JPH04343707A - ポリフッ化ビニリデン多孔質糸の製造方法 - Google Patents
ポリフッ化ビニリデン多孔質糸の製造方法Info
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- JPH04343707A JPH04343707A JP14127891A JP14127891A JPH04343707A JP H04343707 A JPH04343707 A JP H04343707A JP 14127891 A JP14127891 A JP 14127891A JP 14127891 A JP14127891 A JP 14127891A JP H04343707 A JPH04343707 A JP H04343707A
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- Japan
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- polyvinylidene fluoride
- turn roll
- porous
- porous yarn
- nozzle
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D71/00—Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
- B01D71/06—Organic material
- B01D71/30—Polyalkenyl halides
- B01D71/32—Polyalkenyl halides containing fluorine atoms
- B01D71/34—Polyvinylidene fluoride
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリフッ化ビニリデン
多孔質糸の製造方法に関する。更に詳しくは、湿式紡糸
法によるポリフッ化ビニリデン多孔質糸の製造方法に関
する。
多孔質糸の製造方法に関する。更に詳しくは、湿式紡糸
法によるポリフッ化ビニリデン多孔質糸の製造方法に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ポリフッ化ビニリデンなどの多孔
質糸の湿式紡糸法による製造では、２重環状ノズルまた
は１重環状ノズルからドープ液（紡糸原液）を垂直に凝
固浴中に吐出させ、凝固浴中で凝固させた後、形成され
た多孔質糸をノズル下方に設置されたターンロールを介
して上方に鋭角で方向転換させ、次工程である洗浄工程
へ送り込む方法がとられている。
質糸の湿式紡糸法による製造では、２重環状ノズルまた
は１重環状ノズルからドープ液（紡糸原液）を垂直に凝
固浴中に吐出させ、凝固浴中で凝固させた後、形成され
た多孔質糸をノズル下方に設置されたターンロールを介
して上方に鋭角で方向転換させ、次工程である洗浄工程
へ送り込む方法がとられている。
【０００３】こうした方法をとった場合には、ドープ液
の凝固速度の遅いポリフッ化ビニリデンにあっては、形
成された多孔質糸がターンロールにおいてつぶれて、多
孔質膜としての膜性能に悪影響を及ぼし、良質な膜が得
られない。
の凝固速度の遅いポリフッ化ビニリデンにあっては、形
成された多孔質糸がターンロールにおいてつぶれて、多
孔質膜としての膜性能に悪影響を及ぼし、良質な膜が得
られない。
【０００４】また、このような事態を避けるために、ノ
ズル端面からターンロール迄の距離を大幅に増大させる
ことも考えられる。この場合には、必然的に装置が大型
化するばかりではなく、長さが長くなるに従って大きく
なる糸の自重により、ターンロールから洗浄槽に導く場
合の張力も大きくなり、やはり膜につぶれを生ずる。
ズル端面からターンロール迄の距離を大幅に増大させる
ことも考えられる。この場合には、必然的に装置が大型
化するばかりではなく、長さが長くなるに従って大きく
なる糸の自重により、ターンロールから洗浄槽に導く場
合の張力も大きくなり、やはり膜につぶれを生ずる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ドー
プ液の凝固速度の遅いポリフッ化ビニリデンを湿式紡糸
するに際し、膜つぶれなどを生じさせない多孔質糸を製
造する方法を提供することにある。
プ液の凝固速度の遅いポリフッ化ビニリデンを湿式紡糸
するに際し、膜つぶれなどを生じさせない多孔質糸を製
造する方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
ポリフッ化ビニリデンのドープ液を水平型凝固槽内の凝
固浴中に横方向に吐出部を有するノズルから水平に吐出
させ、吐出物を凝固浴中に設置されたターンロールに水
平に導き、形成された多孔質糸を該ターンロールを介し
て１２０〜１５０°の角度で凝固浴中から引き上げ、ポ
リフッ化ビニリデン多孔質糸を製造する方法によって達
成される。
ポリフッ化ビニリデンのドープ液を水平型凝固槽内の凝
固浴中に横方向に吐出部を有するノズルから水平に吐出
させ、吐出物を凝固浴中に設置されたターンロールに水
平に導き、形成された多孔質糸を該ターンロールを介し
て１２０〜１５０°の角度で凝固浴中から引き上げ、ポ
リフッ化ビニリデン多孔質糸を製造する方法によって達
成される。
【０００７】図１は、本発明方法の一態様の概要図であ
る。一般に約１０〜２０重量％の濃度に調製されるポリ
フッ化ビニリデンのドープ液１は、横方向に吐出部を有
するノズル２から水平型凝固槽（上方に作業用開口部を
有する）３内の凝固浴４中に水平に吐出させ、吐出物を
凝固浴中に設置されたターンロール５に導く。形成され
た多孔質糸６は、このターンロール５を介して凝固浴中
から引き上げる。この際の角度は、１２０〜１５０°の
範囲に設定される。この角度の範囲は、膜つぶれを生じ
させずかつ凝固浴槽の必要長さを考慮して設定される。 引き上げられた多孔質糸６は、ターンロール７を通って
洗浄浴へと導かれる。
る。一般に約１０〜２０重量％の濃度に調製されるポリ
フッ化ビニリデンのドープ液１は、横方向に吐出部を有
するノズル２から水平型凝固槽（上方に作業用開口部を
有する）３内の凝固浴４中に水平に吐出させ、吐出物を
凝固浴中に設置されたターンロール５に導く。形成され
た多孔質糸６は、このターンロール５を介して凝固浴中
から引き上げる。この際の角度は、１２０〜１５０°の
範囲に設定される。この角度の範囲は、膜つぶれを生じ
させずかつ凝固浴槽の必要長さを考慮して設定される。 引き上げられた多孔質糸６は、ターンロール７を通って
洗浄浴へと導かれる。
【０００８】なお、ノズル２は、一般に筒状の水平型凝
固槽３の一端側にＯリング８を介して嵌装され、凝固浴
を封止している。また、１重環状ノズルが用いられた場
合には、多孔質中実糸が得られるが、２重環状ノズルを
用いた場合には多孔質中空糸が得られ、この場合には必
要に応じて芯液９が同時にノズル２に供給される。
固槽３の一端側にＯリング８を介して嵌装され、凝固浴
を封止している。また、１重環状ノズルが用いられた場
合には、多孔質中実糸が得られるが、２重環状ノズルを
用いた場合には多孔質中空糸が得られ、この場合には必
要に応じて芯液９が同時にノズル２に供給される。
【０００９】
【発明の効果】本発明方法により、ドープ液の凝固速度
の遅いポリフッ化ビニリデンの湿式紡糸にあっても、装
置を大型化することなく、膜つぶれがなく、良好な膜性
能を示すポリフッ化ビニリデンの中実糸または中空糸が
容易に得られるようになる。
の遅いポリフッ化ビニリデンの湿式紡糸にあっても、装
置を大型化することなく、膜つぶれがなく、良好な膜性
能を示すポリフッ化ビニリデンの中実糸または中空糸が
容易に得られるようになる。
【００１０】
【実施例】次に、実施例について本発明を説明する。
【００１１】実施例
ポリフッ化ビニリデン（ペン ウオルト社製品カイナー
４６０）１９．３重量％、エチレングリコール５．４重
量％、ジメチルホルムアミド５３．８重量％およびアセ
トン２１．５重量％よりなるドープ液および８０重量％
アセトン水溶液よりなる芯液を用い、図示された態様に
従って、湿式紡糸を行った。
４６０）１９．３重量％、エチレングリコール５．４重
量％、ジメチルホルムアミド５３．８重量％およびアセ
トン２１．５重量％よりなるドープ液および８０重量％
アセトン水溶液よりなる芯液を用い、図示された態様に
従って、湿式紡糸を行った。
【００１２】５０重量％ジメチルホルムアミド水溶液よ
りなる凝固浴は、内径７５．５ｃｍ、長さ１００ｃｍ（
有効長９０ｃｍ）の円筒状凝固槽内に収容されており、
ノズル吐出面からターンロール接触面迄８０ｃｍの位置
に設置されたターンロールは、２７．５ｃｍの直径を有
しており、その接触面を介して１５０°の角度で多孔質
中空糸を凝固浴中から引き上げ、その後水洗、乾燥させ
た。
りなる凝固浴は、内径７５．５ｃｍ、長さ１００ｃｍ（
有効長９０ｃｍ）の円筒状凝固槽内に収容されており、
ノズル吐出面からターンロール接触面迄８０ｃｍの位置
に設置されたターンロールは、２７．５ｃｍの直径を有
しており、その接触面を介して１５０°の角度で多孔質
中空糸を凝固浴中から引き上げ、その後水洗、乾燥させ
た。
【００１３】その結果、膜つぶれのないポリフッ化ビニ
リデン多孔質中空糸（孔径０．１μｍ）が得られた。
リデン多孔質中空糸（孔径０．１μｍ）が得られた。
【００１４】比較例
実施例の湿式紡糸を、ノズル吐出面からターンロール接
触面迄１００ｃｍの垂直型凝固槽を用いて行い、ターン
ロールで４５°の角度で方向転換させ、多孔質中空糸を
凝固浴中から引き上げた。得られたものは膜がつぶれ、
中空糸状ではなかった。
触面迄１００ｃｍの垂直型凝固槽を用いて行い、ターン
ロールで４５°の角度で方向転換させ、多孔質中空糸を
凝固浴中から引き上げた。得られたものは膜がつぶれ、
中空糸状ではなかった。
【図１】本発明方法の一態様の概要図である。
【符号の説明】
１ ドープ液
２ ノズル
３ 水平型凝固槽
４ 凝固浴
５ ターンロール
６ 多孔質糸
Claims (1)
- 【請求項１】 ポリフッ化ビニリデンを湿式紡糸する
に際し、ポリフッ化ビニリデンのドープ液を水平型凝固
槽内の凝固浴中に横方向に吐出部を有するノズルから水
平に吐出させ、吐出物を凝固浴中に設置されたターンロ
ールに水平に導き、形成された多孔質糸を該ターンロー
ルを介して１２０〜１５０°の角度で凝固浴中から引き
上げることを特徴とするポリフッ化ビニリデン多孔質糸
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14127891A JPH04343707A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | ポリフッ化ビニリデン多孔質糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14127891A JPH04343707A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | ポリフッ化ビニリデン多孔質糸の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04343707A true JPH04343707A (ja) | 1992-11-30 |
Family
ID=15288176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14127891A Pending JPH04343707A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | ポリフッ化ビニリデン多孔質糸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04343707A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011108579A1 (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-09 | 積水化学工業株式会社 | 高分子水処理膜及びその製造方法並びに水処理方法 |
| JP2013150961A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 高分子水処理膜の製造方法 |
-
1991
- 1991-05-17 JP JP14127891A patent/JPH04343707A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011108579A1 (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-09 | 積水化学工業株式会社 | 高分子水処理膜及びその製造方法並びに水処理方法 |
| JP2012166201A (ja) * | 2010-03-04 | 2012-09-06 | Sekisui Chem Co Ltd | 高分子水処理膜及びその製造方法並びに水処理方法 |
| JP5097298B2 (ja) * | 2010-03-04 | 2012-12-12 | 積水化学工業株式会社 | 高分子水処理膜及びその製造方法並びに水処理方法 |
| CN102905778A (zh) * | 2010-03-04 | 2013-01-30 | 积水化学工业株式会社 | 高分子水处理膜及其制造方法以及水处理方法 |
| US9855531B2 (en) | 2010-03-04 | 2018-01-02 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Polymer membrane for water treatment and method for manufacture of same, and water treatment method |
| JP2013150961A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 高分子水処理膜の製造方法 |
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