JPH0434166Y2 - - Google Patents

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JPH0434166Y2
JPH0434166Y2 JP1987121395U JP12139587U JPH0434166Y2 JP H0434166 Y2 JPH0434166 Y2 JP H0434166Y2 JP 1987121395 U JP1987121395 U JP 1987121395U JP 12139587 U JP12139587 U JP 12139587U JP H0434166 Y2 JPH0434166 Y2 JP H0434166Y2
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JP1987121395U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は新規な弾性ブロツクに関し、特に歩道
等に利用される弾性ブロツクに関する。
(従来の技術) 歩道等に弾性材を利用することは従来から広く
行われており、その施工方法として、コンクリー
ト版等の下地上にウレタン等の弾性材を流し込む
流し込み工法、下地上に工場生産されたブロツク
を敷設するブロツク敷設工法等が知られている。
従来知られた工法のうち、流し込み工法は現場
施工であるため、勾配を有する場所には適してお
らずまた下地に水分が残留しやすく、それに起因
した下地と弾性材の接着不良による破損を生じ
る。またその補修には、破損部分だけを小規模に
補修することが困難であり、破損部分周辺を大規
模に補修しなければならず、補修に要する労力、
費用は多大なものであつた。
一方、ブロツク敷設工法は、コンクリート製の
基体ブロツク上面にウレタン等の弾性材を貼りつ
けたブロツクを敷設するものであるが、使用後時
間の経過に従い、貼りつけた弾性材がブロツク端
部から剥離を生じると共に、ブロツク敷設の際に
所定巾の目地を設けねばならず、施工性に劣る等
の理由により、ブロツクの改良が望まれると共
に、用途も制限されていた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は、強度、安定性に優れ、美観、
歩行感覚にも優れ、且つ部分的補修が容易でしか
も敷設の際、ブロツク相互が密にかみ合うように
並べてゆくだけですみ目地が不要で施工性にも優
れる弾性ブロツクを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の目的は、鉛直方向の突起を底面にもつ
金型内に弾性材を入れた後基体ブロツクをその上
面を下にして金型内に挿入し突起上に載置し弾性
材を硬化させることによつてつくつた基体ブロツ
クの上面とそれに連なる周面の上部のみが硬化弾
性材で被覆され且つ上面の硬化弾性材が小孔を有
することを特徴とする弾性ブロツクによつて達成
される。
本考案の弾性ブロツクはブロツク相互のかみ合
せが可能なかぎり任意の形状をとりうるものであ
り、その大きさも人力で移動しうるものであれば
本質的にはいずれでもよい。
基体ブロツクとしては、所要の機械的強度を有
するものであればよく、通常セメントコンクリー
ト等を成形したブロツクを用いる。また敷設され
たブロツクに通水性、通風性を付与する目的で、
基体ブロツク底面の任意な位置に凹部を形成して
も差し支えない。凹部は、ブロツクを敷設した際
に各ブロツクの凹部が相互に連通し、網目状の空
隙網を形成しうるものであればよく、凹部の数、
形状、位置等は任意である。なお、成形された基
体ブロツクは弾性材で被覆される前に、乾燥炉等
で乾燥処理することが望ましい。さらに、必要に
応じて被覆面に接着剤を塗布しても差し支えな
い。
基体ブロツクを被覆する弾性材としては、所要
の弾性、耐摩耗性、耐久性等、通常の弾性ブロツ
クの弾性材に要求される性能を満たす材料であれ
ばいずれでもよく、適宜公知の材料が用いられ
る。通常ウレタン等の液状樹脂に充てん材、添加
材、改質材等を必要に応じて配合した樹脂系材料
が好ましく用いられる。
本考案の弾性ブロツクは基体ブロツクの上面だ
けでなくそれに連なる周面の上部をも弾性材で一
体的に被覆(下面及びそれに連なる周面の下部は
被覆しない)した構造を有するものであり、弾性
材の基体ブロツクへの被覆方法は下記する金型を
用いた成形法が用いられる。
使用される金型は、弾性ブロツクの仕上がり寸
法に合わせた形状とし、弾性ブロツク上面に任意
の凹凸を付与する目的で金型底面を凹凸としても
差し支えない。また、弾性材による基体ブロツク
の上面被覆厚を調整する目的で、底面に対し鉛直
方向の突起を底面に設けたものが用いられる。こ
の場合の突起の数、形状、設置位置は任意である
が、通常、基体ブロツクの載置に耐えうる材質の
直径5mm以下の円形突起を3箇所以上設ける。な
お、基体ブロツク載置の際の安定性、上面被覆厚
の均一化を配慮して、突起の一部を高さ調節自在
としてもよく、例えば突起にスプリング等を内在
させた調整機能を付与してもよい。
金型の中に、所定の配合に計量し、混練した弾
性材を突起の高さ以上に所定量流し入れた後、基
体ブロツクがその上面を下にして金型に挿入さ
れ、突起上に載置される。これにより、金型内の
弾性材が基体ブロツクの被覆面である上面と周面
の一部に接し、弾性材の硬化にしたがつて弾性材
と基体ブロツクとが接着、一体化して被覆が施さ
れる。
脱型して得られる弾性ブロツクは、上面の被覆
厚が薄すぎると、弾性ブロツクの機能を果たさ
ず、剥離の原因ともなる。また、上面に連なる周
面の被覆巾が、小さいと端部からの剥離防止の効
果が少なく、被覆巾が大きすぎると、敷設した際
の弾性ブロツク相互の密着性が劣る。したがつて
弾性材による基体ブロツクへの被覆が、上面にお
いて、厚さ0.7mm以上、周面において、厚さ0.2mm
以上、巾(基体ブロツク上面から下面に向けての
被覆巾)が上面の被覆厚さ以上、かつ基体ブロツ
ク厚さの2分の1以下とすることが好ましいが、
使用目的に応じて弾性材による被覆厚さ、巾、上
面の凹凸を適宜選択して製造すればよい。
なお、金型の突起によつて脱型後に残る弾性ブ
ロツク上面の小孔には、弾性材と略同様の性状を
有する材料を挿入してもよい。さらに、弾性ブロ
ツク上面の弾性材の面取りを適宜行うことも差し
支えない。
このようにして製造された弾性ブロツクは、ア
スフアルト混合物、セメント混合物、砕石等から
なる下地上に直接、あるいはクツシヨン層を介し
て敷設され使用に供される。
(考案の効果) 本考案の弾性ブロツクは、基体ブロツクの上面
とそれに連なる周面の上部とを弾性材で被覆した
ものであるため、弾性材と基体ブロツクとを強固
に接着することができ、特に端部からの弾性材の
剥離を確実に防止しうる。しかも弾性ブロツクは
周面が弾性材で被覆されていることにより、ブロ
ツク相互が密にかみ合うように順次押しながら並
べてゆけば良いためあらためて目地を設け、目地
材を充填する必要がなく、持ち運びや挿入が容易
である等施工性に優れると共に、弾性材でブロツ
ク相互を密着させることが可能である。したがつ
て、せん断力等の作用に対し、弾性ブロツク相互
でその力を吸収することが可能であることによ
り、弾性ブロツクの破損、割付けのズレ等を防止
しうる等優れた性能を有する。
さらに、本考案の弾性ブロツクは、基体ブロツ
クの形状寸法の誤差を弾性材の被覆により補正し
うる等、品質の安定をはかれると共に、在来のブ
ロツクを基体ブロツクに使用することにより容易
に弾性ブロツクを生産しうる。しかも製造の際に
行う乾燥処理や弾性ブロツク上面の小孔によつて
基体ブロツク内の水分の排出をはかれ、それに起
因した弾性材の剥離を防止しうる。
さらにまた、本考案の弾性ブロツクは容易に着
色が可能であることにより、色彩の異なる弾性ブ
ロツクを配列して様々な図柄を描きうると共に、
ブロツク上面を任意の凹凸形状に形成することに
より、美観、すべり抵抗性を大巾に向上しうる。
しかも部分的補修の際には、補修を要するブロツ
クだけを簡単に取り替えることも可能である等、
従来のブロツクにない優れた効果を発揮しうる。
このように多くの利点を有する本考案の弾性ブ
ロツクは、従来のブロツク同様、歩道に利用でき
るほか、公園の歩径路、グランド、馬道、ビルの
屋上等に巾広く利用できる。
(実施例) 本考案の弾性ブロツクの一実施例を図面に従つ
て説明する。本弾性ブロツクの形状は第1図ない
し第4図にて示される。なお第1図は正面図、第
2図は側面図、第3図は平面図、第4図は、本弾
性ブロツクの製造方法の一例を示す説明図であ
る。
これらの図から判るように弾性ブロツク1(最
大平面寸法150mm×200mm、厚さ90mm)は基体ブロ
ツク3の上面と周面の一部とを弾性材2で被覆さ
れ、上面の各稜が面取りされていると共に、底面
には凹部4を有するH形の形状をしている。図中
2はウレタンによる弾性材を示し、3はセメント
コンクリート製の基体ブロツクを示し、4は三角
形の形状をした凹部を示す。
本考案における基体ブロツクへの弾性材による
被覆は第4図から判るように、所定量に計量、混
練した弾性材2を金型5に流し入れた後、基体ブ
ロツク3を金型5に挿入して形成される。図中6
は円形突起(直径3mm、長さ10mm)を示す。
脱型して得られる弾性ブロツクにおける弾性材
の被覆寸法は、上面の厚さ10mmであり、周面の厚
さ0.5mm、巾20mmである。
このようにして製造されたブロツクをコンクリ
ート版からなる下地上に第1図に示す如く敷設し
た結果、弾性ブロツク相互の密着性、施工性とも
良好であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の弾性ブロツクの一実施例を示
す正面図、第2図は一実施例の側面図、第3図は
一実施例の底面図、第4図は製造方法の一例を示
す説明図、第5図は弾性ブロツク敷設の一例を示
す平面図である。 1……弾性ブロツク、2……弾性材、3……基
体ブロツク、4……凹部、5……金型、6……突
起、7……空隙網。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉛直方向の突起を底面にもつ金型内に弾性材を
    入れた後基体ブロツクをその上面を下にして金型
    内に挿入し突起上に載置し弾性材を硬化させるこ
    とによつてつくつた基体ブロツクの上面とそれに
    連なる周面の上部のみが硬化弾性材で被覆され且
    つ上面の硬化弾性材が小孔を有することを特徴と
    する弾性ブロツク。
JP1987121395U 1987-08-10 1987-08-10 Expired JPH0434166Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987121395U JPH0434166Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987121395U JPH0434166Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10

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Publication Number Publication Date
JPS6428403U JPS6428403U (ja) 1989-02-20
JPH0434166Y2 true JPH0434166Y2 (ja) 1992-08-14

Family

ID=31368358

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JP1987121395U Expired JPH0434166Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58111204U (ja) * 1982-01-20 1983-07-29 倉敷化工株式会社 弾性タイル

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Publication number Publication date
JPS6428403U (ja) 1989-02-20

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