JPH04342239A - レンズシャッタ式カメラのパララックス補正光学系 - Google Patents

レンズシャッタ式カメラのパララックス補正光学系

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JPH04342239A
JPH04342239A JP11480291A JP11480291A JPH04342239A JP H04342239 A JPH04342239 A JP H04342239A JP 11480291 A JP11480291 A JP 11480291A JP 11480291 A JP11480291 A JP 11480291A JP H04342239 A JPH04342239 A JP H04342239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
optical axis
photographing
finder
refractive index
Prior art date
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Pending
Application number
JP11480291A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichiro Nishina
喜一朗 仁科
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、撮影光学系とは別に
ファインダー光学系を備えたレンズシャッタ式カメラに
おいて、特にそのパララックスを補正するレンズシャッ
タ式カメラのパララックス補正光学系に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、被写体をフィルムに写す撮影光
学系の光軸と被写体を観察するファインダー光学系の光
軸が被写体に対して一致していないレンズシャッタ式カ
メラでは、無限遠から近接の撮影範囲全域に渡って、フ
ィルムに写される被写体像とファインダーで観察される
被写体像との間にパララックス(ズレ)を生じる。
【0003】これは、撮影光学系の光軸とファインダー
光学系の光軸が一致していないために生じるもので、被
写体が遠距離にある場合はほとんど問題とならないが撮
影倍率が大きく、撮影距離が短い程発生量は大きくなる
。例えば一眼レフカメラにおいては、撮影光学系の光軸
とファインダー光学系の光軸が一致しているため、原理
的にパララックスは発生しない。
【0004】従来、通常のレンズシャッタ式カメラでは
、ファインダーの視野枠内にパララックス矯正用マーク
を設けて、撮影距離が変化した時に発生するパララック
スを補正していたがファインダー視野に常にマークが表
示されているために、ファインダー像の観察が大変見に
くくなり、又背景や前景及び目標とする被写体の前後の
相対関係がファインダーで観察した状態とフィルムに写
された状態とで差異が生じる。
【0005】そこで例えば、特開昭62−284336
号公報、特開昭63−52114号公報、実開昭63−
70539号公報、特開平2−309331号公報等に
おいては、ファインダー光学系に光を屈折させるための
光学系素子(プリズム等)を挿入することにより、パラ
ラックスを補正する方法が開示されている。また、特開
平1−147439号公報においては、2つのプリズム
を組み合わせたドレーカイルのプリズムを使用し、該ド
レーカイルのプリズムを回動させることにより、パララ
ックスを補正する方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のパララックス補正光学系の内、光学素子を挿入する
方法においては、パララックスが最も大きくなる状態、
例えば、撮影光学系を通常の撮影可能範囲よりさらに前
方に繰り出したマクロ撮影が可能な状態の時に前記光学
素子を機械的に挿入する構成であるため、このマクロ撮
影時は別として、撮影範囲の全域に渡ってパララックス
を補正することができないという問題点があった。また
、上記ドレーカイルのプリズムを用いる方法においては
、該ドレーカイルのプリズムを回動させる機構が複雑で
大きくなるため、ファインダー光学系が大きくなってカ
メラ本体を大きくしなければならず、コンパクト性に欠
けるという問題点があった。そこで、この発明は、上述
した従来の問題点を解消して、撮影範囲全域に渡ってパ
ララックスを補正することができ、且つコンパクトな構
成のレンズシャッタ式カメラのパララックスを補正光学
系を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の要旨とすると
ころは、撮影光学系と、この撮影光学系とは別にファイ
ンダー光学系とを有し、遠距離から近距離まで撮影可能
なレンズシャッタ式カメラにおいて、前記ファィンダー
光学系若しくは撮影光学系に近接した光軸上又はその光
路中に、該光軸を撮影距離に応じて任意の角度で屈折さ
せる屈折部材を設けたことにある。
【0008】
【作用】したがって、撮影距離に応じて、屈折部材の形
状(若しくは屈折率)を変化させて、ファインダー光学
系(若しくは撮影光学系)の光軸を任意の角度だけ屈折
させることにより、その撮影距離に応じて生じるパララ
ックスを補正するものである。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はファインダー光学系を示しており、同図
において、1は光を屈折させるための屈折部材である形
状可変素子であり、例えばカメラ本体の図示しない測距
装置等から出力される被写体までの距離(撮影距離)情
報に応じて、その形状を任意に変化させることができる
。この形状可変素子1の形状は、図2(a)、(b)、
(c)に示すような形状であればどのような形状でも良
く、要するに、ファインダー光学系の光軸を任意の角度
で屈折できる形状であればよい。2はファインダーレン
ズ、3は肉眼である。
【0010】同図(a)は遠方(無限遠を含む)の被写
体(図示しない)を観察している状態を示しており、図
中左側の遠方に存在する被写体の像を形状可変素子1、
ファインダーレンズ2、を通して肉眼3で見ている。こ
の時の形状可変素子1は平行平板となるように設定して
いるため、ファインダー光学系の光軸A0はファインダ
ーレンズ2の光軸Bと一致している。この状態では補正
の必要なパララックスは生じていない。同図(b)は、
同図(a)よりも被写体がかなり近づいた状態を示して
おり、形状可変素子1の形状は変化して1’となる。こ
れにより、同図(a)に示すファインダー光学系の光軸
A0はファインダーレンズ2の光軸Bに対して角度θ1
だけ傾斜する形に屈折してA1となり、パララックスを
補正する。同図(c)は、同図(b)よりも、さらに被
写体が近づいた状態を示しており、形状可変素子1’の
形状は変化して1”となる。これにより同図(b)に示
すファインダー光学系の光軸A1はさらに屈折してファ
インダーレンズ2の光軸Bに対して角度θ2だけ傾斜し
た光軸A2となり、近距離の被写体でもパララックスを
補正することができる。以上、この実施例では形状可変
素子1の3つの形状を示したが、言うまでもなく、該形
状可変素子1を撮影距離に応じて連続的に変化させるこ
とで、全ての撮影距離に対応できるものである。
【0011】次に他の一実施例を図3を参照して説明す
る。同図は前記実施例と同様の光学配置であるが形状可
変素子1の代わりに屈折率可変素子4を用いており、こ
れは、その屈折率を撮影距離に応じて任意に変化させる
ことが可能な素子である。この屈折率可変素子4の形状
は、形状可変素子1と同様に図2に示すような形状であ
ればどのような形状でも良い。
【0012】同図(a)は、遠方(無限遠を含む)の被
写体を観察している状態を示しており、この時の屈折率
可変素子4の屈折率はn0であって(n0=1)、該屈
折率可変素子4による屈折作用がなく、ファインダー光
学系の光軸A0はファインダーレンズ2の光軸Bと一致
している。同図(b)は、同図(a)よりも被写体がか
なり近づいた状態を示しており、屈折率可変素子4の屈
折率n0はn1に変化している。これにより、同図(a
)に示すファインダー光学系の光軸A0はファインダー
レンズ2の光軸Bに対して角度θ1だけ傾斜する形に屈
折してA1となり、パララックスを補正する。同図(c
)は、同図(b)よりもさらに被写体が近づいた状態を
示しており、屈折率可変素子4の屈折率n1はn2に変
化し、同図(b)に示すファインダー光学系の光軸A1
はファインダーレンズ2の光軸Bに対して角度θ2だけ
傾斜する形に屈折して光軸A2となり、近距離の被写体
でもパララックスを補正することができる。以上、屈折
可変素子4の3つの状態を示したが、前述した形状可変
素子1の実施例と同様に、撮影距離に応じて、その屈折
率を連続的に変化させることにより撮影距離全域に対応
できるものである。
【0013】尚、上述した2つの実施例における屈折部
材1,4の配置場所については、フレーム蒸着面より被
写体側であれば、任意の場所で良く、又これらの実施例
で示したように、ファインダーレンズ2の前位置(又は
その光路中)に挿入する(図4参照)だけでなく、図5
に示すように、撮影光学系5(6はフィルム)の前位置
(又はその光路中、又はフィルム側)に挿入した配置と
しても良い。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、撮影光学系若しはファインダー光学系に近接した光軸
上又はその光路中に、形状可変素子若しくは屈折率可変
素子より成る屈折部材を設けて、光軸を任意の角度で屈
折させるようにしたので、カメラを大きくすることなく
コンパクトな構成にて、パララックスを撮影範囲全域に
渡って補正することができ、良好なフレーミング精度を
得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図(a),(b),(c)はこの発明の一実施
例を示すパララックス補正光学系(ファインダー光学系
)の概略構成図である。
【図2】図(a),(b),(c)は屈折部材の断面形
状の実施例を示す説明図である。
【図3】図(a),(b),(c)はこの発明の他の一
実施例を示すパララックス補正光学系(ファインダー光
学系)の概略構成図である。
【図4】屈折部材をファインダー光学系の光軸上に配置
した状態を示す概略構成図である。
【図5】屈折部材を撮影光学系の光軸上に配置した状態
を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1      屈折部材(形状可変素子)2     
 ファインダーレンズ 4      屈折部材(屈折率可変素子)5    
  撮影光学系

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影光学系と、この撮影光学系とは別にフ
    ァインダー光学系とを有し、遠距離から近距離まで撮影
    可能なレンズシャッタ式カメラにおいて、前記ファィン
    ダー光学系若しくは撮影光学系に近接した光軸上又はそ
    の光路中に、該光軸を撮影距離に応じて任意の角度で屈
    折させる屈折部材を設けたことを特徴とするレンズシャ
    ッタ式カメラのパララックス補正光学系。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、屈折部材
    が、その形状を変化させる形状可変素子若しくはその屈
    折率を変化させる屈折率可変素子から成るレンズシャッ
    タ式カメラのパララックス補正光学系。
JP11480291A 1991-05-20 1991-05-20 レンズシャッタ式カメラのパララックス補正光学系 Pending JPH04342239A (ja)

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