JPH04351816A - 制御用操作スイッチ用の遠隔駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、手動操作用の操作部材
を所定方向に操作することにより接触子を開閉する制御
用操作スイッチを遠隔から操作するための、制御用操作
スイッチ用の遠隔駆動装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、例えば実開昭５５−１７２８
５号公報に開示されているように、電気配線工事が不要
なワイヤレス電灯スイッチ装置が知られている。これは
、引掛シーリングローゼットを利用し、天井に固定され
た引掛シーリングボディーと、電灯器具のコードに接続
した引掛シーリングキャップとの間に受信器を介装して
使用するものである。そして、無線信号により受信器内
の給電回路をオン・オフすることにより、引掛シーリン
グボディーと引掛シーリングキャップとを電気的に接続
したり切り離したりして電灯を点灯・消灯させるように
構成されたものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たワイヤレス電灯スイッチ装置は、引掛シーリングロー
ゼットを用いて使用する電灯器具に限り取り付け可能で
、天井や壁に直接配線接続されている電灯類には使用す
ることができなかった。また、電気機器においては引掛
シーリングローゼットに該当するものはほとんどなく、
使用することはできない。

【０００４】そのため、天井や壁に直接配線接続されて
いる電灯や電気機器等を無線信号により遠隔操作してオ
ン・オフさせるには、制御用操作スイッチ内にリモコン
リレーを組み込む等の電気的な配線工事が必要であった
。例えば壁面に埋設されている制御用操作スイッチであ
れば壁面から外して配線工事作業を行ったり、電気機器
の制御用操作スイッチであれば電気機器を分解して作業
する等、非常に手間のかかる配線工事となっていた。

【０００５】そこで本発明は上記の課題を解決すること
を目的とし、電気的な配線工事を必要とせず、制御用操
作スイッチに取り付けるだけで遠隔操作を行うことので
きる、制御用操作スイッチ用の遠隔駆動装置を提供する
ことにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべく
、本発明は課題を解決するための手段として次の構成を
取った。即ち、手動操作用の操作部材を所定方向に操作
することにより接触子を開閉する制御用操作スイッチに
取り付け可能な本体を有し、該本体が前記制御用操作ス
イッチに取り付けられた際、無線信号により機械的に駆
動して前記操作部材を前記所定方向に操作可能な駆動部
材を前記本体に設けたことを特徴とする制御用操作スイ
ッチ用の遠隔駆動装置の構成がそれである。

【０００７】

【作用】前記構成を有する本発明の制御用操作スイッチ
用の遠隔駆動装置は、本体を制御用操作スイッチに取り
付け、無線信号によって駆動部材を機械的に駆動させる
と、駆動部材の駆動によって、操作部材を接触子が開閉
する方向に操作することができる。そのため、電気的な
配線工事を必要とせず、制御用操作スイッチに取り付け
るだけで遠隔操作を行うことができる。

【０００８】

【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図１（ａ）は本発明の一実施例である制御用
操作スイッチ用の遠隔駆動装置の正面図、図１（ｂ）は
そのＡ−Ａ断面図である。

【０００９】本実施例の遠隔駆動装置１は、例えば図示
しない電灯の点灯・消灯を行なうためのスイッチである
制御用操作スイッチ３に取り付けて使用する。まず、こ
の制御用操作スイッチ３について簡単に説明しておく。 通常この制御用操作スイッチ３は、人が操作し易いよう
に壁７の適当な高さの位置に設けられる。本実施例では
、スイッチカバー５が図示しないカバー取付ねじで壁７
に固定されており、接続コード９や図示しない接触子等
を備えた電気配線部１１は壁７内に配置される。そして
、操作部材１３のみが壁７から外に突出し、手動操作可
能にされている。

【００１０】本実施例における操作部材１３は、シーソ
ー動作が可能なレバーで、レバーの何れか片側を押すこ
とにより前述した接触子を開閉することができるように
構成された周知のものである。一方、遠隔駆動装置１は
、図１（ｂ）に示すように、断面略「コ」の字状の本体
１５を有している。そして、例えば、上述したカバー取
付ねじを外し、スイッチカバー５、操作部材１３を覆う
ように配置させた後、本体取付ねじ１７をカバー取付ね
じの代わりに螺合させることによって、本体１５を制御
用操作スイッチ３に取り付けることができるようにされ
ている。

【００１１】なお、取付方法は、これに限定したもので
はなく、例えば、接着剤を用いて取り付けたり、本体１
５を独立して壁７にねじで取り付けてもよい。本体１５
は、電源２１、受信部２３、受信アンテナ２５（いずれ
も図１には示していない。）、及び駆動部２７を備えて
いる。駆動部２７には２本の駆動部材２９、３１が設け
られており、本体１５を制御用操作スイッチ３に取り付
けた状態で、シーソー動作が可能な操作部材１３の両側
にそれぞれ当接するように構成されている。

【００１２】そして、駆動部２７に内蔵された図示しな
いソレノイドを励磁させることにより、駆動部材２９、
３１をそれぞれ軸方向に移動させて操作部材１３を押圧
し、操作部材１３にシーソー動作をさせることができる
ように構成されている。さらに、本実施例における駆動
部２７には、操作部材１３を覆った本体１５の外側に突
出して手動レバー３３が設けられている。この手動レバ
ー３３はシーソー動作が可能であると共に駆動部材２９
、３１と連結されている。そして、手動レバー３３を操
作することによっても、駆動部材２９、３１をそれぞれ
軸方向に移動させて操作部材１３にシーソー動作をさせ
ることができるように構成されている。

【００１３】次に、本実施例の作動について説明する。 図２に示すように、無線駆動用のリモコン送信器３５か
ら送信アンテナ３７を介して無線駆動信号を送信すると
、その無線駆動信号は、本体１５の受信アンテナ２５を
介して受信部２３に受信され、駆動部２７に駆動信号と
して入力する。

【００１４】駆動部２７では、その駆動信号に応じて図
示しないソレノイドが作動し、駆動部材２９あるいは駆
動部材３１が移動する。例えば、図１に示す状態が電灯
の消灯状態であったとすると、駆動信号により一方の駆
動部材２９を駆動させると、駆動部材２９が軸方向に移
動して操作部材１３を押圧する。そして、操作部材１３
にシーソー動作をさせると図３に示すような状態となり
、この操作部材１３のシーソー動作によって接触子を閉
じ電灯を点灯させることができる。

【００１５】一方、図３に示す点灯状態において、駆動
信号により他方の駆動部材３１を駆動させると、駆動部
材３１が軸方向に移動して操作部材１３を押圧する。そ
して、操作部材１３にシーソー動作をさせると図１に示
すような状態となり、接触子を開けて電灯を消灯させる
ことができる。

【００１６】例えば、このような遠隔駆動装置１を家屋
の各場所に設けられている制御用操作スイッチ３にそれ
ぞれ取り付ける。一方、リモコン送信器３５には、図４
に示すように各制御用操作スイッチ３に取り付けた遠隔
駆動装置１に対応するＯＮ／ＯＦＦキー４０ａ〜４０ｈ
が設けられている。そして、各遠隔駆動装置１を駆動さ
せるための無線駆動信号の送信周波数、あるいは送信コ
ード等を相違させて設定しておけば、各場所の電灯を区
別して点灯・消灯させることができる。

【００１７】なお、付加的な機能として、図４に示すよ
うに全室ＯＮキー４２と全室ＯＦＦキー４４を設け、一
つのキー操作で全場所の電灯を点灯させたり、消灯させ
たりすることができる。例えば、外出する際に全室ＯＦ
Ｆキー４４を押せば、電灯の消し忘れがなくなり便利で
ある。

【００１８】このように、本実施例の制御用操作スイッ
チ用の遠隔駆動装置は、電気的な配線工事を必要とせず
、本体１５を制御用操作スイッチ３に取り付けるだけで
よく、無線駆動信号により駆動部材２９あるいは駆動部
材３１を移動させて操作部材１３にシーソー動作をさせ
、接触子の開閉を行って電灯を点灯・消灯させることが
できる。

【００１９】また、本実施例では、手動レバー３３を操
作することでも、操作部材１３にシーソー動作をさせて
電灯を点灯・消灯させることができるので、リモコン送
信機３５が手元にない場合で、従来通り手動でも操作が
できて非常に便利である。以上本発明はこの様な実施例
に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲において種々なる態様で実施し得る。本実施例
では、操作部材１３はシーソー動作が可能なシーソース
イッチ型のものを例に取って説明したが、それに限らな
い。例えば、人の手の押し動作により操作される押しボ
タンを備えたボタンスイッチ型のものや、取っ手を回す
ことによって可動接触子が固定接触子上を摺動して開閉
するロータリスイッチ型のもの等、接触子を開閉させる
操作方法の違いよって様々な制御用操作スイッチ３があ
る。

【００２０】一方、遠隔駆動装置１の駆動部２１には、
制御用操作スイッチ３の押しボタンや取っ手に、押し動
作や回転動作等、それぞれの操作方法に応じた動作を行
わせることが可能な駆動部材を設ける。そして、無線信
号により押しボタンや取っ手に、接触子を開閉させる操
作をさせるようにすればよい。

【００２１】

【発明の効果】以上詳述したように本発明の制御用操作
スイッチ用の遠隔駆動装置は、電気的な配線工事を必要
とせず、本体を制御用操作スイッチに取り付けるだけの
非常に簡単な作業で、制御用操作スイッチの遠隔操作を
行うことができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）は本発明の一実施例である制御用操作ス
イッチ用の遠隔駆動装置の正面図、（ｂ）はそのＡ−Ａ
断面図である。

【図２】本実施例の回路ブロック図である。

【図３】本実施例の遠隔駆動装置の作動後の状態を示す
断面図である。

【図４】本実施例のリモコン送信機の正面図である。

【符号の説明】

１…遠隔駆動装置　　　　　　３…制御用操作スイッチ
　　　　１３…操作部材 １５…本体　　　　　　　　　　　　２７…駆動部　　
　　　　　　　　２９，３１…駆動部材

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　手動操作用の操作部材を所定方向に操
   作することにより接触子を開閉する制御用操作スイッチ
   に取り付け可能な本体を有し、該本体が前記制御用操作
   スイッチに取り付けられた際、無線信号によって機械的
   に駆動し、前記操作部材を前記所定方向に操作可能な駆
   動部材を前記本体に設けたことを特徴とする制御用操作
   スイッチ用の遠隔駆動装置。