JPH0434228A - 防振ゴム組成物 - Google Patents

防振ゴム組成物

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JPH0434228A
JPH0434228A JP14064490A JP14064490A JPH0434228A JP H0434228 A JPH0434228 A JP H0434228A JP 14064490 A JP14064490 A JP 14064490A JP 14064490 A JP14064490 A JP 14064490A JP H0434228 A JPH0434228 A JP H0434228A
Authority
JP
Japan
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rubber
staple
elastic modulus
mixture
fiber
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Pending
Application number
JP14064490A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Wada
和田 法明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
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Publication of JPH0434228A publication Critical patent/JPH0434228A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、原料ゴムに対し短繊維が混合されてなる防振
ゴム組成物、特に自動車に用いられる防振ゴム組成物に
関する。
(従来の技術) 例えば自動車において、エンジン、動力伝達部、足回り
の回転及び駆動各部分から発生する各種振動及び騒音を
吸収又は低減して各部分を所定の位置に保持し、それら
の機能を十分に発揮させると共に、不快な振動及び騒音
を除去して自動車の乗り心地を良くするために、各部に
いろいろな形状及び性能の防振ゴムが使用されている。
これらの防振ゴムには、従来より天然ゴム又は天然ゴム
と他のジエン系ゴムとを原料ゴムとした加硫ゴム組成物
が主に用いられている。
近年、自動車は、高出力、化、高速化、空気抵抗低減の
ためのエンジンルーム内への空気流入の制限等の動向に
よってエンジンルーム内の温度が上昇する傾向にあり、
そのためエンジンルーム内で使用されるエンジンマウン
ト等の防振ゴムは、従来以上に高い温度条件下で使用さ
れ、また、省スペース及びエンジン回りの各種部品の増
加によって、防振ゴムは従来よりも小さな形状で、従来
と同等以上の荷重を負担せねばならぬ状況となりつつあ
り、自動車用防振ゴムには非常に厳しい条件下における
高弾性率化、低動倍率化、耐久性が要求されつつある。
従来、この種の防振ゴムとしては、天然ゴムに例えばブ
タジェンゴム等のジエン系ゴムを混ぜ、さらに亜鉛華、
ステアリン酸、カーボンブラック、加硫剤、加硫促進剤
等を配合したものが用いられており、加硫剤の添加量を
増量することで高弾性率化及び低動倍率化を図っている
また、例えば特開昭61−290243号公報に記載さ
れるように、一方向に配向させた短繊維で複合強化して
なる繊維強化ゴム層と、短繊維が複合されていない非強
化ゴム層とを組合わせて形成したものも知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、加硫剤添加量を増量するという手法では
、耐熱老化性が悪くなり、耐久性に問題があるばかりで
なく、加硫速度が早くなり、成形加工性も著しく悪化す
る。また、繊維強化ゴム層と非強化ゴム層とを組合わせ
るものでは、製造が困難であり、コスト高の原因となる
本発明は従来のかかる課題を解決するためになされたも
ので、適度な加硫速度を有し、かつ高硬度化(高弾性率
化)、低動倍率化を、安価かつ容易に達成することがで
きる防振ゴム組成物を提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、従来周知のゴム原料に短繊維を混合すること
により、高硬度化、低動倍率化を図り、かつ耐久性、加
工性を損なわないようにしたものである。
請求項(1)の発明は、天然ゴム若しくは合成ゴム又は
その混合物からなる原料ゴムに対し、繊維長さLが10
1m以下、繊維長さしと繊維径りのとの比L/Dが40
以上かつ初期弾性率が40g/d以上である短繊維が混
合されている構成とする。
また、請求項(2)の発明は、天然ゴム若しくは合成ゴ
ム又はその混合物からなる原料ゴムに対し、繊維長さし
が10m−以下であるアラミド短繊維が混合されている
構成とする。
請求項(3)の発明は、60重量%以上が天然ゴム若し
くはイソプレンゴム又はその混合物で構成される原料ゴ
ムに対し、繊維長さLが10+s以下であるアラミド短
繊維が混合されている構成とする。
(作用) 原料ゴムに混合される短繊維によって、ゴムの動きが拘
束され、高弾性率化、低動倍率化が実現される。また、
短繊維は外的エネルギーの吸収作用を有するため、力学
的損失(ロスファクター)が大きくなり、防振特性も高
まる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に説明する。
本発明に係る防振ゴム組成物は、従来周知のゴム原料に
短繊維を混合することにより、高硬度化、低動倍率化を
図り、かつ耐久性、加工性を損なわないようにしたもの
である。
原料ゴムは、従来より防振ゴムに用いられている天然ゴ
ム、スチレンブタジェンゴム、クロロブレンゴム、イソ
プレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、ア
クリルニトリルブタジェンゴム、シリコンゴム、ウレタ
ンゴム、弗素ゴム、ハロゲン化ブチルゴム、水素化NB
R,クロロスルフォン化ポリエチレン等の架橋ゴム、及
びポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリエーテル系
、ポリアミド系、ポリウレタン系等の熱可塑性エラスト
マー等から適宜選択される。また、カーボンブラック等
の補強剤やシリカ、炭酸カルシウム、タルク、クレイ等
の無機充填剤も任意に選択し得る。
さらに、上記ゴム組成物においては、必要に応じてゴム
用伸展油、ゴム用薬品及びゴム用添加剤が配合される。
ゴム用伸展油としては、アロマチック系、ナフテン系、
パラフィン系のものが好ましい。また、ゴム用薬品及び
ゴム用添加剤としては、硫黄、パーオキサイド等の架橋
剤、亜鉛華、ステアリン酸等の加硫促進助剤、スルフェ
ンアミド系、チウラム系、チアゾール系、グアニジン系
等の加硫促進剤、アミン系、フェノール系、硫黄系、リ
ン系等の老化防止剤または酸化防止剤、紫外線吸収剤、
オゾン劣化防止剤、粘着付与剤、可塑剤等が各々防振ゴ
ム組成物の使用目的に応じて使用される。
短繊維としては、繊維長さLが10+n以下で、繊維長
さしと繊維径りとの比L/Dが40以上で、しかも初期
弾性率が40g/d以上のものが用いられる。初期弾性
率が40g/d以上の短繊維としては、例えばデュポン
社製のケブラー、帝人製のテクノーラ等のバラ系アラミ
ド繊維、デュポン社製のノーメックス、帝人製のコーネ
ックス等のメタ系アラミド繊維、クラレ製のベクトラ等
の芳香族繊維、ビニロン、ポリエステル、ポリプロピレ
ン、ナイロン6、ナイロン6.6、綿、モサント製のサ
ントウェブ等のセルロース繊維等の合成、天然、及び半
合成繊維、並びにガラス、カーボン、セラミック、宇部
興産製のチラノ繊維、ボロン等の無機繊維、鋼、ステン
レス、銅等の金属繊維から適宜選択される、 高弾性率化の点からは初期弾性率が高い短繊維を用いる
ことが望ましく、また、繊維長さしと繊維径りとの比L
/Dも大きい方が良い。繊維長さしも長い方が望ましい
が、10+uを越えると、著しく加工性が損なわれるの
で、10IIm以下とする必要がある。さらに、繊維長
さしと繊維径りとの比L/Dが40未満の短繊維や、初
期弾性率が40 g/d未満の短繊維は高硬度化(高弾
性率化)や低動倍率化の目的に対しては効果が少ないこ
とが確認されている。
短繊維の種類としては、繊維自身の弾性率が高く、かつ
混線中における繊維の切断による比L/Dの減少が少な
いバラ系アラミド繊維又はメタ系アラミド繊維を用いる
ことが望ましいが、必ずしもこれに限定されるものでは
ない。
原料ゴムとしては、コスト低減と防振性能確保の点から
、天然ゴム又はイソプレンゴムを60重量%以上使用す
ることが望ましいが、必ずしもこれに限定されるもので
はない。
短繊維の混合量は特に限定されないが、弾性率を向上さ
せ、加工性を確保する点からは3〜30容量%が望まし
い。
上記のように構成すれば、原料ゴム中に弾性率がゴム単
体に比べてかなり高い短繊維を混合することにより、ゴ
ムの動きが拘束されることとなり、高弾性率化及び低動
倍率化が実現できる。また、短繊維は外的エネルギの吸
収作用を有するため、短繊維を混合することで力学的損
失(ロスファクター)が大きくなり、防振特性が向上す
る。
なお、従来の加硫剤増量の手法の欠点であった■加硫速
度が早くなり加工性が悪くなる、■耐熱老化性を低下さ
せ耐久性が悪くなるというような欠点を生じない。
続いて、上記防振ゴム組成物の性能について行った試験
について説明する。
表1に示すような配合比(重量比)でもって混練し、こ
の混練物をロールにて圧延し、加硫した後、列理方向の
加硫特性、振動特性、耐熱老化性を測定した。その結果
を表2に示す。
なお、加硫特性はilN定温度150℃でモニサント製
レオメータを用いて測定した。また、振動特性は、第1
図に示すように、1辺501111の立方体形状に形成
した角型防振ゴムテストピース11を用いて行い、静的
ばね定数は圧縮方向に2〜4I−間で測定し、また、動
的ばね定数は10Hz時に3ms圧縮±lsnで測定し
、100Hz時に3sm圧縮±0. 05g+−でap
l定した。上記防振ゴムテストピース11は、立方体形
状のゴム部12の上下に、ねじ棒13g、13bが立設
されたフランジ14a、14bが固着されてなる。
表1 表2 上記結果より、比較例に比べて本発明例の方が弾性率(
ばね定数)が高く、動倍率が小さく、ロスファクターが
大きくなることが確認された。また、比較例3から比較
例4にした場合の課題(■t、。が短く加工性が悪い、
■熱老化時の硬度上昇が大きく耐熱老化性に劣る)も本
発明例では生じない。
(発明の効果) 請求項(1)乃至請求項(3)の発明によれば、ゴムに
比べて弾性率がはるかに高い短繊維を混合して構成して
いるので、該短繊維によってゴムの動きが拘束され、安
価かつ容易に高弾性率化及び低動倍率化が実現される。
それに加えて、短繊維は外的エネルギーの吸収作用を有
するため、力学的損失(ロスファクター)が大きくなり
、防振特性も高まる。
【図面の簡単な説明】
第1図は防振ゴム組成物の各種性能を評価するための試
験に用いた角型防振テストピースの斜視図である 11・・・・・・テストビ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)天然ゴム若しくは合成ゴム又はその混合物からな
    る原料ゴムに対し、繊維長さLが10mm以下、繊維長
    さLと繊維径Dのとの比L/Dが40以上かつ初期弾性
    率が40g/d以上である短繊維が混合されていること
    を特徴とする防振ゴム組成物。
  2. (2)天然ゴム若しくは合成ゴム又はその混合物からな
    る原料ゴムに対し、繊維長さLが10mm以下であるア
    ラミド短繊維が混合されていることを特徴とする防振ゴ
    ム組成物。
  3. (3)60重量%以上が天然ゴム若しくはイソプレンゴ
    ム又はその混合物で構成される原料ゴムに対し、繊維長
    さLが10mm以下であるアラミド短繊維が混合されて
    いることを特徴とする防振ゴム組成物。
JP14064490A 1990-05-29 1990-05-29 防振ゴム組成物 Pending JPH0434228A (ja)

Priority Applications (3)

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JP14064490A JPH0434228A (ja) 1990-05-29 1990-05-29 防振ゴム組成物
EP91108700A EP0461464A1 (en) 1990-05-29 1991-05-28 Vibration-isolating material
CA 2043435 CA2043435A1 (en) 1990-05-29 1991-05-29 Vibration-isolating material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14064490A JPH0434228A (ja) 1990-05-29 1990-05-29 防振ゴム組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0434228A true JPH0434228A (ja) 1992-02-05

Family

ID=15273460

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14064490A Pending JPH0434228A (ja) 1990-05-29 1990-05-29 防振ゴム組成物

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JP (1) JPH0434228A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010223372A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 鉄道車両用空気ばね

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010223372A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 鉄道車両用空気ばね

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