JP6645302B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
前記クランクシャフトの回転角と前記吸気カムシャフトの回転角とから所定の気筒の行程を判定する気筒判定部を備え、
前記気筒判定部の判定結果に基づいて設定される順序に従って複数の前記気筒に対する燃料の噴射と点火とを行う燃焼制御部を備えており、
前記気筒判定部が、前記クランクシャフトの回転に伴い第1センサで取得されるパルス信号のカウント値が所定値に達したタイミングを基準に前記吸気カムシャフトの回転に伴うパルス信号をカウントする検知時間領域を設定し、第2センサで取得されたパルス信号のカウント値に基づいて気筒判定を行うように判定形態が設定されると共に、前記内燃機関の始動時に前記弁開閉時期制御機構により前記相対回転位相を変位させる際には、前記検知時間領域を前記相対回転位相の変位方向にシフトした後に気筒判定を行う点にある。
このように気筒判定を正確に行うことにより、複数の気筒に対して適正な順序に従って燃料の噴射を行い、点火を行える。
従って、吸気弁の開閉時期が高速で変化しても、クランクシャフトと吸気カムシャフトとの回転角から正確に気筒判定を行い、各々の気筒に対する燃料の噴射と点火とを適正な順序で行い円滑な作動を可能にする制御装置が構成された。
前記クランクシャフトの回転角と前記吸気カムシャフトの回転角とから所定の気筒の行程を判定する気筒判定部を備え、
前記気筒判定部の判定結果に基づいて設定される順序に従って複数の前記気筒に対する燃料の噴射と点火とを行う燃焼制御部を備えており、
前記気筒判定部が、前記クランクシャフトの回転に伴い第1センサで取得されるパルス信号のカウント値が所定値に達したタイミングを基準に前記吸気カムシャフトの回転に伴うパルス信号をカウントする検知時間領域を設定し、第2センサで取得されたパルス信号のカウント値に基づいて気筒判定を行うように判定形態が設定されると共に、前記内燃機関の始動時に前記弁開閉時期制御機構により前記相対回転位相を変位させる際には、前記検知時間領域を前記相対回転位相の変位方向にシフトすると共に、前記弁開閉時期制御機構の作動が終了した後に気筒判定を行う点にある。
このように気筒判定を正確に行うことにより、複数の気筒に対して適正な順序に従って燃料の噴射を行い、点火を行える。
従って、吸気弁の開閉時期が高速で変化しても、クランクシャフトと吸気カムシャフトとの回転角から正確に気筒判定を行い、各々の気筒に対する燃料の噴射と点火とを適正な順序で行い円滑な作動を可能にする制御装置が構成された。
〔基本構成〕
図1,2,4に示すように、内燃機関としてのエンジンEの吸気時期を設定する弁開閉時期制御機構Aと、この弁開閉時期制御機構Aを含む制御対象を制御する制御ユニットCとを備えて内燃機関の制御装置が構成されている。
エンジンEは、4気筒で4サイクル型に構成されるものであり、シリンダヘッド1と、シリンダブロック2と、クランクケース3と、オイルパン4とを上下に重ね合わせて連結した構造を有している。シリンダブロック2に形成された複数のシリンダボアにピストン5が収容され、クランクケース3に回転自在に支持したクランクシャフト6とピストン5とがコネクティングロッド7で連結されている。
弁開閉時期制御機構Aは、図2,3に示すように、駆動ケース21(駆動側回転体の一例)と、従動ロータ22(従動側回転体の一例)と、電動アクチュエータとしての位相制御モータMの駆動力により駆動ケース21(駆動側回転体の一例)及び従動ロータ22(従動側回転体の一例)の相対回転位相を設定する位相調節部Tとを備えている。
図1,4に示すように、制御ユニットCは、エンジンEの稼動状態を管理するECUとして機能するものであり、弁開閉時期制御機構Aを制御する位相制御部51と、気筒の行程を判定する気筒判定部52と、各気筒での燃焼を制御する燃焼制御部53とを備えている。これらは、ソフトウエアで構成されるものを想定しているが、ロジック等を有する回路で成るハードウエアで構成しても良く、ソフトウエアとハードウエアとの組み合わせによって構成しても良い。
このエンジンEの制御装置では、エンジンEの停止時には、弁開閉時期制御機構Aの相対回転位相を中間位相(最進角と最遅角との間の位相)に保持することが基本であるが、例えば、アイドルストップ制御によりエンジンEを停止する場合には、弁開閉時期制御機構Aの相対回転位相を最遅角位相に設定することも行われている。
エンジン始動制御の概要を図7のフローチャートに示し、この制御に伴うパルス信号等を図8のタイミングチャートに示している。つまり、始動スイッチ35の人為的なON操作によりクランキングが開始された場合には、弁開閉時期制御機構Aの相対回転位相に対応する初期の位置に検知時間領域Fが設定される(#101、#102ステップ)。フローチャートには示していないが、エンジン始動制御の実行時には、カウント値が継続的に取得される。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
10 吸気弁
12 吸気カムシャフト
21 駆動側回転体(駆動ケース)
22 従動側回転体(従動ロータ)
41 第1センサ
42 第2センサ
52 気筒判定部
53 燃焼制御部
A 弁開閉時期制御機構
E 内燃機関(エンジン)
F 検知時間領域
M 電動アクチュエータ(位相制御モータ)
X 回転軸芯
Claims (3)
- 回転軸芯を中心に内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転体と、前記回転軸芯と同軸芯で前記駆動側回転体と相対回転自在に配置され前記内燃機関の吸気弁を開閉制御する吸気カムシャフトと一体回転する従動側回転体と、電動アクチュエータの駆動力により前記駆動側回転体及び前記従動側回転体の相対回転位相を変位させる位相調節部とを有する弁開閉時期制御機構を備え、
前記クランクシャフトの回転角と前記吸気カムシャフトの回転角とから所定の気筒の行程を判定する気筒判定部を備え、
前記気筒判定部の判定結果に基づいて設定される順序に従って複数の前記気筒に対する燃料の噴射と点火とを行う燃焼制御部を備えており、
前記気筒判定部が、前記クランクシャフトの回転に伴い第1センサで取得されるパルス信号のカウント値が所定値に達したタイミングを基準に前記吸気カムシャフトの回転に伴うパルス信号をカウントする検知時間領域を設定し、第2センサで取得されたパルス信号のカウント値に基づいて気筒判定を行うように判定形態が設定されると共に、前記内燃機関の始動時に前記弁開閉時期制御機構により前記相対回転位相を変位させる際には、前記検知時間領域を前記相対回転位相の変位方向にシフトした後に気筒判定を行う内燃機関の制御装置。 - 前記内燃機関の始動時に、前記弁開閉時期制御機構により前記相対回転位相を変位させる制御信号が設定された際には、この制御信号を出力する以前に、前記検知時間領域のシフトを行う請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 回転軸芯を中心に内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転体と、前記回転軸芯と同軸芯で前記駆動側回転体と相対回転自在に配置され前記内燃機関の吸気弁を開閉制御する吸気カムシャフトと一体回転する従動側回転体と、電動アクチュエータの駆動力により前記駆動側回転体及び前記従動側回転体の相対回転位相を変位させる位相調節部とを有する弁開閉時期制御機構を備え、
前記クランクシャフトの回転角と前記吸気カムシャフトの回転角とから所定の気筒の行程を判定する気筒判定部を備え、
前記気筒判定部の判定結果に基づいて設定される順序に従って複数の前記気筒に対する燃料の噴射と点火とを行う燃焼制御部を備えており、
前記気筒判定部が、前記クランクシャフトの回転に伴い第1センサで取得されるパルス信号のカウント値が所定値に達したタイミングを基準に前記吸気カムシャフトの回転に伴うパルス信号をカウントする検知時間領域を設定し、第2センサで取得されたパルス信号のカウント値に基づいて気筒判定を行うように判定形態が設定されると共に、前記内燃機関の始動時に前記弁開閉時期制御機構により前記相対回転位相を変位させる際には、前記検知時間領域を前記相対回転位相の変位方向にシフトすると共に、前記弁開閉時期制御機構の作動が終了した後に気筒判定を行う内燃機関の制御装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016061729A JP6645302B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | 内燃機関の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016061729A JP6645302B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | 内燃機関の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017172544A JP2017172544A (ja) | 2017-09-28 |
JP6645302B2 true JP6645302B2 (ja) | 2020-02-14 |
Family
ID=59973873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016061729A Active JP6645302B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | 内燃機関の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6645302B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019244675A1 (ja) * | 2018-06-20 | 2019-12-26 | アイシン精機株式会社 | 弁開閉時期制御装置 |
JP2020020282A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | 株式会社デンソー | バルブタイミング調整装置 |
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2016
- 2016-03-25 JP JP2016061729A patent/JP6645302B2/ja active Active
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JP2017172544A (ja) | 2017-09-28 |
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