JPH0434505Y2 - - Google Patents

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JPH0434505Y2
JPH0434505Y2 JP13753887U JP13753887U JPH0434505Y2 JP H0434505 Y2 JPH0434505 Y2 JP H0434505Y2 JP 13753887 U JP13753887 U JP 13753887U JP 13753887 U JP13753887 U JP 13753887U JP H0434505 Y2 JPH0434505 Y2 JP H0434505Y2
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light
mirror
reflectance
incident
light beam
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、第2図に示すように、ミラー1を回
転させて図示しないレーザ光源からの光ビーム2
を反射し、感光材料3上を露光走査して文字・画
像を記録することにより印刷用版下等を出力する
レーザプリンタ等の出力装置における光走査用ミ
ラーに関するものである。
[用語の説明] 以下の説明では、ミラーへの入射光とその入射
位置における反射面の法線とが成す角を入射角θ
と言う。
[従来技術] 上記のようなレーザプリンタでは、回転するミ
ラーにより一定方向から入射する光ビーム2を反
射するように構成されているため、ミラー1へ入
射する光ビーム2の入射角θは、第3図1乃至3
に示すように、ミラー1の回転に伴つて時々変化
することになる。
このようにミラー1への光ビーム2の入射角θ
が変わることにより、第3図1乃至3に示すよう
に、感光材料3上の点A,B,Cを走査するよう
に光ビーム2は反射される。
[考案が解決しようとする問題点] レーザ光源から発せられる光ビームが直線偏光
の場合、ミラー1への入射角θが変化すると、こ
れに従つて反射率も変化することが知られてい
る。
即ち、入射光とその入射位置における反射面の
法線とが成す平面に対し垂直方向に直線偏光した
光ビームの場合、入射角θが大きくなればなるほ
ど反射率も大きくなり、この結果感光材料3上の
走査位置における光量も増すことになる。
逆に、前記平面内の方向に直線偏光した光ビー
ムの場合は、入射角θが大きくなればなるほど反
射率が小さくなり、この結果感光材料3上の光量
が減少することになる。
従つて例えば前者のように、平面に対し垂直方
向に直線偏光した光ビームの場合、第3図1乃至
3において、最も入射角θが大きいときに光ビー
ム2が走査する点Aにおける光量が最も大きく、
入射角θが小さいときに光ビーム2が走査する点
Cにおける光量が最も小さい。
このように、感光材料3上を走査する光量が変
化すると、濃度ムラが生じるという問題点があつ
た。
[問題点を解決するための手段] 本考案の目的は、特別な補正光学系を用いるこ
となく、ミラーへの入射角θいかんにかかわら
ず、感光材料上の走査位置における光量が常に等
しくなる光走査用ミラーを提供することにある。
本考案は、ミラー上でのビーム形状が、第3図
3の点Cに光ビームを反射する状態のときには第
4図1に示す如く光ビームの入射点近傍において
ほぼ円形になり、また第3図1の点Aに光ビーム
を反射する状態のときには、第4図2に示す如く
光ビームの入射点近傍を中心とする楕円であつ
て、且つ入射光とその入射位置における反射面の
法線とが成す平面と反射面の交線方向に長軸を有
する楕円形になるというように、結局、光量が大
きくなる時に、光ビームの反射に寄与するミラー
1上の面積が大きくなることに着目して考案され
たものである。
従つて、本考案の光走査用ミラーは、その反射
面の一部に反射率を低下する物質を設けて、ビー
ムの入射角θが大きくなりミラー上でのビームの
形状が楕円形になる場合は、ビームの形状が円形
のときよりも外側に広がつた部分の反射率を低下
させて、即ち、ミラー上における前記入射点近傍
も反射率を極値として外方向両側へ離れるに従つ
て反射率が低下するように形成することにより、
ビームの形状が円形の場合とほぼ同じ光量になる
ようにしたものである。
[実施例] 以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係る光走査用ミラ
ーを示す正面図である。
前述したように、ミラー1への光ビームの入射
角θが小さいと光ビームはミラー1上でほぼ円形
4Cになり、また入射角θが大きいと楕円形4A
になる。本実施例におけるミラー1は、第1図に
示すように、このビームが円形4Cのときの反射
領域を除く、その左右の外側部分を反射率が低下
する物質でコーテイングして形成したコーテイン
グ部5を有するものである。
従つて、ミラー1が回転してビームの入射角θ
が大きくなつても、楕円形4Aになつたビームの
両端の反射率はコーテイング部5により低下さ
れ、感光材料3上ではほぼビームの形状が円形4
Cのときとほぼ等しい光量となる。
第5図は本考案の他の実施例を示す光走査用ミ
ラーの正面図である。
本実施例におけるミラー1は、上記実施例にお
いて反射率を低下させる物質をコーテイングした
コーテイング部5に代わつて微小な反射率ゼロも
しくはそれに近いドツト6を塗料等の着色等によ
り散在させたものである。
このように反射率ゼロのドツト6を設けた部分
は、反射率が低下するので、ビームの入射角θが
大きくなつてミラー上のビームの形状が楕円形4
Aになつても、そのビームの両端の反射率は低下
され、感光材料3上ではビームの形状が円形4C
の場合とほぼ同一の光量となる。
上記各実施例においては、入射ビームが円形の
場合を対象としているが、入射ビームが楕円の場
合にも、本考案と同様にして光量を補正すること
ができる。但し、ミラー上でのビームの形状はビ
ームが円形の場合とは異なるので、これに伴つて
コーテイングあるいはドツトを設ける領域を決定
することが必要である。
また、各実施例においては、板状の回転ミラー
を使用しているが、本考案はこれに限定されるも
のではなく、ポリゴンミラー、ガルバノミラー等
にも応用することができる。
[考案の効果] 本考案によれば、ミラー上に反射率を低下させ
る物質を形成するだけで反射光の光量を一定にす
ることができるので、特別な補正光学系を用いる
ことなく濃度ムラのない印字物を作成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る光走査用ミラ
ーを示す正面図、第2図は本考案に係る光走査要
ミラーをレーザプリンタに応用したときの概略を
示す図、第3図1乃至3は回転する光走査用ミラ
ーによりビームを反射して点A,B,Cを走査し
たときの状態を示す図、第4図1及び2は第3図
3及び1に示す状態にあるミラー上のビームの形
状を示す図、第5図は本考案の他の実施例を示す
光走査用ミラーの正面図である。 1……ミラー、2……光ビーム、3……感光材
料、5……コーテイング部、6……ドツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入射光とその入射位置における反射面の法線と
    が成す平面に対し垂直方向に直線偏光した光ビー
    ムで記録部材を露光走査する出力装置の光走査用
    ミラーにおいて、 該ミラーの前記入射点近傍の反射率を極値とし
    て、前記平面と反射面との交線の両方向に反射率
    が低下するように、反射面の一部に、反射率を低
    下する物質を形成することを特徴とする光走査用
    ミラー。
JP13753887U 1987-09-10 1987-09-10 Expired JPH0434505Y2 (ja)

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JP13753887U JPH0434505Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10

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JP13753887U JPH0434505Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10

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JPS6443323U JPS6443323U (ja) 1989-03-15
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JP4023426B2 (ja) * 2003-09-30 2007-12-19 ブラザー工業株式会社 網膜走査型ディスプレイ装置

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JPS6443323U (ja) 1989-03-15

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