JPH0435371B2 - - Google Patents
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- JPH0435371B2 JPH0435371B2 JP5118683A JP5118683A JPH0435371B2 JP H0435371 B2 JPH0435371 B2 JP H0435371B2 JP 5118683 A JP5118683 A JP 5118683A JP 5118683 A JP5118683 A JP 5118683A JP H0435371 B2 JPH0435371 B2 JP H0435371B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60M—POWER SUPPLY LINES, AND DEVICES ALONG RAILS, FOR ELECTRICALLY- PROPELLED VEHICLES
- B60M1/00—Power supply lines for contact with collector on vehicle
- B60M1/12—Trolley lines; Accessories therefor
- B60M1/13—Trolley wires
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、移動電路に使用される絶縁トロリ
ーの製法に関する。
ーの製法に関する。
絶縁トロリーとして、第1図に示されているよ
うな構造をしたものが開発されている。従来の絶
縁トロリーでは導体が一体物で押し出し加工等に
よりつくられているのに対し、この絶縁トロリー
は導体が2枚の帯材からつくられるので製造が非
常に容易であるという長所がある。図にみるよう
に、この絶縁トロリーは、導体1と絶縁カバー2
とを備え、導体1は支持部材3および接触部材4
を持つ。支持部材3および接触部材4は鉄や銅等
の帯材を折曲加工することによりつくられ、支持
部材3は帯材の幅方向中央部分が「一」の字形に
おしつぶされて横に広がつた環をつくるように屈
曲して抜け止め部3aとなり、この抜け止め部3
aの相寄つた両端からまつすぐ延びた部分がスト
レート部3bとなり、各ストレート部3b,3b
の先端がL形に曲がつて係止部3c,3cとなつ
ている。接触部材4は帯材の幅方向中央部分が集
電子の接触面4aとなり、その両側部が同方向に
折れ曲がつて、支持部材3の両係止部3c,3c
に外嵌合している。絶縁カバー2は導体1の集電
子接触面4a以外の部分を覆つているとともに接
触面4aの両側から突き出す集電子のガイド2
a,2aを持つ。支持部材3の抜け止め部3a
は、この絶縁部材2から支持部材3が抜けるのを
防止している。
うな構造をしたものが開発されている。従来の絶
縁トロリーでは導体が一体物で押し出し加工等に
よりつくられているのに対し、この絶縁トロリー
は導体が2枚の帯材からつくられるので製造が非
常に容易であるという長所がある。図にみるよう
に、この絶縁トロリーは、導体1と絶縁カバー2
とを備え、導体1は支持部材3および接触部材4
を持つ。支持部材3および接触部材4は鉄や銅等
の帯材を折曲加工することによりつくられ、支持
部材3は帯材の幅方向中央部分が「一」の字形に
おしつぶされて横に広がつた環をつくるように屈
曲して抜け止め部3aとなり、この抜け止め部3
aの相寄つた両端からまつすぐ延びた部分がスト
レート部3bとなり、各ストレート部3b,3b
の先端がL形に曲がつて係止部3c,3cとなつ
ている。接触部材4は帯材の幅方向中央部分が集
電子の接触面4aとなり、その両側部が同方向に
折れ曲がつて、支持部材3の両係止部3c,3c
に外嵌合している。絶縁カバー2は導体1の集電
子接触面4a以外の部分を覆つているとともに接
触面4aの両側から突き出す集電子のガイド2
a,2aを持つ。支持部材3の抜け止め部3a
は、この絶縁部材2から支持部材3が抜けるのを
防止している。
前記のような絶縁トロリーをつくる方法とし
て、つぎのような方法が考えられている。まず、
2枚の帯材を折曲加工して導体をつくる。つぎ
に、前処理として、脱脂処理液を用いて導体表面
の脱脂処理を行なうとともに、酸系フラツクス等
を用いて導体表面の活性化を行ない、このあと、
導体の腐食を防ぐためハンダメツキ等の防錆メツ
キを行なう。前記のような前処理を行なつておか
ないと、この防錆メツキを実施するのが非常に困
難となる。導体材料として鉄材等を使用するとき
は特にそうである。つぎに、集電子接触面を除く
導体の周囲をポリ塩化ビニル(PVC)等の樹脂、
その他の絶縁材料で覆つて絶縁トロリーを得る。
て、つぎのような方法が考えられている。まず、
2枚の帯材を折曲加工して導体をつくる。つぎ
に、前処理として、脱脂処理液を用いて導体表面
の脱脂処理を行なうとともに、酸系フラツクス等
を用いて導体表面の活性化を行ない、このあと、
導体の腐食を防ぐためハンダメツキ等の防錆メツ
キを行なう。前記のような前処理を行なつておか
ないと、この防錆メツキを実施するのが非常に困
難となる。導体材料として鉄材等を使用するとき
は特にそうである。つぎに、集電子接触面を除く
導体の周囲をポリ塩化ビニル(PVC)等の樹脂、
その他の絶縁材料で覆つて絶縁トロリーを得る。
しかしながら、前記のような方法により得られ
る絶縁トロリーは、導体内側からの腐食が進行し
て導体の性能が損なわれる恐れが多い。
る絶縁トロリーは、導体内側からの腐食が進行し
て導体の性能が損なわれる恐れが多い。
これは、導体をつくつたあと前処理を行なうよ
うにしているので、前処理の際、第2図に示され
ているように、導体1の支持部材3と接触部材4
の係止部分、および支持部材3の両ストレート部
3b,3bの間の細い隙間に、毛細管現象により
脱脂処理液やフラツクス等の前処理液が浸入し
(図中矢印)、つぎに防錆メツキを施すと、前処理
液が、導体内部に残つたままとなるからである。
うにしているので、前処理の際、第2図に示され
ているように、導体1の支持部材3と接触部材4
の係止部分、および支持部材3の両ストレート部
3b,3bの間の細い隙間に、毛細管現象により
脱脂処理液やフラツクス等の前処理液が浸入し
(図中矢印)、つぎに防錆メツキを施すと、前処理
液が、導体内部に残つたままとなるからである。
そこで、帯材にメツキを施したあと、導体をつ
くるようにする方法が考えられる。しかし、この
方法では、前処理液が導体内部に残る恐れはない
が、帯材の折曲加工中にメツキが剥げる恐れが非
常に多いという問題がある。また、帯材から支持
部材をつくつてメツキを施すとともに、帯材の両
端を浅く折り曲げて全体がC字形となつた接触部
材をつくつてメツキを施し、支持部材の両係止部
に接触部材を外嵌合させて導体をつくるようにす
る方法も考えられる。しかし、この方法でも、支
持部材の前処理を行なう際、支持部材の両ストレ
ート部3b,3b間の細い隙間に前処理液が浸入
し、支持部材内部に前処理液が残つたままとなる
恐れが多い。
くるようにする方法が考えられる。しかし、この
方法では、前処理液が導体内部に残る恐れはない
が、帯材の折曲加工中にメツキが剥げる恐れが非
常に多いという問題がある。また、帯材から支持
部材をつくつてメツキを施すとともに、帯材の両
端を浅く折り曲げて全体がC字形となつた接触部
材をつくつてメツキを施し、支持部材の両係止部
に接触部材を外嵌合させて導体をつくるようにす
る方法も考えられる。しかし、この方法でも、支
持部材の前処理を行なう際、支持部材の両ストレ
ート部3b,3b間の細い隙間に前処理液が浸入
し、支持部材内部に前処理液が残つたままとなる
恐れが多い。
この発明は、前処理液の残存による導体の性能
劣化の起こる恐れが少ない絶縁トロリーの製法を
提供することを目的とする。
劣化の起こる恐れが少ない絶縁トロリーの製法を
提供することを目的とする。
前記のような目的を達成するため、この発明
は、幅方向の中央部分が環をつくるよう屈曲して
抜け止め部となり、前記環の相寄つた両端から少
し開きぎみにまつすぐ延びた部分がストレート部
となり、各ストレート部の先端がL型に曲がつて
係止部となるよう帯材を折曲加工することによつ
て支持部材をつくり、この支持部材にメツキを施
す工程と、幅方向の中央部分が集電子の接触面と
なり、その両側部分が同方向に折れ曲がつて全体
としてC字形となるよう帯材を折曲加工すること
によつて接触部材をつくり、この接触部材にメツ
キを施す工程と、前記支持部材の両係止部に前記
接触部材を外嵌合させることにより、導体をつく
る工程と、導体の集電子接触面以外の部分を絶縁
材料で覆う工程を含むことを特徴とする絶縁トロ
リーの製法をその要旨としている。以下、実施例
をあらわす図面にもとづき、この発明を詳しく説
明する。
は、幅方向の中央部分が環をつくるよう屈曲して
抜け止め部となり、前記環の相寄つた両端から少
し開きぎみにまつすぐ延びた部分がストレート部
となり、各ストレート部の先端がL型に曲がつて
係止部となるよう帯材を折曲加工することによつ
て支持部材をつくり、この支持部材にメツキを施
す工程と、幅方向の中央部分が集電子の接触面と
なり、その両側部分が同方向に折れ曲がつて全体
としてC字形となるよう帯材を折曲加工すること
によつて接触部材をつくり、この接触部材にメツ
キを施す工程と、前記支持部材の両係止部に前記
接触部材を外嵌合させることにより、導体をつく
る工程と、導体の集電子接触面以外の部分を絶縁
材料で覆う工程を含むことを特徴とする絶縁トロ
リーの製法をその要旨としている。以下、実施例
をあらわす図面にもとづき、この発明を詳しく説
明する。
まず、第3図に示されているように、ロール
5,5に巻かれる等した銅、鉄その他の帯材6
a,6bを成形ロール7……を用いる等して、た
とえば、第4図に示されているような形状の支持
部材3および接触部材4をつくる。すなわち、幅
方向の中央部分が環をつくるよう屈曲して抜け止
め部3aとなり、前記抜け止め部3aの相寄つた
両端から少し開きぎみにまつすぐ延びた部分がス
トレート部3b,3bとなり、各ストレート部3
b,3bの先端がL形に曲がつて係止部3cとな
るよう帯材を折曲加工することにより支持部材3
をつくり、幅方向の中央部分が集電子の接触面4
aとなり、その両側部分が同方向に折れ曲がつて
全体としてC字形となるよう帯材を折曲加工する
ことによつて接触部材4をつくる。つぎに、支持
部材3および接触部材4にそれぞれ脱脂および活
性化のための前処理を施し、溶融したメツキ材8
が入れられた槽9に支持部材3および接触部材4
を浸す等してハンダメツキ等の防錆メツキを施
す。このように、支持部材3と接触部材4とが離
れた状態で前処理を行なうので従来のように前処
理液が支持部材3と接触部材4の係止部分に残存
することがない。また、支持部材3の両ストレー
ト部3b,3bが少し開きぎみとなつた状態で前
処理を施すので、両ストレート部3b,3b間に
前処理液が残存する恐れもほとんどない。なお、
両ストレート部3b,3bの開き具合は、表面張
力等によつて両者間に前処理液が保持されない程
度の間隔とする必要がある。また、この実施例で
は、支持部材の抜け止め部3aを環が「一」の字
形におしつぶされた形状とするので、抜け止め部
3aにも前処理液が保持されないよう、抜け止め
部3aの二重折り部分の面間隔をあけておく必要
がある。
5,5に巻かれる等した銅、鉄その他の帯材6
a,6bを成形ロール7……を用いる等して、た
とえば、第4図に示されているような形状の支持
部材3および接触部材4をつくる。すなわち、幅
方向の中央部分が環をつくるよう屈曲して抜け止
め部3aとなり、前記抜け止め部3aの相寄つた
両端から少し開きぎみにまつすぐ延びた部分がス
トレート部3b,3bとなり、各ストレート部3
b,3bの先端がL形に曲がつて係止部3cとな
るよう帯材を折曲加工することにより支持部材3
をつくり、幅方向の中央部分が集電子の接触面4
aとなり、その両側部分が同方向に折れ曲がつて
全体としてC字形となるよう帯材を折曲加工する
ことによつて接触部材4をつくる。つぎに、支持
部材3および接触部材4にそれぞれ脱脂および活
性化のための前処理を施し、溶融したメツキ材8
が入れられた槽9に支持部材3および接触部材4
を浸す等してハンダメツキ等の防錆メツキを施
す。このように、支持部材3と接触部材4とが離
れた状態で前処理を行なうので従来のように前処
理液が支持部材3と接触部材4の係止部分に残存
することがない。また、支持部材3の両ストレー
ト部3b,3bが少し開きぎみとなつた状態で前
処理を施すので、両ストレート部3b,3b間に
前処理液が残存する恐れもほとんどない。なお、
両ストレート部3b,3bの開き具合は、表面張
力等によつて両者間に前処理液が保持されない程
度の間隔とする必要がある。また、この実施例で
は、支持部材の抜け止め部3aを環が「一」の字
形におしつぶされた形状とするので、抜け止め部
3aにも前処理液が保持されないよう、抜け止め
部3aの二重折り部分の面間隔をあけておく必要
がある。
このあと、成形ロール7′を用いる等して支持
部材3の両ストレート部3b,3bを合わせると
ともに必要に応じて抜け止め部3aを所望の形状
に成形し、さらに、支持部材3の両係止部3c,
3cに接触部材4を外嵌合させて第2図に示され
ているような導体1をつくる。必要に応じて加熱
炉10を用いる等して加熱リフローを行なつたあ
と押出機11を用いる等して導体1の集電子接触
面4a以外の部分を絶縁材料で覆い、つぎに、必
要に応じて冷却槽12中を通す等して冷却を行な
つて、第1図に示されているような構造をした絶
縁トロリー13を得る。
部材3の両ストレート部3b,3bを合わせると
ともに必要に応じて抜け止め部3aを所望の形状
に成形し、さらに、支持部材3の両係止部3c,
3cに接触部材4を外嵌合させて第2図に示され
ているような導体1をつくる。必要に応じて加熱
炉10を用いる等して加熱リフローを行なつたあ
と押出機11を用いる等して導体1の集電子接触
面4a以外の部分を絶縁材料で覆い、つぎに、必
要に応じて冷却槽12中を通す等して冷却を行な
つて、第1図に示されているような構造をした絶
縁トロリー13を得る。
この発明にかかる絶縁トロリーの製法では、第
3図に示されているような形状の支持部材および
接触部材をつくつたあとメツキを施すようにする
ので、前処理液の残存による導体の性能劣化が起
る恐れが少ない絶縁トロリーを得ることができ
る。
3図に示されているような形状の支持部材および
接触部材をつくつたあとメツキを施すようにする
ので、前処理液の残存による導体の性能劣化が起
る恐れが少ない絶縁トロリーを得ることができ
る。
第1図は絶縁トロリーの一部の斜視図、第2図
は導体中に前処理液が浸入する様子を示す説明
図、第3図はこの発明にかかる絶縁トロリーの製
法の実施例の説明図、第4図は同実施例において
つくられる支持部材と接触部材の側面図である。 1……導体、2……絶縁カバー、3……支持部
材、3a……抜け止め部、3b……ストレート
部、3c……係止部、4……接触部材、4a……
接触面、6a,6b……帯材、13……絶縁トロ
リー。
は導体中に前処理液が浸入する様子を示す説明
図、第3図はこの発明にかかる絶縁トロリーの製
法の実施例の説明図、第4図は同実施例において
つくられる支持部材と接触部材の側面図である。 1……導体、2……絶縁カバー、3……支持部
材、3a……抜け止め部、3b……ストレート
部、3c……係止部、4……接触部材、4a……
接触面、6a,6b……帯材、13……絶縁トロ
リー。
Claims (1)
- 1 幅方向の中央部分が環をつくるよう屈曲して
抜け止め部となり、前記環の相寄つた両端から少
し開きぎみにまつすぐ延びた部分がストレート部
となり、各ストレート部の先端がL形に曲がつて
係止部となるよう帯材を折曲加工することによつ
て支持部材をつくり、この支持部材にメツキを施
す工程と、幅方向の中央部分が集電子の接触面と
なり、その両側部分が同方向に折れ曲がつて全体
としてC字形となるよう帯材を折曲加工すること
によつて接触部材をつくり、この接触部材にメツ
キを施す工程と、前記支持部材の両係止部に前記
接触部材を外嵌合させることにより、導体をつく
る工程と、導体の集電子接触面以外の部分を絶縁
材料で覆う工程を含むことを特徴とする絶縁トロ
リーの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5118683A JPS59176126A (ja) | 1983-03-26 | 1983-03-26 | 絶縁トロリ−の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5118683A JPS59176126A (ja) | 1983-03-26 | 1983-03-26 | 絶縁トロリ−の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59176126A JPS59176126A (ja) | 1984-10-05 |
JPH0435371B2 true JPH0435371B2 (ja) | 1992-06-10 |
Family
ID=12879828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5118683A Granted JPS59176126A (ja) | 1983-03-26 | 1983-03-26 | 絶縁トロリ−の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59176126A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6220728A (ja) * | 1985-07-20 | 1987-01-29 | Matsushita Electric Works Ltd | 電路用導体の製法 |
-
1983
- 1983-03-26 JP JP5118683A patent/JPS59176126A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59176126A (ja) | 1984-10-05 |
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