JPH04358742A - エンジンのクランク角センサ出力補正装置 - Google Patents

エンジンのクランク角センサ出力補正装置

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JPH04358742A
JPH04358742A JP3308191A JP3308191A JPH04358742A JP H04358742 A JPH04358742 A JP H04358742A JP 3308191 A JP3308191 A JP 3308191A JP 3308191 A JP3308191 A JP 3308191A JP H04358742 A JPH04358742 A JP H04358742A
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crank angle
angle sensor
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Osamu Kimura
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Masatoshi Shoji
山川正尚
Masanao Yamakawa
田中和明
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0002Controlling intake air
    • F02D2041/001Controlling intake air for engines with variable valve actuation

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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カムシャフトの位相を
検出するクランク角センサを備えると共にカムシャフト
の位相を変更することによりバルブタイミングを変更す
るバルブタイミング変更機構を備えたエンジンのクラン
ク角センサ出力補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの動弁機構でカムシ
ャフトの駆動を行うについて、このカムシャフトの駆動
機構にバルブタイミング変更機構を装着し、クランクシ
ャフトとカムシャフトとの間の回転位相を変更して排気
バルブもしくは吸気バルブのバルブタイミングを運転状
態に対応して変化させるようにした技術が、例えば、特
開昭58−185914号公報に見られるように公知で
ある。
【0003】上記先行例においては、バルブタイミング
変更機構としては、例えば、動弁機構のカムシャフトの
駆動を行うについて、カムシャフトの端部に形成したス
リット内を移動するスライダをモータによって作動して
、該カムシャフトとクランクシャフトとの回転位相を変
更する構造のものが開示されている。
【0004】また、エンジンの点火時期制御、燃料噴射
制御を行うについては、その制御のためにはエンジン回
転の位相を検出するためにクランク角センサをカムシャ
フト配設して、上死点位置などを検出するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記のよう
なクランク角センサをカムシャフトに配設したエンジン
において、このカムシャフトに前記のようなバルブタイ
ミング変更機構を設置したものでは、バルブタイミング
変更機構の作動によってカムシャフトの回転位相が変化
すると、クランク角センサの検出位相もずれてしまうこ
とになる。
【0006】上記点に対して、カムシャフトが複数設置
されたエンジンでバルブタイミングが変更されないカム
シャフトがある場合にはこのカムシャフトにクランク角
センサを配設すればよいが、カムシャフトが1本の場合
もしくは両方のカムシャフトともバルブタイミングが変
更される場合には、クランク角センサの検出信号がバル
ブタイミング変更機構の作動の影響を受けて、正確なエ
ンジン回転すなわちクランクシャフトの回転位相を検出
することができないことになり、これに基づく点火時期
制御、燃料噴射制御の制御特性が損なわれる問題を有す
る。
【0007】また、上記クランク角センサをカムシャフ
トでなく、例えばクランクシャフトに直接設置してバル
ブタイミング変更機構の影響を受けないように配設する
ことも考えられるが、エンジン設計上の設置スペース、
耐久性、コスト等の各種条件から不利となるものである
【0008】そこで、本発明は上記事情に鑑み、カムシ
ャフトに配設したクランク角センサに対しバルブタイミ
ング可変機構の作動に対して正確な検出を行えるように
したエンジンのクランク角センサ出力補正装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のエンジンのクランク角センサ出力補正装置は、
図1に基本構成を示すように、カムシャフト1には、該
カムシャフト1の回転位相を検出することでエンジン回
転の基準位置でTOP信号等を出力するクランク角セン
サ2が設置されると共に、クランクシャフトの回転に対
するカムシャフト1の位相を変更することによりバルブ
タイミングを変更するバルブタイミング変更機構10が
設置されている。また、上記クランク角センサ2はカム
シャフト1の回転速度からエンジン回転数の検出も行う
ものである。
【0010】そして、上記バルブタイミング変更機構1
0の作動によるバルブタイミングの変更に伴うカムシャ
フト1の位相変更に応じて、前記クランク角センサ2か
らのTOP信号の出力を補正する補正手段6を有する。
【0011】上記補正手段6で補正されたTOP信号お
よび回転信号Neは、エンジンの吸入空気量を検出する
吸気量センサ8からの吸気量信号Qa(負荷信号)等と
共にエンジンコントロールユニット3に入力される。こ
のエンジンコントロールユニット3は、エンジン回転数
と負荷等の運転状態に応じて前記バルブタイミング変更
機構10に制御信号を出力してバルブタイミングの変更
駆動を行う一方、運転状態に対応した点火時期を演算し
て所定の時期に点火プラグ5に点火信号を出力して点火
時期制御を行うと共に、運転状態に対応した燃料噴射量
を演算して所定の時期にインジェクタ4に燃料噴射パル
スを出力して燃料噴射制御を行うものである。
【0012】前記補正手段6によるクランク角センサ出
力の補正は、エンジンコントロールユニット3からバル
ブタイミング変更機構10への駆動信号、バルブタイミ
ング変更機構10の作動状態を検出する作動検出センサ
7の信号、バッテリ電圧信号VB等に応じて各種補正を
行うのが好適である。
【0013】すなわち、補正手段6は、まず、バルブタ
イミング変更機構10に対する駆動信号の出力に応じた
バルブタイミング変更開始から実際のバルブタイミング
の切換終了までの作動時間を設定し、この作動時間に応
じてバルブタイミングが変更するのに対応させてクラン
ク角センサ2から出力されたTOP信号の補正量の大き
さを徐々に変更することで、実際のカムシャフト1の位
相変化に対応した補正が可能となる。
【0014】また、バルブタイミング変更機構10によ
るバルブタイミング変更作動時におけるバルブタイミン
グの変更終了までに要する作動時間を作動検出センサ7
の信号等から検出して設定値との差を修正する学習補正
を行うことによって、バルブタイミング変更機構10の
個体差、経時変化の修正が可能となる。
【0015】さらに、バルブタイミング変更機構10が
電気駆動式の場合には、そのバルブタイミングの変更速
度がバッテリ電圧VBに応じて変化するのに対応して、
バルブタイミング変更機構10の作動時のバッテリ電圧
VBを測定し、該電圧に応じて前記作動設定時間を修正
してより正確な補正が可能となる。
【0016】
【作用および効果】上記のようなエンジンのクランク角
センサ出力補正装置では、補正手段によってクランク角
センサの出力をバルブタイミング変更機構の作動状態に
応じて補正することによって、バルブタイミングの変更
に伴うカムシャフトの位相変更に対応したクランク角検
出信号を得ることができ、これに基づく点火時期制御も
しくは燃料噴射制御などの制御特性が所期の特性で行え
、正確な制御で所定の運転性能を確保することができる
と共に、クランク角センサをカムシャフトに設置するこ
とができ、軽量化、低コストのクランク角センサの使用
が行える。
【0017】また、補正手段による補正を、実際のバル
ブタイミング変更機構の作動に対応してその作動時間に
応じて徐々に行ったり、作動時間を学習補正したり、バ
ッテリ電圧に応じて補正することで、よりカムシャフト
の位相変化に正確に対応した補正を行うことができるも
のである。
【0018】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例を説明す
る。図2は一実施例のバルブタイミング変更機構および
クランク角センサの配設例を示すV型エンジンの一方の
バンクのシリンダヘッド部分の概略平面図である。この
図2には一方のバンクのみを示しているが、他方のバン
クについても同様の構成である。
【0019】V型DOHCエンジンのバンクにおいては
各気筒が4弁構造(吸気側2弁、排気側2弁)で配設さ
れているものであり、各気筒の吸排気バルブ(図示せず
)を開閉作動する動弁装置の排気側および吸気側の一対
のカムシャフト1A,1Bがそれぞれのバンクのシリン
ダヘッド9の上方に相互に平行に回転可能に支承されて
いる。上記排気側および吸気側のカムシャフト1A,1
Bの一端部にはカムプーリ12,12がそれぞれ配設さ
れ、クランクシャフト(図示せず)からタイミングベル
トが掛けられて回転駆動されるが、このカムプーリ12
,12とそれぞれのカムシャフト1A,1Bとの間には
排気バルブおよび吸気バルブのバルブタイミングを独立
して変更するバルブタイミング変更機構10A,10B
 が介装されている。また、排気側カムシャフト1Aの
他端部には、該カムシャフト1Aの回転位相を検出する
ことでエンジン回転の基準位置でTOP信号を出力する
と共にエンジン回転数を検出するクランク角センサ2が
連接されている。
【0020】図3は上記排気側のカムシャフト1Aのバ
ルブタイミングを変更するバルブタイミング変更機構1
0A の断面図であり、吸気側のカムシャフト1Bに対
するバルブタイミング変更機構10B の構造も基本的
には同一である。
【0021】バルブタイミング変更機構10A はカム
シャフト1Aの先端部に装着され、外周部にはクランク
シャフト(図示せず)からの動力が伝達されるカムプー
リ12が配設され、このバルブタイミング変更機構10
Aはカムシャフト1Aとカムプーリ12間の相対的な回
転位相を変更しては排気バルブのバルブタイミングを変
更可能なように設けられている。
【0022】上記カムプーリ12は全体として筒状で、
その外周部がタイミングベルト(図示せず)が掛けられ
るギヤ部12a に形成され、ボス部12b の内周中
心部にカムシャフト1Aの端部が挿通される。また、カ
ムプーリ12の前端にはフランジ状のエンドプレート1
3が固着され、このエンドプレート13の中心部は軸方
向に伸びる中心筒部13a に形成されている。
【0023】一方、前記カムシャフト1Aの端部外周に
は前記バルブタイミング変更機構10Aが配設されるが
、このカムシャフト1Aの前方にはバルブタイミング変
更機構10Aのハブ21(後述する)を挾持するインナ
ーレース17が設けられ、このインナーレース17は端
部からその中心を貫通してカムシャフト1Aに締結され
るカムシャフトボルト18によって取り付けられている
。そして、このインナーレース17の外周には前記エン
ドプレート13の中心筒部13a がニードルベアリン
グ14を介して回転可能に支持されている。なお、先端
にはベアリングキャップ15が装着されている。
【0024】前述のバルブタイミング変更機構10A 
は電磁作動式であり、その構造を説明すれば、前記カム
シャフト1Aの先端に挾持されたハブ21は円板部21
a から円周の複数箇所に軸方向後方に斜めに形成され
た係合片21b を有する。また、カムプーリ12のボ
ス部12b 内周面には縦溝12c が形成され、この
縦溝12c に沿って軸方向に移動可能にリング状のア
ドバンシングプレート22が係合され、このアドバンシ
ングプレート22の内周はドラム23(位相変更部材)
の外周のネジ部23a に螺合しており、該ドラム23
の相対回転によって軸方向に移動される。さらに、アド
バンシングプレート22の外周部は縦溝12c との係
合突部22a の間に形成された凹部22bがハブの係
合片21b と係合し、その軸方向の移動に応じた係合
片21b との係合位置の変更によってハブ21すなわ
ちカムシャフト1Aを相対的に回動させて回転位相(バ
ルブタイミング)を変更するものである。
【0025】その駆動機構は、上記ドラム23の内側(
カムシャフト1Aの外側)に電磁コイル24が配設され
ている。また、上記電磁コイル24にはブラケット25
が固着され、該ブラケット25が図示しない係合構造に
よってシリンダヘッド側に固定されて、回り止めが行わ
れている。 また、前記電磁コイル24に接続された電気コード28
は外部に導出され、その駆動を制御する前記エンジンコ
ントロールユニット3の作動に応じて電源に接続される
【0026】そして、上記電磁コイル24への通電によ
って、この駆動部材としての電磁コイル24を、位相変
更部材としてのドラム23に押圧し、該ドラム23の回
転に摩擦抵抗を与えてこのドラム23を進角方向に相対
回転させるものであり、このドラム23の回転角度はス
トッププレート26で制限され、可変位相角が調整され
る。なお、上記駆動信号のオフ時には、上記ドラム23
は渦巻状のスプリング27によって遅角方向に復帰回転
される。
【0027】上記のようなバルブタイミング変更機構1
0A,10B の作動による排気バルブおよび吸気バル
ブのバルブタイミングの変更制御としては、例えば、図
6に示すような制御マップに基づいて行われる。この制
御マップはエンジン回転数Neと負荷Ce(=Qa/N
e)に応じて、低負荷低回転のアイドル領域から高回転
領域に対応してそれぞれのバルブタイミング変更機構1
0A,10B の作動状態が設定されている。図でEX
進角は排気バルブの開閉タイミングを進角側に、EX遅
角は遅角側に作動するものであり、同様にIN進角は吸
気バルブの開閉タイミングを進角側に、IN遅角は遅角
側に作動するものである。前記エンジンコントロールユ
ニット3はこの運転領域を判定して、その領域に対応し
て排気側および吸気側のバルブタイミング変更機構10
A,10Bに駆動信号を出力してバルブタイミングを変
更制御し、それぞれの運転状態に応じたエンジンの燃焼
特性を得て、出力性能、エミッション性能を確保するも
のである。
【0028】次に、前記クランク角センサ2は、カムシ
ャフトの90°回転毎(クランク角の180 °毎)に
TOP信号を出力するものであるが、この関係は排気側
のバルブタイミング変更機構10A が非作動で排気バ
ルブが遅角側のバルブタイミングとなっている場合に成
立してクランクシャフトの180 °毎にTOP信号が
出力されるが、排気側のバルブタイミング変更機構10
A が作動されてカムシャフト1Aが5°回転駆動され
て、排気バルブのバルブタイミングがクランク角で10
°進角側に変更されると、上記クランク角センサ2から
のTOP信号は、遅角時よりクランク角で10°早いタ
イミングで出力されることになる。一方、要求点火時期
は、上記バルブタイミングが変更するのに応じて変化し
、例えば、遅角状態では上死点前19°であったのが、
進角状態では上死点前23°となるものであり、この点
火信号は上記TOP信号の入力から進角量から求めた所
定時間の経過後に出力することで点火を実行するもので
あり、上記バルブタイミングの変更に応じてTOP信号
が変動するのを補正手段6によって補正する。
【0029】その際、バルブタイミング変更機構10A
 は、駆動信号(ON信号)が出力されてから、実際に
カムシャフト1Aを回動操作してバルブタイミングが所
定量変更するのには、例えば、0.3 秒かかるもので
あって、この作動時間の間で徐々にバルブタイミングが
変化することになり、ON信号の出力と同時に補正手段
6によってTOP信号をクランク角の10°分遅らせる
ように補正すると、これに基づく点火時期等は実際には
バルブタイミングが変化していないのに要求より大きく
進角制御されることになり、燃焼性能が低下することに
なり、以下の実施例ではTOP信号の補正をバルブタイ
ミングの作動時間に対応して徐々に進角補正するもので
あり、また、上記作動時間の長さを実際に測定して設定
値との誤差を学習補正するものである。
【0030】しかも、バルブタイミング変更機構10に
対するON信号の出力時には、上記学習補正値と設定値
によって作動時間を演算するものであるが、この作動時
間はバッテリ電圧およびエンジン回転数、その他、オン
、オフ回転方向等によって異なることから、これらの電
圧、回転数などに応じた補正を同時に行って作動時間を
求め、この長さに対応して時間の経過と共に徐々に補正
するものである。
【0031】すなわち、図5のタイムチャートに示すよ
うに、バルブタイミングを進角するべくON信号が出力
されたa点において、バルブタイミングの変更が終了す
るまでの作動時間Tを演算し、所定期間ΔT毎に徐々に
補正量をΔDTずつ増加して作動時間経過時のb点でク
ランク角に対する所定時期にTOP信号が入力されるよ
うに10°分の補正を行うと共に、点火時期をバルブタ
イミング変更後の特性値に変更する制御を行うものであ
る。
【0032】前記補正手段6の処理を図4のフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、制御スタート後、ステ
ップS1でバルブタイミング変更機構10の作動状態を
検出する作動検出センサ7のVCP信号、エンジン回転
数信号Ne、吸気量信号Qa、バッテリ電圧信号VB等
の各種信号を入力する。そして、これらの信号から前記
図6の制御マップに基づいて、運転状態がバルブタイミ
ングの切換領域に近付いたか否かを判定する。
【0033】バルブタイミングの切換領域に近付いた際
には、ステップS3の作動時間Tの計算を開始する。こ
の作動時間Tの計算は、後述の学習後の標準時間Sに、
バッテリ電圧VBに応じた電圧補正係数Vとエンジン回
転数Neに応じた回転補正係数Rを掛けて演算する。上
記電圧補正係数Vおよび回転補正係数Rは、バッテリ電
圧VBおよびエンジン回転数Neに応じて予め設定され
ている特性に基づいて求めるものであり、基本的にはバ
ッテリ電圧VBが低下するほど作動時間Tが長くなるよ
うに電圧補正係数Vが設定されると共に、回転補正係数
Rはエンジン回転数が高いほどバルブタイミング変更機
構10の慣性力が大きくなって作動時間に影響を与える
ことから、バルブタイミングの変更方向とエンジン回転
数Neの大きさとに応じて設定される。
【0034】続いて、ステップS4で切換変化量ΔDT
の計算を行う。この切換変化量ΔDTは前記図5の作動
時間中の徐々に変更する補正量の単位(1段階の補正量
)を求めるものであり、上記作動時間Tに対して所定時
間ΔT毎に徐々に補正量を変更することから、TOP信
号の全体の補正量D(前記例では10°)を補正回数T
/ΔTで割って求めるものである。
【0035】そして、ステップS5で別途のルーチンで
処理されたバルブタイミング変更機構10の作動状態の
切換信号が出力されたか否かを判定し、この判定がYE
Sでバルブタイミングの切換作動が開始された場合には
、ステップS6でこの切換開始から上記作動時間Tの間
について所定時間ΔT毎に上記切換変化量ΔDTずつT
OP信号を補正して、徐々に補正を実行する。
【0036】また、上記バルブタイミングの変更作動に
応じて、ステップS7〜S9で前記標準時間Sの学習補
正を行う。この学習補正は、まず、ステップS7で前記
作動検出センサ7のVCP信号に基づいて実際にカムシ
ャフト1の位相変更に要した作動時間Tmを測定し、ス
テップS8でこの実測作動時間Tmを前記電圧補正係数
Vおよび回転補正係数Rで割って実測標準時間Smを演
算する。そして、ステップS9でこの実測標準時間Sm
を前記標準時間Sに反映して学習補正を行うものであり
、例えば両者の差Sm−Sに所定の反映係数Kを掛けて
加算する。
【0037】上記のような実施例によれば、バルブタイ
ミング変更機構10の作動によるカムシャフト1の位相
変化に対してクランク角センサのTOP信号も検出位相
が変化するのを、このTOP信号を補正することで所定
のクランク角で疑似TOP信号をエンジンコントロール
ユニット3に入力して、所期の特性で点火時期および燃
料噴射制御を実行することができる。また、そのTOP
信号の補正をバルブタイミングの変化速度に対応して徐
々に行うことで、作動初期の点火時期制御などのずれの
発生を防止して正確な補正が行える。
【0038】さらに、バルブタイミングの変更作動に要
する作動時間を、実際の作動時間を測定して学習補正す
ると共に、バッテリ電圧およびエンジン回転数に応じて
修正することで補正精度を高めて、バルブタイミング変
更機構の製造誤差、経時変化等に対しても補償している
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるエンジンのクランク
角センサ出力補正装置の基本構成図
【図2】バルブタイミング変更機構およびクランク角セ
ンサの配設例を示すV型エンジンの一方のバンクのシリ
ンダヘッド部分の概略平面図
【図3】バルブタイミング変更機構の構造例を示す断面
【図4】補正手段の処理を説明するためのフローチャー
ト図
【図5】バルブタイミング変更時の補正特性を示すタイ
ムチャート図
【図6】運転領域に対応する排気側および吸気側バルブ
タイミング変更機構の作動状態を示す制御マップ図
【符号の説明】
1    カムシャフト 2    クランク角センサ 3    エンジンコントロールユニット6    補
正手段 7    作動検出センサ 10    バルブタイミング変更機構12    カ
ムプーリ 24    電磁コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  カムシャフトの位相を検出するクラン
    ク角センサを備えると共に、カムシャフトの位相を変更
    することによりバルブタイミングを変更するバルブタイ
    ミング変更機構を備えたエンジンにおいて、上記バルブ
    タイミング変更機構によるカムシャフトの位相変更に応
    じてクランク角センサ出力を補正する補正手段を備えた
    ことを特徴とするエンジンのクランク角センサ出力補正
    装置。
  2. 【請求項2】  前記補正手段によるクランク角センサ
    出力の補正は、バルブタイミング変更開始から実際のバ
    ルブタイミングの切換終了までの作動時間に対応させて
    徐々に行うことを特徴とする請求項1記載のエンジンの
    クランク角センサ出力補正装置。
  3. 【請求項3】  前記補正手段によるクランク角センサ
    出力の補正は、バルブタイミングの切換終了までの作動
    時間を計測して設定値との差を修正する学習補正を行う
    ことを特徴とする請求項2記載のエンジンのクランク角
    センサ出力補正装置。
  4. 【請求項4】  前記補正手段によるクランク角センサ
    出力の補正は、バルブタイミング変更機構の作動時のバ
    ッテリ電圧を測定し、該電圧に応じて切換終了までの作
    動設定時間を修正して行うことを特徴とする請求項2記
    載のエンジンのクランク角センサ出力補正装置。
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