JPH04342695A - 飛行体のエアーインテーク装置 - Google Patents

飛行体のエアーインテーク装置

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JPH04342695A
JPH04342695A JP11312691A JP11312691A JPH04342695A JP H04342695 A JPH04342695 A JP H04342695A JP 11312691 A JP11312691 A JP 11312691A JP 11312691 A JP11312691 A JP 11312691A JP H04342695 A JPH04342695 A JP H04342695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air intake
ram air
temperature
ram
aircraft
Prior art date
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Pending
Application number
JP11312691A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanemasa Yano
矢野 金正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP11312691A priority Critical patent/JPH04342695A/ja
Publication of JPH04342695A publication Critical patent/JPH04342695A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機等の飛行体に用
いられるエアーインテーク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機のラム・エアーインテーク装置は
、一般的に図7に示すように機体外板から突出して固定
された状態で取付けられている。
【0003】即ち、機体01の外板03から突出するよ
うに同外板03に固定されたラム・エアーインテーク0
4が設けられており、このラム・エアーインテーク04
は、ダクト05を介して機体内に設けられた機器02に
エアー06からラム・エアー07を取入れ、これを冷却
するようになっている。なお、08は機器04を冷却し
た放熱エアー・フローである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の航空機の
ラム・エアーインテーク装置では、次の問題点があった
。 1.  航空機の外板から突出したラム・エアーインテ
ークは、空気抵抗の増大をもたらしている。特に、非常
時のみに作動を開始する機器(たとえば、非常用発電機
等)においては、正常時にはラム・エアーが不要である
にもかかわらず突出した固定のラム・エアーインテーク
により常に空気抵抗が発生していることになる。 2.  一方、超音速機においては、たとえば機体速度
マッハ2で高度3万6千フィートを飛行すると外気温度
は約−35℃にもかかわらず、塞ぎ止められるラム・エ
アーの温度は約150℃に達し、この高温のラム・エア
ーがラム・エアーインテークから流入するために、機器
冷却用として突出した固定のラム・エアーインテークは
逆効果をもたらす場合がある。
【0005】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる可動型の飛行体のエアーインテーク装置を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の飛行体のエアー
インテーク装置は、飛行体の機体外板に対して移動して
開閉可能なラム・エアーインテーク、及び温度による形
状変化によって前記ラム・エアーインテークを飛行体の
機体外板に対して移動させる形状記憶合金を備えている
【0007】
【作用】本発明では、飛行体に搭載された機器等が発熱
した時又はラム・エアーインテーク内に流入するラム・
エアーの温度が低い時には、形状記憶合金の形状変化に
よってラム・エアーインテークが開かれて、ラム・エア
ーがラム・エアーインテーク内に取入れられ、必要な冷
却が行なわれる。
【0008】一方、飛行体に搭載された機器等の発熱が
ない時又はラム・エアーインテーク内に流入するラム・
エアーの温度が上昇した時は、形状記憶合金の形状変化
によってラム・エアーインテークが閉じられ、ラム・エ
アーがラム・エアーインテーク内へ流入することがない
【0009】
【実施例】本発明の第1の実施例を、図1ないし図3に
よって説明する。1は航空機の機体外板であり、機体内
には発熱する機器8、例えば非常用発電機が搭載されて
いる。前記機器8に接続され、機体外板1に開口するダ
クト3が設けられ、同ダクト3の機体外板1への開口の
部分に、同開口を開閉可能なラム・エアーインテーク2
が設けられている。
【0010】ラム・エアーインテーク2は、前記ダクト
3の開口に接近した機体後方の部分で機体外板1に取付
けられた上下方向の軸4に枢着されていて、同軸4まわ
りに機体外板1より突出した位置に回動した時には、ダ
クト3の開口が開かれ、同軸4まわりに機体外板1寄り
に回動した時にはダクト3に接してその開口が閉じられ
るようになっている。
【0011】前記ラム・エアーインテーク2は、前記軸
4より機体外板01の内方へ延びるアーム部2aが設け
られている。同アーム部2aの先端は、リターン・スプ
リング7を介して機体外板1に接続され、また、ロッド
6を介して機体内に取付けられた形状記憶合金5に接続
されている。
【0012】前記機器8内には、ファン8a及び同ファ
ン8aによるエアーの流れを吹出す吹出口8bが設けら
れ、前記形状記憶合金5は吹出口8bに接近して配置さ
れている。また、前記形状記憶合金5は、その温度が低
い時には長い形状をもち、リターン・スプリング7のば
ね力によってアーム部2aを介して前記ラム・エアーイ
ンテーク2を軸4まわりに回動させてダクト3の開口に
接触させ(図1実線及び図2参照)、その温度が上昇す
ると次第に縮んでその長さが短かくなってリターン・ス
プリング7のばね力に抗してアーム部2aを介して前記
ラム・エアーインテーク2を軸4まわりに回動させて機
体外板1より外方へ突出させる(図1鎖線及び図3参照
)ようになっている。なお、図中9は機体外板1のまわ
りを流れるエアー,10はラム・エアーインテーク2よ
りダクト3内へ取入れられるラム・エアーである。
【0013】以上のように構成された本実施例では、機
器8が作動せず形状記憶合金5の温度が低い時には、形
状記憶合金5の長さが長くリターン・スプリング7のば
ね力によってラム・エアーインテーク2はダクト3の開
口に接しダクト3内にはラム・エアー10が流入するこ
とがない。
【0014】機器8が作動して温度が上昇すると、ファ
ン8aによって吹出口8bから吹出される空気の温度が
上昇し、吹出口8bに近接して配置された形状記憶合金
5の温度が上昇する。温度の上昇につれて形状記憶合金
5の長さが短かくなり、リターン・スプリング7のばね
力に抗してラム・エアーインテーク2を軸4まわりに回
動させて次第にラム・エアーインテーク2を機体外板1
外に突出させて、これを開いてラム・エアー10をダク
ト3内へ取入れる。
【0015】以上のラム・エアーインテーク2の開度は
、形状記憶合金5の温度、即ち、機器8の温度によって
決められることとなり、従って、本実施例では、機器8
の温度の上昇に伴って、次第に流量の多いラム・エアー
10がダクト3を介して機器8へ供給されることとなり
、機器8が有効に冷却されることとなる。
【0016】また、必要のない時には、ラム・エアーイ
ンテーク2は機体外板1側の位置にあって、空気抵抗を
低減させることができる。
【0017】本発明の第2の実施例を、図4ないし図6
によって説明する。本実施例は、前記第1の実施例と同
様な航空機のラム・エアーインテーク装置に係るもので
あり、機体外板1,ラム・エアーインテーク2,ダクト
3,機器8,及びリターン・スプリング7は基本的に前
記第1の実施例と同様であるのでその説明を省略する。
【0018】本実施例では、前記第1の実施例における
軸4を設けず、ダクト3の機軸後方の部分の内側とラム
・エアーインテーク2の内側との間に形状記憶合金25
が取付けられている。同形状記憶合金25は形状がく字
状をなし、温度が高い時にはその屈曲度が少く、温度が
上昇するにつれてその屈曲度が大きくなるようになって
いる。また、ダクト3の機軸後方側には、ラム・エアイ
ンテーク2のアーム部2aで開閉される開口3aが設け
られている。
【0019】本実施例では、リターン・スプリング7の
ばね力によって、アーム部2aを介してラム・エアーイ
ンテーク2は機体外板1の外方に突出して、ダクト3の
開口が開かれ、エアー9の一部はラム・エアー10とし
てダクト3内へ取入れられ機器8の冷却を行なう(図5
参照)。
【0020】航空機の機体速度が超音速となって、ラム
・エアー10の温度が上昇すると、形状記憶合金25の
温度も上昇し、その屈曲度が増加する。これによって、
ラム・エアーインテーク2はリターン・スプリング27
のばね力に抗してダクト3側へ近づくこととなり、その
開度は形状記憶合金25の温度、即ちラム・エアー10
の温度の上昇に伴って次第に減小する(図6参照)。こ
れによって、ラム・エアー10の温度が上昇すると、温
度の高いラム・エアー10が機器8に供給されることが
なく、機器8を保護することができる。この場合、アー
ム2aの回動に伴って、ダクト3の開口3aの開度が調
節される。
【0021】また本実施例においても、必要のない時に
はラム・エアーインテーク2が機体外板1側に位置する
こととなり、空気抵抗を低減させることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、機器
等が発熱して冷却用空気を必要とする時又はラム・エア
ーの温度が低い時には、これに応じてラム・エアーイン
テークが自動的に開かれ、また機器等が発熱せず冷却用
空気を必要としない時又はラム・エアーの温度が上昇し
た時には、これに応じて自動的にラム・エアーインテー
クの閉じられ又はその開度が小さくなる。従って、機器
等の発熱又はラム・エアーの温度に応じて自動的に必要
な流量のラム・エアーを取入れ、又は機器等を保護する
ことができると共に、空気抵抗を低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の斜視図である。
【図2】同実施例のラム・エアーインテークが閉じた場
合の説明図である。
【図3】同実施例のラム・エアーインテークが開いた場
合の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例の斜視図である。
【図5】同実施例のラム・エアーインテークが開いた場
合の説明図である。
【図6】同実施例のラム・エアーインテークが閉じた場
合の説明図である。
【図7】従来の航空機のラム・エアーインテーク装置の
説明図である。
【符号の説明】
1    機体外板 2    ラム・エアーインテーク 2a  ラム・エアーインテークのアーム部3    
ダクト 4    軸 5,25  形状記憶合金 6    ロッド 7    リターン・スプリング 8    機器 9    エアー 10  ラム・エアー 01  機体 02  機器 03  機体外板 04  ラム・エアーインテーク 05  ダクト 06  エアー 07  ラム・エアー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  飛行体の機体外板に対して移動して開
    閉可能なラム・エアーインテーク、及び温度による形状
    変化によって前記ラム・インテークを飛行体の機体外板
    に対して移動させる形状記憶合金を備えたことを特徴と
    する飛行体のエアーインテーク装置。
JP11312691A 1991-05-17 1991-05-17 飛行体のエアーインテーク装置 Pending JPH04342695A (ja)

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JP11312691A JPH04342695A (ja) 1991-05-17 1991-05-17 飛行体のエアーインテーク装置

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ID=14604197

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6735936B2 (en) 2000-03-03 2004-05-18 United Technologies Corporation Variable area nozzle for gas turbine engines driven by shape memory alloy actuators
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990525