JPH04354742A - 物体搬送装置 - Google Patents

物体搬送装置

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Publication number
JPH04354742A
JPH04354742A JP3131080A JP13108091A JPH04354742A JP H04354742 A JPH04354742 A JP H04354742A JP 3131080 A JP3131080 A JP 3131080A JP 13108091 A JP13108091 A JP 13108091A JP H04354742 A JPH04354742 A JP H04354742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
comb teeth
sets
base
comb
electrostatic force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3131080A
Other languages
English (en)
Inventor
Motomi Ozaki
尾崎 元美
Junichi Takahashi
淳一 高橋
Hiroyuki Horiguchi
堀口 浩幸
Junko Okanda
淳子 大神田
Eiko Suzuki
栄子 鈴木
Yoshio Watanabe
好夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3131080A priority Critical patent/JPH04354742A/ja
Publication of JPH04354742A publication Critical patent/JPH04354742A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙送り機構等に用いら
れる物体搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、静電力や圧電素子等の駆動源を用
いて微小物体を移動(搬送)させたり、回転させたりす
る機構が数多く発案されている。その第一の従来例を図
4に基づいて説明する。Si基板1上には左右にくし歯
状の可動電極2を備えた可動部3が設けられ、この可動
部3はその中央に形成された梁4に支持されており、そ
の梁4は前記Si基板1の固定部5にて固定されている
。これにより、可動電極2と梁4とは、Si基板1から
浮いた形となっている。また、前記可動電極3を挾んだ
両側の位置には先端部がくし歯状の固定電極6が配設さ
れ、それら固定電極6及び可動電極2の先端部のくし歯
は互いに噛み合うようになっている。
【0003】このような構成において、両側に配置され
た固定電極6間に交流の電圧を印加すると、その間に静
電力が作用し、これにより可動部3の可動電極2はくし
歯間に引き込まれたり押し出されたりして振動する。従
って、その可動部3に図示しない物体を取り付けること
により変位機構を実現できる。
【0004】また、その第二の従来例を図5に基づいて
説明する。Si単結晶からなる基板7にKOHによる異
方性エッチングを行い、これにより両持ち梁8に支持さ
れたねじれ振子9を作る。また、電極10の付けられた
ガラス基板11を前記基板7と接合し、その電極10と
基板7との間に電圧を印加することにより、ねじれ振動
子9に形成された鏡面10を回転させることができ、こ
れにより回転機構を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第一の従来例の場合、
可動部3は振動するだけであり、これに接続された外部
の物体を変位させることはできても移動させることがで
きない。また、第二の従来例の場合、ねじれ振動子9の
鏡面10が回転するだけであり、やはりこの場合にも外
部の物体を移動させることはできない。このように変位
や回転はできても、物体を移動させることはできない。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明では
、ベース上に少なくとも2組の梁の一端を固定し、先端
部が互いに噛み合った少なくとも2組のくし歯を前記梁
の他端側に各々独立して取付け、前記くし歯を各々独立
して駆動させる少なくとも2組の圧電素子を設け、前記
圧電素子を駆動させ前記くし歯に緩急移動を伴った往復
運動を生じさせるくし歯移動制御手段を設けた。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、ベースと梁とくし歯とは、(110)面
C−Siウェハの<112>方向のエッチングを行うこ
とにより貫通して作成し、圧電素子はその貫通加工した
後にはめ込むことにより作成した。
【0008】請求項3記載の発明では、ベース上に少な
くとも2組の梁の一端を固定し、先端部が互いに噛み合
った少なくとも2組のくし歯を前記梁の他端側に各々独
立して取付け、前記くし歯を各々独立して静電力により
駆動させる少なくとも2組の静電力アクチュエータを設
け、前記静電力アクチュエータを駆動させ前記くし歯に
緩急移動を伴った往復運動を生じさせるくし歯移動制御
手段を設けた。
【0009】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明において、ベースと梁とくし歯と静電力アクチュエ
ータとは、ウェハ上の犠牲層エッチングを利用するサー
フェイスマイクロマシンニングにより作成した。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明においては、くし歯移動制
御手段を用いて圧電素子を駆動制御することにより、く
し歯を各々独立して移動させることができ、これにより
そのくし歯に物体を接触させることにより、精密な移動
機構を実現できる。
【0011】請求項2記載の発明においては、物体搬送
装置は、C−Siウェハをエッチングによって貫通加工
した後、圧電素子をはめ込むことによって作成されてい
るため、製作加工が一段と容易となる。
【0012】請求項3記載の発明においては、くし歯移
動制御手段を用いて静電力アクチュエータを駆動制御す
ることにより、くし歯を各々独立して移動させることが
でき、これによりそのくし歯に物体を接触させることに
より、精密な移動機構を実現できる。
【0013】請求項4記載の発明においては、物体搬送
装置は、サーフェイスマイクロマシンニング技術によっ
て作られているため、製作加工が一段と容易なる。
【0014】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1に基づいて説明
する。ベース12上には一対の梁としての平行板ばね1
3a,13bが左右(Y方向)に互いに向い合った状態
で2組(合計4本)設けられており、それら平行板ばね
13a,13bの一端は前記ベース12に固定されてい
る。また、前記平行板ばね13aの他端にはくし歯14
aが取付けられ、前記平行板ばね13bの他端にはくし
歯14bが取付けられており、それら2組のくし歯14
a,14bの先端部は互いに噛み合った状態となってい
る。さらに、前記ベース12とくし歯14aとの間及び
前記ベース12とくし歯14bとの間には、それぞれ圧
電素子15a,15bが設けられている。さらに、ここ
では、前記圧電素子15a,15bを駆動させ、前記く
し歯14a,14bに緩急移動(急速移動とゆったりし
た移動)を伴った往復運動を生じさせるくし歯移動制御
手段16a,16bが設けられている。
【0015】この場合、ベース12と、平行板ばね13
a,13bと、くし歯14a,14bとは、厚さ0.5
mmの(110)面C−SiウェハからKOHのエッチ
ングにより作り出したものである。ここで、平行板ばね
13a,13b、くし歯14a,14bの方向は、ウェ
ハの<112>方向と合わせてあり、垂直にエッチング
されている。また、<112>以外の方向の各辺は斜め
にエッチング(図1中では、傾斜部Aとして示す)され
ている。そして、そのようなウェハの加工をした後、圧
電素子15a,15bをはめ込む。これにより、くし歯
移動制御手段16a,16bを用いて、圧電素子15a
,15bを駆動制御することにより、くし歯14a,1
4bを各々独立して移動させることが可能となる(なお
、移動機構の説明は後述する)。
【0016】次に、本発明の第二の実施例を図2に基づ
いて説明する。なお、第一の実施例(図1参照)と同一
部分についての説明は省略し、その同一部分については
同一符号を用いる。
【0017】ここでは、前述した圧電素子15a,15
bの代わりに、2組の静電力アクチュエータ17a,1
7bが設けられている。この場合、静電力アクチュエー
タ17a,17bは、平行板ばね13a,13bより突
起したくし歯18a,18bと、それらくし歯18a,
18bと噛み合うくし歯をもつ固定電極19a,19b
とを備えている。また、前記静電力アクチュエータ17
a,17bを駆動させくし歯14a,14bに緩急移動
(急速移動とゆったりした移動)を伴った往復運動を生
じさせるくし歯移動制御手段20a,20bが設けられ
ている。
【0018】この場合、ベース12と、平行板ばね13
a,13bと、くし歯14a,14bと、静電力アクチ
ュエータ17a,17bとは、ウェハ上の犠牲層エッチ
ングを利用するサーフェイスマイクロマシンニングによ
り作成される。すなわち、具体的には、C−Siに基板
上にSiO2 を2μmだけデポジションし、poly
−SiをRIE(Reactive Ion Etch
ing )によってエッチングを行い、SiO2 をH
Fを用いてアンダーエッチを行い、poly−Si構造
体を浮かせるというプロセスにより作成することができ
る。従って、くし歯移動制御手段20a,20bを用い
て静電力アクチュエータ17a,17bを駆動制御する
ことによって、くし歯14a,14bを各々独立して移
動させることができる(なお、移動機構の説明は後述す
る)。
【0019】次に、図3(a)〜(d)に基づいて物体
の搬送機構について説明する。まず、(a)に示すよう
に、互いに噛み合ったくし歯14a,14bの上部に、
搬送用の物体21を載置する。次に、(b)に示すよう
に、くし歯移動制御手段16aを用いて圧電素子15a
を駆動して、くし歯14aのみを急速に左方向(矢印方
向)に移動させる。この時、物体21とくし歯14aと
の間の静止摩擦係数が高いため、その物体21自体は移
動しない。次に、(c)に示すように、くし歯移動制御
手段16bを用いて圧電素子15bを駆動して、くし歯
14bのみを急速に左方向(矢印方向)に移動させる。 この時にも、物体21とくし歯14bとの間の静止摩擦
係数が高いため、その物体21自体は移動しない。最後
に、(d)に示すように、くし歯移動制御手段16a,
16bを用いて圧電素子15a,15bをそれぞれ駆動
して、これによりくし歯14a,14bをそれぞれゆっ
くり右方向(矢印方向)に移動させる。この時、物体2
1とくし歯14a,14bとの間の静止摩擦係数は低い
ため、その物体21はX方向に移動することになる。従
って、上述した(a)〜(d)の一連の動作を繰り返し
て行うことにより、物体21を右方向に移動させていく
ことが可能となる。また、これと同様な原理により物体
21を左方向に移動させることもできる。上述したよう
に、くし歯14a,14bに物体21を接触させた状態
で、くし歯移動制御手段16a,16bを用いて圧電素
子15a,15bにより移動制御を行うことにより、精
密な搬送機構を提供することが可能となる。
【0020】なお、ここでは、第一の実施例をもとに移
動機構を説明したが、第二の実施例の場合にも同様に行
うことができる。すなわち、くし歯移動制御手段16a
,16bの代わりにくし歯移動制御手段20a,20b
を用い、圧電素子15a,15bの代わりに静電力アク
チュエータ17a,17bを用いることにより移動機構
を実現することができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、ベース上に少な
くとも2組の梁の一端を固定し、先端部が互いに噛み合
った少なくとも2組のくし歯を前記梁の他端側に各々独
立して取付け、前記くし歯を各々独立して駆動させる少
なくとも2組の圧電素子を設け、前記圧電素子を駆動さ
せ前記くし歯に緩急移動を伴った往復運動を生じさせる
くし歯移動制御手段を設けたので、くし歯移動制御手段
を用いて圧電素子を駆動制御することによりくし歯を各
々独立して移動させることができ、これにより、くし歯
に物体を接触させることにより移動機構を実現できるた
め、精密な搬送機構を簡単な構成で得ることができるも
のである。
【0022】請求項2記載の発明は、ベースと梁とくし
歯とは、(110)面C−Siウェハの<112>方向
のエッチングを行うことにより貫通して作成し、圧電素
子はその貫通加工した後にはめ込むことにより作成した
ので、製作加工が一段と容易な装置を得ることができる
ものである。
【0023】請求項3記載の発明は、ベース上に少なく
とも2組の梁の一端を固定し、先端部が互いに噛み合っ
た少なくとも2組のくし歯を前記梁の他端側に各々独立
して取付け、前記くし歯を各々独立して静電力により駆
動させる少なくとも2組の静電力アクチュエータを設け
、前記静電力アクチュエータを駆動させ前記くし歯に緩
急移動を伴った往復運動を生じさせるくし歯移動制御手
段を設けたので、くし歯移動制御手段を用いて静電力ア
クチュエータを駆動制御することによりくし歯を各々独
立して移動させることができ、これにより、くし歯に物
体を接触させることにより移動機構を実現できるため、
精密な搬送機構を簡単な構成で得ることができるもので
ある。
【0024】請求項4記載の発明は、ベースと梁とくし
歯と静電力アクチュエータとは、ウェハ上の犠牲層エッ
チングを利用するサーフェイスマイクロマシンニングに
より作成したので、製作加工が一段と容易な装置を得る
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の第二の実施例を示す構成図である。
【図3】移動機構の動作状態を示す動作説明図である。
【図4】第一の従来例を示す構成図である。
【図5】第二の従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
12              ベース13a,13
b    梁 14a,14b    くし歯 15a,15b    圧電素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ベースと、このベース上に一端が固定
    された少なくとも2組の梁と、前記梁の他端側に各々独
    立して取付けられ先端部が互いに噛み合った少なくとも
    2組のくし歯と、前記くし歯を各々独立して駆動させる
    少なくとも2組の圧電素子と、前記圧電素子を駆動させ
    前記くし歯に緩急移動を伴った往復運動を生じさせるく
    し歯移動制御手段とよりなることを特徴とする物体搬送
    装置。
  2. 【請求項2】  ベースと梁とくし歯とは、(110)
    面C−Siウェハの<112>方向のエッチングを行う
    ことにより貫通して作成し、圧電素子はその貫通加工し
    た後にはめ込むことにより作成したことを特徴とする請
    求項1記載の物体搬送装置。
  3. 【請求項3】  ベースと、このベース上に一端が固定
    された少なくとも2組の梁と、前記梁の他端側に各々独
    立して取付けられ先端部が互いに噛み合った少なくとも
    2組のくし歯と、前記くし歯を各々独立して静電力によ
    り駆動させる少なくとも2組の静電力アクチュエータと
    、前記静電力アクチュエータを駆動させ前記くし歯に緩
    急移動を伴った往復運動を生じさせるくし歯移動制御手
    段とよりなることを特徴とする物体搬送装置。
  4. 【請求項4】  ベースと梁とくし歯と静電力アクチュ
    エータとは、ウェハ上の犠牲層エッチングを利用するサ
    ーフェイスマイクロマシンニングにより作成したことを
    特徴とする請求項3記載の物体搬送装置。
JP3131080A 1991-06-03 1991-06-03 物体搬送装置 Pending JPH04354742A (ja)

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JP3131080A JPH04354742A (ja) 1991-06-03 1991-06-03 物体搬送装置

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JP (1) JPH04354742A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6152444A (en) * 1999-10-27 2000-11-28 Hewlett-Packard Company Shuttling media movement system for hardcopy devices

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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