JPH04353843A - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JPH04353843A
JPH04353843A JP12938991A JP12938991A JPH04353843A JP H04353843 A JPH04353843 A JP H04353843A JP 12938991 A JP12938991 A JP 12938991A JP 12938991 A JP12938991 A JP 12938991A JP H04353843 A JPH04353843 A JP H04353843A
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JP
Japan
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developer
silver halide
halide photographic
water
sensitive material
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Application number
JP12938991A
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English (en)
Inventor
Takeo Arai
健夫 荒井
Tadashi Sekiguchi
忠 関口
Takeshi Haniyu
武 羽生
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光
材料の処理方法に関し、詳しくは空気酸化による疲労の
少ないハロゲン化銀写真感光材料の処理方法に関する。
【0002】
【発明の背景】近年、いわゆるリス現像液の保恒性の悪
いことに対応して、テトラゾリウム化合物あるいはヒド
ラジン化合物のような硬調化剤を感光性乳剤に適用する
ことによって、リス現像液より亜硫酸ソーダの多い保恒
性の良好な現像液を使用してしかも硬調な写真性能の得
られる感光材料が開発されてきている。
【0003】これらの現像液は一般に濃縮液として販売
されており、使用前に水で希釈する方法がとられている
。しかし、これらの現像液は濃縮液の段階ですでに空気
酸化の影響を受け易く感度が不安定になる傾向があるた
め、pHを下げること等によりこのような影響を緩和し
ようとすることが試みられているが充分な効果が得られ
ていないのが現状である。
【0004】
【発明の目的】上記のような問題に対して本発明の目的
は、テトラゾリウム化合物を含有するハロゲン化銀写真
感光材料に対し、空気酸化による現像液疲労の少ない処
理方法を提供することである。
【0005】
【発明の構成】本発明の上記目的は、少なくとも1種の
テトラゾリウム化合物を含有するハロゲン化銀写真感光
材料をポリヒドロキシベンゼン系現像主薬を含む現像液
で処理する処理方法において、該処理現像液が、ポリヒ
ドロキシベンゼン系現像主薬に対する水の量が400%
以下で保存されている原液を少なくとも水を含む溶媒で
希釈して使用することを特徴とするハロゲン化銀写真感
光材料の処理方法により達成される。尚上記現像液はフ
ェニドン類、メトール類の少なくとも1種の現像主薬を
含むことが好ましい。
【0006】以下、本発明について詳細に説明する。
【0007】本発明において、現像液のハイドロキノン
に対する水の量を調整して400%以下として均一な現
像液をつくるにはハイドロキノンを含む現像液成分を一
旦充分な水で溶解した後に濃縮することが好ましい。
【0008】濃縮には減圧、加熱、吸水性物質(アクリ
ル系高吸水性樹脂等)の添加等の方法をとることができ
る。
【0009】濃縮後の現像原液は任意の公知の方法で造
粒することができる。例えば転動造粒法、圧縮造粒法、
押出造粒法、流動造粒法、混合造粒法、解砕造粒法、噴
霧乾燥造粒法、噴射造粒法、フレイク造粒法、凍結乾燥
造粒法等が挙げられる。
【0010】この場合種の水溶性ポリマーをバインダー
として加えてもよい。例えばポリビニルアルコール、あ
るいは変性ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナト
リウム、ポリエチレンキサイド、澱粉類、海草類、デキ
ストリン、アラビアゴム、ゼラチン、コラーゲン、アク
リルアミド、セルロース、ガラクトーズ等が挙げられる
【0011】現像液は、以下の現像主薬を含有する液が
好ましい。
【0012】すなわち黒白現像主薬としては、ジヒドロ
キシベンゼン類(例えば、ハイドロキノン、クロロハイ
ドロキノン、プロモハイドロキノン、イソプロピルハイ
ドロキノン、メチルハイドロキノン、2,3−ジクロロ
ハイドロキノン、2,5−ジメチルハイドロキノン、ハ
イドロキノンモノスルホン酸カリウム、ハイドロキノン
モノスルホン酸ナトリウムなど)、3−ピラゾリドン類
(例えば、1−フェニル−3−ピラゾリドン、1−フェ
ニル−4−メチル−3−ピラゾリドン、1ーフェニル−
4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−
4−エチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−5−メ
チル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチル−
4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、1−フェニ
ル−4−ジヒドロキシメチル−3−ピラゾリドンなど)
、アミノフェノール類(例えば、o−アミノフェノール
、p−アミノフェノール、N−メチル−o−アミノフェ
ノール、N−メチル−p−アミノフェノール、2,4−
ジアミノフェノールなど)、1−アリール−3−アミノ
ピラゾリン類(例えば、1−(p−ヒドロキシフェニル
)−3−アミノピラゾリン、1−(p−アミノ−m−メ
チルフェニル)−3−アミノピラゾリンなど)等あるい
はこれらの混合物がある。  発色現像主薬としては、
一級芳香族アミノ現像剤、例えば、フェニレンジアミン
類(例えば、4−アミノ−N,N−ジエチルアニリン、
3−メチル−4−アミノ−N,N−ジエチルアニリン、
4−アミノ−N,N−ジエチルアニリン、4−アミノ−
N−エチル−N−β−ヒドロキシエチルアニリン、3−
メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシ
エチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル
−N−β−メタンスルホンアミドエチルアニリン、4−
アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−メトキシエ
チルアニリンなど)等が挙げられる。
【0013】この他L.F.A.Mason 著 “P
hotographic Processing Ch
emistry”(Focal Press刊、196
6年)の226〜229頁、特開昭48−64833号
などに記載のものを用いてよい。  これらの現像主薬
は、好ましくは0.1〜80g/l程度、より好ましく
は0.2〜50g/l程度の濃度で用いられる。
【0014】現像液にはその他必要により保恒剤(例え
ば、亜硫酸、重亜硫酸塩など)、緩衡剤(例えば、炭酸
塩、硼酸塩、アルカノールアミンなど)、アルカリ剤(
例えば、水酸化物、炭酸塩など)、溶解助剤(例えば、
ポリエチレングリコール類、これらのエステルなど)、
pH調製剤(例えば、酢酸の如き有機酸など、)、増感
剤(例えば、四級アンモニウム塩など)、現像促進剤、
硬膜剤(例えば、グルタルアルデヒドなどのジアルデヒ
ド類など)、界面活性剤などを含有させることができる
。現像液には、更にカブリ防止剤(例えば、臭化カリウ
ム、臭化ナトリウムの如きハロゲン化物や、ベンゾトリ
アゾール、ベンゾチアゾール、テトラゾールチアゾール
など)、キレート化剤(例えば、エチレンジアミノ四酢
酸、これらのアルカリ金属塩、ポリリン酸塩、ニトリロ
酢酸塩など)を含有させることができる。
【0015】現像液はかならずしも1つの濃縮液原液で
ある必要はない。2つ以上のパーツに分かれていてもよ
い。少なくともポリヒドロキシ系主薬を含むパーツが本
発明の構成要件を満たせばよい。本発明の構成は使用さ
れる7日以内前に使用液に調整されるような保存状態に
おいては特に有効である。
【0016】本発明の処理方法は特にテトラゾリウム化
合物を乳剤に添加されたハロゲン化銀写真感光材料の処
理に有効であり、硬調化剤として製版用感光材料に用い
られているテトラゾリウム化合物ならば特に制限はない
が例えば特開平1−230035号記載のもの等が挙げ
られる。 また同じく硬調化剤として知られているヒドラジン系化
合物を併用している場合にも本発明の処理方法は有効に
使用することができる。
【0017】またこれらの感光材料には帯電防止層例え
ば水溶性導電性ポリマー、疎水性ポリマー粒子及び硬化
剤の反応生成物を含有する層、例えば特開平2−105
143号に記載されているような帯電防止層、あるいは
SnO2等の金属酸化物や特開平1−259052号記
載のポリマー導電物質等を含有する層を有していてもよ
く、また固体分散された染料を親水性コロイド層に添加
されていてもよい。これらの染料としては例えば米国特
許4,857,446号記載の一般式〔I〕〜〔V〕あ
るいは特願平2−19474号一般式〔2〕のようなも
のが挙げられる。
【0018】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の
現像温度は50℃以下が好ましく、特に25℃〜40℃
前後が好ましく、又現像処理時間は2分以内に終了する
ことが一般的であるが、特に5〜60秒の迅速処理を行
っても好ましい結果が得られる。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例を具体的に示すが、本
発明がこの実施例に限定されるものではないことは言う
までもない。
【0020】実施例1 (ラテックスLxの合成)水40lにゼラチンを0.1
25Kgおよび過硫酸アンモニウム0.05Kgを加え
た液に液温80℃で撹拌しつつ、窒素雰囲気下で(ア)
n−ブチルアクリレート4.51Kg、(イ)スチレン
5.49Kg、及び(ウ)アクリル酸0.1Kgの混合
液を1時間かけて添加、その後1.5時間撹拌後、ゼラ
チン1.25Kgと過硫酸アンモニウム0.005Kg
を加えて1.5時間撹拌、反応終了後更に1時間水蒸気
蒸留して残留モノマーを除去したのち、室温まで冷却し
てから、アンモニアを用いてpHを6.0に調整した。 得られたラテックス液は水で50.5Kgに仕上げた。
【0021】以上のようにして平均粒径0.25μm、
Tg約0℃の単分散なラテックスを得た。
【0022】(乳剤Aの調製)硫酸銀溶液と、塩化ナト
リウム及び臭化カリウム水溶液に6塩化ロジウム錯体を
8×10−5mol/Agmolとなるように加えた溶
液を、ゼラチン溶液中に流量制御しながら同時添加し、
脱塩後、粒径0.13μ、臭化銀1モル%を含む立方晶
、単分散、塩臭化銀乳剤を得た。
【0023】この乳剤を通常の方法で硫黄増感して、安
定剤として6−メチル−4−ヒドロキシ−1,3,3a
,7テトラザインデンを添加後、下記の添加剤を加えて
乳剤塗布液E−1〜14を調整し、ついで乳剤保護層塗
布液P−0、バッキング層塗布液B−0、バッキング保
護層塗布液BP−0を下記組成にて調製した。
【0024】 (乳剤塗布液E−1〜14の調製)    化合物(a)                
                         
   1mg/m2   NaOH(0.5N)   
                         
               pH5.6に調整  
 化合物(b)                  
                         
 40mg/m2  化合物(c)         
                         
           30mg/m2  サボニン(
20%)                     
                    0.5cc
/m2  ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ    
                     20mg
/m2  5−メチルベンゾトリアゾール      
                        1
0mg/m2  化合物(d)           
                         
         2mg/m2  化合物(e)  
                         
                  10mg  化
合物(f)                    
                         
6mg/m2  ラテックスLx          
                         
  第1表に示す量  スチレン−マイレン酸共重合性
ポリマー(増粘剤)            90mg
/m2
【0025】
【化1】
【0026】
【化2】
【0027】 (乳剤保護層塗布液P−0)   ゼラチン                   
                         
    0.5g/m2  化合物(g)(1%)  
                         
         25cc/m2  化合物(h) 
                         
                 120mg/m2
  球状単分散シリカ(8μ)           
                     20mg
/m2        〃        (3μ) 
                         
      10mg/m2  化合物(i)    
                         
              100mg/m2  ク
エン酸                      
                        p
H6.0に調整(バッキング層塗布液B−0)   ゼラチン                   
                         
    1.0g/m2  化合物(j)      
                         
            100mg/m2  化合物
(k)                      
                      18m
g/m2  化合物(l)             
                         
     100mg/m2  サボニン(20%) 
                         
             0.6cc/m2  ラテ
ックス(m)                   
                    300mg
/m2  5−ニトロインダゾール         
                         
  20mg/m2  スチレン−マレイン酸共重合性
ポリマー(増粘剤)           45mg/
m2  グリオキザール              
                         
    4mg/m2  化合物(o) (バッキング保護層塗布液BP−0)   ゼラチン                   
                         
    0.5g/m2  化合物(g)(1%)  
                         
         2cc/m2  球状ポリメチルメ
タクリレート(4μ)               
     25mg/m2  塩化ナトリウム    
                         
             70mg/m2  グリオ
キザール                     
                     22mg
/m2  化合物(n)              
                         
     10mg/m2
【0028】
【化3】
【0029】
【化4】
【0030】
【化5】
【0031】以上の様に調製した各塗布液を、特開昭5
9−19941に示す下引きを施した厚さ100μのポ
リエチレンテレフタレートベース上に、10W/(m2
・min)でコロナ放電をかけた後、下記組成にてロー
ルフィットコーティングパン、およびエアーナイフを使
用して塗布した。尚、乾燥は90℃、総括伝熱係数25
Kcal(m2・hr・℃)の平行流乾燥条件で30秒
間行い、続いて140℃90秒で行った。乾燥後のこの
層の膜厚は1μ、この層の表面比抵抗は23℃55%で
1×108Ωであった。
【0032】
【化6】
【0033】 硫酸アンモニウム                 
                        0
.5g/lポリエチレンオキサイド化合物 (平均分子量600)               
                         
 6g/l硬化剤                 
                         
          12g/l
【0034】
【化7】
【0035】このベース上にまず乳剤面側として支持体
に近い側より乳剤層、乳剤保護層の順に、35℃に保ち
ながらスライドホッパー方式により硬膜剤液を加えなが
ら同時重層塗布し、冷風セットゾーン(5℃)を通過さ
せた後、バッキング層及びバッキング保護層をやはりス
ライドホッパーにて硬膜剤を加えながら塗布し、冷風セ
ット(5℃)した。各々のセットゾーンを通過した時点
では、塗布液は、充分なセット性を示した。引き続き乾
燥ゾーンにて両面を同時に下記乾燥条件にて乾燥した。 尚、バッキング両側を塗布した後は巻取りまではローラ
ー、その他には一切無接触の状態で搬送した。このとき
塗布速度は、100m/minであった。
【0036】(乾燥条件)セット後H2O/ゼラチンの
重量比が800%となるまで30℃の乾燥風で乾燥し、
800〜200%を35℃(30%)の乾燥風で乾燥さ
せ、そのまま風をあて、表面温度34℃となった時点(
乾燥終了とみなす)より30秒後に48℃16%の空気
で1分乾燥した。このとき、乾燥時間は乾燥開始〜H2
O/Gel比800%までが50秒、800%〜200
%までが35秒、200%〜乾燥終了までか5秒である
【0037】この感材を23℃15%で巻取り、ついで
同環境下で断裁し、同環境下で3h調湿したバリアー袋
に、(40℃10%で8時間調湿した後23℃15%に
2時間調湿してある)厚紙と共に密封した。
【0038】(現像液の調製方法)下記に示す組成の現
像液dlを調製後、減圧下で含水量/ハイドロキノン=
550%まで濃縮したものを1mmφの孔を通して真空
中に噴出して真空凍結させた。
【0039】生成した紐状の固形物を2cm程の長さに
切断し、35℃、0.5Torrで12時間乾燥し、現
像剤dsを得た。
【0040】   含水量/ハイドロキノン      dl    
550%    ,ds     0.03%現像液d
l、現像剤dsをポリエチレンで被覆したポリエステル
製のプラスチック容器に密封し、それぞれ下記に示す条
件で保存した。
【0041】  現像液dl、現像剤dsをそれぞれ1000mlに仕
上げて現像液Dl、Dsとした。これらも上記条件■〜
■にて保存した。
【0042】 〔現像液処方〕   純水(イオン交換水)             
                     150m
l  エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩    
               27g  ジエチレン
グリコール                    
              100g  亜硫酸カリ
ウム(55%W/V水溶液)            
        100ml  炭酸カリウム    
                         
              50g  ハイドロキノ
ン                        
                 15g  5−メ
チルベンゾトリアゾール              
              200mg  1−フェ
ニル−5−メルカプトテトラゾール         
           30mg  水酸化カリウム 
 使用液のpHを10.9にする量  酢酸(90%水
溶液)                      
              0.3ml  5−ニト
ロインダゾール                  
                110mg  1−
フェニル−3−ピラゾリドン            
                 500mg〔定着
液処方〕   チオ硫酸アンモニウム(72.5%W/V水溶液)
230ml  亜硫酸ナトリウム          
                         
   9.5g   酢酸ナトリウム・3水塩    
                         
  15.9g  ほう酸             
                         
          6.7g  クエン酸ナトリウム
・2水塩                     
         2g  酢酸(90%W/V水溶液
)                        
          8.1ml  純水(イオン交換
水)                       
            17ml  硫酸(50%W
/V水溶液)                   
               5.8g  硫酸アル
ミニウム   (Al2O3換算含量が8.1%W/Vの水溶液)
                    26.5g   定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組
成Bの順に溶かし、1lに仕上げて用いた。この定着液
pHは約4.3であった。
【0043】フィルムに紫外光を用いてウエッジ露光を
行い上記処理液により現像条件28℃30秒間、コニカ
株式会社製GR−27自動現像機で処理し濃度2.5を
与える露光量の逆数をもって感度とした。結果を第1表
に示す。
【0044】
【表1】
【0045】第1表の結果からDsはDlに比較して保
存における活性度低下が極めて少ないことが分かる。
【0046】実施例2 実施例1における感光材料の調製方法を下記のようにし
、露光にタングステン光を用いた以外は、実施例1と同
様にして評価した。結果を第3表に示す。
【0047】(乳剤Bの調製)次に示すA液、B液、C
液の溶液を用いて塩臭化銀乳剤を調製した。 <溶液A>    オセインゼラチン              
                         
17g   ポリイソプロピレン−ポリエチレンオキシ
ジコハク酸エステルナトリウム塩         1
0%エタノール水溶液               
                 5ml   蒸留
水                        
                       12
80ml<溶液B>    硝酸銀                   
                         
     170g   蒸留水          
                         
             410ml<溶液C>    塩化ナトリウム               
                         
45.0g   臭化カリウム           
                         
      27.4g   三塩化ロジウム3水塩 
                         
        28μg   ポリイソプロピレンオ
キシジコハク酸エステルナトリウム塩        
             10%エタノール溶液  
                 3ml   オセ
インゼラチン                   
                    11g  
 蒸留水                     
                         
 407ml溶液Aを40℃に保温した後EAg値が1
60mVになる様に塩化ナトリウムを添加した。  次
に特開昭57−92523号と同57−92524号記
載の混合撹拌機を用いて、ダブルジェット法にて溶液B
及び溶液Cを添加した。
【0048】添加流量は第2表に示した様に全添加時間
80分の間に亘って、除々に添加流量を増加させEAg
値を一定に保ちながら添加を行った。EAg値は160
mVより添加開始5分後に3mol/lの塩化ナトリウ
ム水溶液を用いてEAg値120mVに変化させ、以後
混合の完了迄この値を維持した。EAg値を一定に保つ
ため、3モル/lの塩化ナトリウム水溶液を用いてEA
g値を制御した。
【0049】
【表2】
【0050】EAg値の測定には、金属銀電極と、ダブ
ルジャンクション型飽和 Ag/AgCl 比較電極を
用いた(電極の構成は、特開昭57−197534号に
開示されるダブルジャンクションを使用した。)。又、
溶液B液、C液の添加には、流量可変型のローラーチュ
ーブ定量ポンプを用いた。又、添加中、乳剤のサンプリ
ングにより、系内に新たな粒子の発生が認められないこ
とを電子顕微鏡により観察し、確認している。又、添加
中、系のpH値を3.0に一定に保つように3%硝酸水
溶液で制御した。B液、C液を添加終了後、乳剤は10
分間オストワルド熟成した後、常法により脱塩、水洗を
行い、その後オセインゼラチンの水溶液600ml(オ
セインゼラチン30g含有)を加えて、55℃・30分
間撹拌により分散した後、750mlに調整した。得ら
れた乳剤(B)に対して金硫黄増感を施し、下記増感色
素Aを乳剤中に含まれるハロゲン化銀1モル当たり30
0mg、安定剤として4‐ヒドロキシ‐6−メチル−1
,3,3a,7−テトラザインデンを加え、下記増感色
素Bをハロゲン化銀1モル当たり100mg添加して乳
剤Bを調製した。次いでハロゲン化銀1モル当たり下記
テトラゾリウム化合物Tを700mg加え、更に、p−
ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ300mg、スチレ
ン−マレイン酸共重合体がポリマー2g、スチレン−ブ
チルアクリレート−アクリル酸共重合体ラテックス(平
均粒径約0.25μm)15gを加えて、Ag量4.0
g/m2、ゼラチン量2.0g/m2になるように特開
昭59−19941号実施例(1)に記載の下引を施し
たポリエチレンテレフタレートフィルムベース上に塗布
した。その際ゼラチン量1.0g/m2になるように延
展剤として、ビスー(2−エチルヘキシル)スルホコハ
ク酸エステルを10mg/m2、硬膜剤としてホルマリ
ン25mg/m2を含む保護層を同時重層塗布した。
【0051】
【化8】
【0052】
【表3】
【0053】乳剤Bを使用した場合も実施例1と同様の
結果を得た。
【0054】実施例3 実施例1における現像液の含水量/ハイドロキノンの量
を第4表に示す量となるようにして実施例1と同様の実
験を行い、結果を第4表に示した。
【0055】
【表4】
【0056】第4表の結果から原液の含水率が400%
以下の場合は現像液の酸化による劣化が少ないことがわ
かる。
【0057】
【発明の効果】本発明によりテトラゾリウム化合物を含
有するハロゲン化銀写真感光材料に対し、空気酸化によ
る現像液疲労の少ない処理方法を提供することができた

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも1種のテトラゾリウム化合
    物を含有するハロゲン化銀写真感光材料をポリヒドロキ
    シベンゼン系現像主薬を含む現像液で処理する処理方法
    において、該処理現像液が、ポリヒドロキシベンゼン系
    現像主薬に対する水の量が400%以下で保存されてい
    る原液を少なくとも水を含む溶媒で希釈して使用するこ
    とを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  2. 【請求項2】  現像液がフェニドン類、メトール類の
    少なくとも1種の現像主薬を含むことを特徴とする請求
    項1記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
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EP92305016A EP0518541B1 (en) 1991-05-31 1992-06-01 Processing method of black-and-white light-sensitive silver halide photographic material
US08/272,270 US5534389A (en) 1991-05-31 1994-07-08 Processing method of black-and-white light-sensitive silver halide photographic material and processing agent for the same

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