JPH04357471A - アンテナ監視装置 - Google Patents

アンテナ監視装置

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JPH04357471A
JPH04357471A JP3207882A JP20788291A JPH04357471A JP H04357471 A JPH04357471 A JP H04357471A JP 3207882 A JP3207882 A JP 3207882A JP 20788291 A JP20788291 A JP 20788291A JP H04357471 A JPH04357471 A JP H04357471A
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JP
Japan
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wave
antenna
output
monitoring device
frequency
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Pending
Application number
JP3207882A
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English (en)
Inventor
Yohei Ishikawa
容平 石川
Sadao Yamashita
貞夫 山下
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE199191116600T priority patent/DE479168T1/de
Priority to EP91116600A priority patent/EP0479168B1/en
Priority to CA002052527A priority patent/CA2052527C/en
Priority to FI914606A priority patent/FI107410B/fi
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Priority to US08/212,428 priority patent/US5408690A/en
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  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンテナ監視装置に関し
、より詳しくは、例えば移動体通信方式等において送信
機からアンテナ系に供給される搬送波の反射波を検出し
て送信機とアンテナとのインピーダンス・マッチングの
状態を監視するアンテナ監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信技術の進歩に伴って、自
動車電話等の移動体通信システムが実用化されている。 この種の移動体通信システムの一例として、セルラー方
式と呼ばれるシステムを図7に示す。
【0003】図7に図示したセルラー方式の移動体通信
システムにおいては、サービスエリヤを分割する各小ゾ
ーン1内に基地局2が配置され、その小ゾーン1内の移
動局3と基地局2との間で、通信チャンネル4および呼
出し信号を始めとする制御チャンネル5を介して通信が
行なわれる。上記各基地局2は、交換制御局6および交
換制御サブシステム7を介して、固定電話機8が接続さ
れる固定電話網9に接続されている。上記のようなセル
ラー方式の移動体通信システムでは、ユーザの増加等に
伴いセルが細分化される。そして、このセルの細分化に
伴って各基地局2で使用される周波数も変更される。こ
の変更は、交換制御局6からのコマンドにより行なわれ
る。
【0004】ところで、上記基地局2は、図8に示すよ
うに、互いに異なる周波数f1ないしfn(以下、nは
自然数である。)の搬送波をそれぞれ出力する複数の送
信機Tx1,…,Txi,…,Txn(以下、iは1以
上自然数n以下の自然数である。)を備える。これら送
信機Tx1,…,Txi,…,Txnの各出力は、帯域
通過フィルタF1,…,Fi,…,Fnとともにそれぞ
れコンバイナ11に設けられかつ一端が終端された3端
子型サーキュレータからなるアイソレータI1,…,I
i,…,Inを介して、帯域通過フィルタF1,…,F
i,…,Fnに入力されて帯域ろ波され、これら帯域通
過フィルタF1,…,Fi,…,Fnの出力が互いに周
波数多重化される。この周波数多重化後の上記各搬送波
からなる多重波は、アンテナ系への入射波およびアンテ
ナ系からの反射波を取り出す方向性結合器12、及び上
記多重波を帯域ろ波する帯域通過フィルタであるアンテ
ナフィルタF0を介して、アンテナ13に給電されて、
空間に電波として放射される。
【0005】ところで、基地局2では、通信の信頼性を
確保するとともに、電波障害の発生等を防止するために
、常時、アンテナ13から空間に放射される高周波電力
や、送信回路系とアンテナ回路系とのインピーダンス・
マッチングの状態を監視している。従来、この種の監視
を行なうアンテナ監視装置としては、図8に示すような
構成を有するものが周知である。
【0006】図8に示すように、アンテナ監視装置10
0では、アンテナフィルタF0とコンバイナ11との間
に挿入した方向性結合器12により、上記アンテナ13
への入射波および上記アンテナ13からの反射波を検出
し、上記方向性結合器12から出力するこれら入射波お
よび反射波を検波回路14および15によりそれぞれ検
波して、上記入射波および反射波のレベルに比例する直
流電圧を得ている。そして、上記入射波の検波出力およ
び上記反射波の検波出力は演算回路16に入力され、ア
ンテナ13から空間に放射される高周波電力や、方向性
結合器12からアンテナ13までの伝送線路及びアンテ
ナ13とからなるアンテナ系の電圧定在波比(以下、V
SWRという。)が演算され、その演算結果が表示装置
17に表示される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
のアンテナ監視装置100では、複数の送信機Tx1,
…,Txi,…,Txnからそれぞれ出力される、図9
に示す周波数f1乃至fnの各搬送波からなる多重波の
反射波と入射波を、2個の結合線路を備えた方向性結合
器12により検出し、これら入射波および反射波を検波
回路14および15によりそれぞれ検波するようにして
いるので、上記検波回路14および15の検波出力には
、f1−f2やf1−f3等の周波数のビート信号が重
畳されて出力する。このビート信号により、上記検波回
路14および15の各検波出力は、図10に示すように
時間経過とともに変動し、上記反射波および上記入射波
の各レベルの検出精度が低下する。このため、これら反
射波および入射波に基づいて、演算回路16により演算
される高周波出力およびVSWRの精度も低くなるとい
う問題点があった。
【0008】また、アンテナ13に外部から他の周波数
の干渉波が入力されたとき、上記反射波に当該干渉波が
重畳され、反射波のレベル及びVSWRを正確に測定す
ることができないという問題点があった。
【0009】本発明の第1の目的は、周波数多重波で共
用しているアンテナ系の伝送線路における電圧定在波比
を、干渉波の影響を受けることなくかつ従来例に比較し
精度よく検出することができるアンテナ監視装置を提供
することにある。本発明の第2の目的は、周波数多重波
で共用しているアンテナ系からの反射波のレベルを、干
渉波の影響を受けることなくかつ従来例に比較し精度よ
く検出することができるアンテナ監視装置を提供するこ
とにある。本発明の第3の目的は、簡単な構成で、上記
移動体通信システムの基地局における搬送波の周波数が
変更されたときに対応が容易であり、かつ、基地局の無
人化にも容易に対応することができるアンテナ監視装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明に係る請求項1記載のアンテナ監視装置は、複
数の送信機からそれぞれ出力される複数の搬送波を周波
数多重化して上記複数の搬送波からなる多重波をアンテ
ナに給電し、上記アンテナから空間に上記多重波を放射
する無線送信系の伝送線路における上記アンテナへの入
射波と上記アンテナからの反射波とに基づいて上記伝送
線路における電圧定在波比を測定するアンテナ監視装置
であって、上記伝送線路に設けられ、上記多重波の上記
入射波と上記反射波とをそれぞれ検出する結合手段と、
上記結合手段によって検出された上記多重波の上記入射
波と上記反射波のうち予め選択された1つの搬送波の入
射波と反射波とをそれぞれ帯域ろ波して抽出する帯域通
過ろ波手段と、上記帯域通過ろ波手段によって抽出され
た上記搬送波の入射波と反射波をそれぞれ検波して各検
波信号を出力する検波手段と、上記検波手段から出力さ
れた各検波信号に基づいて上記予め選択された1つの搬
送波についての電圧定在波比を演算する演算手段とを備
えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項2記載のアンテナ監視装置は
、請求項1記載のアンテナ監視装置において、上記帯域
通過ろ波手段の通過帯域が可変であることを特徴とする
【0012】さらに、本発明に係る請求項3記載のアン
テナ監視装置は、複数の送信機からそれぞれ出力される
複数の搬送波を周波数多重化して上記複数の搬送波から
なる多重波をアンテナに給電し、上記アンテナから空間
に上記多重波を放射する無線送信系の伝送線路における
上記アンテナへの入射波と上記アンテナからの反射波と
に基づいて上記伝送線路における電圧定在波比を測定す
るアンテナ監視装置であって、上記伝送線路に設けられ
、上記多重波の上記入射波と上記反射波とをそれぞれ検
出する結合手段と、上記結合手段によって検出された上
記多重波の上記入射波と、所定の局部発振周波数を有す
る局部発振信号とを混合した後帯域ろ波して、上記多重
波の上記入射波を、上記多重波の上記入射波のうち予め
選択された1つの搬送波の入射波に関係する中間周波に
周波数変換する第1の周波数変換手段と、上記結合手段
によって検出された上記多重波の上記反射波と、所定の
局部発振周波数を有する局部発振信号とを混合した後帯
域ろ波して、上記多重波の上記反射波を、上記多重波の
上記反射波のうち上記予め選択された1つの搬送波の反
射波に関係する中間周波に周波数変換する第2の周波数
変換手段と、上記第1の周波数変換手段によって変換さ
れた中間周波と上記第2の周波数変換手段によって変換
された中間周波をそれぞれ検波して各検波信号を出力す
る検波手段と、上記検波手段から出力された各検波信号
に基づいて上記予め選択された1つの搬送波についての
電圧定在波比を演算する演算手段とを備えたことを特徴
とする。
【0013】またさらに、請求項4記載のアンテナ監視
装置は、請求項3記載のアンテナ監視装置において、上
記第1の周波数変換手段と上記第2の周波数変換手段に
おいて用いる各局部発振信号の局部発振周波数は、外部
からのコントロール信号により制御されることを特徴と
する。
【0014】また、本発明に係る請求項5記載のアンテ
ナ監視装置は、複数の送信機からそれぞれ出力される複
数の搬送波を周波数多重化して上記複数の搬送波からな
る多重波をアンテナに給電し、上記アンテナから空間に
上記多重波を放射する無線送信系の伝送線路における上
記アンテナからの反射波のレベルを測定するアンテナ監
視装置であって、上記伝送線路に設けられ、上記多重波
の上記反射波を検出する第1の結合手段と、上記複数の
送信機のうち予め選択された1つの送信機から出力され
る搬送波と、所定の局部発振周波数を有する局部発振信
号とを混合して、上記搬送波を第1中間周波に周波数変
換する第1の周波数変換手段と、上記第1の結合手段に
よって検出された上記多重波の上記反射波と、上記第1
の周波数変換手段によって変換された第1中間周波とを
混合した後帯域ろ波して、上記多重波の上記反射波を、
上記多重波の上記反射波のうち上記予め選択された1つ
の送信機から出力される搬送波の反射波に関係する第2
中間周波に周波数変換する第2の周波数変換手段と、上
記第2の周波数変換手段によって変換された第2中間周
波を検波して検波信号を出力する第1の検波手段と、上
記第1の検波手段から出力された検波信号に基づいて上
記予め選択された1つの送信機から出力される搬送波に
ついての反射波のレベルを演算する第1の演算手段とを
備えたことを特徴とする。
【0015】さらに、請求項6記載のアンテナ監視装置
は、請求項5記載のアンテナ監視装置において、さらに
、上記予め選択された1つの送信機から出力される搬送
波を検波して検波信号を出力する第2の検波手段と、上
記第2の検波手段から出力された検波信号に基づいて上
記予め選択された1つの送信機から出力される搬送波に
ついての入射波のレベルを演算する第2の演算手段と、
上記第1の演算手段によって演算された反射波のレベル
と、上記第2の演算手段によって演算された入射波のレ
ベルに基づいて上記予め選択された1つの送信機から出
力される搬送波についての電圧定在波比を演算する第3
の演算手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】またさらに、請求項7記載のアンテナ監視
装置は、請求項5記載のアンテナ監視装置において、さ
らに、上記伝送線路に設けられ、上記多重波の上記入射
波を検出する第2の結合手段と、上記第1の結合手段に
よって検出された上記多重波の上記反射波と、上記第2
の結合手段によって検出された上記多重波の上記入射波
とを、選択的に切り換えて上記第2の周波数変換手段に
出力する切り換え手段と、上記切り換え手段によって上
記多重波の上記反射波が上記第2の周波数変換手段に出
力されているとき、上記第1の検波手段から出力された
検波信号に基づいて上記予め選択された1つの送信機か
ら出力される搬送波についての反射波のレベルが上記第
1の演算手段によって演算され、一方、上記切り換え手
段によって上記多重波の上記入射波が上記第2の周波数
変換手段に出力されているとき、上記第1の検波手段か
ら出力された検波信号に基づいて上記予め選択された1
つの送信機から出力される搬送波についての入射波のレ
ベルを演算する第4の演算手段と、上記第1の演算手段
によって演算された反射波のレベルと、上記第4の演算
手段によって演算された入射波のレベルに基づいて上記
予め選択された1つの送信機から出力される搬送波につ
いての電圧定在波比を演算する第5の演算手段とを備え
たことを特徴とする。
【0017】また、本発明に係る請求項8記載のアンテ
ナ監視装置は、複数の送信機からそれぞれ出力される複
数の搬送波を周波数多重化して上記複数の搬送波からな
る多重波をアンテナに給電し、上記アンテナから空間に
上記多重波を放射する無線送信系の伝送線路における上
記アンテナからの反射波のレベルを測定するアンテナ監
視装置であって、上記伝送線路に設けられ、上記多重波
の上記反射波を検出する第1の結合手段と、上記複数の
送信機のうち予め選択された1つの送信機から出力され
る搬送波と、上記第1の結合手段によって検出された上
記多重波の上記反射波とを混合し、混合結果の信号を出
力する混合手段と、上記混合手段から出力された混合結
果の信号のうち直流成分の信号をろ波する低域ろ波手段
と、上記低域ろ波手段によってろ波された直流成分の信
号に基づいて上記予め選択された1つの送信機から出力
される搬送波についての反射波のレベルを演算する第1
の演算手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】さらに、請求項9記載のアンテナ監視装置
は、請求項8記載のアンテナ監視装置において、さらに
、上記予め選択された1つの送信機から出力される搬送
波を検波して検波信号を出力する第2の検波手段と、上
記第2の検波手段から出力された検波信号に基づいて上
記予め選択された1つの送信機から出力される搬送波に
ついての入射波のレベルを演算する第2の演算手段と、
上記第1の演算手段によって演算された反射波のレベル
と、上記第2の演算手段によって演算された入射波のレ
ベルに基づいて上記予め選択された1つの送信機から出
力される搬送波についての電圧定在波比を演算する第3
の演算手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】またさらに、請求項10記載のアンテナ監
視装置は、請求項8記載のアンテナ監視装置において、
上記アンテナ監視装置はさらに、上記伝送線路に設けら
れ、上記多重波の上記入射波を検出する第2の結合手段
と、上記第1の結合手段によって検出された上記多重波
の上記反射波と、上記第2の結合手段によって検出され
た上記多重波の上記入射波とを、選択的に切り換えて上
記混合手段に出力する切り換え手段と、上記切り換え手
段によって上記多重波の上記反射波が上記混合手段に出
力されているとき、上記低域ろ波手段から出力された直
流成分の信号に基づいて上記予め選択された1つの送信
機から出力される搬送波についての反射波のレベルが上
記第1の演算手段によって演算され、一方、上記切り換
え手段によって上記多重波の上記入射波が上記混合手段
に出力されているとき、上記低域ろ波手段から出力され
た直流成分の信号に基づいて上記予め選択された1つの
送信機から出力される搬送波についての入射波のレベル
を演算する第4の演算手段と、上記第1の演算手段によ
って演算された反射波のレベルと、上記第4の演算手段
によって演算された入射波のレベルに基づいて上記予め
選択された1つの送信機から出力される搬送波について
の電圧定在波比を演算する第5の演算手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1記載のアンテナ監視装置においては、
上記結合手段に接続した帯域通過ろ波手段の作用により
、上記結合手段で検出された上記多重波の上記入射波と
上記反射波のうち予め選択された1つの搬送波の入射波
と反射波とがそれぞれ抽出されるので、外部からの干渉
波の影響がなくなるとともに、複数の搬送波によるビー
トの影響がなくなり、入射波および反射波の検出精度が
高くなり、上記無線送信系の伝送線路における電圧定在
波比の検出精度が大幅に向上する。
【0021】また、請求項2記載のアンテナ監視装置に
おいては、上記帯域通過ろ波手段が所定の制御信号によ
りその通過帯域が制御可能であるので、基地局が周波数
が変更されたときにすぐに対応することができ、外部か
らの制御信号により帯域通過フィルタを制御するように
すれば、基地局の無人化にも対処することができる。
【0022】さらに、請求項3記載のアンテナ監視装置
においては、上記第1と第2の周波数変換手段によって
、上記多重波の上記入射波および上記反射波がそれぞれ
、予め選択された1つの搬送波の入射波に関係する中間
周波および予め選択された1つの搬送波の反射波に関係
する中間周波に変換され、すなわちそれぞれより周波数
の低い中間周波に変換されて処理されるので、上記第2
の周波数変換手段に含まれる帯域通過フィルタとして高
い無負荷Q(Q0)を有するものを用いることなく、ま
た、外部からの干渉波の影響および上記ビートの影響を
受けずに、上記無線送信系の伝送線路における電圧定在
波比の検出精度を大幅に向上させることができる。
【0023】さらにまた、請求項4記載のアンテナ監視
装置においては、上記各局部発振信号の局部発振周波数
を制御信号により制御することができるので、基地局が
周波数が変更されたときにすぐに対応することができ、
基地局の無人化にも対応することができる。
【0024】また、請求項5記載のアンテナ監視装置に
おいては、上記予め選択された1つの送信機から出力さ
れる搬送波と、上記局部発振信号と、上記検出された上
記多重波の上記反射波とを用いて、上記第1と第2の周
波数変換手段によって、上記予め選択された1つの送信
機から出力される搬送波の反射波に関係する中間周波が
抽出されるので、取り扱いの容易な中間周波を上記第1
の検波手段によって検波することより、上記無線送信系
の伝送線路におけるアンテナからの反射波のレベルを、
外部からの干渉波および上記ビートの影響をうけずに正
確に検出することができる。
【0025】さらに、請求項6記載のアンテナ監視装置
においては、上記予め選択された1つの送信機から出力
される搬送波を上記第2の検波手段によって検波して得
られた検波信号に基づいて上記予め選択された1つの送
信機から出力される搬送波の入射波のレベルを検出する
とともに、上記干渉波およびビートの影響を受けずに正
確に検出された反射波のレベルと上記検出された入射波
のレベルに基づいて、上記無線送信系の伝送線路におけ
る電圧定在波比を正確に測定することができる。
【0026】さらにまた、請求項7記載のアンテナ監視
装置においては、上記第2の結合手段によって上記多重
波の上記入射波を検出して、請求項5記載のアンテナ監
視装置における上記反射波のレベルの検出方法と同様の
方法を用いて、上記予め選択された1つの送信機から出
力される搬送波の入射波のレベルを上記伝送線路におい
て正確に検出するとともに、上記正確に検出された反射
波のレベルと入射波のレベルに基づいて、上記無線送信
系の伝送線路における電圧定在波比をより正確に測定す
ることができる。
【0027】また、請求項8記載のアンテナ監視装置に
おいては、上記予め選択された1つの送信機から出力さ
れる搬送波と、上記第1の結合手段によって検出された
上記多重波の上記反射波とを用いて、上記混合手段およ
び上記低域ろ波手段によって、上記予め選択された1つ
の送信機から出力される搬送波の反射波に関係する直流
成分の信号が抽出されるので、取り扱いの容易な上記直
流成分の信号に基づいて、上記無線送信系の伝送線路に
おけるアンテナからの反射波のレベルを、外部からの干
渉波および上記ビートの影響をうけずに正確に検出する
ことができる。
【0028】さらに、請求項9記載のアンテナ監視装置
においては、上記予め選択された1つの送信機から出力
される搬送波を上記第2の検波手段によって検波して得
られた検波信号に基づいて上記予め選択された1つの送
信機から出力される搬送波の入射波のレベルを検出する
とともに、上記干渉波およびビートの影響を受けずに正
確に検出された反射波のレベルと上記検出された入射波
のレベルに基づいて、上記無線送信系の伝送線路におけ
る電圧定在波比を正確に測定することができる。
【0029】さらにまた、請求項10記載のアンテナ監
視装置においては、上記第2の結合手段によって上記多
重波の上記入射波を検出して、請求項8記載のアンテナ
監視装置における上記反射波のレベルの検出方法と同様
の方法を用いて、上記予め選択された1つの送信機から
出力される搬送波の入射波のレベルを上記伝送線路にお
いて正確に検出するとともに、上記正確に検出された反
射波のレベルと入射波のレベルに基づいて、上記無線送
信系の伝送線路における電圧定在波比をより正確に測定
することができる。
【0030】上記請求項5、7、8および10記載のア
ンテナ監視装置においては、送信機から出力される搬送
波が、FM,MSK,GSMKなどの周波数変調の処理
がなされていても、上記第2中間周波又は上記直流成分
の信号はそれぞれ、上記第2の周波数変換手段又は上記
混合手段の作用によりその変調成分がキャンセルされて
主搬送波に関係する成分のみとなり、これによって、変
調による検波出力の変化がなくなり、上記反射波のレベ
ル又は入射波のレベルの検出精度が大幅に向上する。
【0031】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る実施例に
ついて説明する。
【0032】<第1の実施例>本発明に係る第1の実施
例であるアンテナ監視装置101を図1に示し、図1に
おいて図8に対応する部分には対応する符号を付して示
している。
【0033】本実施例のアンテナ監視装置101は、図
8を参照して説明した従来例のアンテナ監視装置100
との比較から明らかなように、方向性結合器12と入射
波を検波する検波回路14との間に、複数の送信機Tx
1,…,Txi,…,Txnからそれぞれ出力される搬
送波f1,…,fnから、たとえば送信機Tx1の搬送
波f1の上記入射波を帯域ろ波する帯域通過フィルタ2
1を挿入するとともに、方向性結合器12と反射波を検
波する検波回路15との間に、上記送信機Tx1の搬送
波f1の上記反射波を帯域ろ波する帯域通過フィルタ2
2を挿入したことを特徴としている。
【0034】このようにすれば、上記帯域通過フィルタ
21および22の帯域ろ波の作用により、送信機Tx1
の搬送波f1のアンテナ13への入射波および反射波の
みが検出されるので、上記搬送波f1とほかの搬送波f
2,f3,…とのビートの影響がなくなり、上記入射波
および反射波の検出精度が高くなる。これにより、高周
波出力およびVSWRの検出精度が向上する。
【0035】<第2の実施例>上記第1の実施例におい
て、アンテナ監視装置101の帯域通過フィルタ21お
よび22として、通過帯域が外部からのコントロール信
号により制御することができる、いわゆるチューナブル
な帯域通過フィルタを使用することもできる。
【0036】このように、帯域通過フィルタ21および
22として、チューナブルなものを使用すれば、基地局
2の周波数が変更されたときに、すぐに対応することが
できる。また、この制御をリモートコントロールにより
行なえるようにしておけば、基地局2の無人化にも対応
することができる。上記チューナブルな帯域通過フィル
タとしては、たとえば誘電体共振器を使用したTE01
δモードのフィルタ等を使用することができる。
【0037】<第3の実施例>本発明に係る第3の実施
例であるアンテナ監視装置102を図2に示す。なお、
図2において、図8に対応する部分には対応する符号を
付して示し、重複した説明は省略する。
【0038】上記アンテナ監視装置102は、図8にて
説明したアンテナ監視装置100において、方向性結合
器12と入射波を検波する検波回路14との間に、ミキ
サ回路24、帯域通過フィルタ26および中間周波増幅
器28を接続する一方、上記方向性結合器12と反射波
を検波する検波回路15との間に、ミキサ回路25、帯
域通過フィルタ27および中間周波増幅器29を接続し
たものである。
【0039】上記ミキサ回路24は、方向性結合器12
によって検出された多重波の入射波を、局部発振回路2
3aで発生される所定の局部発振周波数を有する局部発
振信号と混合して乗算し、乗算結果の信号を帯域通過フ
ィルタ26に出力する。次いで、帯域通過フィルタ26
は入力される乗算結果の信号のうち所定の中間周波数を
有する中間周波のみを帯域ろ波した後、中間周波増幅器
28を介して検波回路14に出力する。ここで、上記ミ
キサ回路24と帯域通過フィルタ26からなる周波数変
換回路によって、上記多重波の入射波から、上記複数の
送信機Tx1,…,Txi,…,Txnから出力される
各周波数f1,…fi,…,fnの搬送波からなる多重
波の入射波のうち、上記搬送波の周波数と局部発振信号
の局部発振周波数との差の周波数が上記中間周波数とな
る1つの搬送波の入射波のレベルに比例する中間周波の
みが抽出される。
【0040】同様に、上記ミキサ回路25は、方向性結
合器12によって検出された多重波の反射波を、局部発
振信号と混合して乗算し、乗算結果の信号を帯域通過フ
ィルタ27に出力する。次いで、帯域通過フィルタ27
は入力される乗算結果の信号のうち所定の中間周波数を
有する中間周波のみを帯域ろ波した後、中間周波増幅器
29を介して検波回路15に出力する。ここで、上記ミ
キサ回路25と帯域通過フィルタ27からなる周波数変
換回路によって、上記多重波の反射波から、上記複数の
送信機Tx1,…,Txi,…,Txnから出力される
各周波数f1,…fi,…,fnの搬送波からなる多重
波の反射波のうち、上記搬送波の周波数と局部発振回路
23aの出力の周波数との差の周波数が上記中間周波数
となる1つの搬送波の反射波のレベルに比例する中間周
波のみが抽出される。
【0041】上記アンテナ監視装置102のミキサ回路
24,25及び帯域通過フィルタ26,27による周波
数変換の一例を図3を参照して説明する。ここで、上記
2つの中間周波の周波数および上記帯域通過フィルタ2
6,27の通過帯域の中心周波数が、たとえば10.7
MHzに選択されているとする。
【0042】このとき、たとえば送信機Txiが出力す
る900.0MHzの搬送波により、アンテナ13の反
射波および入射波の中間周波を検出する場合、局部発振
回路23aの局部発振周波数は、上記900.0MHz
よりも10.7MHzだけ高いか低い周波数、すなわち
900.0MHz±10.7MHzの信号、たとえば8
89.3MHzが選択される。
【0043】889.3MHzの局部発振周波数と、9
00.0MHzの搬送波を含む、898.8MHz,8
99.4MHz,…,901.8MHzの各周波数を有
する送信機Tx1,…,Txi,…,Txnの搬送波か
らなる多重波の反射波および入射波が、ミキサ回路24
および25にてそれぞれ混合されると、上記帯域通過フ
ィルタ26および帯域通過フィルタ27からは、900
.0MHzの搬送波に対する10.7MHzの入射波お
よび反射波の各中間周波のみがそれぞれ出力することに
なる。これら中間周波はそれぞれ中間周波増幅器28お
よび29にて増幅される。ここで、上記中間周波増幅器
28の出力および中間周波増幅器29の出力は、900
.0MHzの搬送波に対する入射波および反射波のレベ
ルにそれぞれ比例している。
【0044】したがって、上記中間周波増幅器28の出
力および29の出力を、検波回路14および15により
それぞれ検波すれば、送信器Txiから出力する1つの
周波数の搬送波のアンテナ13への入射波のレベルおよ
びアンテナ13からの反射波のレベルを直流電圧の大き
さとして知ることができる。演算回路16は、これら入
射波および反射波のレベルから公知の通り、方向性結合
器12からアンテナ13までの伝送線路及びアンテナ1
3を含むアンテナ系のVSWRおよびアンテナ13から
空間に放射される高周波出力を演算する。そして、その
演算結果は、例えばCRTディスプレイなどの表示装置
17により表示したり、ほかの出力装置(図示せず。)
に記録される。
【0045】なお、局部発振回路23aで発生される局
部発振信号の周波数を、上記各搬送波の周波数との差が
上記所定の中間周波数となるように例えば指令信号に基
づいて変更することによって、上記多重波のうち、測定
する入射波と反射波の搬送波を変更することができる。
【0046】図2のアンテナ監視装置102では、周波
数が高く、しかも隣接する搬送波の周波数と接近してい
る搬送波が、いったん周波数の低い、処理の容易な10
.7MHzの中間周波に変換されるので、帯域通過フィ
ルタ26および27として、高い無負荷Q(Q0)を有
する帯域通過フィルタを用いることなく、ビートの影響
を受けずに、高周波出力およびVSWRを簡単かつ正確
に測定することができる。
【0047】図2の第3の実施例では、交換制御局6(
図7参照)からの司令信号により搬送波の周波数が変更
されると、この司令信号を利用して、局部発振回路23
aの局部発振周波数も、搬送波の上記周波数の変更に応
じて変更することができる。
【0048】<第4の実施例>本発明に係る第4の実施
例であるアンテナ監視装置103を図4に示す。なお、
図4において、図8に対応する部分には対応する符号を
付して示し、重複する説明は省略する。
【0049】上記アンテナ監視装置103は、図8にて
説明したアンテナ監視装置100において、コンバイナ
11のたとえばアイソレータIiと、送信機Txiとの
間に挿入され、送信機Txiから出力される周波数fi
の搬送波を検出する結合線路を有する自然数n個の方向
性結合器CPi(i=1,2,…,n)を備える。当該
n個の方向性結合器CPiによって取り出される各送信
機Txiからの周波数fiの各搬送波の入射波はそれぞ
れ切り換えスイッチSW1の各端子t1,t2,…,t
i,…,tnに入力され、当該各搬送波のうちの1つが
、演算制御回路16aによって制御される切換スイッチ
SW1によって選択されて第1ミキサ回路31と検波回
路35に出力される。検波回路35は、入力される周波
数fiの搬送波の入射波を検波して演算制御回路16a
に出力する。
【0050】上記アンテナ監視装置103は、この方向
性結合器CPiから出力され切換スイッチSW1を介し
て入力される送信機Txiの周波数fiの搬送波の入射
波と、局部発振回路23bで発生される所定の局部発振
周波数を有する局部発振信号とを混合して乗算しその乗
算結果の信号である第1中間周波を出力する第1ミキサ
回路31を備える一方、この第1ミキサ回路31の出力
と、コンバイナ11とアンテナフィルタF0との間に設
けた方向性結合器12aから取り出される複数の送信機
Tx1,…,Txi,…,Txnから出力される周波数
f1,…,fnの各搬送波からなる多重波の反射波とを
混合して乗算しその乗算結果の信号を出力する第2ミキ
サ回路32と、第2ミキサ回路32から出力される乗算
結果の信号から第2中間周波に帯域ろ波して抽出する帯
域通過フィルタ33とを備える。
【0051】ここで、上記第1のミキサ回路31と第2
のミキサ回路32と帯域通過フィルタ33からなる回路
によって、上記中間周波フィルタ33の出力として、切
り換えスイッチSW1によって選択された周波数fiの
搬送波に対応し、アンテナ13から反射されてくる多重
波のうち当該周波数fiを有する1つの反射波のレベル
に比例した信号を得ることができる。従って、上記中間
周波フィルタ33の出力を検波回路34により検波すれ
ば、この検波回路34の検波出力からアンテナ13から
の上記選択された1つの反射波の大きさを直流電圧とし
て検出することができる。
【0052】上記第1ミキサ回路31、第2ミキサ回路
32および帯域通過フィルタ33による周波数変換の一
例を図5を参照して説明する。ここで、局部発振回路2
3bの局部発振周波数が10MHzに固定されているも
のとする。
【0053】この局部発振周波数10MHzと、送信機
Txiの900.0MHzの搬送波とが第1ミキサ回路
31で混合されると、上記900.0MHzの搬送波は
910.0MHzと890.0MHzの第1中間周波に
変換される。次いで、この第1中間周波は、さらに第2
ミキサ回路32により、コンバイナ11とアンテナフィ
ルタF0との間に設けられた方向性結合器12から取り
出される上記複数の送信機Tx1,…,Txi,…,T
xnから出力される周波数900.0MHz,901.
0MHz,…,903.0MHzの各搬送波からなる多
重波の反射波と混合されて、上記第1中間周波は10.
0MHzの第2中間周波に変換された後、帯域通過フィ
ルタ33によって10.7MHzの第2中間周波が帯域
ろ波されて抽出される。ここで、上記帯域通過フィルタ
33から出力される第2中間周波は、上記多重波のうち
切換スイッチSW1によって選択された周波数fiの搬
送波に対応し当該周波数fiを有する反射波のレベルに
比例する。したがって、この第2中間周波信号を検波回
路34で検波することにより、上記選択された1つの反
射波のレベルを直流信号の大きさとして検出することが
できる。
【0054】このような構成であれば、周波数が高く、
しかも隣接する搬送波の周波数と接近している上記搬送
波の多重波のうち切換スイッチSW1によって選択され
た1つの反射波が、上記のように周波数の低い、処理の
容易な中間周波信号に変換されるので、高い無負荷Q(
Q0)を有する帯域通過フィルタ等を用いることなく、
また外部からの干渉波およびビートの影響を受けずに、
上記切換スイッチSW1を順次切り換えることにより、
アンテナ系からの多重波の各反射波の信号を監視するこ
とができる。
【0055】また、上記反射信号と、方向性結合器CP
iおよび検波回路35により検出される搬送波の高周波
入力とにより、方向性結合器12aからアンテナ13ま
での伝送線路及びアンテナ13を含むアンテナ系のVS
WRおよびアンテナ13から空間に放射される実効的な
高周波出力を演算制御回路16aにて演算し、表示装置
17により表示させることができる。
【0056】なお、演算制御回路16aをMPUなどの
デジタルプロセッサ回路で構成する場合は、検波回路3
4と演算制御回路16aとの間、並びに検波回路35と
演算制御回路16aとの間にアナログ/デジタル変換器
を設けて、上述の演算及び制御をデジタル処理すること
ができる。
【0057】また、本実施例のアンテナ監視装置におい
ては、送信機TXiから出力される搬送波が、FM,M
SK,GSMKなどの周波数変調の処理がなされていて
も、上記第2中間周波の信号は、上記第2ミキサ回路3
2の作用によりその変調成分がキャンセルされて主搬送
波に関係する成分のみとなり、変調による検波出力の変
化がなくなり、上記反射波のレベルの検出精度が大幅に
向上するという利点がある。
【0058】<第5の実施例>本発明に係る第5の実施
例であるアンテナ監視装置104を図6に示す。なお、
図6において、図4に対応する部分には対応する符号を
付して示し、重複する説明は省略する。
【0059】上記アンテナ監視装置104は、図4にて
説明したアンテナ監視装置103において、方向性結合
器CPiから取り出される一つの送信機Txiからのア
ンテナ系への入射波と、複数の送信機Tx1,…,Tx
i,…,Txnから出力される搬送波f1,…,fnの
多重波の反射波とをダブルバランスドミキサからなるミ
キサ回路32により混合した後、低域通過フィルタ36
を通過させて、切り換えスイッチSW1によって選択さ
れた周波数fiの搬送波に対応し当該周波数fiを有す
る1つの反射波のレベルに比例した直流成分の信号を取
り出すものである。
【0060】1つの送信機Txiから出力され方向性結
合器CPiによって取り出されたアンテナ系への上記入
射波はまた、切換スイッチSW1を介して検波回路35
によって検波された後、演算制御回路16bに入力され
る。上記演算制御回路16bは、ミキサ回路32から入
力する上記選択された1つの反射波のレベルに比例する
直流成分の信号と検波回路35の検波出力から、方向性
結合器12aからアンテナ13までの伝送線路とアンテ
ナ13を含むアンテナ系のVSWRおよびアンテナ13
から空間に放射される高周波電力を演算する。
【0061】上記ミキサ回路32による周波数変換の一
例を図5を参照して具体的に説明する。
【0062】900.0MHz,901.0MHz,9
02.0MHzおよび903.0MHzの搬送波を出力
する送信機のうち、たとえば900.0MHzの搬送波
を出力する送信機Txiの上記900.0MHzの搬送
波と上記送信機Txiの多重波とがミキサ回路32に入
力されると、このミキサ回路32からは、900.0M
Hz,901.0MHz,902.0MHz,903.
0MHzと900.0MHzとの差および和の中間周波
信号、すなわち直流成分、1MHz,2MHz,3MH
zおよび1.8GHz帯などの信号が出力される。ミキ
サ回路32から出力される信号を、たとえば20KHz
程度の遮断周波数を有する低域通過フィルタ36に通過
させることによって、上記直流成分の信号が取り出され
る。この直流成分の大きさは、上記多重波のうち上記選
択された1つの反射波のレベルに比例する。このように
すれば、図4のものよりも簡単な構成で、高い無負荷Q
(Q0)を有する帯域通過フィルタ等を用いることなく
、アンテナ系のVSWRおよびアンテナ13から空間に
出力される高周波出力を容易に得ることができる。
【0063】また、本実施例のアンテナ監視装置におい
ては、送信機TXiから出力される搬送波が、FM,M
SK,GSMKなどの周波数変調の処理がなされていて
も、上記直流成分の信号は、上記ミキサ回路32の作用
によりその変調成分がキャンセルされて主搬送波に関係
する成分のみとなり、変調による直流成分の信号の変化
がなくなり、上記反射波のレベルの検出精度が大幅に向
上するという利点がある。
【0064】<第6の実施例>本発明に係る第6の実施
例であるアンテナ監視装置105を図11に示す。なお
、図11において、図4に対応する部分には対応する符
号を付して示し、重複する説明は省略する。
【0065】図11の実施例が図4の実施例に比較して
異なる点は、以下の通りである。 (1)方向性結合器12aの代わりに、上記搬送波の多
重波の入射波と反射波をそれぞれ検出する2つの結合線
路12ba,12bbを有する方向性結合器12bを備
えるとともに、演算制御回路16bによって制御され、
結合線路12baと結合線路12bbからそれぞれ検出
される入射波と反射波のうちの1つをミキサ回路32に
選択的に出力するための切換スイッチSW2を備え、検
波回路35を設けないこと。ここで、方向性結合器12
bは、コンバイナ11aの出力端からアンテナフィルタ
F0までの間の伝送線路上に設けられ、上記伝送線路の
一部となる当該方向性結合器12bの通過線路に電磁的
に結合し入射波と反射波を検出するように上記結合線路
12ba,12bbが備えられている。 (2)演算制御回路16aの代わりに、アンテナ監視装
置105内の各部の制御及び、VSWRなどの演算を行
なう演算制御回路16bを設けたこと。なお、演算制御
回路16bに、当該回路16bの処理を開始させるため
のスタートスイッチSW3を接続した。 (3)説明の簡単化のために、コンバイナ11内の帯域
通過フィルタFiとアイソレータIiの各個数nを3と
し、アンテナ監視装置105内の方向性結合器CPiの
個数nを3としたコンバイナ11aを備える。なお、切
換スイッチSW1は3個の入力端子t1,t2,t3を
有する。
【0066】以上のように構成されたアンテナ監視装置
105において、たとえば切り換えスイッチSW1をt
1を切り換えた後、切り換えスイッチSW2をa側に切
り換えたとき、図4の第4の実施例と同様に、上記第1
のミキサ回路31と第2のミキサ回路32と帯域通過フ
ィルタ33からなる回路によって、上記中間周波フィル
タ33の出力として、切り換えスイッチSW1によって
選択された周波数f1の搬送波に対応し、方向性結合器
12bからアンテナ13への搬送波の入射波からなる多
重波のうち周波数f1を有する1つの入射波の方向性結
合器13におけるレベルに比例した信号を得ることがで
きる。従って、上記中間周波フィルタ33の出力を検波
回路34により検波すれば、この検波回路34の検波出
力から上記選択された周波数f1の搬送波の入射波の大
きさを直流電圧として検出することができる。
【0067】次いで、切り換えスイッチSW2をb側に
切り換えたとき、同様に、上記第1のミキサ回路31と
第2のミキサ回路32と帯域通過フィルタ33からなる
回路によって、上記中間周波フィルタ33の出力として
、切り換えスイッチSW1によって選択された周波数f
1の搬送波に対応し、アンテナ13から方向性結合器1
2bに反射してくる搬送波の反射波からなる多重波のう
ち、周波数f1を有する1つの反射波の方向性結合器1
3におけるレベルに比例した信号を得ることができる。 従って、上記中間周波フィルタ33の出力を検波回路3
4により検波すれば、この検波回路34の検波出力から
上記選択された周波数f1の搬送波の反射波の大きさを
直流電圧として検出することができる。
【0068】当該第6の実施例においては、上述のよう
に、方向性結合器13における上記選択された1つの周
波数の入射波と反射波の各レベルを測定しているので、
第4の実施例に比較しより正確に、方向性結合器13か
らアンテナ13を見た場合のアンテナ系のVSWRを測
定することができる。また、測定すべき搬送波と周波数
が異なる干渉波が外部からアンテナ13に入力した場合
、第2ミキサ回路32から出力される当該干渉波に関係
する信号は帯域通過フィルタ33によって阻止されるの
で、本実施例のアンテナ監視装置105は干渉波の影響
を受けずに各周波数の搬送波についてのVSWRを正確
に測定することができる。
【0069】また、本実施例のアンテナ監視装置におい
ては、送信機TXi(i=1,2,3)から出力される
搬送波が、FM,MSK,GSMKなどの周波数変調の
処理がなされていても、上記第2中間周波の信号は、上
記第2ミキサ回路32の作用によりその変調成分がキャ
ンセルされて主搬送波に関係する成分のみとなり、変調
による検波出力の変化がなくなり、上記反射波のレベル
および上記入射波のレベルの検出精度が大幅に向上する
という利点がある。
【0070】本実施例の演算制御回路16bは、以下に
説明するVSWR測定処理を実行する。
【0071】図13は第6の実施例のアンテナ監視装置
105の演算制御回路16bのVSWR測定処理のメイ
ンルーチンを示すフローチャートであり、このメインル
ーチンは、各送信機Tx1,Tx2,Tx3から当該ア
ンテナ監視装置105内の方向性結合器CP1,CP2
,CP3と、コンバイナ11aと、当該監視装置105
a内の方向性結合器12bと、アンテナフィルタF0と
を介してアンテナ13に出力される各搬送波の入射波の
レベルと、アンテナ13からの各搬送波の反射波のレベ
ルとを測定した後、各レベル値に基づいて各搬送波につ
いてのVSWRを演算する処理である。
【0072】図13に示すように、演算制御回路16b
の電源スイッチ(図示せず。)がオンされたとき図13
のVSWR測定処理のメインルーチンがスタートされ、
まず、ステップS11においてスタートスイッチSW3
がオンされたか否かが判断され、オンされるまでステッ
プS11で待機した後、オンされたとき(ステップS1
1においてYES)ステップS12に進む。ステップS
12において、スイッチSW1がt1側に切り換えられ
た後、ステップS13において、周波数f1の搬送波に
ついてのVSWR測定処理(図14参照。)が実行され
る。次いで、ステップS14において、スイッチSW1
がt2側に切り換えられた後、ステップS15において
、周波数f1の搬送波についてのVSWR測定処理(図
14参照。)が実行される。さらに、ステップS16に
おいて、スイッチSW1がt3側に切り換えられた後、
ステップS17において、周波数f3の搬送波について
のVSWR測定処理(図14参照。)が実行された後、
ステップS11に戻る。
【0073】図14は、図13に図示したVSWR測定
処理(ステップS13,S15,S17)のサブルーチ
ンのフローチャートである。
【0074】図14に示すように、まず、ステップS2
2において、スイッチSW2がa側に切り換えられた後
、ステップS23において、検波回路34から入力され
る直流成分の信号のレベルに基づいて入射波の実効値電
力を演算する。次いで、ステップS24において、スイ
ッチSW2がb側に切り換えられた後、ステップS25
において、検波回路34から入力される直流成分の信号
のレベルに基づいて反射波の実効値電力を演算する。 さらに、ステップS26において、上記演算された入射
波の実効値電力と反射波の実効値電力に基づいてVSW
Rを演算した後、ステップS27において上記演算され
た各信号の実効値電力及びVSWRを表示装置17に表
示する。最後に、ステップS28において、上記演算さ
れたVSWR値が所定のしきい値Ts(例えばTs=1
.3)と比較され、演算されたVSWR値がしきい値T
sよりも大きい場合(ステップS28においてYES)
、アンテナ系が「異常状態」であると表示装置17に表
示してメインルーチンに戻る。一方、演算されたVSW
R値がしきい値Ts以下である場合(ステップS28に
おいてNO)そのままメインルーチンに戻る。
【0075】なお、本実施例において、入射波の実効値
電力と、反射波の実効値電力と、VSWRは、公知の方
法により、方向性結合器12bの出力端における各値に
すべて換算されて演算された後、表示装置17に表示さ
れる。
【0076】<第7の実施例>本発明に係る第7の実施
例であるアンテナ監視装置106を図12に示す。なお
、図12において、図4及び図6に対応する部分には対
応する符号を付して示し、重複する説明は省略する。
【0077】図12の実施例が図6の実施例に比較して
異なる点は、以下の通りである。 (1)方向性結合器12aの代わりに、上記搬送波の多
重波の入射波と反射波をそれぞれ検出する2つの結合線
路12ba,12bbを有する方向性結合器12bを備
えるとともに、演算制御回路16cによって制御され、
結合線路12baと結合線路12bbからそれぞれ検出
される入射波と反射波のうちの1つをミキサ回路32に
選択的に出力するための切換スイッチSW2を備え、検
波回路35を設けないこと。 (2)演算制御回路16aの代わりに、アンテナ監視装
置106内の各部の制御及び、VSWRなどの演算を行
なう演算制御回路16cを設けたこと。なお、演算制御
回路16cに、当該回路16cの処理を開始させるため
のスタートスイッチSW3を接続した。 (3)説明の簡単化のために、コンバイナ11内の帯域
通過フィルタFiとアイソレータIiの各個数nを3と
し、アンテナ監視装置105内の方向性結合器CPiの
個数nを3としたコンバイナ11aを備える。なお、切
換スイッチSW1は3個の入力端子t1,t2,t3を
有する。
【0078】以上のように構成されたアンテナ監視装置
106において、たとえば切り換えスイッチSW1をt
1を切り換えた後、切り換えスイッチSW2をa側に切
り換えたとき、図6の第5の実施例と同様に、方向性結
合器CP1から取り出される一つの送信機Tx1からの
アンテナ系への入射波と、複数の送信機Tx1,Tx2
,Tx3から出力される搬送波f1,f2,f3の多重
波の入射波をミキサ回路32により混合した後、低域通
過フィルタ36を通過させて、切り換えスイッチSW1
によって選択された周波数f1の搬送波に対応し当該周
波数f1を有する1つの入射波の方向性結合器12bに
おけるレベルに比例した直流成分の信号を取り出すこと
ができる。
【0079】次いで、切り換えスイッチSW2をb側に
切り換えたとき、同様に、方向性結合器CP1から取り
出される一つの送信機Tx1からのアンテナ系への入射
波と、複数の送信機Tx1,Tx2,Tx3から出力さ
れる搬送波f1,f2,f3の多重波の反射波をミキサ
回路32により混合した後、低域通過フィルタ36を通
過させて、切り換えスイッチSW1によって選択された
周波数f1の搬送波に対応し当該周波数f1を有する1
つの反射波の方向性結合器12bにおけるレベルに比例
した直流成分の信号を取り出すことができる。
【0080】当該第7の実施例においては、上述のよう
に、方向性結合器13における上記選択された1つの周
波数の入射波と反射波の各レベルを測定しているので、
第5の実施例に比較しより正確に、方向性結合器13か
らアンテナ13を見た場合のアンテナ系のVSWRを測
定することができる。また、測定すべき搬送波と周波数
が異なる干渉波が外部からアンテナ13に入力した場合
、ミキサ回路32から出力される当該干渉波に関係する
信号は低域通過フィルタ36によって阻止されるので、
本実施例のアンテナ監視装置106は干渉波の影響を受
けずに各周波数の搬送波についてのVSWRを正確に測
定することができる。
【0081】また、本実施例のアンテナ監視装置におい
ては、送信機TXi(i=1,2,3)から出力される
搬送波が、FM,MSK,GSMKなどの周波数変調の
処理がなされていても、上記直流成分の信号は、上記ミ
キサ回路32の作用によりその変調成分がキャンセルさ
れて主搬送波に関係する成分のみとなり、変調による直
流成分の信号の変化がなくなり、上記反射波のレベルお
よび上記入射波のレベルの検出精度が大幅に向上すると
いう利点がある。
【0082】本実施例の演算制御回路16cは、第6の
実施例の演算制御回路16bと同様に、図13のメイン
ルーチンを実行し、各周波数の搬送波についての入射波
の実効値電力、反射波の実効値電力、およびVSWRを
測定することができ、本実施例のアンテナ監視装置10
6は、第6の実施例のアンテナ監視装置105の同様の
効果を有する。
【0083】<他の実施例>図14のステップS28に
おいて、演算されたVSWRを判別してアンテナ系の「
異常状態」を検出しているが、本発明はこれに限らず、
測定された反射波のレベルを判別してアンテナ系の「異
常状態」を検出してもよい。
【0084】
【発明の効果】請求項1記載のアンテナ監視装置におい
ては、上記結合手段に接続した帯域通過ろ波手段の作用
により、上記結合手段で検出された上記多重波の上記入
射波と上記反射波のうち予め選択された1つの搬送波の
入射波と反射波とがそれぞれ抽出されるので、外部から
の干渉波の影響がなくなるとともに、複数の搬送波によ
るビートの影響がなくなり、入射波および反射波の検出
精度が高くなり、上記無線送信系の伝送線路における電
圧定在波比の検出精度が大幅に向上する。
【0085】また、請求項2記載のアンテナ監視装置に
おいては、上記帯域通過ろ波手段が所定の制御信号によ
りその通過帯域が制御可能であるので、基地局が周波数
が変更されたときにすぐに対応することができ、外部か
らの制御信号により帯域通過フィルタを制御するように
すれば、基地局の無人化にも対処することができる。
【0086】さらに、請求項3記載のアンテナ監視装置
においては、上記第1と第2の周波数変換手段によって
、上記多重波の上記入射波および上記反射波がそれぞれ
、予め選択された1つの搬送波の入射波に関係する中間
周波および予め選択された1つの搬送波の反射波に関係
する中間周波に変換され、すなわちそれぞれより周波数
の低い中間周波に変換されて処理されるので、上記第2
の周波数変換手段に含まれる帯域通過フィルタとして高
い無負荷Q(Q0)を有するものを用いることなく、ま
た、外部からの干渉波の影響および上記ビートの影響を
受けずに、上記無線送信系の伝送線路における電圧定在
波比の検出精度を大幅に向上させることができる。
【0087】さらにまた、請求項4記載のアンテナ監視
装置においては、上記各局部発振信号の局部発振周波数
を制御信号により制御することができるので、基地局が
周波数が変更されたときにすぐに対応することができ、
基地局の無人化にも対応することができる。
【0088】また、請求項5記載のアンテナ監視装置に
おいては、上記予め選択された1つの送信機から出力さ
れる搬送波と、上記局部発振信号と、上記検出された上
記多重波の上記反射波とを用いて、上記第1と第2の周
波数変換手段によって、上記予め選択された1つの送信
機から出力される搬送波の反射波に関係する中間周波が
抽出されるので、取り扱いの容易な中間周波を上記第1
の検波手段によって検波することより、上記無線送信系
の伝送線路におけるアンテナからの反射波のレベルを、
外部からの干渉波および上記ビートの影響をうけずに正
確に検出することができる。
【0089】さらに、請求項6記載のアンテナ監視装置
においては、上記予め選択された1つの送信機から出力
される搬送波を上記第2の検波手段によって検波して得
られた検波信号に基づいて上記予め選択された1つの送
信機から出力される搬送波の入射波のレベルを検出する
とともに、上記干渉波およびビートの影響を受けずに正
確に検出された反射波のレベルと上記検出された入射波
のレベルに基づいて、上記無線送信系の伝送線路におけ
る電圧定在波比を正確に測定することができる。
【0090】さらにまた、請求項7記載のアンテナ監視
装置においては、上記第2の結合手段によって上記多重
波の上記入射波を検出して、請求項5記載のアンテナ監
視装置における上記反射波のレベルの検出方法と同様の
方法を用いて、上記予め選択された1つの送信機から出
力される搬送波の入射波のレベルを上記伝送線路におい
て正確に検出するとともに、上記正確に検出された反射
波のレベルと入射波のレベルに基づいて、上記無線送信
系の伝送線路における電圧定在波比をより正確に測定す
ることができる。
【0091】また、請求項8記載のアンテナ監視装置に
おいては、上記予め選択された1つの送信機から出力さ
れる搬送波と、上記第1の結合手段によって検出された
上記多重波の上記反射波とを用いて、上記混合手段およ
び上記低域ろ波手段によって、上記予め選択された1つ
の送信機から出力される搬送波の反射波に関係する直流
成分の信号が抽出されるので、取り扱いの容易な上記直
流成分の信号に基づいて、上記無線送信系の伝送線路に
おけるアンテナからの反射波のレベルを、外部からの干
渉波および上記ビートの影響をうけずに正確に検出する
ことができる。
【0092】さらに、請求項9記載のアンテナ監視装置
においては、上記予め選択された1つの送信機から出力
される搬送波を上記第2の検波手段によって検波して得
られた検波信号に基づいて上記予め選択された1つの送
信機から出力される搬送波の入射波のレベルを検出する
とともに、上記干渉波およびビートの影響を受けずに正
確に検出された反射波のレベルと上記検出された入射波
のレベルに基づいて、上記無線送信系の伝送線路におけ
る電圧定在波比を正確に測定することができる。
【0093】さらにまた、請求項10記載のアンテナ監
視装置においては、上記第2の結合手段によって上記多
重波の上記入射波を検出して、請求項8記載のアンテナ
監視装置における上記反射波のレベルの検出方法と同様
の方法を用いて、上記予め選択された1つの送信機から
出力される搬送波の入射波のレベルを上記伝送線路にお
いて正確に検出するとともに、上記正確に検出された反
射波のレベルと入射波のレベルに基づいて、上記無線送
信系の伝送線路における電圧定在波比をより正確に測定
することができる。
【0094】上記請求項5、7、8および10記載のア
ンテナ監視装置においては、送信機から出力される搬送
波が、FM,MSK,GSMKなどの周波数変調の処理
がなされていても、上記第2中間周波又は上記直流成分
の信号はそれぞれ、上記第2の周波数変換手段又は上記
混合手段の作用によりその変調成分がキャンセルされて
主搬送波に関係する成分のみとなり、これによって、変
調による検波出力の変化がなくなり、上記反射波のレベ
ル又は入射波のレベルの検出精度が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明に係る第1の実施例及び第2の実施
例であるアンテナ監視装置のブロック図である。
【図2】  本発明に係る第3の実施例であるアンテナ
監視装置のブロック図である。
【図3】  図2のアンテナ監視装置の動作を示す周波
数変換ダイヤグラムである。
【図4】  本発明に係る第4の実施例であるアンテナ
監視装置のブロック図である。
【図5】  図4のアンテナ監視装置の動作を示す周波
数変換ダイヤグラムである。
【図6】  本発明に係る第5の実施例であるアンテナ
監視装置のブロック図である。
【図7】  移動体通信方式の一例である従来例のセル
ラー方式のシステムを示すブロック図である。
【図8】  図7のセルラー方式のシステムにおける基
地局とアンテナ監視装置のブロック図である。
【図9】  図8の基地局において使用される搬送波の
スペクトルを示すグラフである。
【図10】  従来例のアンテナ監視装置におけるビー
トを含む検波出力を示すグラフである。
【図11】  本発明に係る第6の実施例であるアンテ
ナ監視装置のブロック図である。
【図12】  本発明に係る第7の実施例であるアンテ
ナ監視装置のブロック図である。
【図13】  図11及び図12のアンテナ監視装置の
演算制御回路のメインルーチンの制御フローを示すフロ
ーチャートである。
【図14】  図13におけるVSWR測定処理のサブ
ルーチンの制御フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11,11a…コンバイナ、 12,12a,12b…方向性結合器、13…アンテナ
、 14,15…検波回路、 16…演算回路、 16a,16b,16c…演算制御回路、17…表示装
置、 21,22…帯域通過フィルタ、 23a,23b…局部発振回路、 26,27…帯域通過フィルタ、 28,29…中間周波フィルタ、 31…第1ミキサ回路、 32…第2ミキサ回路、 33…帯域通過フィルタ、 34,35…検波回路、 36…低域通過フィルタ、 101,102,103,104,105,106…ア
ンテナ監視装置、 Tx1,Tx2,Tx3,…,Txi,…,Txn…送
信機、 F1,F2,F3,…,Fi,…,Fn…帯域通過フィ
ルタ、 I1,I2,I3,…,Ii,…,In…アイソレータ
、 CP1,CP2,CP3,…,CPi,…,CPn…方
向性結合器、 F0…アンテナフィルタ、 SW1,SW2…切り換えスイッチ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の送信機からそれぞれ出力される
    複数の搬送波を周波数多重化して上記複数の搬送波から
    なる多重波をアンテナに給電し、上記アンテナから空間
    に上記多重波を放射する無線送信系の伝送線路における
    上記アンテナへの入射波と上記アンテナからの反射波と
    に基づいて上記伝送線路における電圧定在波比を測定す
    るアンテナ監視装置であって、上記伝送線路に設けられ
    、上記多重波の上記入射波と上記反射波とをそれぞれ検
    出する結合手段と、上記結合手段によって検出された上
    記多重波の上記入射波と上記反射波のうち予め選択され
    た1つの搬送波の入射波と反射波とをそれぞれ帯域ろ波
    して抽出する帯域通過ろ波手段と、上記帯域通過ろ波手
    段によって抽出された上記搬送波の入射波と反射波をそ
    れぞれ検波して各検波信号を出力する検波手段と、上記
    検波手段から出力された各検波信号に基づいて上記予め
    選択された1つの搬送波についての電圧定在波比を演算
    する演算手段とを備えたことを特徴とするアンテナ監視
    装置。
  2. 【請求項2】  上記帯域通過ろ波手段の通過帯域が可
    変であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ監視
    装置。
  3. 【請求項3】  複数の送信機からそれぞれ出力される
    複数の搬送波を周波数多重化して上記複数の搬送波から
    なる多重波をアンテナに給電し、上記アンテナから空間
    に上記多重波を放射する無線送信系の伝送線路における
    上記アンテナへの入射波と上記アンテナからの反射波と
    に基づいて上記伝送線路における電圧定在波比を測定す
    るアンテナ監視装置であって、上記伝送線路に設けられ
    、上記多重波の上記入射波と上記反射波とをそれぞれ検
    出する結合手段と、上記結合手段によって検出された上
    記多重波の上記入射波と、所定の局部発振周波数を有す
    る局部発振信号とを混合した後帯域ろ波して、上記多重
    波の上記入射波を、上記多重波の上記入射波のうち予め
    選択された1つの搬送波の入射波に関係する中間周波に
    周波数変換する第1の周波数変換手段と、上記結合手段
    によって検出された上記多重波の上記反射波と、所定の
    局部発振周波数を有する局部発振信号とを混合した後帯
    域ろ波して、上記多重波の上記反射波を、上記多重波の
    上記反射波のうち上記予め選択された1つの搬送波の反
    射波に関係する中間周波に周波数変換する第2の周波数
    変換手段と、上記第1の周波数変換手段によって変換さ
    れた中間周波と上記第2の周波数変換手段によって変換
    された中間周波をそれぞれ検波して各検波信号を出力す
    る検波手段と、上記検波手段から出力された各検波信号
    に基づいて上記予め選択された1つの搬送波についての
    電圧定在波比を演算する演算手段とを備えたことを特徴
    とするアンテナ監視装置。
  4. 【請求項4】  上記第1の周波数変換手段と上記第2
    の周波数変換手段において用いる各局部発振信号の局部
    発振周波数は、外部からのコントロール信号により制御
    されることを特徴とする請求項3記載のアンテナ監視装
    置。
  5. 【請求項5】  複数の送信機からそれぞれ出力される
    複数の搬送波を周波数多重化して上記複数の搬送波から
    なる多重波をアンテナに給電し、上記アンテナから空間
    に上記多重波を放射する無線送信系の伝送線路における
    上記アンテナからの反射波のレベルを測定するアンテナ
    監視装置であって、上記伝送線路に設けられ、上記多重
    波の上記反射波を検出する第1の結合手段と、上記複数
    の送信機のうち予め選択された1つの送信機から出力さ
    れる搬送波と、所定の局部発振周波数を有する局部発振
    信号とを混合して、上記搬送波を第1中間周波に周波数
    変換する第1の周波数変換手段と、上記第1の結合手段
    によって検出された上記多重波の上記反射波と、上記第
    1の周波数変換手段によって変換された第1中間周波と
    を混合した後帯域ろ波して、上記多重波の上記反射波を
    、上記多重波の上記反射波のうち上記予め選択された1
    つの送信機から出力される搬送波の反射波に関係する第
    2中間周波に周波数変換する第2の周波数変換手段と、
    上記第2の周波数変換手段によって変換された第2中間
    周波を検波して検波信号を出力する第1の検波手段と、
    上記第1の検波手段から出力された検波信号に基づいて
    上記予め選択された1つの送信機から出力される搬送波
    についての反射波のレベルを演算する第1の演算手段と
    を備えたことを特徴とするアンテナ監視装置。
  6. 【請求項6】  上記アンテナ監視装置はさらに、上記
    予め選択された1つの送信機から出力される搬送波を検
    波して検波信号を出力する第2の検波手段と、上記第2
    の検波手段から出力された検波信号に基づいて上記予め
    選択された1つの送信機から出力される搬送波について
    の入射波のレベルを演算する第2の演算手段と、上記第
    1の演算手段によって演算された反射波のレベルと、上
    記第2の演算手段によって演算された入射波のレベルに
    基づいて上記予め選択された1つの送信機から出力され
    る搬送波についての電圧定在波比を演算する第3の演算
    手段とを備えたことを特徴とする請求項5記載のアンテ
    ナ監視装置。
  7. 【請求項7】  上記アンテナ監視装置はさらに、上記
    伝送線路に設けられ、上記多重波の上記入射波を検出す
    る第2の結合手段と、上記第1の結合手段によって検出
    された上記多重波の上記反射波と、上記第2の結合手段
    によって検出された上記多重波の上記入射波とを、選択
    的に切り換えて上記第2の周波数変換手段に出力する切
    り換え手段と、上記切り換え手段によって上記多重波の
    上記反射波が上記第2の周波数変換手段に出力されてい
    るとき、上記第1の検波手段から出力された検波信号に
    基づいて上記予め選択された1つの送信機から出力され
    る搬送波についての反射波のレベルが上記第1の演算手
    段によって演算され、一方、上記切り換え手段によって
    上記多重波の上記入射波が上記第2の周波数変換手段に
    出力されているとき、上記第1の検波手段から出力され
    た検波信号に基づいて上記予め選択された1つの送信機
    から出力される搬送波についての入射波のレベルを演算
    する第4の演算手段と、上記第1の演算手段によって演
    算された反射波のレベルと、上記第4の演算手段によっ
    て演算された入射波のレベルに基づいて上記予め選択さ
    れた1つの送信機から出力される搬送波についての電圧
    定在波比を演算する第5の演算手段とを備えたことを特
    徴とする請求項5記載のアンテナ監視装置。
  8. 【請求項8】  複数の送信機からそれぞれ出力される
    複数の搬送波を周波数多重化して上記複数の搬送波から
    なる多重波をアンテナに給電し、上記アンテナから空間
    に上記多重波を放射する無線送信系の伝送線路における
    上記アンテナからの反射波のレベルを測定するアンテナ
    監視装置であって、上記伝送線路に設けられ、上記多重
    波の上記反射波を検出する第1の結合手段と、上記複数
    の送信機のうち予め選択された1つの送信機から出力さ
    れる搬送波と、上記第1の結合手段によって検出された
    上記多重波の上記反射波とを混合し、混合結果の信号を
    出力する混合手段と、上記混合手段から出力された混合
    結果の信号のうち直流成分の信号をろ波する低域ろ波手
    段と、上記低域ろ波手段によってろ波された直流成分の
    信号に基づいて上記予め選択された1つの送信機から出
    力される搬送波についての反射波のレベルを演算する第
    1の演算手段とを備えたことを特徴とするアンテナ監視
    装置。
  9. 【請求項9】  上記アンテナ監視装置はさらに、上記
    予め選択された1つの送信機から出力される搬送波を検
    波して検波信号を出力する第2の検波手段と、上記第2
    の検波手段から出力された検波信号に基づいて上記予め
    選択された1つの送信機から出力される搬送波について
    の入射波のレベルを演算する第2の演算手段と、上記第
    1の演算手段によって演算された反射波のレベルと、上
    記第2の演算手段によって演算された入射波のレベルに
    基づいて上記予め選択された1つの送信機から出力され
    る搬送波についての電圧定在波比を演算する第3の演算
    手段とを備えたことを特徴とする請求項8記載のアンテ
    ナ監視装置。
  10. 【請求項10】  上記アンテナ監視装置はさらに、上
    記伝送線路に設けられ、上記多重波の上記入射波を検出
    する第2の結合手段と、上記第1の結合手段によって検
    出された上記多重波の上記反射波と、上記第2の結合手
    段によって検出された上記多重波の上記入射波とを、選
    択的に切り換えて上記混合手段に出力する切り換え手段
    と、上記切り換え手段によって上記多重波の上記反射波
    が上記混合手段に出力されているとき、上記低域ろ波手
    段から出力された直流成分の信号に基づいて上記予め選
    択された1つの送信機から出力される搬送波についての
    反射波のレベルが上記第1の演算手段によって演算され
    、一方、上記切り換え手段によって上記多重波の上記入
    射波が上記混合手段に出力されているとき、上記低域ろ
    波手段から出力された直流成分の信号に基づいて上記予
    め選択された1つの送信機から出力される搬送波につい
    ての入射波のレベルを演算する第4の演算手段と、上記
    第1の演算手段によって演算された反射波のレベルと、
    上記第4の演算手段によって演算された入射波のレベル
    に基づいて上記予め選択された1つの送信機から出力さ
    れる搬送波についての電圧定在波比を演算する第5の演
    算手段とを備えたことを特徴とする請求項8記載のアン
    テナ監視装置。
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DE69124762T DE69124762T2 (de) 1990-10-01 1991-09-27 Antennenüberwachungsgerät mit Einheit zur Messung des Stehwellen-Verhältnisses
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