JPH0434531Y2 - - Google Patents

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JPH0434531Y2
JPH0434531Y2 JP1985090924U JP9092485U JPH0434531Y2 JP H0434531 Y2 JPH0434531 Y2 JP H0434531Y2 JP 1985090924 U JP1985090924 U JP 1985090924U JP 9092485 U JP9092485 U JP 9092485U JP H0434531 Y2 JPH0434531 Y2 JP H0434531Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電子写真、マグネトグラフイー等の
画像転写部に用紙を搬送するための装置に関し、
特に、用紙を挟持する特別のローラ等の押圧部材
を用いることなしに用紙を保持し、トナー画像の
転写を行わせ得るように構成してなる静電搬送転
写装置に関する。
(従来の技術) 従来より用いられている搬送転写装置として
は、例えば、第7図に示されるようなものがあ
る。この転写搬送装置は、図示を省略した走査装
置によつて、一様に帯電された感光体の表面に潜
像が形成されるとともに、現像装置によつて白黒
またはカラー現像がなされる感光体ドラム1と、
転写位置において、感光体ドラム1の表面に近接
または用紙を介して当接するようにして配設さ
れ、用紙を保持して同一速度で回転する転写ドラ
ム2と、転写位置の転写ドラム2の内側に設けら
れ、感光体ドラム1の表面に形成されたトナー画
像Tを用紙4に転写するための転写コロトロン3
と、所定のサイズの用紙4を多数収容している給
紙カセツト5と、給紙カセツト5の最上位の用紙
4を給紙するための給紙ローラ6等が設けられて
いる。
さらに、転写ドラムの周囲には、給紙された用
紙4を転写ドラム2の表面に密着させて保持させ
るための複数個の押えローラ7a〜7eと、給紙
時にローラ7aの直前の部分に給紙されてくる用
紙4の先端部を挟み込むグリツプ8(例えば、グ
リツプ8の構成を示すものとしては、特開昭56−
122067号公報がある)と、転写前に用紙を一様に
帯電させるための帯電コロトロン9、転写後の用
紙の帯電を除電するための除電コロトロン10、
トナー画像の転写が完了した後に転写ドラム2の
表面に密着している用紙4を、そのドラム2から
剥離するための剥離爪11と、剥離爪11によつ
て剥離された用紙4を定着器を介して排出トレイ
に搬送するための搬送ベルト12等が配置されて
いる。
上記した構成により、第7図に示されるような
従来より用いられている装置においては、白黒コ
ピーの場合には転写ドラムに用紙を保持した状態
で1回転すると、トナー画像の転写が終わるの
で、直ちに用紙を定着器に向けて送り出すように
するが、例えば、カラー画像を転写する場合に
は、転写ドラム2は、その表面に用紙を保持した
状態で複数回の回転を行う。そのときには、走査
装置に形成されているフイルターがそのカラー画
像の露光毎に装着され、その露光毎にフイルター
の種類に応じた現像器が選択される。すなわち、
感光体ドラム1が1回転される毎に露光、現像、
転写の工程が実行され、3種類の色に応じて同じ
工程3回繰返される。
そして、その場合に、感光体ドラム1の表面で
第1回目の現像がすむと、給紙ローラ6が所定の
タイミングで用紙4の上面に圧接回転し、用紙4
が給紙されて、その先端がグリツプ8に噛み込ま
れる。その噛み込みと同時にグリツプ8が閉じら
れ、転写ドラム2が回転し、ローラ7aによつて
用紙がそのドラムの周囲に巻き付けられてゆくと
ともに、さらに、帯電コロトロン9によつて用紙
4は順次トナー画像とは反対の極性に帯電され、
転写位置に送り出される。
用紙4が転写位置に到着されるのにタイミング
を合せて、感光体ドラム1の表面に形成されてい
るトナー画像が転写位置に到着し、転写コロトロ
ン3によつて用紙4の表面へのトナー画像の転写
が連続的に行われ、その直後に画像転写部分に非
常に接近して設けられている加熱手段によつて、
トナー画像の加熱定着を行い、その後に用紙の表
面に接触するローラに画像のオフセツトが行なわ
れないように処理がなされて、第1色による画像
のコピーが終了す。
例えば、3色のトナー画像を重ねて転写する場
合には、前述したようにして第1色のトナー画像
の転写が終了しても、用紙4は転写ドラム2の表
面に巻き付けられた状態で第2回目の転写開始ま
で待機している。そして、2回目の露光、現像が
行なわれると、再び用紙とトナー画像が所定のタ
イミングで転写位置に到着し、順次転写の動作が
行われる。この転写の後も、用紙4は転写ドラム
2の表面に巻き付いたままで保持されており、第
3回目の転写に備えて待機している。さらに、第
3回目の露光、現像、及び転写が前述の場合と同
様にして行われ、その3回分の転写が終了する
と、剥離爪11が作動し、転写ドラム2の表面よ
り用紙4を剥離して順次搬送ベルト12により送
り出すようにする。
しかしながら、上記したような搬送転写装置に
おいては、転写ドラム2の表面に用紙4を確実に
保持し、用紙のズレや落下等の不都合な状態を生
じさせないためには、押圧ローラ7a〜7eおよ
びグリツプ8を設けることが必要である。ところ
が、前述したようにして保持される用紙は、転写
ドラムの回転の途中で、その周囲に配置される押
圧ローラによつて不均一な応力を受けて、用紙の
乱れを生じる恐れがあるとともに、グリツプ部に
よつて挟持される用紙の先端部分には、トナー画
像を転写出来ないという不都合な状態が生じてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記したような従来より用いられて
いる装置の欠点を解消することを目的としている
もので、グリツプ部材や、押圧ローラを設けるこ
となしに、用紙を転写ドラムの表面に静電吸着力
によつて吸着させて、保持させるようにすること
により、その構成を簡素化できるとともに、用紙
の保持を確実に行い得るようにする。
(問題点を解決するための手段および作用) 本考案は、感光体ドラムに対して転写ドラム配
置し、前記転写ドラムに用紙を支持させながら回
転させ、感光体ドラムに形成したトナー画像を用
紙に転写する装置に関する。
本考案においては、前記転写ドラムを支持体層
と、該支持体層の表面に配置した半導電性の樹脂
膜とにより構成し、転写ドラムの巾方向に長い電
極を、前記2つの層の間に所定の間隔で平行に配
置して電極群を構成している。また、前記電極群
の各電極には、転写ドラムの巾方向の両側に交互
に受電電極を設け、前記受電電極を支持体層の側
に露出させ、画像転写用の給電部材に対応させ
て、前記受電電極をそれぞれ列状に配置してい
る。さらに、本考案では、前記電極群を構成する
電極のうち、任意の間隔をおいた電極に対して用
紙保持用の給電部材に対応する別の受電電極を設
け、前記転写用の受電電極の列の側部に、前記用
紙保持用の受電電極をそれぞれ列状に配置してい
る。そして、前記転写ドラムに対して、用紙保持
部とトナー画像の転写部に対応させて、用紙保持
用と画像転写用の2種類の給電部材を配置し、前
記2種類の給電部材により電極群に対する給電作
用を行わせるように構成している。
前述したように構成したことにより、本考案の
転写ドラムにおいて、半導電性樹脂膜に形成した
電極には、その用紙の吸着区域においては、数本
おきに直流高電圧を加えるとともに、その間のも
のをアースするようにして、あたかも電極間の間
隔を広く設定しているように形成して、大きく吸
着力を発生させることができる。そして、トナー
画像の転写区域においては、全ての電極に転写用
の電圧が加えられるように構成し、電極間の隙間
を狭くし、感光体ドラムに形成されたトナー画像
を用紙に転写させる作用を発揮させるようにし、
その際に、電極の模様が転写された画像に生じな
いようにすることができる。
したがつて、本考案の転写ドラムにおいては、
その周囲に転写コロトロンや帯電コロトロン等を
設ける必要がなく、ドラムの表面に設けている半
導電性樹脂膜の電極に給電を行うことによつて、
トナー画像の転写と、用紙の保持の作動を行い得
ることになる。
(実施例) 図示された1実施例に従つて、本考案の静電搬
送転写装置の構成を説明すると、第1図および第
2図に示されるように、本考案の転写ドラム20
は、その表面に半導電性樹脂膜21の被覆を形成
しており、前記従来例に示されたものと同様にし
て感光体ドラム1に形成されたトナー画像Tを用
紙4に転写するために用いる。
本考案の転写ドラム20は、第2図にも示され
るように、その円筒形の支持体を非導電性の硬い
材料で形成し、表面に上記したように半導電性樹
脂膜21を被覆するとともに、その内面にドラム
の幅方向に、一定の間隔で多数の平行に配置され
た電極より構成される電極群22を設けており、
その電極群22に接続された線が、支持体の表面
に設けた受電電極に接続される。
第3図および第4図は、本考案の転写ドラム2
0の表面に設けられる半導電性樹脂膜21と、そ
の膜の裏面に設けられる電極22群の構成を示す
もので、体積抵抗率1010Ωcm、厚さ0.5mmの樹脂
膜21の裏面に、一定の間隔で幅1mm、隙隔1mm
の帯状の電極26と、該電極26の各々を樹脂膜
に固定する絶縁材による支持体層27を設けてい
る。また、前記電極26の各々の端部に接続され
て支持体層27の表面に露出する受電電極28
a,28b、および29a,29bとを設けて、
それらの電極の列を、転写ドラム20の両側に、
それぞれ2列ずつ所定の間隔をおいて配置してい
る。したがつて、第4図に示される例において
は、前記帯状の電極26……には、交互に受電電
極28a,28bを配置するが、それらの受電電
極28a,28bに対して、3本おきに外側に突
出する受電電極29a,29bを配置して、それ
らの受電電極が4つの列状になるようにして、転
写ドラムの内面に露出されるようになつている。
なお、前記電極の列に対して、以下に説明する給
電ブラシを配置しており、それらの給電ブラシか
ら前記転写ドラムの電極に対して、転写位置と、
用紙保持位置とで異なる給電方式を適用させるよ
うにしている。
前記転写ドラム20の内側には、第1図に示さ
れるように、感光体ドラム1からそのトナー画像
Tが転写される位置に面して、上記した電極群2
2の端部に接触し、直流電圧が供給されるように
なつている多数の転写用のブラシ23a,23
b,24a,24b、および25a,25bがそ
れぞれの給電位置に対応して配置される。そし
て、前記転写位置では、給電ブラシ23a,23
bから、受電電極28a,28bに対して給電を
行うようにして、感光体ドラムに形成されたトナ
ー画像を、用紙に転写する作用を行わせるように
する。これに対して、用紙を保持する作用を行な
う区間では、給電用のブラシ24a,24b、お
よび25a,25bが、外側の受電電極29a,
29bの列に対して、給電作用を行ない、転写ド
ラムに対して、用紙を保持させる作用を発揮させ
るようにする。
上記したように構成した本考案の転写ドラムに
おいては、前記第1図に示されたように、用紙4
は給紙カセツト5から給紙ローラ6によつて1枚
ずつ送り出され、ガイド部を通つて転写ドラム2
0に案内されるが、その際に、転写ドラム20の
表面に設けられている半導体電性樹脂膜21に形
成されている電極群22に対して、所定の間隔で
配置される電極に対して、前記受電電極29a,
29bの一方に対して、所定の値の直流電流が印
加されるとともに、他方の受電電極が接地される
ために、両方の電極の間に大きな吸着力が発生す
ることになり、その吸着力によつて、用紙が転写
ドラム20の表面に静電的に密着されて、確実に
保持される。
そして、その状態で転写ドラム20が回転さ
れ、用紙が感光体ドラム1の画像転写位置に来る
と、転写用ブラシ23a,23bが、受電電極の
列28a,28bの双方に接触して、全ての電極
に対して所定の値の直流電気が印加される。した
がつて、前記画像の転写位置では、感光体ドラム
1の表面に形成されているトナー画像が、転写ド
ラムの表面に形成される電位により用紙4に移転
される。トナー画像の移転が行なわれた後で、電
極群22に対しては、前記ブラシ24aと25a
から直流電流が印加されるとともに、その間の電
極がブラシ24b,25bによつてアースされる
ことになるために、静電吸着力が発生し、用紙4
が転写ドラム20の表面に保持される状態で、転
写ドラムとともに回転される。
つまり、本考案の転写ドラム20においては、
画像の転写部分では電極の間隔を狭く設定し、そ
れによつて樹脂膜内部全体にわたつて、一様にト
ナー画像の転写用の電位が分布し、転写されたト
ナー画像が鮮明に用紙に形成されることになる。
さらに、用紙の保持を行うための他の区間におい
ては、電極の間隔が広く形成されることになるた
めに、充分な静電吸着力が生じ、用紙の保持を確
実に行い得るという効果を発揮させることが可能
になる。
また、第5図に示すグラフについて、電極の隙
間の間隔と、用紙の吸着力、および、転写された
トナー画像における電極の模様の発生の関係を見
ると、電極の間隔が狭い程、電界のムラによつて
画像に生じるシマ模様の発生が減少し、鮮明な画
像を得ることが出来るものの、それとは逆に用紙
の吸着力が小さくなるという現象が発生すること
が示されている。
そこで、本考案の装置においては、以下の実施
例に示されるように、画像の転写部と用紙の保持
部とでは、電極に直流高電圧の印加される状態を
変え、その相反する作用に対応出来るようにして
いるが、その点については後で詳述する。
また、第6図は、電極の電源接続の実施例を示
すものであり、受電電極28aおよび28bに摺
動する転写用ブラシ23aおよび23bに、直流
高電圧を印加する転写用電源31と、該電源31
の電圧をブラシ23aおよび23bに所定時に印
加するスイツチ32と、接地されて受電電極29
aに摺動するブラシ24aと、受電電極29bに
摺動する吸着用電源(接地側が負)が印加される
吸着用電源33と、該電源33の電圧を所定時に
ブラシ24bに印加するスイツチ34と、接地さ
れるとともに受電電極28aに摺動するブラシ2
5aと、受電電極29bに摺動するブラシ25b
に直流高電圧(接地側が負)を印加する吸着用電
源35と、所定時に該電源35の電圧をブラシ2
5bに印加するスイツチ36とより構成される。
なお、ブラシ23a,23b,24a,24
b,25a,25bの各々は、固有抵抗102Ωcm
で、長さ5mm程度の導電性繊維を支持体に植込ん
で形成され、固定位置に配置される。
上記した構成において、用紙4を給紙する際し
て、給紙ローラ6を駆動すると同時にスイツチ3
4と36を閉じるとともに、剥離爪11が離さ
れ、ブラシ24aと24b間、および、ブラシ2
5a,25b間に直流高電圧を印加する。
これにより、受電電極29a,29bを介して
3本おきの電極間に電源35の出力電圧が印加さ
れる。このようにして直流高電圧を印加すること
によつて、樹脂膜に形成されている電極の間隔が
非常に狭いものであるとしても、直流高電圧を印
加した電極の間に、接地した電極が介在すること
になるので、実質的に電極間隔は広いことにな
り、強い吸着力を得ることを可能にしている。
そして、上記した直流高電圧の印加によつて、
強い静電吸着力が樹脂膜21の表面に発生し、給
紙された用紙4がその先端部から順次吸着され、
転写ドラム20の樹脂膜21は、用紙を吸着した
ままで回転する。
転写ドラム20に吸着された用紙の先端部が転
写位置に到着するのにタイミングを合せてスイツ
チ32が閉じ、ブラシ23a,23bの各々に、
潜像に付着するトナーと反対極性の直流高電圧が
印加される。つまりこの位置においては、ブラシ
23a,23bは、全ての電極に給電を行う受電
電極28a,28bに摺接するから、その電極間
隔が狭いことと相まつて、均一な転写電界を付与
することが出来、それによつて、感光体ドラム1
の表面に形成されているトナー画像が静電引着力
によつて用紙に転写される。
トナー画像が転写された用紙は、転写位置に続
いて設けられている吸着用ブラシ24a,24b
によつて、電極に高電圧が印加されることになる
ので、その静電吸着力によつて、樹脂膜に吸着さ
れた状態が継続されるために、転写ドラム20と
ともに回転される。
コピーモードが白黒モードの場合には、トナー
画像の転写が行なわれると、直ちに、剥離爪11
が転写ドラムに接触する位置に下がるとともに、
スイツチ36が開かれるので、ブラシ25a,2
5bを介しての給電が停止される。したがつて、
転写ドラム20の表面での静電吸着力がなくな
り、剥離爪11によつて用紙の先端から順次剥離
が行われ、搬送ベルト12により定着器を介して
排出トレイに排出される。
また、コピーモードがカラーモードである場合
には、多重転写が行われることになるために、複
数回のトナー画像の転写が行なわれることが必要
であるために、スイツチ36を閉じて、ブラシ2
5a,25b間に直流高電圧を印加することによ
り、転写ドラム20の表面に用紙の吸着した状態
のままで複数回の回転を継続させ、その後で、剥
離爪11により用紙の剥離を行う。
上記した本考案の実施例においては、用紙を転
写ドラムの表面に吸着させた状態でトナー画像の
転写を行う場合について記載しているが、本考案
の転写用の用紙保持部材としては、ドラム状の部
材に限定されるものではなく、その他にベルト状
の部材を用いても良い。さらに、上記した本考案
の実施例において、ドラムの表面に用紙を吸着す
る場合に、隣り合う2本の電極を1つのグループ
として構成し、それぞれに+と−の電圧を交互に
加えることによつて、吸着力を発生させること等
の給電モードの変更を行うことも当然可能であ
る。
(考案の効果) 本考案の静電搬送転写装置は、上記したような
構成を有するものであるから、用紙にトナー画像
の転写を行うときには、均一な転写電界が得られ
ることにより、電極により形成される電界ムラが
生じることがなく、鮮明な画像を得ることを可能
にする。
また、用紙の搬送に際しては、用紙を転写ドラ
ムに保持するに充分な吸着力を得ることが可能で
あり、その用紙の保持と、剥離を自然は状態で行
い得るので、従来より用いられている装置のよう
に、機械的な作動部材を必要とせずに、転写ドラ
ムの構成を簡素化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の静電搬送転写装置の構成を示
す断面図、第2図は本考案の転写ドラムの構成を
示す斜視図、第3図は本考案の電極部の断面図、
第4図はその裏面図、第5図は電極間隔とそれに
よつて生じる電極模様および吸着力との関係を示
すグラフ、第6図は電極の電源の接続図であり、
第7図は従来の静電搬送転写装置の構成を示す説
明図である。 図中の符号、1……感光体ドラム、2……転写
ドラム、3……転写コロトロン、4……用紙、5
……給紙カセツト、6……給紙ローラ、7……ロ
ーラ、8……グリツプ、9,10……帯電コロト
ロン、11……剥離爪、12……搬送ベルト、2
0……転写ドラム、21……半導電性樹脂膜、2
2……電極群、23……転写用給電ブラシ、2
4,25……吸着用給電ブラシ、31,33,3
5……電源、32,34,26……スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 感光体ドラムに対して転写ドラム配置し、前記
    転写ドラムに用紙を支持させながら回転させ、感
    光体ドラムに形成したトナー画像を用紙に転写す
    る装置において、 前記転写ドラムを支持体層と、該支持体層の表
    面に配置した半導電性の樹脂膜とにより構成し、
    転写ドラムの巾方向に長い電極を、前記2つの層
    の間に所定の間隔で平行に配置して電極群を構成
    し、 前記電極群の各電極には、転写ドラムの巾方向
    の両側に交互に受電電極を設け、前記受電電極を
    支持体層の側に露出させ、画像転写用の給電部材
    に対応させて、前記受電電極をそれぞれ列状に配
    置し、 前記電極群を構成する電極のうち、任意の間隔
    をおいた電極に対して用紙保持用の給電部材に対
    応する別の受電電極を設け、前記転写用の受電電
    極の列の側部に、前記用紙保持用の受電電極をそ
    れぞれ列状に配置するとともに、 前記転写ドラムに対して、用紙保持部とトナー
    画像の転写部に対応させて、用紙保持用と画像転
    写用の2種類の給電部材を配置し、前記2種類の
    給電部材により電極群に対する給電作用を行わせ
    ることを特徴とする静電搬送転写装置。
JP1985090924U 1985-06-18 1985-06-18 Expired JPH0434531Y2 (ja)

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Citations (3)

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