JPH0435602Y2 - - Google Patents

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JPH0435602Y2
JPH0435602Y2 JP1986057161U JP5716186U JPH0435602Y2 JP H0435602 Y2 JPH0435602 Y2 JP H0435602Y2 JP 1986057161 U JP1986057161 U JP 1986057161U JP 5716186 U JP5716186 U JP 5716186U JP H0435602 Y2 JPH0435602 Y2 JP H0435602Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、建設機械のブーム旋回用、
船舶のハツチカバー開閉用、舶用バルブの開閉回
動用等のために使用される液圧式回転力発生機の
改良に係り、特に、狭小なスペースに装着できる
ようにコンパクトでありながら強大なトルクの発
生を可能とするように減速機を設けたものに関す
る。
〔従来の技術〕
この種の液圧式回転力発生機としては、シリン
ダチユーブ内に複動式ピストンを内装し、該ピス
トンの外周に形成した雄ネジをシリンダの内周に
形成した雌ネジに対して螺合したものが公知であ
る。ピストンに加えられる液圧によるスラスト力
は前記ネジにより回転力に変換され、これにより
ピストンはネジに沿つて螺進しつつ回転する。ピ
ストンにはスピンドルがスプライン結合されてお
り、スピンドルの端部を出力軸としている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記公知の回転力発生機は、そのコンパクトで
ある故に、各種分野に広く使用されている。例え
ば、建設機械のブームや舶用のハツチカバーのよ
うな枢軸を有する部材は、回転力発生機が提供さ
れる以前には、油圧シリンダの往復運動するラム
により、枢軸から離れた部分を押動し又は牽引す
ることにより回動させられていたが、ラムのスト
ロークに応じて油圧シリンダの取付けスペースを
大とする欠点があるため、前記のような回転力発
生機によつて取つて変わりつつあるのが現状であ
る。
然しながら、このような利点を有する回転力発
生機の次の課題は、そのコンパクト性を維持しつ
つ、その用途に応じて発生トルクを大小変更した
種々のバリエーシヨンを提供できる簡単な機構を
備えることである。
即ち、上記の回転力発生機は、ピストンの回転
力をそのまま出力軸に伝達するものであるため、
シリンダ径及び油圧力等の基本諸元が定められる
と、これに対応し、出力軸より発生するトルク範
囲も一定のものに特定されてしまうものである。
従つて、用途により必要とされるであろうと考え
られるトルクの大小に対応して、回転力発生機を
大型のものから小型のものまで数種類用意してい
るのが現状であるが、その種類を小刻みに多様化
することは高コストを招来し、不経済である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決するために、液圧式
回転発生機に於いて、本体を大型のものから小型
のものに至り多数用意しなくても、単数又は複数
種類用意しておけば足り、この本体に対して減速
比の異なる減速装置を付設するという手段によ
り、トルクの異なる種々のバリエーシヨンの回転
力発生機を提供することを可能としたものであ
る。しかも、減速装置を付設することにより、同
一容量の回転力発生機であつても、スピンドルに
生じるトルクを増幅して出力することができるた
め、回転力発生機に本来要求されるコンパクト性
の目的に沿うことができたものである。更に、本
考案では、減速装置をコンパクトに構成し、この
減速装置を付設した回転力発生機の全体を可及的
に小型化することができたものである。
ハウジング2内に液圧により回転駆動されるス
ピンドル4を設けた回転力発生機の前記ハウジン
グ2の端部に減速装置13を設け;前記減速装置
13は、ハウジング2の両端を閉塞するエンドプ
レート兼用の固定部材14と、該固定部材14に
対向して配置され且つスピンドル4と同心に回転
自在となるように該固定部材14に支持された回
転出力部材15と、固定部材14を貫通してハウ
ジング2より挿出するスピンドル端部4aと回転
出力部材15との間に介装された減速伝導ギヤ機
構Gとから構成され;前記固定部材14は、外側
に環状部16を突設し、前記回転出力部材15
は、前記環状部16に覆い被さるように対向配置
されると共に該環状部16の外周にベアリング1
7を介して回転自在に支持された椀状体に形成さ
れ、該回転出力部材15の外側面に前記スピンド
ル端部と同心状の出力軸18を突設して成る点に
ある。
〔実施例〕
以下図面に基づいて本考案の好適な1実施例を
詳述する。
第1図に示す本考案の1実施例に於いて、回転
力発生機1は、油圧駆動されるものであり、シリ
ンダチユーブを構成するハウジング2内にピスト
ン3及びスピンドル4を内装している。スピンド
ル4は、ハウジング2に同心状に配置され、該ス
ピンドル4に対してピストン3をスプライン5を
介して同行回転自在且つ軸方向摺動自在となるよ
うに外挿している。ピストン4は外周に雄ねじ6
を形成し、ハウジング2の内周に形成した雌ネジ
7に螺合している。ピストン3の外フランジ及び
内フランジには、それぞれハウジングの内周及び
スピンドルの外周に対し液密的に密着するOリン
グ等のピストンリング8,9が装着されている。
ピストン3を挟む軸方向前後に位置してハウジン
グ2には圧油の出入口10a,10bが開設され
ている。従つて、一方の出入口10aよりハウジ
ング内に油圧が作用すると、ピストン3はネジを
螺進して正回転し、スピンドル4を正方向に回転
駆動する。他方の出入口10bよりハウジング内
に油圧が作用すると、ピストン3はネジを螺退し
て逆回転し、スピンドル4を逆方向に回転駆動す
る。
上記は従来公知の回転力発生機の構成であり、
従来は、第2図示のように、ハウジング2の両端
をエンドプレート11により閉塞し、該プレート
11を貫通して挿出するスピンドル4の端部を出
力軸12としていたものである。
本考案は、前記エンドプレート11を取り除き
又はこれに重ねて、ハウジング2の端部に減速装
置13を設けたことを特徴とする。
即ち、第1図示のように、前記エンドプレート
11に代えてこれを兼用するようにハウジング2
に固定部材14を固着すると共に、該固定部材1
4に対向して回転出力部材15を配置している。
図例では、固定部材14によりハウジング2の端
部を閉塞し、該固定部材14は外方に突出しスピ
ンドル4と同心の環状部16を形成している。回
転出力部材15は、椀形に形成され、前記環状部
16に覆い被さるように対向配置され、環状部1
6の外周にベアリング17を介して回転自在に支
持され、該回転出力部材15の円盤部中心にスピ
ンドル4と同心の出力軸18を突出している。
前記固定部材14にはスピンドル4が軸受を介
して支持されると共に貫通されており、該スピン
ドル4の挿出端部4aと、回転出力部材15との
間には減速伝動ギヤ機構Gが介装されている。
このギヤ機構Gは、好ましくは遊星ギヤ機構を
構成している。即ち、スピンドルの挿出端部4a
にはサンギヤ19が固着され、固定部材14の環
状部16の内周にはリングギヤ20が形成され、
両ギヤの間で両ギヤに噛合するプラネタリギヤ2
1が配置されている。プラネタリギヤ21は、回
転出力部材15の円盤部に軸支2されている。
尚、前記固定部材14とスピンドル4との間、
前記回転出力部材15と固定部材14との間に
は、それぞれオイルシールが施されている。
上記の遊星ギヤ機構Gに於いて、例えば、サン
ギヤ19の歯数をZs、リングギヤ20の歯数を
Zrとすれば、出力軸18のトルクはスピンドル
4のトルクに対し、 Zs+Zr/Zs倍 となつて出力される。
尚、上記の減速装置13は、図例ではハウジン
グ2の両端に対称的に設けられ、回転力発生機1
の両端に出力軸18を配置しているが、ハウジン
グ2の一端を従来のようなエンドプレート11に
より閉塞し、他端にのみ減速装置13を構成する
と共に出力軸18を突出することも自由である。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成した結果、回転力発
生機1の大きさ及び容量が従来のものと同様であ
つても、その出力トルクを大ならしめることがで
き、コンパクト性という初期の目的を達成しつつ
用途を拡大することができる。
しかも、回転力発生機1の本体を成すハウジン
グ2、ピストン3及びスピンドル4を複数種類用
意しておき、この本体に対して減速比の異なるギ
ヤ機構Gを有する減速装置13をハウジング2の
端部に付設することにより、本体の仕様を変更す
ることなく発生トルクの異なる種々のバリエーシ
ヨンの回転力発生機を提供することができる。こ
の際、本体の部分は共用部品として互換性を有す
るので、バリエーシヨンの増加を可能としつつも
コスト高を最低限に抑えることができる。しか
も、従来の回転力発生機に対し、エンドプレート
11に代えて又はこれに重ねて減速装置13を付
加するだけで足り、本体の構造に変更を必要とす
ることなく、本考案を容易に実施することができ
る。
また、減速装置13の付設によつても回転力発
生機全体の軸長を僅かに増大するだけで足り、出
力軸18がスピンドル4と同心に配置されている
ことも相俟つて、減速装置を付設した回転力発生
機の全体を大型化することなく可及的に小型化す
ることができ、初期のコンパクト化の目的を損な
うことがない。
更に、本考案によれば、出力軸18を椀状の回
転出力部材15に設け、該回転出力部材15を固
定部材14の環状部16に覆い被せると共に、該
環状部16の外周にベアリング17を介して回転
自在に支持せしめた構成であるから、従来の回
転力発生機の基本的構成を変更することなく簡単
に減速伝導ギヤ機構Gのためのギヤケースを構成
できる、固定部材14と回転出力部材15の組
み付け作業が容易である、回転出力部材15を
比較的大径とされた環状部16の外周に安定して
支持できるので、回転出力部材15の支持が強固
であると共に、出力軸18の中心振れを生じる虞
れが少ない等々の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例に係る液圧式回転力
発生機を示す縦断面図、第2図は従来例を示す縦
断面図である。 1……回転力発生機、2……ハウジング(シリ
ンダチユーブ)、3……ピストン、4……スピン
ドル、5……スプライン、6,7……ネジ、10
a,10b……圧油出入口、13……減速装置、
14……固定部材、15……回転出力部材、16
……環状部、18……出力軸、G……減速伝動ギ
ヤ機構、19……サンギヤ、20……リングギ
ヤ、21……プラネタリギヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ハウジング2内に液圧により回転駆動される
    スピンドル4を設けた回転力発生機の前記ハウ
    ジング2の端部に減速装置13を設け; 前記減速装置13は、ハウジング2の両端を
    閉塞するエンドプレート兼用の固定部材14
    と、該固定部材14に対向して配置され且つス
    ピンドル4と同心に回転自在となるように該固
    定部材14に支持された回転出力部材15と、
    固定部材14を貫通してハウジング2より挿出
    するスピンドル端部4aと回転出力部材15と
    の間に介装された減速伝導ギヤ機構Gとから構
    成され; 前記固定部材14は、外側に環状部16を突
    設し、前記回転出力部材15は、前記環状部1
    6に覆い被さるように対向配置されると共に該
    環状部16の外周にベアリング17を介して回
    転自在に支持された椀状体に形成され、該回転
    出力部材15の外側面に前記スピンドル端部と
    同心状の出力軸18を突設して成る; ことを特徴とする液圧式回転力発生機。 2 減速伝導ギヤ機構Gが、スピンドル端部4a
    に固着されたサンギヤ19と、固定部材14に
    おける環状部16の内周に設けられたリングキ
    ヤ20と、回転出力部材15に軸支されサンギ
    ヤとリングギヤとの両者に噛合するプラネタリ
    ギヤ21とから成る遊星ギヤ機構を構成して成
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の液圧
    式回転力発生機。
JP1986057161U 1986-04-16 1986-04-16 Expired JPH0435602Y2 (ja)

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JP1986057161U JPH0435602Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16

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JPS62170404U JPS62170404U (ja) 1987-10-29
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ID=30886614

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4899578A (ja) * 1972-04-06 1973-12-17
JPS5538525A (en) * 1978-09-12 1980-03-18 Ricoh Co Ltd Transfer method of multicolor electrophotographic copier

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS62170404U (ja) 1987-10-29

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