JPH04345848A - オフセット印刷におけるオゾン排気方法および排気装置 - Google Patents

オフセット印刷におけるオゾン排気方法および排気装置

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JPH04345848A
JPH04345848A JP11850791A JP11850791A JPH04345848A JP H04345848 A JPH04345848 A JP H04345848A JP 11850791 A JP11850791 A JP 11850791A JP 11850791 A JP11850791 A JP 11850791A JP H04345848 A JPH04345848 A JP H04345848A
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JP
Japan
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ozone
paper
printed
exhaust duct
pipe
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Pending
Application number
JP11850791A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Okamoto
寛 岡本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフセット印刷におい
てインキの裏移り防止のために印刷された用紙に吹き付
けるオゾンの排気方法および排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷機は、通常、各色毎に一
列に並んだ複数台の印刷ユニットの前後に給紙部と排紙
部とが配設され、給紙部に多数枚積み重ねられた用紙が
1枚ずつ順次各印刷ユニットに案内されて各色毎に印刷
が行われた後、印刷済の用紙が排紙部に送られて多数枚
積み重ねられる構成となっている。
【0003】ところで、上記のようなオフセット印刷機
により印刷された印刷物を排紙部で多数枚積み重ねる場
合、上方に積み重ねられた印刷物の重みによって印刷物
表面のインキがそれに接触する別の印刷物の裏面に移る
(いわゆる裏移り)という不都合が発生することがあっ
た。そこで、このような不都合をなくすため、従来、‘
板取り’と称して、印刷物が10〜50cmの高さ(用
紙200〜300枚程度)に積み重ねられる毎に印刷物
間に板を挿入し、このように挿入した上下2枚の板の間
を支持棒で支えて上方の印刷物の荷重が下方の印刷物に
かからないようにすることが行われていた。また、この
ような板取りだけでは裏移りを完全に防止することがで
きないため、印刷物の印刷面に多量の粉を散布すること
により各印刷物間に物理的空間を作るということも行わ
れていた。その他、紫外線硬化インキを使用し紫外線照
射を行うようにしたものも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インキの裏移りを防止
するための上記板取りの方法では、オフセット印刷機の
排紙部において、印刷物が一定枚数積み重ねられる毎に
人手により板および支持棒を挿入する作業が必要となる
ほか、印刷物が積み重ねられた状態で一定時間(約5〜
72時間)を経て印刷面のインキが硬化した後に、やは
り人手により、印刷物を積み替えて板および支持棒を取
り去る作業が必要となるため、作業者の負担が極めて大
きいという問題がある。また、印刷物の印刷面に粉を散
布した場合には、インキと粉とが混ざって印刷物の表面
がザラザラになってしまうため、後工程での印刷面への
樹脂コートやフィルム貼り等の表面加工が困難になり、
また光沢がなくなってしまうという問題がある。一方、
紫外線硬化インキを使用すると、上記のような板取りや
粉の散布が不要となるが、この場合には、インキ自体が
高価であるほか、紫外線照射装置等を設置する必要があ
るため設備費もかかり、コスト高が避けられないという
問題がある。
【0005】そこで、これらの問題に対処するため、本
発明者は、印刷物の印刷面にオゾンを吹き付けるとイン
キの瞬時における硬化が可能となることを見い出し、こ
れをオフセット印刷における裏移り防止方法として既に
提案している。そして、このようなオゾンによる裏移り
防止方法によれば、簡単な装置によって印刷物の棒積み
化が可能となり、実施効果が極めて大きいことが確認さ
れている。
【0006】しかしながら、一般に、オゾンには特有の
刺激臭があり、また、人体に有害であることが知られて
おり、そのため、上記のようなオゾンを吹き付けるため
の装置をオフセット印刷機の所定部に取り付けた場合に
、吹き付けたオゾンの排出が適切に行われないと、該装
置の周辺で作業者が作業できなくなる。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、オフセット印刷において印刷された用紙に吹き
付けたオゾンを効率的に排出することのできる方法およ
び装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るオフセット
印刷におけるオゾン排気方法は、インキの裏移り防止の
ために印刷された用紙の印刷面に吹き付けたオゾンを吹
き付け位置の上下から吸引して排出することを特徴とす
る。
【0009】また、上記方法を具体化するための排気装
置は、オゾン発生機に接続されたオゾン移送管と、この
オゾン移送管の先端に設けられ印刷された用紙の印刷面
にオゾンを吹き付けるオゾン吹き付け手段と、このオゾ
ン吹き付け手段の上下にそれぞれ設けられたフードと、
これらの各フードに接続された排気ダクトと、この排気
ダクトに設けられオゾン吹き付け手段により印刷された
用紙の印刷面に吹き付けられたオゾンを吸引する吸引用
ブロアーを備えたことを特徴とする。
【0010】また、排気装置は、上記構成に加えて、オ
ゾン移送管と排気ダクトとを接続するバイパス管を設け
、用紙が供給されていない状態を検出したときに切り換
え作動されてオゾン発生機からのオゾンをバイパス管側
へ導く切換弁を設けるようにすると好適である。
【0011】
【作用】オフセット印刷により印刷された用紙は、その
印刷面にオゾンが吹き付けられることによって、印刷面
のインキは酸化重合が促進されて瞬時に乾燥する。その
際、用紙に吹き付けられて周囲に拡散しようとするオゾ
ンは、吸引用ブロアーの吸引力によって、吹き付け手段
の上下に設けられたフードから排気ダクトを介して屋外
に排出され、それにより印刷機周辺の異臭の発生が防が
れる。
【0012】ここで、オゾン発生機とオゾン吹き付け手
段との間に設けられたオゾン移送管と排気ダクトとを接
続するバイパス管を設け、切換弁を用紙が供給されてい
ない状態を検出したときにオゾン発生機からのオゾンを
バイパス管側へ導くよう切り換え作動させるようにする
と、簡単にオン・オフできないオゾン発生機をいちいち
停止させなくても、印刷機の停止時等においてオゾンの
不要な吹き出しが防がれ、オゾンの供給がより効率的に
行われる。
【0013】
【実施例】以下、実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例に係るオフセット
印刷機の全体構成図、図2は同実施例におけるオゾン排
気装置の要部斜視図である。
【0015】この実施例において、オフセット印刷機1
は、一列に並んだ4台の印刷ユニット2によって構成さ
れ、その前後に給紙部3と排紙部4がそれぞれ配設され
ている。そして、給紙部3に多数枚積み重ねられた用紙
5は、その上方からフィーダーボード6を経由して1枚
ずつ印刷ユニット2に案内され、各印刷ユニット2にお
いて順次、スミ,アイ,アカ,キの各色の印刷がなされ
た後、排紙部4に送られてパレット7上に積み重ねられ
る。
【0016】各印刷ユニット2に設けられた版胴8には
、それぞれ、インキおよび湿し水が供給される。そして
、版胴8の表面に供給されたインキは、これに接触する
ブランケット胴9の表面に一旦転写された後、該ブラン
ケット胴9と圧胴10との間を通過する用紙5に転写さ
れる。なお、図において符号11で示すのは中間胴であ
って、フィーダーボード6と最も給紙部3寄りの圧胴1
0との間、および各印刷ユニット2の圧胴10間に配置
されている。
【0017】排紙部4に最も近接した印刷ユニット2の
圧胴10に接触して排紙胴12が設けられ、また、この
排紙胴12の位置からパレット7の上方位置まで延設す
るようグリッパーバー付きの無端チェーン13が設けら
れている。そして、印刷済用紙5′は、グリッパーバー
の各グリッパー(図示せず)によって排紙胴12から排
紙部4まで移送され、排紙部4に配置されたパレット7
上に順次積み重ねられる。
【0018】上記無端チェーン13による印刷済用紙5
′の搬送経路の所定位置には、搬送される用紙5′の上
方に位置してオゾン雰囲気作製装置14の一部をなすオ
ゾン吹き付け管15が配設されている。このオゾン吹き
付け管15は、搬送される用紙5′側に多数の孔が穿設
されて該孔から用紙5′に向けてオゾンを吹き付けるよ
う構成されている。上記オゾン雰囲気作製装置14は、
また、オゾン発生機16と、該オゾン発生機16に接続
されたオゾン移送管17と、該オゾン移送管17とオゾ
ン吹き付け管15との間に設けられた送風用ブロアー1
8を備えている。
【0019】また、上記オゾン吹き付け管15の配設位
置であって無端チェーン13の用紙搬送面の上下には、
中空の截頭四角錐体形状のフード19,20が対向配置
されている。これらのフード19,20には、それぞれ
中央に排気ダクト21,22の一端が接続され、上方の
フード19に接続された排気ダクト21の途中には吸引
用ブロアー23が設けられ、その他端は屋外に開口され
ている。また、下方のフード20に接続された排気ダク
ト22は、他端が吸引用ブロアー23の上流側において
上方側の排気ダクト21に接続されている。
【0020】また、上記オゾン移送管17からは、送風
用ブロアー18の上流位置において該オゾン移送管17
と排気ダクト21とを接続するバイパス管24が分岐さ
れ、その分岐位置には、該オゾン移送管17を通して移
送されるオゾンをオゾン吹き付け管15とバイパス管2
4とに選択的に導入させる電磁切換弁25が取り付けら
れている。この電磁切換弁25は、用紙が印刷機1に供
給されていることを検知するセンサー(図示せず)から
の信号によって、用紙供給時にはオゾン吹き付け管15
側に、また、用紙非供給時にはバイパス管24側にそれ
ぞれ切り換え作動される。なお、電磁切換弁25がオゾ
ンをバイパス管24へ導入するよう切り換えられた際に
は、それと連動して送風用ブロアー18が停止される。
【0021】以上のように構成されたことにより、印刷
機1が正常に用紙を送給している状態では、電磁切換弁
25がオゾン吹き付け管15側に切り換えられ、かつ送
風用ブロアー18が駆動される。この時、オゾン発生機
16により発生したオゾンは、送風用ブロアー18によ
ってオゾン移送管17内を移送され、送風用ブロアー1
8内で空気と混合された後、オゾン吹き付け管15へ送
られて該オゾン吹き付け管15の孔から用紙5′の印刷
面に吹き付けられる。このように、印刷が終了して積み
重ねられる直前の用紙5′にオゾンが吹き付けられ、そ
れによって、該用紙5′の印刷面に付着したインキの酸
化重合が促進され、インキが瞬時に硬化することとなる
。そして、その際、用紙5′に吹き付けられて周囲に拡
散しようとするオゾンは、吸引用ブロアー23の吸引力
によって上下のフード19,20から各排気ダクト21
,22を介して屋外に排出され、それにより吹き付け部
周辺への拡散が防がれる。
【0022】一方、用紙の送給が正常に行われない場合
や印刷機1が停止操作された場合には、電磁切換弁25
がバイパス管24側に切り換え作動されるとともに送風
用ブロアー18が停止されるため、オゾン発生機16か
らのオゾンはバイパス管24を通って直接排気ダクト2
1から屋外に排出される。このようにバイパス管24を
設けることで、用紙の不正送給時等において、オゾン発
生機16をいちいちオフ操作しなくてもオゾンの不要な
吹き出しが防がれる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、オフセット印刷において印刷された用紙にインキの
裏移り防止のため吹き付けたオゾンを効率的に排出する
ことができ、それによって、印刷機の周辺に刺激臭が立
ち込めることによる作業者への影響を排除することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るオフセット印刷機の全
体構成図
【図2】同実施例におけるオゾン排気装置の要部斜視図
【符号の説明】
1  オフセット印刷機 5′  印刷済用紙 15  オゾン吹き付け管(オゾン吹き付け手段)16
  オゾン発生機 17  オゾン移送管 19,20  フード 21,22  排気ダクト 23  吸引用ブロアー 24  バイパス管 25  電磁切換弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  インキの裏移り防止のために印刷され
    た用紙の印刷面に吹き付けたオゾンを吹き付け位置の上
    下から吸引して排出することを特徴とするオフセット印
    刷におけるオゾン排気方法。
  2. 【請求項2】  オゾン発生機に接続されたオゾン移送
    管と、前記オゾン移送管の先端に設けられ印刷された用
    紙の印刷面にオゾンを吹き付けるオゾン吹き付け手段と
    、前記オゾン吹き付け手段の上下にそれぞれ設けられた
    フードと、これらの各フードに接続された排気ダクトと
    、前記排気ダクトに設けられ前記オゾン吹き付け手段に
    より印刷された用紙の印刷面に吹き付けられたオゾンを
    吸引する吸引用ブロアーを備えたことを特徴とするオフ
    セット印刷におけるオゾン排気装置。
  3. 【請求項3】  オゾン移送管と排気ダクトとを接続す
    るバイパス管が設けられるとともに、用紙が供給されて
    いない状態を検出したときに切り換え作動されてオゾン
    発生機からのオゾンを該バイパス管側へ導く切換弁が設
    けられた請求項2記載のオフセット印刷におけるオゾン
    排気装置。
JP11850791A 1991-05-23 1991-05-23 オフセット印刷におけるオゾン排気方法および排気装置 Pending JPH04345848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11850791A JPH04345848A (ja) 1991-05-23 1991-05-23 オフセット印刷におけるオゾン排気方法および排気装置

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JP11850791A JPH04345848A (ja) 1991-05-23 1991-05-23 オフセット印刷におけるオゾン排気方法および排気装置

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JPH04345848A true JPH04345848A (ja) 1992-12-01

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ID=14738363

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JP11850791A Pending JPH04345848A (ja) 1991-05-23 1991-05-23 オフセット印刷におけるオゾン排気方法および排気装置

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JP (1) JPH04345848A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011084026B4 (de) * 2011-10-05 2015-04-02 Weitmann & Konrad Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Aufbringen von Puder auf Druckbögen

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011084026B4 (de) * 2011-10-05 2015-04-02 Weitmann & Konrad Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Aufbringen von Puder auf Druckbögen

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