JPH04360530A - 多層レジスト法の中間層の除去方法 - Google Patents
多層レジスト法の中間層の除去方法Info
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- JPH04360530A JPH04360530A JP16387991A JP16387991A JPH04360530A JP H04360530 A JPH04360530 A JP H04360530A JP 16387991 A JP16387991 A JP 16387991A JP 16387991 A JP16387991 A JP 16387991A JP H04360530 A JPH04360530 A JP H04360530A
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Landscapes
- Drying Of Semiconductors (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に用いられる多層レジスト法の中間層の除去方法に関す
る。
に用いられる多層レジスト法の中間層の除去方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高集積化にともない、選択
エッチング等のエッチングマスクになるレジストパター
ンを微細にかつ高精度に加工することが要求されている
。その一例として、図3に示す多層レジスト法がある。 図に示すように、段差31aを有する基板31上に、当
該段差31aを覆う状態に耐エッチング性を有するレジ
ストで平坦化層32を形成する。この平坦化層32の表
面は平坦に形成される。続いて、平坦化層32の上面に
中間層33を薄く形成する。中間層33は、例えば厚さ
が0.1μmの酸化シリコン(SiO2 )膜よりなる
。次いで通常のレジストよりなる比較的薄いレジスト層
34(例えば厚さが0.4μm程度)を形成する。
エッチング等のエッチングマスクになるレジストパター
ンを微細にかつ高精度に加工することが要求されている
。その一例として、図3に示す多層レジスト法がある。 図に示すように、段差31aを有する基板31上に、当
該段差31aを覆う状態に耐エッチング性を有するレジ
ストで平坦化層32を形成する。この平坦化層32の表
面は平坦に形成される。続いて、平坦化層32の上面に
中間層33を薄く形成する。中間層33は、例えば厚さ
が0.1μmの酸化シリコン(SiO2 )膜よりなる
。次いで通常のレジストよりなる比較的薄いレジスト層
34(例えば厚さが0.4μm程度)を形成する。
【0003】その後、レジスト層34に対して露光を行
ってからこのレジスト層34を現像処理して、2点鎖線
で示す部分のレジスト層34を除去する。そしてレジス
トパターン35を形成する。次いでレジストパターン3
5をエッチングマスクにし、中間層33を反応性イオン
エッチングによって、中間層33の1点鎖線で示す部分
を除去する。そして中間層パターン36を形成する。
ってからこのレジスト層34を現像処理して、2点鎖線
で示す部分のレジスト層34を除去する。そしてレジス
トパターン35を形成する。次いでレジストパターン3
5をエッチングマスクにし、中間層33を反応性イオン
エッチングによって、中間層33の1点鎖線で示す部分
を除去する。そして中間層パターン36を形成する。
【0004】続いて中間層パターン36をエッチングマ
スクにして、平坦化層32を酸素プラズマによる異方性
エッチング、例えばマイクロ波を用いたECRエッチン
グによって、平坦化層32の破線で示す部分をエッチン
グ除去する。そして、平坦化層32よりなるパターン3
7を形成する。このエッチングでは、レジストパターン
35(2点鎖線で示す部分)は平坦化層32とともに除
去される。
スクにして、平坦化層32を酸素プラズマによる異方性
エッチング、例えばマイクロ波を用いたECRエッチン
グによって、平坦化層32の破線で示す部分をエッチン
グ除去する。そして、平坦化層32よりなるパターン3
7を形成する。このエッチングでは、レジストパターン
35(2点鎖線で示す部分)は平坦化層32とともに除
去される。
【0005】次いで、エッチングガスに例えばCHF3
,CF4とH2 との混合ガス,C2 F6 または
C3 F8 等を用いた異方性ドライエッチングによっ
て、SiO2 膜の中間層パターン36(1点鎖線で示
す部分)をエッチング除去する。そして平坦化層32よ
りなるパターン37が完成する。
,CF4とH2 との混合ガス,C2 F6 または
C3 F8 等を用いた異方性ドライエッチングによっ
て、SiO2 膜の中間層パターン36(1点鎖線で示
す部分)をエッチング除去する。そして平坦化層32よ
りなるパターン37が完成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記多
層レジスト法の中間層を除去するドライエッチングでは
、入射イオンのエネルギーが大きいので、入射イオンに
よって基板がスパッタされる。このため、基板をスパッ
タしたときに発生したスパッタ物が平坦化層よりなるパ
ターンの側壁に再付着する。このため、その後の工程で
平坦化層を除去した際に再付着したスパッタ物が異物と
して残り、ウエハを汚染する。また再付着を抑えるため
に入射イオンエネルギーを小さくして中間層の除去を行
った場合には、異方性エッチングの速度よりも等方性エ
ッチングの速度のほうが速く進行するために、平坦化層
のパターンをエッチングして、このパターンにアンダー
カットを生じる。また、希釈フッ酸水溶液によるウェッ
トエッチングで中間層を除去した場合には、水圧によっ
て微細な平坦化層のパターンが破壊される。したがって
、微細で高精度な平坦化層のパターンを形成することが
困難である。
層レジスト法の中間層を除去するドライエッチングでは
、入射イオンのエネルギーが大きいので、入射イオンに
よって基板がスパッタされる。このため、基板をスパッ
タしたときに発生したスパッタ物が平坦化層よりなるパ
ターンの側壁に再付着する。このため、その後の工程で
平坦化層を除去した際に再付着したスパッタ物が異物と
して残り、ウエハを汚染する。また再付着を抑えるため
に入射イオンエネルギーを小さくして中間層の除去を行
った場合には、異方性エッチングの速度よりも等方性エ
ッチングの速度のほうが速く進行するために、平坦化層
のパターンをエッチングして、このパターンにアンダー
カットを生じる。また、希釈フッ酸水溶液によるウェッ
トエッチングで中間層を除去した場合には、水圧によっ
て微細な平坦化層のパターンが破壊される。したがって
、微細で高精度な平坦化層のパターンを形成することが
困難である。
【0007】本発明は、微細で高精度な平坦化層のパタ
ーンを形成するのに優れた多層レジスト法の中間層の除
去方法を提供することを目的とする。
ーンを形成するのに優れた多層レジスト法の中間層の除
去方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされた多層レジスト法の中間層の除去方
法である。すなわち、基板上に形成されるパターンの上
面に残る中間層の除去方法であって、まずフッ酸系の蒸
気雰囲気またはフッ酸系の気体雰囲気に中間層をさらす
ことで、フッ酸系の蒸気またはフッ酸系の気体と当該中
間層とを反応させて反応生成物を生成する第1の工程を
行う。その後パターンに付着した、反応生成物およびフ
ッ酸系の蒸気またはフッ酸系の気体とを除去する第2の
工程を行う。
成するためになされた多層レジスト法の中間層の除去方
法である。すなわち、基板上に形成されるパターンの上
面に残る中間層の除去方法であって、まずフッ酸系の蒸
気雰囲気またはフッ酸系の気体雰囲気に中間層をさらす
ことで、フッ酸系の蒸気またはフッ酸系の気体と当該中
間層とを反応させて反応生成物を生成する第1の工程を
行う。その後パターンに付着した、反応生成物およびフ
ッ酸系の蒸気またはフッ酸系の気体とを除去する第2の
工程を行う。
【0009】
【作用】上記中間層の除去方法では、中間層をフッ酸系
の気体雰囲気またはフッ酸系の蒸気雰囲気にさらして、
化学反応により反応生成物を生成し、その後反応生成物
とフッ酸系のガスまたはフッ酸系の蒸気とを除去するの
で、基板にスパッタ作用等の物理的衝撃が加わらない。 このため、スパッタ物が発生しないので、形成したパタ
ーンの側壁にスパッタ物の再付着は生じない。また形成
したパターンに物理的な圧力がかからないので、形成し
たパターンを破壊しない。
の気体雰囲気またはフッ酸系の蒸気雰囲気にさらして、
化学反応により反応生成物を生成し、その後反応生成物
とフッ酸系のガスまたはフッ酸系の蒸気とを除去するの
で、基板にスパッタ作用等の物理的衝撃が加わらない。 このため、スパッタ物が発生しないので、形成したパタ
ーンの側壁にスパッタ物の再付着は生じない。また形成
したパターンに物理的な圧力がかからないので、形成し
たパターンを破壊しない。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図1に示す中間層の除去工
程図により説明する。段差11aを有する基板11上に
例えばレジストで平坦な表面を有する平坦化層12を形
成する。続いて平坦化層12の上面に、例えば厚さが0
.1μm程度のSiO2 膜で中間層13を形成する。 次いで中間層13の上面にレジスト層14を形成する。 その後前述した従来の技術で説明したと同様の方法によ
る通常の多層レジスト法のリソグラフィーとエッチング
とを行って、平坦化層12でパターン17を形成する。 このときレジスト層14で形成したレジストパターン1
5(2点鎖線で示す部分)は平坦化層12とともにエッ
チングされて除去される。そしてパターン17の上面に
は、中間層13よりなる中間層パターン16が残る。次
に残存している中間層パターン16を除去する方法を説
明する。
程図により説明する。段差11aを有する基板11上に
例えばレジストで平坦な表面を有する平坦化層12を形
成する。続いて平坦化層12の上面に、例えば厚さが0
.1μm程度のSiO2 膜で中間層13を形成する。 次いで中間層13の上面にレジスト層14を形成する。 その後前述した従来の技術で説明したと同様の方法によ
る通常の多層レジスト法のリソグラフィーとエッチング
とを行って、平坦化層12でパターン17を形成する。 このときレジスト層14で形成したレジストパターン1
5(2点鎖線で示す部分)は平坦化層12とともにエッ
チングされて除去される。そしてパターン17の上面に
は、中間層13よりなる中間層パターン16が残る。次
に残存している中間層パターン16を除去する方法を説
明する。
【0011】まず第1の工程では、フッ酸系の蒸気とし
て、例えばバブラーにより蒸気化したフッ化水素酸の共
沸混合液(37.73%)を窒素(N2 )を搬送気体
としてエッチング雰囲気に200sccmの流量で供給
する。このとき供給した蒸気を含む気体の一部を排気し
て、エッチング雰囲気の圧力を67Paにする。そして
、上記エッチング雰囲気中に上記パターン17上の中間
層パターン16を2分間さらして、エッチングする。 このとき、中間層パターン16を形成するSiO2 と
蒸気化したフッ化水素(HF)とが化学反応を起こして
、四フッ化ケイ素(SiF4 )や水(H2 O)等の
反応生成物を生成する。SiF4 (沸点が−86℃)
は揮発性なので反応とともに揮発する。H2 Oの一部
は蒸発し、残りのH2 Oはパターン17や基板11に
付着する。また蒸気化したフッ化水素酸も主に液滴の状
態でパターン17や基板11に付着する。
て、例えばバブラーにより蒸気化したフッ化水素酸の共
沸混合液(37.73%)を窒素(N2 )を搬送気体
としてエッチング雰囲気に200sccmの流量で供給
する。このとき供給した蒸気を含む気体の一部を排気し
て、エッチング雰囲気の圧力を67Paにする。そして
、上記エッチング雰囲気中に上記パターン17上の中間
層パターン16を2分間さらして、エッチングする。 このとき、中間層パターン16を形成するSiO2 と
蒸気化したフッ化水素(HF)とが化学反応を起こして
、四フッ化ケイ素(SiF4 )や水(H2 O)等の
反応生成物を生成する。SiF4 (沸点が−86℃)
は揮発性なので反応とともに揮発する。H2 Oの一部
は蒸発し、残りのH2 Oはパターン17や基板11に
付着する。また蒸気化したフッ化水素酸も主に液滴の状
態でパターン17や基板11に付着する。
【0012】次いで第2の工程として、上記処理した基
板11を空気中にさらすことなく、真空に近い雰囲気中
(0.0Pa)に移す。続いて上記真空に近い雰囲気に
窒素ガス(N2 )をパージして、その雰囲気を例えば
67Paにする。次いで再び当該雰囲気を0.0Paに
真空引きする、このように、真空引きと窒素ガスのパー
ジとを繰り返し行う、いわゆるサイクルパージを行って
、パターン17や基板11に付着したH2 Oやフッ化
水素酸等の付着物18を蒸発させて除去する。
板11を空気中にさらすことなく、真空に近い雰囲気中
(0.0Pa)に移す。続いて上記真空に近い雰囲気に
窒素ガス(N2 )をパージして、その雰囲気を例えば
67Paにする。次いで再び当該雰囲気を0.0Paに
真空引きする、このように、真空引きと窒素ガスのパー
ジとを繰り返し行う、いわゆるサイクルパージを行って
、パターン17や基板11に付着したH2 Oやフッ化
水素酸等の付着物18を蒸発させて除去する。
【0013】エッチングによって基板11やパターン1
7に付着した反応生成物やフッ化水素酸等を除去する別
の方法としては、例えばパターン17を形成した基板1
1を120℃程度に加熱して、基板11やパターン17
に付着した反応生成物(主にH2 O)やフッ化水素酸
等の付着物18を蒸発させて除去する。また上記説明し
た熱処理と、上記説明したサイクルパージとの両方を同
時に行って、H2 Oやフッ化水素酸等の蒸発を促進さ
せてもよい。
7に付着した反応生成物やフッ化水素酸等を除去する別
の方法としては、例えばパターン17を形成した基板1
1を120℃程度に加熱して、基板11やパターン17
に付着した反応生成物(主にH2 O)やフッ化水素酸
等の付着物18を蒸発させて除去する。また上記説明し
た熱処理と、上記説明したサイクルパージとの両方を同
時に行って、H2 Oやフッ化水素酸等の蒸発を促進さ
せてもよい。
【0014】上記実施例では、フッ化水素酸の共沸混合
液を蒸気化して用いたが、無水フッ化水素(沸点が19
.5℃)を、例えば加熱して、蒸気化したものを用いる
こともできる。この場合も上記同様に、中間層パターン
16のSiO2 とフッ化水素(HF)とを反応させた
後、生成された反応生成物やフッ化水素等の付着物18
をパターン17上より除去する。また中間層13で形成
した中間層パターン16の除去方法は、中間層13を形
成するSiO2 膜の形成方法(例えばSOGを塗布す
る方法,化学的気相成長法,蒸着法等)にかかわらず除
去することが可能である。
液を蒸気化して用いたが、無水フッ化水素(沸点が19
.5℃)を、例えば加熱して、蒸気化したものを用いる
こともできる。この場合も上記同様に、中間層パターン
16のSiO2 とフッ化水素(HF)とを反応させた
後、生成された反応生成物やフッ化水素等の付着物18
をパターン17上より除去する。また中間層13で形成
した中間層パターン16の除去方法は、中間層13を形
成するSiO2 膜の形成方法(例えばSOGを塗布す
る方法,化学的気相成長法,蒸着法等)にかかわらず除
去することが可能である。
【0015】上記方法によって中間層パターン16を除
去した場合には、基板11にはスパッタ作用のような物
理的衝撃が加わらないので、パターン17の側壁にスパ
ッタ物が付着することがない。またパターン17には物
理的力が作用しないので、パターン17を損傷すること
がない。
去した場合には、基板11にはスパッタ作用のような物
理的衝撃が加わらないので、パターン17の側壁にスパ
ッタ物が付着することがない。またパターン17には物
理的力が作用しないので、パターン17を損傷すること
がない。
【0016】次に上記中間層の除去方法を行うためのエ
ッチング装置の一例を図2に示す概略構成断面図により
説明する。図に示す如く、エッチング装置21は、通常
のマイクロ波エッチング装置31のエッチング室32に
ゲートバルブ40を介して中間層パターン16(図1参
照)をエッチングするための化学的エッチング装置41
のエッチング室42を接続したものである。
ッチング装置の一例を図2に示す概略構成断面図により
説明する。図に示す如く、エッチング装置21は、通常
のマイクロ波エッチング装置31のエッチング室32に
ゲートバルブ40を介して中間層パターン16(図1参
照)をエッチングするための化学的エッチング装置41
のエッチング室42を接続したものである。
【0017】上記マイクロ波エッチング装置31は、以
下のように構成される。すなわち、エッチング室32に
は、導波管33を介してマイクロ波発振器34が接続さ
れている。またエッチング室32の内部にはステージ3
5が設けられている。エッチング室32にはエッチング
ガスを供給するための供給管36とエッチングガスを排
出するための排気管37とが設けられている。ステージ
35には高周波電源37が接続されている。またステー
ジ35には、ステージ35の上面の温度を制御するため
の温度調節器38が接続されている。さらにエッチング
室32の側方の周囲には磁場発生器39が設けられてい
る。
下のように構成される。すなわち、エッチング室32に
は、導波管33を介してマイクロ波発振器34が接続さ
れている。またエッチング室32の内部にはステージ3
5が設けられている。エッチング室32にはエッチング
ガスを供給するための供給管36とエッチングガスを排
出するための排気管37とが設けられている。ステージ
35には高周波電源37が接続されている。またステー
ジ35には、ステージ35の上面の温度を制御するため
の温度調節器38が接続されている。さらにエッチング
室32の側方の周囲には磁場発生器39が設けられてい
る。
【0018】上記化学的エッチング装置41は、以下の
ように構成される。すなわち、エッチング室42にはエ
ッチングガスを供給するための供給管43とエッチング
ガスを排気するための排気管44とが接続されている。 またエッチング室42の内部にはステージ43が設けら
れている。ステージ43には、ヒータ44が設けられて
いる。
ように構成される。すなわち、エッチング室42にはエ
ッチングガスを供給するための供給管43とエッチング
ガスを排気するための排気管44とが接続されている。 またエッチング室42の内部にはステージ43が設けら
れている。ステージ43には、ヒータ44が設けられて
いる。
【0019】上記エッチング装置21を用いて、平坦化
層12(図1参照)をエッチングしてパターン17(図
1参照)を形成した後に中間層パターン16(図1参照
)を除去する工程を行う方法を説明する。パターン17
の形成は、上記マイクロ波エッチング装置31で通常の
方法により行う。エッチングが終了した後、エッチング
室32とエッチング室42とを真空排気する。その後ゲ
ートバルブ40を開けて、基板11をステージ35より
ステージ43に移す。そしてゲートバルブ40を閉じる
。次いでエッチング室42にエッチングガスとして例え
ば蒸気化したフッ化水素酸を導入するとともに排気管4
4よりその一部を排気して、エッチング室42の内部を
所定の圧力(例えば67Pa)に保つ。そして蒸気化し
たフッ化水素酸とSiO2 膜よりなる中間層パターン
16(図1参照)とを化学反応させる。そして四フッ化
水素と水とよりなる反応生成物を生成する。
層12(図1参照)をエッチングしてパターン17(図
1参照)を形成した後に中間層パターン16(図1参照
)を除去する工程を行う方法を説明する。パターン17
の形成は、上記マイクロ波エッチング装置31で通常の
方法により行う。エッチングが終了した後、エッチング
室32とエッチング室42とを真空排気する。その後ゲ
ートバルブ40を開けて、基板11をステージ35より
ステージ43に移す。そしてゲートバルブ40を閉じる
。次いでエッチング室42にエッチングガスとして例え
ば蒸気化したフッ化水素酸を導入するとともに排気管4
4よりその一部を排気して、エッチング室42の内部を
所定の圧力(例えば67Pa)に保つ。そして蒸気化し
たフッ化水素酸とSiO2 膜よりなる中間層パターン
16(図1参照)とを化学反応させる。そして四フッ化
水素と水とよりなる反応生成物を生成する。
【0020】その後、エッチング室42を0.0Paに
真空引きし、続いてエッチング室42に窒素ガスを導入
してエッチング室42内の圧力を例えば67Paに保つ
。再びエッチング室42を0.0Paに真空引きする。 このように、真空引きと窒素ガスのパージとを繰り返す
サイクルパージを行う。そして基板11やパターン17
に付着している反応生成物やフッ化水素酸等の付着物1
8(図1参照)を蒸発させて除去する。さらに、サイク
ルパージ時にステージ43をヒータ44で加熱して、基
板11を例えば120℃程度に温め、基板11やパター
ン17に付着している付着物18の蒸発を促進させても
よい。また、パージガスには、基板11,パターン17
,付着物18等に対して不活性なガスであれば窒素以外
のガス、例えばアルゴンやヘリウム等を用いることもで
きる。
真空引きし、続いてエッチング室42に窒素ガスを導入
してエッチング室42内の圧力を例えば67Paに保つ
。再びエッチング室42を0.0Paに真空引きする。 このように、真空引きと窒素ガスのパージとを繰り返す
サイクルパージを行う。そして基板11やパターン17
に付着している反応生成物やフッ化水素酸等の付着物1
8(図1参照)を蒸発させて除去する。さらに、サイク
ルパージ時にステージ43をヒータ44で加熱して、基
板11を例えば120℃程度に温め、基板11やパター
ン17に付着している付着物18の蒸発を促進させても
よい。また、パージガスには、基板11,パターン17
,付着物18等に対して不活性なガスであれば窒素以外
のガス、例えばアルゴンやヘリウム等を用いることもで
きる。
【0021】上記の如くに平坦化膜12のエッチングと
中間層パターン16の除去とを、上記エッチング装置1
で連続的に行うことにより、スループットを向上するこ
とができる。
中間層パターン16の除去とを、上記エッチング装置1
で連続的に行うことにより、スループットを向上するこ
とができる。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
フッ酸系のガス雰囲気またはフッ酸系の蒸気雰囲気に中
間層をさらすことでフッ酸系のガスまたはフッ酸系の蒸
気と中間層とを反応させて反応生成物を生成し、続いて
平坦化層のパターンに付着したフッ酸系のガスまたはフ
ッ酸系の蒸気とともに反応生成物を除去する。このため
、基板にはスパッタ作用等の物理的衝撃が加わらないの
で、スパッタ物が発生しない。この結果、平坦化層のパ
ターンの側壁にスパッタ物の再付着は生じない。また平
坦化層のパターンに物理的な圧力が加わらないので、そ
のパターンは破壊されない。よって、微細で高精度な平
坦化層のパターンを形成することができる。
フッ酸系のガス雰囲気またはフッ酸系の蒸気雰囲気に中
間層をさらすことでフッ酸系のガスまたはフッ酸系の蒸
気と中間層とを反応させて反応生成物を生成し、続いて
平坦化層のパターンに付着したフッ酸系のガスまたはフ
ッ酸系の蒸気とともに反応生成物を除去する。このため
、基板にはスパッタ作用等の物理的衝撃が加わらないの
で、スパッタ物が発生しない。この結果、平坦化層のパ
ターンの側壁にスパッタ物の再付着は生じない。また平
坦化層のパターンに物理的な圧力が加わらないので、そ
のパターンは破壊されない。よって、微細で高精度な平
坦化層のパターンを形成することができる。
【図1】実施例の中間層の除去工程図である。
【図2】中間層の除去方法を行うエッチング装置の概略
構成断面図である。
構成断面図である。
【図3】従来例の中間層の除去工程図である。
11 基板
12 平坦化層
13 中間層
14 レジスト層
16 中間層パターン
17 パターン
18 付着物
Claims (1)
- 【請求項1】 多層レジスト法によって基板上に形成
されるパターンの上面に残存する中間層を除去する方法
であって、フッ酸系の蒸気雰囲気またはフッ酸系の気体
雰囲気に前記中間層をさらすことで、当該中間層とフッ
酸系の蒸気または当該中間層とフッ酸系の気体とを反応
させて反応生成物を生成する第1の工程と、前記パター
ンに付着している、前記フッ酸系の蒸気または前記フッ
酸系の気体と前記反応生成物とを除去する第2の工程と
を行うことを特徴とする多層レジスト法の中間層の除去
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16387991A JPH04360530A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 多層レジスト法の中間層の除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16387991A JPH04360530A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 多層レジスト法の中間層の除去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04360530A true JPH04360530A (ja) | 1992-12-14 |
Family
ID=15782527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16387991A Pending JPH04360530A (ja) | 1991-06-07 | 1991-06-07 | 多層レジスト法の中間層の除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04360530A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0585936A2 (en) * | 1992-09-03 | 1994-03-09 | Texas Instruments Incorporated | Metal selective removal process |
JP2009506551A (ja) * | 2005-08-23 | 2009-02-12 | ザクティックス・インコーポレイテッド | パルス式エッチング冷却 |
-
1991
- 1991-06-07 JP JP16387991A patent/JPH04360530A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0585936A2 (en) * | 1992-09-03 | 1994-03-09 | Texas Instruments Incorporated | Metal selective removal process |
EP0585936A3 (en) * | 1992-09-03 | 1995-03-29 | Texas Instruments Inc | Method for removing a polymer, selective with respect to a metal. |
USRE36006E (en) * | 1992-09-03 | 1998-12-22 | Fsi International, Inc. | Metal selective polymer removal |
JP2009506551A (ja) * | 2005-08-23 | 2009-02-12 | ザクティックス・インコーポレイテッド | パルス式エッチング冷却 |
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