JPH04352627A - 包装袋の剥離装置 - Google Patents

包装袋の剥離装置

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Publication number
JPH04352627A
JPH04352627A JP3155233A JP15523391A JPH04352627A JP H04352627 A JPH04352627 A JP H04352627A JP 3155233 A JP3155233 A JP 3155233A JP 15523391 A JP15523391 A JP 15523391A JP H04352627 A JPH04352627 A JP H04352627A
Authority
JP
Japan
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culture bag
artificial
peeling
packaging bag
bag
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Pending
Application number
JP3155233A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Yokoo
横尾 寿彦
Yoshio Shimizu
清水 好夫
Kazuo Mogi
茂木 一夫
Hiroji Hashimoto
橋本 広二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
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  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Mushroom Cultivation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば人工榾木等の塊
状物を収容した包装袋から塊状物を取出すべく、該塊状
物から包装袋を剥離させるのに好適に用いられる包装袋
の剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、椎茸等のキノコを人工栽培する
のに用いられる人工榾木は、例えば椎や栗等の木材から
なるおが屑を包装袋内に充填し、弱く加圧した状態で植
菌を行った後に、この包装袋の上端側開口部を閉塞し、
予め決められた温度、湿度条件下で菌を培養することに
より、包装袋内のおが屑に菌糸を蔓延させて塊状物とし
て形成される。
【0003】そして、この塊状物としての人工榾木を出
荷する場合には、包装袋を人工榾木から除去する必要が
あり、例えば特開平2−171119号公報等には、人
工榾木を収容し、開口部となる上端側が閉塞された包装
袋を正立状態で搬送する搬送手段と、該搬送手段で搬送
される包装袋の底部に係合し、該包装袋の底部を把持す
る一対の袋底つかみ爪と、前記搬送手段の途中に設けら
れ、前記包装袋の上端側を開口させる開口手段と、該開
口手段の下流側に位置して前記搬送手段の途中に設けら
れ、前記包装袋の側面に上,下方向に伸長させて複数の
切目を入れる複数のカッター手段とを備え、該各カッタ
ーにより包装袋の側面に切目を入れた状態で、前記各袋
底つかみ爪により包装袋のみを搬送手段の下方へと引張
り、前記人工榾木を包装袋の上端側開口部から強制的に
抜取るようにして包装袋を除去するようにした破袋装置
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上述した従来
技術では、各袋底つかみ爪で包装袋の底部側を把持し、
該包装袋の側面に各カッターにより複数の切目を入れた
状態で、各袋底つかみ爪で包装袋のみを搬送手段の下方
へと引張ることにより、該包装袋を上端側開口部を介し
て人工榾木から強制的に抜取るものであるから、この上
端側開口部を介して包装袋を人工榾木から抜取るときに
、該人工榾木の上端部等に包装袋の上端側開口部が摩擦
接触し、人工榾木を損傷、破損させるという問題がある
【0005】また、上記問題を解決すべく、作業者が手
作業で包装袋を人工榾木から抜取る等の対策が取られて
いるが、この場合には手作業で行うために、作業性が大
幅に低下するばかりか、抜取り作業中に人工榾木を落下
させたりして該人工榾木を破損させたりしてしまうとい
う問題がある。
【0006】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、包装袋を確実に塊状物から剥離させるこ
とができ、その後の工程をスムーズに行いうる上に、塊
状物の損傷、破損等を防止できるようにした包装袋の剥
離装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、内部に塊状物を
収容し、底部側から上端側の開口部まで上向きに伸長す
る一対の切目が前,後方向の側面に形成された包装袋と
、該包装袋を正立状態で搬送する搬送手段と、該搬送手
段の途中に設けられ、前記包装袋が所定位置に搬送され
てきたときに、該包装袋内の塊状物を上側から押圧して
該塊状物と共に包装袋の底部側を所定位置に固定する固
定手段と、一対の係合部を前記包装袋の開口部側に左,
右両側から係合させ、該各係合部を左,右方向外向きに
移動させることにより、前記包装袋を各切目に沿って前
記塊状物から左,右方向に剥離させる剥離手段とからな
る。
【0008】この場合、前記各係合部は包装袋の開口部
を把持する左,右一対の把持部によって構成してもよく
、または、包装袋に左,右両側から吸着する左,右一対
の吸盤部によって構成してもよい。
【0009】
【作用】上記構成により、塊状物と包装袋の底部側を所
定位置に固定した状態で、一対の係合部を前記包装袋の
開口部側に左,右両側から係合させつつ、該各係合部を
左,右方向に移動させることにより、塊状物から包装袋
を簡単に剥離できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図15に
基づき包装袋の剥離装置として人工榾木用培養袋の剥離
装置を例に挙げて説明する。
【0011】図1ないし図11は本発明の第1の実施例
を示している。
【0012】図において、1は包装袋としての培養袋を
示し、該培養袋1は、例えば100〜150℃程度の温
度下でも耐熱性を有するポリプロピレン等の透明性樹脂
フィルムによって袋状に形成され、内容物に応じて変形
するように充分な可撓性を有している。そして、該培養
袋1内には上端側の開口部1Aから、例えば椎や栗等の
木材からなるおが屑2が充填され、このおが屑2は弱く
加圧した状態で椎茸等の菌が植菌された後に、後述の如
く培養されることにより塊状物としての人工榾木3を形
成するようになっている。
【0013】4は肩口キャップ5を介して培養袋1の開
口部1Aを閉塞する蓋体を示し、該蓋体4は外筒部4A
と、該外筒部4Aと同軸に形成され、その長さ寸法が外
筒部4Aよりも長くなった内筒部4Bと、該内筒部4B
、外筒部4Aの上端側を閉塞した天蓋部4Cと、該天蓋
部4Cに設けられ、内筒部4B内に通気性を与えると共
に、細菌等の侵入を防止するフィルタ4Dとから構成さ
れている。また、肩口キャップ5は、その内径が内筒部
4Bの外径にほぼ対応し、円筒状に形成された筒部5A
と、該筒部5Aの下端側から径方向外向きで、かつ下向
きに円錐状に延設されたスカート部5Bとからなり、該
スカート部5Bの下面は人工榾木3の上端側に培養袋1
を介して当接される。
【0014】ここで、該肩口キャップ5は筒部5A内に
培養袋1の開口部1A側を矢示A方向に挿通し、筒部5
Aの上側で径方向外向きに引張って折返すことにより、
人工榾木3の上端側に培養袋1の上端側を介して配置さ
れる。そして、この状態で蓋体4を肩口キャップ5の筒
部5Aに向けて矢示B方向に押込み、蓋体4の外筒部4
A、内筒部4Bを肩口キャップ5の筒部5Aに嵌合させ
ることにより、培養袋1の上端側を蓋体4の内筒部4B
、外筒部4Aと肩口キャップ5の筒部5Aとの間で挟持
して、培養袋1の上端側を図2に示す如く蓋体4により
肩口キャップ5を介して閉塞する。
【0015】次に、この状態で培養袋1は人工榾木3と
共に所定の温度、湿度雰囲気内に長時間に亘って配置さ
れ、人工榾木3に予め植菌された椎茸等の菌糸を培養袋
1内に蔓延させるようにして培養される。この場合、培
養袋1の上端側を閉塞した蓋体4にはフィルタ4Dが設
けられ、該フィルタ4Dは培養袋1内の人工榾木3に対
して通気性を与えると共に、外部の細菌等が培養袋1内
に侵入するのを防止しているから、該培養袋1内の人工
榾木3は細菌等に侵されることなく、所定の温度、湿度
条件下で椎茸等の菌糸を培養袋1内に蔓延させることが
できる。
【0016】次に、図3中、6は人工榾木3を収容した
培養袋1を正立状態で矢示C方向に搬送する搬送手段と
してのコンベアを示し、該コンベア6は、左,右に離間
して矢示C方向の前,後に伸長する一対のフレーム7,
7と、該各フレーム7間に位置して前,後方向に伸長し
、駆動源(図示せず)により矢示C方向に搬送される搬
送ライン8,8、9,9と、該各搬送ライン8、9の途
中に所定間隔をもって配設され、人工榾木3の底部側を
培養袋1と共に左,右方向から挟持するように支持した
複数組の榾受カップ10,10,…(1組のみ図示)と
からなり、該各榾受カップ10は人工榾木3を培養袋1
と共に、各搬送ライン8、9により矢示C方向に順次搬
送される。
【0017】11はコンベア6の途中に配設された剥離
装置、12は該剥離装置11の固定フレームを示し、該
固定フレーム12は培養袋1の剥離位置でコンベア6を
跨ぐように配設され、その両端側の下端部はコンベア6
の各フレーム7上に固着されている。また、培養袋1の
剥離位置近傍には、前記各フレーム7から左,右方向に
伸長する一対の支持フレーム13,13が固着されてい
る。
【0018】14は前記固定フレーム12の上端側に取
付けられた昇降シリンダ、15は該昇降シリンダ14の
ロッド14A先端に取付けられ、昇降シリンダ14と共
に固定手段を構成する固定装置を示し、該固定装置15
は前記昇降シリンダ14のロッド14A先端に取付けら
れ、下流側に向けて伸長した長板状の昇降板16と、該
昇降板16の先端側に位置し、ロッド17A,17Aに
よって昇降板16の上方に離間して設けられた上板17
と、培養袋1の剥離位置のほぼ中央に位置して上,下方
向に伸長することにより、前記昇降板16、上板17に
挿通して設けられた押えシャフト18と、前記昇降板1
6と上板17との間で押えシャフト18を囲繞して設け
られ、該押えシャフト18に形成した環状突起(図示せ
ず)を介して該押えシャフト18を常時下向きに付勢し
たコイルばね19とから構成されている。
【0019】また、前記押えシャフト18は、図4に示
す如く上,下方向に伸長し、その内部には圧気源(図示
せず)からの圧縮空気が供給される通気路18Aが形成
されたシャフト部18Bと、該シャフト部18Bの下端
側に略T字状をなすように前,後方向に伸長して設けら
れた押え部18Cと、該押え部18Cの両端側に位置し
て該押え部18Cの径方向に穿設され、前記通気路18
Aと連通して圧縮空気を左,右方向(矢示D方向)に噴
射させる複数個の噴射穴18D,18D,…(2個のみ
図示)とから構成されている。そして、該押えシャフト
18は空気配管20からの圧縮空気を通気路18Aを介
して押え部18Cの各噴射穴18Dから矢示D方向に噴
射するようになっている。
【0020】ここで、該固定装置15は図5にも示す如
く、コンベア6により矢示C方向に搬送されてくる人工
榾木3を収容した培養袋1が剥離位置で停止すると、昇
降シリンダ14のロッド14Aの伸長により下降して、
押えシャフト18の押え部18Cを人工榾木3の上端面
に当接させ、該人工榾木3をコイルばね19のばね力に
より、下向きに押圧して人工榾木3を培養袋1の底部側
と共に所定位置に固定するものである。
【0021】さらに、この状態で固定装置15は押えシ
ャフト18の各噴射穴18Dから圧縮空気を噴射して培
養袋1の上部側に内側から圧縮空気を当てることによっ
て、該培養袋1の上部側の内側への倒れ込み等を修正し
、後述の把持機構29による把持を補償するようになっ
ている。
【0022】21,21は培養袋1の剥離位置で左,右
両側に設けられた一対の剥離手段としての剥離機構、2
2,22は該各剥離機構21の一部をなし、支持フレー
ム13の先端側に回動ブラケット22Aを介して回動可
能に取付けられた回動ベース、23,23は各支持フレ
ーム13の基端側に設けられ、ロッド23Aの先端が各
回動ベース22の基端側に回動可能に取付けられた回動
シリンダを示し、該各回動シリンダ23は図6に示すよ
うに、そのロッド23Aを縮小することにより、各回動
ベース22の基端側を回動させ、各把持機構29を培養
袋1の上部側に配置するものである。
【0023】24,24は前記各回動ベース22上に搭
載された剥離シリンダ、25,25は該各剥離シリンダ
24を跨ぐように前記回動ベース22の基端側上面に固
着された支持ブラケットを示し、該各支持ブラケット2
5の上端側には、後述の剥離ロッド28をガイドして支
持する支持ローラ26が回転可能に取付けられている。
【0024】27,27は下端側が前記各剥離シリンダ
24のロッド24A先端に取付けられた可動ブラケット
を示し、該各可動ブラケット27の上端側には各剥離ロ
ッド28の先端側が回動可能に取付けられている。
【0025】28,28は長さ方向の中間部がクランク
状に屈曲する屈曲部28Aとなった剥離ロッドを示し、
該各剥離ロッド28の先端側は前記各可動ブラケット2
7に回動可能に取付けられ、これにより、該各剥離ロッ
ド28は各可動ブラケット27を介して各剥離シリンダ
24のロッド24Aに連結されている。そして、該各剥
離ロッド28は各剥離シリンダ24のロッド24Aを左
,右方向外向きに伸長させるときに、各支持ローラ26
上でガイドされつつ、左,右方向外向きに移動し、各屈
曲部28Aの屈曲形状に倣って図7に示す如く矢示E,
E方向に移動する。
【0026】29,29は前記剥離ロッド28の基端側
に設けられ、前記各剥離シリンダ24等と共に各剥離機
構21を構成する係合部としての把持機構を示し、該各
把持機構29は各剥離ロッド28の基端側上部に固着さ
れた略L字形状の固定把持板30と、該固定把持板30
上に搭載された把持シリンダ31と、該把持シリンダ3
1のロッド31A先端に取付けられた可動把持板32と
から構成され、該各把持機構29は各把持シリンダ31
のロッド31Aを縮小することによって、各固定把持板
30と各可動把持板32との間で培養袋1の上端側を把
持するものである。そして、該各把持機構29は培養袋
1の上部側を把持したまま、前記各剥離シリンダ24の
ロッド24Aを伸長して各剥離ロッド28を各支持ロー
ラ26上で移動させることにより、図8に示す如く培養
袋1を人工榾木3から左,右方向に剥離するようになっ
ている。
【0027】図9中、33は前記培養袋1の剥離装置1
1の下流側に位置してコンベア6の途中に設けられた培
養袋1の分離装置を示し、該分離装置33は後述する人
工榾木移送装置34および培養袋押え装置39等によっ
て構成されている。
【0028】34は培養袋押え装置39の上部側に位置
する人工榾木移送装置を示し、該人工榾木移送装置34
は図10,図11に示す如く、移送シリンダ35と、該
移送シリンダ35のロッド35A先端に取付けられ、該
ロッド35Aが伸長したときには、下方に位置する人工
榾木3を上方より跨ぐように下向きに開口する略コ字形
状の挟持フレーム36と、該挟持フレーム36の下端側
に取付けられた一対の挟持シリンダ37,37と、該各
挟持シリンダ37のロッド37A先端に取付けられ、人
工榾木3の外周に沿うように湾曲して形成された挟持板
38,38とから構成されている。
【0029】このように構成される人工榾木移送装置3
4は、図10に示す如く移送シリンダ35のロッド35
Aを下向きに伸長させることにより、各挟持板38間に
人工榾木3を配置させ、この状態で、各挟持シリンダ3
7のロッド37Aを伸長させて人工榾木3を左,右両側
から各挟持板38で挟持する。そして、各挟持板38等
により人工榾木3を挟持すると、移送シリンダ35のロ
ッド35Aを縮小させて人工榾木3を後述の移動コンベ
ア45上に移送させるものである(図11参照)。
【0030】39,39は培養袋1の分離位置で左,右
方向に離間して設けられた一対の培養袋押え装置を示し
、該各培養袋押え装置39は図10に示すように左,右
方向に位置する把持シリンダ40と、該把持シリンダ4
0のロッド40A先端に取付けられ、該ロッド40Aか
ら内向きに伸長した可動把持板41と、該可動把持板4
1の下方に位置し、前記把持シリンダ40のロッド40
Aが縮小したときに、前記可動把持板41との間で培養
袋1の上部側を把持する固定把持板42とから構成され
ている。また、該各培養袋押え装置39には、前記固定
把持板42の上部側からコンベア6の上流側に向けて下
向きに傾斜して伸長した下側ガイド43と、該下側ガイ
ド43の上側に位置し、コンベア6の上流側に向けて上
向きに傾斜して伸長した上側ガイド44とが設けられ、
該各ガイド43,44はコンベア6により搬送されてく
る人工榾木3から左,右方向に剥離された培養袋1の上
部側を前記各把持板41,42間に案内するようになっ
ている。
【0031】45は培養袋1の分離位置の下流側に位置
し、前記人工榾木移送装置34と培養袋押え装置39と
の間の所定高さレベルで、前,後方向に移動可能に設け
られた移動コンベアを示し、該移動コンベア45は前記
人工榾木移送装置34によって人工榾木3が上方に持ち
上げられると、矢示F方向に移動して該人工榾木3の下
方に進出し、人工榾木移送装置34の各挟持板38間で
の挟持が解除されて人工榾木3が該移動コンベア45上
に載置されたときに、この人工榾木3を矢示G方向に搬
送するものである。
【0032】本実施例による人工榾木3用培養袋1の剥
離装置11および分離装置33は上述の如き構成を有す
るもので、次にその作動について図3ないし図11を参
照しつつ説明する。
【0033】まず、前工程の上部切断工程で前,後方向
で上,下に伸長した各切目46に沿って分離可能な切断
開口部47,47が形成された状態の培養袋1が人工榾
木3と共にコンベア6によって、図3に示す培養袋1の
剥離位置に搬送されてくると、コンベア6が一時的に停
止される。
【0034】そして、図4および図5に示す如く昇降シ
リンダ14のロッド14Aが下向きに伸長して固定装置
15を下降させると、該固定装置15の押えシャフト1
8の押え部18Cが人工榾木3の上面に当接し、コイル
ばね19のばね力によって該人工榾木3を下向きに押圧
する。これにより、人工榾木3は培養袋1の底部側と共
に各榾受カップ10を介してコンベア6との間に固定さ
れる。
【0035】さらに、この状態で固定装置15の押えシ
ャフト18内に圧気源からの圧縮空気を空気配管20を
介して供給し、通気路18Aを介して各噴射穴18Dか
ら矢示D方向に圧縮空気を噴射させることにより、培養
袋1の各切断開口部47側を矢示D方向に押動し、培養
袋1の内折れ等を修正して各切断開口部47を上向きに
伸長した状態に保つ。
【0036】次に、各回動シリンダ23のロッド23A
を縮小させ、各把持機構29を各把持板30,32間に
培養袋1の各切断開口部47側が配置される位置まで下
降させる。そして、図6に示すように該各把持板30,
32間に培養袋1の各切断開口部47側が配置されると
、各把持シリンダ31のロッド31Aを縮小させ、各把
持板30,32間で培養袋1の各切断開口部47側を左
,右方向の内外から把持する(図7参照)。
【0037】次に、この状態で各剥離シリンダ24のロ
ッド24Aを左,右方向外向きに伸長させ、各可動ブラ
ケット27を介して各剥離ロッド28を各把持機構29
と共に左,右方向外向きに移動させる。これにより、培
養袋1の各切断開口部47側を把持した各把持機構29
が各剥離ロッド28の形状に倣って各支持ローラ26に
案内されつつ、図7中の矢示E,E方向に移動される。 そして、各剥離シリンダ24のロッド24Aが伸長し切
ると、培養袋1は図8に示す如く、各切断開口部47側
から各切目46に沿って左,右方向に開くように人工榾
木3から剥離される。
【0038】そして、人工榾木3から培養袋1を剥離し
た状態で、各把持シリンダ31のロッド31Aを伸長さ
せ、各把持板30,32による培養袋1の各切断開口部
47側の把持状態を解除し、各剥離シリンダ24,昇降
シリンダ14の各ロッド24A,14Aを縮小させると
共に、各回動シリンダ23のロッド23Aを伸長させ、
それぞれを図3に例示した待機位置に戻す。
【0039】そして次に、コンベア6を再駆動して培養
袋1の側面側が左,右方向に剥離された状態の人工榾木
3を培養袋1の分離位置まで、図9中の矢示C方向に搬
送する。また、この搬送途中には、各ガイド43,44
が配設されているから、コンベア6が培養袋1の分離位
置で停止したときには、各ガイド43,44によって培
養袋1の各切断開口部47側は培養袋押え装置39の各
把持板41,42間に配置され、この状態で、各把持シ
リンダ40のロッド40Aを縮小させることにより各把
持板41,42間で該各切断開口部47側を把持する。
【0040】次に、移送シリンダ35のロッド35Aを
下向きに伸長させて人工榾木移送装置34を下降させ、
各挟持板38間に人工榾木3を配置させる。そして、該
各挟持板38間に人工榾木3が配置されると、各挟持シ
リンダ37のロッド37Aを図10に示す如く伸長させ
、各挟持板38間で人工榾木3を左,右両側から挟持す
る。そして、この状態で前記移送シリンダ35のロッド
35Aを縮小させることにより、人工榾木3を培養袋1
から分離させつつ、人工榾木3を上方に移送し、該人工
榾木3と培養袋1とを完全に分離させる。
【0041】さらに、人工榾木3を上方に移送した状態
で、下流側に配設された移動コンベア45を人工榾木3
の下方に配置すべく図11中の矢示F方向に移動させる
。そして、該移動コンベア45が人工榾木3の下方に配
置されると、人工榾木移送装置34の各移送シリンダ3
5を縮小させ、各挟持板38間での挟持状態を解除する
ことにより、人工榾木3を移動コンベア45上に載置さ
せ、該人工榾木3を該移動コンベア45により矢示G方
向に搬出する。
【0042】従って、本実施例によれば、培養袋1を人
工榾木3から剥離するときに、固定装置15によって人
工榾木3を上側から押圧して人工榾木3と培養袋1の底
部側とを所定位置に固定し、この状態で該固定装置15
の押えシャフト18の各噴射穴18Dから圧縮空気を左
,右方向外側に向けて噴射させ、培養袋1の各切断開口
部47側が内向きに倒れ込むのを補正するようにしたか
ら、培養袋1の各切断開口部47側を各把持装置29に
よって確実に把持することができ、その後、各剥離機構
21により人工榾木3から培養袋1の側面側を左,右方
向に剥離させるときには、各切断開口部47側を各把持
装置29により把持しつつ、培養袋1を人工榾木3から
確実に剥離できると共に、人工榾木3の損傷等を効果的
に防止できる。
【0043】そして、人工榾木3を培養袋1から分離さ
せるときには、培養袋1の各切断開口部47側を左,右
の培養袋押え装置39,39によって押えつつ、この状
態で人工榾木移送装置34により人工榾木3のみを上方
に持ち上げることができ、培養袋1から人工榾木3を確
実かつスムーズに分離させて、人工榾木3を移動コンベ
ア45上に取出すことができる。
【0044】次に、図12ないし図14は本発明の第2
の実施例を示し、本実施例の特徴は、培養袋の左,右両
側に吸盤部を吸着させて培養袋を人工榾木から剥離させ
るようにしたことにある。なお、本実施例では前記第1
の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。
【0045】図中、51,51は剥離装置11の一部を
構成し、本実施例で用いる一対の培養袋1の剥離機構を
示し、該各剥離機構51は培養袋1の左,右両側に設け
られ、その中間部基端側がフレーム(図示せず)に回動
可能に取付けられた棒状の回動ロッド52と、該回動ロ
ッド52の基端部にロッド53A先端が回動可能に取付
けられた剥離シリンダ53と、前記回動ロッド52の先
端側に取付けられ、剥離シリンダ53のロッド53Aを
縮小させることにより、前記培養袋1の左,右方両側に
当接して該培養袋1に吸着する係合部としての吸盤部5
4とから構成され、各回動ロッド52は回動中心となる
各固定軸55を中心にして矢示H方向に回動される。ま
た、この場合、人工榾木3は前記第1の実施例と同様に
コンベア6上で固定装置15(但し、図12〜図14中
では省略)により固定される。
【0046】本実施例による培養袋1の剥離機構51は
上述の如き構成を有するもので、次にその作動について
説明する。
【0047】まず、前,後方向に底部側から上向きに伸
長する各切目46が形成され、該各切目46により左,
右方向に分離された各切断開口部47が形成された培養
袋1が人工榾木3と共に、該培養袋1の剥離位置に搬送
されてくるとコンベア6が一時的に停止される。そして
、各剥離機構51は剥離シリンダ53のロッド53Aを
縮小させ、回動ロッド52を固定軸55を中心にして吸
盤部54と共に図12中の矢示H方向に回動させること
により、図13に示す如く各吸盤部54を培養袋1の左
,右両側面に押付けて吸着させる。そして、該各吸盤部
54が培養袋1に吸着したら、今度は剥離シリンダ53
のロッド53Aを伸長させ、回動ロッド52と吸盤部5
4とを固定軸55を中心にして矢示J方向に回動させる
ことにより、図14に示すように培養袋1を各切断開口
部47側から各切目46に沿って左,右方向に引張るよ
うにして該培養袋1を人工榾木3から剥離させる。
【0048】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の効果を得ることが
できる。そして、この場合、各吸盤部54を真空ポンプ
(図示せず)等に接続し、各吸盤部54内に負圧を発生
させるようにすれば、該各吸盤部54によって培養袋1
をより効果的に吸着でき、培養袋1の剥離作業をよりス
ムーズに行うことができる。
【0049】なお、前記各実施例では、剥離装置11は
、図2に示すように開口部1A側を蓋体4、肩口キャッ
プ5によって閉塞された培養袋1を蓋体除去工程、肩口
キャップ除去工程、側面切断工程、上部切断工程を経た
後に剥離作業を行うものとして述べたが、これに替えて
、例えば図15に示す変形例のように、開口部61Aが
溶着部62および縫合部63によって閉塞された培養袋
61を側面切断工程、上部切断工程後に剥離装置11で
剥離作業を行うようにしてもよい。
【0050】また、前記各実施例では、分離装置33は
複数のシリンダを用いて人工榾木3と培養袋1とを分離
するものとして述べたが、本発明はこれに限らず、例え
ば分離装置33を複数の産業用ロボットまたはマニピュ
レータ等から構成して人工榾木3と培養袋1とを分離す
るようにしてもよい。
【0051】さらに、前記各実施例では、人工榾木3用
培養袋1の剥離装置11を例に挙げて説明したが、これ
に替えて、例えば椎茸以外のキノコ類または植物等の人
工培地を収容した培養袋の剥離装置にも適用できる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、内
部に塊状物を収容した包装袋を搬送手段で該包装袋の剥
離位置に搬送してきたときに、包装袋を塊状物と共に固
定手段で所定位置に固定し、各係合部を包装袋の上部側
に係合させ、該各係合部を剥離手段によって左,右方向
外向きに移動させる構成としたから、前,後方向に形成
された各切目に沿って包装袋を塊状物から確実に剥離で
き、剥離時の作業性を向上できると共に、塊状物の損傷
、破損を防止できる等、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による培養袋内に人工榾
木を収容して上端側を蓋体等により閉塞する状態を示す
斜視図である。
【図2】培養袋の上端側を閉塞した後の状態を示す斜視
図である。
【図3】本発明の第1の実施例による剥離装置を示す斜
視図である。
【図4】図3中の人工榾木および押えシャフト等を拡大
して示す一部破断の斜視図である。
【図5】図3中の固定装置により人工榾木の上面側を押
圧した状態を示す剥離装置の一部破断の正面図である。
【図6】図3中の把持機構の各把持板間に培養袋の各切
断開口部を配置した状態を示す剥離装置の一部破断の正
面図である。
【図7】図3中の各把持板間で培養袋の各切断開口部を
把持した状態を示す剥離装置の一部破断の正面図である
【図8】図3中の剥離機構によって人工榾木から培養袋
を左,右方向に剥離した状態を示す剥離装置の一部破断
の正面図である。
【図9】左,右方向に剥離された培養袋が搬送中に各ガ
イドによって培養袋押え装置の各把持板間に案内されて
いる状態を示す分離装置の側面図である。
【図10】図9中の人工榾木移送装置によって人工榾木
を左,右両側から挟持した状態を示す分離装置の正面図
である。
【図11】培養袋と人工榾木とを分離して移動コンベア
を該人工榾木の下方に移動させた状態を示す分離装置等
の側面図である。
【図12】本発明の第2の実施例による剥離機構を示す
正面図である。
【図13】図12中の各吸盤部を培養袋の側面に吸着さ
せた状態を示す剥離装置の正面図である。
【図14】培養袋を人工榾木から剥離した状態を示す剥
離装置の正面図である。
【図15】本発明の変形例による培養袋の上端側を閉塞
した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,61  培養袋(包装袋) 1A,61A  開口部 3  人工榾木(塊状物) 6  コンベア(搬送手段) 11  剥離装置 15  固定装置(固定手段) 21,51  剥離機構(剥離手段) 29  把持機構(把持部) 46  切目 47  切断開口部 54  吸盤部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内部に塊状物を収容し、底部側から上
    端側の開口部まで上向きに伸長する一対の切目が前,後
    方向の側面に形成された包装袋と、該包装袋を正立状態
    で搬送する搬送手段と、該搬送手段の途中に設けられ、
    前記包装袋が所定位置に搬送されてきたときに、該包装
    袋内の塊状物を上側から押圧して該塊状物と共に包装袋
    の底部側を所定位置に固定する固定手段と、一対の係合
    部を前記包装袋の開口部側に左,右両側から係合させ、
    該各係合部を左,右方向外向きに移動させることにより
    、前記包装袋を各切目に沿って前記塊状物から左,右方
    向に剥離させる剥離手段とから構成してなる包装袋の剥
    離装置。
  2. 【請求項2】  前記各係合部は包装袋の開口部を把持
    する左,右一対の把持部によって構成してなる請求項1
    に記載の包装袋の剥離装置。
  3. 【請求項3】  前記各係合部は包装袋に左,右両側か
    ら吸着する左,右一対の吸盤部によって構成してなる請
    求項1に記載の包装袋の剥離装置。
JP3155233A 1991-05-31 1991-05-31 包装袋の剥離装置 Pending JPH04352627A (ja)

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