JPH04348686A - 光学式ビデオディスクの映像信号記録方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は光学式ビデオディスクの
映像信号記録方式に関し、特にレーザービジョン方式の
光学式ビデオディスクであるレーザーディスクの映像信
号記録方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の光学式ビデオディスクの映像信号
記録方式では、光学式ビデオディスクの媒体であるビデ
オディスクに記録されている情報は、標準ＮＴＳＣ映像
信号、２チャンネルのアナログ音声信号、デジタル音声
のＥＦＭ信号であり、周波数変調されて、周波数分割多
重により記録されている。

【０００３】図２は従来の光学式ビデオディスクの映像
信号記録方式の一例を示す周波数スペクトル構造図であ
る。図２の信号スペクトルの約４ＭＨｚから約１４ＭＨ
ｚまでは映像信号帯域となっており、映像ＦＭ搬送波周
波数ｆは９．３ＭＨｚから７．６ＭＨｚに設定されてい
て、高い方の周波数がホワイトピークｆ１　で、低い方
の周波数が同期信号先端ｆ０　となっている。デジタル
音声のＥＦＭ信号の帯域は、１．７ＭＨｚ以下の部分と
なっている。ＦＭ音声信号は、それぞれ、２．３ＭＨｚ
、２．８ＭＨｚに搬送周波数がある。しかし、現在市販
されているレーザーディスク装置の全てがデジタル音声
を再生できるので、アナログ音声の存在理由が薄くなり
つつある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光学式
ビデオディスクの映像信号記録方式のレーザーディクス
の映像品質は、水平解像度４００本以上と、家庭用映像
機器で優れた物である。しかし、家庭用ＶＴＲが高密度
記録が可能なテープを使用することにより、映像信号帯
域を拡大し、水平解像度で、レーザーディクスと並ぶか
、または上回るものとなり、レーザーディスクが特に優
れているとはいえなくなった。映像信号を広帯域化する
ことは画質を向上させる手段の一つである。そのために
は映像信号をさらに高い周波数まで記録できるようにす
れば良い。しかし、そのためには、ビデオディスクに記
録されるＦＭ信号の波長をさらに短くしなければならな
い。

【０００５】一方、ビデオディスク上にさらに短い波長
の信号を記録する方法は、ビデオディスク上に記録する
ピットをさらに小さくするか、再生時のビデオディスク
の回転数を高速化することである。ピットを小さくする
ことは、ビデオディスク再生時に更に高い工作精度を要
求され、ビデオディスクの読み込みの精度をも上げなけ
ればならず、技術的に困難である。ビデオディスクの回
転数を高速化することは、記録時間を短くしてしまうこ
とにもなる。また、従来のビデオディスクより高密度な
媒体を新たにつくることは、２種類の記録密度のビデオ
ディスクが存在することになり、ビデオディスクの制作
の管理を複雑なものにしてしまう。しかし、記録密度を
上げることなく、映像信号を広帯域化することができれ
ば、このような問題は発生しない。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の光学式ビデオデ
ィスクの映像信号記録方式は、レーザービジョン方式の
光学式ビデオディスクの記録フォーマットで、アナログ
音声用として使用されていた周波数帯域を声音用として
使用せずに、その周波数帯域も映像信号用の周波数帯域
として使用することによって、映像信号帯域を拡大し、
映像信号の情報量を拡大することにより構成されている
。

【０００７】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【０００８】図１は本発明の光学式ビデオディスクの映
像信号記録方式の一実施例を示す周波数スペクトル構成
図である。図２のように、従来アナログ音声帯域として
使用していた帯域まで、図１に示すように映像信号帯域
とすると、映像信号帯域は約２ＭＨｚ拡大される。それ
にともない、映像ＦＭ搬送波周波数ｆを変更する。そし
て、映像信号帯域に余裕ができるので、映像信号の周波
数変調幅を拡大する。周波数変調幅の拡大は、必ずしも
必要なものではないが、これにより、Ｓ／Ｎ比の面でも
有利になる。図１の例では、映像信号帯域を２ＭＨｚま
で拡大して、映像信号の周波数変調幅を約２割拡大し、
同期信号先端ｆ０　を７．４ＭＨｚ、ホワイトピークｆ
１　を９．４ＭＨｚとしている。なお、映像信号の周波
数変調幅は、従来と同じに設定しても良い。

【０００９】この信号フォーマットのビデオディスクか
ら読み込まれた信号から映像信号を取り出すときには、
従来の映像信号に使用していたバンドパスフィルタでは
なく、２ＭＨｚ以上のバンドパスフィルタ（ハイパスフ
ィルタ）を用いる。そして、ＥＦＭ信号との干渉が考え
られる場合には、映像信号周波数帯域の下限をもう少し
高い周波数にして、バンドパスフィルタもそれに併せて
設定する。

【００１０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学式ビ
デオディスクの映像信号記録方式は、アナログ音声域を
使用するという、技術的には簡単な方法で、従来のビデ
オディスクと同じ記録密度で、映像信号帯域を拡大する
ことができ、映像の解像度とＳ／Ｎ比とを向上させるこ
とができるという効果を有している。そして、アナログ
音声信号は無くなってしまうが、デジタル音声が残って
いるので問題とはならない。却って、アナログ音声がな
くなってしまうので、アナログ音声信号の映像信号への
干渉もなくなるというメリットもある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の光学式ビデオディスクの映像信号記録
方式の一実施例を示す周波数スペクトル構造図である。

【図２】従来の光学式ビデオディスクの映像信号記録方
式の一例を示す周波数スペクトル構成図である。

【符号の説明】

ｆ　　　　映像ＦＭ搬送波周波数 ｆ０　　　　　同期信号先端 ｆ１　　　　　ホワイトピーク

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　レーザービジョン方式の光学式ビデオ
   ディスクの記録フォーマットで、アナログ音声用として
   使用されていた周波数帯域を声音用として使用せずに、
   その周波数帯域も映像信号用の周波数帯域として使用す
   ることによって、映像信号帯域を拡大し、映像信号の情
   報量を拡大することを特徴とする光学式ビデオディスク
   の映像信号記録方式。