JPH04342071A - 電子フィアリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子フィアリング装置
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】電子フィアリング装置は画像情報をディ
ジタル化された信号として扱い、ディジタル・イメージ
スキャナなどにより種々の原稿サイズや解像度の画像を
読み取って画像情報を光ディスクなどの外部記憶装置に
蓄積し、また外部記憶装置に蓄積した画像情報を検索し
てモニタに表示する装置である。

【０００３】従来の電子フィアリング装置では、入力さ
れた１ページ分の画像情報を１つのファイルとして扱い
、蓄積・検索していた。すなわち、入力された画像情報
は情報圧縮した上で（２値画像の場合にはＧ３ファクシ
ミリに準じたＭＨ／ＭＲ法が使用される）、記憶装置に
蓄積するが、この圧縮処理の単位は１ページとなってい
る。従って、画像情報を検索する場合には、１ページ単
位で検索し、検索した画像を表示する場合には、１ペー
ジ分の全画像情報に対しての伸張処理を行う。

【０００４】電子フィアリング装置で通常に画像の検索
を行う場合、モニタには１ページの画像をモニタの画素
数に合うように縮小して表示するか、または画像の縮小
は行わず、予め決められた特定の一部分、例えば画像の
中心部や左上部などを表示する。

【０００５】また、自動ページめくりを行う場合には、
検索の場合と同様に１ページ分の画像情報の伸張処理を
行った後、モニタに１ページの画像をモニタの画素数に
合うように縮小して順次表示するか、または高速化のた
め、画像の先頭の部分のみを順次表示する。

【０００６】一方、画像の編集を行う場合には、編集対
象の複数の画像を作業領域に展開し、編集作業を行う。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
の電子フィアリング装置では、１ページ分の画像情報が
蓄積・検索の単位となっているため、 （１）画像検索時に、画像の一部分を表示する場合には
、表示した部分が最適表示領域とは限らず、その部分に
必ずしも必要な情報が含まれているとは限らないため、
検索作業を効率よく行えない場合がある。 （２）自動ページめくりの際、１ページの画像全体を順
次表示する場合には処理時間が大きくなるという問題が
あり、また画像の先頭の部分のみを表示する場合には、
検索の場合と同様、その部分が最適表示領域とは限らな
いという問題がある。 （３）画像の編集を行う場合、画像の一部が編集対象で
あるときでも画像全体が作業領域に展開され、また編集
結果として画像全体が外部記憶装置に蓄積されるので、
無駄が多い。

【０００８】本発明の目的は、このような問題を解決し
、画像検索および自動ページめくりにおいて効果的な画
像表示を行い、かつ画像表示の高速化を計り、さらに画
像の編集において作業領域および画像蓄積領域を効率良
く使用するようにした電子フィアリング装置を提供する
ことにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、画像情報を取
り込んで蓄積し、蓄積した画像情報を検索して表示する
電子フィアリング装置において、画像情報を蓄積するた
めの記憶手段と、１枚の画像を複数の領域に分割し、各
領域の画像情報を前記記憶手段に個別に蓄積する蓄積処
理手段と、１枚の画像の特定の１つまたは複数の前記領
域を検索優先領域として選定し、その領域を識別するた
めの情報を前記記憶手段に蓄積する領域選定手段とを備
えたことを特徴とする。

【００１０】

【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図１に本発明による電子フィアリング装置の
一例を示す。イメージスキャナ１は原稿から１ページご
とに画像情報を読み取り、蓄積処理部２に出力する。蓄
積処理部２の分割処理部２１はイメージスキャナ１によ
って読み取られた画像情報を複数の領域に分割する。圧
縮処理部２３は分割処理部２１から各領域の画像情報を
受け取り、各領域の画像情報ごとに情報圧縮を行い、圧
縮後の各領域の画像情報を１つのファイルとして外部記
憶装置３に格納する。検索優先領域設定部２２は、検索
時に上記領域のうちのどれを優先して表示するかを設定
し、その属性を表す情報を外部記憶装置３に格納する。

【００１１】検索処理部４は、画像情報の検索を指示さ
れたとき、外部記憶装置３から上記属性情報を読み出し
、それにもとづいて、優先して表示する領域の画像情報
を外部記憶装置から読み出し、モニタ７に表示する。 ページめくり処理部５は、ページめくりによる画像表示
が指示され、各ページの画像を表示するとき、外部記憶
装置３から上記属性情報を読み出し、それにもとづいて
、優先して表示する領域の画像情報を外部記憶装置から
読み出し、モニタ７に表示する。編集処理部６は、画像
の編集を指示されたとき、外部記憶装置３から属性情報
を読み出し、それにもとづいて、優先して表示する領域
の画像情報を外部記憶装置から読み出し、モニタ７に表
示すると共に編集作業メモリ６１に展開する。そして、
キーボード８における操作にもとづいてメモリ６１に展
開された画像情報の編集作業を行い、結果を外部記憶装
置３に格納する。

【００１２】次に動作を説明する。イメージスキャナ１
が原稿から１ページ分の画像情報を読み取ると、分割処
理部２１はそれを受け取り、モニタ７の表示画素数に相
当する大きさの領域に分割し、各領域の画像情報を圧縮
処理部２３に出力する。圧縮処理部２３は各領域の画像
情報に対して情報圧縮を行い、それぞれ別のファイルと
して外部記憶装置３に格納する。分割処理部２１はまた
、分割された１ページ分の画像をモニタ７に表示する。 例えば、モニタ７がｍ×ｎ画素を表示できるときは、入
力された画像を図２に示すようにｍ×ｎ画素の大きさの
領域Ｒ００〜Ｒ４４に分割し、図２の形式でモニタ７に
表示する。ここで操作者がキーボード８またはマウス９
によって特定の１つまたは複数の領域を検索優先領域と
して指定すると、検索優先領域設定部２２は、その領域
の画像情報に対して、検索時に優先して表示するという
属性を設定し、その情報を外部記憶装置３に格納する。 蓄積処理部２の各部はイメージスキャナ１が原稿から１
ページ分の画像情報を読み取るごとに、同様の処理を行
い、画像情報を属性情報と共に外部記憶装置３に格納す
る。なお、分割される領域の数は、画像ごとにサイズお
よび解像度が異なるため、画像によって差がある。図２
には一例として２５の領域に分割した場合を示した。

【００１３】次にキーボード８で所定の操作が行われ、
画像の検索が指示されると、検索処理部４は外部記憶装
置３から上記属性情報を読み出し、それにもとづいて、
優先して表示する領域の画像情報を外部記憶装置から読
み出し、伸張処理を行った後、モニタ７に表示する。例
えば、領域Ｒ２２が検索優先領域として指定されている
場合には、図３（Ａ）に示すように、領域Ｒ２２の画像
をモニタ７に表示する。また、領域Ｒ２２，Ｒ２３，Ｒ
３２，Ｒ３３が検索優先領域として指定されている場合
には、図３（Ｂ）に示すように、領域Ｒ２２，Ｒ２３，
Ｒ３２，Ｒ３３の画像をモニタ７に表示する。なお、後
者の表示を行う場合には、検索処理部４は画像の１／２
縮小処理を行う。また、いずれの領域に対しても検索優
先領域の指定が行われていない場合には、処理部４は全
領域Ｒ００〜Ｒ４４を一画面に表示する。従ってその場
合には図２のような表示となる。

【００１４】このように本実施例では、１ページの画像
のうち予め指定された領域の画像が検索時に表示される
ので、画像入力時に最適表示領域を選択しておけば検索
時には必ず最適表示領域の画像が表示されることになる
。

【００１５】次にキーボード８で所定の操作が行われ、
ページめくりが指示されると、ページめくり処理部５は
、外部記憶装置３から属性情報を読み出し、それにもと
づいて、優先して表示する領域の画像情報を外部記憶装
置から読み出し、伸張処理を行った後、モニタ７に表示
する。例えば、各ページの画像が図４（Ａ）〜（Ｃ）に
示すような画像Ａ〜Ｃであり、各画像ごとにそれぞれ領
域Ａ２、領域Ｂ３、領域Ｃ６，Ｃ７，Ｃ１０，Ｃ１１が
検索優先領域として指定されているとすると、処理部５
は図５に示すように、領域Ａ２、領域Ｂ３、領域Ｃ６，
Ｃ７，Ｃ１０，Ｃ１１の画像を順次モニタ７に表示する
。なお、領域Ｃ６，Ｃ７，Ｃ１０，Ｃ１１の画像を表示
する場合には上述した検索の場合と同様、１／２縮小処
理を行う。

【００１６】このように本実施例の電子フィアリング装
置では、各ページの予め指定された領域の画像が表示さ
れるので、画像入力時に最適表示領域を選択しておけば
ページめくり表示時には必ず最適表示領域の画像が表示
される。また、各ページの指定された領域以外の画像に
体しては伸張処理は行わないので、高速にページめくり
を実行できる。

【００１７】次にキーボード８で所定の操作が行われ、
画像編集が指定されると、編集処理部６は外部記憶装置
３から属性情報を読み出し、それにもとづいて、優先し
て表示する領域の画像情報を外部記憶装置３から読み出
し、編集作業メモリ６１に展開すると共に伸張処理の後
、モニタ７に表示する。そして、キーボード８における
操作にもとづいてメモリ６１に展開された画像情報の編
集作業を行い、結果を外部記憶装置３に格納する。例え
ば、画像Ａの領域Ａ３と、画像Ｂの領域Ｂ４とが検索優
先領域として指定されていた場合には編集処理部６は、
図６に示すように、外部記憶装置３から画像Ａの領域Ａ
３の画像情報と、画像Ｂの領域Ｂ４の画像情報を読み出
して編集作業メモリ６１に展開する。そして合成処理な
どの編集作業の結果、領域Ａ３の画像情報が変更される
と、それを画像Ａの領域Ａ３′の画像情報として外部記
憶装置３に格納する。従って外部記憶装置３が追記型光
ディスク装置である場合、このような編集処理によって
外部記憶装置３で無効となる領域は領域Ａ３に対応する
場合のみであり、従来のように画像Ａの部分がすべて無
効になるといったことがない。また、編集作業メモリ６
１には、画像Ａ，Ｂのすべての画像情報が呼び出される
のではなく、領域Ａ３，Ｂ４の画像情報だけが呼び出さ
れるので、無駄が少ない。

【００１８】

【発明の効果】以上説明したように本発明の電子フィア
リング装置では、蓄積処理手段によって１枚の画像は複
数の領域に分割され、各領域の画像情報は個別に記憶手
段に格納される。また、領域選定手段により特定の１つ
または複数の領域が検索優先領域として選定され、その
領域を識別するための情報が記憶手段に蓄積される。

【００１９】従って、画像を検索して表示するとき、あ
るいはページめくり表示を行うとき、記憶手段に格納さ
れた上記識別情報にもとづいて、１ページの画像のうち
予め指定された検索優先領域の画像を表示するようにで
き、画像入力時に最適表示領域を検索優先領域として選
定しておけば検索時には必ず最適表示領域の画像が表示
される。

【００２０】また、画像の編集を行うとき、記憶手段に
格納された上記識別情報にもとづいて、１ページの画像
のうち予め設定された検索優先領域の画像情報を作業領
域に展開するようにできる。従って編集処理によって記
憶手段で無効となる領域は検索優先領域に対応する部分
のみであり、従来のように１ページ分の画像に対応する
領域がすべて無効になるといったことがない。また、作
業領域には、被編集画像の全画像情報が呼び出されるの
ではなく、検索優先領域の画像情報だけが呼び出される
ので、無駄が少ない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による電子フィアリング装置の一例を示
すブロック図である。

【図２】図１の電子フィアリング装置に入力され、複数
の領域に分割された画像を示す図である。

【図３】図２の画像の特定の領域が検索時にモニタに表
示された状態を示す図である。

【図４】図１の電子フィアリング装置でページめくり表
示を行う場合、対象となる画像を示す図である。

【図５】図４の画像の特定の領域が表示された状態を示
す図である。

【図６】図１の電子フィアリング装置で画像の編集を行
う場合、画像情報の移動、および外部記憶装置の記憶内
容の変化を示す図である。

【符号の説明】

１　　イメージスキャナ ２　　蓄積処理部 ３　　外部記憶装置 ４　　検索処理部 ５　　ページめくり処理部 ６　　編集処理部 ７　　モニタ ８　　キーボード ９　　マウス ２１　　分割処理部 ２２　　検索優先領域設定部 ２３　　圧縮処理部 ６１　　編集作業メモリ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】画像情報を取り込んで蓄積し、蓄積した画
   像情報を検索して表示する電子フィアリング装置におい
   て、画像情報を蓄積するための記憶手段と、１枚の画像
   を複数の領域に分割し、各領域の画像情報を前記記憶手
   段に個別に蓄積する蓄積処理手段と、１枚の画像の特定
   の１つまたは複数の前記領域を検索優先領域として選定
   し、その領域を識別するための情報を前記記憶手段に蓄
   積する領域選定手段とを備えたことを特徴とする電子フ
   ィアリング装置。
2. 【請求項２】前記蓄積処理手段は、前記各領域の画像情
   報を１つのファイルとして前記記憶手段に蓄積すること
   を特徴とする請求項１記載の電子フィアリング装置。