JPH0435731A - 粒体の改質装置 - Google Patents

粒体の改質装置

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JPH0435731A
JPH0435731A JP14064890A JP14064890A JPH0435731A JP H0435731 A JPH0435731 A JP H0435731A JP 14064890 A JP14064890 A JP 14064890A JP 14064890 A JP14064890 A JP 14064890A JP H0435731 A JPH0435731 A JP H0435731A
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JP
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granules
flow path
passage
granule
particles
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JP14064890A
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English (en)
Inventor
Kanjiro Kinoshita
歓治郎 木下
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0435731A publication Critical patent/JPH0435731A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、粒体を改質する装置、例えば母粒子の表面に
小粒子か付着してなる粒体を改質して、前記小粒子を前
記母粒子に固定化させたり、或いは前記母粒子の表面で
前記小粒子を成膜化若しくはカプセル化させる装置に関
する。
(従来の技術) 従来より、粉体処理技術の1つとして粉体表面の改質に
関する研究が進められている。第14図に示すものは、
「′88粉体技術会議」において紹介された粒体の改質
装置としての11イブリダイザ−(a)である。この図
に示すように、ノ\イブリダイザ−(a)は、冷却及び
加熱用のジャケット(b)を有するステータ(C)の内
部が、粒体を収容する粒体改質室(d)に形成されて成
り、この粒体改質室(d)内にブレード(e)を備えた
回転自在なロータ(f)かステータ(C)と同芯状に配
設されている。また、粒体改質室(d)内へ粒体を導入
するための吸入管(g)を備え、該吸入管(g)の吸入
口(h)がロータ(f)の回転中心部に開口されている
。そして、この吸入管(g)の配設位置よりもロータ(
f)の反回転側のステータ(C)周壁には吐出管(i)
が配設されている。更に、一端が粒体改質室(d)に開
口すると共に他端が前記吸入口(h)に開口して粒体を
楯環させる循環管(j)を備えた構成となっている。
このハイブリダイザ−(a)において、改質される粒体
は、吸入管(g)によって粒体改質室(d)に導入され
た後、粒体改質室(d)内で回転するロータ(f)のブ
レード(e)によって叩かれ、衝撃力を主に、圧縮、摩
擦、剪断力等を機械的作用として受けて粒体改質室(d
)の外周部を流動し、その後、循環管(j)に導かれる
。循環管(j)に導かれた粒体は、再度、ロータ(f)
の回転中心部から粒体改質室(d)に導かれて前記と同
様の機械的作用を受けて改質され、その後、このように
して機械的作用を縁り返し受けて改質された粒体は吐出
管(i)から外部へ排出される。
第15図は別の従来技術の粒体の改質装置としての圧縮
摩砕ミル(k)の部分断面構造を示す。
この圧縮摩砕ミル(k)は、粒体を収納する粒体改質室
<1)を備えた回転容器(m)内に、該回転容器(m)
内の粒体を加圧自在な粉砕チップ(n)が配設されて構
成されており、回転容器(m)を回転させながら、粉砕
チップ(n)によって粒体を加圧し、この加圧により生
じるFII擦熱によって粒体を改質するようになってい
る。
(発明が解決しようとする課題) しかるに、上述した従来技術において、前者のハイブリ
ダイザ−(a)にあっては、改質される粒体は粒体改質
室(d)でブレード(e)により叩かれてその外周部に
導かれ、その後、循環管(j)を通って、粒体改質室(
d)に戻されて、再度粒体改質室(d)でブレード(e
)により叩かれるものであるために、粒体はブレード(
e)により連続的に叩かれず、粒体か受ける機械的作用
は十分ではない。このため、前記ハイブリダイザ−(a
)によると、粒体に対する改質効果が十分でないという
問題がある。
また、後者の圧縮摩砕ミル(k)においては、粉砕チッ
プ(n)の加圧により生じる摩擦熱によって粒体を改質
するものであるから、粒体の表面を均一に改質できない
という問題がある。
前記に鑑み、本発明は、より高い機械的作用を粒体に加
えることかできる改質装置を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、請求項(1)の発明は、粒
体を粒体流路(5)から取出すことなく、粒体を連続的
に螺旋状に旋回させ、これにより、羽根(15)による
機械的作用を十分に加えるようにした。
具体的に請求項(1)の発明が講じた解決手段は、粒体
が流動する環状の粒体流路(5)を構成するハウジング
(3)と、該ハウジング(3)と同芯状に配設され、前
記粒体流路(5)内の粒体を螺旋状に旋回させて改質す
る複数枚の羽根(15)を有する回転自在な羽根車(1
1)とを備えている。加えて、前記粒体流路(5)に開
口する吸入口(23)を有し、前記粒体流路(5)に粒
体を導入する吸入路(21)と、前記吸入口(23)よ
り前記羽根車(11)の反回転側の粒体流路(5)に開
口する吐出口(33)を有し、前記粒体流路(5)から
改質された粒体を導出する吐出路(31)とを備えてい
る。更に、前記粒体流路(5)内における前記吸入口(
23)と吐出口(33)との間に設けられ、前記羽根(
15)が通ると共に前記粒体か通る連通路(5b)か形
成される一方、粒体流路(5)内を流動して吐出口(3
3)側に達した粒体が連通路(5b)を経て吸入口(2
3)側に流動するように該粒体を連通路(5b)に導く
案内面(43c)が形成された仕切部材(43)とを備
えた構成としている。
また、請求項(2)の発明では、粒体を改質すると共に
、該粒体を質量の大きい粒体と質量の小さい粒体とに分
級するため、遠心力の作用によって混合粒体から分離さ
れた質量の大きい粒体を、混合粒体が流動する流路とは
別途に設けられた流路に移送し、この流路内を流動させ
るものである。
具体的に、請求項(2の発明が講じた解決手段は、粒体
か流動する環状の粒体流路(5)を構成するハウジング
(3)と、前記粒体流路(5)内を該粒体流路(5)と
同軸方向に延びる管状仕切壁(45)によって内外に仕
切って該粒体流路(5)内に形成され、管状仕切壁(4
5)に設けられた連通孔(45a)を介して互いに連通
している中心軸側の主流路(47)及び外周側の副流路
(49)と、前記ハウジング(3)と同芯状に配設され
、前記主流路(47)内の粒体を螺旋状に旋回させて改
質すると共に質量の大きい粒体と質量の小さい粒体とに
分離する複数枚の羽根(15)を有する回転自在な羽根
車(11)とを備えている。
そして、前記主流路(47)に開口する吸入口(23)
を有し、前記主流路(47)に粒体を導入する吸入路(
21)と、前記吸入口(23)より前記羽根車(11)
の反回転側の主流路(47)に開口する主流路用吐出口
(59)を有し、前記主流路(47)から改質された粒
体のうち質量の小さい粒体を導出する主流路用吐出路(
57)と、前記吸入口(23)より前記羽根車(11)
の反回転側の副流路(49)に開口する副流路用吐出口
(67)を有し、前記副流路(49)から改質された粒
体のうち質量の大きい粒体を導出する副流路用吐出路(
65)とを脩えている。更に、前記粒体流路(5)内に
おける前記吸入口(23)と各吐出口(59)、  (
67)との間に設けられ、前記羽根(15)が通ると共
に前記粒体が通る連通路(5b)が形成される一方、粒
体流路(5)内を流動して各吐出口(59)、  (6
7)側に達した粒体が連通路(5b)を経て吸入口(2
3)側に流動するように該粒体を連通路(5b)に導く
案内面(43c)が形成された仕切部材(43)とを備
えた構成としている。
(作用) 請求項(1)の発明の構成によれば、羽根車(11)の
回転に伴なって、粒体は粒体流路(5)の内部において
粒体流路(5)の横断面内で回転しつつ粒体流路(5)
の軸方向に流れ、螺旋状に旋回しつつ流動する。そして
、粒体は、螺旋状に旋回しながら羽根(15)に接近す
る毎に羽根(15)から機械的作用を受けるので、連続
的に機械的作用を受けてその表面が改質される。そして
、この粒体流路(5)内を流動して吐出口(33)近傍
に達した粒体は、仕切部材(43)の案内面(43c)
によって連通路(5b)に導かれ、羽根車(11)の羽
根(15)周辺から吸入口(23)側に流動し、再び、
粒体流路(5)の吸入口(23)近傍に送られ、この動
作を繰返すことで、粒体は粒体流路(5)内を循環しな
がら改質される。
これにより、粒体は、粒体流路(5)から取出されるこ
となしに、常に、粒体流路(5)内で循環して、羽根(
15)によって連続的に機械的作用を受けることができ
る。
また、請求項(2)の発明の構成によれば、粒体流路(
5)内に、管状仕切壁(45)によって仕切られている
一方連通孔(45a)を介して互いに連通している中心
軸側の主流路(47)と外周側の副流路(49)とを備
えているため、質量の大きい粒体は、螺旋状に旋回しつ
つ流動する際、連通孔(45a)を通り抜けて主流路(
47)から副流路(4つ)に移送される。これにより、
改質動作に伴なって、分級作用を得ることができる。
(第1実施例) 以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は粒体の改質装置(1)の断面構造を
示し、この粒体の改質装置(1)のハウジング(3)は
、粒体か流動する環状の粒体流路(5)を形成するドー
ナツ状の中空環状部(7)を備え、該中空環状部(7)
の内方に設けられ、中空環状部(7)の内周面に周状に
形成された開口を介して中空環状部(7)と連通してい
る中空平坦部(9)を備えた構成になっている。
ハウジング(3)の内部には羽根車(11)が収納され
ており、この羽根車(11)は、中空平坦部(9)に収
納された厚肉円板状のハブ(13)と、粒体流路(5)
に臨み、ハブ(13)の外周面から放射線状に延びる多
数の羽根(15)。
(15)、・・・とを備えている。該羽根(15)は、
第3図に示すように平坦な平板に形成される一方、ハブ
(13)の中心部には駆動軸(17)が連結されており
、この駆動軸(17)の回転に伴って羽根車(11)つ
まり羽根(15)が回転する。
前記のようにして羽根(15)か回転すると、粒体流路
(5)内の粒体は、羽根(15)により叩かれて、第2
図の矢印Aに示すように、粒体流路(5)の内部におい
て粒体流路(5)の横断面内で回転しつつ粒体流路(5
)の軸方向に流れ、第1図の矢印Bに示すように、螺旋
状に旋回しつつ流動する。
この際、粒体は、螺旋状に旋回しながら羽根(15)に
接近する毎に羽根(15)によって叩かれ、このように
羽根(15)に叩かれる度毎に、衝撃力を主体にして圧
縮、摩擦、剪断力等の機械的作用を受けるので、この粒
体は連続的に機械的作用を受けてその表面が改質される
。この場合、母粒子の表面に小粒子が付着してなる粒体
に機械的作用を加えると、小粒子か母粒子の表面に固定
化されたり、或いは、母粒子の種類によっては、小粒子
が母粒子の周囲に被膜化されたりする。
ハウジング(3)の適所には吸入管(19)が連結され
ており、この吸入管(19)の内部は、改質する粉体を
粒体流路(5)に導入する吸入路(21)に形成されて
いる。吸入管(19)は、その一端が粒体流路(5)に
導入されて開口して吸入口(23)に形成されていると
共に、その他端が円錐台状の投入口(25)に連通して
おり、投入口(25)の下流側には吸入路(21)の開
放及び閉塞を行う吸入路用開閉弁(27)が介設されて
いる。
吸入路(21)の吸入口(23)より羽根車(11)の
反回転側に所定寸法を存したハウジング(3)の外周面
には吐出管(29)が連結されており、この吐出管(2
9)の内部は改質された粒体を導出する吐出路(31)
に形成されている。
吐出管(29)は、その一端が粒体流路(5)に開口し
た吐出口(33)に形成されていると共に、吐出口(3
3)の下流側には吐出路(31)の開放及び閉塞を行う
吐出路用開閉弁(35)が介設されている。
吐出口(33)より羽根車(11)の回転側と、吸入口
(23)より羽根車(11)の反回転側との間の粒体流
路(5)には、吐出口(33)近傍と吸入口(23)近
傍との間を仕切る仕切部材(43)が配設されている。
この仕切部材(43)は前記ハウジング(3)と一体向
に形成され、その内周部には、羽根車(11)の羽根(
15)の回転軌跡に対応した円弧状の通路部(43a)
が形成され、該通路部(43a)が羽根(15)の外周
端面と小間隙を存するような形状に設定されている。ま
た、この仕切部材(43)の羽根車(11)の回転側端
面(43b)は、前記吸入管(19)に連続して形成さ
れ、ハウジング(3)の半径方向に延びる垂直面で成っ
ている。一方、上記仕切部材(43)の反回転側端面(
43c)は前記吐出口(33)近傍からノ\ウジング(
3)の中心に向って羽根車(11)の回転方向に傾斜し
て成る本発明でいう案内面に形成されている。
これによって、第3図の領域Cで示すように、粒体流路
(5)において、前記仕切部材(43)の反回転側端面
(43c)に面した部分は流路面積が次第に縮小する縮
流路(5a)に形成されている。また、第3図の領域り
で示すように、粒体流路(5)において、前記仕切部材
(43)の通路部(43a)に面した部分は吐出口(3
3)近傍の粒体流路(5)と吸入口(23)近傍の粒体
流路(5)とを連通ずる連通路(5b)に形成されてい
る。
以下、本第1実施例に係る粒体の改質装置(1)の運転
動作について説明する。
まず、吸入路用開閉弁(27)を開き、吐出路用開閉弁
(35)を閉じた状態で、投入口(25)から改質する
粒体を吸入した後、吸入路用開閉弁(27)を閉じて羽
根車(11)を第1図において時計回り方向に回転させ
る。すると、粒体は、前記のように螺旋状に旋回し、改
質されながら粒体流路(5)内を流動する。この流動に
おいて、粒体流路(5)の吐出口(33)周辺まで流動
してきた粒体は、仕切部材(43)の反回転側端面(4
3C)に案内されて、滞留することになしに、該仕切部
材(43)の通路部(43a)側に導かれる。つまり、
粒体は縮流路(5a)を経て連通路(5b)に流動する
。その後、連通路(5b)に導かれた粒体は回転してい
る羽根(15)によって粒体流路(5)の吸入口(23
)側に流動し、粒体流路(5)内での流動が継続され、
この動作が連続することにより、粒体は、粒体流路(5
)内を循環しながら改質が行われる。従って、粒体は粒
体流路(5)から取出されることなしに連続的に羽根(
15)による機械的作用を受けることになり、高い効率
でもって改質が行われる。
また、上述のように粒体が縮流路(5a)を通過する際
、第3図に示すように、粒体の流通面積が次第に縮小さ
れることによる縮流に伴って、この縮流路(5a)は高
圧となっている。一方、粒体流路(5)の吸入口(23
)側では、流路が急激に拡大していることにより、低圧
となっており、このように、吸入口(23)側で急激に
圧力が低下することによって吸入口(23)側に送り出
された粒体は良好な分散状態で分散され、効率の高い改
質を行うことができる。
そして、このようにして粒体を所定時間循環させ、粒体
の改質が完了すると、吐出路用開閉弁(35)を開き、
改質された粒体を吐出路(31)から外部へ排出する。
第4図は、前記第1実施例の変形例を示し、この変形例
においては、粒体流路(5)内に、粒体流路(5)の中
心軸線上にガイド部材(44)が配設され、且つ、この
ガイド部材(44)の内側に羽根車(11)の羽根(1
5)が近接している。
このようにすることにより、粒体はガイド部材(44)
に案内されてガイド部材(44)の外方を螺旋状に旋回
して流動するので、粒体の渦流が乱れ難くなる。
更に、第5図は、吐出管(29)の変形例を示す。この
図に示すように、吐出管(29)を仕切部材(43)に
貫通させ、吐出口(33)を仕切部材(43)の反回転
側端面(43c)に開口させるようにしている。また、
吐出用開閉弁(35)を往復動式の弁としている。この
ような構成により、改質された粒体の導出時には、粒体
流路(5)の軸線と略平行に吐出口(33)を開口させ
ることができ円滑な吐出動作を得ることができる。
また、本実施例においては、羽根(15)を放射状に延
びる平板で形成したが、第6図に示すような三日月状に
湾曲した羽根(15Nで形成することで、粒体の旋回流
の形成の促進を図るようにしてもよい。また、第7図及
び第8図に示すようにハブ(13)の外周面を円弧状に
形成しておき、この外周面に正面視略扇状の羽根(15
−)を配設するようにしてもよい。更に、仕切部材(4
3)の反回転側端面(43c)は、平坦面であったが、
本発明は、これに限るものではなく、粒体の旋回流に対
応した湾曲面で形成してもよい。
また、仕切り部材(43)の変形例として、第9図に示
すように、反回転側端面(43c)をハウジングの略半
径方向に延びる垂直面とし、この反回転側端面(43c
)と通路部(43a)とを湾曲面で接続して粒体を円滑
に導くようにしてもよい。更に、第10図に示すように
、縮流路(5a)を仕切り部材(43)内にスリット状
の溝を形成することにより構成してもよい。
(第2実施例) 次に、本発明の第2実施例について説明する。
第11図及び第12図に示すように、粒体流路(5)は
、該粒体流路(5)内が粒体流路(5)と同軸方向に延
びる円環状の管状仕切壁(45)によって内外に仕切ら
れ、中心軸側の主流路(47)と外周側の副流路(49
)とから構成されている。また、管状仕切壁(45)の
外周側には中心軸方向に延びる適当数の連通孔(45a
)が設けられており、この連通孔(45a)を介して主
流路(47)と副流路(49)とは連通している。
さらに、管状仕切壁(45)の内周側には中心軸方向に
延びる環状の開口部(45b)が設けられている。
この第2実施例においては、羽根車(11)は、第1実
施例と同様形状のハブ(13)と、副流路(49)に臨
みハブ(13)の外周面から外方に延びるステー(51
)と、管状仕切壁(45)の開口部(45b)に臨み、
主流路(47)の周壁を兼ねると共にステー(51)の
先端部を連結する環状のリム(53)と、主流路(47
)に臨み、リム(53)の外周面から放射状に延びる多
数の羽根(15)とを備えた構造である。
この第2実施例においては、羽根(15)が回転すると
、主流路(47)内の粒体は、第12図の矢印Eに示す
ように、主流路(47)の内部において主流路(47)
の横断面内で回転しつつ主流路(47)の軸方向に流れ
、第11図の矢印Fに示すように、螺旋状に旋回しつつ
流動する。
この場合、螺旋運動により発生する遠心力により質量の
大きい粒体は主流路(47)の外周側に移動して流動す
る一方、質量の小さい粒体は主流路(47)の中心軸側
を流動するので、質量の大きい粒体と小さい粒体とが分
離され、さらに、質量の大きい粒体は、管状仕切壁(4
5)に設けられた連通孔(45a)を通り抜けて副流路
(49)に移送される。この場合、図示はしていないか
、連通孔(45a)を、主流路(47)内を流動する粒
体が螺旋状に旋回する方向に延びるスリット状に形成し
ておくと、質量の大きい粒体が連通孔(45a)を通っ
てスムーズに副流路(49)に移送されるので好ましい
なお、図示はしていないが、前記の羽根車(11)のス
テー(51)に第2の羽根列を形成する羽根を取り付け
ると、副流路(49)が昇圧されるため質量の大きい粒
体の流動が促進されると共に、この羽根により副流路(
49)内でも粒体の改質を行なうことができる。
また、本第2実施例においては、管状仕切壁(45)の
適所を貫通して吸入管(19)が配設されており、この
吸入管(19)は、その一端が主流路(47)における
吸入口(23)に形成されている。
また、本第2実施例においては、吸入路(21)の吸入
口(23)より羽根車(11)の反回転側の管状仕切壁
(45)を貫通して主流路用吐出管(55)か配設され
ており、この主流路用吐出管(55)の内部は改質され
た粒体のうち質量の小さい粒体を導出する主流路用吐出
路(57)に成っている。主流路用吐出路(57)は、
その一端が主流路(47)に開口した主流路用吐出口(
59)に形成されていると共に、主流路用吐出口(59
)の下流側に吐出路用開閉弁(61)が介設されている
また、本第2実施例においては、吸入路(21)の吸入
口(23)より羽根車(11)の反回転側のハウジング
(3)に副流路用吐出管(63)が連結されており、こ
の副流路用吐出管(63)の内部は改質された粒体のう
ち質量の大きい粒体を導出する副流路用吐出路(65)
に成っている。
副流路用吐出管(63)は、その一端が副流路(49)
に開口した副流路用吐出口(67)に形成されていると
共に、副流路用吐出口(67)の下流側に副流路用吐出
路(65)の開放及び閉塞をする吐出路用開閉弁(69
)が介設されている。
そして、前記主流路(47)と副流路(49)とに亘り
、各吐出口(59)、  (67)より羽根車(11)
の回転側と、吸入口(23)の反回転側との間の粒体流
路(5)の内部には、前記第1実施例と同様の仕切部材
(43)が配設されている。この仕切部材(43)も、
内周部が羽根車(11)の羽根(15)の回転軌跡に対
応した円弧状の通路部(43a)に形成され、該通路部
(43a)が羽根(15)の外周端面と小間隙を存する
ような形状に設定されている。また、この仕切部材(4
3)の羽根車(11)の回転側端面(34b)は前記吸
入管(19)と連続的に形成され、ハウジング(3)の
半径方向に延びる垂直面で成っており、一方、反回転側
端面(43c)は前記吐出口(33)の外周部からハウ
ジング(3)の中心に向って羽根車(11)の回転方向
に傾斜する本発明でいう案内面に形成されている。
これにより、粒体の流動時には、前述した第1実施例の
動作と同様に、粒体は主流路(47)及び副流路(49
)内で連続して機械的作用を受け、効率の良い改質動作
を行いながら、分級することができる。
第13図は前記第2実施例の変形例を示し、この変形例
においては、主流路(47)内に、第1実施例の変形例
と同様のガイド部材(44)が配設されており、粒体の
渦流が乱れ難い。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)の発明に係る粒体の
改質装置によると、粒体は、粒体流路から取出されるこ
となしに、常に、粒体流路内で循環されて連続的に機械
的作用を受けて改質されることになり、効率の高い改質
動作が行われると共に、改質時間の短縮が図れる。
また、請求項(2)の発明に係る粒体の改質装置による
と、質量の大きい粒体は、螺旋状に旋回しつつ流動する
際、連通孔を通り抜けて主流路から副流路に移送される
ことで、効率の高い改質動作に伴なって、分級作用を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の第1実施例を示し、第1図は
粒体の改質装置の縦断面図、第2図はその横断面図、第
3図は仕切部材周辺の拡大縦断面図である。第4図は第
1実施例の変形例を示す一部拡大横断面図である。第5
図は吐出管の変形例を示す一部拡大縦断面図である。第
6図〜第8図は羽根の変形例を示し、第6図は三日月形
断面の羽根を有する羽根車周辺の横断面図、第7図は扇
状の羽根を有する羽根車周辺の横断面図、第8図はその
斜視図である。第9図及び第10図は仕切部材の変形例
を示し、第9図は反回転側端面と通路部とを湾曲面で接
続したものを示す縦断面図、第10図はスリット状の溝
を形成したものを示す仕切部材の斜視図である。第11
図及び第12図は本発明の第2実施例を示し、第11図
は第1図相当図、第12図は第2図相当図である。第1
3図は第2実施例の変形例を示す第4図相当図である。 第14図及び第15図は従来の粒体の改質装置であって
、第14図はハイブリダイザ−の縦断ルの一部を示す断
面 面図、第15図は圧縮摩砕ミ 図である。 (1)・・・改質装置 (3)・・・ハウジング (5)・・・粒体流路 (5b)・・・連通路 (11)・・・羽根車 (15)・・・羽根 (21)・・・吸入路 (23)・・・吸入口 (31)・・・吐出路 (33)・・・吐出口 (43)・・・仕切部材 (43c)・・・反回転側端面(案内面)(45)・・
・管状仕切壁 (45a)・・・連通孔 (47)・・・主流路 (49)・・・副流路 (57)・・・主流路用吐出路 (59)・・・主流路用吐出口 ・・・副流路用吐出路 ・・・副流路用吐出口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)粒体が流動する環状の粒体流路(5)を構成する
    ハウジング(3)と、 該ハウジング(3)と同芯状に配設され、前記粒体流路
    (5)内の粒体を螺旋状に旋回させて改質する複数枚の
    羽根(15)を有する回転自在な羽根車(11)と、 前記粒体流路(5)に開口する吸入口(23)を有し、
    前記粒体流路(5)に粒体を導入する吸入路(21)と
    、 前記吸入口(23)より前記羽根車(11)の反回転側
    の粒体流路(5)に開口する吐出口(33)を有し、前
    記粒体流路(5)から改質された粒体を導出する吐出路
    (31)と、 前記粒体流路(5)内における前記吸入口 (23)と吐出口(33)との間に設けられ、前記羽根
    (15)が通ると共に前記粒体が通る連通路(5b)が
    形成される一方、粒体流路(5)内を流動して吐出口(
    33)側に達した粒体が連通路(5b)を経て吸入口(
    23)側に流動するように該粒体を連通路(5b)に導
    く案内面(43c)が形成された仕切部材(43)とを
    備えていることを特徴とする粒体の改質装置。 (2)粒体が流動する環状の粒体流路(5)を構成する
    ハウジング(3)と、 前記粒体流路(5)内を該粒体流路(5)と同軸方向に
    延びる管状仕切壁(45)によって内外に仕切って該粒
    体流路(5)内に形成され、該管状仕切壁(45)に設
    けられた連通孔(45a)を介して互いに連通している
    中心軸側の主流路(47)及び外周側の副流路(49)
    と、前記ハウジング(3)と同芯状に配設され、前記主
    流路(47)内の粒体を螺旋状に旋回させて改質すると
    共に質量の大きい粒体と質量の小さい粒体とに分離する
    複数枚の羽根(15)を有する回転自在な羽根車(11
    )と、 前記主流路(47)に開口する吸入口(23)を有し、
    前記主流路(47)に粒体を導入する吸入路(21)と
    、 前記吸入口(23)より前記羽根車(11)の反回転側
    の主流路(47)に開口する主流路用吐出口(59)を
    有し、前記主流路(47)から改質された粒体のうち質
    量の小さい粒体を導出する主流路用吐出路(57)と、 前記吸入口(23)より前記羽根車(11)の反回転側
    の副流路(49)に開口する副流路用吐出口(67)を
    有し、前記副流路(49)から改質された粒体のうち質
    量の大きい粒体を導出する副流路用吐出路(65)と、 前記粒体流路(5)内における前記吸入口 (23)と各吐出口(59)、(67)との間に設けら
    れ、前記羽根(15)が通ると共に前記粒体が通る連通
    路(5b)が形成される一方、粒体流路(5)内を流動
    して各吐出口(59)、(67)側に達した粒体が連通
    路(5b)を経て吸入口(23)側に流動するように該
    粒体を連通路(5b)に導く案内面(43c)が形成さ
    れた仕切部材(43)とを備えていることを特徴とする
    粒体の改質装置。
JP14064890A 1990-05-29 1990-05-29 粒体の改質装置 Pending JPH0435731A (ja)

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