JPH043573Y2 - - Google Patents

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JPH043573Y2
JPH043573Y2 JP1165385U JP1165385U JPH043573Y2 JP H043573 Y2 JPH043573 Y2 JP H043573Y2 JP 1165385 U JP1165385 U JP 1165385U JP 1165385 U JP1165385 U JP 1165385U JP H043573 Y2 JPH043573 Y2 JP H043573Y2
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lead wire
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lead wires
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回転機に係り、特に、ビスやネジ等
の接続用金具を用いることなくリード線を取り出
して固定可能な回転機に係る。
〔従来の技術〕
一般に、発電機や電動機等の回転機における固
定子巻線端のリード線の取り付け、取り出し等の
装着に対する工程数は非常に大きなものがある。
例えば、小形発電機について言えば、全組立工程
数の内の約25%にも達し、最も自動化等の機械化
を図り難い工程となつている。
従来から使用されている上記リード線の装着方
法の一つとしては、実公昭45−19462号公報に示
されているように、固定子枠外表面に装着した端
子箱によるものがある。そして、一般的には、こ
の端子箱内に一度固定子巻線を引き入れ、その後
端子板等を介して外部へ導出するという手法が採
られている。そして、この端子板への組み付け
は、殆どの場合手作業により、またネジやビス等
を用いて行われている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前述した従来技術にあつては、
組立工程の大きな比重を占める固定子巻線のリー
ド線に対する取り付け、取り出し等の殆どが手作
業によらなければならないために、他の工程、例
えば巻線のインサート工程等は自動化が進んでい
るにもかかわらず、前記リード線の装着がネツク
となり、回転機の組立全体の工程簡素化を図り得
ないばかりか、自動組立にも対応し難いという不
都合があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる従来技術の有する不都合を改
善し、リード線装着工程の簡素化を図るととも
に、機械組立による自動化にも対応可能なリード
線装置機能を有した回転機を提供することを、そ
の目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案では、固定子巻線のリード線を
引出して所定の外部端子に係止するリード線引出
手段と、このリード線引出手段を固定保持せしめ
る固定保持手段とを備えた回転機において、前記
リード線引出手段を、前記リード線を案内し且つ
外部にて係止するベース部と、このベース部に連
結され且つ屈曲自在に形成されたカバー部とによ
り構成するとともに、当該カバー部内には折り曲
げた際前記リード線を押圧保持するリード線保持
手段を設けるとし、これによつて前記目的を達成
しようとするものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第8図
に基づいて説明する。
これらの図において、2は回転機としての回転
界磁形に係る発電機を示し、4は前記発電機2を
回転駆動するエンジン(第8図参照)を示し、又
10は前記発電機2の電機子として機能する固定
子鉄心を示す。
前記固定子鉄心10の各スロツト内には、固定
子巻線12がインシユレーターを介して巻装され
ている。この固定子巻線12は、界磁側としての
図示しない回転子巻線による回転磁界によつて所
定の起電力を誘起するように成つている。そし
て、これらの固定子巻線12の各コイル端12A
は、第1図に示す如く、その所定長さが固定子鉄
心10の端面より引出され、同時に全体が所定幅
を有するリング状に成形されてコイルエンド部1
3とされ、レーシング14(第7図参照)にてバ
インドされ固定されている。このとき、リード線
12B,12Bを所定距離だけ引出した後、前記
リング状のコイルエンド部13全体にワニス処理
を施し、絶縁し固化している。このコイルエンド
部13は固定保持手段の一部を成すものである。
一方、20は、固定保持手段の主要部及びブラ
ケツトとしてのリヤブラケツトを示す。このリヤ
ブラケツト20は、フロントブラケツト22(第
8図参照)とともに前記固定子鉄心10の両端に
位置し、該固定子鉄心10を固定支持する機能を
有している。従つて、ここでは、この固定子鉄心
10は外被の一部としても機能するように低コス
ト設計となつている。
また、前記リヤブラケツト20全体は、略円筒
形に成形され、その中空内部は前記固定子鉄心1
0の形状に合致するように平坦部20A(第3図
参照)を有した略角形に形成されている。この角
形形状は、真円状よりも面積少のため、固定子鉄
心10のけい素鋼板を打抜く際に、材料コストの
節約が可能なことに帰因するものである。ここ
で、10Aはリヤブラケツト20載置用の階段状
の固定子鉄心10の肩部を示す。
更に、前記リヤブラケツト20の上面の一部に
は、第3図に示すように、後述するリード線引出
手段としてのターミナルヘツド21固定用の角形
開口部24が設けられている。この開口部24は
二段構造になつており、固定子鉄心10側は深い
切り込みで開放口となつており、その両側には断
面階段状の圧接溝26,26が設けられている。
これとは反対に、開口部24後部は浅い切り込み
による段部28がリヤブラケツト20と一体に形
成されている。そして、この段部28の前面に
は、前記ターミナルヘツド21に嵌合する凹状の
嵌合溝28Aが形成され、更に、この嵌合溝28
Aにはこれより小さい凹状のガイド溝28Bが形
成されている。また、段部28の上面の所定2ケ
所には略半円球状の凸部30,30が設けられて
いる。ここで、リヤブラケツト20の側面に位置
する20Bは冷却用の通風孔である。(第1図、
第7図参照)。
次に、前記リード線12B,12Bを引出すた
めのリード線引出手段としてのターミナルヘツド
21について詳述する。
このターミナルヘツド21は、リード線12
B,12Bの引出し前、つまり装着前は、第4図
に示すように、リード線支持用の板状のベース部
32と、屈曲自在部としての折り曲げ可能な薄肉
部33と、略箱状のカバー部34を基礎として構
成され、これらベース部32、薄肉部33および
カバー部34は合成樹脂により一体成形されてい
る。
この内、前記ベース部32は、前記リヤブラケ
ツト20の角形開口部24内の嵌合溝28Aに等
しい幅を有している。そして、このベース部32
には、後述するワンタツチ接続用のタツチプレー
ト35、補助柱36、第1の支持板38、及び第
2の支持板40がビス止めされ固着されている。
この内、前記タツチプレート35に対抗する所定
位置には、角形の貫口41,……,41がリード
線引入且つ案内用として設けられている(第4
図、第5図参照)。また、補助柱36は、全体に
補強を図り且つ当該ベース部32をセツテイング
する際の安定性を図るもので、ベース部底面32
Aとともに、前記コイルエンド部13の外周円に
合致した円弧アーチが形成されている。(第2図
参照)。更に、前記第1の支持板38より第2の
支持板40の方の幅が広く形成されており、段部
40A,40Aを有している。そして、この段部
40A,40Aは前記リヤブラケツト20の階段
状の圧接溝26,26にセツトできる寸法として
いる。
また、前記薄肉部33は、当該薄肉部32を中
心に、第4図の仮想線Pに示す如く、前記カバー
部34全体を前記ベース部32の裏面へ折り曲げ
可能なように構成されている。(第1図、第2図
参照)。従つて、この薄肉部33は折り曲げに充
分耐えられ、且つ折り曲げ易い程の適度な肉厚を
有するものとなつている。ここで、32Cは上述
の折り曲げを容易にするための折曲げ溝である。
また、前記カバー部34の内側には、リード線
保持手段としての2枚の薄い押圧板44,44が
該カバー部34と一体に成形されている。この押
圧板44,44の断面は、第1図に示す如く、そ
れらの先端に行く程ナイフ状に充分薄く成形され
ている。このため、前述の折り曲げに際しては、
この押圧板44,44の先端部が適度に柔らかい
ため、第6図に示す如く、リード線12B,12
Bが略半円形状に押圧板44,44に食い込み、
これによつてリード線12B,12Bをビス等を
使用せずに固定することが可能となつている。
また、所定外部端子としての前記タツチプレー
ト35内は、第5図に示す如く、ワンタツチでリ
ード線12B,12Bと出力線としてのワイヤハ
ーネス48とを接続可能に構成されている。つま
り、リード線12B,12Bを前記ベース部32
の貫穴41,……,41を介して前記タツチプレ
ート35に一度差し込むと、内部の板バネ35A
等の作用によつて解除キー(図示せず)以外では
脱落しないようになつている。またワイヤハーネ
ス48もワンタツチで装着可能になつている。こ
のワイヤハーネス48からの出力はコントロール
パネル50(第8図参照)を介して負荷に供給さ
れる。ここで、52は燃料タンクであり、54は
フレームである。
次に、本実施例の作用を説明する。
まず、前述の如く、リング状のコイルエンド部
13を固定子鉄心10の所定横位置に形成する
(第1図参照)。このコイルエンド部13の所定位
置に、第4図に示す如く前記ターミナルヘツド2
1を折り曲げ前のまま配置する(第1図、第2図
参照)。このとき、固定子鉄心10の肩部10A
に第2の支持板40を載せる。そして、コイルエ
ンド部13からのリード線12B,12Bを前記
ベース部32の背面に沿わせて引き上げ、貫穴4
1,41を介して中に入れ、先端の芯線を前記タ
ツチプレート35に差し込みセツトする(第5図
参照)。次に、リヤブラケツト20の圧接溝26,
26を第2の支持板40の段部40A,40Aに
合わせてはめ込み固定する(第1図、第2図参
照)。最終工程として、前記薄肉部33を中心に、
前記カバー部34を第4図の如く折り曲げ、リー
ド線12B,12Bを、第6図の如く、その押圧
板44,44で押圧固定する。この折り曲げの
時、ヘツド部34の上端は僅かな高さの半円球状
の凸部30,30を超えて(第5図中の仮想線Q
参照)折り曲げられるが、一度折り曲げられる
と、該凸部30,30に係止させられ、折り曲げ
状態を維持することになる。最後に、ワイヤハー
ネス48をセツトすることにより、従来のように
ビスやネジ等を用いずとも、容易にリード線の引
出し、装着を行うことができる。
このように、ビスやネジ等を用いなくともリー
ド線の取出しが可能になるので、組立工程の大幅
な簡素化が図られ、ロボツト等による自動組立ラ
インにも容易に適合し得ることとなる。
また、上述の工程大幅簡素化の他に、ターミナ
ルヘツド21は組立段階の後工程で装備可能なた
め、ワニス処理に於いても作業性を損なわないと
いう利点もある。
尚、本実施例においては、ターミナルヘツド2
1のベース部32とカバー部34とは一体成形す
るとしたが、本考案は必ずしもこれに限定され
ず、これらを別々に成形し、薄肉部33の代わり
に、第9図に示す如く、蝶番60を介してベース
62とヘツド64を連接し、折り曲げ自在として
もよく、この場合の材料は必ずしも樹脂に限定さ
れずに、例えば金属製であつてもよい。
また、本実施例ではターミナルヘツド21の段
部40A,40Aとリヤブラケツト20の圧接溝
26,26とを嵌合し圧接して固定するとした
が、必ずしもこれに限定されず、例えば、第10
図に示す如く、リヤブラケツト20に凹状の溝6
6,66を成形し、これによつて固定してもよ
い。
更に、本実施例ではターミナルヘツド21を直
接リング状のコイルエンド部13の外周に載置す
るとしたが、第11図のように、コイルエンド部
13を円環状の支持部材68の内側にリング状に
配設し、バインドした後、該支持部材68の外周
面に前記ターミナルヘツド21を載置して固定す
るという手法であつてもよい。この場合は組立時
のターミナルヘツド21の不安定さも解消され、
コイル端12Aのバインド等の処理も安定し、機
械的強度増が図られて、より一層作業性が向上す
る。
また、前記押圧板44,44は上記実施例では
二ケ所に形成した場合を例示したが一ケ所でも又
三ケ所以上であつてもよい。さらに、この押圧板
44,44のベース部32の背面へ当接する先端
部には、第12図に示す如く、予め所定サイズの
半円状或いはその他の形状のガイド用切り込み7
0,……,70を形成しておくことによつて、リ
ード線12B,12Bに対しスムーズな押圧保持
が可能となる。
また、前記カバー部34の折り曲げ状態を係止
する凸部30,30の形状も必ずしもこれに限定
されず、例えば凹凸部を相互に嵌合させるような
構造としてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によると、固定子巻線の
リード線を引出して所定の外部端子に係止するリ
ード線引出手段と、このリード線引出手段を固定
保持せしめる固定保持手段とを備えた回転機にお
いて、前記リード線引出手段を、前記リード線を
案内し且つ外部にて係止するベース部と、このベ
ース部に連結され且つ屈曲自在に形成されたカバ
ー部とにより構成するとともに、当該カバー部内
には折り曲げた際前記リード線を押圧保持するリ
ード線保持手段を設けるとしたので、ビスやネジ
等の接続具を用いなくともリード線の取出し及び
装着が可能となり、これによつて従来から組立工
程の大きな比重を占めていたリード線囲りの組立
の簡素化を図ることができるとともに、ロボツト
等の自動組立ラインによつて容易にリード線の取
出し及び装着組立が可能になるという従来に無い
実用的な回転機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例を示すターミナ
ルヘツドを中心とする一部省略した部分断面図、
第2図は第1図の一部切除した斜視図、第3図は
リヤブラケツトの角形開口部を示す斜視図、第4
図はターミナルヘツドを示す斜視図(折曲げ前)、
第5図はターミナルヘツドの折曲げ過程を示す説
明図、第6図は第5図中の−線に沿つた断面
図、第7図はターミナルヘツドの装着状態を示す
背面図、第8図は本実施例が適用された発電機シ
ステム全体の側面図、第9図は屈曲自在部の他の
例を示す斜視図、第10図はリヤブラケツトの他
の例を示す部分断面図、第11図はコイルエンド
部の他の例を示す部分斜視図、第12図は押圧板
の先端部の他の例を示す部分平面図である。 2……回転機としての発電機、12……固定子
巻線、12B……リード線、13……固定保持手
段の一部としてのコイルエンド部、20……固定
保持手段の主要部及びブラケツトとしてのリヤブ
ラケツト、21……リード線引出手段としてのタ
ーミナルヘツド、32……ベース部、34……カ
バー部、35……所定の外部端子としてのタツチ
プレート、44……リード線保持手段としての押
圧板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定子巻線のリード線を引出して所定の外部端
    子に係止するリード線引出手段と、このリード線
    引出手段を固定保持せしめる固定保持手段とを備
    えた回転機において、 前記リード線引出手段を、前記リード線を案内
    し且つ外部にて係止するベース部と、このベース
    部に連結され且つ屈曲自在に形成されたカバー部
    とにより構成するとともに、当該カバー部内には
    折り曲げた際前記リード線を押圧保持するリード
    線保持手段を設けたことを特徴とする回転機。
JP1165385U 1985-01-30 1985-01-30 Expired JPH043573Y2 (ja)

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JP1165385U JPH043573Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

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JP1165385U JPH043573Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

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JPS61129459U JPS61129459U (ja) 1986-08-13
JPH043573Y2 true JPH043573Y2 (ja) 1992-02-04

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ID=30493972

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JP2505045Y2 (ja) * 1990-04-20 1996-07-24 ブラザー工業株式会社 モ―タの端子装置

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JPS61129459U (ja) 1986-08-13

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