JPH04351306A - 油圧モータの逆転防止装置 - Google Patents

油圧モータの逆転防止装置

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JPH04351306A
JPH04351306A JP15118891A JP15118891A JPH04351306A JP H04351306 A JPH04351306 A JP H04351306A JP 15118891 A JP15118891 A JP 15118891A JP 15118891 A JP15118891 A JP 15118891A JP H04351306 A JPH04351306 A JP H04351306A
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hydraulic motor
passage
valve
flow
pressure
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JP15118891A
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Tatsu Yamazaki
山崎 達
Hiroshi Ariji
博 有路
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械の旋回装置な
どに使用する油圧モータの運転停止直後の逆転防止手段
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばパワーショベルのように油圧モー
タで駆動する旋回装置を備えた建設機械においては、油
圧モータヘの作動油の出入りを遮断して運転を停止する
と、旋回装置が慣性力で旋回を続けようとするために油
圧モータの流出ポートの圧力が急上昇し、流入ポートの
圧力と逆転して旋回装置を逆方向に回転させる、いわゆ
る揺戻り現象を起こすことがある。
【0003】このような現象を防止する揺戻り防止装置
として、例えば特公平2−58481号が提案されてい
る。
【0004】これは、油圧モータの流出ポートと流入ポ
ートとを連通する通路の途中にポート間の圧力の急激な
逆転に対応して開く遮断弁を設けるとともに、開いた遮
断弁がダンパ室のダンピング作用により一定時間経過後
に閉じるように構成したもので、旋回装置の逆転の初期
に遮断弁が短時間開いて油圧モータの流入、流出ポート
を連通することで揺戻りの原因となる圧力差が解消され
るようになっている。
【0005】
【発明の課題】ところで、作動油は温度によって粘性が
変化するためにこのようなダンピング機構の作動時間も
作動油温度によって変化する。このため、低温時にはダ
ンピング時間が長くなって揺戻りの防止に必要な開弁時
間以上に遮断弁が開き続ける傾向がある。
【0006】しかしながら、その場合に例えば傾斜地に
おいて旋回装置を振り上げた状態で油圧モータの運転を
停止すると、揺戻りを阻止した後に旋回装置の自重によ
り作動油が遮断弁を流通し、旋回装置が振り上げ位置か
ら動いてしまう恐れがあった。
【0007】本発明は、以上の問題点を解決すべくなさ
れたもので、作動油温度に関係なく油圧モータの不都合
な動作を確実に防止することを目的とする。
【0008】
【課題を達成するための手段】本発明は、油圧モータの
流入及び流出ポートを連通する通路にオリフィスを介し
た流入ポートの圧力で開く遮断弁と、流入ポートから流
出ポート方向への作動油の流れを阻止するチェック弁と
を直列に介装している。
【0009】
【作用】油圧モータの運転中は流入ポートが高圧となり
、遮断弁は開いているがチェック弁により作動油の流入
ポートから流出ポートへの流通は阻止される。
【0010】油圧モータの運転停止により流入ポートと
流出ポートの圧力が逆転すると、オリフィスを介して遮
断弁の開弁圧力が解放されるまでの間だけチェック弁と
遮断弁を介して流出ポートから流入ポートへと作動油が
流通し、これにより流入、流出ポートの圧力を平均化し
て油圧モータの逆転を防止する。
【0011】また、逆転防止後に流入ポートが再び高圧
に転じた場合もチェック弁により流入ポートから流出ポ
ートへの作動油の流通は阻止される。このため、低温時
など作動油の粘性増加により遮断弁の閉弁に時間がかか
る場合でも油圧モータは不都合な動作を行わない。
【0012】
【実施例】図1〜図4に本発明の実施例を示す。
【0013】図1は建設機械の旋回装置を駆動する両方
向型の油圧モータ1の駆動回路を示すもので、油圧モー
タ1は作動油の供給方向に応じて流入ポートと流出ポー
トを交替するポート2と3を備える。
【0014】これらのポート2と3には通路4と5がそ
れぞれ接続され、切換弁20がこれらの通路4と5にポ
ンプ21とタンク22を選択的に接続する。
【0015】通路4と5は低圧時に作動油を補給すべく
それぞれチェック弁6と7を介してタンク22に接続さ
れる。また、通路4と5の間にはリリーフ弁8と9が並
列に介装される。リリーフ弁8は通路4の異常高圧を反
対側の通路5に解放し、リリーフ弁9は通路5の異常高
圧を反対側の通路4に解放する。
【0016】さらに、リリーフ弁8と9に平行して、通
路10と11が通路4と5の間を並列に接続し、これら
の通路10と11に同一構成の逆転防止装置12と13
がそれぞれ介装される。
【0017】逆転防止装置12は筒型のバルブハウジン
グ15の内側に摺動自由に収装されたスプール14を中
心に構成される。スプール14の両端には油室17と1
8が設けられ、スプール14はこれらの油室17と18
に作用する圧力に応じてバルブハウジング15内を軸方
向に摺動することにより通路10の上下流を連通あるい
は遮断し、これにより遮断弁16を構成する。
【0018】油室17にはスプール14の内側に収装さ
れたチェック弁19とこれに並列してスプール14の壁
面に形成されたオリフィス23を介して通路4側の作動
油が導かれる。
【0019】また、油室18には通路5側の作動油が導
かれる。さらにスプール14の内側には油室18と遮断
弁16を連通するチェック弁24が設けられる。
【0020】なお、スプール14はバルブハウジング1
5との間に介装されたスプリング25により油室17方
向に向けて付勢される。
【0021】この結果、逆転防止装置12は図2に示す
ように通路10に遮断弁16とチェック弁24とを直列
に介装し、遮断弁16の油室17と通路4をオリフィス
23とチェック弁19とが並列に接続する構造となる。
【0022】逆転防止装置13も逆転防止装置12と全
く同様に構成され、逆転防止装置12と逆向きに通路1
1に介装される。
【0023】次に作用を説明する。
【0024】切換弁20が通路4をポンプ21に、通路
5をタンク22に接続すると、油圧モータ1にポート2
から作動油が流入し、油圧モータ1を回転させた後にポ
ート3から通路5に流出する。
【0025】この状態では、通路4は通路5より高圧で
あり、逆転防止装置12においては、チェック弁19と
オリフィス23を介して油室17に高圧作動油が流入し
、スプリング25に抗してスプール14を油室18側に
摺動させる。この結果、遮断弁16は開くが、チェック
弁24が通路4から通路5の方向への油通を遮断するた
め通路10を介して作動油が流通することはない。
【0026】また、逆転防止装置13においては油室1
8が油室17より高圧のためスプール14は油室17側
に保持され、遮断弁16は閉じている。このため、通路
11を介して作動油が流通することもない。
【0027】一方、切換弁20を遮断位置に切り換える
と、油圧モータ1への作動油の供給が停止して通路4の
圧力が低下するが、油圧モータ1は旋回装置の慣性力の
ために引き続き同方向へ回転しようとしてポート3に連
通する通路5の圧力を上昇させるため、通路4と5の圧
力が逆転する。
【0028】通路4の低圧化に伴い、逆転防止装置12
においては油室17の作動油がオリフィス23を介して
通路4に流出するが、オリフィス23の絞り作用により
流出はゆっくりと行われるため、遮断弁16はしばらく
の間は開いた状態を保つ。
【0029】このため、通路5の高圧は油圧モータ1を
回転させることなくチェック弁24から遮断弁16を介
して通路4へ解放される。そして、遮断弁16が閉じる
と通路4と5の作動油の流通は再び遮断され、油圧モー
タ1は停止位置にそのまま保持される。
【0030】なお、例えば傾斜地において旋回装置を振
り上げ状態で停止させた場合には、旋回装置の自重によ
る荷重が油圧モータ1に作用する。しかし、この時例え
ば低温による作動油の粘性増加のために遮断弁16の閉
動に時間がかかっても通路4から通路5への作動油の流
れはチェック弁24に阻止されるので、油圧モータ1が
回転する恐れはない。
【0031】油圧モータ1を逆向きに運転して停止した
場合も逆転防止装置13が同様に作用する。
【0032】このようにして、旋回装置の揺戻り現象を
防止しつつ、いったん停止した旋回装置が重力の作用で
再び変位する不具合も防止できる。
【0033】なお、上記の揺戻り防止動作が1回の動作
で揺戻りを完全に吸収できない場合には、通路4と5の
圧力が再逆転した段階でチェック弁19を介して油室1
7へ圧力が速やかに導かれ、再び遮断弁16が開いて上
記の動作が繰り返される。チェック弁19はこのための
ものであるが、オリフィス23による遮断弁16の開弁
持続時間の設定により省略することも可能である。
【0034】図3及び図4はチェック弁24に代えてパ
イロットオペレートチェック弁30を使用した本発明の
別の実施例である。
【0035】パイロットオペレートチェック弁30はス
プール14の先端内側に別のスプール31を摺動自由に
収装し、スプール31の一端を油室18に、もう一端を
遮断弁16から導かれた圧力に臨ませ、通路4と5の圧
力差が逆転する以前にこれらの差が一定以下に縮まった
時点で開くように構成される。
【0036】この結果、油圧モータ1の停止操作に対し
て通路4と5が早期に連通するので、逆転現象をより初
期の段階で防止することができる。
【0037】なお、この場合にはパイロットオペレート
チェック弁30は油圧モータ1の加速時の背圧で開かな
い程度の開弁圧に設定する必要がある。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明は、油圧モータの流
入及び流出ポートを連通する通路にオリフィスを介した
流入ポートの圧力で開く遮断弁と、流入ポートから流出
ポート方向への作動油の流れを阻止するチェック弁とを
直列に介装したので、油圧モータの運転を停止した時に
慣性力で流入及び流出ポートの圧力が逆転し、油圧モー
タが反転する現象を防止できるとともに、流入ポート側
が高圧に転じた際はチェック弁が流入ポートから流出ポ
ート方向への作動油の流通を確実に阻止するので、低温
時など作動油の粘性増加により遮断弁の閉弁動作に時間
がかかる場合でも油圧モータが不都合な動作を起こす恐
れがない。
【0039】このため建設機械の旋回装置の駆動回路に
適用することにより、旋回装置を望む位置で確実に停止
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す逆転防止装置の構造図で
ある。
【図2】同じく油圧回路図である。
【図3】本発明の別の実施例を示す逆転防止装置の構造
図である。
【図4】同じく油圧回路図である。
【符号の説明】
1    油圧モータ 2,3    ポート 4,5,10,11    通路 12,13    逆転防止装置 16    遮断弁 23    オリフィス 24    チェック弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  油圧モータの流入及び流出ポートを連
    通する通路にオリフィスを介した流入ポートの圧力で開
    く遮断弁と、流入ポートから流出ポート方向への作動油
    の流れを阻止するチェック弁とを直列に介装したことを
    特徴とする油圧モータの逆転防止装置。
JP3151188A 1991-05-27 1991-05-27 油圧モータの逆転防止装置 Expired - Fee Related JP2991814B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996018041A1 (fr) * 1994-12-08 1996-06-13 Komatsu Ltd. Dispositif empechant l'inversion du mouvement d'un actionneur hydraulique
JP2009138938A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Volvo Construction Equipment Ab 外部パイロット圧作動形ホールディングバルブを有する油圧回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996018041A1 (fr) * 1994-12-08 1996-06-13 Komatsu Ltd. Dispositif empechant l'inversion du mouvement d'un actionneur hydraulique
JP2009138938A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Volvo Construction Equipment Ab 外部パイロット圧作動形ホールディングバルブを有する油圧回路

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