JPH04351291A - 溶接用フラックス入りワイヤ端部の溶接接合方法 - Google Patents

溶接用フラックス入りワイヤ端部の溶接接合方法

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Publication number
JPH04351291A
JPH04351291A JP15238891A JP15238891A JPH04351291A JP H04351291 A JPH04351291 A JP H04351291A JP 15238891 A JP15238891 A JP 15238891A JP 15238891 A JP15238891 A JP 15238891A JP H04351291 A JPH04351291 A JP H04351291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flux
welding
cored wire
metal
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP15238891A
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English (en)
Inventor
Naohisa Takahashi
直久 高橋
Fuyuo Ogura
小椋 富勇男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接用フラックス入り
ワイヤの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に溶接用ワイヤの製造工程において
、素材である線材は、加工設備の操業度を高めるために
加工される設備の供給側において溶接接合され、連続し
て伸線加工される。従って溶接接合部は伸線のための強
い張力に耐える強度が必要である。
【0003】溶接用ワイヤの接合は、通常フラッシュバ
ット溶接で行っている。ソリッドワイヤの接合は、金属
単体のため溶接は確実に行われ、断線の問題はない。溶
接用フラックス入りワイヤの場合は外側に金属、内部に
フラックスがあるため金属同士を確実に溶接接合するの
が難しい。見掛け上接合していても次工程の伸線加工工
程などにおいて、強い伸線張力によって断線してしばし
ば設備を停止しなければならず、稼働率を維持する上で
問題があった。断線の原因は、フラッシュバット溶接す
る際、内部のフラックスが溶着金属の内部に後述する欠
陥を生じ、金属の強度を落とすためである。
【0004】これらを改善するため、内部のフラックス
を取り出す方法(特開昭58−112671号公報)、
取り出したところに同種の金属ピンを挿入する方法(特
開昭60−40693号公報) 、またフラックスの影
響をなくすため脱酸剤を挿入する方法(特開昭60−1
68481 号公報)等の方法が考案された。しかしこ
れらの方法でも溶接接合部に欠陥を生じ完全なものでは
なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来考案された方法で
は、内部のフラックスが完全に除去できないため、この
フラックスが原因で溶接時ブロ−ホ−ルが発生したり、
あるいはそのまま残留して、張力がかかった際応力集中
により早期に破断してしまうという問題があった。
【0006】即ち、  溶接用フラックス入りワイヤの
素材は通常20〜100mm φの金属パイプの内部に
フラックスを挿入し、製品径の 0.8〜2.0mm 
φまで加工される。加工される際、外皮金属と内部フラ
ックスの硬さ、延伸性に差異があるため外皮金属は不均
一な変形となり易く、同心円とならず肉厚も不揃いとな
る。そのため溶接接合にも困難を来す場合がある。不均
一な変形のために生じた金属パイプ内部の凹凸になった
部分にフラックスが複雑に入り込んだ状態となる。この
複雑に入り込んだ形状およびそこに噛み込まれたフラッ
クスが前述の悪影響を与える原因となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、接合しようと
するフラックス入りワイヤの双方の端部の外皮金属パイ
プの内面を切削加工して内面に残留するフラックスを完
全に除去し、かつ均一な肉厚のパイプとした後、同心円
状態で突合せ溶接を行うことを特徴とするフラックス入
りワイヤの溶接接合方法である。
【0008】
【作用】接合しようとするフラックス入りワイヤの両端
部のパイプ状金属の内部の凹凸をドリル等の刃物で切削
し、同時に噛み込んだフラックスを完全に除去しつつ均
一な肉厚のパイプとする。そしてフラックスの影響のな
い状態で金属パイプの両端を同心円状態で突き合わせ、
フラッシュバット溶接により溶接接合したので、溶接接
合部に欠陥は発生せず、次工程で断線することなく連続
加工が可能となる。
【0009】
【実施例】本発明の方法をフラックス包含率 15%の
JIS Z 3313、YFW 24に相当する溶接用
フラックス入りワイヤの製造の際、線径5.5mm の
段階で適用した。図1は溶接用フラッツス入りワイヤ端
部の断面図を示す。金属部の外径は、伸線ダイス、ロ−
ラ−ダイス等により径を一定に保たれ、ほぼ真円状であ
るが内側は強圧下を受けるため、内部フラックスの硬さ
の差により金属外側内面は凹凸になっている。図2に示
すように凹凸となった深い部分にフラックスが噛み込ん
でいることが多い。
【0010】この噛み込んだフラックスを除去するため
図3に示すように直径3mmnのドリルで金属部まで切
削した。切削深さはワイヤ外径の1.0 〜2.0 倍
が良い。切削されたワイヤの両端を同心円状態となるよ
う向かいあわせた図を図4に示す。この状態でフラッシ
ュバット溶接を行い図5に示すように外皮金属の溶接接
合を行う。この時、外皮金属にフラックスを噛み込んで
いる部分が残っていると伸線のさい断線が生じた。完全
に除去した場合には断線は起こらなかった。
【0011】
【発明の効果】本発明によると、溶接用フラックス入り
ワイヤの端部同士の接合を欠陥無しに行うことができ、
接合部の強度の低下は無くなった。そのため溶接用フラ
ックス入りワイヤの製造工程において、溶接接合部の断
線による能率の低下は防止できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は溶接用フラックス入りワイヤの側断面
図、(b)はX−X’視断面図である。
【図2】図1(b)のA部拡大図である。
【図3】(a)は本発明方法の説明図、(b)は(a)
のY−Y’視断面図である。
【図4】両端部接合前の断面図である。
【図5】両端部接合後の断面図である。
【符号の説明】
1  外皮金属 2  フラックス 3  金属部に噛み込んだフラックス 4  ドリル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  溶接用フラックス入りワイヤの製造に
    おいて、接合しようとするフラックス入りワイヤの双方
    の端部の外皮金属パイプの内面を切削加工して内面に残
    留するフラックスを完全に除去し、かつ均一な肉厚のパ
    イプとした後、同心円状態で突合せ溶接を行うことを特
    徴とする溶接用フラックス入りワイヤ端部の溶接接合方
    法。
JP15238891A 1991-05-28 1991-05-28 溶接用フラックス入りワイヤ端部の溶接接合方法 Pending JPH04351291A (ja)

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