JPH04351348A - ロータのバランス修正方法 - Google Patents

ロータのバランス修正方法

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JPH04351348A
JPH04351348A JP3127184A JP12718491A JPH04351348A JP H04351348 A JPH04351348 A JP H04351348A JP 3127184 A JP3127184 A JP 3127184A JP 12718491 A JP12718491 A JP 12718491A JP H04351348 A JPH04351348 A JP H04351348A
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rotor
vibration
bearing
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balance
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Osami Matsushita
松下 修巳
Naohiko Takahashi
直彦 高橋
Mitsuo Yoneyama
米山 光穂
Yasuo Fukushima
康雄 福島
Minoru Hiroshima
実 広島
Takafumi Sakanashi
坂梨 尚文
Tetsuo Ohashi
大橋 哲郎
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M1/00Testing static or dynamic balance of machines or structures
    • G01M1/14Determining unbalance
    • G01M1/16Determining unbalance by oscillating or rotating the body to be tested
    • G01M1/20Determining unbalance by oscillating or rotating the body to be tested and applying external forces compensating forces due to unbalance

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速回転弾性ロータの
曲げモード共振に対する不つりあいバランスさせるロ−
タのバランス修正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず始めに、三輪修三、下村玄共著「回
転機械のつりあわせ」(コロナ社、昭和51年7月30
日発行)P.209〜P.229(文献1)を引用して
、剛体ロータバランス法について述べる。ロータについ
て力学的性質で分類すると剛体ロータを弾性ロータがあ
る。ロータの曲げ振動が発生する回転以下で使われるロ
ータが剛体ロータであり、曲げ変形しない剛なロータで
ある。回転羽根車など部品単体でのバランスや、回転羽
根車を回転軸にとりつけた後、低速バランサーを用いる
バランス法が剛体ロータにたいしては有効である。
【0003】剛体ロータに対して行う低速バランスには
2通りある。ソフト形バランサーとハード形バランサー
がある。その原理的構成を第2図に示す。ロータ1を軸
受台2の上に乗せる。次いて、ロータをベルト駆動など
回転させる。そうするとロータに内在する不つりあい力
が発生し、軸受台2を加振し振動させる。
【0004】軸受台2を支えるばね3が比較的軟い時、
軸受台2は大きく振動するので、ソフト形バランサーと
呼ぶ。この時の軸受台2の振動は変位計4によって計測
される。よって軸受台2の振動測定値よりロータに存在
の剛体不つりあいがソフト形バランサーメータ6上に推
定される。
【0005】軸受台2を支えるばね3が比較的剛な時、
軸受台2にはロータ不つりあい力が作用するが軸受は殆
ど振動しない程剛と見えるので、ハード形バランサーと
呼ぶ。この時、軸受台2は大きく振動する訳ではないか
ら、支持ばね3に付けた歪みケージ5の微少歪みを測定
し作用する力を検出する方法がとられる。よって、ロー
タの不つりあい振動に起因して軸受力を検出し、その検
出値よりロータに存在する剛体不つりあいがハード形バ
ランサーメータ7上に推定される。
【0006】例えば、第3図を例に、ハード形バランサ
ーのつりあわせ原理を示す。同図に示す分布不つりあい
Uに対して回転させると、左右の軸受においてその反力
FAよびFBを検出することができる。つりあわせウエ
イトWCAとWCBをロータに附加して、この不つりあ
いの軸受反力FAとFBと同等なものを発生させるよう
に、その値を決めればよい。すなわち、 不つりあいU  →  FA,FBが発生つりあわせウ
エイト  WCA,WCBが  →  −FA,−FB
 を発生 このようにWCA,WCBを決め、それをロータに付加
する。あるいは、ロータを逆に削るなどの作業を行えば
、ロータのつりあわせは完成する。
【0007】これらは剛体ロータに対するバランス法で
ロータ製作時に行う基本的な作業である。第4図を用い
弾性ロータについてのつりあわせについて次に述べる。
【0008】弾性ロータのつりあわせはフィールドバラ
ンスと呼ばれ、実際の機械にロータを組み込み、運転状
態で不つりあい振動を計測し、それに対しつりあわせウ
エイトを付けて、振動を小さくする作業である。
【0009】第4図のロータが油軸受で支承された状態
でロータを回転させると、ロータの曲げモードの回転数
で共振する。これを図示する。対回転数で振幅応答曲線
を書くと第5図のようになり、又、極座標で応答振幅A
と位相φの振動ベクトルの形で書くと第6図のようにな
る。いずれもショットNo.1を付して示めしている。 そこで次に第4図に示すように、ロータを停止させ、試
しウエイトWtを付けて回転させるのがショットNo.
2である。この時、共振手前あるいは共振のある回転数
でロータ回転数を一定に保持し、その影響を見る。その
結果、試しウエイトWtを付けたために生じる影響は、
第5,6図のごとく、(1)と(2)を比べて、ある一
定回転数での影響係数がわかる。
【0010】よって、試しウエイトWtによる影響はわ
かったので、この影響をもってして、振動が零となるよ
うに、振動ベクトルが原点に向うように、修正ウエイト
Wcを決定することができる。
【0011】そこで、再びロータ回転を停止させ、第4
図に示すように、試しウエイトWtをとり外し最終的に
修正ウエイトWcを付加し、ロータとして仕上げる。
【0012】そして、仕上ったロータの回転を実施する
と、第5,6図に示すようにショットNo.3のように
、小さい振動で共振回転数を通過させることができる。 ここに説明した手順は、第4図で示す曲げ共振1次モー
ドに対するつりあわせであり、さらに昇速して、曲げ共
振2次モードに対するつりあわせも必要な場合は、同数
の手順を繰返すことになる。
【0013】つりあわせウエイトや試しウエイトを一面
ではなく、複数個のペアで考えたり、影響係数を計算で
予測したり、種々の応用動作があるが、基本的には、シ
ョットNo.1のノーバランスの回転、ショットNo.
2の試しウエイトの回転、ショットNo.3の修正ウエ
イトの回転の手順を踏む。計算の影響係数を用いる時は
このショットNo.2は省略することもできる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】先のフィールドバラン
スの手順で示したように、 ノーバランス  →  試しウエイト  →  修正ウ
エイト の3回のショットの回転運転を必要とする。しかも、こ
れは、曲げモード共振1個についてであり、仮に、2次
モードあるいは3次モードと越えるべき共振回転数が多
い時には、この回転運転の手順は相当多くなり、大変な
作業となる。
【0015】また、上記3回のショットで、多面で修正
するために試しウエイトを複数個用いる場合には、個々
の修正面から見た影響係数を求める必要があり、よって
複数修正面の数だけの試しウエイトのショット回転運転
を行なわなければならない。この手間も大変であり、そ
の影響係数を計算予測値で代用するなどの種々の工夫が
凝らされている。
【0016】また、各運転回転ごとに、軸受の温度や影
響係数測定回転数を一定にするなどの要求も満足せねば
ならない。そうしないと、測定データの精度が低下し、
最終的に計算で算出する修正ウエイトの信頼性が向上し
ない。
【0017】このように、弾性ロータでは、剛体バラン
ス以外にフィールドバランスなどによる弾性ロータバラ
ンスが必要であるが、原理に比べ現実の作業は多くの工
数がかかるのが問題である。
【0018】本発明の目的は、この試しウエイトにより
影響係数を求め、不つりあいを採る作業を能動的素子に
より表現しようとすることにあり、各不つりあい共振モ
ード回転数あるいはその付近においてこの能動的素子を
動作させ、ロータに加振力を与え振動が小さくなるよう
な加振力を見い出すロ−タのバランス修正方法にある

0019】。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ロータに加振力を与えるための能動素子を付
設するようにした。すなわち、力を与えるアクチュエー
タを設ける。例えば電磁軸受形回転数では、本発明は即
適用可能である。電磁軸受は、ロータが軸受内の中立位
置に常時保たれるように、力を与えるものである。よっ
てこの電磁軸受に対して、不つりあいをキャンセルする
ような回転同時の加振力を重畳して加えれば、影響係数
を求める運転が可能である。又、油軸受で与えられたロ
ータでは、ロータ回転軸の一部に電磁軸受を設ければ、
本発明は適用可能である。
【0020】能動素子によってロータに加振力を与える
手段は、加振力が直接ロータに作用せねばならないと限
定する必要はない。例えば油軸受の軸受台を若干、可撓
性をもたせ、それを加振して、不つりあい振動が小さく
なるように加振力を作用させてもよい。同じ原理は、ロ
ータのケーシングや架台を能動素子によって加振し、ロ
ータの振動を小さくなるように加振作用させても原理的
に同じである。
【0021】又、従来の剛体バランサーを、さらに高速
まで回転できるように改造し、剛体バランサーの軸受台
あるいは架台を能動素子で加振しても良い。
【0022】いずれにしても、回転数に同期した加振力
を与えるための能動素子を、この回転装置の一部に設け
る点に特徴がある。
【0023】
【作用】第7図のごとく、共振モードが2個ある時には
、最初の共振モードで能動素子を動作させ加振力を与え
、振動を小さくして共振点を通過させる。そして、第2
の共振モードに回転数を近づけ、再度、第2の共振モー
ドの振動を小さくなるように能動素子から加振力を与え
る。このようにして、第1及び第2の共振モードに通過
時に要して加振力により、不つりあいを見い出し修正ウ
エイトを決定する。同図に示すように、最終的に修正ウ
エイトを付けて小さい振動の良好な回転が得られる。 このように、本発明方法によれば、試しウエイトに相当
する回転が、共振モードが何個あろうと1回の運転回転
ですむことにある。
【0024】少なくとも本発明では回転機械のロータの
回転側あるいは軸受台や架台などの静止側に対して、回
転同期の加振力を与えるの能動素子を静止側に設ける必
要がある。
【0025】本発明の作用を更に詳細に述べる。まず、
ロータを回転させ、1次モード共振回転数に近づけたり
、あるいは可能ならそれを越えて回転させる。次に、共
振手前に回転数を戻し、能動素子から回転数同期の加振
力を与え、振動ベクトル(振幅と位相)変化を調べる。 振動が小さくなるような、加振力の位相と振幅を調べそ
れを設定し、共振を通過させる。
【0026】次に、ロータ回転数を共振2次モード回転
数に近づけたり、あるいは可能ならそれを越えて回転さ
せる。次にこの共振手前に回転数を戻し、能動素子から
加振力を再び与え、ロータ振動の小さくなる加振力の位
相と振幅を見い出す。
【0027】このように、共振回転数前後あるいは共振
回転数上において、能動素子より回転装置を加振し、不
つりあい振動の小さくなるように加振力の位相と振幅を
調査する。加振力に対する位相とは、回転パルスあるい
はそれ相当の信号に対する、加振力信号の位相差を指し
ている。
【0028】このように、1回の回転で、ノーバランス
の時の不つりあい振動と、それを小さくするための加振
力の位相と振幅の影響を調べあげ、ロータを停止する。 次に、この振動を小さくするために必要と思われる加振
力を、不つりあい修正量に換算する。そして、この換算
値に基づき、ロータを削るあるいは付加ウエイトを付け
たりして、バランス修正作業を行う。そして最後にその
確認回転試験を行う手順となる。よって能動素子の加振
力による試行的な運転は1回ですむのでバランス作業が
大幅に改善される。
【0029】
【実施例】本発明は、ロータの曲げ振動モードの回転数
域でロータあるいは軸受台を回転中に能動的に加振し、
加振による振動変化を求め、それを加振力に対する影響
係数としてとらえ、実際にロータに分布している不つり
あい分布を逆に推定し、その情報によりバランス修正す
る方法である。この発明は、共振周波数近くあるいはそ
れを越える回転数で使う弾性ロータ一般に適用可能な方
法である。
【0030】磁気軸受形ロータ第8図を例に本発明を説
明する。ロータ1は、左右の磁気軸受8で支承されてい
る。磁気軸受8の横には変位計が設定されている。変位
計4によって検出されたロータ位置信号は、制御器に入
力され、制御器9の出力である電流が磁気軸受8に作用
し、磁気吸引力によってロータ1は中立位置に浮上する
。これが、磁気軸受形ロータの通常の作用と構成である
【0031】この状態でロータ1を回転させると、第7
図に示すように共振回転数付近において、ロータは不つ
りあいで大きく共振振動を呈する。よって、注意深く共
振回転数を通過させると、応答振幅曲線はピークを呈す
る。又、これを振幅・位相の振動ベクトルの極座標形式
で表示すると、第9図のごとくなる。
【0032】そこで、ロータ回転回転中に引き続いて、
共振回転数手前付近において、発振器10から回転同期
の正弦波信号を発生させる。この発振器10には回転パ
ルス信号が入力され、それに同期したcos波とsin
波の2相発振の機能を有している。
【0033】この発振信号を制御器9に入力し、先の浮
上用の制御信号に重畳させた形で磁気軸受に向って出力
する。そうすることによって、軸受のXY2方向に対し
て、それぞれcos波及びsin波の加振力が作用する
【0034】この加振力を、軸受内のX(水平)とY重
点方向に対して、 Fx=Fo cos(Ωt+φ) Fy=Fo sin(Ωt+φ) とする。ここで、Foは加振力の大きさ、φは回転パル
スからみた加振信号の位相差、Ωは回転数である。いま
、ロータ1は、XからY方向へ回転している。
【0035】この加振力をロータ1に作用させると、ロ
ータ1の不つりあい振動は変化する。よって、発振器の
振幅Foおよび位相φを変化させ、調整すると、第7図
の振幅・位相の極座標表示において、不つりあい振動を
原点に向って小さくすることができる。このようにして
、不つりあい振動をキャンセルするに応しい加振力Fo
、位相φを知る。
【0036】次にロータを停止させる。そして、振動を
小さくするために必要とする加振力の大きさFoとその
位相φを知り得た訳であるから、これを不つりあい修正
ウエイトへ換算する作業を行う。換算の方法はつりあわ
せ理論から種々考えられるが、第10図に示すモーダル
バランスを考える。
【0037】第10図に示すように、このロータの剛体
モードをδ1、δ2とし、曲げ共振モードをψとする。 軸受位置をB、3修正面を考え、その位置をa,b,c
とする。そこで、各モードのその位置での振れを図に示
すように、モードに位置を付して記す。例えば、ψモー
ドの軸受位置の振れはφBと記す。
【0038】このような状況のもとで、それぞれの修正
面位置での修正ウエイトベクトルをWcを各位置でWc
a、Wcb、Wccとする。いまロータはすでに剛体バ
ランスはとられており、曲げモードについての剛性ロー
タバランスをとることとする。よって、修正ウエイトを
付加したために、剛体バランスを崩してはならないので
【0039】
【数1】
【0040】
【数2】
【0041】と表わされる。上式は剛体モードと修正ウ
エイトの内積は0でなくてはならないことを意味してい
る。そして曲げモードψに対しては、相当加振力
【00
42】
【数3】
【0043】を修正ウエイトで発生させねばならない。 式で書くと
【0044】
【数4】
【0045】となり、φモード共振に対するつりあわせ
が達成される。
【0046】このようにして、第1式から第3式を用い
て、修正ウエイトWcを未知数としてこれを解くと、つ
りあわせの条件が得られるので、この指示に従ってロー
タを削ったり、ロータにおもりを付加したりする作業を
行う。そして、最終的にこのようにしてバランス修正作
業の行なわれたロータを、実機条件で回転させ、低振動
になるようにバランスがとれたことを確認する。
【0047】曲げ共振周波数が定格回転数以下にさらに
2個以上あるような第7,9図の場合についても、同様
の手順でつりあわせは可能である。この時は、1次モー
ドそして2次モード共振とこの順に、ノーバランスの状
態と磁気軸受なる能動素子から加振力を加えた時の影響
係数を求める。1次モードおよび2次モードの不つりあ
い振動を低減するに必要な加振力がそれぞれわかる。よ
って、修正面の数をもっと増やし、第1式から第3式に
示したモード別のつりあわせと類似の条件を2次モード
共振まで展開し、修正ウエイトを算出する。そして、ロ
ータに対するバランス加工をその算出結果に基づいて実
施する。
【0048】このようにして、磁気軸受形ロータに関し
ては、磁気軸受そのものが加振力を与える能動素子とし
ても機能させ得るので、比較的簡単に本発明を適用可能
である。
【0049】プロセ−ディングスオブサ−ドインタ−ナ
ショナルコンファレンスオンロ−タダイナミクス(PR
OCEEDINGS OF 3rd INTERNAT
IONAL CONFERENCE ON ROTER
−DYNAMICS)(1990.9.10−12 L
YON−FRANCE)の第263−268頁に記載の
金光著の論文には、磁気軸受により回転同期の加振力を
ロータに与え、振動を小さくできることが記載されてい
る。そのFig.15に記載のように、加振力を与える
ことにより振動を小さくでき、その加振力を解除すれば
、再び振動が大きくなっている様子がわかる。
【0050】次に、普通の油軸受、玉軸受、永久磁石軸
受などの受動形軸受のロータの場合には本発明をどのよ
うに実施するかについて述べる。1つの適用事例は、油
軸受などの受動形ロータの一部に能動形の磁気軸受など
を追加設置し、それに加振のための能動素子の機能をも
たせるやり方である。能動素子により、ロータの一部を
直接に加振する訳で、先に示した磁気軸受形ロータの場
合と本質的に同じである。  又、別の方法としては、
第11図のごとく、玉軸受11などの受動形軸受形の回
転機において、軸受台を加振するやり方である。すなわ
ち、ここでは玉軸受11の外側の軸受台12を動電形1
3の加振器で加振している構成を示している。この例で
は、左右の両側に対してcos/sinの力をそれぞれ
発生させているので4個のアクチューエータを設けてい
る。ロータ1を回転させロータの振動を検出モニタ14
しながら共振周波数の回転数まで運転する。そして、振
動が変化し振動を低減させるに等しい力をこの加振器1
3の試行的な加振によって知る。この加振器用の制御器
15には、外部からの回転同期のcos波やsin波の
ゲイン位相を可変に調整可能とし、かつ、ロータ振動が
小さくなる方向に位相ゲインを自動可変とする調整能力
を持つ制御器15を相当している。
【0051】すなわち、この制御器15では、ロータ振
動を小さくするように加振力のゲインと位相を自動的に
調整する機能を有している。
【0052】このようにして、加振力を試行的にロータ
に加えることによって、不つりあいを完全に消去するに
必要な等価加振力を推定できる。
【0053】ロータの回転を停止し、等価加振力に等し
い修正ウエイトを換算し、ロータを削るあるいはロータ
にウエイトを付加するなどのつりあわせ作業を行う。こ
のようにして、先述の磁気軸受形ロータと同様に本発明
のつりあわせが成立つ。
【0054】又、最も簡便でかつ本発明の根本を示す適
用方法として、第1図にソフト形の剛体バランサーを利
用する方法を考えてみる。ここでは、ロータ1を剛体バ
ランサーの上に乗せており、バランサーの軸受2の架台
16には振動計4が設置され、バランサーの静止架台体
16の挙動を調べている。一方、ここでは油圧ピストン
18で示しているがごとく、アクチュエータがバランサ
ー静止体16にとりついている。この構成で、加振制御
器17では回転同期のcos/sinの2相発振の機能
を有し、そのゲイン及び位相は可変としてる。よって制
御器17は、振動を検出しながら、その振動が小さくな
るように回転同期のcos波、sin波信号をアクチュ
エータに向って出力し、加振器である油圧ピストン18
をその信号に従って動作させる。この状態で、ロータを
ベルトなどで高速に回転させる。そうして、共振点へ近
づける。そうして、ノーバランスの状態とその振動を変
化させるように加振力を与え、不つりあいをキャンセル
するに必要な加振力を求める。このようにした後、ロー
タの回転を停止させる。そして、先の磁気軸受形ロータ
の所で述べたように、このような等価な加振力に相当す
る修正ウエイトに換算し、ロータを削ったり、あるいは
ロータにウエイトを付加すべきつりあわせ作業を行う。 このようにして、磁気軸受形ロータ以外にも一般的に成
立つ手法であることがわか
【0055】る。
【発明の効果】ロータの不つりあいに対しては、剛体バ
ランスによる低速時のつりあわせが通常とられる。また
、曲げモードの共振が問題となる場合については、それ
に対応した弾性ロータのバランスが必要となり、それが
実施されている。しかし、弾性ロータバランスは、実際
の軸受を用いて実機運転を行う訳で、試しウエイトを付
加した回転など手間工数とも大変な作業となる。
【0056】しかし、ロータを加振したり、あるいは回
転機の静止体を加振したり、加振する能動素子を具備し
た装置においては、試しウエイトの回転に相当する工程
が回転中にロータ系を加振する工程に相当する。よって
、一回の回転で各共振モードごとに加振することによっ
て、不つりあい振動の影響係数がわかり、それによって
モード別不つりあいに換算でき、不つりあい消去のため
に必要な修正ウエイトの量がわかることになる。これが
本発明の原理である。
【0057】この過程によると、実際に曲げモード共振
あるいはそれに近いものを起こし、加振力によって共振
振動を小さくすべき量がわかるので、精度のよい不つり
あい推定が可能となる。又、ノーバランスの回転も、こ
の影響係数を求めるため回転も、同じ1回の回転で達成
される訳で大幅な工数の低減ができる。非常に経済的な
効率のよい手法である。例えば、曲げ2次モードまでの
つりあわせを考えてみると、従来フィールドバランス法
では、ノーバランスの回転1次までと3面バランスで3
回の試しウエイト回転、この結果に基づき3面の1次の
つりあわせが実施される。引き続いて回転を上げノーバ
ランスの回転2次までと4面バランス試しウエイトの4
回回転が行なわれけた、この結果について、4面バラン
スが実施され、最後の確認試験回転となり、計10回の
回転試験となる。
【0058】一方、本発明の方法で実施すれば、先ず回
転禅1次共振を近づけ、低振動となるよう1次共振ピー
ク付近で加振し、それを通過させ、再ひ2次についても
同様に、2次共振に近づけ、低振動となるように2次共
振ピーク付近において加振し、1次および2次の加振力
に対する影響係数を求まるので、回転停止させる。そし
て1次および2次共振に必要な加振力を4面での修正ウ
エイトに換算させ、つりあわせ作業を行い、最終的に確
認の回転を行う。合計2回の回転で達成される。いかに
効率的な手法かがよくわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本概念を示すために、剛体バランサ
ーに適用した時の構成を示す図である。
【図2】従来のタイプの剛体バランサーの構成を示す図
である。
【図3】剛体バランスの原理を示す図である。
【図4】弾性ロータと曲げモード及び不つりあい分布と
その修正を示す図である。
【図5】不つりあい振動の振幅対回転数の図である。
【図6】不つりあい振動の振幅位相の極座標表示の図で
ある。
【図7】本発明を適用した弾性ロータバランスの手順を
示す原理図で、特に加振のタイミングを示す図である。
【図8】本発明の磁気軸受形ロータへの適用例を示す図
である。
【図9】加振力位相の与え方の概念を示す図である。
【図10】修正ウエイトを求めるに必要なモーダルバラ
ンスのモード図である。
【図11】玉軸受などの従動形軸受を用いたロータへの
本発明の適用例を示す図である。
【符号の説明】
1……ロータ、2……軸受台、3……軸受支持ばね、4
……変位計センサ、5……歪みゲージ、6……ソフト形
バランサーのモニタ、7……ハード形バランサーのモニ
タ、8……磁気軸受、9……磁気軸制御器、10…同期
2相発振器、11…受動形軸受を代表する玉軸受、12
…軸受支持ばね、13…動電形アクチュエータ、14…
振動モニタ、15…加振器用の制御器、16…バランサ
ー架台、17…加振制御器、18…能動アクチュエータ
素子を代表する油圧ピストン。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータが、油膜軸受、玉軸受、すべり軸受
    、永久磁石磁気軸受などの、受動形軸受で支持された回
    転装置において、ロータを直接に回転同期の周波数で加
    振するための、電磁軸受などの、能動的に加振する装置
    を具備し、ロータを回転させ、加振しない時と加振した
    時の不つりあい振動の差異から加振力に対する影響係数
    を求め、次にこの結果より知れる不つりあい振動を消去
    あるいは減少させるに相当する加振力を、不つりあい修
    正面の修正ウエイトに等価に換算し、この換算値に基づ
    きロータを削るあるいはロータに付加ウエイトを付加す
    るなどのつりあわせ加工をロータに施すことを特徴とす
    るロ−タのバランス修正方法。
  2. 【請求項2】ロータが、油膜軸受、玉軸受、すべり軸受
    、永久磁石磁気軸受などの、受動形軸受で支持された回
    転装置において、回転同期の周波数で加振する能動的な
    加振装置を具備し、その加振力がロータに直接ではなく
    、回転装置の静止側に作用するように構成したことを特
    徴とするロータのバランス修正方法。
  3. 【請求項3】ロータが電磁石を用いる磁気軸受や圧電素
    子軸受などの能動形軸受で支持された回転装置において
    、ロータを直接あるいは間接的に静止側から回転同期の
    周波数で能動的に加振するための電磁軸受などの加振装
    置を具備し、ロータを回転させ、加振しない時と加振し
    た時の不つりあい振動の差異から加振力に対する影響係
    数を求め、次にこの結果より知れる不つりあい振動を消
    去あるいは減少させるに相当する加振力を、不つりあい
    修正面の修正ウエイトに等価に換算し、この換算値に基
    づきロータを削るあるいはロータに付加ウエイトを付加
    するなどのつりあわせ加工をロータに施すことを特徴と
    するロ−タのバランス修正方法。
  4. 【請求項4】ロータが能動形軸受で支持された回転装置
    において、ロータを直接あるいは回転体の静止側から間
    接的に加振するための特別の加振装置を具備することな
    く、該回転装置内の能動形軸受にその加振機能を付与す
    るように構成したことを特徴とするロ−タのバランス修
    正方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて
    、具備すべき回転同期の周波数で加振する加振装置を多
    数個設け、ロータを直接あるいは静止側から間接的に多
    点で加振するようにして多点加振に対する不つりあい振
    動の影響係数を求め、不つりあい振動低減のための必要
    な多点加振力をロータの不つりあい修正面に等価に換算
    し、この換算値に基づきロータを削るあるいはロータに
    付加ウエイトを付加するなどのつりあわせ加工をロータ
    に施すことを特徴とするロ−タのバランス修正方法。
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