JPH04345209A - 双方向バッファ回路 - Google Patents

双方向バッファ回路

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JPH04345209A
JPH04345209A JP3146883A JP14688391A JPH04345209A JP H04345209 A JPH04345209 A JP H04345209A JP 3146883 A JP3146883 A JP 3146883A JP 14688391 A JP14688391 A JP 14688391A JP H04345209 A JPH04345209 A JP H04345209A
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JP
Japan
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transistor
circuit
input
terminal
output buffer
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JP3146883A
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English (en)
Inventor
Fumiyasu Kato
加藤 文保
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エミッタ結合論理回路
(以下、ECLという。)からなる双方向バッファ回路
に利用され、特に、双方向バッファ回路の出力バッファ
回路部の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例の双方向バッファ回路を示
すブロック構成図、および図5はその出力バッファ回路
の詳細を示す回路図である。図4によると本従来例は、
アンド(AND)回路11とノット(NOT)回路12
で構成された付加回路13と、入力バッファ回路15と
出力バッファ回路14とを含んでいる。そして、出力バ
ッファ回路14は図5に示すように、以降R11〜R1
6、NPNバイポーラ形のトランジスタQ11〜Q18
、ダイオードD11およびD12、定電流源I011お
よびI012、入力信号端子8、制御端子9、双方向端
子3、高位側電源端子4、低位側電源端子5、ならびに
参照電源端子6を備える。
【0003】入力信号端子8が「H」レベルのとき、ト
ランジスタQ17は「オフ」状態にあるので、抵抗R1
2には定電流源I02による電流は流れない。この状態
のとき、入力信号端子8が「L」レベルのときトランジ
スタQ14は「オン」状態であるので、抵抗R12には
定電流源I011による電流I011が流れる。これよ
り双方向端子3の電圧VOLは、高位側電源端子4の電
圧をVGD、トランジスタのベースエミッタ間電圧をV
Fとすると次式で与えられる。
【0004】     VOL=VGD−R12・I011−VF  
…………  (1)また入力信号端子8が「H」レベル
となると、トランジスタQ14は「オフ」状態であるの
で、抵抗R12には定電流源I011による電流は流れ
ない。これより双方向端子3の電圧VOHは次式で与え
られる。
【0005】   VOH=VGD−VF  ……………………………
………  (2)よって、制御端子9が「H」レベルの
とき、(R12・I011)を出力信号の振幅とした出
力バッファ動作となる。
【0006】次に、制御端子9が「L」レベルのとき、
トランジスタQ17は「オン」状態にあるので、抵抗R
12には定電流源I012による電流I012が流れる
。この状態のとき、入力信号端子8が「L」レベルのと
き、トランジスタQ14は「オン」状態であるので、抵
抗R12には定電流源I011による電流I011が流
れる。これより、双方向端子3の電圧V0LLは次式で
与えられる。
【0007】   VOLL=VGD−R12・I011−VF−R1
2・I012  …  (3)ここで、式(1)および
(3)より、VOLLはVOLより(R12・I012
)分電位が低くなっている。これより、双方向端子3に
入力電圧が(VOLL+VF)より高い信号が印加され
たとき、トランジスタQ18は飽和状態となり出力バッ
ファ動作を行わなくなる。
【0008】また、入力信号端子8が「H」レベルのと
き、トランジスタQ14は「オフ」状態であるので抵抗
R12は定電流源I011による電流は流れない。これ
より、双方向端子3の電圧VOH′は次式となるが何も
意味をもたない値である。
【0009】   VOH′=VGD−R12・I012−VF  …
………  (4)よって、入力信号端子8および制御端
子9がともに「L」レベルのとき、出力バッファ回路は
動作せず、入力バッファ動作となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の双方向
バッファ回路の出力バッファ回路部では、出力バッファ
回路の入力信号端子と制御端子がともに「L」レベルの
ときのみ出力バッファ回路が動作を行わないので、例え
ば、制御端子が「H」レベルのとき、入力バッファ動作
する双方向バッファ回路を実現するためには、図4に示
す付加回路13を前段に接続する必要がある。このため
、素子数が多く、遅延時間が遅く、消費電力が大きい欠
点がある。特に、ゲートアレイの場合この付加回路は内
部セルに配置するので、内部使用可能セルの減少、I/
Oセルに隣接配置されることによる配置位置の制限の増
加、配線性の低下を引き起こす大きな欠点となる。
【0011】本発明の目的は、前記の欠点を除去するこ
とにより、付加回路を必要としない独立回路にて制御端
子の信号変化で、入力バッファ動作と出力バッファ動作
を切り換えることが可能な双方向バッファ回路を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、出力バッファ
回路と、前記入力バッファ回路の入力と前記出力バッフ
ァの出力とが共通に接続された双方向端子と、前記入力
バッファ回路と前記出力バッファ回路を切り換える手段
を持つ制御端子とを備えた双方向バッファ回路において
、前記出力バッファ回路は、ベースに入力信号が入力さ
れた第一のトランジスタと、ベースに参照電圧が与えら
れた第二のトランジスタと、ベースに高位側電源が与え
られた第三のトランジスタとを含み、出力バッファ動作
時に、前記第一および第二のトランジスタは入力信号と
参照電圧の差動論理回路を構成し、入力バッファ動作時
に、前記第一および第三のトランジスタは入力信号と入
力信号より高い電圧との差動論理回路を構成するととも
に、前記第二および第三のトランジスタは参照電圧と入
力信号より高い電圧との差動論理回路を構成する制御回
路を含むことを特徴とする。
【0013】
【作用】出力バッファ回路は、出力バッファ動作時には
、制御端子は「L」レベルで、第二のトランジスタが「
オン」状態、第三のトランジスタが「オフ」状態で、第
一のトランジスタと第二のトランジスタとの差動論理回
路を構成し、出力バッファ動作を行う。そして、入力バ
ッファ動作時には、制御端子は「H」レベルで、第二の
トランジスタは「オフ」状態、第三のトランジスタは「
オン」状態で、第一のトランジスタと第三のトランジス
タ、ならびに第三のトランジスタと第二のトランジスタ
とはそれぞれ差動論理回路を構成し、第三のトランジス
タが「オン」状態を続け、出力トランジスタのベース電
圧を制御し出力トランジスタを飽和状態とする。
【0014】従って、付加回路なしで、制御端子の信号
変化で、入力バッファ動作と出力バッファ動作とを切り
換えることが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0016】図1は本発明の第一実施例の出力バッファ
回路の詳細を示す回路図、および図2は本発明の第一実
施例を示すブロック構成図である。
【0017】図2によると、本第一実施例は、入力が入
力端子1に接続され制御端子が入力端子2に接続され出
力が双方向端子3に接続された出力バッファ回路14a
と、入力が双方向端子3に接続され出力が出力端子7に
接続された入力バッファ回路15とを備えている。
【0018】そして、図1によると、本第一実施例の出
力バッファ回路14aは、ベースが入力端子1に接続さ
れコレクタが高位側電源端子4に接続されエミッタが抵
抗R4を介して低位側電源端子5に接続されたトランジ
スタQ1と、コレクタが高位側電源端子4に接続され、
ベースが参照電源端子6に接続されエミッタが定電流源
I02を介して低位側電源端子5に接続されたトランジ
スタQ2と、コレクタが抵抗R1を介して高位側電源端
子4に接続されベースがトランジスタQ1のエミッタに
接続されエミッタが定電流源I01を介して低位側電源
端子5に接続されたトランジスタQ3と、コレクタが抵
抗R2を介して高位側電源端子4に接続されベースがト
ランジスタQ2のエミッタに接続されエミッタがトラン
ジスタQ3のエミッタに接続されたトランジスタQ4と
、コレクタが高位側電源端子4に接続されベースが入力
端子2に接続されエミッタが抵抗R5の一端に接続され
たトランジスタQ5と、コレクタが抵抗R7を介して高
位側電源端子4に接続されベースが抵抗R5の他端に接
続されるとともに抵抗R6を介して低位側電源端子5に
接続されエミッタが抵抗R8を介して低位側電源端子5
に接続されたトランジスタQ6と、コレクタが抵抗R9
を介して高位側電源端子4に接続されベースがトランジ
スタQ6のコレクタに接続されエミッタが抵抗R10を
介して低位側電源端子5に接続されたトランジスタQ7
と、コレクタがトランジスタQ4のコレクタに接続され
ベースがトランジスタQ7のコレクタに接続されエミッ
タがトランジスタQ2のエミッタに接続されたトランジ
スタQ8と、コレクタが高位側電源端子4に接続されベ
ースがトランジスタQ4のコレクタに接続されエミッタ
が双方向端子3に接続されるとともに入力バッファ回路
15に接続されたトランジスタQ9と、カソードがトラ
ンジスタQ4のコレクタに接続されアノードが抵抗R3
を介してトランジスタQ3のコレクタに接続されたダイ
オードD1と、カソードがダイオードD1のアノードに
接続されアノードがダイオードD1のカソードに接続さ
れたダイオードD2とを含んでいる。
【0019】本発明の特徴とするところは、図1におい
て、第一のトランジスタとしてのQ1と、第二のトラン
ジスタとしてのQ2と、第三のトランジスタとしてのQ
8とを含み、さらに、図1中で点線で囲んだ制御回路2
0を含むことにある。
【0020】次に、本第一実施例の出力バッファ回路1
4aの動作について説明する。
【0021】本第一実施例は、図2に示すように、入力
端子2が「L」レベルのとき出力バッファ動作、入力端
子2が「H」レベルのとき入力バッファ動作を行う双方
向バッファ回路である。
【0022】双方向バッファ回路が出力バッファとして
動作するとき、入力端子2は「L」レベルでありトラン
ジスタQ2を「オン」状態、トランジスタQ8を「オフ
」状態としトランジスタQ8のベース電圧を変化し、ト
ランジスタQ1とトランジスタQ2との差動論理回路を
構成する。よって、トランジスタQ8のベース電圧VB
0Lは参照電源端子6の電圧をVR1とすると次式の条
件を満たさなければならない。
【0023】   VB0L<VR1  …………………………………
…………  (5)トランジスタQ7が飽和しないため
にはトランジスタQ7のベース電圧をVB1Lとすると
、次式の条件を満たさなければならない。
【0024】   VB1L≦VB0L  ………………………………
…………  (6)ここで、高位側電源端子4の電圧を
VGD、低位側電源端子5の電圧をVEE、およびトラ
ンジスタのベースエミッタ間電圧をVFとすると、VB
0Lは次式で与えられる。
【0025】   VB0L=VGD+R10(VEE+VF−VB1
L)/R9  …  (7)次に、トランジスタQ6が
飽和しないためにはトランジスタQ6のベース電圧をV
B2Lとすると、次式の条件を満たさなければならない
【0026】   VB2L≦VB1L  ………………………………
…………  (8)ここで、VB1Lは次式で与えられ
る。
【0027】   VB1L=VGD+R8(VEE+VF−VB2L
)/R7  ……  (9)また、入力端子2が「L」
レベルの電圧をV1LとするとVB2Lは次式で与えら
れる。
【0028】   VB2L={V1L−VF+(R5/R6)VEE
}/{1+(R5/R6)}  …………………………
……………………………………  (10)双方向バッ
ファ回路が入力バッファとして動作するとき、入力端子
2は「H」レベルであり、トランジスタQ2を「オフ」
状態、トランジスタQ8を「オン」状態としトランジス
タQ1とトランジスタQ8との差動論理回路を構成する
。ここで、入力端子1の信号値によらずトランジスタQ
4を常に「オン」状態となるようにトランジスタQ8の
ベース電圧を変化させ、抵抗R2に定電流源I01によ
る電流I01を流し、トランジスタQ2とトランジスタ
Q8の差動論理回路でトランジスタQ8を常に「オン」
状態とすることで抵抗R2に定電流源I02による電流
I02も流し、トランジスタQ9のベース電圧を通常の
出力バッファ動作時より降下させる。このため、トラン
ジスタQ9は飽和し出力バッファ回路は動作せず入力バ
ッファ動作となる。このため、トランジスタQ8のベー
ス電圧VB0Hは、入力端子1の最も高い電圧の「H」
レベルをV1Hとすると次式の条件を満たさなければな
らない。
【0029】   VB0H>V1H  …………………………………
………  (11)トランジスタQ7が飽和しないため
にはトランジスタQ7のベース電圧をVB1Hとすると
、次式の条件を満たさなければならない。
【0030】   VB1H≦VB0H  ………………………………
………  (12)ここで、VB0Hは次式で与えられ
る。
【0031】   VB0H=VGD+R10(VEE+VF−VB1
H)/R9  …  (13)次に、トランジスタQ6
が飽和しないためにはトランジスタQ6のベース電圧を
VB2Hとすると、次式の条件を満たさなければならな
い。
【0032】   VB2H≦VB1H  ………………………………
………  (14)よって、VB1Hは次式で与えられ
る。
【0033】   VB1H=VGD+R8(VEE+VF−VB2H
)/R7  …  (15)また、入力端子2が「H」
レベルの電圧をV1HとするとVB2Hは次式で与えら
れる。
【0034】   VB2H={V1H−VF+(R5/R6)VEE
}/{1+(R5/R6)}  …  (16) 式(5)〜式(16)の条件を満足するように、抵抗R
5〜R10を設定することで本第一実施例の回路が双方
向バッファとして動作する。
【0035】ここで、高位側電圧値VGDを0V、低位
側電圧値VEEを−4.5V、参照電圧値VR1を−1
.1V、入力信号値V1Hを−0.8V、入力信号値V
1Lを−1.4V、およびトランジスタのベースエミッ
タ間電圧VFを0.8Vとして設計した場合について述
べる。
【0036】式(5)および(11)よりVB0Lおよ
びVB0Hを次の値とする。
【0037】   VB0L=−1.3V  ……………………………
………  (17)  VB0H=−0.6V  ……
………………………………  (18)入力端子2が「
L」レベルのとき、式(7)および(17)よりVB1
Lは次式で与えられる。
【0038】   VB1L=1.3(R9/R10)−3.7  …
………  (19)式(6)および(19)より抵抗R
9およびR10の条件が次式で与えられる。
【0039】   (R9/R10)≦1.846  …………………
………  (20)入力端子2が「H」レベルのとき、
式(13)および(18)よりVB1Hは次式で与えら
れる。
【0040】   VB1H=0.6(R9/R10)−3.7  …
………  (21)式(12)および(21)より抵抗
R9およびR10の条件は次式で与えられる。
【0041】   (R9/R10)≦5.17  ……………………
………  (22)式(20)および(22)の双方を
満足するため、式(20)を抵抗R9およびR10の条
件とする。よって式(22)よりVB1LとVB1Hは
次式の条件となる。
【0042】   VB1L≦−1.3V  ……………………………
………  (23)  VB1H≦−2.6V  ……
………………………………  (24)ここで、VB1
Hを以下の値に設定すると式(19)および(21)よ
り、VB1Lと抵抗R9およびR10は次式で与えられ
る。
【0043】   VB1H=−2.8V  ……………………………
………  (25)  VB1L=−1.75V  …
………………………………  (26)  (R9/R
10)=1.5  ………………………………  (2
7)入力端子2が「L」レベルのとき、式(9)および
(26)よりVB2Lは次式で与えられる。
【0044】   VB2L=1.75(R7/R8)−3.7  …
………  (28)式(8)、(26)および(28)
より抵抗R7およびR8の条件は次式で与えられる。
【0045】   (R7/R8)≦1.37  ………………………
………  (29)入力端子2が「H」レベルのとき、
式(15)および(25)よりVB2Hは次式で与えら
れる。
【0046】   VB2H=2.8(R7/R8)−3.7  ……
………  (30)式(14)、(25)および(30
)より抵抗R7およびR8は次式で与えられる。
【0047】   (R7/R8)≦0.393  ……………………
………  (31)式(29)および(31)の双方を
満足するため、式(31)を抵抗R7およびR8の条件
とする。よって式(31)よりVB2LとVB2Hとは
次式の条件となる。
【0048】   VB2L≦−3.01V  …………………………
………  (32)  VB2H≦−2.6V  ……
………………………………  (33)これより、式(
10)、(16)、(28)および(30)より抵抗R
5〜R8の条件が次式で与えられる。
【0049】   (R7/R8)=0.352  ……………………
………  (34)  R5/R6=0.625  …
………………………………  (35)式(28)、(
30)および(34)より、VB2LおよびVB2Hは
次の値となる。
【0050】   VB2L=−3.08V  …………………………
………  (36)  VB2H=−2.71V  …
………………………………  (37)ここで、トラン
ジスタQ5のベース電圧がV1Hのとき、抵抗R6を流
れる電流を0.4mAとすると、次式が得られる。
【0051】   R5+R6=7.25KΩ  ………………………
………  (38)式(35)および(36)より、抵
抗R5およびR6は次の値となる。
【0052】R5=2.79KΩ R6=4.46KΩ また、トランジスタQ6のベース電圧がVB2Hのとき
、抵抗R8を流れる電流が0.4mAとすると、式(3
4)より抵抗R7およびR8は次の値となる。
【0053】R7=792Ω R8=2.25KΩ 同様に、トランジスタQ7のベース電圧がVB1Lのと
き、抵抗R10を流れる電流が0.4mAとすると、式
(27)より抵抗R9およびR10は次の値となる。
【0054】R9=4.88KΩ R10=7.31KΩ 前述のように、抵抗R5〜R10を設定することで、入
力端子2が「L」レベルのとき出力バッファ動作、入力
端子2が「H」レベルのとき入力バッファ動作を行う本
第一実施例の双方向バッファを構成できる。
【0055】本第一実施例の出力バッファ回路14aは
、図5の従来例の出力バッファ回路14と比べると、1
個のトランジスタと4個の抵抗を追加しただけで構成さ
れ、代わりに、図4に示した付加回路13を削減するこ
とができる。
【0056】図3は本発明の第二実施例の出力バッファ
回路の詳細を示す回路図である。
【0057】本第二実施例の出力バッファ回路は、図1
の第一実施例の出力バッファ回路において、トランジス
タQ6と抵抗R7およびR8を除去し、トランジスタQ
7のベースが抵抗R5を介してトランジスタQ5のエミ
ッタに接続したものである。
【0058】本第二実施例回路は、図1に示す第一実施
例回路と比較して、トランジスタ1個、抵抗を2個削減
でき、トランジスタの動作が複雑でないためスピードが
向上する利点がある。
【0059】本第二実施例回路は、入力端子2が「L」
レベルのとき入力バッファ動作、入力端子2が「H」レ
ベルのとき出力バッファ動作を行う図2に示す構成を双
方向バッファ回路である。
【0060】双方向バッファ回路が入力バッファとして
動作するとき、入力端子2は「L」レベルでありトラン
ジスタQ8のベース電圧をVB0L、トランジスタQ7
のベース電圧をVB1Lとすると次式の条件を満たさな
ければならない。
【0061】   VB0L>V1H  …………………………………
………  (39)  VB1L>VB0L  ………
………………………………  (40)ここで、VB0
Lは次式で与えられる。
【0062】   VB0L=VGD+(R10/R9)(VEE+V
F−VB1L)                  
                         
       ………(41)また、入力端子2が「L
」レベルの電圧をV1LとするとVB1Lは次式で与え
られる。
【0063】   VB1L={R5/(R5+R6)}VEE+{R
6/(R5+R6)}(V1L−VF)  ……………
……………………………………  (42)双方向バッ
ファ回路が出力バッファとして動作するとき、入力端子
2は「H」レベルでありトランジスタQ8のベース電圧
をVB0H、トランジスタQ7のベース電圧をVB1H
とすると次式の条件を満たさなければならない。
【0064】   VB0H<VR1  …………………………………
………  (43)  VB1H≦VB0H  ………
………………………………  (44)ここで、VB0
Hは次式で与えられる。
【0065】   VB0H=VGD+(R10/R9)(VEE+V
F−VB1H)                  
                         
           ……(45)また、入力端子2
が「H」レベルの電圧をV1HとするとVB1Hは次式
で与えられる。
【0066】   VB1H={R5/(R5+R6)}VEE+{R
6/(R5+R6)}(V1H−VF)  ……………
………………………………………  (46)式(39
)〜(46)の条件を満足するように抵抗R5〜R10
を設定することで、第二実施例の回路が双方向バッファ
として動作する。
【0067】本第二実施例の出力バッファ回路14aは
、図5の従来例の出力バッファ回路14と比べると、2
個の抵抗を追加しただけで構成され、代わりに図4に示
した付加回路13を削減することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来技術に比べ第一実施例回路では1個のトランジスタ
と4個の抵抗の追加、第二実施例回路では2個の抵抗の
追加により、付加回路を必要としない独立回路にて制御
端子の信号変化により入力バッファ動作と出力バッファ
動作を切り換えられ、少ない素子数で、遅延時間が短く
、低消費電力の双方向バッファ回路を実現することがで
き、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の出力バッファ回路の回路
図。
【図2】本発明の第一実施例を示すブロック構成図。
【図3】本発明の第二実施例の出力バッファ回路の回路
図。
【図4】従来例を示すブロック構成図。
【図5】従来例の出力バッファ回路部の回路図。
【符号の説明】
1、2  入力端子 3  双方向端子 4  高位側電源端子 5  低位側電源端子 6  参照電源端子 7  出力端子 8  入力信号端子 9  制御端子 11  アンド回路 12  ノット回路 13  付加回路 14、14a  出力バッファ回路 15  入力バッファ回路 20  制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力バッファ回路と、出力バッファ回
    路と、前記入力バッファ回路の入力と前記出力バッファ
    の出力とが共通に接続された双方向端子と、前記入力バ
    ッファ回路と前記出力バッファ回路を切り換える手段を
    持つ制御端子とを備えた双方向バッファ回路において、
    前記出力バッファ回路は、ベースに入力信号が入力され
    た第一のトランジスタと、ベースに参照電圧が与えられ
    た第二のトランジスタと、ベースに高位側電源が与えら
    れた第三のトランジスタとを含み、出力バッファ動作時
    に、前記第一および第二のトランジスタは入力信号と参
    照電圧の差動論理回路を構成し、入力バッファ動作時に
    、前記第一および第三のトランジスタは入力信号と入力
    信号より高い電圧との差動論理回路を構成するとともに
    、前記第二および第三のトランジスタは参照電圧と入力
    信号より高い電圧との差動論理回路を構成する制御回路
    を含むことを特徴とする双方向バッファ回路。
JP3146883A 1991-05-22 1991-05-22 双方向バッファ回路 Pending JPH04345209A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011019189A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体集積回路

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JP2011019189A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体集積回路

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