JPH04340118A - コンピュータ - Google Patents

コンピュータ

Info

Publication number
JPH04340118A
JPH04340118A JP3160974A JP16097491A JPH04340118A JP H04340118 A JPH04340118 A JP H04340118A JP 3160974 A JP3160974 A JP 3160974A JP 16097491 A JP16097491 A JP 16097491A JP H04340118 A JPH04340118 A JP H04340118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
computer
energy
mainspring
energy storage
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3160974A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Karaki
信雄 唐木
Osamu Miyazawa
修 宮澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP3160974A priority Critical patent/JPH04340118A/ja
Publication of JPH04340118A publication Critical patent/JPH04340118A/ja
Priority to US08/323,698 priority patent/US5630155A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03GSPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS; MECHANICAL-POWER PRODUCING DEVICES OR MECHANISMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR OR USING ENERGY SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03G1/00Spring motors
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/263Arrangements for using multiple switchable power supplies, e.g. battery and AC
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/18Structural association of electric generators with mechanical driving motors, e.g. with turbines
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/18Structural association of electric generators with mechanical driving motors, e.g. with turbines
    • H02K7/1807Rotary generators
    • H02K7/1853Rotary generators driven by intermittent forces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、最近の急速な技術革新
によってもたらされたコンピュータの低消費電力化とコ
ンピュータの利用領域の飛躍的拡大に鑑みてなされたも
のであって、商用電源を利用できないあるいは利用しに
くい場所に於ても、使用場所と使用時間の拘束を受けず
に使用できるコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータに於いては、例えば
携帯型コンピュータに見られるように、使用場所を考慮
して、2ないし3系統からの電力供給が可能な電源構成
を採っている。すなわち商用電源ないし自動車用直流電
源を主系統とし、内蔵の一次電池ないし二次電池を補助
系統とするものである。屋内あるいは自動車内では主系
統から電力の供給を受け、停電時あるいは携帯外出等の
移動時には補助系統から電力の供給を受ける方式である
【0003】図23は、従来の実施例である携帯型コン
ピュータの全体構成を示すブロック図である。この種の
携帯用コンピュータは、図示するように、中央処理装置
や不揮発性メモリさらには時計等を内蔵したコンピュー
タ主回路CPと、このコンピュータ主回路CPに直流電
圧を供給する電源部とを備える。電源部は、商用交流で
も使用できるよう、ACアダプタAAおよびDC電源ユ
ニットPSを有する。更に、商用交流の得られない場所
での使用を可能とするために、図23(A)に示す二次
電池を用いた主バッテリMBとこの主バッテリMBを充
電するバッテリ充電器BCを備えるか、図23(B)に
示す一次電池を用いた主バッテリMbおよび補助バッテ
リSbを備える。
【0004】こうした携帯型コンピュータでは、コンピ
ュータ本体外のACアダプタAAによって商用電源電圧
を降圧・平滑し、内蔵のDC電源ユニットPSに主系統
電力を供給する。DC電源ユニットPSは、コンピュー
タ主回路CPおよびバッテリ充電器BCに所定の電力を
供給する。主系統すなわち商用電源から電力の供給を受
けないときは、内蔵の主バッテリMBから電力を供給す
る。主バッテリが一次電池である場合は、バッテリ充電
器BCは必要ない。代わりに、一次電池の交換時にコン
ピュータの継続動作を保証する補助バッテリSbを備え
ることが望ましい。更に、主系統、補助系統の電源が不
能のときでも、コンピュータ内蔵の時計および不揮発性
メモリ用をバックアップするため、リチウム電池等を用
いたバッテリBUが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のコンピュ
ータにおいては、主系統すなわち外部からの電力供給が
停止した状態が一定時間続くと、ついには補助電源であ
る内蔵バッテリの容量を使い果たしてしまい使用不可能
となってしまう。再び使用可能とする為には商用電源を
供給するか、一次電池を交換するか、充電器を用いて二
次電池を充電するかしなければならない。
【0006】すなわち、従来技術では使用場所の制限か
ら一時的に解放されたといっても実際には使用場所と使
用時間の拘束を受けるという欠点があった。例えば、バ
ッテリによる使用時間が2時間程度であるコンピュータ
では、長距離を航空機や列車で移動する場合、機内では
商用電源は使用できないから、現実の使用は極めて困難
である。電源として一次電池を用いている場合には、こ
れを交換すれば使用は可能であるが、長時間の使用に備
えて多量の一次電池をもって歩くのでは、携帯用コンピ
ュータのメリットは失われてしまう。また、商用電源の
供給が期待できない地域、例えばジャングル,洞窟,深
海,砂漠地帯あるいは大規模災害地等でも、こうしたコ
ンピュータは現実には使用することができない。
【0007】本発明のコンピュータは、かかる問題点を
解決し、コンピュータ使用における使用場所と使用時間
の拘束を解消することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のコンピュータは
、中央処理装置,メモリ等の半導体集積回路素子を備え
たコンピュータにおいて、エネルギを機械的な形態で蓄
えるエネルギ蓄積手段と、使用者の操作によって、該エ
ネルギ蓄積手段にエネルギを与えるエネルギ付与手段と
、前記エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネルギを解放し
て電力に変換し、前記中央処理装置を含む各回路素子に
供給する電力供給手段と、前記エネルギ蓄積手段の蓄積
するエネルギが基準値以下となることを検出・予告する
エネルギ消尽予告手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】ここで、エネルギ蓄積手段の蓄積するエネ
ルギか基準値以下となったときになされるエネルギ消尽
予告手段による予告は、単なる表示あるいは音声等によ
る警告としても良いが、エネルギ消尽予告手段からの予
告信号を受け、コンピュータをリセット状態に保持する
リセット手段を設けて、コンピュータを停止状態に保持
するものとしても良い。この場合、エネルギ付与手段に
よりエネルギ蓄積手段にエネルギが付与されてその蓄積
エネルギが、停止の判断の基準値より大きな所定値以上
となったとき、コンピュータのリセットを解除するリセ
ット解除手段を設け、リセット手段によるリセットを解
除するものとすることができる。
【0010】また、こうしたリセット手段は、エネルギ
消尽予告手段からエネルギ蓄積手段の蓄積するエネルギ
が所定量以下となることを予告する信号を受け、中央処
理装置に割込をかける割込制御手段と、割込制御手段か
らの信号を受けて、中央処理装置を停止状態に保持する
割込処理を実行する割込処理手段とから構成することが
できる。
【0011】なお、エネルギ蓄積手段としては、ゼンマ
イであってもよいし、圧縮された気体のエネルギを解放
する機構を備えた気体容器であってもよい。エネルギを
機械的な形態で蓄積することができるものであれば、ど
んな手段でも利用することができる。
【0012】また、エネルギ蓄積手段のエネルギの蓄積
の割合を検出するエネルギ蓄積状態検出手段を設け、検
出された蓄積の割合に応じて、中央処理装置の動作クロ
ックを決定する構成としても良い。CMOSタイプの中
央処理装置では、動作クロックにより消費電力が異なる
ので、エネルギの蓄積の割合が低くなるに従って動作ク
ロックを低くすることは好適である。
【0013】一方、使い勝手を重視すれば、中央処理装
置の動作クロックは高い方が望ましい。そこで、二値の
スイッチである動作モードスイッチを設け、この動作モ
ードスイッチがいずれか一方の値を採るとき、動作クロ
ック決定手段の決定したクロックで中央処理装置を動作
させ、動作モードスイッチが他方の値を採るときには、
所定周波数のクロックを中央処理装置に出力する構成と
しても良い。
【0014】更に、ゼンマイの解放動力を電力に変換す
る発電機と、変換された電力を蓄え、中央処理装置を含
む各回路素子に電力を供給する蓄電器と、発電機の回転
軸に連結されたフライホイールとゼンマイの回転軸との
間に設けられ、ゼンマイの回転軸の回転数を増大してフ
ライホイールに伝達する増速ギヤと、ゼンマイの回転軸
または前記フライホイールに作用して、フライホイール
の回転数,前記発電機の出力電圧もしくは前記蓄電器の
出力電圧のうち、少なくとも一つを一定に保つフィード
バック系を備える構成とすることも考えられる。かかる
構成では、中央処理装置を含む各回路素子に供給される
電圧が安定化されるから、電圧安定化回路など電力を消
費する電気的な回路を要しない。
【0015】
【作用】以上の構成を有する本発明のコンピュータでは
、エネルギ付与手段が使用者の操作によって、エネルギ
蓄積手段に機械的な形態で蓄えたエネルギを、電力供給
手段が解放して電力に変換し、中央処理装置を含む各回
路素子に供給する。エネルギ蓄積手段の蓄積しているエ
ネルギが基準値以下となることを、エネルギ消尽予告手
段が検出・予告する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を、図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は請求項1の一実施例である
携帯用コンピュータの外観を示す斜視図である。図示す
るように、この携帯用コンピュータは、コンピュータ主
回路等を内蔵した本体1と、本体1の下端に開閉可能に
取り付けられた操作部2とからなる。本体1の背面は、
緩やかな凹面に形成されており、ここに図示しないベル
ト挿通部が設けられている。従って、この携帯用コンピ
ュータは、ベルト挿通部に使用者のズボン3のベルト5
を通して、使用者の腰に容易に携帯することができる。
【0017】本体1の側部1aには、電源ケーブル7を
差し込む電源コネクタ8と、後述するゼンマイ巻き上げ
用の巻上ハンドル10とが設けられている。巻上ハンド
ル10は、不使用時には、本体側部1aに設けられた収
納凹部11内に収納されており、使用時には90度引き
起こされる。本体1の操作部2との開閉面1bには、電
源スイッチ15,電圧低下を知らせるLED16,コン
ピュータのリセット状態を示すLED17,電源の投入
状態を示すLED18が設けられている。
【0018】一方、操作部2は、本体1との開閉面2a
に、液晶表示パネル20と各種キースイッチ22とを備
える。操作部2の縁部中央には係止爪25が設けられて
おり、この係止爪25に対応する本体1の上面に、係止
溝26が設けられている。操作部2を本体1側に折り畳
むと、係止爪25が係止溝26に係止する。携帯用コン
ピュータを使用するときは、この係止爪25の係止を解
除して操作部2を開き、電源スイッチ15操作して電源
を投入する。
【0019】次に、本実施例の携帯用コンピュータの内
部構成について説明する。図2に示すように、携帯用コ
ンピュータの内部には、ゼンマイ巻上器30、ゼンマイ
機構40、発電機50、蓄電器60、電源ユニット70
、内蔵バッテリ80、ゼンマイ全解放検出器90、コン
ピュータ主回路100が組み込まれている。ゼンマイ巻
上器30の巻上ハンドル10は、図1に示したように、
本体1に半ば組み込んだ形を採ることも可能であるが、
着脱自在の形を採ることも可能である。ゼンマイ機構4
0は、図3,図4に示すように増速ギヤ列47およびフ
ライホイール48を経由して発電機50に解放動力を伝
える。図2では、簡単のために、増速ギヤ列47は図示
していない。ゼンマイ機構40,増速ギヤ列47等の構
成ついては、後で詳述する。なお、ゼンマイ機構40の
解放動力を増速ギヤ列47のみを経由して発電機50に
伝える構成も可能である。
【0020】発電機50によって動力は電力に変換され
、蓄電器60に蓄えられる。蓄電器60は、大容量のコ
ンデンサあるいは二次電池が想定されるが同等の機能を
有するものであればよい。電源ユニット70は、実際に
は図23に示した主バッテリMb,補助バッテリSb,
ACアダプタAA,DC電源ユニットDUを備えた構成
を採るが、簡単のために図2では示さない。電源ユニッ
ト70の電圧変換効率を考えると、発電機50の出力電
圧および蓄電器60の電圧は、ある程度高圧でなければ
ならない。さらに、もう一つの条件として、コストのた
めに部品の共有化を考慮すれば、内蔵バッテリBTの電
圧と同程度にしなければならない。
【0021】ゼンマイ全解放検出器90は、ゼンマイ機
構40の構造によって実現方法が種々異なるが、基本的
にゼンマイ機構40が完全に解放してしまう手前の状態
を検出し、コンピュータ主回路100に報告する機能を
果たす。本実施例におけるその構成は、後で詳述する。
【0022】コンピュータ主回路100は、割込コント
ローラ105,CPU110,プログラムが予め書き込
まれたROM115,不揮発性メモリ120,I/Oコ
ントローラ125,バス信号線群130などを中心に構
成されている。このコンピュータ主回路100には、図
1に示した液晶表示パネル20,キースイッチ22,各
種LED16,17,18なども含まれている。コンピ
ュータ主回路100は、電源ユニット70から電力の供
給を受けて、ROM115に記憶した各種の処理を実行
する。処理実行のためのデータやコマンドは、I/Oコ
ントローラ125を介してキースイッチ22から入力す
ることができ、処理結果は同様に液晶表示パネル20や
LED16ないし18に表示される。コンピュータ主回
路100が実行する処理は、コンピュータとしての使用
である限り、いかなる処理であっても差し支えない。
【0023】ゼンマイ巻上器30から蓄電器60に至る
構成について説明する。図3は、ゼンマイ周辺の構成を
示す平面図、図4はその断面図、図5はゼンマイ機構4
0自体の構成を示す説明図である。図示するように、ゼ
ンマイ巻上器30は、本体側部1aの収納凹部11から
巻上可能な位置に引き起こして使用される巻上ハンドル
10と、巻上ハンドル10を回転することで回転する巻
上軸31と、巻上軸31の回転をゼンマイ機構40の香
箱真41の回転に変換するギヤ組立33と、ギヤ組立3
3の逆転を防止する逆転防止爪37とから、構成されて
いる。
【0024】ゼンマイ機構40は、図5にも示すように
、ゼンマイ42の一端が固定された香箱真41の他、香
箱真41を回転自在に収納する香箱43と、香箱43の
外周に設けられた香箱歯車44と、香箱43の内周面に
設けられたスリッピングアタッチメント45等から構成
されている。図5は香箱43の内部構成を示す説明図で
ある。スリッピングアタッチメント45は、ゼンマイ4
2の巻き過ぎを防止するためのものであり、図5(A)
に示すように、ゼンマイ42が完全に巻き上げられた状
態で、更に巻上ハンドル10を巻くと、スリッピングア
タッチメント45がスリップし、ゼンマイ42のそれ以
上巻き上げを防止している。図5(A)はゼンマイ42
が完全に巻き上げられた状態を、(B)は徐々にゼンマ
イ42が解放されて行く過程を、(C)はゼンマイ42
が完全に解放された状態を、各々示している。
【0025】ゼンマイ42を完全に巻き上げた状態で、
ゼンマイの回転トルクは最大となり、このゼンマイ42
の最大回転トルクTmax は、次式 (1)により表
わされる 。    Tmax =E・b・π・n・t^3/(6
・L)              …  (1)以下
、各変数について説明する。なお、()内は本実施例で
用いたゼンマイ42での値である。Eはヤング率(20
,000kgw/mm^2 )、tはゼンマイ42の厚
み(1mm)、bはその幅(5mm)、Lはその長さ(
2,000mm)、nは総巻数(25)、である。 本実施例における最大回転トルクTmax は、654
[kgw・mm]となる。
【0026】平均回転トルクTを最大回転トルクTma
x の1/2と近似して、ゼンマイ42から取り出すこ
とが可能なエネルギをワット数Wとして求めると、次式
(2)に従い、約70ミリワット・時となる。     W=θ・Tmax /2=n・π・T    
                      …  
(2)即ち、本実施例のゼンマイ機構40によれば、機
械的な損失や発電時の機械−電気変換の効率等を勘案し
、約30ないし50ミリワット・時の電力を取り出すこ
とができる。
【0027】ゼンマイ42が解放されると香箱43がそ
の外周の香箱歯車44と共に回転し、この回転は増速ギ
ヤ列47に伝達される。増速ギヤ列47を構成する歯車
のひとつには、フライホイール48が設けられている。 増速ギヤ列47の回転は、発電機50の発電ロータ51
に伝達され、これを高速回転させる。発電機50は、こ
の発電ロータ51の他、発電ロータ51を囲繞するステ
ータ53と、発電用コイル55とを備える。発電ロータ
51は永久磁石であり、回転軸に直交する方向にSNに
分極されている。従って、発電ロータ51が高速回転す
ると、発電用コイル55内を貫通する磁束の方向は交番
し、電磁誘導作用により、発電用コイル55に電圧が誘
起される。
【0028】図6に示すように、発電用コイル55の両
端子は蓄電器60の充電制御回路61に接続されており
、発電用コイル55に電圧が誘起されると、充電制御回
路61に電流が流れる。充電制御回路61は、二次電池
63の過充電を防止するための回路であり、その出力は
整流用ダイオード65を介して二次電池63を直流で充
電する。なお、二次電池63に代えて、大容量コンデン
サ等の蓄電手段を用いることも差し支えない。
【0029】次に、ゼンマイ全解放検出器90の構成に
ついて説明する。図4および図7(A)(B)に示すよ
うに、ゼンマイ全解放検出器90は、中空の部材で形成
された香箱真41の中に設けられた検出ピン91と、こ
の検出ピン91の可動端に対向して設けられたリミット
スイッチ93とから構成されている。検出ピン91は途
中が屈曲されており、ゼンマイ42が完全に解放された
状態(図5(C))では、屈曲部94は、香箱真41に
設けられた開口95から突出している。
【0030】香箱43が回転してゼンマイ42の巻上が
開始されると、本実施例のゼンマイ機構40では、香箱
真41に一端が固定されたゼンマイ42が香箱真41に
真っ先に巻き付くから、図7(B)に示すように、検出
ピン91はその屈曲部94がゼンマイ42に押さえつけ
られて伸び、開放端がリミットスイッチ93の可動片9
7を押し動かす。ゼンマイ42の香箱真41への固定は
、香箱真41の開口95の反対側でなされているから、
ゼンマイ全解放検出器90はゼンマイ42が全解放状態
となる直前にこれを検出する。
【0031】なお、ゼンマイ全解放検出器90は、この
実施例の構成の他、香箱43の上部ケースを透明にし、
光学的にゼンマイ42の巻上量を検出する構成とするこ
ともできる。また、例えば25回巻きのゼンマイ42を
収納した香箱43の25回転を1回転に変換する減角ギ
ヤと、この減角ギヤに設けられたノッチにより作動する
リミットスイッチを用いた構成としてもよい。ゼンマイ
42の完全解放の一歩手前でリミットスイッチがメーク
するようにノッチの位置を定めておく。ゼンマイ全解放
器90は、こうしたゼンマイ42の状態を直接検出する
構成の他、発電機50の出力電圧もしくは発電周波数を
検出する構成、あるいは蓄電器60出力電圧を検出する
構成により実現することもできる。
【0032】何れの構成を採るにせよ、ゼンマイ全解放
検出器90の検出信号(本実施例では、リミットスイッ
チ93のメーク信号)を検知したコンピュータ主回路1
00は、ソフトウェアの指示に従って、ゼンマイ機構4
0の巻き上げを促す警告を、液晶表示パネル20等に表
示する。
【0033】上記構成を有する本実施例の携帯用コンピ
ュータは、巻上ハンドル10を収納凹部11から引き起
こしてゼンマイ機構を巻き上げた状態で使用を開始すれ
ば、ゼンマイ42の解放トルクにより発電がなされ、蓄
電器60を介してその電力がコンピュータ主回路100
に供給される。従って、ゼンマイ機構40に動力が蓄え
られている間は、通常のコンピュータと同様に使用する
ことができる。更に、ゼンマイ42が全解放状態となる
直前に、ゼンマイ全解放検出器90により、これが検出
され、予告信号がコンピュータ主回路100の割込コン
トローラ105に出力される。
【0034】この時、割込コントローラは優先度の高い
割込をCPU110にかけ、CPU110は、図8に示
す割込処理ルーチンを実行する。この割込処理ルーチン
が起動されると、図8のフローチャートに示すように、
まずこの割込処理より優先度の低い割込をマスクするた
め、割込マスクをセットする処理を行なう(ステップS
10)。その後、警告表示を液晶表示パネル20に表示
する処理を行ない(ステップS20)、割込マスクを本
ルーチン起動前のマスクに復帰させた後(ステップS3
0)、「RTN」に抜けて、本ルーチンを終了する。
【0035】警告表示としては、現在の表示画面の一部
にウィンドウを開いて、「ゼンマイを直ちに巻き上げて
下さい」といった文字を表示したり、ゼンマイを巻き上
げるアイコンを点滅表示させるといったものが考えられ
る。なお、圧電ブザーを設けて、警告音を発生させても
良い。警告表示が行なわれた時点では、ゼンマイ42は
まだ僅かに解放トルクを有しており、更に二次電池63
に電力が蓄えられている。従って、警告表示がなされて
から、直ちにゼンマイ機構40を巻き上げなくとも、二
次電池63の充電電圧が所定の電圧以上である間は、コ
ンピュータをそのまま使用することができる。
【0036】なお、警告表示の後、ゼンマイ機構40を
巻き上げないでいると、二次電池63の電圧は次第に低
下するが、その場合には、CPU110は、LED16
を点灯し、これを使用者に報知する。二次電池63が放
電してしまうと、ゼンマイ機構40を何度か巻き上げて
これを再充電しても良いし、外部の商用電源が使える場
所に戻って商用電源から充電してもよい。
【0037】従って、本実施例の携帯用コンピュータに
よれば、外部電源からの電力供給に依存することなく、
コンピュータの指示に従って利用者自らがゼンマイ機構
40の巻き上げを行う限りにおいて、半永久的・継続的
にコンピュータを活用することができる。また、本実施
例の携帯用コンピュータは、エネルギをゼンマイ42に
機械的な形態で蓄えると共に、発電後の電力を二次電池
63に蓄えているので、ゼンマイ全解放検出器90がゼ
ンマイ42の全解放を検出した後も、所定時間コンピュ
ータを使用することができ、携帯用コンピュータを利用
しながら、巻上ハンドル10を用いてゼンマイ機構40
の巻き上げを行なう時間的余裕は十分に存在する。
【0038】更に、本実施例の携帯用コンピュータでは
、容易に腰に携帯することができ、探検や被災地での携
帯性に優れるという利点がある。また、ゼンマイ巻上器
30が小型で、巻上ハンドル10の収納性も優れるから
、全体の小型化・軽量化にも優れる。
【0039】なお、本実施例では、巻上ハンドル10を
用いたが、図9に示すように、いわゆる竜頭の形状の巻
上ハンドル10aであっても差し支えない。更に、本実
施例のゼンマイ巻上器30は、手動で巻き上げるものと
したが、図9に示すように、自動巻きの機構を併せ組み
込むこともできる。図9に示す自動巻き機構は、携帯用
コンピュータを腰に付たけ使用者の歩行による振動等に
よって所定回転角度内を往復回転する回転錘35と、こ
の回転錘35の両方向の回転を一方向の回転運動に変換
する二重切換車機構36と、変換された一方向の回転運
動を香箱43の香箱真41に伝達するギヤ列38とから
構成されている。図9に示した構成によれば、使用者が
携帯用コンピュータを腰につけて歩くことで、ゼンマイ
機構40のゼンマイ42は巻き上げられてエネルギが蓄
積される。従って、いちいちゼンマイ42を手動で巻き
上げなくとも使用できるという利点がある。
【0040】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図10は、第2実施例の携帯用コンピュータの要
部を示すブロック図である。第2実施例では、コンピュ
ータ主回路100aに、新たにゼンマイ全巻上検出器9
9とリセット解除信号発生器118とリセット信号発生
器122が加わっている。ゼンマイ全解放検出器90の
信号は、第1実施例同様、割込コントローラ105によ
ってCPU110に伝えられ、CPU110の割込原因
に対する即時的対応を催促する。CPU110は、割込
処理を起動してゼンマイ機構40の巻き上げを促すメッ
セージを液晶表示パネル20に表示し使用者に警告する
(図8参照)。
【0041】使用者がこのメッセージに対して速やかに
ゼンマイ機構40の巻き上げを行なわないとき、二次電
池63の出力電圧は定格値を割ってしまう。そうすると
、コンピュータの動作は全く不定となり、いわゆる暴走
状態となってしまう可能性がある。これを未然に防ぐた
めに、本実施例では、次の構成を採る。即ち、電源電圧
が定格値を割る直前に、図11のフローチャートに示す
割込処理ルーチンを起動し、まずプログラムの走行状態
を示すデータを不揮発性メモリ120に保持する処理(
ステップS40)を行なう。走行状態を示すデータとは
、プログラムカウンタの内容やCPU110の各レジス
タ(ステータスレジスタを含む)の内容、あるいは割込
マスクのレベルなどのデータである。続いて、リセット
信号発生器122にリセット信号発生許可の指示を与え
(ステップS50)、そのまま本ルーチンを「RTN」
に抜けて終了する。
【0042】リセット信号発生許可の指示を受けたリセ
ット信号発生器122は、CPU110に対してロウア
クティブのリセット信号を出力する。CPU110は、
この信号を受けると、内部でホールト命令を実行し、そ
の処理を停止する。なお、リセット信号は、ロウアクテ
ィブであるため、電源電圧が低下してもCPU110の
ホールト状態が解除されることはない。
【0043】一方、本実施例では、ゼンマイ全巻上検出
器99とリセット解除信号発生器118が特徴的機能を
果たす。リセット信号が出力されてからは電源電圧は降
下するばかりであるが、ここで使用者がゼンマイ機構4
0の巻き上げを行い、ゼンマイ機構40が完全に巻き上
げられた状態になると、ゼンマイ全巻上検出器99がこ
れを検知し、リセット解除信号発生器118にリセット
解除信号を出力させる。リセット信号発生器122は、
リセット解除信号を受けてリセット信号をハイレベルに
切り換え、CPU110に対するリセットを解除する。
【0044】コンピュータの動作状態は二次電池63の
充電状況や特性の変化等により異なるので、ゼンマイ4
2がほぼ全解放状態となって、ゼンマイ機構40の巻き
上げを促すメッセージが表示され、これを受けて使用者
が巻き上げ動作を起こしても、その時すでに電源電圧の
降下が進んでいれば、警告表示後、CPU110が暴走
してしまう恐れがある。使用者にとって、ほんの少しの
タイミングの差が、時には期待した動作(ゼンマイ機構
40の巻き上げによるコンピュータの継続使用)をもた
らしたり、時には全く予期しない動作(CPU110の
暴走)をもたらしたりすることになる。
【0045】これに対して本実施例の携帯用コンピュー
タでは、リセット信号発生器122とゼンマイ全巻上検
出器99およびリセット解除信号発生器118が、使用
者の動作とコンピュータの動作の同期を取って、コンピ
ュータの予期しない動作(暴走等)を防いでいる。特に
、本実施例では、一旦コンピュータをリセット状態とす
ると、ゼンマイが全巻き上げされない限り、リセット解
除しないので、ゼンマイ42を中途半端に巻き上げた状
態では使用を再開することができない。このため、一旦
CPU110のリセットが解除されれば、一定時間以上
は継続して使用することができ、信頼性の高いシステム
とすることができる。
【0046】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。第3実施例の携帯用コンピュータは第1実施例と
同様の構成を備え、更に図12に示す各構成要素、ゼン
マイ機構40におけるゼンマイ42の巻き上げの状態を
アナログ的に検出するゼンマイ巻上量検出器145、ゼ
ンマイ巻上量検出器145の出力電圧に応じた周波数の
クロックを出力する基本クロック発生器150、基本ク
ロック発生器150の動作モードを切り換える動作モー
ドスイッチ160を備える。なお、図13は、基本クロ
ック発生器150周辺の具体的な構成例を示すブロック
図である。
【0047】コンピュータを実際に使用する場合を考え
てみると、データや文書等を入力する入力作業の占める
割合は高く、ほとんどの時間が入力待ちに費やされ、コ
ンピュータとしてはそれほど高速性を要求されないこと
がある。一方、CMOSのICはスイッチング周波数に
ほぼ比例して消費電力が増大するので、必要以上にコン
ピュータの動作周波数を上げることは無駄である。この
実施例は、こうした事情に鑑みてなされたものであって
、使用者の使用目的に応じて、CPU110の動作速度
を可変し、結果的にゼンマイの巻き上げの頻度を減じる
ことを目的とする。即ち、本実施例では、動作モードス
イッチ160の状態により、ゼンマイ42の巻上量に応
じた周波数でCPU110を動作させるか、ゼンマイ4
2の巻上量によらずCPU110を高速に動作させるか
を選択することができる。
【0048】図13に基づいて、本実施例の構成を詳し
く説明する。なお、本実施例で用いるコンピュータは、
基本クロックに対して非同期的なタイミング設計が施さ
れているものでなければならない。例えば、CPUの規
定最高動作周波数から0Hzまでの任意の周波数におい
て完全に動作し、なおかつ一定の周波数変動に対しても
完全に動作しなければならない。例えば、インテル社製
のi8080,i8086およびその系列のCPUはこ
の目的に使用できないが、モトローラ社製のMC680
0,MC68000およびそのシリーズのCPUは使用
可能である。前者は、CPU内部の信号やバス制御信号
を含めてほとんどの信号の位相関係が基本クロックに対
して同期的に規定されており、基本クロックの変化によ
って信号間で位相が逆転することが起こり得るため、本
実施例では使用できない。後者は、バス制御信号を含め
て全ての信号が基本クロックに対して特別の位相関係を
規定されていないため、本実施例で使用することができ
る。その他の周辺ICについても同様の選択基準が適用
される。
【0049】ゼンマイ巻上量検出器145は、ゼンマイ
機構40の巻上状態を検出するものであり、本実施例で
は、図13に示すように、ゼンマイ機構40の香箱真4
1の回転量を1/Nに変換する減角ギヤ152と摺動式
可変抵抗器154とを用いて構成した。本実施例では、
ゼンマイ機構40は25回巻であり、摺動式可変抵抗器
154の回転角は270度である。この時、約33対1
の減角ギヤ152を用いればよい。減角ギヤ152は、
摺動式可変抵抗器154の回転軸に直結されている。一
方、摺動式可変抵抗器155の回転軸には、つまみ15
6が連結されている。
【0050】摺動式可変抵抗器154,155は、回転
軸の回転角度に応じた抵抗値をとるものであり、その一
方の端子には一定電圧Vccが供給されている。動作モ
ードスイッチ160は、2つの摺動式可変抵抗器154
,155のどちらかを選択するためにマルチプレクサ1
61を切り替える。マルチプレクサ161により選択さ
れた摺動式可変抵抗器154,155と固定抵抗器15
8とによって分圧された電圧が、VFO(電圧制御形可
変周波数振動器)157に供給される。
【0051】動作モードスイッチ160により、つまみ
156が接続された摺動式可変抵抗器155が選択され
た時は、ゼンマイ機構40の状態は基本クロックの周波
数に一切反映されない。使用者の希望する動作スピード
が一意的につまみ156によって決定される。一方、減
角ギヤ152が接続された摺動式可変抵抗器154が選
択された場合について説明すると、基本クロックは次に
ように生成される。ゼンマイ機構40が徐々に解放され
て行くと、減角ギヤ152を通して摺動式可変抵抗器1
54は回転され、その抵抗値は徐々に増大してゆく。こ
の結果、固定抵抗器158と共に一定電圧Vccを分圧
した電圧、即ちVFO(電圧制御形可変周波数振動器)
157に供給される電圧は徐々に低下してゆく。
【0052】VFO(電圧制御形可変周波数振動器)1
57としては、例えばアナログ・デバイセズ社製AD6
50を用いることができる。AD650は、その出力周
波数のフルスケールを可変することができる。フルスケ
ール100kHzの場合、入力電圧10mVから10V
に対して、出力周波数は100から100kHzであり
、その比例関係の非直線性は50ppm以下である。 フルスケール1MHzの場合も同じ入力電圧に対して、
出力周波数は1kHzから1MHzであり、比例関係の
非直線性は600ppmである。
【0053】ここではフルスケール100kHzの場合
について説明する。ゼンマイ機構40が全巻き上げ状態
の時100kHzで動作し全解放状態の時100Hzで
動作するCPU110は、例えばゼンマイが10分の1
だけ解放すると、AD650に入力される電圧は約1V
降下するように設計されている。このCPU110の消
費電力は、ゼンマイ全解放時に最小となり、全巻き上げ
時の約1000分の1となる。ここでは非常に直線性の
良いVFO157を用いて説明してが、直線性が低いも
のであっても差し支えない。
【0054】以上説明したように、本実施例では、動作
モードスイッチ160を用い、2つの動作モードを使用
者が選択可能としている。一方の動作モードでは、ゼン
マイ機構40の巻き上げあるいは解放の状態に応じてC
PU110の基本クロックの周波数を変化させ、ゼンマ
イ42が解放されるに従って、消費電力を低減している
。他方のモードでは、ゼンマイ機構40の状態に関わら
ず基本クロックの周波数を一定に保つ。従って、つまみ
156を操作して、動作速度が遅くとも長時間使用でき
る状態もしくは消費電力は大きいが動作速度の速い使用
状態等、使用者の要求に対応した動作状態を実現するこ
とができる。
【0055】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。第4実施例の携帯用コンピュータは、第1実施例と
同様のハード構成を有し、ゼンマイ機構40と発電機5
0との間に、増速ギヤ170とフライホイール200を
備え、蓄電器60の出力によりフライホイール200を
制御するフィードバック系210を有する。フィードバ
ック系210は、後述するように、慣性モーメントとバ
ネ弾性のバランスを利用したものである。
【0056】図14に示したように、本実施例の携帯用
コンピュータは、電源ユニット70を持たず蓄電器60
からコンピュータ主回路100に直接電力を供給してい
る。従って、電源ユニット70のコストおよび重量がコ
ンピュータ本体から省かれるという利点がある。電源ユ
ニット70が果たしていた電圧安定化(レギュレーショ
ン)の機能は、フライホイール200とフィードバック
系210によって代替される。機械系は電気系に比べて
大きな時定数を持つので負荷であるコンピュータ主回路
100の消費電力の変動に完全に追随することはできな
い。また、機械系の精度を考えると、そのレギュレーシ
ョンも粗いものとならざる得ないので、コンピュータ主
回路100を構成するICは動作電源電圧範囲の広いも
のが採用される。例えば、CMOSを用いれば2Vから
35Vの範囲に亘って動作を保証しているものが得られ
、この目的を達することができる。
【0057】ゼンマイ機構40の解放動力は、増速ギヤ
170を通してフライホイール200に伝達し、フライ
ホイール200を所定の回転数で回転させる。この回転
数は発電機50の選択によってほぼ決定される。フライ
ホイール200の回転により発電機50の発電ロータ5
1(図3参照)が高速回転し、発電機50は所定の電力
を発電する。この電力は、蓄電器60に電荷の形で蓄え
られる。フィードバック系210は、通常は電気系と機
械系とによって構成され、蓄電器60の出力電圧を検出
しこれを一定に保つべくフライホイール200に働きか
ける。ここでは、コンピュータ主回路100の負荷変動
がさほど大きくない場合の実施例として、フィードバッ
ク系210を機械系のみで構成したものを説明する。
【0058】図15は、フィードバック系210をフラ
イホイール200に組み込んだ場合の構成例を示すブロ
ック図である。コンピュータ主回路100の負荷変動が
さほど大きくない場合には、慣性モーメント制御形定速
フライホイール201の回転数における自己安定性が、
結果的に蓄電器60の出力電圧を一定に保つフィードバ
ック機能を果たすことになる。この慣性モーメント制御
形定速フライホイール201を、図16を用いて説明す
る。
【0059】慣性モーメント制御形定速フライホイール
201は、フライホイール円盤211上に、径方向に移
動可能なウェイト220を備えたものである。このウェ
イト220は、径方向に配設された軸240に移動可能
に取り付けられており、コイルばね230により、フラ
イホイール円盤211の回転軸212(軸中心)方向に
引張り力を受けている。ウェイト220やコイルばね2
30は、フライホイール円盤211上の回転軸212を
挟んで対向する2位置に設けられている。
【0060】ここで、ウェイト220に加わる遠心力F
1は、次式(3)となる。     F1=r・m・ω^2           
                         
…  (3)ここで、  r:ウェイト220の回転半
径m:ウェイト220の質量 ω:フライホイール円盤211の角速度
【0061】一
方、バネ弾性による引張り力F2は、次式(4)で求め
られる。     F2=k2(r−r0)          
                        …
  (4)ここで、k2:バネ定数 r0:バネ取り付け位置
【0062】ウェイト220の位置rと遠心力F1,引
張り力F2との関係をグラフにしたものが図17である
。グラフ上で、力F1とF2の両曲線が交点を持つよう
に設計すれば、フライホイール回転軸212に働く駆動
力と発電機50等の動力負荷はフライホイール円盤21
1とウェイト220の回転モーメントの和に比べて充分
小さくほぼ一定なので、慣性モーメント制御形定速フラ
イホイール201は自己安定性を持つことになる。ここ
ではこれ以上詳しく示さないが、フライホイール円盤2
11の質量と形状が既に決定されている場合には、まず
ウェイト220の質量と形状が、フィードバック系21
0の所望の時定数に基づいて決定され、ウェイト220
の初期位置r0とバネ定k2は所望の角速度ωすなわち
回転数より決定される。
【0063】なお、フィードバック制御は、図14に破
線で示したように、増速ギヤ170の回転を制御するこ
とで行なうこともできる。図4に示すように、増速ギヤ
170の途中に、増速ギヤの一つに噛み合ってこれを停
止させるアクチュエータを設け、コンデンサ60の出力
電圧が上昇した場合には、アクチュエータを動作させて
ゼンマイ機構40から発電ロータ51への動力の伝達を
停止する。一方、蓄電器60の出力電圧が低下した場合
には、アクチュエータを反対側に動作させてゼンマイ機
構40からの動力の伝達を再開する。アクチュエータと
して2位置に切替可能なソレノイドを用い、動作時以外
ではエネルギを消費しない構成をとっている。また、増
速ギヤと170とフライホイール200の間に一方向に
のみ動力を伝達するワンウェイクラッチを設け、増速ギ
ヤ170を停止したときでも発電ロータ51の回転を継
続することが好ましい。
【0064】フライホイール200の慣性モーメントI
は遠心力F1によりウェイと220が外周方向に移動す
るほど増大する。従って、フライホイール200の回転
エネルギ、P=(I・ω^2)/2は、例えフライホイ
ール200の回転数が同一でも(ω一定)、遠心力F1
が大きくなるほど増大することになる。即ち、負荷が小
さくなった場合、ゼンマイ42の解放動力は、フライホ
イール200の回転エネルギの形態に移し変えられてゆ
くことになる。
【0065】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。第5実施例としてのコンピュータは、図18に示す
ように、A4サイズ程度の大きさに、液晶表示パネル3
00、フルキーボード302を組み込んだいわゆるノー
トサイズ(あるいはブックサイズ)のものである。コン
ピュータとしての内部構成は、第1実施例と較べて、そ
のキースイッチ22がフルキーボード302とされてい
ることを除いてほとんど同一なので、ここでは説明を省
略する。
【0066】本実施例では、コンピュータの本体310
の右側部に、ゼンマイ巻上器30aの巻上用ノッチ32
0が設けられている。この巻上用ノッチ320は、図1
9に示すように、ゼンマイ巻上器30aにワイヤ325
により連結されている。ワイヤ325は、ゼンマイ巻上
器30aの糸車330に数ターン巻き付けられている。 この糸車330は、二重の回転軸335の外軸335a
に固定されており、その上部には、一方向回転爪337
が設けられている。一方、回転軸335の内軸335b
は、その上端に歯車340が固定されており、その下端
にゼンマイ機構40の香箱真41が結合されている。
【0067】回転軸335の外軸335aには、捻りば
ね345の一端が固定されている。この捻りばね345
の他端は、筐体等に固定されているから、巻上用ノッチ
320を引いて糸車330を回転させた後、巻上用ノッ
チ320を放すと、糸車330は、捻りばね345の弾
発力によりもとの回転位置に復帰する。糸車330上の
一方向回転爪337は回転の一方向についてのみ歯車3
40と係合状態となるから、巻上用ノッチ320を引く
場合の糸車330の回転は歯車340に伝達されるが、
捻りばね345による糸車330の回転は歯車340に
伝達されない。
【0068】歯車340の回転は、回転軸335の内軸
335bによりゼンマイ機構40の香箱真41に伝達さ
れ、ゼンマイ42を巻き上げる。巻上用ノッチ320を
何度も引くことにより、ゼンマイ機構40を完全に巻き
上げることができる。なお、図19に示した形状の巻上
用ノッチ320に代えて、図20に示すように、リング
形状のつまみ320aを用いることもできる。
【0069】更に、ゼンマイ機構40を巻き上げるゼン
マイ巻上器30aとしては、図21に示すように、携帯
用コンピュータの側部350に可動体360を設けた構
成とすることもできる。このとき、可動体360の回転
軸370を、図19に示したゼンマイ巻上器30aの回
転軸335の外軸335aに、高回転数に変換するギヤ
列を介して連結する。可動体360の端部を何度も往復
動することにより、回転軸370の両方向への回転運動
のうち一方向のみがゼンマイ機構40に伝達され、ゼン
マイ42を巻き上げる。
【0070】また、ゼンマイ巻上器30bの他の構成例
として、圧搾空気を用いたものを図22に示した。この
ゼンマイ巻上器30bは、予め圧搾空気が充填された圧
力容器400と、この圧力容器400内の空気圧力をピ
ストン405の運動に変換する変換シリンダ410と、
ピストン405の直線運動をゼンマイ機構を巻き上げる
回転運動に変換するギヤ組立420とから構成されてい
る。シリンダ410内には、ぱね425が設けられてお
り、ピストン405を初期位置方向に付勢している。
【0071】圧力容器400には、逆止弁430が設け
られており、通常は容器内部の空気圧力により、逆止弁
430が閉じた状態となっている。この圧力容器400
をコンピュータ側部に設けられたシリンダ410の接続
部412に差し入れると、接続部412の先端により逆
止弁430が開かれ、圧力容器400内の圧搾空気がシ
リンダ410内に流れ込む。この空気圧力によりピスト
ン405は押し込まれ、ピストン405に連結されたラ
ック440は矢印X方向に移動して、ギヤ組立420の
ピニオン445を回転する。ピニオン445の回転は、
図示しないゼンマイ機構に伝達され、ゼンマイを巻き上
げる。
【0072】圧力容器400を取り外すと、ピストン4
05はばね425により初期位置に押し戻される。この
とき、ピニオン445は逆方向に回転するが、この回転
運動はワンウェイクラッチ等によりゼンマイ機構には伝
達されない。従って、圧力容器400をシリンダ410
の接続部412に嵌めたりはずしたりを繰り返せば、ゼ
ンマイ機構はやがて完全に巻き上げられる。
【0073】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明のこうした実施例に何等限定されるものではなく
、例えばコンピュータのキーボードを使用者が叩く力を
ピエゾ素子などにより蓄え電気エネルギに変換して使用
する構成、ゼンマイ機構を大型化して蓄えるエネルギを
高め(例えばゼンマイの厚みを10倍にすれば蓄えられ
るエネルギは1000倍となる)フレキシブルディスク
などを備えたラップトップ型コンピュータとした構成、
あるいはエネルギ蓄積手段とし板ばね,コイルばね,ゴ
ムなどのエラストマ,超伝導コイル,蓄熱器等を用いた
構成など、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、
種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0074】
【発明の効果】以上実施例を挙げて詳述したように、本
発明によれば、機械的な形態で蓄積されたエネルギか基
準値以下になるとの予告を受けて、使用者がエネルギ蓄
積手段にエネルギを付与する限りにおいて、外部電源か
らの電力供給に依存することなく、半永久的・継続的に
コンピュータを使用することができるという優れた効果
を奏する。更には、エネルギ蓄積手段に蓄積されたエネ
ルギが失われ、コンピュータを継続して使用できない状
態になったとしても、エネルギを付与することによって
、コンピュータを再び使用可能な状態に回復することが
できる。
【0075】また、電気的なエネルギを蓄える二次電池
やバッテリを必ずしも内蔵する必要がないので、小型軽
量なコンピュータを構成することができる。更に、コン
ピュータの実行スピードと引き換えに消費電力を抑える
構成を採れば、エネルギの消耗および再付与の手間を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例としての携帯用コンピュータ
の外観を示す斜視図である。
【図2】同じくその内部構成を示すブロック図である。
【図3】実施例におけるゼンマイ巻上器30から発電機
50に至るまでの構成を示す平面図である。
【図4】同じくその一部断面図である。
【図5】実施例におけるゼンマイ機構40の構成とその
働きを示す説明図である。
【図6】実施例における発電機50と蓄電器60の構成
を示す説明図である。
【図7】実施例におけるゼンマイ全解放検出器90の構
成とその働きを示す斜視図である。
【図8】第1実施例におけるCPU110が実行する割
込処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】自動巻き機構を組み込んだ構成例を示す斜視図
である
【図10】第2実施例の構成を概念的に示すブロック図
である。
【図11】第2実施例におけるCPU110が実行する
割込処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図12】第3実施例の要部を示す概念図である。
【図13】同じくその詳細構成を示すブロック図である
【図14】第4実施例の概念を一般的な形で示すブロッ
ク図である。
【図15】第4実施例の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図16】第4実施例における慣性モーメント制御形定
速フライホイールの構成を示す説明図である。
【図17】定速フライホイールのウェイトに働く遠心力
F1とばねの引張り力F2との関係を例示するグラフで
ある。
【図18】本発明のとしてのコンピュータの外観を示す
斜視図である。
【図19】第5実施例におけるゼンマイ巻上器30aの
構成を示す説明図である。
【図20】巻上用ノッチの他の構成を例示する説明図で
ある。
【図21】ゼンマイ巻上器の他の構成例の一部を示す斜
視図である。
【図22】圧搾空気を用いたゼンマイ巻上器の他の構成
例を示す説明図である。
【図23】従来技術の構成を例示するブロック図である
【符号の説明】
1  本体 2  操作部 10  巻上ハンドル 20  液晶表示パネル 22  キースイッチ 30  ゼンマイ巻上器 40  ゼンマイ機構 41  香箱真 42  ゼンマイ 43  香箱 45  スリッピングアタッチメント 50  発電機 51  発電ロータ 53  ステータ 55  発電用コイル 60  蓄電器 63  二次電池 70  電源ユニット 90  ゼンマイ全解放検出器 99  ゼンマイ全巻上検出器 100  コンピュータ主回路 105  割込コントローラ 110  CPU 118  リセット解除信号発生器 120  不揮発性メモリ 122  リセット信号発生器 145  ゼンマイ巻上量検出器 150  基本クロック発生器 200  フライホイール 201  慣性モーメント制御形定速フライホイール2
11  フライホイール円盤

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  中央処理装置,メモリ等の半導体集積
    回路素子を備えたコンピュータにおいて、エネルギを機
    械的な形態で蓄えるエネルギ蓄積手段と、使用者の操作
    によって、該エネルギ蓄積手段にエネルギを与えるエネ
    ルギ付与手段と、前記エネルギ蓄積手段に蓄積されたエ
    ネルギを解放して電力に変換し、前記中央処理装置を含
    む各回路素子に供給する電力供給手段と、前記エネルギ
    蓄積手段の蓄積するエネルギが基準値以下となることを
    検出・予告するエネルギ消尽予告手段とを備えたことを
    特徴とするコンピュータ。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のコンピュータであって
    、エネルギ消尽予告手段は、電力供給手段の出力の電圧
    もしくは周波数を検出する出力検出手段と、該検出され
    た電圧もしくは周波数が所定値を下回ったことを報知す
    る報知手段とを備えたコンピュータ。
  3. 【請求項3】  請求項1記載のコンピュータであって
    、エネルギ消尽予告手段からエネルギ蓄積手段の蓄積す
    るエネルギが基準値以下となることを予告する信号を受
    け、コンピュータをリセット状態に保持するリセット手
    段と、エネルギ付与手段によりエネルギ蓄積手段にエネ
    ルギが付与されてその蓄積エネルギが前記基準値より大
    きな所定値以上となったとき、前記リセット手段による
    コンピュータのリセットを解除するリセット解除手段と
    を備えたコンピュータ。
  4. 【請求項4】  請求項3記載のコンピュータであって
    、リセット手段は、エネルギ消尽予告手段からエネルギ
    蓄積手段の蓄積するエネルギが基準値以下となることを
    予告する信号を受け、中央処理装置に割込をかける割込
    制御手段と、前記割込制御手段からの信号を受けて、中
    央処理装置を停止状態に保持する割込処理を実行する割
    込処理手段とを備えたコンピュータ。
  5. 【請求項5】  エネルギ蓄積手段は、ゼンマイである
    請求項1記載のコンピュータ。
  6. 【請求項6】  エネルギ蓄積手段は、圧縮された気体
    のエネルギを解放する機構を備えた気体容器である請求
    項1記載のコンピュータ。
  7. 【請求項7】  エネルギ蓄積手段のエネルギの蓄積の
    割合を検出するエネルギ蓄積状態検出手段と、該検出さ
    れた蓄積の割合に応じて、中央処理装置の動作クロック
    を決定する動作クロック決定手段とを備えた請求項1記
    載のコンピュータ。
  8. 【請求項8】  請求項7記載のコンピュータであって
    、エネルギ蓄積状態検出手段は、電力供給手段の出力電
    圧を検出する出力検出手段と、該出力電圧が所定値以下
    となったとき、これを報知する警告報知手段とを備えた
    コンピュータ。
  9. 【請求項9】  請求項7記載のコンピュータであって
    、二値のスイッチである動作モードスイッチと、該動作
    モードスイッチがいずれか一方の値を採るとき、動作ク
    ロック決定手段の決定したクロックで中央処理装置を動
    作させ、前記動作モードスイッチが他方の値を採るとき
    には、所定周波数のクロックを前記中央処理装置に出力
    する動作クロック切換手段とを備えたコンピュータ。
  10. 【請求項10】  請求項4記載のコンピュータであっ
    て、ゼンマイの解放動力を電力に変換する発電機と、該
    変換された電力を蓄え、中央処理装置を含む各回路素子
    に電力を供給する蓄電器と、前記発電機の回転軸に連結
    されたフライホイールと前記ゼンマイの回転軸との間に
    設けられ、該ゼンマイの回転軸の回転数を増大してフラ
    イホイールに伝達する増速ギヤと、前記ゼンマイの回転
    軸または前記フライホイールに作用して、前記フライホ
    イールの回転数,前記発電機の出力電圧もしくは前記蓄
    電器の出力電圧のうち、少なくとも一つを一定に保つフ
    ィードバック系を備えるコンピュータ。
  11. 【請求項11】  請求項10記載のコンピュータであ
    って、フィードバック系は、蓄電器の出力電圧を検出す
    る電圧検出手段と、該検出された出力電圧が所定値以上
    と成ったとき、増速ギヤを介したゼンマイの解放動力の
    伝達を阻止する動力伝達阻止手段とを備えたコンピュー
    タ。
JP3160974A 1990-06-05 1991-06-04 コンピュータ Pending JPH04340118A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3160974A JPH04340118A (ja) 1990-06-05 1991-06-04 コンピュータ
US08/323,698 US5630155A (en) 1990-06-05 1994-10-18 Portable computer system with mechanism for accumulating mechanical energy for powering the system

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14676390 1990-06-05
JP2-146763 1990-06-05
JP3160974A JPH04340118A (ja) 1990-06-05 1991-06-04 コンピュータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04340118A true JPH04340118A (ja) 1992-11-26

Family

ID=26477499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3160974A Pending JPH04340118A (ja) 1990-06-05 1991-06-04 コンピュータ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5630155A (ja)
JP (1) JPH04340118A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006257858A (ja) * 2005-02-16 2006-09-28 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置
US7377705B2 (en) 2004-08-04 2008-05-27 Seiko Epson Corporation Printing device driven by a mechanical energy storage device
WO2015146483A1 (ja) * 2014-03-26 2015-10-01 シチズンホールディングス株式会社 静電誘導型発電器

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3474665B2 (ja) * 1995-03-02 2003-12-08 富士通株式会社 計算機システムの電源制御装置及び方法
JP2936253B2 (ja) * 1996-01-25 1999-08-23 セイコーインスツルメンツ株式会社 小型充電器
US5862392A (en) * 1996-09-27 1999-01-19 Energy Research Corporation Battery incorporated into computer carrying case
GB2332268A (en) * 1997-12-15 1999-06-16 Baygen Power Ind Limited Clockwork torch
DE19857436A1 (de) * 1998-12-12 2000-06-21 Kuka Roboter Gmbh Verfahren zum Behandeln des Spannungsabfalls in der Steuerung eines Roboters und zum Wiederanfahren eines Roboters nach Spannungsabfall
GB2350245A (en) * 1999-05-17 2000-11-22 Alfred Reginald Erwin Arnot Hand or foot energised power supply
JP2002118480A (ja) * 2000-10-10 2002-04-19 Seiko Epson Corp 無線通信装置
FR2827093B1 (fr) * 2001-07-05 2004-11-19 Jean Marie Darre Dispositif d'alimentation electrique, integre ou autonome, mu par un moteur a ressort actionne par une force musculaire, ou a remontage automatique, pour telephones portables et pour ordinateurs
US6849960B2 (en) * 2001-08-22 2005-02-01 High Tide Associates, Inc. Mobile electrical power source
EP1324468B1 (fr) * 2001-12-28 2012-10-24 Hager Electro S.A. Télécommande avec générateur électrique
US6930848B1 (en) 2002-06-28 2005-08-16 Western Digital Technologies, Inc. Back EMF voltage transducer/generator to convert mechanical energy to electrical energy for use in small disk drives
US6664759B1 (en) * 2002-08-14 2003-12-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Manually rechargeable power system
US6930403B2 (en) 2002-08-21 2005-08-16 High Tide Associates, Inc. Mobile electrical power source
US6774502B2 (en) * 2002-12-19 2004-08-10 International Business Machines Corporation Battery powered laptop computer with an implementation for converting keyboard keystroke motion into current for auxiliary recharging of battery
US20040153677A1 (en) * 2003-02-05 2004-08-05 Ming-Zhen Liao Self-generator device of portable computer
US20040164704A1 (en) * 2003-02-24 2004-08-26 Tai-Her Yang Integrated charger with multi-form input sources
KR20050076009A (ko) * 2004-01-19 2005-07-26 (주)신우테크 손전등용 전원 공급 장치
JP4353081B2 (ja) * 2004-11-29 2009-10-28 セイコーエプソン株式会社 電子機器及びその制御方法
US20060242458A1 (en) * 2005-03-31 2006-10-26 Daniel Feldman Computer volatile memory power backup system
US7484109B2 (en) * 2005-03-31 2009-01-27 Microsemi Corp. - Analog Mixed Signal Group Ltd. Computer volatile memory power backup system
US20060279085A1 (en) * 2005-06-08 2006-12-14 Kenneth Lee Portable electrical device with dynamic battery recharging
US7554212B2 (en) * 2006-08-30 2009-06-30 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. Mechanically powered cordless pointing device
US7453241B2 (en) * 2006-11-29 2008-11-18 Sunpower, Inc. Electronic controller matching engine power to alternator power and maintaining engine frequency for a free-piston stirling engine driving a linear alternator
US10001804B2 (en) * 2008-08-11 2018-06-19 Force Dimension S.A.R.L. Force-feedback device and method
CN101841171A (zh) * 2009-03-16 2010-09-22 深圳富泰宏精密工业有限公司 便携式电子装置
US20100249652A1 (en) * 2009-03-31 2010-09-30 Abbott Diabetes Care Inc. Integrated Analyte Devices and Processes
CA2702238A1 (en) * 2009-04-30 2010-10-30 Thomas W. Gow Spring-powered emergency electrical supply
US20100331974A1 (en) * 2009-06-26 2010-12-30 Schaper Jr Dale Thomas Intraocular Kinetic Power Generator
CH703558A1 (de) 2010-08-05 2012-02-15 Christoph Buechel Tragbares Gerät mit verbesserter Energieautonomie.
SG10201605505WA (en) * 2012-08-07 2016-09-29 Eaglepicher Technologies Llc Underwater charging station
FR2997576B1 (fr) * 2012-10-25 2019-08-09 Zodiac Aero Electric Procede de distribution de courant electrique a des prises electriques dans un vehicule de transport et programme d'ordinateur associe
KR20140102070A (ko) * 2013-02-13 2014-08-21 삼성전자주식회사 사용자 디바이스의 패스트 부팅 방법 및 장치
US20140252856A1 (en) * 2013-03-06 2014-09-11 Chung Shan Institute Of Science And Technology, Armaments Bureau, M.N.D Power consuming management system
CN105811560B (zh) * 2016-04-20 2018-08-03 浙江吉利控股集团有限公司 自发电可穿戴电子设备
US20180069454A1 (en) * 2016-09-07 2018-03-08 Oran Wiley Greene Perpetutek
US10879713B2 (en) * 2019-01-18 2020-12-29 B/E Aerospace, Inc. Wireless charging device having fiber optic illuminated visual indicator
WO2021113699A1 (en) * 2019-12-05 2021-06-10 Jara Worldwide Educational device, methods and systems

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1054166A (ja) * 1962-07-31
US3552350A (en) * 1969-07-14 1971-01-05 Emdeko Distributing Inc Visual signal means for a fire detection alarm
US3804054A (en) * 1971-09-07 1974-04-16 Ato Inc Warning device for fire protection system
US3812472A (en) * 1972-10-24 1974-05-21 Bio Logics Syst Inc Noise rejecting,demand variable real time clock
US4169992A (en) * 1977-11-23 1979-10-02 Bible Translations on Tape, Inc. Feedback speed control of spring powered generator
JPS5611540A (en) * 1979-07-11 1981-02-04 Fujitsu Ltd Input unit for japanese word
US4748559A (en) * 1979-08-09 1988-05-31 Motorola, Inc. Apparatus for reducing power consumed by a static microprocessor
US4631527A (en) * 1980-11-25 1986-12-23 Universal Security Instruments, Inc. Transmitter-receiver coded security alarm system
US4393464A (en) * 1980-12-12 1983-07-12 Ncr Corporation Chip topography for integrated circuit communication controller
US4525631A (en) * 1981-12-30 1985-06-25 Allison John H Pressure energy storage device
US4893271A (en) * 1983-11-07 1990-01-09 Motorola, Inc. Synthesized clock microcomputer with power saving
US4766567A (en) * 1984-04-19 1988-08-23 Ltd. Nippondenso Co. One-chip data processing device including low voltage detector
US4835681A (en) * 1984-06-27 1989-05-30 Compaq Computer Corporation Personal computer having normal and high speed execution modes
US4731545A (en) * 1986-03-14 1988-03-15 Desai & Lerner Portable self-contained power conversion unit
US5025387A (en) * 1988-09-06 1991-06-18 Motorola, Inc. Power saving arrangement for a clocked digital circuit

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7377705B2 (en) 2004-08-04 2008-05-27 Seiko Epson Corporation Printing device driven by a mechanical energy storage device
US7798734B2 (en) 2004-08-04 2010-09-21 Seiko Epson Corporation Printing device
JP2006257858A (ja) * 2005-02-16 2006-09-28 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置
WO2015146483A1 (ja) * 2014-03-26 2015-10-01 シチズンホールディングス株式会社 静電誘導型発電器
CN106233608A (zh) * 2014-03-26 2016-12-14 西铁城控股株式会社 静电感应型发电器
JPWO2015146483A1 (ja) * 2014-03-26 2017-04-13 シチズン時計株式会社 静電誘導型発電器
CN106233608B (zh) * 2014-03-26 2018-12-07 西铁城时计株式会社 静电感应型发电器
US10348219B2 (en) 2014-03-26 2019-07-09 Citizen Watch Co., Ltd. Electrostatic induction power generator

Also Published As

Publication number Publication date
US5630155A (en) 1997-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04340118A (ja) コンピュータ
EP1006640B1 (en) Portable electronic device and control method for controlling the protable electronic device
US6439762B2 (en) Mainspring device and a winding protection structure
US9575526B2 (en) Electronic device having power generation function, control method of electronic device having power generation function, and portable electronic device having power generation function, and control method of portable electronic device having power generation function
US6724692B1 (en) Time measurement device and method
EP1873594B1 (en) Electronically controlled timepiece and power supply control method therefor
US6396772B1 (en) Electronic apparatus and control method for electronic apparatus
JP3757826B2 (ja) カード型発電機及びそれを用いた電子機器
EP1055981B1 (en) Electronically controlled mechanical watch and method of preventing overcharge
US20090066177A1 (en) Micro Kinetic energy device for powering portable electronic devices
JP2003233459A (ja) 発電機付入力装置
WO2000035062A1 (fr) Dispositif electronique, appareil d'horlogerie electronique et procede de reglage de puissance
JP4013152B2 (ja) 運動量変換バンド
US9906020B2 (en) Electric power generation control system, electric power generation control program, and electronic apparatus
JP2018169211A (ja) 電子機器
JP6048118B2 (ja) 発電機能付き携帯電子機器
JP3849449B2 (ja) 電子機器、電子制御式機械時計、電子機器の制御方法
JP3575262B2 (ja) チョッパ回路の給電停止方法、チョッパ回路、チョッパ式充電回路、電子機器および腕時計
JP2000040133A (ja) 携帯用の非接触icカード読み取り装置
JP3531473B2 (ja) 時計および時計の針合わせ制御方法
US20200204087A1 (en) Power generation system and portable watch
JP3528563B2 (ja) チョッパ回路の給電方法、チョッパ回路、チョッパ式充電回路、電子機器および腕時計
JP4055446B2 (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、計時装置、および計時装置の制御方法
JP6020133B2 (ja) 発電機能付き電子機器および発電機能付き電子機器の制御方法
JPS6047828B2 (ja) 携帯用発電装置