JPH04356368A - 極細キャピラリーチューブの接続方法 - Google Patents

極細キャピラリーチューブの接続方法

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JPH04356368A
JPH04356368A JP3153675A JP15367591A JPH04356368A JP H04356368 A JPH04356368 A JP H04356368A JP 3153675 A JP3153675 A JP 3153675A JP 15367591 A JP15367591 A JP 15367591A JP H04356368 A JPH04356368 A JP H04356368A
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JP
Japan
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capillary tube
fine capillary
welding
ultra
extra fine
Prior art date
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Pending
Application number
JP3153675A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Hiraga
平賀 清
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP3153675A priority Critical patent/JPH04356368A/ja
Publication of JPH04356368A publication Critical patent/JPH04356368A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は極細キャピラリーチュー
ブの接続方法にかかるもので、とくに接続部からの割れ
などの発生を防止し信頼性を向上可能な極細キャピラリ
ーチューブの接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、外径が1.6ミリメートル以
下のいわゆる極細キャピラリーチューブをタンク、他の
チューブないしパイプなど所望の被接続部材に接続する
方法として、たとえば図6に示すような接続方法がある
【0003】図6は、外径が1.6ミリメートル、肉厚
0.4ミリメートルのステンレス製の極細キャピラリー
チューブ1を比較的外径が太い肉厚の被接続部材たとえ
ば外径31.8ミリメートル、肉厚1.2ミリメートル
のパイプ2に接続した状態を示す断面図であって、極細
キャピラリーチューブ1とパイプ2との間に食込み継手
3を介在させてある。
【0004】食込み継手3は、袋ナット4と、フランジ
付き円筒状の継手本体5と、袋ナット4と継手本体5と
の間に介在させたバックフェルール6およびフェルール
7とを有する。
【0005】接続にあたっては、極細キャピラリーチュ
ーブ1を継手本体5の一端部に挿入し、極細キャピラリ
ーチューブ1と食込み継手3とを一体化した状態で、継
手本体5の他端部をパイプ2の接続穴部8に挿入し、タ
ングステン・イナートガス・アーク溶接(TIG溶接)
を行うことにより接続するものである。符号9はその溶
接部(TIG溶接部)を示す。
【0006】しかしながら、図7に拡大して示すように
、食込み継手3の継手本体5自体も肉厚が薄いため、接
続部分の継手本体5部分が削られてくぼみ10が形成さ
れさらに薄肉となる結果、外部からの力によりこの薄肉
部分が割れ、リークを生じやすいという問題がある。
【0007】さらに、極細キャピラリーチューブ1自体
が細くかつ薄肉であるため、溶接技術自体にも非常に高
度なものを要するという問題がある。
【0008】しかも、こうした極細キャピラリーチュー
ブの接続構造は、極低温での流体の取扱い、熱拡散実験
などにおけるような微量流体の取扱いにあたって必要で
あり、その信頼性の確立は不可欠である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、極細キャピラリーチ
ューブの接続部の信頼性および安全性の向上を図ること
が可能であるとともに接続作業も比較的容易で省力化可
能な極細キャピラリーチューブの接続方法を提供するこ
とを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、たと
えばTIG溶接など比較的高温を必要とする溶接に、溶
接材の流動性があるロウ付けを併用することに着目した
もので、極細キャピラリーチューブを所望の被接続部材
に接続する極細キャピラリーチューブの接続方法であっ
て、上記極細キャピラリーチューブを溶接継手に挿入し
両者をロウ付けすることにより一体化し極細キャピラリ
ーチューブ接続体とするロウ付け工程と、この極細キャ
ピラリーチューブ接続体の上記溶接継手部分を上記被接
続部材に溶接する溶接工程とを有することを特徴とする
極細キャピラリーチューブの接続方法である。
【0011】なお上記ロウ付け工程時に、極細キャピラ
リーチューブを上記溶接継手に挿入する際、両者の間の
クリアランスを所定範囲内とするとともに、極細キャピ
ラリーチューブの挿入先端部を溶接継手より若干突出さ
せることが好ましい。
【0012】以下、図1ないし図5にもとづき本発明を
より詳細に説明する。図1は、極細キャピラリーチュー
ブ1をパイプ2に接続した状態を示す断面図であって、
極細キャピラリーチューブ1とパイプ2との間に溶接継
手20を介在させてある。
【0013】極細キャピラリーチューブ1と溶接継手2
0との間をロウ付け、たとえば銀ロウを用いた銀ロウ付
けにより接続してある。符号21はこのロウ付け部分を
示す。ロウ付け材については、極細キャピラリーチュー
ブ1および溶接継手20の組合わせに応じて選択するも
のとする。
【0014】溶接継手20とパイプ2との間を従来と同
様のTIG溶接により接続してある。
【0015】図2ないし図5にもとづき工程を説明する
。溶接継手20は、円筒状本体部22と、フランジ部2
3とを有する。この円筒状本体部22内に極細キャピラ
リーチューブ1を挿入する。
【0016】ただし、円筒状本体部22と極細キャピラ
リーチューブ1との間のクリアランスL1を0.1〜0
.7ミリメートル内におさえる。また、極細キャピラリ
ーチューブ1の挿入先端部1Aが溶接継手20から突出
する間隔L2を0.7〜1.0ミリメートルとする。
【0017】上記クリアランスL1および間隔L2につ
いては、極細キャピラリーチューブ1の材質および外径
、ならびにロウ付け材の材質などによりこれを適宜設定
する。
【0018】図2に示すように、円筒状本体部22内に
極細キャピラリーチューブ1を挿入した状態で銀ロウ付
けを行うと、極細キャピラリーチューブ1と溶接継手2
0との間のクリアランス全体に銀ロウ材が完全に流れる
ことにより両者が一体化する。
【0019】なお、図3に示すように、極細キャピラリ
ーチューブ1の挿入先端部1Aを溶接継手20の端部と
合わせるように挿入溶接すると、銀ロウ材が極細キャピ
ラリーチューブ1の内部にまで侵入し、詰まりを生ずる
原因となりやすいので、図2のように若干突出させた状
態でロウ付けすることによってこうした詰まりを回避す
ることが望ましい。
【0020】図4および図5に示すように、フランジ部
23からパイプ2の肉厚分だけ残した状態で、切断位置
24の部分で溶接継手20の端部および極細キャピラリ
ーチューブ1の挿入先端部1Aを、あるいは極細キャピ
ラリーチューブ1の挿入先端部1Aのみ(図4破線)を
切除することにより、極細キャピラリーチューブ接続体
25を準備する。
【0021】ついで図5に示すように、パイプ2の接続
穴部8に極細キャピラリーチューブ接続体25の円筒状
本体部22を挿入するとともに、フランジ部23をパイ
プ2の外周部に当接した状態で、このフランジ部23部
分においてTIG溶接9を行い、極細キャピラリーチュ
ーブ接続体25全体を接続するものである。
【0022】なお、TIG溶接9の溶接温度1700℃
〜1800℃に対して、銀ロウ付け温度は770℃前後
と比較的低いものであるが、極細キャピラリーチューブ
1の材料として熱伝導性が比較的低いステンレス材など
を選択すること、フランジ部23による遮蔽効果を持た
せること、間欠的にTIG溶接すること、あるいは水を
供給しながら溶接することなどにより対処することが好
ましい。
【0023】
【作用】本発明による極細キャピラリーチューブの接続
方法においては、極細キャピラリーチューブ1と溶接継
手20との間のクリアランス全体に銀ロウ材が流れるこ
とから両者の間の接続強度を向上可能である。
【0024】さらに、溶接継手20のフランジ部23の
部分でTIG溶接を行うことにより、ロウ付け部分21
への熱的影響を回避しつつ接続作業を行うことができる
ので、従来のようにくぼみ10の発生するおそれはない
とともに、接続作業自体も従来のものより容易となる。
【0025】また、極細キャピラリーチューブ1より大
径のフランジ部23において溶接するものであるから、
接続強度をさらに向上可能である。
【0026】したがって、接続部の割れないしはリーク
の発生をおさえて、接続の信頼性および安全性を向上さ
せることができる。
【0027】
【実施例】つぎに本発明の実施例を説明する。図1に示
したような、外径が1.6ミリメートル、肉厚0.4ミ
リメートルのステンレス製の極細キャピラリーチューブ
1を、外径31.8ミリメートル、肉厚1.2ミリメー
トルのパイプ2に接続した。
【0028】ロウ付け材として銀ロウ材を採用した。こ
の成分は、銀45%、銅15%、亜鉛16%、カドミウ
ム24%である。
【0029】TIG溶接条件としては、溶接電流15〜
20アンペアである。
【0030】図2のように極細キャピラリーチューブ1
と溶接継手20とを組み合わせ銀ロウ付けしたのち、図
4に示すように切断位置24で切除し、図5に示すよう
にTIG溶接9を行った。
【0031】ただし、間欠的な溶接を行うことによりロ
ウ付け部分21部分が溶融しないようにした。さらに水
などで冷却しながら実施した。
【0032】かくして接続した状態は機械的強度が良好
であり、外力に対して割れないしリークが発生すること
はなかった。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、極細キャ
ピラリーチューブを接続するにあたり、TIG溶接など
の通常の溶接に加えてロウ付けを併用することとしたの
で、溶接部分の強度を向上させることができ、信頼性お
よび安全性を確保するとともに、省力化をも実現するこ
とができる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の極細キャピラリーチューブの接続方法
により極細キャピラリーチューブ1をパイプ2に接続し
た状態を示す断面図である。
【図2】同、極細キャピラリーチューブ1を溶接継手2
0に銀ロウ付けした状態を示す断面図である。
【図3】同、極細キャピラリーチューブ1の挿入先端部
1Aを溶接継手20の端部と同一面に合わせて挿入した
状態を示すである。
【図4】同、切断位置24を示す断面図である。
【図5】同、最終接続状態を示す断面図である。
【図6】従来の接続方法を示す断面図である。
【図7】図6のVII部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
1  極細キャピラリーチューブ 1A  極細キャピラリーチューブ1の挿入先端部2 
 パイプ(被接続部材) 3  食込み継手 4  袋ナット 5  フランジ付き円筒状の継手本体 6  バックフェルール 7  フェルール 8  パイプ2の接続穴部 9  溶接部(TIG溶接部) 10  くぼみ 20  溶接継手 21  ロウ付け部分 22  溶接継手20の円筒状本体部 23  溶接継手20のフランジ部 24  切断位置 25  極細キャピラリーチューブ接続体L1  円筒
状本体部22と極細キャピラリーチューブ1との間のク
リアランス L2  極細キャピラリーチューブ1の挿入先端部1A
が溶接継手20から突出する間隔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    極細キャピラリーチューブを所望
    の被接続部材に接続する極細キャピラリーチューブの接
    続方法であって、前記極細キャピラリーチューブを溶接
    継手に挿入し両者をロウ付けすることにより一体化し極
    細キャピラリーチューブ接続体とするロウ付け工程と、
    この極細キャピラリーチューブ接続体の前記溶接継手部
    分を前記被接続部材に溶接する溶接工程とを有すること
    を特徴とする極細キャピラリーチューブの接続方法。
JP3153675A 1991-05-30 1991-05-30 極細キャピラリーチューブの接続方法 Pending JPH04356368A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010025006A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Hitachi Ltd ガスタービンの排気ディフューザ
CN110773847A (zh) * 2019-10-22 2020-02-11 贵州航天风华精密设备有限公司 一种不锈钢毛细管搭接氩弧焊工艺

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010025006A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Hitachi Ltd ガスタービンの排気ディフューザ
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