JPH0435928Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0435928Y2 JPH0435928Y2 JP13713784U JP13713784U JPH0435928Y2 JP H0435928 Y2 JPH0435928 Y2 JP H0435928Y2 JP 13713784 U JP13713784 U JP 13713784U JP 13713784 U JP13713784 U JP 13713784U JP H0435928 Y2 JPH0435928 Y2 JP H0435928Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stage
- pair
- piezoelectric element
- elastic deformation
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 claims description 23
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 2
- 229910052755 nonmetal Inorganic materials 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は半導体の製造装置等に用いられる精
密なXYステージに関する。
密なXYステージに関する。
第5図は従来用いられていたこの種の微動XY
ステージの一例を開示するものであり、特に弾性
ロツト20、圧電素子21、テーブル22を使用
した微動ステージが知られていた。又第6図に示
すように永久磁石23、コイル24、弾性板25
を使用した微動ステージが知られていた。
ステージの一例を開示するものであり、特に弾性
ロツト20、圧電素子21、テーブル22を使用
した微動ステージが知られていた。又第6図に示
すように永久磁石23、コイル24、弾性板25
を使用した微動ステージが知られていた。
しかし第5図の様な従来の微動ステージの場
合、4本の弾性ロツド20とテーブル22、固定
部材26との締結は打込み、圧入、接着等で行わ
れるが、この締結部に微小のガタを生じやすく、
バツクラツシユの原因になり正確な位置決めが出
来ないという問題や、圧電素子21の組込に時間
がかかる、テーブル22の固定部26に対しての
水平出しが難しいという問題がある。又第6図の
様な場合、弾性板25を使つている為ステージの
高さが高く、またコイル、磁石が大きな容積をし
め、装置が大型になると共に、慣性力が大きくな
り高速動作が困難になる欠点や真空中での使用の
場合真空シヤンバーを大型にしなければならず所
要真空度に達するまでに時間がかかるという欠点
があつた。そこでこの考案は従来の欠点を解決す
る為小型軽量で組立やすく、バツクラツシユの無
い高精度の微動XYステージを得る事を目的とし
ている。
合、4本の弾性ロツド20とテーブル22、固定
部材26との締結は打込み、圧入、接着等で行わ
れるが、この締結部に微小のガタを生じやすく、
バツクラツシユの原因になり正確な位置決めが出
来ないという問題や、圧電素子21の組込に時間
がかかる、テーブル22の固定部26に対しての
水平出しが難しいという問題がある。又第6図の
様な場合、弾性板25を使つている為ステージの
高さが高く、またコイル、磁石が大きな容積をし
め、装置が大型になると共に、慣性力が大きくな
り高速動作が困難になる欠点や真空中での使用の
場合真空シヤンバーを大型にしなければならず所
要真空度に達するまでに時間がかかるという欠点
があつた。そこでこの考案は従来の欠点を解決す
る為小型軽量で組立やすく、バツクラツシユの無
い高精度の微動XYステージを得る事を目的とし
ている。
上記問題点を解決する為この考案はXY方向に
対して固定された一対の固定部材とこの一対の固
定部材のX方向において形成された一対の第1、
第2弾性変形部を有し各弾性変形部においY方向
に移動可能な一対の補助ステージと、この補助ス
テージ内に位置し前記第1、第2弾性変形部と直
行する方向に形成された一対の第3、第4弾性変
形部を有し各弾性変形部においてX方向に移動可
能なXYステージと、前記一方固定部材と前記
XYステージとの間に設けられY方向に移動を行
う為の第1のアクチエータと前記一方の補助ステ
ージと前記XYステージとの間に設けられX方向
に移動を行う為の第2のアクチエータを設え、前
記各弾性変形部は部材の両面から互いに対向する
方向に形成された一対の溝片からなると共に、前
記固定部材、補助ステージ、およびXYステージ
を一体に形成された一枚の板状部材より構成し、
小型で高精度になるようにした。
対して固定された一対の固定部材とこの一対の固
定部材のX方向において形成された一対の第1、
第2弾性変形部を有し各弾性変形部においY方向
に移動可能な一対の補助ステージと、この補助ス
テージ内に位置し前記第1、第2弾性変形部と直
行する方向に形成された一対の第3、第4弾性変
形部を有し各弾性変形部においてX方向に移動可
能なXYステージと、前記一方固定部材と前記
XYステージとの間に設けられY方向に移動を行
う為の第1のアクチエータと前記一方の補助ステ
ージと前記XYステージとの間に設けられX方向
に移動を行う為の第2のアクチエータを設え、前
記各弾性変形部は部材の両面から互いに対向する
方向に形成された一対の溝片からなると共に、前
記固定部材、補助ステージ、およびXYステージ
を一体に形成された一枚の板状部材より構成し、
小型で高精度になるようにした。
上記の様に構成された微動XYステージにおい
て、上記アクチエータとして圧電素子を用い、圧
電素子に電圧をかけると圧電素子が伸縮して前記
各弾性変形部が弾性変形を行い、XYステージと
固定部材とが一体に形成され、締結部をもたない
ためバツクラツシユのない精密な運動を行うこと
ができる。
て、上記アクチエータとして圧電素子を用い、圧
電素子に電圧をかけると圧電素子が伸縮して前記
各弾性変形部が弾性変形を行い、XYステージと
固定部材とが一体に形成され、締結部をもたない
ためバツクラツシユのない精密な運動を行うこと
ができる。
以下この考案の実施例を図面に基いて説明す
る。第1図、第2図、第3図において、1,2は
一対の固定部材、3,4は第1弾性変形部、5,
6は第2弾性変形部、7,8は一対の補助ステー
ジ、9はXYステージ、10,11は第3弾性変
形部、12,13は第4弾性変形部、10a,1
0bは弾性変形部10を形成する一対の溝片であ
る。固定部材1,2はネジ14により粗動XYス
テージ上面28に固定されている。第1圧電素子
15は固定部材1にネジ16により固定されてお
り、先端15aはXYステージ9の座ぐり部9a
に当接している。
る。第1図、第2図、第3図において、1,2は
一対の固定部材、3,4は第1弾性変形部、5,
6は第2弾性変形部、7,8は一対の補助ステー
ジ、9はXYステージ、10,11は第3弾性変
形部、12,13は第4弾性変形部、10a,1
0bは弾性変形部10を形成する一対の溝片であ
る。固定部材1,2はネジ14により粗動XYス
テージ上面28に固定されている。第1圧電素子
15は固定部材1にネジ16により固定されてお
り、先端15aはXYステージ9の座ぐり部9a
に当接している。
第2圧電素子17は補助ステージ8にネジ27
により固定されており先端部17aはXYステー
ジ9の座ぐり部9bに当接している。15b,1
7bはそれぞれ圧電素子の電源線である。18a
〜18dはワーク治具盤(図示せず)を固定する
ネジ穴である。
により固定されており先端部17aはXYステー
ジ9の座ぐり部9bに当接している。15b,1
7bはそれぞれ圧電素子の電源線である。18a
〜18dはワーク治具盤(図示せず)を固定する
ネジ穴である。
次に動作について説明する。粗動XYステージ
上に載つている微動XYステージの粗位置決めを
行つた後、圧電素子15,17に電圧をかけて圧
電素子を伸縮させXYステージ9を微動させる。
さらに詳しくのべると、第1圧電素子15に電圧
をかけるとかけた電圧に比例して第1圧電素子1
5が伸び第1圧電素子の先端部15aがXYステ
ージ座ぐり部9aを押し、弾性変形部3,4,
5,6を弾性変形させながらXYステージ9をY
方向へ微動させる。この時弾性変形部3,4と
5,6は平行バネになつている為又移動量が微小
(20μm程度)の為XYステージ9の上下動は無視
できる程度小さい。1000Vの電圧をかけると10μ
m伸びる圧電素子を使用した場合1Vの電圧かけ
ると0.01μmXYステージを移動する事が可能であ
る。この時固定部材1、XYステージ9、弾性変
形部3〜6が一体構造で締結部がないのでガタ、
バツクラツシユが発生せず第1圧電素子15の伸
び量にステージ移動量が完全に一致する、同様に
第2圧電素子17に1Vの電圧をかける事により
XYステージ9をX方向に0.01μm移動させる事が
できる。
上に載つている微動XYステージの粗位置決めを
行つた後、圧電素子15,17に電圧をかけて圧
電素子を伸縮させXYステージ9を微動させる。
さらに詳しくのべると、第1圧電素子15に電圧
をかけるとかけた電圧に比例して第1圧電素子1
5が伸び第1圧電素子の先端部15aがXYステ
ージ座ぐり部9aを押し、弾性変形部3,4,
5,6を弾性変形させながらXYステージ9をY
方向へ微動させる。この時弾性変形部3,4と
5,6は平行バネになつている為又移動量が微小
(20μm程度)の為XYステージ9の上下動は無視
できる程度小さい。1000Vの電圧をかけると10μ
m伸びる圧電素子を使用した場合1Vの電圧かけ
ると0.01μmXYステージを移動する事が可能であ
る。この時固定部材1、XYステージ9、弾性変
形部3〜6が一体構造で締結部がないのでガタ、
バツクラツシユが発生せず第1圧電素子15の伸
び量にステージ移動量が完全に一致する、同様に
第2圧電素子17に1Vの電圧をかける事により
XYステージ9をX方向に0.01μm移動させる事が
できる。
以上の様にXYステージと弾性変形部と固定部
材が一体に形成された板状部材であり締結部が無
い為ガタ、バツクラツシユが発生せず高精度の位
置決が可能になり、構成部品点数の削減により信
頼性が向上した。又運動の駆動源となる圧電素子
を一体に成形された板状部材内に配置した為微動
XYステージの粗動XYステージへの取付け、ワ
ーク治具盤の微動XYステージへの取付けが非常
に容易になりなおかつステージ全体を薄くコンパ
クトにする事が可能になつた。さらに固定部材と
XYステージが一体で成形されている為固定部材
下面に対するXYステージ上面の平行度を機械加
工により容易に高精度にする事が可能になつた。
材が一体に形成された板状部材であり締結部が無
い為ガタ、バツクラツシユが発生せず高精度の位
置決が可能になり、構成部品点数の削減により信
頼性が向上した。又運動の駆動源となる圧電素子
を一体に成形された板状部材内に配置した為微動
XYステージの粗動XYステージへの取付け、ワ
ーク治具盤の微動XYステージへの取付けが非常
に容易になりなおかつステージ全体を薄くコンパ
クトにする事が可能になつた。さらに固定部材と
XYステージが一体で成形されている為固定部材
下面に対するXYステージ上面の平行度を機械加
工により容易に高精度にする事が可能になつた。
第4図は圧電素子の他の実施例を示すものであ
る。金属あるいはセラミツク等の硬質非金属のボ
ール19を第1圧電素子15の先端に回転可能に
装着したものである。XYステージ9が第2圧電
素子17の作用によりX方向へ微動する場合第1
圧電素子15の先端部15aとXYステージ座ぐ
り部9aとの間にスベリを生じるが、上記ボール
を使用する事により、ころがり接触となり微動が
よりスムースになる利点がある。
る。金属あるいはセラミツク等の硬質非金属のボ
ール19を第1圧電素子15の先端に回転可能に
装着したものである。XYステージ9が第2圧電
素子17の作用によりX方向へ微動する場合第1
圧電素子15の先端部15aとXYステージ座ぐ
り部9aとの間にスベリを生じるが、上記ボール
を使用する事により、ころがり接触となり微動が
よりスムースになる利点がある。
以上の実施例において、XYステージの移動を
圧電素子で説明したが、これに限られるものでな
く、液圧、エアシリンダやリニアモータ等でも可
能である。
圧電素子で説明したが、これに限られるものでな
く、液圧、エアシリンダやリニアモータ等でも可
能である。
この考案は以上説明したように固定部材、XY
ステージ、弾性変形部を一体で形成された一枚の
板状部材とした為バツクラツシユ、ガタがなくな
り高精度位置決めが可能となりなおかつ軽量小型
になり高速位置決めが可能となり、構成部品点数
の削減により信頼性を増すという効果がある。
ステージ、弾性変形部を一体で形成された一枚の
板状部材とした為バツクラツシユ、ガタがなくな
り高精度位置決めが可能となりなおかつ軽量小型
になり高速位置決めが可能となり、構成部品点数
の削減により信頼性を増すという効果がある。
第1図はこの考案にかかわる微動ステージの平
面図、第2図は第1図の断面AA図、第3図は第
1図の断面BB図、第4図は第1圧電素子の平面
図、第5図は従来例の横断面図、第6図は他の従
来例の斜視図。 1,2……固定部材、3,4……第1弾性変形
部、5,6……第2弾性変形部、7,8……補助
ステージ、9……XYステージ、10,11……
第3弾性変形部、12,13……第4弾性変形
部、15……第1圧電素子、17……第2圧電素
子、10a,10b……溝片。
面図、第2図は第1図の断面AA図、第3図は第
1図の断面BB図、第4図は第1圧電素子の平面
図、第5図は従来例の横断面図、第6図は他の従
来例の斜視図。 1,2……固定部材、3,4……第1弾性変形
部、5,6……第2弾性変形部、7,8……補助
ステージ、9……XYステージ、10,11……
第3弾性変形部、12,13……第4弾性変形
部、15……第1圧電素子、17……第2圧電素
子、10a,10b……溝片。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一対の固定部材と、この一対の固定部材の両
端部を一対の第1、第2弾性変形部を介して一
体に連結し、Y方向に移動可能となした一対の
補助ステージと、この一対の補助ステージ内側
には前記第1、第2弾性変形部と直交する一対
の第3、第4弾性変形部を介してX方向に移動
可能に一体に連結したXYステージと、前記一
方の固定部材と前記XYステージとの間に設け
られ前記XYステージをY方向に移動を行う為
の第1のアクチエータと、前記一方の補助ステ
ージとXYステージとの間に設けられ前記XY
ステージをX方向に移動する為の第2のアクチ
エータとを備え、前記各弾性変形部は部材の両
面から互に対向する方向に形成された一対の溝
片からなると共に、前記固定部材、補助ステー
ジ、およびXYステージは一体に形成された一
枚の板状部材より構成されている事を特徴とす
るXYステージ。 (2) 前記XYステージを移動させるためのアクチ
エータとして圧電素子を用いた実用新案登録請
求の範囲第1項記載のXYステージ。 (3) 前記圧電素子の先端に金属又は非金属で構成
されたボールが回転自在に保持されている事を
特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項記載
のXYステージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13713784U JPH0435928Y2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13713784U JPH0435928Y2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6151513U JPS6151513U (ja) | 1986-04-07 |
JPH0435928Y2 true JPH0435928Y2 (ja) | 1992-08-25 |
Family
ID=30695555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13713784U Expired JPH0435928Y2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0435928Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-09-10 JP JP13713784U patent/JPH0435928Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6151513U (ja) | 1986-04-07 |
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