JPH0435074A - 超伝導回路内磁束トラップ解除装置 - Google Patents

超伝導回路内磁束トラップ解除装置

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Publication number
JPH0435074A
JPH0435074A JP2142370A JP14237090A JPH0435074A JP H0435074 A JPH0435074 A JP H0435074A JP 2142370 A JP2142370 A JP 2142370A JP 14237090 A JP14237090 A JP 14237090A JP H0435074 A JPH0435074 A JP H0435074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superconducting circuit
superconducting
thin film
josephson junctions
magnetic flux
Prior art date
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Pending
Application number
JP2142370A
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English (en)
Inventor
Kotaro Goto
公太郎 後藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [概要] ジョセフソン回路や5QUID等の超伝導回路を冷却す
る際に、超伝導回路内に発生してしまう磁束トラップを
解除するための超伝導回路内磁束トラップ解除装置に関
し、 超伝導回路内に発生した磁束トラップを効果的に解除て
きるようにすることを目的とし、臨界電流値の異なる又
は異なるものを含む複数のジョセフソン接合を直列に接
続すると共に、これらジョセフソン接合のそれぞれに抵
抗体を並列に接続して構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は、ジョセフソン回路や5QUID(超伝導量子
干渉素子)等の超伝導回路を冷却する際に、超伝導回路
内に発生してしまう磁束トラップを解除するための超伝
導回路内磁束トラップ解除装置に関する。
ここに、ジョセフソン回路や5QUID等の超伝導回路
は、それを構成する超伝導体の超伝導遷移温度(臨界温
度)以下に冷却して動作させなければならない。ところ
か、この冷却を地磁気等、外部磁界が存在する中で行う
と、超伝導回路内に磁束が鎖交した状態で閉し込められ
てしまう場合がある。この状態を一般に磁束トラップと
呼ぶ。
かかる磁束トラップの存在は、ジョセフソン回路や5Q
UID等、超伝導回路の正常動作を妨げる原因となる。
このため、超伝導回路を動作させる前に、かかる磁束I
・ラップを解除することが必要となる。
[従来の技術] 従来、磁束トラップの発生を抑制し、又は発生した磁束
トラップを解除する方法として、例えば、■パーマロイ
等の材料からなる磁気シールドや超伝導シールドを用い
て、超伝導回路を地磁気等、外部磁界から遮蔽する方法
、 ■超伝導回路内の超伝導グランドプレーンの特定の場所
に穴(いわゆるモート)をあけ、磁束トラップをこのモ
ート下の超伝導グランドプレーンに集める方法、 ■ヒータをなす抵抗体を形成し、この抵抗体に電流を流
すことにより、この抵抗体を発熱させ、超伝導回路全体
の温度を一時的に臨界温度以上に上げて磁束トラップを
解除し、再び、臨界温度以下に冷却する方法等が用いら
れていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、■の方法においては、そもそも地磁気等
の外部磁界を完全に遮蔽するのに限界があり、磁束トラ
ップの発生を効果的に抑止することかできないという問
題点かあった。
また、■の方法は、これを、面積が小さくてすむ超伝導
論理回路に適用する場合には、かかる超伝導論理回路に
発生する磁束トラップをモー1〜に集中させて、超伝導
論理回路の動作に影響かでないようにすることが可能で
ある。しかしなから、例えば、マルチターンの入力コイ
ルを設けて構成される5QUIDにおいては、入力コイ
ルと結合させるべき5QUIDセンサの面積を大きくせ
ざるを得す、このため、5QUIDセンザに近接してモ
ートを設けたとしても、冷却時に発生する磁束1〜ラツ
プを全てモートに集中させることができず、5QUID
センサ内に磁束トラップか発生してしまうという問題点
があった。
また、■の方法においては、超伝導回路全体が均一に温
められた後、再び、冷却されるときに、超伝導回路全体
がほぼ同時に超伝導状態に遷移してしまう。このため、
この冷却時に、磁束トラップを引き起こしてしまうとい
う問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑み、超伝導回路内に発生した磁
束トラップを効果的に解除できるようにした超伝導回路
内磁束トラップ解除装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明による超伝導回路内磁束トラップ解除装置は、臨
界電流の異なる又は異なるものを含む複数のジョセフソ
ン接合を直列に接続すると共に、これらジョセフソン接
合のそれぞれに抵抗体を並列に接続して構成される。
[作用] 本発明においては、ジョセフソン接合及び抵抗体によっ
て構成される電流路に流す電流の大きさを制御すること
によって、超伝導状態にあるジョセフソン接合と、常伝
導状態にあるジョセフソン接合とを分布させて、各抵抗
体に流れる電流を制御し、各抵抗体の発熱温度を変化さ
せることができる。そこで、本発明は、その抵抗体を超
伝導回路に対向させることによって超伝導回路に温度勾
配を作り出し、磁束トラップを超伝導回路外に移動させ
ようとするものである。
[実施例] 以下、第1図〜第7図を参照して、本発明の各種実施例
について説明する。なお、本発明は、これら実施例に限
定されるものではない。
第1実施例く第1図〜第3図) 第1図及び第2図はそれぞれ本発明の第1実施例を示す
斜視図及び等価回路図であって、かかる第1.実施例の
超伝導回路内磁束トラップ解除装置は、基板1上に形成
された超伝導回路2上に絶縁膜3を介して形成されてお
り、ジョセフソン接合4A・〜4Fを直列に接続すると
共に、これらジョセフソン接合4A〜4Fに薄膜抵抗体
5A〜5Fをそれぞれ並列に接続して構成されている。
なお、6は電流入力端子、7は電流出力端子である。
ここに、ジョセフソン接合4A〜4Fは、それぞれその
臨界電流値J4A〜J4Fが、J4A””J4CJ 4
D= J 4F> J 4B= J 4Eなる関係を満
たすように形成されている。また、薄膜抵抗体5八〜5
Fは、それぞれその抵抗値が同一の抵抗値Rとなるよう
に構成されている。
かかる第1実施例においては、これを臨界温度以下に冷
却した後、端子6.7間に、I4B<I<I4Aなる電
流■を流す。このようにすると、ジョセフソン接合4B
、4Eは、超伝導状態から常伝導状態に遷移し、有限の
抵抗値を示す。他方、ジョセフソン接合4A、4C14
D、4Fは、超伝導状態を維持し、その抵抗値をゼロに
保つ。この結果、電流■は、第3図Aに破線で示すよう
に流れる。
ここに、ジョセフソン接合4B、4Eの常伝導状態での
抵抗値をR48、R4E(=R4B)とすると、薄膜抵
抗体5B、5Eに流れる電流14B、I4Eはとなる。
この結果、超伝導回路2には、第3図りに破線Xで示す
ような温度分布く温度勾配)が生じる。
次に、端子6.7間に、■4A<Iなる電流■を流す。
このようにすると、ジョセフソン接合4A、4C54D
、4Fは、超伝導状態から常伝導状態に遷移し、有限の
抵抗値を示す。この結果、電流■は第3図Bに示すよう
に流れ、超伝導回路2の温度分布は、第3図りに実線Y
て示ずように変化する。
このように、この第1実施例においては、第3図りに示
すように、超伝導回路2の温度分布を変化させることが
できるので、第3図Cに示すように、薄膜抵抗体5Aの
外側、薄膜抵抗体5Cと5Dとの間及び薄膜抵抗体5F
の外側に、モート6を形成しておくことによって、超伝
導回路2内に発生した磁束トラップを矢印2に示すよう
に超伝導グランドプレーン7のモート6の部分に移動さ
せ、磁束1〜ラツプを超伝導回路2内から解除すること
がてきる。この温度分布の変化は繰り返し与えることが
効果的である。なお、8は絶縁層である。
第2 雄側(第4図〜第6図〉 第4図は、本発明の第2実施例の等価回路図であって、
この第2実施例においては、ジョセフソン接合4A〜4
Fは、それぞれその臨界電流値J4A〜J4Fか、J 
4A< J 4B< J 4c< J 4D< J 4
B<J4Fなる関係を満たすように形成されており、そ
の他については、第1実施例と同様に構成されている。
かかる第2実施例においては、これを臨界温度以下に冷
却した後、端子6.7間に、第5図に示すように、時間
tに対して直線的な傾きを有して上昇する電流■を流ず
。このようにすると、第6図A〜Cにその一部を示すよ
うに、まず、ジョセフソン接合4Aが超伝導状態から常
伝導状態に遷移し、薄膜抵抗体5A〜5F中、薄膜抵抗
体5Aに電流■の一部か流れる。次に、ジョセフソン接
合4Bが超伝導状態から常伝導状態に遷移し、薄膜抵抗
体5A〜5F中、薄膜抵抗体5A、5Bに電流が流れる
。以下、ジョセフソン接合4C〜4Fが順次、超伝導状
態から常伝導状態に遷移し、最後には薄膜抵抗体5A〜
5Fの全てに電流が流れる。この結果、超伝導回路2の
温度分布は、第6図Eに示すように変化する。
このように、この第2実施例においては、超伝導回路2
に対して、第6図Eに示すように、空間的、かつ、時間
的に変化する温度分布を与えることがてきるので、薄膜
抵抗体5Fの外側にモート6を形成しておくことによっ
て、超伝導回路2内に発生した磁束トラップを、矢印W
で示すように、超伝導グランドレーン7のモート6の部
分に移動させ、磁束トラップを超伝導回路2内がら解除
することかできる。なお、この温度分布は、繰り返し与
えることが効果的である。
11失施例(第7図) 第7図は、本発明の第3実施例を示す斜視図であって、
この第3実施例は、基板9上にジョセフソン接合4八〜
4Fを直列に接続すると共に、これらジョセフソン接合
4A〜4Fに薄膜抵抗体5A〜5Fをそれぞれ並列に接
続して構成されている。この第3実施例は、超伝導回路
2を形成した基板1に接合させて使用される。
この第3実施例においても、ジョセフソン接合の臨界電
流値を第1実施例又は第2実施例と同様に設定し、かつ
、第1実施例又は第2実施例の場合と同様な電流を流す
ことによって、第1実施例又は第2実施例と同様の作用
、効果を得ることができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、ジョセフソン接合及び
抵抗体によって構成される電流路に流す電流の大きさを
制御することによって、超伝導状態にあるジョセフソン
接合と、常伝導状態にあるジョセフソン接合とを分布さ
せて、各抵抗体に流れる電流を制御し、各抵抗体の発熱
温度を変化させることかできるので、即ち、超伝導回路
に温度勾配を作り出すことができるので、磁束トラップ
を超伝導回路外に移動させ、超伝導回路に発生した磁束
トラップを効果的に解除することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例を示す斜視図、 第2図は第1実施例の等価回路図、 第3図A〜Dは第1実施例の動作を示す図、第4図は第
2実施例の等価回路図、 第5図は第2実施例に流す電流を示す図、第6図A〜E
は第2実施例の動作を示す図、第7図は第3実施例を示
す斜視図である。 4A〜4F・・・ジョセフソン接合 5A〜5F・・・薄膜抵抗体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)臨界電流値の異なる又は異なるものを含む複数の
    ジョセフソン接合を直列に接続すると共に、これらジョ
    セフソン接合のそれぞれに抵抗体を並列に接続して構成
    されていることを特徴とする超伝導回路内磁束トラップ
    解除装置。
  2. (2)超伝導回路が形成されている基板上に形成され、
    前記抵抗体が前記超伝導回路と対向するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の超伝導回路内磁
    束トラップ解除装置。
  3. (3)超伝導回路が形成されている基板とは異なる基板
    上に形成され、前記抵抗体が前記超伝導回路と対向する
    ように前記超伝導回路が形成されている基板に接合して
    使用されることを特徴とする請求項1記載の超伝導回路
    内磁束トラップ解除装置。
JP2142370A 1990-05-31 1990-05-31 超伝導回路内磁束トラップ解除装置 Pending JPH0435074A (ja)

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JPH0435074A true JPH0435074A (ja) 1992-02-05

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JP2142370A Pending JPH0435074A (ja) 1990-05-31 1990-05-31 超伝導回路内磁束トラップ解除装置

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JP (1) JPH0435074A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6282385B1 (en) 1999-09-30 2001-08-28 Fuji Xerox Co., Ltd. Developing device and image forming apparatus using the same
US6301453B1 (en) 1999-06-23 2001-10-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Developing unit using oscillatory bias voltage

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6301453B1 (en) 1999-06-23 2001-10-09 Fuji Xerox Co., Ltd. Developing unit using oscillatory bias voltage
US6282385B1 (en) 1999-09-30 2001-08-28 Fuji Xerox Co., Ltd. Developing device and image forming apparatus using the same

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