JPH04348313A - 光サーキュレータ - Google Patents

光サーキュレータ

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Publication number
JPH04348313A
JPH04348313A JP12103491A JP12103491A JPH04348313A JP H04348313 A JPH04348313 A JP H04348313A JP 12103491 A JP12103491 A JP 12103491A JP 12103491 A JP12103491 A JP 12103491A JP H04348313 A JPH04348313 A JP H04348313A
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JP
Japan
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walk
optical rotation
light
rotation element
polarization
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12103491A
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English (en)
Inventor
Yoji Fujii
藤井 洋二
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH04348313A publication Critical patent/JPH04348313A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低損失で高アイソレー
ションの偏光無依存光サーキュレータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】低損失、高アイソレーションの光サーキ
ュレータを実現するには、各構成素子の誤差を極めて小
さくするか、若しくは、それらの誤差の損失やアイソレ
ーションの影響が極めて小さい構造を採用する必要があ
る。しかし、構成素子の誤差を小さくする方法は、必要
とするアイソレーションが大きくなるに連れて、急速に
その実現性が失われてしまい、更に、アイソレーション
の波長依存性が大きいこともあり、構造的な工夫で低損
失、高アイソレーションを実現することが望ましい。
【0003】そこで、本発明者は、このような要請に応
じて、図6に示す低損失、高アイソレーションの偏光無
依存光サーキュレータを提案している(特願平2−15
7723)。この偏光無依存光サーキュレータは、同図
に示すように一つの偏光ビームスプリッタ7及び四つの
光サーキュレータ端子8−1,8−2,8−3,8−4
から構成されるものである。各光サーキュレータ端子8
−1,8−2,8−3,8−4は光ファイバ1−1,1
−2,1−3,1−4、レンズ2−1,2−2,2−3
,2−4、相反旋光素子3−1,3−2,3−3,3−
4、相反旋光素子4−1,4−2,4−3,4−4、非
相反旋光素子5−1,5−2,5−3,5−4及びウォ
ークオフ偏光ビームスプリッタ6−1,6−2,6−3
,6−4、とから構成されている。
【0004】図6の例では、相反旋光素子3−1,3−
2,3−3,3−4と相反旋光素子4−1,4−2,4
−3,4−4の旋光方向を逆にしているので、光サーキ
ュレータ端子8−1,8−2,8−3,8−4から入射
された互いに垂直な直線偏波成分に分離された2本の光
ビームは、どちらも、偏光ビームスプリッタ7を通過す
る方位の直線偏光或いは偏光ビームスプリッタ7で反射
される方位の直線偏光となって、偏光ビームスプリッタ
7に入射する。
【0005】ここで、アイソレーションの説明の一例と
して、光サーキュレータ端子8−1から光が入力され、
光サーキュレータ端子8−2へ出力される場合を考える
。この場合、光サーキュレータ端子8−3への光の漏洩
は、光サーキュレータ端子8−2での反射が十分に抑圧
されている限り存在しない。また、光サーキュレータ端
子8−4への光の漏洩は、次の理由により十分に抑圧さ
れる。即ち、光サーキュレータ端子8−1で発生した望
ましくない直線偏光成分は、殆ど損失無く偏光ビームス
プリッタ7で反射して、非相反旋光素子5−4に入力さ
れるが、この偏光は、光サーキュレータ端子8−4への
本来の入力端子である光サーキュレータ端子8−3から
の直線偏光とは直交しているので、光ファイバ1−4と
は殆ど結合することが出来ない。更に、光サーキュレー
タ端子8−1からの望ましい直線偏光成分の一部は、偏
光ビームスプリッタの消光比に依存して光サーキュレー
タ端子8−4の方向へ反射され、その偏光は光サーキュ
レータ端子8−3のからの直線偏光と一致するが、偏光
ビームスプリッタ7の2面の偏光分離膜によって大きく
抑圧されるので、非相反旋光素子5−4へ入射するのは
極めて微量である。
【0006】従って、図6に示す光サーキュレータでは
、高アイソレーションが達成できる利点がある。しかし
ながら、図6からも明らかなように、この光サーキュレ
ータでは各光サーキュレータ端子8−1,8−2,8−
3,8−4は、それぞれ光ファイバ1−1,1−2,1
−3,1−4、レンズ2−1,2−2,2−3,2−4
、相反旋光素子3−1,3−2,3−3,3−4、相反
旋光素子4−1,4−2,4−3,4−4、非相反旋光
素子5−1,5−2,5−3,5−4及びウォークオフ
偏光ビームスプリッタ6−1,6−2,6−3,6−4
を必要とするため、部品点数が多く複雑であった。
【0007】更に、偏光ビームスプリッタ7は、通常の
偏光ビームスプリッタとは構造が異なり、直交する2面
の偏光分離膜で構成されており、その製作が困難である
という問題があった。
【0008】そこで、本発明者は、このような問題点を
改善するため、図7に示す光サーキュレータを提案して
いる(特願平3−77482号)。この光サーキュレー
タは、光ファイバ9−1,9−2、レンズ10−1,1
0−2、偏光ビームスプリッタ11−1,11−2、ペ
ンタプリズム12−1,12−2、非相反旋光素子13
−1,13−2及びウォークオフ偏光ビームスプリッタ
14−1,14−2から構成されている。
【0009】ここで、光ファイバ9−2から光が入力さ
れ、光ファイバ9−3へ出力される場合を順方向動作と
して、光ファイバ9−1へのアイソレーションを考える
。また、光ファイバ9−2からの光は偏光ビームスプリ
ッタ11−2で二つのビームに分けられるが、これは全
く対称的に動作するので、偏光ビームスプリッタ11−
2で反射される光ビームについてのみ考える。
【0010】この場合は、ウォークオフ偏光ビームスプ
リッタ14−1,14−2の消光比が十分に大きいとす
ると、偏光ビームスプリッタ11−2,非相反旋光素子
13−2で生じた望ましくない直線偏光は、ウォークオ
フ偏光ビームスプリッタ14−1と非相反旋光素子13
−1を、光ファイバ9−1から放射された光ビームの光
路を逆進するが、非相反旋光素子13−1の非相反的旋
光によって、その大部分は偏光ビームスプリッタ11−
1で反射される直線偏光となっている。従って、偏光ビ
ームスプリッタ11−1の消光比の多少の低さを考慮し
ても、光ファイバ9−1へ結合する光量は極微小量であ
る。
【0011】消光比が十分に大きいウォークオフ偏光ビ
ームスプリッタ14−1,14−2は、複屈折結晶等を
用いて構成することにより、比較的容易に実現できる。 しかしながら、図7に示す光サーキュレータでは、光フ
ァイバ9−3から光ファイバ9−1への結合が行われな
い、即ち、準光サーキュレータとしてしか動作できない
欠点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す光サーキュ
レータは、相反旋光素子を有していないことが一つの主
要な特徴となっている。しかしながら、その結果、一方
の偏光ビームスプリッタから他方の偏光ビームスプリッ
タへ到るまでの偏光方位の回転が、その逆の方向に進む
光の偏光方位の回転と180度の違いであるので、図7
のように光の入出力端子は偏光ビームスプリッタの一つ
面に配置されるようになる。この場合、既に述べたよう
に、その動作は完全な光サーキュレータとして機能せず
、循環する端子間の結合のうち一つの結合が行われない
準光サーキュレータの動作に制限されるのである。
【0013】本発明は、上記従来技術に鑑みてなされた
ものであり、図7に示す構成を基本にしながらも、一対
の相反旋光素子と非相反旋光素子を加えるという比較的
簡単な構成により、広い波長領域、温度範囲で、低損失
且つ高アイソレーションの偏光無依存光サーキュレータ
を実現することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の構成は第一及び第二の偏光ビームスプリッタと、
第一及び第二のペンタプリズムと、直線偏光の方位を±
45度回転する第一、第二及び第三の非相反旋光素子と
、直線偏光の方位を45度回転する相反旋光素子と、第
一、第二、第三及び第四のウォークオフ偏光ビームスプ
リッタとを有する偏光無依存の光サーキュレータにおい
て、第一の非相反旋光素子、第三の非相反旋光素子、相
反旋光素子、第二の非相反旋光素子は順に配置される共
に第一の非相反旋光素子と第三の非相反旋光素子の間に
第一及び第二のウォークオフ偏光ビームスプリッタは併
置され、更に、相反旋光素子と第二の非相反旋光素子と
の間に第三及び第四のウォークオフ偏光ビームスプリッ
タは併置される一方、第一及び第二のウォークオフ偏光
ビームスプリッタは等しいウォークオフを持ち、固有偏
光の方位は第一の非相反旋光素子或いは第二の非相反旋
光素子から出力される直線偏光の方位とほぼ一致し、且
つ、第一のウォークオフ偏光ビームスプリッタの常光の
方位と第二のウォークオフ偏光ビームスプリッタの常光
の方位は互いに直交し、第三及び第四のウォークオフ偏
光ビームスプリッタは等しいウォークオフを持ち、固有
偏光の方位は第一の非相反旋光素子或いは第二の非相反
旋光素子から出力される直線偏光の方位とほぼ一致し、
且つ、第三のウォークオフ偏光ビームスプリッタの常光
の方位と第四のウォークオフ偏光ビームスプリッタの常
光の方位は互いに直交し、第一の偏光ビームスプリッタ
は一つの面に入射した光を偏光方位が互いに直交する直
交偏光に分離し、一方の直線偏光を第一の非相反旋光素
子へ直接出力し、他方の直線偏光を第一のペンタプリズ
ムを経て第一の非相反旋光素子へ出力し、逆に、第一の
非相反旋光素子からの直接に入力された光ビームと第一
のペンタプリズムを経由して入力された光ビームとを合
波し、第二の偏光ビームスプリッタは一つの面に入射し
た光を偏光方位が互いに直交する直交偏光に分離し、一
方の直線偏光を第二の非相反旋光素子へ直接入力し、他
方の直線偏光を第二のペンタプリズムを経て第二の非相
反旋光素子へ入力し、逆に、第二の非相反旋光素子から
の直接に入力された光ビームと第二のペンタプリズムを
経由して入力された光ビームとを合波し、第一、第二の
偏光ビームスプリッタで分離された2本の光ビームのう
ちの一方が第一、第三のウォークオフ偏光ビームスプリ
ッタを通過し、第一、第二の偏光ビームスプリッタで分
離された2本の光ビームのうちの他方が第二、第四のウ
ォークオフ偏光ビームスプリッタを通過することを特徴
とする。
【0015】
【作用】本発明では、一対の相反旋光素子と非相反旋光
素子を新たに追加しており、この一対の相反旋光素子は
、通常の光サーキュレータの一対の相反旋光素子と同様
に、第一の偏光ビームスプリッタから第二の偏光ビーム
スプリッタへ向かう偏光方位は0度回転し、その逆に第
二の偏光ビームスプリッタから第一の偏光ビームスプリ
ッタへと向かう光の偏光方位は90度回転する。この結
果、図7の例とは異なり、これらの逆に進む光は偏光方
位の回転角の差は90度となり、通常の光サーキュレー
タの場合と同様に、光の入出力端子が、第一或いは第二
の偏光ビームスプリッタの異なる2面に配置される。従
って、機能的には、図7の例の高アイソレーションの特
徴を残しながらも、完全な光サーキュレータ動作が行わ
れることになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。図1に本発明の第一の実施例
に係る4端光サーキュレータを示す。同図に示すように
非相反旋光素子19−1、非相反旋光素子19−3、相
反旋光素子20、非相反旋光素子19−2が順に配置さ
れる共に非相反旋光素子19−1,19−3との間にウ
ォークオフ偏光ビームスプリッタ21−1,21−2が
併置され、更に、相反旋光素子20と非相反旋光素子1
9−2との間にウォークオフ偏光ビームスプリッタ21
−3,21−4が併置されている。
【0017】ウォークオフ偏光ビームスプリッタ21−
1,21−2は等しいウォークオフを持ち、固有偏光の
方位は非相反旋光素子19−1或いは非相反旋光素子1
9−2から出力される直線偏光の方位とほぼ一致し、且
つ、ウォークオフ偏光ビームスプリッタ21−1の常光
の方位とウォークオフ偏光ビームスプリッタ21−2の
常光の方位は互いに直交している。即ち、ウォークオフ
偏光ビームスプリッタ21−1は、非相反旋光素子19
−1から非相反旋光素子22へ向かう光ビームについて
、方位−45度の直線偏光を異常光とし、異常光を左上
45度の方向にdだけウォークオフし、ウォークオフ偏
光ビームスプリッタ21−2は、非相反旋光素子19−
1から非相反旋光素子22へ向かう光ビームについて、
方位45度の直線偏光を異常光とし、右上45度の方向
にdだけウォークオフする。
【0018】ウォークオフ偏光ビームスプリッタ21−
3,21−4は等しいウォークオフを持ち、固有偏光の
方位は非相反旋光素子19−1或いは非相反旋光素子1
9−2から出力される直線偏光の方位とほぼ一致し、且
つ、ウォークオフ偏光ビームスプリッタ21−3の常光
の方位とウォークオフ偏光ビームスプリッタ21−4の
常光の方位は互いに直交している。即ち、ウォークオフ
偏光ビームスプリッタ21−3は、非相反旋光素子22
から非相反旋光素子19−2へ向かう光ビームについて
、方位45度の直線偏光を異常光とし、異常光を左下4
5度の方向にdだけウォークオフし、更に、ウォークオ
フ偏光ビームスプリッタ21−4は、非相反旋光素子2
2から非相反旋光素子19−2へ向かう光ビームについ
て、方位−45度の直線偏光を異常光とし、異常光を右
下45度の方向にdだけウォークオフするものとする。
【0019】偏光ビームスプリッタ17−1は一つの面
に入射した光を偏光方位が互いに直交する直交偏光に分
離し、一方の直線偏光を非相反旋光素子19−1へ直接
出力し、他方の直線偏光をペンタプリズム18−1を経
て非相反旋光素子19−1へ出力するものであり、その
逆に、非相反旋光素子19−1からの直接に入力された
光ビームとペンタプリズム18−1を経由して入力され
た光ビームとを合波する。偏光ビームスプリッタ17−
2は一つの面に入射した光を偏光方位が互いに直交する
直交偏光に分離し、一方の直線偏光を非相反旋光素子1
9−2へ直接入力し、他方の直線偏光をペンタプリズム
18−2を経て非相反旋光素子19−2へ入力し、逆に
、非相反旋光素子19−2からの直接に入力された光ビ
ームとペンタプリズム18−2を経由して入力された光
ビームとを合波する。
【0020】この為、偏光ビームスプリッタ17−1,
17−2で分離された2本の光ビームのうちの一方がウ
ォークオフ偏光ビームスプリッタ19−1,19−3を
通過し、偏光ビームスプリッタ17−1,17−2で分
離された2本の光ビームのうちの他方がウォークオフ偏
光ビームスプリッタ19−2,19−4を通過すること
になる。
【0021】非相反旋光素子19−1,19−2,19
−3は、偏光ビームスプリッタ17−1から偏光ビーム
スプリッタ17−2の方向へ通過する直線偏光の方位、
つまり、電界の振動面を+45度回転し、逆に、偏光ビ
ームスプリッタ17−2から偏光ビームスプリッタ17
−1の方向へ通過する直線偏光の方位を−45度回転す
るものである。相反旋光素子20は通過する直線偏光の
方位を−45度回転するであり、また、非相反旋光素子
19−3は、相反旋光素子20と対になって非相反旋光
素子22を構成している。尚、偏光方向は、図1の紙面
に平行な方向を基準とし、光を向かえる方向から見て反
時計回りの回転を正の角度の回転とする。
【0022】従って、非相反旋光素子22は、偏光ビー
ムスプリッタ17−1から偏光ビームスプリッタ11−
2の方向へ通過する直線偏光の方位を0度回転し、つま
り、回転することなく通過させ、逆に、偏光ビームスプ
リッタ17−2から偏光ビームスプリッタ11−1の方
向へ通過する直線偏光の方位を−90度回転する。
【0023】尚、これらの偏光方位の回転の方向は、説
明のために便宜上決めた一例であり、偏光ビームスプリ
ッタ17−1或いは17−2で分けられる二つの光ビー
ムの動きが対照的になるような設定であれば良い。本実
施例の光サーキュレータの順方向動作について、光サー
キュレータの各所における光ビームの状態を示した図2
〜図5を参照して更に詳しく説明する。図2〜図5は、
図1中のA−A’,B−B’,C−C’,D−D’,E
−E’,F−F’における断面図である。尚、図2〜図
5では、アイソレーションの説明のためには望ましくな
い光ビームの状態も短い線で記載しているが、ここでは
、最も長い太線で示してある主信号ビームにだけ注目す
る。
【0024】光ファイバ15−1から入射した光は、レ
ンズ16−1で平行ビームにされ、偏光ビームスプリッ
タ17−1によって、偏光方向が0度の直線偏光と偏光
方向が90度の直線偏光に分離される。方位0度の直線
偏光は偏光ビームスプリッタ17−1を通過して非相反
旋光素子19−1に入射する一方、方位90度の直線偏
光は、偏光ビームスプリッタ17−1、ペンタプリズム
18−1で反射した後に非相反旋光素子19−1に入射
する(図2(a)参照)。
【0025】これらの光ビームは、非相反旋光素子19
−1によって、それらの偏光方位が45度回転させられ
る(図2(b)参照)。これらの直線偏光は、それぞれ
ウォークオフ偏光ビームスプリッタ21−1,21−2
の常光に相当しているので、ウォークオフなくウォーク
オフ偏光ビームスプリッタ21−1,21−2を通過し
(図2(c)参照)、非相反旋光素子22を偏光方向の
回転なく通過する(図2(d)参照)。
【0026】これらの直線偏光は、それぞれウォークオ
フ偏光ビームスプリッタ21−3,21−4の異常光に
相当するので、ウォークオフ偏光ビームスプリッタ21
−3,21−4でウォークオフして出射する(図2(e
)参照)。これらは、非相反旋光素子19−2で偏光方
向が45度回転し(図2(f)参照)、偏光ビームスプ
リッタ17−2で合波され、レンズ16−2で集束され
て光ファイバ15−2に結合する。
【0027】一方、光ファイバ15−2から入射した光
は、レンズ16−2で平行ビームにされ、偏光ビームス
プリッタ17−2によって、偏光方向が0度の直線偏光
と偏光方向が90度の直線偏光に分離される。方位0度
の直線偏光は偏光ビームスプリッタ17−2を通過して
非相反旋光素子19−2に入射する一方、方位90度の
直線偏光は、偏光ビームスプリッタ17−2、ペンタプ
リズム18−2で反射した後に非相反旋光素子19−2
に入射する(図3(a)参照)。
【0028】これらの光ビームは、非相反旋光素子19
−2によって、それらの偏光方位が45度回転させられ
る(図3(b)参照)。これらの直線偏光は、それぞれ
ウォークオフ偏光ビームスプリッタ21−3,21−4
の常光に相当しているので、ウォークオフなくウォーク
オフ偏光ビームスプリッタ21−3,21−4を通過し
(図3(c)参照)、非相反旋光素子22を通過するこ
とで偏光方向−90度だけ回転する(図3(d)参照)
【0029】これらの直線偏光は、それぞれウォークオ
フ偏光ビームスプリッタ21−1,21−2の常光に相
当するので、ウォークオフ偏光ビームスプリッタ21−
1,21−2でウォークオフすることなく出射する(図
3(e)参照)。これらは、非相反旋光素子19−1で
偏光方向が−45度回転し(図3(f)参照)、偏光ビ
ームスプリッタ17−1で合波され、レンズ16−1で
集束されて光ファイバ15−1に結合する。
【0030】また、光ファイバ15−3から入射した光
は、レンズ16−3で平行ビームにされ、偏光ビームス
プリッタ17−1によって、偏光方向が0度の直線偏光
と偏光方向が90度の直線偏光に分離される。方位0度
の直線偏光は偏光ビームスプリッタ17−1を通過した
あと、ペンタプリズム18−1で反射して非相反旋光素
子19−1に入射する一方、方位90度の直線偏光は、
偏光ビームスプリッタ17−1で反射して非相反旋光素
子19−1に入射する(図4(a)参照)。
【0031】これらの光ビームは、非相反旋光素子19
−1によって、それらの偏光方位が45度回転させられ
る(図4(b)参照)。これらの直線偏光は、それぞれ
ウォークオフ偏光ビームスプリッタ21−1,21−2
の異常光に相当しているので、ウォークオフしてウォー
クオフ偏光ビームスプリッタ21−1,21−2を通過
し(図4(c)参照)、非相反旋光素子22を偏光方向
の回転なく通過する(図4(d)参照)。
【0032】これらの直線偏光は、それぞれウォークオ
フ偏光ビームスプリッタ21−3,21−4の常光に相
当するので、ウォークオフ偏光ビームスプリッタ21−
3,21−4でウォークオフなく出射する(図4(e)
参照)。これらは、非相反旋光素子19−2で偏光方向
が45度回転し(図4(f)参照)、偏光ビームスプリ
ッタ17−2で合波され、レンズ16−4で集束されて
光ファイバ15−4に結合する。
【0033】更に、光ファイバ15−4から入射した光
は、レンズ16−4で平行ビームにされ、偏光ビームス
プリッタ17−2によって、偏光方向が0度の直線偏光
と偏光方向が90度の直線偏光に分離される。方位0度
の直線偏光は偏光ビームスプリッタ17−2を通過しペ
ンタプリズム18−2で反射したあと非相反旋光素子1
9−2に入射する一方、方位90度の直線偏光は、偏光
ビームスプリッタ17−2で反射して非相反旋光素子1
9−2に入射する(図5(a)参照)。
【0034】これらの光ビームは、非相反旋光素子19
−2によって、それらの偏光方位が−45度回転させら
れる(図5(b)参照)。これらの直線偏光は、それぞ
れウォークオフ偏光ビームスプリッタ21−3,21−
4の異常光に相当しているので、ウォークオフしてウォ
ークオフ偏光ビームスプリッタ21−3,21−4を通
過し(図5(c)参照)、非相反旋光素子22を通過す
ることで偏光方向−90度だけ回転する(図5(d)参
照)。
【0035】これらの直線偏光は、それぞれウォークオ
フ偏光ビームスプリッタ21−1,21−2の異常光に
相当するので、ウォークオフ偏光ビームスプリッタ21
−1,21−2でウォークオフして出射する(図5(e
)参照)。これらは、非相反旋光素子19−1で偏光方
向が−45度回転し(図5(f)参照)、偏光ビームス
プリッタ17−1で合波され、レンズ16−1で集束さ
れて光ファイバ15−1に結合する。このように本実施
例の光サーキュレータは、準光サーキュレータではなく
、完全な光サーキュレータとして機能することが判る。
【0036】次に、上記実施例の光サーキュレータが光
アイソレーションとなることを準定量的に図2〜7を参
照して説明する。図2〜図5は、光ビームの偏光状態及
び相対強度を表す長、中、短の三つの太線と短い細線と
の4種を示している。長い太線は、前述したように、主
信号を示しており、その他の3種は、何れも偏光ビーム
スプリッタ17−117−2の消光比や非相反旋光素子
19−1,19−2,非相反旋光素子の偏光方位回転誤
差により生じる望ましくない光ビームを示している。そ
の相対光強度は、長さが中の太線、長さの短い太線、長
さの短い細線の順に小さくなる。一般的な数値として、
消光比が20dB、偏光方位回転誤差が±5度である場
合、上記の4種の線が示している相対光強度は、それぞ
れ20dBの違いを示すことになる。
【0037】ここで、光ファイバ15−1から光ファイ
バ15−2へ到る光ビームを示す図2と、光ファイバ1
5−4から光ファイバ15−1へ到る光ビームを示す図
5とを比較して見ると、図2(f)において、図5(a
)に示されている光ファイバ15−4からの光ビームの
位置及び偏光方向が一致しているのは、長さの短い細線
であることが判る。
【0038】従って、上記条件のもとでは、光ファイバ
15−1から光ファイバ15−4への漏洩は、主信号よ
り60dB程度小さい光強度しか結合していない。同様
に、図3(f)と図2(a)とを比較すれば光ファイバ
15−2から光ファイバ15−1への漏洩は−60dB
程度であることが判り、また、図4(f)と図3(a)
とを比較すれば光ファイバ15−3から光ファイバ15
−2への漏洩は−60dB程度であることが判り、また
、図5(f)と図4(a)とを比較すれば光ファイバ1
5−4から光ファイバ15−3への漏洩は−60dB程
度であることが判る。
【0039】以上のように、本実施例の光サーキュレー
タは、消光比20dB、偏光方位回転誤差±5度程度の
性能が取り立てて良くない構成素子を用いても、60d
B程度の非常に高いアイソレーションを実現することが
可能である。これを言い換えれば、本実施例の光サーキ
ュレータは、偏光ビームスプリッタ17−1,17−2
の消光比、非相反旋光素子19−1,19−2,19−
3、相反旋光素子20の偏光方位回転誤差に殆ど依存し
ないのである。
【0040】アイソレーションの波長依存性は、非相反
旋光素子19−1,19−2,19−3、相反旋光素子
20の偏光方位回転が波長に依存していて、これらの偏
光方位回転角がある特定の波長で所定の値であって、別
の波長では誤差を生じてしまうということに基づいてい
ることを考えると、上記のアイソレーションの偏光方位
回転誤差依存性が小さいと言う性質は、アイソレーショ
ン波長依存性を大幅に改善する重要な効果をもたらす。
【0041】このように本実施例の光サーキュレータで
は、±45度の非相反旋光素子を2個、0度/90度の
非相反旋光素子を1個用い、これらの間にウォークオフ
偏光ビームスプリッタを配置しているため、第一、第二
の偏光ビームスプリッタの異なる2面に配置された光フ
ァイバからの光ビームは、完全に分離した光路を保って
進行する。従って、本実施例の光サーキュレータでは、
そのアイソレーションが、非相反旋光素子の偏光方位回
転誤差或いは偏光ビームスプリッタの消光比に殆ど依存
せず、性能が取り立てて良くない構成素子を利用して非
常に高いアイソレーションを実現できる。
【0042】また、アイソレーションの波長依存性は、
一般に、上記の非相反旋光素子の偏光方位回転が波長に
依存していて、これらの偏光方位回転角が特定の波長で
所定の値であっても、別の波長では誤差を生じてしまう
ことに基づいていたことを考え併せると、上記のアイソ
レーションの偏光方位回転誤差依存性が小さいという性
質は、アイソレーションの波長依存性を大幅に改善する
という重要な効果がある。
【0043】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように本発明は、従来の構成を基本にしながらも、一
対の相反旋光素子と非相反旋光素子を加えるという比較
的簡単な構成により、広い波長領域、温度範囲で、低損
失且つ高アイソレーションの偏光無依存光サーキュレー
タを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏光無依存光サーキュレータの一実施
例を示す構成図である。
【図2】上記実施例において第一の光ファイバへ入射し
て、第二の光ファイバに到る光ビームの偏光状態を示す
説明図である。
【図3】上記実施例において第二の光ファイバへ入射し
て、第三の光ファイバに到る光ビームの偏光状態を示す
説明図である。
【図4】上記実施例において第三の光ファイバへ入射し
て、第四の光ファイバに到る光ビームの偏光状態を示す
説明図である。
【図5】上記実施例において第四の光ファイバへ入射し
て、第一の光ファイバに到る光ビームの偏光状態を示す
説明図である。
【図6】従来の偏光無依存光サーキュレータの一例を示
す構成図である。
【図7】従来の偏光無依存光サーキュレータの他の例を
示す構成図である。
【符号の説明】
1  光ファイバ 2  レンズ 3  相反旋光素子 4  相反旋光素子 5  非相反旋光素子 6  ウォークオフ偏光ビームスプリッタ7  偏光ビ
ームスプリッタ 8  光サーキュレータ端子 9  光ファイバ 10  レンズ 11  偏光ビームスプリッタ 12  ペンタプリズム 13  非相反旋光素子 14  ウォークオフ偏光ビームスプリッタ15  光
ファイバ 16  レンズ 17  偏光ビームスプリッタ 18  ペンタプリズム 19  非相反旋光素子 20  相反旋光素子 21  ウォークオフ偏光ビームスプリッタ22  非
相反旋光素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第一及び第二の偏光ビームスプリッタ
    と、第一及び第二のペンタプリズムと、直線偏光の方位
    を±45度回転する第一、第二及び第三の非相反旋光素
    子と、直線偏光の方位を45度回転する相反旋光素子と
    、第一、第二、第三及び第四のウォークオフ偏光ビーム
    スプリッタとを有する偏光無依存の光サーキュレータに
    おいて、第一の非相反旋光素子、第三の非相反旋光素子
    、相反旋光素子、第二の非相反旋光素子は順に配置され
    る共に第一の非相反旋光素子と第三の非相反旋光素子の
    間に第一及び第二のウォークオフ偏光ビームスプリッタ
    は併置され、更に、相反旋光素子と第二の非相反旋光素
    子との間に第三及び第四のウォークオフ偏光ビームスプ
    リッタは併置される一方、第一及び第二のウォークオフ
    偏光ビームスプリッタは等しいウォークオフを持ち、固
    有偏光の方位は第一の非相反旋光素子或いは第二の非相
    反旋光素子から出力される直線偏光の方位とほぼ一致し
    、且つ、第一のウォークオフ偏光ビームスプリッタの常
    光の方位と第二のウォークオフ偏光ビームスプリッタの
    常光の方位は互いに直交し、第三及び第四のウォークオ
    フ偏光ビームスプリッタは等しいウォークオフを持ち、
    固有偏光の方位は第一の非相反旋光素子或いは第二の非
    相反旋光素子から出力される直線偏光の方位とほぼ一致
    し、且つ、第三のウォークオフ偏光ビームスプリッタの
    常光の方位と第四のウォークオフ偏光ビームスプリッタ
    の常光の方位は互いに直交し、第一の偏光ビームスプリ
    ッタは一つの面に入射した光を偏光方位が互いに直交す
    る直交偏光に分離し、一方の直線偏光を第一の非相反旋
    光素子へ直接出力し、他方の直線偏光を第一のペンタプ
    リズムを経て第一の非相反旋光素子へ出力し、逆に、第
    一の非相反旋光素子からの直接に入力された光ビームと
    第一のペンタプリズムを経由して入力された光ビームと
    を合波し、第二の偏光ビームスプリッタは一つの面に入
    射した光を偏光方位が互いに直交する直交偏光に分離し
    、一方の直線偏光を第二の非相反旋光素子へ直接入力し
    、他方の直線偏光を第二のペンタプリズムを経て第二の
    非相反旋光素子へ入力し、逆に、第二の非相反旋光素子
    からの直接に入力された光ビームと第二のペンタプリズ
    ムを経由して入力された光ビームとを合波し、第一、第
    二の偏光ビームスプリッタで分離された2本の光ビーム
    のうちの一方が第一、第三のウォークオフ偏光ビームス
    プリッタを通過し、第一、第二の偏光ビームスプリッタ
    で分離された2本の光ビームのうちの他方が第二、第四
    のウォークオフ偏光ビームスプリッタを通過することを
    特徴とする光サーキュレータ
JP12103491A 1991-05-27 1991-05-27 光サーキュレータ Withdrawn JPH04348313A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008102352A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Aisin Seiki Co Ltd 光学遅延器械及び光学遅延器械を備える光学測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008102352A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Aisin Seiki Co Ltd 光学遅延器械及び光学遅延器械を備える光学測定装置

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