JPH04361036A - ポリカーボネート樹脂積層体 - Google Patents

ポリカーボネート樹脂積層体

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JPH04361036A
JPH04361036A JP3136293A JP13629391A JPH04361036A JP H04361036 A JPH04361036 A JP H04361036A JP 3136293 A JP3136293 A JP 3136293A JP 13629391 A JP13629391 A JP 13629391A JP H04361036 A JPH04361036 A JP H04361036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polycarbonate resin
acrylic resin
laminate
methacrylate
phenyl methacrylate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3136293A
Other languages
English (en)
Inventor
Yu Tsukada
塚田 佑
Kazuhiro Hosoya
和弘 細谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP3136293A priority Critical patent/JPH04361036A/ja
Publication of JPH04361036A publication Critical patent/JPH04361036A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業用の利用分野】本発明は、ポリカーボネート樹脂
積層体に関し、更に詳しくは、耐候性、機械的強度に優
れ、リサイクル使用時においても高い透明性を維持する
ポリカーボネート樹脂積層体に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、ポリカーボネート樹脂成形体は、
耐衝撃性、耐熱性、難燃性、透明性等の特性が優れてい
ることからグレージング、温室、アケード等の建築用資
材や、腰板、防音壁等の道路資材や、風防、看板、カー
ブミラー等の成形雑貨用資材等に広く用いられて来てい
る。
【0003】これらの用途は主に屋外で用いられること
が多く、耐候性に優れていることが要求される。しかし
、ポリカーボネート樹脂は、同じ透明樹脂であるアクリ
ル樹脂に比べて耐候性が劣り、屋外に暴露されると黄変
や失透を起こすため、改良の検討が行われ開示されてい
る。その一つの方法として、紫外線吸収剤を含有した耐
候性の良いアクリル樹脂をポリカーボネート樹脂基材の
上に被覆することが行われている(特公昭47−191
19号、特公昭55−27848号、特開昭55−59
929号、特開昭56−13163号)。又、ポリカー
ボネート樹脂との相溶性を考慮したものも開示されてい
る(特開平2−175245号、特開平2−17524
6号)。
【0004】しかし、これらは何れも、積層体をリサイ
クル使用することが考慮されていないか、又は考慮され
ていたとしても、通常ポリカーボネート樹脂が溶融成形
される温度である250〜300℃において、薄いフィ
ルムでは透明に見えるが数mmの板厚になると不透明に
なってしまうもので、実用上問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリカーボ
ネート樹脂成形体の耐候性を改良し、加熱溶融を行って
リサイクル使用しても高い透明性を維持するポリカーボ
ネート樹脂積層体を提供することにある。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明者は、耐候性を改
良したポリカーボネート樹脂積層体を、特に250〜3
00℃の温度で加熱溶融成形をおこなってリサイクル使
用しても、高い透明性を維持するポリカーボネート樹脂
積層体について鋭意研究を行った結果、フェニルメタク
リレート共重合体をポリカーボネート樹脂成形体に積層
することにより、本目的を達成することを見いだし、本
発明を成すに至った。
【0007】すなわち、本発明は、ポリカーボネート樹
脂成形体の片面又は両面の表面にアクリル樹脂層を設け
た積層体であって、該アクリル樹脂がフェニルメタクリ
レート単位50〜99重量%、下式(1);
【0008
【化2】
【0009】で表されるアクリレート又はフェニルメタ
クリレート以外のメタクリレートから選ばれた一種又は
二種以上の単量体単位1〜50重量%、前記モノマー単
位と共重合可能な単量体単位0〜49重量%からなる共
重合体であることを特徴とするポリカーボネート樹脂積
層体を提供するものである。フェニルメタクリレート共
重合体の組成が上記組成範囲を逸脱すると、ポリカーボ
ネートと混合したとき透明性が損なわれる。
【0010】
【化3】
【0011】で表されるアクリレート又はメタクリレー
トとしては、例えばシクロヘキシルアクリレート、シク
ロヘキシルメタクリレート、4−t−ブチルシクロヘキ
シルアクリレート、4−t−ブチルシクロヘキシルメタ
クリレート、フェニルアクリレート、4−t−ブチルフ
ェニルアクリレート、4−t−ブチルフェニルメタクリ
レート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレー
ト、2−フェニルエチルアクリレート、2−フェニルエ
チルメタクリレート、2−フェノキシエチルアクリレー
ト、2−フェノキシエチルメタクリレート等である。
【0012】前記モノマー単位と共重合可能な単量体と
しては、例えばメチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート等のアルキルアクリレート、ス
チレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリル、ブタジエン等である
。メタクリレート系共重合体の分子量は特に限定しない
が、好ましくは5〜30万の範囲であり、5万未満では
組成物の強度が低下する場合があり、30万を超えると
溶融成形が困難になる場合がある。
【0013】メタクリレート系共重合体の製造方法は、
公知の方法が利用でき特にラジカル重合が好ましく、例
えば塊状重合、溶液重合、懸濁重合で行われる。ここで
用いられるラジカル開始剤は、アゾビスイソブチロニト
リル等のアゾ化合物、ラウロイルパーオキサイド、ジ−
t−ブチルパーオキサイド等の有機過酸化物等である。
【0014】分子量を調節する連鎖移動剤としては、オ
クチルメルカプタン等のアルキルメルカプタン等がある
。ポリカボネート樹脂成形体の耐候性を改良するために
、表層をアクリル樹脂で被覆するのは公知であり、更に
、紫外線吸収剤等を添加し補強することも公知であり、
該アクリル樹脂にも添加することが好ましい。ここで用
いられる紫外線吸収剤は、ベンゾトリアゾール系、ベン
ゾフェノン系、サリチル酸エステル系から1種又は2種
以上組み合わせ用いることが出来る。ベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤としては、例えば、2−(2’ヒドロ
キシ−3’,5’−t−ブチルフェニル)−ベンゾトリ
アゾール、2−(2’ヒドロキシ−5’−t−オクチル
フェニル)−ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレン
ビス[4−1,1,3,3,−テトラメチレンブチル)
−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノ
ール]等であり、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤として
は、例えば、2−ヒドロキシ−4−メトオキシベンゾフ
ェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノ
ン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトオキシ
ベンゾフェノン等であり、サリチル酸エステル系紫外線
吸収剤としては、例えば、パラ−t−ブチルフェニルサ
リチル酸エステル、パラ−オクチルルフェニルサリチル
酸エステル等が用いられ、更に好ましくは、低揮発性の
紫外線吸収剤を用いることにより、高温成形時に飛散し
にくく、長期暴露においても効果が持続する。又、ヒン
ダードアミン系の光安定剤や、ヒンダードフェノール系
の酸化防止剤とも併用することが出来る。
【0015】アクリル樹脂に添加する紫外線吸収剤は、
成形体の表面積当たり0.5〜5.0g/m2 で、上
限が25重量%以下にすることが好ましい。0.5g/
m2 未満の場合、添加効果が少なく、5.0g/m2
 又は25重量%を超えた場合、増量効果がなく且つ機
械的物性等が低下してくる。ポリカーボネート樹脂成形
体にアクリル樹脂を被覆する方法は、公知の方法を用い
て行うことができ、例えば、同時に溶融押出する共押出
法、成形されたポリカーボネート樹脂にアクリル樹脂フ
ィルムをラミネートする方法、又は、アクリル樹脂溶液
をコートする方法等がある。
【0016】アクリル樹脂被覆層の厚みは特に限定しな
いが、好ましくは、2〜100μmである。2μm未満
では、耐候性改良効果が乏しく、100μmを超えると
、ポリカーボネート樹脂が本来持っている衝撃強度が低
下してくる。本発明の積層体の、ポリカーボネート樹脂
層、アクリル樹脂層いずれにも紫外線吸収剤、光安定剤
、酸化防止剤、高級アルコール・グリセライド等の滑剤
、難燃剤、可塑剤、帯電防止剤、染料・顔料等の着色剤
を添加することが出来る。
【0017】
【実施例】次に、実施例、比較例によって本発明をさら
に詳細に説明する。
【0018】
【実施例1〜5】 (a)アクリル樹脂の製造 10リットルビーカーに懸濁剤としてポバールを用いて
調製した水相6000gに、表1に記載するモノマー組
成3000gに対しラウロイルパーオキサイド9g、n
−オクチルメルカプタン5.4gを混合調製して投入し
、75℃で重合を開始した後、95℃に昇温して重合を
終了する。最終の重合率は、99.5%である。洗浄、
乾燥を行い、アクリル樹脂を得る。得られたアクリル樹
脂の分子量は何れも15万前後である。
【0019】これらのアクリル樹脂に2,2’−メチレ
ンビス[4−1,1,3,3,−テトラメチレンブチル
)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェ
ノール](日本アデカアーガス化学製マークLA−31
)の紫外線吸収剤を5重量%配合し、30mmφ2軸押
出機(ナカタニ機械製)を用いて260℃で造粒する。
【0020】(b)アクリル樹脂フィルムの製造造粒し
たアクリル樹脂を、30mmφ単軸押出機(サーモプラ
スチック製)を用いて、270℃で40μmのフィルム
を成膜する。コートハンガータイプのTダイ、スリット
幅300mm、スリット間隔0.5mm、吐出量3Kg
/hである。
【0021】(c)ポリカーボネート樹脂シートの製造
ポリカーボネート樹脂(バイエル社製マクロロン310
3)を、65mmφ単軸押出機(東芝機械製製)を用い
て、270℃で板厚3mmの押出シートを製造する。コ
ートハンガータイプのTダイ、スリット幅600mm、
スリット間隔8mm、吐出量80Kg/hである。
【0022】(d)積層体の製造 得られたアクリル樹脂フィルムとポリカーボネート樹脂
シートを37トン圧縮成形機(庄子鉄工社製)を用いて
200℃で圧着し、ポリカーボネート樹脂シートの両表
面にアクリル樹脂フィルムを積層する。積層体の板厚は
2.8mm、積層したフィルムの厚みは38〜40μm
である。
【0023】(e)積層体の再押出しによるシートの製
造 これらの積層体を粉砕し、再度(c)と同様な条件で板
厚2mmのシートを製造する。得られたシートを用いて
、JIS  K7105に基ずいて測定したヘーズの値
を表1に示す。
【0024】
【比較例1〜5】(a)アクリル樹脂の製造において、
表1に記載するモノマー組成を用いた他はすべて実施例
と同様に行い、ヘーズを測定した結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】本発明のポリカーボネート樹脂積層体は
、特定のアクリル樹脂を被覆することにより、リサイク
ル使用時おいても従来にない高い透明性を示すものであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ポリカーボネート樹脂成形体の片面又
    は両面の表面にアクリル樹脂層を設けた積層体であって
    、該アクリル樹脂がフェニルメタクリレート単位50〜
    99重量%、下式(1); 【化1】 で表されるアクリレート又はフェニルメタクリレート以
    外のメタクリレートから選ばれた一種又は二種以上の単
    量体単位1〜50重量%、前記モノマー単位と共重合可
    能な単量体単位0〜49重量%からなる共重合体である
    ことを特徴とするポリカーボネート樹脂積層体。
JP3136293A 1991-06-07 1991-06-07 ポリカーボネート樹脂積層体 Withdrawn JPH04361036A (ja)

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