JPH04350472A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH04350472A
JPH04350472A JP3014552A JP1455291A JPH04350472A JP H04350472 A JPH04350472 A JP H04350472A JP 3014552 A JP3014552 A JP 3014552A JP 1455291 A JP1455291 A JP 1455291A JP H04350472 A JPH04350472 A JP H04350472A
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JP
Japan
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refrigerant
pipes
flow
pipe
inflow
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Pending
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JP3014552A
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English (en)
Inventor
Mari Sada
真理 佐田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04350472A publication Critical patent/JPH04350472A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B39/00Evaporators; Condensers
    • F25B39/02Evaporators
    • F25B39/028Evaporators having distributing means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/40Fluid line arrangements
    • F25B41/42Arrangements for diverging or converging flows, e.g. branch lines or junctions
    • F25B41/45Arrangements for diverging or converging flows, e.g. branch lines or junctions for flow control on the upstream side of the diverging point, e.g. with spiral structure for generating turbulence

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷媒の流れを複数の経
路に分流させるための冷媒回路の分流器の構造に係り、
特に冷媒分配機能の向上対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭61―1108
59号公報に開示される如く、空気調和装置の冷媒回路
の構成として、冷媒回路内に液ラインと、吐出ラインと
、吸入ラインとを延設し、各ライン間に複数の利用側熱
交換器や熱源側熱交換器を並列に配置するとともに、各
熱交換器のガス側端部を吸入ラインと吐出ラインとに交
互に連通させることにより、各熱交換器を凝縮器と蒸発
器とに個別に切換可能に構成することにより、各室内と
室外とにおける吸熱と放熱とを空気調和装置全体として
効果的に利用するようにしたものは公知の技術である。
【0003】また、上記のような冷媒の流通経路の分岐
部に配設させる分流器の構造として、例えば実開平1―
102661号公報に開示される如く、一本の主管に対
して複数の枝管を各々が連通するように設けたいわゆる
分岐ヘッダが一般的な分流器の構造として知られている
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の公報による
空気調和装置の冷媒回路の液ライン,吐出ライン,吸入
ラインを上記後者の公報による分流器の主管に接続し、
各熱交換器の両端に接続される冷媒配管を各枝管に接続
することにより、運転状態の変化に応じて冷媒の流通経
路を自在に変化させることができる。
【0005】しかしながら、特に上記液ラインにおける
冷媒の分流器については、以下のような問題があった。 すなわち、液管における冷媒は液冷媒が主であるが、運
転状態によってはフラッシュ等によりガス冷媒が混在し
ており、その混入度合つまりボイド率は各流入経路によ
って異なる。また、流れ込む冷媒の温度も同じではない
。したがって、例えば主管と一つの枝管から冷媒が流入
するときには、当該枝管に隣接する枝管は当該枝管の影
響をより強く受けることになり、隣接しない枝管との間
の冷媒分配が不安定に行われる。特に、近年の冷媒充填
量低減の要請から冷媒回路に流通する冷媒量が全体的に
少なくなると、液ラインにガス冷媒の混入した気液二相
流が流通することが多くなるので、分流器でガス冷媒が
不均一に分布した冷媒をそのまま各流出経路に分岐する
と、見掛上同体積の冷媒が分配されてもボイド率の相違
により実質的な冷媒流量が変わるので、冷媒の分配機能
が極端に悪化する虞れがある。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、冷媒回路の液ラインにおける冷媒の
流れが二相流となるような場合にも、分流器で温度やボ
イド率の略均一な冷媒を分岐して流出させる手段を講ず
ることにより、冷媒の分配機能の向上を図ることにある
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
、請求項1の発明の講じた手段は、図1に示すように、
冷媒回路(3)に、冷媒が流通する複数の冷媒配管(3
3),(33a)〜(33c)と、該各冷媒配管(33
),(33a)〜(33c)の間で冷媒の流れを分岐さ
せるための分流器(63)とを備えた空気調和装置を対
象とする。
【0008】そして、上記分流器(63)に、冷媒が流
入する単一の流入ポ―ト(IP )と、該流入ポ―ト(
IP )から流入した冷媒が流出する上記冷媒配管(3
3),(33a)〜(33c)と同数個の流出ポ―ト(
OP1)〜(OP4) とを設ける。
【0009】さらに、上記各冷媒配管(33),(33
a)〜(33c)を、上記分流器(63)側への冷媒の
流れのみ許容する弁(RV ),…を介設した流入分岐
管(36x),(36a)〜(36c)と、分流器(6
3)側からの冷媒の流通のみを許容する弁(RV ),
…を介設した流出管(35x),(35a)〜(35c
)とに分岐し、上記各流入分岐管(36x),(36a
)〜(36c)の先端を単一の流入管(34)に合流さ
せて流入ポ―ト(IP )に接続する一方、上記各流出
管(35x),(35a)〜(35c)の先端をそれぞ
れ上記各流出ポ―ト(OP1)〜(OP4)に接続させ
る構成としたものである。
【0010】請求項2の発明の講じた手段は、図2に示
すように、上記請求項1の発明において、分流器(63
)の流入ポ―ト(IP )と流出ポ―ト(OP1)〜(
OP4) への分岐部(SP )との間に、流路を狭め
て冷媒流を混合させる絞り部(NZ )を設けたもので
ある。
【0011】
【作用】以上の構成により、請求項1の発明では、各冷
媒配管(33),(33a)〜(33c)における冷媒
の流通方向が運転状態の変化に応じて反対方向に変って
も、分流器(63)への流入経路は常に単一の流入管(
34)に限定されている。したがって、各冷媒配管(3
3),(33a)〜(33c)から流入しようとする冷
媒の温度やボイド率に差があっても、各流入分岐管(3
6x),(36a)〜(36c)を経て流入管(34)
内で混合することにより、ある程度温度やボイド比が均
一化されて分流器(63)に流入する。そして、分流器
(63)でこの均一な分布状態となった冷媒が各流出ポ
―ト(OP1)〜(OP4)に分流された後、各流出管
(35x),(35a)〜(35c)から各冷媒配管(
33),(33a)〜(33c)に流出するので、流入
経路が変化する場合のような各冷媒配管(33),(3
3a)〜(33c)から流入する冷媒の温度やボイド率
に起因する分配不良が抑制される。
【0012】また、気液二相流の発生を防止しようとす
れば冷媒配管の凝縮器出口で過冷却を取り、液単相流(
いわゆるシ―ル状態)とする必要があるが、このような
気液二相流に対しても適正に冷媒を分配することにより
、液配管の二相化、凝縮器出口過冷却度の減少が可能と
なるので、冷媒量の大巾削減、凝縮熱伝達率の向上によ
る効率の向上が可能になる。
【0013】請求項2の発明では、冷媒が気液二相流と
なって流入ポ―ト(IP )から流入した場合、ノズル
(NZ )で絞られて動圧の上昇により均一に混合され
た後膨張することにより、その分布が均一ないわゆる噴
霧流となって、分岐部(SP )から各流出ポ―ト(O
P1)〜(OP4)に分流されるので、冷媒の分配特性
がさらに向上するとともに、気液二相流に対しても分流
時における偏流が防止される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
き説明する。
【0015】図1は本発明の実施例に係る空気調和装置
の全体構成を示し、一つの室外ユニット(X)に対して
3台の第1〜第3室内ユニット(A)〜(C)が接続さ
れたいわゆるマルチ形の構成をしている。
【0016】上記室外ユニット(X)において、(1)
は圧縮機、(2)は室外ファン(26)を付設した熱源
側熱交換器としての室外熱交換器、(21)は該室外熱
交換器(2)のガス管側の接続を後述のごとく切換える
室外接続切換手段としての四路切換弁、(25)は熱源
側流量制御弁としての室外電動膨張弁、(43)は液冷
媒を貯溜するためのレシ―バ、(41)は吸入冷媒中の
液冷媒を分離するためのアキュムレ―タである。
【0017】一方、上記第1〜第3室内ユニット(A)
〜(C)は同一構成をしていて、冷房運転時には蒸発器
として、暖房運転時には凝縮器として機能する第1〜第
3室内熱交換器(5a)〜(5c)と、冷房運転時には
冷媒を減圧し、暖房運転時には冷媒流量を調節する第1
〜第3室内電動膨張弁(51a)〜(51c)とを備え
ており、上記各室内熱交換器(5a)〜(5c)の容量
は、第1室内熱交換器(5a)が最も小容量に、かつ第
3室内熱交換器(5c)が最も大容量に設定されている
【0018】ここで、上記圧縮機(1)の吐出側からは
吐出ライン(31)が、吸入側からは吸入ライン(32
)がそれぞれ延びる一方、上記室外熱交換器(2)の液
管側からは液ライン(33)が延びていて、上記3本の
冷媒配管(31)〜(33)が室外側から室内側に亘っ
て延設されている。そして、上記室外ユニット(X)及
び各室内ユニット(A)〜(C)の各機器は、該3本の
冷媒配管(31)〜(33)に接続されて、各熱交換器
(2)及び(5a)〜(5c)の間で熱の移動を可能に
した主冷媒回路(3)が構成されている。
【0019】次に、上記の冷媒配管の接続関係を詳細に
説明するに、上記室外ユニット(X)において、室外熱
交換器(2)のガス管側は、吐出ライン(31)に連通
する第1室外分岐管(22a)と、吸入ライン(32)
に接続する第2室外分岐管(22b)とに分岐され、上
記第1,第2室外分岐管(22a),(22b)の端部
は上記四路切換弁(21)の相対向する2つの接続ポ―
トに接続されていて、四路切換弁(21)が図中破線側
に切換わると室外熱交換器(2)のガス管側が第2室外
分岐管(22b)を介して吸入ライン(32)に接続さ
れる結果、室外熱交換器(2)が蒸発器として機能する
一方、四路切換弁(21)が図中実線側に切換わると、
室外熱交換器(2)のガス管側が第1室外分岐管(22
a)を介して吐出ライン(31)に接続される結果、室
外熱交換器(2)が凝縮器として機能するようになされ
ている。なお、上記四路切換弁(21)のもう一方の接
続ポ―トは、キャピラリチュ―ブ(23)を介して第2
室外分岐管(22b)に接続されている。
【0020】一方、各室内ユニット(例えばA)におい
て、上記吐出ライン(31)、吸入ライン(32)及び
液ライン(33)の室内側端部は、それぞれ第1〜第3
分流器(61)〜(63)に接続される一方、室内熱交
換器(5a)のガス管側は第1室内ガス分岐管(31a
)と第2室内分岐管(32a)とに分岐していて、上記
第1室内ガス分岐管(31a)は第1室内開閉弁(52
a)を介して第1分流器(61)に、第2室内分岐管(
32a)は第2室内開閉弁(52a)を介して第2分流
器(62)にそれぞれ接続され、さらに、室内熱交換器
(5a)の液管(33a)は第3分流器(63)に接続
されている。すなわち、上記第1室内開閉弁(52a)
が開き第2室内開閉弁(53a)が閉じたときには室内
熱交換器(5a)のガス管側が吐出ライン(31)に接
続される結果、室内熱交換器(5a)が凝縮器として機
能する一方、第1室内開閉弁(52a)が閉じ、第2室
内開閉弁(53a)が開いたときには室内熱交換器(5
a)のガス管側が吸入ライン(32)に接続される結果
、室内熱交換器(5a)が蒸発器として機能するように
なされている。上記構成は他の室内ユニット(B),(
C)についても同様である。
【0021】ここで、本発明の特徴として、上記液ライ
ン(33)に設けられた第3分流器(63)付近の構成
について説明する。該第3分流器(63)には、後に詳
述するように、一方に冷媒が流入する単一の流入ポ―ト
(IP )が設けられ、該流入ポ―ト(IP )に対峙
する側には、流入ポ―ト(IP)に連通され、流入ポ―
ト(IP )から流入した冷媒が流出する上記各冷媒配
管(33),(33a)〜(33c)と同数個(4個)
の流出ポ―ト(OP1)〜(OP4)…が設けられてい
る。そして、上記流入ポ―ト(IP )には単一の流入
管(34)の一端が接続されているとともに、上記各室
内熱交換器(5a)〜(5c)の液管(33a)〜(3
3c)はそれぞれ流出管(35a)〜(35c)と流入
分岐管(36a)〜(36c)とに分岐し、また、上記
液ライン(33)も流出管(35x)と流入分岐管(3
6x)とに分岐していて、上記各流入分岐管(36x)
,(36a),〜(36c)はいずれも分流器(63)
側への冷媒の流通のみを許容する向きに配設された逆止
弁(RV ),…を介して上記流入管(34)に接続さ
れている。さらに、上記各流出管(35a),(35b
)〜(35b)は、いずれも分流器(63)側からの冷
媒の流通のみを許容する向きに配設された逆止弁(RV
 ),…を介して上記分流器(32a)の各流出ポ―ト
(OP1)〜(Op4) に接続されている。ただし、
上記液ライン(33)の流入分岐管(36x)は容量の
最も小さい第1室内熱交換器(5a)からの流入分岐管
(36a)と容量が中間の第2室外熱交換器(5b)か
らの流入分岐管(36b)との間に接続されている。ま
た、上記第3分流器(63)の第1〜第4流出ポ―ト(
OP1)〜(OP4)には、第1室外熱交換器(5a)
への流出管(35a)、室外熱交換器(2)への流出管
(35x)、第2室内熱交換器(5b)への流出管(3
5b)及び第3室内熱交換器(5c)への流出管(35
c)がそれぞれ接続されている。
【0022】一方、図2は上記分流器(63)の構造を
示し、該分流器(63)はいわゆるノズルタイプの構造
をしており、一方に円筒状の流入ポ―ト(IP)が設け
られ、他方に該流入ポ―ト(IP )の軸に対して一定
の傾きを有するように各々円錐状に配置された軸を有す
る4個の流出ポ―ト(OP1)〜(OP4)が設けられ
ている。そして、上記流入ポ―ト(IP )の下流側に
は通路面積を減小させるテ―パ状の絞り部(65)と、
該絞り部(65)の下流側に形成された平行部(66)
と、該平行部(66)の下流側に形成され、通路面積を
増大させるテ―パ状の拡大部(67)とが設けられてい
て、上記絞り部(65)、平行部(66)及び拡大部(
67)により、請求項2の発明にいうノズル(NZ )
が構成されている。さらに、上記ノズル(NZ )の下
流側が冷媒を分岐する分岐部(SP )となっている。 すなわち、上記拡大部(67)の下流側の軸上には、流
通する冷媒と対向する円錐状の分岐部材(69)が設け
られており、この分岐部材(69)下流側から通路が上
記各流出ポ―ト(OP1)〜(OP4)への分岐路(6
8a)〜(68d)に分岐されている。すなわち、流入
ポ―ト(IP )から流入した各冷媒配管(33),(
33a)〜(33c)からの混合冷媒が、絞り部(65
)及び平行部(66)で絞られ、動圧の上昇により均一
に混合された後拡大部(67)で膨張することにより、
液冷媒内にガス冷媒が混合している場合にはその分布が
均一ないわゆる噴霧流として、各流出ポ―ト(OP1)
〜(OP4)に流通させるようになされている。
【0023】空気調和装置(X)の通常運転時、各室内
ユニット(A)〜(C)で室内の要求が冷房要求のとき
には、各室内開閉弁(52a),(53a),…により
室内熱交換器(5a)〜(5c)が吸入ライン(32)
側に連通するよう個別に切換えられて、室内電動膨張弁
(51a)〜(51c)で減圧された冷媒が室内熱交換
器(5a)で蒸発するように流れる。また、室内の要求
が暖房要求であるときには各室内熱交換器(5a)〜(
5c)が吐出ライン(31)側に連通するよう個別に切
換えられて、圧縮機(1)から吐出された冷媒が室内熱
交換器(5a)〜(5c)で凝縮液化されるように流れ
る。
【0024】一方、室外ユニット(X)において、全室
内ユニット(A)〜(C)の総合要求が冷房要求のとき
には四路切換弁(21)が図中実線側に切換えられ吐出
冷媒が室外熱交換器(2)で凝縮液化されるように流れ
て、室外熱交換器(2)が凝縮器として機能し、全室内
ユニット(A)〜(C)の総合要求が暖房要求であると
きには、四路切換弁(21)が図中破線側に切換えられ
室外電動膨張弁(25)で減圧された冷媒が室外熱交換
器(2)で蒸発するように流れて、室外熱交換器(2)
が蒸発器として機能するようになる。すなわち、圧縮機
(1)の運転容量を最小限に止めながら、各室内ユニッ
ト(A)〜(C)を個別に同時に冷暖房運転しうるよう
になされている。
【0025】ここで、上記各室内ユニット(A)〜(C
)における同時冷暖房運転時、例えば第1室内ユニット
(A)のみが暖房運転で他の室内ユニット(B),(C
)が冷房運転時、第1室内熱交換器(5a)が蒸発器と
して機能する一方、第2,第3室内熱交換器(5b),
(5c)は凝縮器として機能するよう冷媒が流通する。 また、室内側の総合要求が冷房要求となるので、室外ユ
ニット(X)では室外熱交換器(2)が凝縮器となるよ
う液ライン(33)で冷媒が流通する。すなわち、図中
矢印に示すように、第1室内熱交換器(5a)に連通す
る流入分岐管(36a)と液ライン(33)に連通する
流入分岐管(36x)とから流入した冷媒が流入管(3
4)に合流し、流入ポ―ト(IP )から第3分流器(
63)に流入した後、第3,第4流出ポ―ト(OP3)
,(OP4)から流出管(35b),(35c)を介し
て第2,第3室内熱交換器(5b),(5c)に流れる
【0026】そのとき、第3分流器(63)に接続され
る流入管(34)が単一化され、一方、各流出管(35
x),(35a)〜(35c)にはいずれも逆止弁(R
V )が介設され、液冷媒が流入することがないよう構
成されているので、各熱交換器(2),(5a)〜(5
c)での凝縮温度の相違等から温度やボイド比の違う冷
媒が各流入分岐管(36x),(36a)〜(36c)
から流入しても、流入管(34)内で混合することによ
り、ある程度温度やボイド比が均一化される。すなわち
、上記従来のもののように、分流器に接続される配管が
運転状態に応じて、流入経路になったり、流出経路にな
ったりするものでは、分流器の各ポ―トから流入する冷
媒の温度やボイド比の相違と冷媒が流出する各ポ―トの
位置関係によっては、その流出量が不確定に変化するこ
とになる。それに対して、上記実施例では、流入管(3
4)内である程度均一化された冷媒が分流器(63)に
流入した後各流出ポ―ト(OP1)〜(OP4)に分流
されて、各流出管(35x),(35a)〜(35c)
から各熱交換器(2),(5a)〜(5c)に流出する
ので、各冷媒配管(33),(33a)〜(3c)への
冷媒の分配が各熱交換器(2),(5a),(5c)へ
の冷媒流量を制御する各電動膨張弁(25),(51a
)〜(51c)の開度に対応した適正な比率でなされる
ことになる。
【0027】また、近年の冷媒充填量削減要求に応じて
冷媒量を低減した場合、液ライン(33)側に流れる冷
媒が気液二相流になることもしばしば生じると考えられ
、気液二相流の発生を防止しようとすれば冷媒配管の入
口で過冷却を取り、液単相化(いわゆるシ―ル状態)に
する必要があるが、このような気液二相流に対しても適
正に冷媒を分配することにより、冷媒削減要求に応える
ことができ、コストの低減を図ることができる。
【0028】特に、上記実施例のように、第3分流器(
63)の流入ポ―ト(IP )と流出ポ―ト(OP1)
〜(OP4) への分岐部(SP)との間に、流路を狭
めて冷媒流を混合させるノズル(NZ )を設けた場合
、気液二相流となって流入ポ―ト(IP)から流入した
冷媒が、ノズル(NZ )(絞り部(65)、平行部(
66)及び拡大部(67))で絞られて動圧の上昇によ
り均一に混合された後膨張することにより、その分布が
均一ないわゆる噴霧流となる。そして、この噴霧流が分
岐部(SP )から各流出ポ―ト(OP1)〜(OP4
)に分流されるので、冷媒の分配特性が向上するととも
に、気液二相流に対しても分流時における偏流を有効に
防止することができ、よって、著効を得ることができる
【0029】なお、上記実施例では、各流入分岐管(3
6x),(36a)〜(36c)及び流出管(35x)
,(35a)〜(35c)の冷媒流通を一方向のみ許容
する弁として逆止弁(RV )を設けたが、本発明はか
かる実施例に限定されるものではなく、例えば開閉弁を
設け、各熱交換器(2),(5a),(5c)の運転モ
―ドに応じて開閉させるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、空気調和装置の冷媒回路に、複数の冷媒配管の
間で冷媒の流れを分流させる分流器を設け、この分流器
に単一の流入ポ―トと、冷媒配管と同数個の流出ポ―ト
とを設けるとともに、上記各冷媒配管を分流器側への冷
媒流通のみ許容する弁を介設した流入分岐管と分流器側
からの冷媒流通のみ許容する弁を介設した流出管とに分
岐させ、各流入分岐管の先端を単一の流入管に合流した
後分流器の流入ポ―トに、各流出管の先端をそれぞれ各
流出ポ―トに接続させたので、各冷媒配管から温度やボ
イド率の異なる冷媒が流入する場合にも、単一の流入管
である程度混合してから分流器に流入させることにより
、流入する冷媒の温度やボイド率の相違に起因する各冷
媒配管への分配不良を抑制することができるとともに、
気液二相流に対しても良好な分配を確保できることで、
液冷媒配管を液単相状態(いわゆるシ―ル状態)に保持
する必要がなく、冷媒量の低減を図ることができる。
【0031】請求項2の発明によれば、上記請求項1の
発明において、分流器の流入ポ―トと各流出ポ―トへの
分岐部との間に、冷媒を絞ることにより冷媒流を混合す
るノズルを設けたので、動圧の上昇を利用し、気液二相
流を噴霧流にして分流させることができ、上記請求項1
の発明において著効を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る空気調和装置の冷媒配管
系統図である。
【図2】分流器の構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
33  液ライン 33a〜33c  液管 34  流入管 35x,35a〜35c  流出管 36x,36a〜36c  流入分岐管IP   流入
ポ―ト OP1〜OP4  流出ポ―ト RV   逆止弁 NZ   ノズル SP   分岐部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  冷媒回路(3)に、冷媒が流通する複
    数の冷媒配管(33),(33a)〜(33c)と、該
    各冷媒配管(33),(33a)〜(33c)の間で冷
    媒の流れを分岐させるための分流器(63)とを備えた
    空気調和装置であって、上記分流器(63)には、冷媒
    が流入する単一の流入ポ―ト(IP )と、該流入ポ―
    ト(IP )から流入した冷媒が流出する上記冷媒配管
    (33),(33a)〜(33c)と同数個の流出ポ―
    ト(OP1)〜(OP4) とが設けられているととも
    に、上記各冷媒配管(33),(33a)〜(33c)
    は、上記分流器(63)側への冷媒の流れのみ許容する
    弁(RV ),…を介設した流入分岐管(36x),(
    36a)〜(36c)と、分流器(63)側からの冷媒
    の流通のみを許容する弁(RV ),…を介設した流出
    管(35x),(35a)〜(35c)とに分岐され、
    上記各流入分岐管(36x),(36a)〜(36c)
    の先端は単一の流入管(34)に合流して流入ポ―ト(
    IP )に接続される一方、上記各流出管(35x),
    (35a)〜(35c)の先端はそれぞれ上記各流出ポ
    ―ト(OP1)〜(OP4)に接続されていることを特
    徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の空気調和装置において
    、分流器(63)の流入ポ―ト(IP )と流出ポ―ト
    (OP1)〜(OP4) への分岐部(SP )との間
    に、流路を狭めて冷媒流を混合させる絞り部(NZ )
    を設けたことを特徴とする空気調和装置。
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