JPH0435825Y2 - - Google Patents

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JPH0435825Y2
JPH0435825Y2 JP729183U JP729183U JPH0435825Y2 JP H0435825 Y2 JPH0435825 Y2 JP H0435825Y2 JP 729183 U JP729183 U JP 729183U JP 729183 U JP729183 U JP 729183U JP H0435825 Y2 JPH0435825 Y2 JP H0435825Y2
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JP729183U
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【考案の詳細な説明】 この考案はポジトロンエミツシヨンCT装置の
ガンマ線検出装置に関している。
この種の装置において、各ガンマ線検出器はシ
ンチレーシヨンクリスタルと光電子増倍管とを遮
光ケースに収容した構造を有している。検出器環
はこのようなガンマ線検出器を円周上にかつ円周
の中心にシンチレーシヨンクリスタルが向くよう
に配列されることによつて形成されるのである
が、検出器間にかなりひろいスペースが生じるこ
とをさけられない。すなわち、各ガンマ線検出器
を密に配列しても、遮光ケースの分だけすき間を
生じ、このすき間はスライス面にそつて飛来した
ガンマ線の一部を逃がすことになり、検出感度を
低下させる。
本考案は、ガンマ線検出器をより密接に配置さ
せて検出感度を改善することができるばかりか、
ガンマ線検出器の数を増大させて最終イメージの
解像度を向上させることができる、ポジトロンエ
ミツシヨンCT装置のガンマ線検出装置を提供す
るものである。
以下、本考案のガンマ線検出装置の一実施例
を、添付図面にしたがつて説明する。
第1図において、1,2,3,4はそれぞれ検
出器環を示している。各検出器環は中心軸5に直
角な平面上に位置しかつ中心軸のまわりに、多数
のガンマ線検出器111,112,113,114
密に配列することによつて形成されている。各ガ
ンマ線検出器はたとえばシンチレーシヨンクリス
タルと光電子増倍管とを組み合わせたもので、ク
リスタルのガンマ線入射面が軸5を向くように配
置されている。支持板12,13が四層の検出器
環の両側面に、軸5に直角になるように配置され
ていると共に、適当なスペーサによつて接続され
ている。各検出器環を構成する各ガンマ線検出器
111,112,113,114はホルダに収容され
ており、そしてホルダと支持板との間に設けられ
た案内手段によつて脱着可能に支持板に取り付け
られている。
第2図ないし第4図はホルダおよび案内手段の
詳細を示している。ホルダ15は側部材16,1
7および横通し部材18からなる、ほぼH字形の
本体を有している。部材16,17の下端間には
隔板19を配列してある。隔板19は、これと部
材18にねじ止めされた隔板20、および部材1
6,17間に両端を結合された押え板21にねじ
止めされることによつて、ホルダ本体に固定され
ている。ガンマ線検出器111,112,113
114は、シンチレーシヨンクリスタル22を隔
板19間に位置させると共に部材16,17の下
面および隔板19にねじ止めされた押え板23に
より抜け出しを阻止させ、光電子増倍管14を部
材18の孔24に貫通させることによつて、ホル
ダに支持されている。したがつて、ガンマ線検出
器はガンマ線の入射面22Aおよび隣接するガン
マ線検出器に面する両側面を露出された状態に
て、ホルダに収容されている。各ガンマ線検出器
にたいする前置増巾回路などをもつ印刷配線板2
5は部材18をはさんで部材16,17の上側に
形成された空間内に配置され、かつこれらの部材
に固定されている。
他方、支持板12,13にはその内面に、角柱
状の部材26,27を固定してある。部材26と
27とはそれぞれ対面して配置されている。対面
する各対の部材26,27の間の距離はホルダ1
5の部材16,17の外面間の寸法よりもわずか
に長くなつていて、各ホルダ15が部材26,2
7間にかん合できるようにしてある。部材26,
27には対面する壁に角溝28,29が設けられ
ている。これらの溝は、ガンマ線検出器の配列の
中心5にたいする放射線上に位置するように、部
材26,27に設けられている。ホルダ15には
部材16,17の外面に、角溝28,29にかん
合しうる断面形状をもつ部材30,31が設けら
れている。ガンマ線検出器は、部材30,31を
溝28,29にかん合させて部材26,27間に
位置させることによつて、入射面22Aを軸5に
向けて配置される。軸5と入射面22Aとの距離
を規制するために、支持板12,13の内面には
溝28,29の延長上に位置してピン32,33
を植えてあり、そしてホルダの部材30,31の
下端にはピン32,33にかん合する切欠34,
35を設けてある。
各ホルダはカバープレート34を具備してい
て、このカバープレートを支持板12,13の部
材26,27に結合することによつて支持板に固
定されている。カバープレートは支持板12,1
3の間隔より大きく、支持板12,13間をまた
ぐ長さを有していて、部材16,17の上端に固
定されている。ホルダが支持板間に挿入されたと
きに、カバープレートは部材26,27の上面に
位置し、カバープレートの孔36,37を通して
部材26,27上のねじ込38,39にそれぞれ
ねじ込まれたボルト40によつて固定されてい
る。また、カバープレートは、第3図によく示さ
れているように、ホルダ15を支持板12,13
の間に挿入したときに、一部がとなり合うカバー
プレート同志と相互に重なり合う巾を与えられて
いる。このため、ホルダ全部が支持板間に装填さ
れることによつて、カバープレートは支持板1
2,13および支持板12,13の開口側にはめ
こまれた円筒42とともに、ガンマ線検出器の全
てにたいするひとつの遮光ケースを形成できる。
このガンマ線検出装置はポジトロンエミツシヨ
ンCT装置のスキヤナに、支持板12,13を支
持させることによつて組み込まれる。リング状の
コリメータ板が検出器環の内側に、各検出器環の
間に位置して配置される。放射性同位元素を投与
された被検体50は、第1図に示すように、支持
板12,13の中央に設けた開口41および各検
出器環の内側空間により形成されるトンネル51
に配置される。各検出器環は、各検出器環のガン
マ線検出器が含まれる平面、すなわちスライス面
内の放射性同位元素からのガンマ線を検出するこ
とができる。ガンマ線計測に際して、各検出器環
のガンマ線検出器のシンチレーシヨンクリスタル
は前述のようにきわめて小さな〓間しかないの
で、スライス面内のガンマ線のほとんどをガンマ
線検出器に検出させることができ、同一空間によ
り多くのガンマ線検出器が配置されているので、
解像度の高い最終イメージを得ることができる。
また、ガンマ線検出器の交換、修理、調整に際し
ても、目的とするガンマ線検出器が収容されたホ
ルダ15のボルト40をゆるめ、ホルダ15を支
持板12,13から引き出すことによつて、装置
外部に取り出すことができ、また再組込は逆にな
すことによつて所定位置に配設させることができ
るので、作業がきわめて容易でかつ迅速である。
本考案のガンマ線検出装置は、以上述べた実施
例にもあるように、検出器環を形成するガンマ線
検出器が隣接するガンマ線検出器に面する面を開
放してホルダに収容され、各ホルダ上のカバープ
レートが検出器環の両側に位置する支持板および
支持板の開口側にはめこまれた円筒とともに遮光
ケースを形成して、ガンマ線検出器を密接しかつ
多数配列できるようにしてあるので、ガンマ線検
出感度がきわめてたかく、しかも解像度の高い最
終イメージを得ることができる。さらに、各ホル
ダは案内手段によつて支持板に脱着可能に取り付
けられているので、ガンマ線検出器の交換、修
理、調整などに際して、目的とするガンマ線検出
器のみを簡単かつ容易に外部に取り出すことがで
きるので、作業を容易かつ迅速になすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案のガンマ線検出装置の一実施例を
示していて、第1図は全体構成を示す説明図、第
2図はガンマ線検出器の配列中心軸を含む平面で
切断された断面図、第3図は第2図−線にそ
う断面図、第4図は第2図および第3図に示す部
分の分解斜視図である。 1〜4……検出器環、5……軸、111,11
,113,114……ガンマ線検出器、12,1
3……支持板、15……ホルダ、26〜35……
案内手段、34……カバープレート、41……支
持板の開口、42……円筒、50……被検体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸に直角なスライス面上に位置しかつ軸のまわ
    りにガンマ線検出器を配列した検出器環と、検出
    器環の両面に前記軸を横切つて配置されかつ軸を
    含む開口を中央にもつ一対の支持板と、支持板の
    開口側にはめこまれた円筒と、ガンマ線検出器を
    支持板に保持させる手段とからなり、この手段が
    ガンマ線検出器の前記軸に向く面および隣接する
    ガンマ線検出器に面する面を露出させてガンマ線
    検出器を収容するホルダと、各ガンマ線検出器の
    前記配列を維持して支持板に脱着可能に保持する
    ためにホルダと支持板との間に設けられた案内手
    段と、ガンマ線検出器環の側面および外側の面を
    支持板とともに遮光するために支持板間をまたぎ
    かつガンマ線検出器の配列方向にて相互に部分的
    に重なり合う大きさをもつホルダ上のカバープレ
    ートとからなることを特徴としているポジトロン
    エミツシヨンCT装置のガンマ線検出装置。
JP729183U 1983-01-24 1983-01-24 ポジトロンエミツシヨンct装置のガンマ線検出装置 Granted JPS59113781U (ja)

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JP729183U JPS59113781U (ja) 1983-01-24 1983-01-24 ポジトロンエミツシヨンct装置のガンマ線検出装置

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JP729183U JPS59113781U (ja) 1983-01-24 1983-01-24 ポジトロンエミツシヨンct装置のガンマ線検出装置

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JPS59113781U JPS59113781U (ja) 1984-08-01
JPH0435825Y2 true JPH0435825Y2 (ja) 1992-08-25

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JP729183U Granted JPS59113781U (ja) 1983-01-24 1983-01-24 ポジトロンエミツシヨンct装置のガンマ線検出装置

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JPH0612551Y2 (ja) * 1983-10-31 1994-03-30 株式会社島津製作所 リングect装置

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JPS59113781U (ja) 1984-08-01

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