JPH0435030Y2 - - Google Patents

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JPH0435030Y2
JPH0435030Y2 JP10997787U JP10997787U JPH0435030Y2 JP H0435030 Y2 JPH0435030 Y2 JP H0435030Y2 JP 10997787 U JP10997787 U JP 10997787U JP 10997787 U JP10997787 U JP 10997787U JP H0435030 Y2 JPH0435030 Y2 JP H0435030Y2
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vibration
tube
rotary disk
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は粉粒体または線状物入り管の製造装
置、特にコイル状に巻き取つた管に粉粒体を充填
し、あるいは線状物を挿通する装置に関する。
この考案の装置は、溶接用フラツクス入りワイ
ヤ、光フアイバケーブルなどの製造に用いられ
る。
(従来の技術) コイル状に巻き取られた管に粉粒体を充填する
方法として、特公昭45−30937号公報で開示され
た技術が知られている。また、コイル状に巻き取
られた管に線状物を挿通する方法として、特開昭
62−44010号公報で開示された技術が知られてい
る。
これらの技術は、いずれも予め管をコイル状に
巻き取つておき、コイル軸がテーブル面に対して
垂直となるようにして管のコイルを振動テーブル
上に固定する。そして、管のコイル軸周りあるい
はコイル軸に平行な軸周りの振動を振動テーブル
に与え、管のコイルを振動させながら管の一端か
ら粉粒体あるいは線状物を供給する。
また、上記特開昭62−44010号公報で開示され
た線状物を管に挿通する装置は、架台と、架台上
に支持ばねを介して載置された振動テーブルと、
振動テーブルに設けられた支持部材と、支持部材
に取り付けられた一対の振動モータとを備えてお
り、前記一対の振動モータは振動テーブルの中心
軸線に関して互いに向かい合つた位置にあるとと
もに、これらの回転軸が中心軸線を含む垂直面に
それぞれ平行、かつ振動テーブル面に対して互い
に逆方向に傾斜する姿勢となつている。振動モー
タは不平衡おもりを備えた電動モータなどが用い
られる。
この線状物を管に挿通する装置では、管の任意
の点がら旋状の経路に沿つて往復動するように管
のコイルを振動させるので、管内の線状物は管内
壁面より斜め上前方に向う力を受ける。この力に
より、線状物は管内で斜め上前方に向つて飛び跳
ね、あるいは管内壁面を滑動する。このようにし
て、管内の線状物は管内壁よりコイル円周方向の
搬送力が間欠的に与えられて管内を前進し、また
管外の線状物を管内に引き込む。上記装置の搬送
原理から明らかなように、この装置を用いて粉粒
体を管に充填することも可能である。
このような充填あるいは挿通方法では、管(内
径、内面状態)、粉粒体(粒度、形状、表面状
態)、線状物(直径、密度、表面状態)、振動(振
幅、振動数、振動方向)などの条件により充填あ
るいは挿通速度は微妙に変化する。したがつて、
振動条件の設定が適切でないと、充填あるいは挿
通に長時間を要し、場合によつては粉粒体あるい
は線状物が管内に入つて行かないこともある。
上記振動方向は充填あるいは挿通速度に大きく
影響するものである。振動方向を設定するには、
振動モータを架台に固定するロツクボルトを緩
め、振動モータを両手で抱えるようにして動か
し、振動モータを所定の方向にセツトする。そし
て、再びロツクボルトを締め付けて振動モータを
固定する。
(考案が解決しようとする問題点) 従来の装置では、上記のように振動モータを両
手で抱えるようにして動かし、振動モータを所定
の方向にセツトする。しかし、振動モータはたと
えば100Kgfとかなりの重量があるので、方向設
定作業に手間取り、また少なくとも2名の作業者
を要していた。さらに、振動モータを正確な方向
に設定することが困難であつた。
そこで、この考案は1名の作業者であつても手
軽に短時間で、振動方向を正確に設定することが
できる粉粒体または線状物入り管の製造装置を提
供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) この考案の粉粒体または線状物入り管の製造装
置は従来の装置を改良したものであつて、前記従
来装置において更に回転盤、回転盤駆動装置およ
び固定部材を備えている。
回転盤は振動モータの回転軸と平行な面内で回
転可能に支持部材に支持されているとともに、振
動モータが固定されている。回転駆動装置は、駆
動部が支持部材に固定され、従動部が回転盤に設
けられている。回転盤駆動装置の駆動部としてウ
オーム、ピニオンなどが、また従動部としてウオ
ームホイール、歯車などが用いられる。駆動部の
駆動は手動、電動、油圧、空気圧などが用いられ
る。また、固定部材は回転盤を支持部材にロツク
する固定部材とを備えている。固定部材はロツク
ボルト、バイスなどが用いられる。
(作用) 振動方向を設定するには、まず固定部材を緩め
て回転盤を回転可能とする。つぎに、回転盤駆動
装置を操作して回転盤すなわち振動モータを回転
し、充填あるいは挿通条件に応じた所定の振動角
度に設定する。そして、固定部材を締め付けて振
動モータを支持部材に固定する。
回転盤駆動装置の駆動は手動または電動などに
より行うので、振動モータを抱えるようにして動
かす必要はない。また、回転盤を回転して振動モ
ータの姿勢を設定するので、振動角度を細かく、
したがつて正確に調節することができる。
(実施例) 以下、光フアイバを鋼管に挿通する装置を例と
して、この考案の実施例を説明する。
第1図および第2図は、それぞれ光フアイバコ
ードの製造装置の正面図および側面図である。
架台11は振動しないように床面9に強固に固
定されている。架台11上面の四隅には振動テー
ブル支持用のコイルばね13が取り付けられてい
る。
架台11上には、支持ばね13を介して正方形
の盤状の振動テーブル14が載置されている。振
動テーブル14の下面から支持フレーム15が下
方に延びている。
支持フレーム15には、振動テーブル14の垂
直な中心軸線Cに関して互いに向かい合う一対の
回転盤21が取り付けられている。回転盤21は
水平軸周りに回転可能である。すなわち、第3図
に示すように支持フレーム15に固定された基盤
16の軸受穴17に回転盤21の軸部22が回転
可能にはめ合つている。また、第3図および第4
図に示すように基盤16には円周に沿つてあり溝
18が切つてある。
回転盤21には振動モータ25,27がボルト
(図示しない)により固定されている。振動モー
タ25,27の回転軸は回転盤面に平行となつて
いる。振動モータ25,27は回転軸の両端に不
平衡重錘(図示しない)が固着されており、不平
衡重錘の回転による遠心力により振動テーブル1
4にこれの面に対し斜め方向の加振力を与える。
この一対の振動モータ25,27は、振動数およ
び振幅が互いに一致し、加振力方向が互いに180
度ずれるように駆動される。したがつて、この一
対の振動モータ25,27による振動を合成する
と、中心軸が振動テーブル14の中心軸線Cと一
致するら旋に沿うようにして振動テーブル14は
振動する。振動テーブル14は上記のように支持
ばね13を介して架台11に取り付けられている
ので、振動テーブル14の振動は架台11に伝わ
らない。
また、支持フレーム15にはウオーム軸32が
軸受35により支持されている。一方、回転盤2
1は外周に歯が切られてウオームホイール33と
なつており、上記ウオーム軸32とウオームホイ
ール33とによつて回転盤駆動装置31を構成し
ている。
回転盤21はロツクボルト37を介して基盤1
6に固定される。すなわち、第3図に示すように
ロツクボルト37が回転盤21を貫通し、ロツク
ボルトるの頭部38が上記基盤16のあり溝18
にはめ合つている。ロツクボルト37のナツト3
9を締め付けることにより、回転盤21は基盤1
6に固定される。
なお、上記装置の側方に隣接して、光フアイバ
を巻き取つた供給スプール、これを駆動する駆動
モータなどからなる光フアイバ供給装置(いずれ
も図示しない)が配置されている。
つぎに、上記のように構成された装置により、
光フアイバを鋼管に挿通する方法について説明す
る。
予め、ボビン3に管1をコイル状に巻き付けて
コイル5を形成するとともに、供給スプールにも
フアイバ素線にプレコートされた光フアイバ7を
巻いておく。ついで、コイル軸と振動テーブル1
4の中心軸線Cが一致するようにして、管1を巻
き付けたボビン3を振動テーブル14上に固定金
具41により固定する。また、ウオーム軸32を
ハンドル36により手動回転して、振動モータ2
5,27の回転軸が振動テーブル面に対して互い
に逆方向に60度傾斜する姿勢となるように振動方
向を設定する。そして、供給スプールから光フア
イバ7を引き出し、管入口部2に挿入する。
光フアイバ7は初め手によりコイル状の管内に
3m押し込まれる。これにより、管の振動によつ
て光フアイバは管内面によつて十分な搬送力が与
えられ、光フアイバは確実に管内に入つて行く。
つぎに、振動モータ25,27を駆動すると、
振動モータ25,27は前述のような位置および
姿勢で振動テーブル14に取り付けられているの
で、振動テーブル14は中心軸線Cの周りのトル
クおよび中心軸線方向の力を受ける。この結果、
振動テーブル14の任意の点は、ら旋Hに沿うよ
うな振動をする。この振動は、振動テーブル14
から更に固定金具41、ボビン3および管のコイ
ル5を順次介して光フアイバ7に伝達される。振
動により光フアイバ7は管内壁底面から振動方向
に向かう加速度を受け、重力に抗して飛行し、着
地する。このようなうねり運動が各振動ごと、も
しくは数回の振動ごとに繰り返され、光フアイバ
は管内を進行する。また、管内壁底面と光フアイ
バ7との間の摩擦状態によつては、光フアイバ7
は飛行せず、管内を滑動して進行する。コイル軸
と振動テーブル14の中心軸線Cが一致している
ので、管内の光フアイバ7は中心軸線Cを中心と
して円運動を行う。
こうして振動の物品搬送力により、光フアイバ
7は供給スプールから繰り出されて、管入口端
2、コイル状の管1、管出口端の順に移動し、所
定時間後にコイル5全体に挿通される。
なお、光フアイバの挿通途中で挿通速度が低下
したり、挿通不可能となつた場合、振動条件をチ
エツクし、振動モータの向きを変えて正常な挿通
状態に戻すことができる。さらには、振動テーブ
ルを逆方向に振動させ、光フアイバを引き出すこ
ともできる。
この考案は上記実施例に限られるものではな
く、たとえば粉粒体の充填にも用いることができ
る。また、回転駆動装置を電動、油圧モータなど
により駆動することにより遠隔操作も可能であ
る。
(考案の効果) この考案の粉粒体または線状物入り管の製造装
置によれば、1名の作業者であつても手軽に短時
間で、振動方向を正確に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は光フアイバを管に挿通するための装置
の一例を示す正面図、第2図はその装置の側図、
第3図は上記装置において振動モータの取付け部
構造を示す一部断面図、および第4図は上記取付
け部の一部を示す正面図である。 1……管、3……ボビン、5……管のコイル、
7……光フアイバ、11……架台、13,14…
…振動テーブル、15……支持フレーム、16…
…基盤、21……回転盤、25,27……振動モ
ータ、31……回転盤駆動装置、32……ウオー
ム軸、33……ウオームホイール、37……ロツ
クボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 架台11と、架台上に支持ばね13を介して載
    置された振動テーブル14と、振動テーブル14
    に設けられた支持部材15と、支持部材15に取
    り付けられた一対の振動モータ25,27とを備
    えており、前記一対の振動モータ25,27は振
    動テーブル14の中心軸線Cに関して互いに向か
    い合つた位置にあるとともに、これらの回転軸が
    中心軸線Cを含む垂直面にそれぞれ平行、かつ振
    動テーブル面に対して互いに逆方向に傾斜する姿
    勢となつている装置において、振動モータ25,
    27の回転軸と平行な面内で回転可能に支持部材
    15に支持され、振動モータ25,27が固定さ
    れた回転盤21と、駆動部32が支持部材15に
    固定され、従動部33が回転盤21に設けられた
    回転盤駆動装置と、回転盤21を支持部材15に
    ロツクする固定部材37とを備えていることを特
    徴とする粉粒体または線状物入り管の製造装置。
JP10997787U 1987-07-20 1987-07-20 Expired JPH0435030Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10997787U JPH0435030Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10997787U JPH0435030Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20

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Publication Number Publication Date
JPS6415691U JPS6415691U (ja) 1989-01-26
JPH0435030Y2 true JPH0435030Y2 (ja) 1992-08-19

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JP10997787U Expired JPH0435030Y2 (ja) 1987-07-20 1987-07-20

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JPS6415691U (ja) 1989-01-26

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