JPH04357185A - セメント製品の施釉方法 - Google Patents
セメント製品の施釉方法Info
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- JPH04357185A JPH04357185A JP15546591A JP15546591A JPH04357185A JP H04357185 A JPH04357185 A JP H04357185A JP 15546591 A JP15546591 A JP 15546591A JP 15546591 A JP15546591 A JP 15546591A JP H04357185 A JPH04357185 A JP H04357185A
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- glaze
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- cement
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- Pending
Links
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Landscapes
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はセメント製品の施釉方
法の改良に関する。
法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維補強セメント製の建築用板材
、あるいは屋根材などが非常に広く使用されている。 ところで、これら繊維補強セメント製品は吸水性を有し
、また、そのままであると地色が灰白色〜灰黒色の無彩
色であるので美感に乏しく、このため表面溌性付与を兼
ねて各種色彩に塗装されるのが普通である。
、あるいは屋根材などが非常に広く使用されている。 ところで、これら繊維補強セメント製品は吸水性を有し
、また、そのままであると地色が灰白色〜灰黒色の無彩
色であるので美感に乏しく、このため表面溌性付与を兼
ねて各種色彩に塗装されるのが普通である。
【0003】
【従来の技術の問題点】しかしながら、セメント板はア
ルカリ性を呈するから表面塗装の塗料の材質によっては
密着性が悪く、また塗装では耐候性に問題があり、経年
劣化が避けられない問題があった。
ルカリ性を呈するから表面塗装の塗料の材質によっては
密着性が悪く、また塗装では耐候性に問題があり、経年
劣化が避けられない問題があった。
【0004】このような問題を解消するため、セメント
板表面に施釉を行い焼成し、強固な表面化粧層を形成す
る方法が考えられるが、十分に耐候性に富む焼成層を得
るには1000℃を越える高温で焼成する必要があり、
このような高温にはセメント板が熱的に耐え得ないこと
から、例え焼成できてもセメント製品の強度がかなり犠
牲とせざるを得ない欠点があった。
板表面に施釉を行い焼成し、強固な表面化粧層を形成す
る方法が考えられるが、十分に耐候性に富む焼成層を得
るには1000℃を越える高温で焼成する必要があり、
このような高温にはセメント板が熱的に耐え得ないこと
から、例え焼成できてもセメント製品の強度がかなり犠
牲とせざるを得ない欠点があった。
【0005】一方、セメント製品の熱劣化を防止する見
地から 600〜700 ℃前後の低温で焼成可能な釉
薬を使用することも提案されているが(例えば特公昭6
4−4993 号,同63−27312号、同58−5
7396号等)、この程度の温度の焼成では塗料よりは
優れるものの釉薬としては、1000℃以上の高温焼成
するものに比べ化学的、物理的強度はかなり低くなる問
題があった。
地から 600〜700 ℃前後の低温で焼成可能な釉
薬を使用することも提案されているが(例えば特公昭6
4−4993 号,同63−27312号、同58−5
7396号等)、この程度の温度の焼成では塗料よりは
優れるものの釉薬としては、1000℃以上の高温焼成
するものに比べ化学的、物理的強度はかなり低くなる問
題があった。
【発明が解決使用とする課題】この発明は上記問題点に
鑑み、セメント製品表面に1000℃を越える焼成温度
の必要な釉薬を使用しても、セメント製品の強度を損な
うことなく釉薬の焼成を行えるセメント製品の施釉方法
を提供することを目的としてなされたものである。
鑑み、セメント製品表面に1000℃を越える焼成温度
の必要な釉薬を使用しても、セメント製品の強度を損な
うことなく釉薬の焼成を行えるセメント製品の施釉方法
を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明のセメン
ト製品の施釉方法は、所定形状に賦形し養生硬化させた
セメント製品の表面に陶器用釉薬を塗布し、十分に乾燥
させた後、該塗布面にレーザー光を照射して短時間の内
に前記釉薬を溶融させ直ちに自然冷却することを特徴と
するものである。
ト製品の施釉方法は、所定形状に賦形し養生硬化させた
セメント製品の表面に陶器用釉薬を塗布し、十分に乾燥
させた後、該塗布面にレーザー光を照射して短時間の内
に前記釉薬を溶融させ直ちに自然冷却することを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】この発明において、基材となるセメント製品は
その材質、及び形状共に特に限定されず、壁板、とりわ
けタイル模様等の付された壁板、屋根材などに好適に使
用される。この発明において使用される釉薬は1000
℃付近ないしはそれ以上の焼成温度のものが使用され、
この焼成温度範囲のものであれば釉薬の種類配合は問わ
ない。
その材質、及び形状共に特に限定されず、壁板、とりわ
けタイル模様等の付された壁板、屋根材などに好適に使
用される。この発明において使用される釉薬は1000
℃付近ないしはそれ以上の焼成温度のものが使用され、
この焼成温度範囲のものであれば釉薬の種類配合は問わ
ない。
【0008】そして、この釉薬を焼成する際の熱源には
レーザー光線を使用する。即ち、養生硬化したセメント
製品の表面に釉薬を塗布し、良く乾燥させた後、レーザ
ー光線の照射により釉薬表面を瞬間的に溶融温度にまで
昇温する。これによって釉薬は溶融するが、加熱時間が
短時間であることと、釉薬の溶融時の潜熱によりセメン
ト製品の表面は其ほど昇温せず組織の脆弱化は殆どない
。従って、セメント製品の強度を損なうことなく釉薬の
高温焼成が可能となるのである。
レーザー光線を使用する。即ち、養生硬化したセメント
製品の表面に釉薬を塗布し、良く乾燥させた後、レーザ
ー光線の照射により釉薬表面を瞬間的に溶融温度にまで
昇温する。これによって釉薬は溶融するが、加熱時間が
短時間であることと、釉薬の溶融時の潜熱によりセメン
ト製品の表面は其ほど昇温せず組織の脆弱化は殆どない
。従って、セメント製品の強度を損なうことなく釉薬の
高温焼成が可能となるのである。
【0009】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。厚さ1
0mm、縦450mm 横900mm のパルプ繊維を
補強繊維とするセメント板であって、表面に煉瓦様の縦
横目地溝をプレス成形した壁板を成形し、常法に従い養
生硬化させ、試験板を得た。この試験板の材齢3日にお
ける曲げ強度は200kg/cm2〜215kg/cm
2 であった。
0mm、縦450mm 横900mm のパルプ繊維を
補強繊維とするセメント板であって、表面に煉瓦様の縦
横目地溝をプレス成形した壁板を成形し、常法に従い養
生硬化させ、試験板を得た。この試験板の材齢3日にお
ける曲げ強度は200kg/cm2〜215kg/cm
2 であった。
【0010】つぎに釉薬として、焼成温度 800〜1
200℃、珪石−長石−氷昌石−ほう砂系、濃灰色とな
る中塗釉と赤かっ色となる上塗り釉を用意し、まず前者
の釉薬で表面全面に目地溝内部も含めて均一に塗布し、
乾燥させたのち、目地溝内部を除く板表面のみにロール
コータにより後者の釉薬を均一に塗装した。この試験板
を24時間乾燥室で十分に乾燥させ、釉薬塗布層及びセ
メント基板の両方を乾燥させた。ついで、炭酸ガスレー
ザー(赤外領域で発光)を使用して、一箇所に3〜5分
程度止まるように順次レーザー光線を照射していった。
200℃、珪石−長石−氷昌石−ほう砂系、濃灰色とな
る中塗釉と赤かっ色となる上塗り釉を用意し、まず前者
の釉薬で表面全面に目地溝内部も含めて均一に塗布し、
乾燥させたのち、目地溝内部を除く板表面のみにロール
コータにより後者の釉薬を均一に塗装した。この試験板
を24時間乾燥室で十分に乾燥させ、釉薬塗布層及びセ
メント基板の両方を乾燥させた。ついで、炭酸ガスレー
ザー(赤外領域で発光)を使用して、一箇所に3〜5分
程度止まるように順次レーザー光線を照射していった。
【0011】遮光ガラスを介し観察したところ約50秒
〜65秒で釉薬が溶解し始めるのが観察され 120秒
前後で表面が液状化するとともにさらに照射を同一箇所
で続けると180 秒前後で沸立が始まり出した。この
時点で徐々にレーザー光の照射位置をずらせて行き全面
についてこの移動を継続した。全面に照射した後、徐冷
し、表面を観察したところ、表面は完全に焼成された状
態となっており、24時間放置後、表面吸水性試験、曲
げ強度についての試験を行ったところ表1の結果となっ
た。
〜65秒で釉薬が溶解し始めるのが観察され 120秒
前後で表面が液状化するとともにさらに照射を同一箇所
で続けると180 秒前後で沸立が始まり出した。この
時点で徐々にレーザー光の照射位置をずらせて行き全面
についてこの移動を継続した。全面に照射した後、徐冷
し、表面を観察したところ、表面は完全に焼成された状
態となっており、24時間放置後、表面吸水性試験、曲
げ強度についての試験を行ったところ表1の結果となっ
た。
【0012】なお表1の比較例1は電気炉において焼成
したもの、比較例2は低温焼成フリットを使用し上限6
50 ℃で電気炉で1時間焼成したものを示す。比較例
1は焼成によりセメント板が殆ど分解したため試験に供
することが出来なかったことを示すために掲げた。
したもの、比較例2は低温焼成フリットを使用し上限6
50 ℃で電気炉で1時間焼成したものを示す。比較例
1は焼成によりセメント板が殆ど分解したため試験に供
することが出来なかったことを示すために掲げた。
【表1】
また、サンシャインウエザーメータによる耐候性促
進試験を行ったところ、実施例のものは2000サイク
ル経過後も異常が無かったのに対し比較例2は 500
サイクルの時点で表面に白華現象が生じたのが観察され
た。
進試験を行ったところ、実施例のものは2000サイク
ル経過後も異常が無かったのに対し比較例2は 500
サイクルの時点で表面に白華現象が生じたのが観察され
た。
【発明の効果】この発明は以上説明したように、セメン
ト製品表面に施釉する場合、高温焼成の釉薬を使用して
も製品組織を殆ど損なうことなく表面に焼成層を成形す
ることが可能となるのである。
ト製品表面に施釉する場合、高温焼成の釉薬を使用して
も製品組織を殆ど損なうことなく表面に焼成層を成形す
ることが可能となるのである。
Claims (1)
- 【請求項1】 所定形状に賦形し養生硬化させたセメ
ント製品の表面に陶器用釉薬を塗布し、十分に乾燥させ
た後、該塗布面にレーザー光を照射して短時間の内に前
記釉薬を溶融させ直ちに自然冷却することを特徴とする
セメント製品の施釉方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15546591A JPH04357185A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | セメント製品の施釉方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15546591A JPH04357185A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | セメント製品の施釉方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04357185A true JPH04357185A (ja) | 1992-12-10 |
Family
ID=15606649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15546591A Pending JPH04357185A (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | セメント製品の施釉方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04357185A (ja) |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP15546591A patent/JPH04357185A/ja active Pending
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