JP6020133B2 - 発電機能付き電子機器および発電機能付き電子機器の制御方法 - Google Patents

発電機能付き電子機器および発電機能付き電子機器の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6020133B2
JP6020133B2 JP2012277363A JP2012277363A JP6020133B2 JP 6020133 B2 JP6020133 B2 JP 6020133B2 JP 2012277363 A JP2012277363 A JP 2012277363A JP 2012277363 A JP2012277363 A JP 2012277363A JP 6020133 B2 JP6020133 B2 JP 6020133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
duration
timer
power generation
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012277363A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014119437A (ja
JP2014119437A5 (ja
Inventor
恵一 向山
恵一 向山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2012277363A priority Critical patent/JP6020133B2/ja
Priority to EP13197692.0A priority patent/EP2746874A3/en
Priority to US14/109,351 priority patent/US9575526B2/en
Publication of JP2014119437A publication Critical patent/JP2014119437A/ja
Publication of JP2014119437A5 publication Critical patent/JP2014119437A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6020133B2 publication Critical patent/JP6020133B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)

Description

本発明は、発電機能付き電子機器および発電機能付き電子機器の制御方法に関する。
発電機能を備えた時計は、電池交換が不要な利点を備えるため、広く利用されるようになった。
発電機能付き電子時計においては、発電手段で発電された電力を蓄電手段に充電して利用している。従って、発電していない場合は、蓄電手段に蓄えられた電力を利用して指針の運針などを行っている。
このような発電機能付き電子時計において、蓄電手段の電圧が低い場合に時計の運針を停止し、運針停止時に発電状態を検出した場合には、その際の初期電圧を検出し、初期電圧が予め設定された運転再開電圧よりも高い場合には、その後発電が停止した場合でも予め設定された所定時間は運針を継続することで、利便性を向上させたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2011−149848号公報
上記特許文献1は、所定時間経過時の蓄電手段の電圧が前記初期電圧よりも高い場合には通常運針に移行し、初期電圧よりも低い場合には運針を停止していた。このため、所定時間経過時の蓄電手段の電圧が比較的高く、運針を継続できる場合でも初期電圧未満に低下している場合には運針を停止していた。
このことは、時計を利用していない場合には、無駄な電力消費を抑制できる利点があるが、時計を利用している場合には発電によって蓄電手段の電圧を高める必要があり、利便性が低下する場合も考えられる。
本発明は、充電検出時の蓄電手段の電圧に応じて運転持続時間を適切に調整できて利便性を高めることができる発電機能付き電子機器および発電機能付き電子機器の制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、発電手段と、前記発電手段で発電された電気エネルギーを蓄積する蓄電手段と、前記蓄電手段に蓄積された前記電気エネルギーで運転される装置と、前記発電手段から前記蓄電手段への充電状態を検出する充電検出手段と、前記蓄電手段の電圧を検出する電圧検出手段と、前記装置の運転持続時間の表示を指示する表示操作手段と、前記装置の運転持続時間を表示する持続時間表示手段と、前記装置の運転状態を制御する運転制御手段とを備え、前記運転制御手段は、前記装置を運転停止状態に制御する運転停止部と、前記装置が運転停止状態となっている場合に、前記装置の運転を再開する運転再開部と、前記表示操作手段が操作された場合に、前記持続時間表示手段を作動して運転持続時間を表示する持続時間表示制御部と、前記運転持続時間の残存時間を計時するタイマーと、前記タイマーの作動中に前記充電検出手段で充電状態を検出した場合に、前記タイマーの残存時間を更新するタイマー更新部とを備え、前記運転再開部は、前記充電検出手段で充電状態を検出した際に、前記電圧検出手段で検出された検出電圧が運転再開電圧よりも大きい場合は、前記装置の運転を再開し、前記検出電圧に応じた運転持続時間を設定して前記タイマーを作動させ、前記運転停止部は、前記タイマーの残存時間が0になった場合に前記装置を運転停止状態に制御し、前記持続時間表示制御部は、前記表示操作手段が操作された場合に、前記電圧検出手段で検出された検出電圧に応じた運転持続時間を前記持続時間表示手段で表示し、かつ、前記運転持続時間を設定して前記タイマーを作動させ、前記タイマー更新部は、前記電圧検出手段で検出された検出電圧に応じた運転持続時間が、前記作動中のタイマーの残存時間よりも長い場合は、前記タイマーの残存時間を前記検出電圧に応じた運転持続時間に更新し、前記検出電圧に応じた運転持続時間が、前記作動中のタイマーの残存時間以下の場合は、前記作動中のタイマーをそのまま作動させることを特徴とする。
本発明によれば、持続時間表示制御部およびタイマー更新部を備えているので、運転持続時間の表示を適切に行うことができるとともに、表示された持続時間よりも短い時間で運転が停止することを防止でき、さらに充電状態が検出された場合には、検出電圧に応じて運転持続時間を適切に調整することができ、利便性を向上できる。
すなわち、表示操作手段が操作された際に、電圧検出手段で検出した検出電圧に応じた運転持続時間を持続時間表示手段で表示する。このため、利用者が運転持続時間を確認したい場合には、その時点での蓄電電圧に基づいて運転持続時間を適切に表示できる。
また、タイマー更新部は、充電状態を検出した場合のみ実行されるので、電子機器を使用していない場合のように充電状態が検出されない場合は、蓄電電圧でタイマーが更新されることがないため、設定した持続時間以上、運転を継続して無駄に電力を消費することも防止できる。このため、運転停止時に蓄電手段の電圧が運転再開電圧よりも低下することを防止でき、運転再開時に即座に運転を開始でき、利便性を向上できる。
さらに、タイマー更新部は、検出電圧に基づく運転持続時間が、作動中のタイマーの残存時間よりも長い場合のみタイマーを更新するため、表示した持続時間よりも短い時間で運転が停止することも防止でき、利便性を向上できる。
本発明において、前記運転持続時間は、予め区分された複数の電圧範囲毎に設定され、前記検出電圧に応じた運転持続時間は、前記検出電圧が該当する電圧範囲に設定された運転持続時間であることが好ましい。
検出電圧に応じて運転持続時間を設定する場合に、複数の電圧範囲を設定し、電圧範囲に応じて運転持続時間を設定すれば、検出電圧がどの電圧範囲に該当するかを判定するだけで運転持続時間を設定できるため、容易に制御できる。
また、設定される運転持続時間を、3〜4種類程度に抑えることができるので、専用の持続時間表示手段を設けずに、秒針などを利用して異なる運針を行うことでも表示することができる。
本発明において、前記タイマーは、前記複数の電圧範囲に対応する複数のタイマーを備えて構成され、検出電圧に応じた運転持続時間を設定する場合には、その検出電圧が含まれる電圧範囲に対応するタイマーと、その電圧範囲よりも低い電圧範囲に対応するタイマーとを組み合わせて運転持続時間を設定することが好ましい。
前記タイマーは電圧範囲に一対一で対応して設けられる。このため、例えば、順次電圧が高くなる第1,第2,第3,第4の4つの電圧範囲を設定した場合、各電圧範囲に対応して、第1,第2,第3,第4の4つのタイマーが設定される。
そして、検出電圧が第3電圧範囲に該当する場合は、第3タイマーと、第3電圧範囲よりも低い電圧範囲である第1,2電圧範囲に対応する第1,2タイマーとを組み合わせて運転持続時間を設定する。なお、この場合、第1タイマーが1日、第2タイマーが6日、第3タイマーが23日の時間を計時するものであれば、第1〜第3タイマーによって合計30日の運転持続時間が設定される。
このように複数のタイマーを用意し、これらを連携させて運転持続時間を設定すれば、一つのタイマーのみを設けて異なる運転持続時間を設定する場合に比べて、タイマーの設計構造を簡略化できる。
本発明において、前記タイマーは、通常運転モードの残存時間を計時するタイマーと、低電圧状態を警告するBLD運転モードの残存時間を計時するタイマーとを備え、前記運転制御手段は、通常運転モードの残存時間を計時するタイマーの残存時間が0時間になった場合、前記BLD運転モードで前記装置を運転し、前記運転停止部は、BLD運転モードの残存時間を計時するタイマーの残存時間が0時間になった場合に、前記装置を運転停止状態に制御することが好ましい。
BLD運転モードを備えていれば、運転持続時間の残存時間が0時間になった場合に、いきなり運転を停止するのではなく、利用者に対して蓄電手段の電圧が低下していることを警告してから運転を停止できる。このため、利用者は、発電手段による発電操作を行って運転停止を未然に防止することもでき、利便性を向上できる。
本発明において、前記装置は、時刻を表示する時刻表示手段であり、前記運転制御手段は、前記時刻表示手段で表示される時刻を修正する時刻修正状態になった場合も、前記タイマーの作動を継続することが好ましい。
本発明によれば、時刻修正状態にしたまま、電子機器を放置した場合でも、タイマーが作動し続け、持続時間が0になれば運転を停止するので、蓄電手段の電圧が著しく低下することを防止できる。
本発明は、発電手段と、前記発電手段で発電された電気エネルギーを蓄積する蓄電手段と、前記蓄電手段に蓄積された前記電気エネルギーで運転される装置と、前記発電手段から前記蓄電手段への充電状態を検出する充電検出手段と、前記蓄電手段の電圧を検出する電圧検出手段と、前記装置の運転持続時間の表示を指示する表示操作手段と、前記装置の運転持続時間を表示する持続時間表示手段と、前記装置の運転状態を制御する運転制御手段とを備える発電機能付き電子機器の制御方法であって、前記運転制御手段は、前記運転持続時間の残存時間を計時するタイマーを備え、前記表示操作手段が操作された場合に、前記電圧検出手段で検出された検出電圧に応じた運転持続時間を前記持続時間表示手段で表示し、かつ、前記運転持続時間を設定して前記タイマーを作動させる持続時間表示処理と、前記電圧検出手段で検出された検出電圧に応じた運転持続時間が、前記作動中のタイマーの残存時間よりも長い場合は、前記タイマーの残存時間を前記検出電圧に応じた運転持続時間に更新し、前記検出電圧に応じた運転持続時間が、前記作動中のタイマーの残存時間以下の場合は、前記作動中のタイマーをそのまま作動させるタイマー更新処理と、前記タイマーの残存時間が0になった場合に前記装置を運転停止状態に制御する運転停止処理と、前記充電検出手段で充電状態を検出した際に、前記電圧検出手段で検出された検出電圧が運転再開電圧よりも大きい場合は、前記装置の運転を再開し、前記検出電圧に応じた運転持続時間を設定して前記タイマーを作動させる運転再開処理と、を実行することを特徴とする。
本発明によれば、前記発電機能付き電子機器と同じ作用効果を奏することができる。
実施形態における発電機能付き電子時計の構成を示すブロック図。 前記実施形態における電子時計の回路ブロック図。 前記実施形態における電子時計の文字板部分を示す図。 前記実施形態における発電手段の構成を示す図。 二次電池の電圧と持続時間との関係を示すグラフ。 前記実施形態における運転停止モードの処理を示すフローチャート。 前記実施形態における通常運転モードの処理を示すフローチャート。 前記実施形態におけるタイマー更新処理を示すフローチャート。 前記実施形態における持続時間表示処理を示すフローチャート。 前記実施形態におけるBLD運転モードの処理を示すフローチャート。
以下、本発明の発電機能付き電子機器を電子時計1に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
[電子時計の全体構成]
電子時計1は、図1に示すように、回転錘2、りゅうず3、発電手段4、整流手段5、充電検出手段6、蓄電手段である二次電池7、表示操作手段であるボタン8、発振手段12、分周手段13、運転制御手段である時刻表示制御手段14、時刻表示用モーター駆動手段15、時刻表示用モーター16を備えている。
電子時計1は、さらに、二次電池7の電圧を検出する電圧検出手段である電池電圧検出手段71を備えている。
ここで、図2のハードウェア構成図にも示すように、充電検出手段(充電検出回路)6、分周手段(分周回路)13、モーター駆動手段(モーター制御回路)15、電池電圧検出手段(電池電圧検出回路)71は、ロジックIC(Integrated Circuit)からなる制御回路(制御手段)101に接続されている。この制御回路101によって前記時刻表示制御手段14が実現されている。
なお、ロジックICの代わりに、CPU(central processing unit)、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を設けてもよい。この場合、時刻表示制御手段14は、CPU、ROM、RAMを用い、所定のソフトウェアを実行させることによって実現することができる。
電子時計1は、図3に示すように、時針21、分針22、秒針23からなる時刻表示用指針20を備えており、この時刻表示用指針20は前記時刻表示用モーター16によって駆動される。
なお、文字板24の3時位置には窓241が形成され、文字板24の裏面に配置された日車によって日付が表示可能とされている。この日車は、前記時刻表示用モーター16に連動している。
このように構成される電子時計1においては、前記発振手段12、分周手段13、時刻表示制御手段14を備えて計時制御手段が構成され、時刻表示用モーター駆動手段15、時刻表示用モーター16、時刻表示用指針20を備えて時刻表示手段が構成されている。そして、この時刻表示手段が、本発明において運転制御の対象となる装置を構成している。
また、時刻表示用モーター駆動手段15、時刻表示用モーター16、秒針23を備えて持続時間表示手段が構成されている。すなわち、持続時間表示手段は秒針23の動作によって運転持続時間(以下、持続時間と略する場合がある)を表示する。
時刻表示制御手段14は、時刻表示手段(装置)の運転を停止する運転停止部141と、運転を再開する運転再開部142と、分周手段13からの基準信号を利用して設定された時間を計測するタイマー(カウンター)143と、秒針23の駆動を制御して持続時間の表示制御を行う持続時間表示制御部145と、タイマー143の残存時間を更新するタイマー更新部146とを備えている。
[発電手段]
発電手段4は、図4にも示すように、時計1のケース内部に配置された回転錘2を用いた自動巻き発電と、りゅうず3を用いた手巻き発電とを行えるように構成されている。
すなわち、発電手段4は、発電装置40と、発電装置40に回転錘2からの機械的エネルギーを伝達する自動巻き発電用伝達手段46と、発電装置40にりゅうず3からの機械的エネルギーを伝達する手巻き発電用伝達手段47とを備えている。
なお、発電手段としては、手巻き発電用伝達手段47を備えずに、発電装置40および自動巻き発電用伝達手段46のみを備えるものでもよい。
発電装置40は、ローター41が回転可能に配置されたステーター42と、コイル43が巻回されたコイルブロック44とを備えた一般的な交流発電機である。
自動巻き発電用伝達手段46は、回転錘2と一体で回転する回転錘車461と、回転錘車461の回転が伝達される切換車463を備えている。切換車463はローター41のかなに噛み合い、回転錘2が回転すると、その回転力は回転錘車461、切換車463を介してローター41に伝達され、発電装置40において発電が行われる。
なお、切換車463は、図示しないラチェット車または滑り構造などによる干渉回避手段を備えた構成であり、手巻き発電時の力の伝達と、自動巻き発電時の回転錘の動きからの力の伝達が干渉しないように構成されている。
手巻き発電用伝達手段47は、巻真471、きち車472、丸穴車473、揺動車474、第一手巻伝え車475、第二手巻伝え車476、第三手巻伝え車477、前記切換車463を備えている。
そして、巻真471の先端にはりゅうず3が取り付けられているため、使用者がりゅうず3を回すと、巻真471が回転する。巻真471の回転は、きち車472、丸穴車473を介して揺動車474に伝達され、揺動車474の回転が第一手巻伝え車475に伝達され、第一手巻伝え車475の回転は、第二手巻伝え車476および第三手巻伝え車477を介して切換車463に伝達される。
この際、揺動車474は、巻真471の一方向への回転時にのみ第一手巻伝え車475のかな475Aと噛み合うようになっている。具体的には、揺動車474が取り付けられた受け478にはスリット478Aが設けられており、このスリット478A内に揺動車474の支持軸474Aが摺動自在に嵌め込まれている。従って、図4の場合でいえば、巻真操作により丸穴車473が時計方向に回転した場合には、揺動車474が反時計方向に回転しながら第一手巻伝え車475の中心側に移動し、かな475Aと噛み合う。一方、第一手巻伝え車475が切換車463側からの駆動により反時計方向に回転すると、揺動車474が時計方向に回転しながらかな475Aから離間し、第一手巻伝え車475との噛み合いが外れる。このような構成により、回転錘2の回転が巻真471に伝達されないようになっている。
なお、手巻き発電用伝達手段47を備えない場合は、前記揺動車474、第一手巻伝え車475、第二手巻伝え車476、第三手巻伝え車477は設ける必要が無い。
[整流手段]
整流手段5は、発電装置40から出力される交流電流を整流するものであり、全波整流回路、半波整流回路などの公知の整流回路が利用できる。
[充電検出手段]
充電検出手段6は、発電手段4で発電された電流が二次電池7に充電されているか否かを検出するものである。このため、充電検出手段6としては、整流手段5で整流された電流の大きさを検出する電流検出回路でもよいし、充電時に整流手段5で発生する電圧を検出する電圧検出回路でもよい。
従って、充電検出手段6は、従来から公知の各種電流検出回路や電圧検出回路が利用できる。例えば、電流検出回路としては、整流手段5および二次電池7間に配置された抵抗と、この抵抗を流れる電流を測定して発電電流のピーク値を検出するピーク検出回路と、ピーク検出回路で検出された値を閾値と比較する比較回路とを備えた電流検出回路等が利用できる。
このような構成の充電検出手段6は、二次電池7に充電される充電電流を確認している。なお、CPUを備える場合には、充電検出手段6は、CPUからの信号により、所定のサンプリングレート(サンプリング周期)で駆動され、二次電池7に充電される充電電流のサンプリングを行ってもよい。
また、電流検出回路としてピーク検出回路、比較回路を備える場合、ピーク検出回路では、整流手段5から出力された充電電流をサンプリングし、各サンプリングにおけるピーク値を検出する。比較回路では、ピーク検出回路で検出されたピーク値を、所定の閾値と比較し、その検出結果信号を時刻表示制御手段14に出力すればよい。
[蓄電手段]
蓄電手段は、充電電流(発電電流)を充電可能な二次電池7で構成されている。二次電池7は、例えば、リチウムイオン電池で構成されている。
そして、発電手段4の出力は、整流手段5で整流され、充電検出手段6を介して二次電池7に充電されている。なお、蓄電手段としては、二次電池7に限らず、キャパシターを利用してもよい。
[二次電池の電圧検出手段]
二次電池7の電圧は電池電圧検出手段71で検出される。電池電圧検出手段71は、二次電池7の電圧を所定のサンプリングタイミング(例えば2秒間隔)で検出する一般的な電圧検出手段で構成されている。
[計時制御手段および時刻表示手段]
通常の時刻を表示するための計時制御手段および時刻表示手段は、従来からある一般的なアナログ式クオーツ時計の構成であるため、詳細な説明は省略する。
すなわち、発振手段12は、水晶振動子および発振回路などで構成され、所定周波数の信号を出力する。分周手段13は、発振手段12からの信号を分周し、例えば1Hzの基準信号を出力する。
時刻表示制御手段14は、分周手段13の基準信号に基づいて時刻表示用モーター駆動手段15に駆動信号を出力する。通常、発振手段12から1Hzの基準信号が入力される毎に、駆動信号を出力する。時刻表示用モーター駆動手段15は、前記駆動信号に基づいて時刻表示用モーター16のモーターコイルに入力し、時刻表示用モーター16は時刻表示用指針20をステップ運針する。
なお、本実施形態では、前記発振手段12、分周手段13、時刻表示制御手段14などから時計用回路が構成される。
[運転停止部]
時刻表示制御手段14の運転停止部141は、後述するように、タイマー143で計時する持続時間が0時間になった際に、時刻表示用指針20の運針を停止するスリープモードに移行するように構成されている。なお、本実施形態では、タイマー143として、BLDカウンター143Eも備えており、通常運針での持続時間が0時間になった後、BLD表示モードでの処理を行う。このため、運転停止部141は、BLD表示モードでの作動するBLDカウンター143Eが0時間になると、運針を停止する。
また、前記スリープモードとしては、(A)時刻表示用モーター駆動手段15を停止して、指針20の運針は停止するが、発振手段12や分周手段13は作動して現在時刻は計時し続ける運針停止モードと、(B)より消費電力を低減するために、IC動作も停止して現在時刻の計時も停止するIC動作停止モード(IC動作停止機能)とがある。本実施形態のスリープモードでは、(B)IC動作停止モードが設定される。
なお、電子時計1は、これらの停止モードのいずれか一方を備えるものでもよいし、両方の停止モードを備えて利用者が停止モードを選択してもよい。さらに、両方の停止モードを備え、スリープモードに移行した直後は運針停止モードに移行し、運針停止モードが所定期間(例えば1週間)継続した場合にIC動作停止モードに自動的に移行するように制御してもよい。
[運転再開部]
時刻表示制御手段14の運転再開部142は、運転停止時(スリープモード時)に充電検出手段6において充電(発電手段4の発電)が検出され、この時の二次電池7の電圧が運転再開電圧であるシステム停止電圧Von以上であれば、即時に運針を再開するように構成されている。
なお、スリープモードがIC動作停止モードの場合は、現在時刻が不明であるため、運転再開部142は停止している指針20の運針をそのまま開始する。この場合、現在時刻と指針20が指示する時刻がずれていることが多いため、利用者がりゅうず3やボタン8を操作することで、時刻合わせを行う必要がある。このりゅうず3等で時刻修正操作を行っている間も、前記タイマー143の作動を継続し、持続時間の残存時間のカウントを継続するように設定している。
また、スリープモードが運針停止モードの場合は、現在時刻を計時しているため、運転再開部142は、時刻表示用モーター駆動手段15を作動して指針20を現在時刻に自動修正する。
[タイマー]
タイマー143は、運転持続時間をカウントするカウンターであり、本実施形態では、通常運転モードでの残存時間のカウント用と、電圧低下を警告する警告表示運転モード(BLD運転モード)での残存時間のカウント用のカウンターを用意している。
通常運転モードでの残存時間をカウントするカウンターとして、複数、具体的には4つのカウンター143A〜143Dが設けられている。これらのカウンター143A〜143Dは、セットされた初期値を順次減算してカウントするダウンカウンターである。
第1カウンター(第1タイマー)143Aは、1日(24時間)をダウンカウントする。また、第2カウンター(第2タイマー)143Bは6日の期間をダウンカウントし、第3カウンター(第3タイマー)143Cは23日の期間をダウンカウントし、第4カウンター(第4タイマー)143Dは150日の期間をダウンカウントする。
従って、第1〜4カウンター143A〜143Dによって、最大で1日+6日+23日+150日=180日の持続時間をカウントできる。
BLD運転モード用の残存時間をカウントするカウンターとして、BLDカウンター143Eが設けられている。BLDカウンター(BLDタイマー)143Eは24時間をダウンカウントする。BLDカウンター143Eは、指針20でBLD表示を行う期間を設定するものである。BLD表示とは、電池電圧低下表示(Battery Low Display)や、電池寿命切れ予告表示(battery life indicator)などと呼ばれる警告表示用の運針を行うことであり、例えば、秒針を2秒ごとに2秒分運針させて、通常の運針と異なる警告動作をさせている。これにより、利用者に対して電池電圧が低下していることを告知する。
なお、BLD表示を行わずに、運転を停止する場合には、タイマー143にBLDカウンター143Eを設けなくてもよい。
[持続時間表示制御部]
持続時間表示制御部145は、(A)秒針23を利用した運転持続時間のインジケーター表示機能と、(B)タイマー143の作動を制御する機能とを備える。
すなわち、持続時間表示制御部145は、ボタン8によって持続時間表示操作が行われると、電池電圧検出手段71で検出されている二次電池7の電圧を確認する。そして、持続時間表示制御部145は、二次電池7の電圧が、予め設定された複数の電圧範囲のいずれの範囲に該当するかを判定する。
ここで、本実施形態では、図5に示すように、連続する4つの電圧範囲Vr1〜Vr4を設定している。各電圧範囲の具体的な電圧値は、電子時計1の種類などで適宜設定されるが、例示すれば以下の通りである。
第1電圧範囲Vr1は、二次電池7の電圧がVBLD(例えば1.2V)以上、Vind1(例えば1.3V)未満である。
第2電圧範囲Vr2は、二次電池7の電圧がVind1(例えば1.3V)以上、Vind2(例えば1.4V)未満である。
第3電圧範囲は、二次電池7の電圧がVind2(例えば1.4V)以上、Vind3(例えば1.5V)未満である。
第4電圧範囲は、二次電池7の電圧がVind3(例えば1.5V)以上である。
なお、二次電池7の電圧がVBLD(例えば1.2V)未満、Von(例えば1.1V)以上の範囲は、BLD表示を行うBLD電圧範囲Vr0に設定している。
持続時間表示制御部145は、二次電池7の電圧がどの電圧範囲に該当するかを判定し、下記表1に示すように、各電圧範囲に設定されたインジケーター表示処理と、タイマー143での持続時間設定処理とを行う。
インジケーター表示の5秒とは、秒針23を5秒に早送り運針する運針方法である。すなわち、持続時間表示制御部145は、時刻表示用モーター駆動手段15を制御して、秒針23を5秒分早送りした後、早送り開始時点から5秒後まで停止する。
同様に、インジケーター表示の10秒とは、秒針23を10秒分だけ早送りした後、早送り開始時点から10秒後まで停止する運針方法であり、インジケーター表示の20秒とは、秒針23を20秒分だけ早送りした後、早送り開始時点から20秒後まで停止する運針方法であり、インジケーター表示の30秒とは、秒針23を30秒分だけ早送りした後、早送り開始時点から30秒後まで停止する運針方法である。
また、BLD表示は、前述したように、例えば、秒針23を2秒毎に2秒分だけ早送りする運針方法である。
また、持続時間表示制御部145は、検出した二次電池7の電圧が含まれる電圧範囲に対応するカウンターを作動し、タイマー143に運転持続時間を設定する。持続時間表示制御部145が作動するタイマー(カウンター)および設定する持続時間は、前記表1に記載したとおりである。
[タイマー更新部]
タイマー更新部146は、タイマー143(第1〜4カウンター143A〜143D)が作動中に充電検出手段6で充電状態を検出した場合に、所定の条件に該当すれば前記タイマー143の残存時間を更新する。
具体的には、タイマー更新部146は、電池電圧検出手段71で検出された二次電池7の検出電圧Vsに応じた運転持続時間が、作動中のタイマー143の残存時間よりも長い場合は、タイマー143の残存時間を前記検出電圧に応じた運転持続時間に更新する。
一方で、検出電圧に応じた運転持続時間が、前記作動中のタイマー143の残存時間以下の場合は、タイマー更新部146は前記作動中のタイマー143を更新せずに、そのまま作動させる。なお、検出電圧に応じた運転持続時間は、持続時間表示制御部145で設定される前記表1に示すものと同じである。
[電子時計1の動作説明]
次に、このような構成の電子時計1における動作に関して説明する。
[運転停止モードS1]
まず、時刻表示手段(装置)がIC動作停止状態の際の動作である運転停止モード(ステップ1、以下ステップを「S」と略す)について、図6のフローチャートに基づいて説明する。
なお、運転停止モードS1が実行されるのは、後述するように、通常運転の運転持続時間が0時間となり、さらにBLD表示用のカウンター143Eが0時間になった場合と、二次電池7の電圧がシステム停止電圧Von未満に低下した場合である。
時刻表示手段の運転が停止されて運転停止モードS1が実行されている場合、ICつまり時刻表示制御手段14の動作は停止されており、充電検出手段6のみが動作している。
このため、充電検出手段6は、充電状態が検出されたか否かをチェックしている(S2)。
S2で充電状態が検出されるまでは、充電検出手段6による充電検出のチェックを継続する。
一方、S2で充電状態が検出されると、充電検出手段6から検出信号が時刻表示制御手段14に入力されることで、IC動作停止機能が解除されて運転再開部142が動作し、運転再開部142は、充電検出時の二次電池7の電圧(検出電圧)Vsを電池電圧検出手段71で検出する(S3)。なお、RAM等のメモリーを備える場合、検出した電圧値をRAM等のメモリーに記憶してもよい。
次に、運転再開部142は、検出電圧Vsが第1〜第4電圧範囲Vr1〜Vr4およびBLD電圧範囲Vr0に該当するかを判定する。
具体的には、運転再開部142は、検出電圧Vsが第1電圧範囲に含まれるかを判断し(S4)、S4でNoの場合、検出電圧Vsが第2電圧範囲に含まれるかを判断する(S5)。さらに、S5でNoの場合、検出電圧Vsが第3電圧範囲に含まれるかを判断し(S6)、S6でNoの場合、検出電圧Vsが第4電圧範囲に含まれるかを判断する(S7)。ここで、第4電圧範囲は下限値(Vind3)のみが設定されているため、検出電圧VsがVind3以上であればS7でYesと判断される。
さらに、運転再開部142は、S7でNoの場合、つまり、検出電圧Vsが第1電圧範囲の下限値(VBLD)未満の場合、検出電圧VsがBLD電圧範囲に含まれるかを判断する(S8)。
ここで、BLD電圧範囲の下限値は、システム停止電圧Vonである。このシステム停止電圧Vonは、電子時計1のIC等の各電気回路を作動するために最低限必要な電圧であり、二次電池7の電圧がVon未満になると、発振手段12、分周手段13や制御回路101等も停止する。このため、S8でNoと判定された場合、運転再開部142は、時刻表示手段の運転を再開することなく、処理を終了する。
従って、システム停止電圧Vonは、運転再開を許可するか否かを判断するための運転再開電圧である。
[第1電圧範囲での起動処理]
検出電圧Vsが第1電圧範囲に含まれる場合(S4でYes)、運転再開部142は第1カウンター143Aに初期値をセットし、カウントをスタートする(S9)。第1カウンター143Aは、1日(24時間)をカウントするダウンカウンターである。このため、第1カウンター143Aには1日の運転持続時間を計時するための初期値がカウンタ値としてセットされ、1日の運転持続時間を計時するタイマー143が構成される。例えば、第1カウンター143Aが1秒毎にダウンカウントする場合、前記初期値は、60秒×60分×24時間=86400となる。従って、運転再開部142は、第1カウンター143Aに初期値86400をセットし、分周手段13から入力される1Hzの基準信号などを用いて、1秒毎にカウンター値を「1」ずつ減少させる。
ここで、第1電圧範囲の下限値であるVBLDは、二次電池7の電圧がVBLDである時に、発電手段4による発電が行われてない状態で、時刻表示用モーター16が二次電池7の電力のみで前記1日運転された時点で、前記二次電池7の電圧がシステム停止電圧Von未満にならないように設定されている。
[第2電圧範囲での起動処理]
検出電圧Vsが第2電圧範囲に含まれる場合(S5でYes)、運転再開部142は第1カウンター143Aおよび第2カウンター143Bに初期値をセットし、カウントをスタートする(S10)。第2カウンター143Bは、6日に対応する初期値がカウンタ値としてセットされる。従って、第1カウンター143Aおよび第2カウンター143Bによって、7日の運転持続時間を計時するタイマー143が構成される。
なお、複数のカウンターでタイマー143を構成する場合、カウントする期間が長いカウンターからダウンカウントをスタートする。このため、第1カウンター143Aおよび第2カウンター143Bを用いる第2電圧範囲では、最初に第2カウンター143Bでダウンカウントを行い、6日経過して第2カウンター143Bのカウンタ値が0になると、第1カウンター143Aでダウンカウントを行って1日をカウントする。すなわち、第1カウンター143Aおよび第2カウンター143Bによって、6日+1日=7日の期間がカウントされる。
ここで、第2電圧範囲の下限値であるVind1は、二次電池7の電圧がVind1である時に、発電手段4による発電が行われてない状態で、時刻表示用モーター16が二次電池7の電力のみで前記7日運転された時点で、前記二次電池7の電圧がVBLD未満にならないように設定されている。本実施形態では、Vind1は、約20日の持続時間を確保できる電圧に設定されている。
[第3電圧範囲での起動処理]
検出電圧Vsが第3電圧範囲に含まれる場合(S6でYes)、運転再開部142は第1カウンター143A、第2カウンター143Bおよび第3カウンター143Cを初期値にセットし、カウントをスタートする(S11)。第3カウンター143Cは、23日に対応する初期値がカウンタ値としてセットされる。従って、第1カウンター143A、第2カウンター143Bおよび第3カウンター143Cによって、30日の運転持続時間を計時するタイマー143が構成される。
そして、第3電圧範囲では、最初に第3カウンター143Cでダウンカウントを行い、23日経過して第3カウンター143Cのカウンタ値が0になると、第2カウンター143Bでダウンカウントを行う。次に、6日経過して第2カウンター143Bのカウンタ値が0になると、第1カウンター143Aでダウンカウントを行う。すなわち、第1カウンター143A、第2カウンター143B、第3カウンター143Cによって、23日+6日+1日=30日(1ヶ月)の期間がカウントされる。
ここで、第3電圧範囲の下限値であるVind2は、二次電池7の電圧がVind2である時に、発電手段4による発電が行われてない状態で、時刻表示用モーター16が二次電池7の電力のみで前記30日運転された時点で、前記二次電池7の電圧がVBLD未満にならないように設定されている。本実施形態では、Vind2は、約80日の持続時間を確保できる電圧に設定されている。
[第4電圧範囲での起動処理]
検出電圧Vsが第4電圧範囲に含まれる場合(S7でYes)、運転再開部142は第1カウンター143A、第2カウンター143B、第3カウンター143Cおよび第4カウンター143Dを初期値にセットし、カウントをスタートする(S12)。第4カウンター143Dは、150日に対応する初期値がカウンタ値としてセットされる。従って、第1カウンター143A、第2カウンター143B、第3カウンター143Cおよび第4カウンター143Dによって、180日の運転持続時間を計時するタイマー143が構成される。
そして、第4電圧範囲では、最初に第4カウンター143Dでダウンカウントを行い、150日経過して第4カウンター143Dのカウンタ値が0になると、第3カウンター143Cでダウンカウントを行う。次に、23日経過して第3カウンター143Cのカウンタ値が0になると、第2カウンター143Bでダウンカウントを行う。次に、6日経過して第2カウンター143Bのカウンタ値が0になると、第1カウンター143Aでダウンカウントを行う。すなわち、第1カウンター143A、第2カウンター143B、第3カウンター143C、第4カウンター143Dによって、150日+23日+6日+1日=180日(6ヶ月)の期間がカウントされる。
ここで、第4電圧範囲の下限値であるVind3は、二次電池7の電圧がVind3である時に、発電手段4による発電が行われてない状態で、時刻表示用モーター16が二次電池7の電力のみで前記180日運転された時点で、前記二次電池7の電圧がVBLD未満にならないように設定されている。本実施形態では、Vind3は、約200日の持続時間を確保できる電圧に設定されている。
時刻表示制御手段14は、運転再開部142によってS9〜S12の処理が行われると、後述する通常運転モードS20の処理に移行する。一方、時刻表示制御手段14は、検出電圧VsがBLD電圧範囲に含まれる場合(S8でYes)、後述するBLD運転モードS30の処理に移行する。
[通常運転モード]
次に、通常運転モードS20の処理について、図7を参照して説明する。
通常運転モードS20では、時刻表示制御手段14は、時刻表示用モーター駆動手段15を制御して通常運針の処理を行う(S21)。この通常運針処理は、運転停止部141で運転が停止されるまで継続される。ただし、後述する持続時間表示処理S50や、BLD運転モードS30では、通常の運針とは異なる指針駆動制御が行われる。
時刻表示制御手段14は、通常運転の持続時間が0時間になったか否かを判定する(S22)。具体的には、各電圧範囲で設定される持続時間は、最後に第1カウンター143Aが0になった時点で終了するため、第1カウンター143Aが0になったか否かを判定する。そして、S22でYesと判定した場合、時刻表示制御手段14は、後述するBLD運転モードを実行する(S30)。
一方、S22でNoと判定された場合、時刻表示制御手段14は、充電検出手段6の出力をチェックして充電状態を検出したかを判定する(S23)。S23でYesと判定した場合、時刻表示制御手段14は、タイマー更新部146によって後述するタイマー更新処理S40を実行する。
一方、S23でNoと判定された場合、つまり充電検出が行われない場合は、前記タイマー更新処理S40は実行されることがない。
タイマー更新処理S40の実行後、あるいは、充電状態検出処理S23でNoと判定された場合は、時刻表示制御手段14は、ボタン8の操作によって持続時間表示操作が行われたか否かを判定する(S24)。S24でYesと判定した場合、持続時間表示制御部145は、後述する持続時間表示処理S50を実行し、通常運針処理(S21)に戻る。
一方、S24でNoと判定された場合、時刻表示制御手段14は、持続時間表示処理を実行せずに通常運針処理(S21)に戻る。
従って、通常運転モードS20は、通常運転持続時間が0時間になるまで継続して実行される。
[タイマー更新処理]
次に、タイマー更新処理S40の処理について、図8を参照して説明する。
タイマー更新処理S40が実行されると、タイマー更新部146は、電池電圧検出手段71で検出される二次電池7の電圧Vsを取得する(S41)。次に、タイマー更新部146は、検出電圧Vsがシステム停止電圧Von未満であるかを判定する(S42)。S42でYesと判定すると、運転停止部141が運針を停止し(S43)、運転停止時の動作処理である前述の運転停止モードS1を実行する。
一方、S42でNoと判定した場合、タイマー更新部146は、検出電圧VsがVBLD未満であるかを判定する(S44)。S44でYesと判定すると、時刻表示制御手段14はBLD運転モードS30を実行する。
なお、タイマー更新処理S40は、通常運転モード時で充電検出した場合に実行されるため、検出電圧Vsがシステム停止電圧Von未満になったり、VBLD未満になる可能性は殆どないが、本実施形態では電圧が低下した場合のエラー対策として、S42〜S44の処理を設定している。
次に、タイマー更新部146は、作動中のタイマー143があるかを確認する(S45)。ここで、通常運転モード時には、通常、図6に示す運転停止モードS1において初期値をセットされた一つ以上のカウンターで構成されるタイマー143が作動しているため、S45でYesと判定される。
その場合、タイマー更新部146は、作動中のタイマー143がカウントしている残り持続時間が、S41で検出した検出電圧Vsに応じて設定される運転持続時間つまり検出電圧Vsが含まれる第1〜第4電圧範囲によって設定されるタイマー143の初期値よりも長いかを判定する(S46)。
すなわち、タイマー更新部146は、作動中のタイマーを構成するカウンターに、検出電圧Vsが該当する電圧範囲よりも高い電圧範囲に対応するカウンターがあれば、S46でYesと判定する。
例えば、検出電圧Vsが第1電圧範囲の場合、対応する運転持続時間は1日である。従って、作動中のタイマー143の残り持続時間が1日よりも長い場合、S46ではYesと判定され、タイマー更新部146は、タイマー143を設定し直すことは行わずに、現在稼働中のタイマー143をそのまま利用する。なお、作動中のタイマーの残り持続時間が1日よりも長い場合は、第2カウンター143Bでダウンカウントが行われている場合や、第2カウンター143Bに初期値が設定され、第3カウンター143Cまたは第4カウンター143Dでダウンカウントが行われている場合である。従って、第2カウンター143Bが0時間になっているかを確認することで、作動中のタイマー143の残り持続時間が1日よりも長いかを判定できる。
同様に、検出電圧Vsが第2電圧範囲であり、作動中のタイマー143の残り持続時間が7日よりも長い場合も、S46ではYesと判定され、タイマー更新部146は、タイマー143を設定し直すことは行わずに、現在稼働中のカウンターをそのまま利用する。この場合も、第3カウンター143Cが0時間になっているかを確認することなどで判定できる。
また、検出電圧Vsが第3電圧範囲であり、作動中のタイマー143の残り持続時間が30日よりも長い場合も、S46ではYesと判定され、タイマー更新部146は、タイマー143を設定し直すことは行わずに、現在稼働中のカウンターをそのまま利用する。この場合も、第4カウンター143Dが0時間になっているかを確認することなどで判定できる。
すなわち、タイマー更新部146は、現在作動中のタイマー143が設定された際の検出電圧Vsよりも、現在の検出電圧Vsの電圧値が低下してより低い電圧範囲に該当する場合は、S46でYesと判定することがあり、その場合、作動中のタイマー143をそのまま利用する。
一方で、タイマー更新部146は、現在の検出電圧Vsに対応する運転持続時間が、現在作動中のタイマー143での残り持続時間よりも長い場合には、S46でNoと判定する。例えば、当初180日の持続時間が設定された後、充電検出が行われずに、175日間の運転が行われた場合、残り持続時間は5日になる。この際、利用者は、持続時間を延ばすために電子時計1を振動させたり、りゅうず3を操作して発電手段4で発電を行い、二次電池7を充電して電圧を高める場合がある。このようにして二次電池7の電圧を第2、3、4電圧範囲に向上させると、検出電圧に対応する持続時間は、7日、30日、180日と現在の残り持続時間5日よりも長くなる。この場合、S46でNoと判定される。
S45でNoと判定された場合と、S46でNoと判定された場合は、タイマー更新部146は、検出電圧Vsに対応するカウンター(タイマー143)の初期値をセットし、そのカウンターによるカウントをスタートする(S47)。
例えば、残り持続時間が5日間であり、検出電圧Vsが第3電圧範囲の場合、S46でNoと判定される。この場合、タイマー更新部146は、検出電圧Vsが含まれる第3電圧範囲に対応する設定されるタイマー143(第1カウンター143A、第2カウンター143B、第3カウンター143Cで構成されるタイマー143)に初期値をセットし、カウントをスタートする。
このS47の処理が行われた場合と、S46でYesと判定された場合は、時刻表示制御手段14は、タイマー更新部146によるタイマー更新処理S40を終了し、図7に示す通常運転モードS20に戻る。
[持続時間表示処理S50]
次に、持続時間表示処理S50の処理について、図9を参照して説明する。
持続時間表示処理S50が実行されると、持続時間表示制御部145は、電池電圧検出手段71で検出される二次電池7の電圧Vsを取得する(S51)。次に、持続時間表示制御部145は、検出電圧Vsが第1〜第4電圧範囲およびBLD電圧範囲に該当するかを判定する(S52〜S56)。
[第1電圧範囲での持続時間表示処理]
検出電圧Vsが第1電圧範囲に含まれる場合(S52でYes)、持続時間表示制御部145は第1カウンター143Aで構成されるタイマー143に初期値をセットし、カウントをスタートする(S57)。さらに、時刻表示用モーター駆動手段15を制御して、前述したインジケーターの5秒表示処理を実行する(S58)。
[第2電圧範囲での持続時間表示処理]
検出電圧Vsが第2電圧範囲に含まれる場合(S53でYes)、持続時間表示制御部145は第1カウンター143Aおよび第2カウンター143Bで構成されるタイマー143に初期値をセットし、カウントをスタートする(S59)。さらに、時刻表示用モーター駆動手段15を制御して、前述したインジケーターの10秒表示処理を実行する(S60)。
[第3電圧範囲での持続時間表示処理]
検出電圧Vsが第3電圧範囲に含まれる場合(S54でYes)、持続時間表示制御部145は第1カウンター143A、第2カウンター143Bおよび第3カウンター143Cで構成されるタイマー143に初期値をセットし、カウントをスタートする(S61)。さらに、時刻表示用モーター駆動手段15を制御して、前述したインジケーターの20秒表示処理を実行する(S62)。
[第4電圧範囲での持続時間表示処理]
検出電圧Vsが第4電圧範囲に含まれる場合(S55でYes)、持続時間表示制御部145は第1カウンター143A、第2カウンター143B、第3カウンター143Cおよび第4カウンター143Dで構成されるタイマー143に初期値をセットし、カウントをスタートする(S63)。さらに、時刻表示用モーター駆動手段15を制御して、前述したインジケーターの30秒表示処理を実行する(S64)。
なお、各インジケーター表示処理S58,S60,S62,S64は、通常、1回実行すれば良いが、所定時間(例えば1分間)や所定回数(例えば4回)継続してもよい。例えば、S58のインジケーター5秒表示は、秒針23を5秒分早送りして、早送り開始時点から5秒間停止する表示処理であるが、この処理を1回のみ行ってもよいし、1分間つまり12回行ってもよいし、4回など所定回数行ってもよい。
なお、検出電圧VsがBLD電圧範囲に含まれる場合(S56でYes)は、BLD運転モードS30が実行される。
また、S56でNoと判定された場合は、検出電圧Vsがシステム停止電圧Von未満であるため、運転停止部141が運針を停止し(S65)、運転停止時の動作処理である前述の運転停止モードS1を実行する。
以上の通り、持続時間表示処理S50では、タイマー143に検出電圧Vsに対応する持続時間がセットされて、その残り時間のカウントがスタートし、さらに、セットされた持続時間を表示するためのインジケーター表示が秒針23を利用して行われる。
[BLD運転モード]
次に、BLD運転モードS30について、図10を参照して説明する。なお、BLD運転モードS30は、前述したように、S8(図6)、S22(図7)、S44(図8)、S56(図9)において「Yes」と判定された場合に実行される。
時刻表示制御手段14は、BLD運転モードS30が実行されると、BLD運転の継続時間を設定するため、BLDカウンター143Eに初期値(本実施形態では24時間)をセットし、ダウンカウントをスタートする。
次に、時刻表示制御手段14は、BLD運針を実行する(S32)。BLD運針は、例えば、秒針23を2秒毎に2秒分早送りするものであり、利用者に対して通常運針と異なるBLD運針が実行されていることを知らせることができればよい。
次に、時刻表示制御手段14は、発電手段4から二次電池7への充電検出があったかを判定する(S33)。ここで、充電検出有りと判定した場合、時刻表示制御手段14は、検出電圧VsがVBLD未満であるかを判定する(S34)。
S34でNoと判定した場合、つまり二次電池7の電圧がBLD電圧範囲よりも高いレベルに復帰している場合には、時刻表示制御手段14は前述の通常運転モードS20を実行する。
S33でNoと判定された場合や、S34でYesと判定された場合は、時刻表示制御手段14は、BLDカウンター143Eの残り時間が0時間よりも大きいか否かを判定する(S35)。
S35でYesと判定した場合は、BLD運転期間が残っているので、S32の処理に戻ってBLD運針を継続する。
一方、S35でNoと判定した場合は、BLD運転期間が終了したので、運転停止部141は、運針を停止し(S36)、前述した運転停止モードS1を実行する。
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)持続時間表示制御部145およびタイマー更新部146を備えているので、運転持続時間の表示を行った場合に、表示された持続時間よりも短い時間で運転が停止することを防止できるとともに、二次電池7が充電された場合には、二次電池7の電圧に応じて運転持続時間を適切に調整することができ、利便性を向上できる。
すなわち、ボタン8の操作で持続時間表示処理S50を行った場合、持続時間表示制御部145は、検出電圧Vsに応じてタイマー143を設定し直し、その検出電圧Vsに応じた持続時間を表示している。そして、タイマー更新部146は、充電状態が検出された場合のみ動作するため、発電手段4で発電が行われない場合は、表示した持続時間が経過した時点で通常運転を終了し、BLD運転モードに移行できる。
このため、発電手段4が作動されておらず、電子時計1が利用されていない可能性が高い場合には、運転状態を必要以上に継続して二次電池7の電圧がシステム停止電圧Von未満に低下することを防止できる。また、発電手段4が作動されて電子時計1が利用されている可能性が高い場合には、二次電池7の電圧に応じて持続時間を更新するため、電子時計1の利用中に運転が停止することも防止でき、利便性を向上できる。
例えば、タイマー更新部146を充電状態が検出されていない場合でも動作させると、検出電圧Vsが同じ電圧範囲に維持されている限り、持続時間が常に更新されるため、二次電池7の電圧がVBLD未満に低下するまで通常運転が継続してしまう。充電状態を検出できない場合は、電子時計1を利用していない可能性が高いため、無駄に電力を消費してしまうとともに、運転停止時の二次電池7の電圧が低くなり、運転再開時に二次電池7を充電しなければならない可能性が高く、電子時計1を即座に利用できないデメリットがある。
これに対し、本実施形態では、タイマー更新部146は、充電状態が検出された場合のみ動作するため、電子時計1で充電検出が行われない場合は、設定した持続時間が経過する時点でBLD運転モードS30に移行して運転を停止することができ、運転停止時の二次電池7の電圧も高く維持でき、運転再開時には電子時計1を即座に利用できる。
(2)さらに、タイマー更新部146は、検出電圧Vsに対応する持続時間が、作動中のタイマー143の残り持続時間よりも長い場合のみ、新たにタイマー143の持続時間をセットし直している。
このため、表示した持続時間が経過する前に通常運転が終了してしまう不都合を防止できる。例えば、持続時間表示処理S50での検出電圧がVind3よりも僅かに高いため、持続時間が180日に設定された後、10日間運転された時点で充電検出が行われ、検出電圧Vsが第3電圧範囲になった場合、タイマーをその時点の検出電圧Vsに対応する持続時間に自動的に切り換えると、残り持続時間が170日であったものが30日に短縮してしまう。このため、利用者が認識していた持続時間よりも短い時点で通常運転が終了してしまうため、利用者は表示される持続時間を信頼できず、結果として利便性を損なう。
これに対し、本実施形態では、検出電圧Vsによる持続時間が、作動中のタイマー143の残り持続時間よりも短い場合は、作動中のタイマー143を継続して使用するため、表示した持続時間は運転を継続でき、利便性も向上できる。
(3)さらに、タイマー更新部146は、検出電圧Vsに対応する持続時間が、作動中のタイマー143の残り持続時間よりも長い場合に、新たにタイマー143の持続時間をセットし直す。このため、利用者が、持続時間を延ばすことを目的に、電子時計1を振って回転錘2を回転させることなどによる手動発電操作を行い、二次電池7の電圧が上昇した場合には、その電圧値に応じた持続時間を新たにセットすることができる。従って、持続時間を延ばすために発電操作を行った利用者の期待に対応することができ、この点でも利便性を向上できる。
(4)運転停止状態(スリープモード)から運転を再開する際に、その運転再開時の二次電池7の電圧Vsを検出し、その電圧に応じて、タイマーとして稼動させるカウンターを選択している。すなわち、検出電圧Vsが高いほど、持続時間の長いタイマーを稼動させている。このため、検出電圧Vsに応じて適切な運転再開処理を行うことができる。
特に、検出電圧Vsに応じて運転持続時間を設定できるので、発電手段4で発電が行われずに二次電池7に充電された電力のみで運転が前記持続時間だけ行われても、二次電池7の電圧がシステム停止電圧VonやBLD電圧範囲に低下することがないように設定できる。このため、運転停止中も、二次電池7をVBLD以上に維持することができ、発電手段4による発電が行われて充電状態が検出された際には、即座に運針を再開できて利用者は時間を確認でき、利便性を向上できる。
(5)タイマー143として、第1〜4カウンター143A〜143Dの4つのタイマー(カウンター)を設け、さらに各カウンター143A〜143Dは、各電圧範囲Vr1〜Vr4に対応して設定しているので、一つのタイマーのみを設けて異なる持続時間をカウントする場合に比べて、タイマー143の設計構造を簡略化できる。
すなわち、一つのタイマーで複数の持続時間を管理する場合、異なる持続時間を設定できるように設計しなければならない。これに対し、本実施形態では、各カウンター143A〜143Dでカウント可能な最大値である初期値のセットを行うだけでよく、タイマーの設計構造を簡略化できる。
(6)本実施形態では、りゅうず3等による時刻修正操作時もタイマー143の動作を継続している。このため、たとえば、りゅうず3を2段引きして時刻修正状態にしたまま、電子時計1を放置した場合でも、タイマー143が動作し、持続時間が0になれば運転を停止するので、二次電池7の電圧がシステム停止電圧Von以下に低下してしまうことを防止できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、検出電圧Vsに応じてタイマー143で設定した通常運転の持続時間が0時間になった時点で通常運転を停止してBLD運転モードに移行し、BLD運転モードで所定時間(前記実施形態では24時間)経過した場合に運転を停止していたが、BLD運転モードに移行することなく、通常運転の持続時間が0時間になった時点で運転を停止してもよい。
検出電圧Vsを判定する電圧範囲は第1〜第4電圧範囲に限定されない。これらの電圧範囲の数や、各電圧範囲を設定する具体的な電圧値は、電子時計1の種類や二次電池7などの充電手段の特性に基づいて適宜設定すればよい。
さらに、検出電圧Vsに応じた持続時間を求める方法としては、電圧範囲を設定するものに限定されない。例えば、検出電圧Vsの値を代入することで持続時間を演算できる演算式を設定してもよい。
また、タイマー143としては、各電圧範囲に対応するカウンター143A〜143Dを組み合わせていたが、各電圧範囲の持続時間を計時するカウンターを個別に用いるものでもよい。例えば、1日を計時するカウンターと、7日を計時するカウンターと、30日を計時するカウンターと、180日を計時するカウンターとを用意し、いずれか1つのカウンターを選択して用いるようにしてもよい。
さらに、タイマー143は、複数の持続時間を計時可能に構成した1つのカウンターで構成してもよい。
また、持続時間表示手段としては、秒針23を用いたものに限らず、持続時間表示用の専用の指針を設けて表示してもよい。さらに、液晶ディスプレイ等の表示手段において、数字や、インジケーターなどを用いて表示してもよい。
発電装置40としては、前記実施形態のような手巻き発電装置や自動巻き発電装置の他に、外部交流磁界による発電装置、ソーラー発電装置、温度差発電装置等の各種の発電装置が利用できる。また、電子時計1には、前記各種の発電装置を1種類組み込んでもよいし、複数種類の発電装置を組み合わせてもよい。
また、本発明は、腕時計に限らず、発電機能を備えていれば、懐中時計、置時計、掛け時計などの他の時計にも適用できる。さらに、本発明は、前記実施形態のような電子制御式機械時計に適用するものに限らず、置き時計、クロック等の各種時計、携帯型時計、携帯型の血圧計、携帯電話機、ページャー、歩数計、電卓、携帯用パーソナルコンピュータ、電子手帳、携帯ラジオ、オルゴール、メトロノーム、電気かみそり等の各種の電子機器にも適用することができる。特に、発電機能を備え、常時使用されるのではなく、必要な場合に利用される携帯型の電子機器に適している。
1…電子時計、4…発電手段、6…充電検出手段、7…二次電池、14…時刻表示制御手段、15…時刻表示用モーター駆動手段、16…時刻表示用モーター、20…時刻表示用指針、23…秒針、40…発電装置、71…電池電圧検出手段、141…運転停止部、142…運転再開部、143…タイマー、143A…第1カウンター、143B…第2カウンター、143C…第3カウンター、143D…第4カウンター、143E…BLDカウンター、145…持続時間表示制御部、146…タイマー更新部。

Claims (6)

  1. 発電手段と、
    前記発電手段で発電された電気エネルギーを蓄積する蓄電手段と、
    前記蓄電手段に蓄積された前記電気エネルギーで運転される装置と、
    記蓄電手段の充電状態を検出する充電検出手段と、
    前記蓄電手段の電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記装置の運転持続時間の表示を指示する表示操作手段と、
    前記装置の運転持続時間を表示する持続時間表示手段と、
    前記装置の運転状態を制御する運転制御手段とを備え、
    前記運転制御手段は、
    前記装置を運転停止状態に制御する運転停止部と、
    前記装置が運転停止状態となっている場合に、前記装置の運転を再開する運転再開部と、
    前記表示操作手段が操作された場合に、前記持続時間表示手段を作動して運転持続時間を表示する持続時間表示制御部と、
    前記運転持続時間の残存時間を計時するタイマーと、
    前記タイマーの作動中に前記充電検出手段で充電状態を検出した場合に、前記タイマーの残存時間を更新するタイマー更新部とを備え、
    前記運転再開部は、前記充電検出手段で充電状態を検出した際に、前記電圧検出手段で検出された検出電圧が運転再開電圧よりも大きい場合は、前記装置の運転を再開し、前記検出電圧に応じた運転持続時間を設定して前記タイマーを作動させ、
    前記運転停止部は、前記タイマーの残存時間が0になった場合に前記装置を運転停止状態に制御し、
    前記持続時間表示制御部は、前記表示操作手段が操作された場合に、前記電圧検出手段で検出された検出電圧に応じた運転持続時間を前記持続時間表示手段で表示し、かつ、前記運転持続時間を設定して前記タイマーを作動させ、
    前記タイマー更新部は、
    前記電圧検出手段で検出された検出電圧に応じた運転持続時間が、前記作動中のタイマーの残存時間よりも長い場合は、前記タイマーの残存時間を前記検出電圧に応じた運転持続時間に更新
    ことを特徴とする発電機能付き電子機器。
  2. 請求項1に記載の発電機能付き電子機器において、
    前記運転持続時間は、予め区分された複数の電圧範囲毎に設定され、
    前記検出電圧に応じた運転持続時間は、前記検出電圧が該当する電圧範囲に設定された運転持続時間である
    ことを特徴とする発電機能付き電子機器。
  3. 請求項2に記載の発電機能付き電子機器において、
    前記タイマーは、前記複数の電圧範囲に対応する複数のタイマーを備えて構成され、検出電圧に応じた運転持続時間を設定する場合には、その検出電圧が含まれる電圧範囲に対応するタイマーと、その電圧範囲よりも低い電圧範囲に対応するタイマーとを組み合わせて運転持続時間を設定する
    ことを特徴とする発電機能付き電子機器。
  4. 請求項2または請求項3に記載の発電機能付き電子機器において、
    前記タイマーは、通常運転モードの残存時間を計時するタイマーと、低電圧状態を警告するBLD運転モードの残存時間を計時するタイマーとを備え、
    前記運転制御手段は、通常運転モードの残存時間を計時するタイマーの残存時間が0時間になった場合、前記BLD運転モードで前記装置を運転し、
    前記運転停止部は、BLD運転モードの残存時間を計時するタイマーの残存時間が0時間になった場合に、前記装置を運転停止状態に制御する
    ことを特徴とする発電機能付き電子機器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の発電機能付き電子機器において、
    前記装置は、時刻を表示する時刻表示手段であり、
    前記運転制御手段は、前記時刻表示手段で表示される時刻を修正する時刻修正状態になった場合も、前記タイマーの作動を継続する
    ことを特徴とする発電機能付き電子機器。
  6. 発電手段と、
    前記発電手段で発電された電気エネルギーを蓄積する蓄電手段と、
    前記蓄電手段に蓄積された前記電気エネルギーで運転される装置と、
    記蓄電手段の充電状態を検出する充電検出手段と、
    前記蓄電手段の電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記装置の運転持続時間の表示を指示する表示操作手段と、
    前記装置の運転持続時間を表示する持続時間表示手段と、
    前記装置の運転状態を制御する運転制御手段とを備える発電機能付き電子機器の制御方法であって、
    前記運転制御手段は、前記運転持続時間の残存時間を計時するタイマーを備え、
    前記表示操作手段が操作された場合に、前記電圧検出手段で検出された検出電圧に応じた運転持続時間を前記持続時間表示手段で表示し、かつ、前記運転持続時間を設定して前記タイマーを作動させる持続時間表示処理と、
    前記電圧検出手段で検出された検出電圧に応じた運転持続時間が、前記作動中のタイマーの残存時間よりも長い場合は、前記タイマーの残存時間を前記検出電圧に応じた運転持続時間に更新する更新処理と、
    前記タイマーの残存時間が0になった場合に前記装置を運転停止状態に制御する運転停止処理と、
    前記充電検出手段で充電状態を検出した際に、前記電圧検出手段で検出された検出電圧が運転再開電圧よりも大きい場合は、前記装置の運転を再開し、前記検出電圧に応じた運転持続時間を設定して前記タイマーを作動させる運転再開処理と、
    を実行することを特徴とする発電機能付き電子機器の制御方法。
JP2012277363A 2012-12-19 2012-12-19 発電機能付き電子機器および発電機能付き電子機器の制御方法 Active JP6020133B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012277363A JP6020133B2 (ja) 2012-12-19 2012-12-19 発電機能付き電子機器および発電機能付き電子機器の制御方法
EP13197692.0A EP2746874A3 (en) 2012-12-19 2013-12-17 Electronic device having power generation function, control method of electronic device having power generation function, and portable electronic device having power generation function, and control method of portable electronic device having power generation function
US14/109,351 US9575526B2 (en) 2012-12-19 2013-12-17 Electronic device having power generation function, control method of electronic device having power generation function, and portable electronic device having power generation function, and control method of portable electronic device having power generation function

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012277363A JP6020133B2 (ja) 2012-12-19 2012-12-19 発電機能付き電子機器および発電機能付き電子機器の制御方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014119437A JP2014119437A (ja) 2014-06-30
JP2014119437A5 JP2014119437A5 (ja) 2015-10-29
JP6020133B2 true JP6020133B2 (ja) 2016-11-02

Family

ID=51174376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012277363A Active JP6020133B2 (ja) 2012-12-19 2012-12-19 発電機能付き電子機器および発電機能付き電子機器の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6020133B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5666783A (en) * 1979-11-02 1981-06-05 Seiko Instr & Electronics Ltd Digital electronic timepiece
JP3674466B2 (ja) * 1999-11-24 2005-07-20 セイコーエプソン株式会社 電圧検出装置、電池残量検出装置、電圧検出方法、電池残量検出方法、電子時計および電子機器
JP5098382B2 (ja) * 2007-03-14 2012-12-12 セイコーエプソン株式会社 発電機能付き電子時計
JP5211534B2 (ja) * 2007-04-03 2013-06-12 セイコーエプソン株式会社 発電機能付き電子時計
JP5310578B2 (ja) * 2010-01-22 2013-10-09 セイコーエプソン株式会社 発電機能付き電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014119437A (ja) 2014-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7876070B2 (en) Electronic timepiece with generator function
JP5098382B2 (ja) 発電機能付き電子時計
JP3419407B1 (ja) 電子機器および電子機器の受信制御方法
JP3454269B1 (ja) 電波修正時計および電波修正時計の制御方法
US9575526B2 (en) Electronic device having power generation function, control method of electronic device having power generation function, and portable electronic device having power generation function, and control method of portable electronic device having power generation function
US7933168B2 (en) Electronic timepiece with generator function
JP3551861B2 (ja) 計時装置及びその制御方法
US9442465B2 (en) Electronic timepiece and control method of electronic timepiece
JP5310578B2 (ja) 発電機能付き電子機器
JP6048118B2 (ja) 発電機能付き携帯電子機器
JP3830289B2 (ja) 電子機器および計時装置
US11703810B2 (en) Connected, mechanical winding watch
JP6020133B2 (ja) 発電機能付き電子機器および発電機能付き電子機器の制御方法
JP2005331461A (ja) 電波修正時計、その制御方法、その制御プログラム、記憶媒体
JP6546038B2 (ja) 電子時計および電子時計の制御方法
JP3654018B2 (ja) 計時装置および計時装置の制御方法
JP4349388B2 (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、計時装置、および計時装置の制御方法
JP2018169211A (ja) 電子機器
JP2005308396A (ja) 電子時計、その制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP2017161551A (ja) 電子時計
JP2004003929A (ja) 電波修正時計
JP2011247708A (ja) 電子時計
JP4055446B2 (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、計時装置、および計時装置の制御方法
JP2010243159A (ja) 時計
JP2001013273A (ja) 携帯電子機器、その制御方法、計時装置および携帯電子機器の検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150908

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6020133

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150