・・・(9) となる。置き換えたtをもどして整理すると、β→(1
)の場合の非巡回型ディジタルフィルタの周波数応答は D (eJw”)=−(1−e−”T) / H−(1
−e −””)) loge [1−(1−e
−wT)コ= e””(1−e−”T)/ j (LE
T・・・・・・q■ と、解析的に求めることができる。さらに、(10)式
を変型すると、 これは、振幅口5In(ωT/2)]/(ωT/2)、
位相ωT/2の直線位相フィルタとなっている。
一方、A/D変換器であるホールド回路を零次とし、そ
の伝達関数をH(jω)とすればである。式(11)と
、式(12)は第1図に示されるようにカスケード接続
されているので、式(12)のe −j w T /
2と式(II)のe J w T / ”は常にキャン
セルされる。従って、信号処理よる位相のズレはサンプ
ラの位相だけになる。第4図、第5図は入力する対象物
からのアナログ信号をu(t)=a”t、サンプリング
時間を0.5[SEC]とした時の、第2図に示される
デジタル処理を行なった時の周波数特性を示すボード線
図である。横軸は周波数、縦軸は第4図においてはゲイ
ン[dB]、第7図においては位相[deg]である。
の伝達関数をH(jω)とすればである。式(11)と
、式(12)は第1図に示されるようにカスケード接続
されているので、式(12)のe −j w T /
2と式(II)のe J w T / ”は常にキャン
セルされる。従って、信号処理よる位相のズレはサンプ
ラの位相だけになる。第4図、第5図は入力する対象物
からのアナログ信号をu(t)=a”t、サンプリング
時間を0.5[SEC]とした時の、第2図に示される
デジタル処理を行なった時の周波数特性を示すボード線
図である。横軸は周波数、縦軸は第4図においてはゲイ
ン[dB]、第7図においては位相[deg]である。
β=1は従来のデジタル信号処理を行った時の再現され
た出力信号u (t)の周波数特性、β=2.3. o
oは本発明の非巡回型デジタルフィルタを用いた時の出
力信号u(t)の周波数特性である。第4図のゲイン線
図において、従来のデジタル信号処理は元のアナログ信
号を比較的良く近似し、周波数帯域を広く取れるように
みえるが、位相特性はかなり劣化する。一方、非巡回型
デジタルフィルタを挿入した場合、ゲイン特性は高周波
数帯域においては従来のデジタル信号処理方式に比べ、
やや劣化する。しかし、サンプリング周波数ω、 (=
I/T)とした時、周波数帯域O〈ωくω8以外では実
用上使用されることはないので、本実施例の信号処理特
性には無関係である。位相特性については従来の信号処
理方式よりかなり改善されることが解る。また、1サン
プリング周波数ω5の範囲内での低周波数帯域ではゲイ
ン特性、位相特性ともに、本発明のデジタル信号処理方
式の方が元のアナログ信号の周波数特性を再生しており
、特にβ=■の場合は顕著である。
た出力信号u (t)の周波数特性、β=2.3. o
oは本発明の非巡回型デジタルフィルタを用いた時の出
力信号u(t)の周波数特性である。第4図のゲイン線
図において、従来のデジタル信号処理は元のアナログ信
号を比較的良く近似し、周波数帯域を広く取れるように
みえるが、位相特性はかなり劣化する。一方、非巡回型
デジタルフィルタを挿入した場合、ゲイン特性は高周波
数帯域においては従来のデジタル信号処理方式に比べ、
やや劣化する。しかし、サンプリング周波数ω、 (=
I/T)とした時、周波数帯域O〈ωくω8以外では実
用上使用されることはないので、本実施例の信号処理特
性には無関係である。位相特性については従来の信号処
理方式よりかなり改善されることが解る。また、1サン
プリング周波数ω5の範囲内での低周波数帯域ではゲイ
ン特性、位相特性ともに、本発明のデジタル信号処理方
式の方が元のアナログ信号の周波数特性を再生しており
、特にβ=■の場合は顕著である。
[発明の効果コ
本発明のデジタル信号処理方式は、対象物の出力するア
ナログ信号をサンプル、ホールドして再びアナログ信号
を出力する代わりに、サンプラとホールド回路の間に、
Adams−Basbfortb法の数値計算アルゴリ
スムで定まる係数値を持った非巡回型デジタルフィルタ
を挿入し、特にその極限特性(β=oo)を一つのデジ
タルフィルタとして挿入することにより、入力されたア
ナログ信号をデジタル処理し、サンプリング時間を大き
くとっても、元のアナログ信号を周波数領域で精度よく
再現する。従って、サンプリング時間を小さくとらなく
ても信号の再現性がよいので、デジタル化による演算お
くれを改善する効果がある。また、デジタルフィルタの
回路構成、係数の決定を試行錯誤で決定する必要がない
ので、設計工数の大幅な削減ができるという効果がある
。さらに、高次のホールド回路を用いなくても、位相特
性は常に非巡回型デジタルフィルタで改善されるためデ
ジタル信号処理部が安価で実現できるという効果がある
。
ナログ信号をサンプル、ホールドして再びアナログ信号
を出力する代わりに、サンプラとホールド回路の間に、
Adams−Basbfortb法の数値計算アルゴリ
スムで定まる係数値を持った非巡回型デジタルフィルタ
を挿入し、特にその極限特性(β=oo)を一つのデジ
タルフィルタとして挿入することにより、入力されたア
ナログ信号をデジタル処理し、サンプリング時間を大き
くとっても、元のアナログ信号を周波数領域で精度よく
再現する。従って、サンプリング時間を小さくとらなく
ても信号の再現性がよいので、デジタル化による演算お
くれを改善する効果がある。また、デジタルフィルタの
回路構成、係数の決定を試行錯誤で決定する必要がない
ので、設計工数の大幅な削減ができるという効果がある
。さらに、高次のホールド回路を用いなくても、位相特
性は常に非巡回型デジタルフィルタで改善されるためデ
ジタル信号処理部が安価で実現できるという効果がある
。
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は第1
図に示される非巡回型フィルタのフィードフォワード係
数および数値計算法のAdams−Bashforce
法の係数値を示す図、第3図は非巡回型デジタルフィル
タの遅延素子数と数値計算法のAdams−Bashf
orce法の精度との対照を示す図、第4図はゲイン
−周波数関係を示す図、第5図は位相−周波数関係の示
す図、第6図は従来のデジタル信号処理方式のブロック
図、第7図は第6図で元のアナログ信号を再生できない
時に行なう一般的なデジタル信号処理方式のブロック図
である。 1・・・対象物、2・・・A/D変換器、3・・・デジ
タルフィルタ、4・・・D/A変換器、a・・・デジタ
ル変換信号、b・・・出力信号、ud (t)・・・対
象物の出力アナログ信号、u (t)・・・アナログ再
生信号。
図に示される非巡回型フィルタのフィードフォワード係
数および数値計算法のAdams−Bashforce
法の係数値を示す図、第3図は非巡回型デジタルフィル
タの遅延素子数と数値計算法のAdams−Bashf
orce法の精度との対照を示す図、第4図はゲイン
−周波数関係を示す図、第5図は位相−周波数関係の示
す図、第6図は従来のデジタル信号処理方式のブロック
図、第7図は第6図で元のアナログ信号を再生できない
時に行なう一般的なデジタル信号処理方式のブロック図
である。 1・・・対象物、2・・・A/D変換器、3・・・デジ
タルフィルタ、4・・・D/A変換器、a・・・デジタ
ル変換信号、b・・・出力信号、ud (t)・・・対
象物の出力アナログ信号、u (t)・・・アナログ再
生信号。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 対象物から検出されるアナログ信号をサンプラーに入力
し、前記アナログ信号をアナログ/デジタル変換する手
段と、 前記アナログ/デジタル変換された出力信号を非巡回型
デジタルフィルタに入力し、前記非巡回型デジタルフィ
ルタが前記アナログ/デジタル変換された出力信号を遅
延させ、平滑化し、ホールド回路に入力する手段と、 前記ホールド回路が前記非巡回型デジタルフィルタから
の出力信号をデジタル/アナログ変換する手段と、 前記非巡回型デジタルフィルタのフィードフォワード係
数を決定する手段と、 前記非巡回型デジタルフィルタの計算式からその極限特
性を求める手段と、 前記非巡回型デジタルフィルタの極限特性が周波数領域
で前記アナログ信号を精度良く再現する手段とを含むデ
ジタル信号処理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10495890A JPH043613A (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | デジタル信号処理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10495890A JPH043613A (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | デジタル信号処理方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH043613A true JPH043613A (ja) | 1992-01-08 |
Family
ID=14394609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10495890A Pending JPH043613A (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | デジタル信号処理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH043613A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101360319B1 (ko) * | 2012-09-19 | 2014-02-11 | 변영광 | 기밀성이 향상된 액상 화장품 용기 |
CN107203656A (zh) * | 2017-04-19 | 2017-09-26 | 西安电子科技大学 | 一种基于四阶紧致差分格式的不可压缩流动模拟方法 |
-
1990
- 1990-04-20 JP JP10495890A patent/JPH043613A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101360319B1 (ko) * | 2012-09-19 | 2014-02-11 | 변영광 | 기밀성이 향상된 액상 화장품 용기 |
CN107203656A (zh) * | 2017-04-19 | 2017-09-26 | 西安电子科技大学 | 一种基于四阶紧致差分格式的不可压缩流动模拟方法 |
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