JPH04339767A - ヘッダー付き商品包装用袋およびその製造法 - Google Patents
ヘッダー付き商品包装用袋およびその製造法Info
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- JPH04339767A JPH04339767A JP3141221A JP14122191A JPH04339767A JP H04339767 A JPH04339767 A JP H04339767A JP 3141221 A JP3141221 A JP 3141221A JP 14122191 A JP14122191 A JP 14122191A JP H04339767 A JPH04339767 A JP H04339767A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装した商品を吊り下
げて陳列するためのヘッダー付き商品包装用袋、殊に厚
手の商品の包装に適した商品包装用袋に関するものであ
る。またそのようなヘッダー付き商品包装用袋を工業的
に製造する方法に関するものである。
げて陳列するためのヘッダー付き商品包装用袋、殊に厚
手の商品の包装に適した商品包装用袋に関するものであ
る。またそのようなヘッダー付き商品包装用袋を工業的
に製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】商品を陳列するに際し、商品を包装した
包装袋を吊り下げロッドに吊して陳列する方法が汎用さ
れている。この方法は、商品を床や台上に置く場合に比
し専有スペースを小さくできる上、展示高さが目の高さ
に近くなるので顧客の注意を引くという利点がある。
包装袋を吊り下げロッドに吊して陳列する方法が汎用さ
れている。この方法は、商品を床や台上に置く場合に比
し専有スペースを小さくできる上、展示高さが目の高さ
に近くなるので顧客の注意を引くという利点がある。
【0003】この吊り下げ方式に適した商品包装用袋と
して、袋の上部にヘッダーと称する吊り下げ片を設け、
そこに吊り下げロッド挿通用の孔を設けたものが用いら
れている。
して、袋の上部にヘッダーと称する吊り下げ片を設け、
そこに吊り下げロッド挿通用の孔を設けたものが用いら
れている。
【0004】実開昭52−159812号公報には、袋
表体と袋裏体とを2枚重ね合わせた筒袋の上部に吊下部
を、底を開閉自在に形成した吊下げ式商品包装袋におい
て、吊下部の巾を収容しようとする商品の巾とほぼ等し
くして商品を入れる前の筒袋の巾よりも狭く形成すると
共に、筒袋の吊下部との連設近傍部分の巾が吊下部に近
づくに従い漸次狭巾になるように斜めに形成した吊下げ
式商品包装袋が示されている。このような構成にすると
、商品を収容したとき商品の厚みの分だけ商品収容筒袋
の巾が狭まるので、吊下部と筒袋との巾がほぼ等しくな
る。
表体と袋裏体とを2枚重ね合わせた筒袋の上部に吊下部
を、底を開閉自在に形成した吊下げ式商品包装袋におい
て、吊下部の巾を収容しようとする商品の巾とほぼ等し
くして商品を入れる前の筒袋の巾よりも狭く形成すると
共に、筒袋の吊下部との連設近傍部分の巾が吊下部に近
づくに従い漸次狭巾になるように斜めに形成した吊下げ
式商品包装袋が示されている。このような構成にすると
、商品を収容したとき商品の厚みの分だけ商品収容筒袋
の巾が狭まるので、吊下部と筒袋との巾がほぼ等しくな
る。
【0005】そのほか多数のヘッダー付き商品吊下げ包
装袋が提案されており、その形状に特色があるもの、開
閉自在のもの、袋が連設されているもの、吊り下げ孔を
フック形式にしたものなどがあるが、ヘッダーに袋が吊
持されている基本的な構成は上記の実開昭52−159
812号公報のものと変わらない。
装袋が提案されており、その形状に特色があるもの、開
閉自在のもの、袋が連設されているもの、吊り下げ孔を
フック形式にしたものなどがあるが、ヘッダーに袋が吊
持されている基本的な構成は上記の実開昭52−159
812号公報のものと変わらない。
【0006】厚手の商品を対象としたものについても、
実開昭58−91543号公報、実開昭58−9464
6号公報、実開昭58−94647号公報、実開昭64
−9168号公報をはじめ種々のヘッダー付き商品包装
用袋が提案されている。これらはいずれも、図9に斜視
図を示したように包装袋の上部背後側にヘッダーが設け
られており、このような形態が従来の代表的な厚手商品
用のヘッダー付き商品包装用袋であるということができ
る。
実開昭58−91543号公報、実開昭58−9464
6号公報、実開昭58−94647号公報、実開昭64
−9168号公報をはじめ種々のヘッダー付き商品包装
用袋が提案されている。これらはいずれも、図9に斜視
図を示したように包装袋の上部背後側にヘッダーが設け
られており、このような形態が従来の代表的な厚手商品
用のヘッダー付き商品包装用袋であるということができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の代表的な厚手商
品用のヘッダー付き商品包装用袋は、先にも述べたよう
に包装袋の上部背後側にヘッダーが設けられている。し
かるに、これを吊り下げロッドに挿通して展示に供した
場合、ヘッダーが商品の重心よりも後方に位置するため
全体が前のめりに傾くことを免かれない。このように前
のめりに傾いた状態での陳列は商品を見えにくくするた
め、顧客にとっては購買意欲が減殺し、商店側にとって
は売上げ減につながる。
品用のヘッダー付き商品包装用袋は、先にも述べたよう
に包装袋の上部背後側にヘッダーが設けられている。し
かるに、これを吊り下げロッドに挿通して展示に供した
場合、ヘッダーが商品の重心よりも後方に位置するため
全体が前のめりに傾くことを免かれない。このように前
のめりに傾いた状態での陳列は商品を見えにくくするた
め、顧客にとっては購買意欲が減殺し、商店側にとって
は売上げ減につながる。
【0008】もしヘッダーを商品の厚み方向の中央に設
けることができれば上記の問題点は解消するが、ヘッダ
ーを商品の厚み方向の中央に設けた包装袋は、手工業的
にはともかく工業的規模で量産することが難しく、その
解決が強く要望されている。
けることができれば上記の問題点は解消するが、ヘッダ
ーを商品の厚み方向の中央に設けた包装袋は、手工業的
にはともかく工業的規模で量産することが難しく、その
解決が強く要望されている。
【0009】本発明は、このような背景下において、商
品の厚み方向の中央にヘッダーが位置するヘッダー付き
商品包装用袋を提供すること、およびそのような包装用
袋を工業的に量産することが可能な方法を提供すること
を目的とするものである。
品の厚み方向の中央にヘッダーが位置するヘッダー付き
商品包装用袋を提供すること、およびそのような包装用
袋を工業的に量産することが可能な方法を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のヘッダー付き商
品包装用袋は、二つ折りフィルム(1) の内部に折り
目(1a)に沿って帯状のヘッダー芯(2) が挿入さ
れた状態で該ヘッダー芯(2) の下辺に沿って二つ折
りフィルム(1) に横方向ヒートシール線(3) が
付されていると共に、ヘッダー芯封入部の両側が横方向
ヒートシール線(3) よりも上の位置で切り欠かれた
切り欠き部(4) となっており、かつヘッダー芯封入
部の切り欠き残部であるヘッダー(5) が下方に向け
て母体内に押し込まれた状態で二つ折りフィルム(1)
の両側縁に縦方向溶断シール線(6) が付されてお
り、さらに二つ折りフィルム(1) の下部は開放され
て商品挿入用の開口部(7) となっていることを特徴
とするものである。
品包装用袋は、二つ折りフィルム(1) の内部に折り
目(1a)に沿って帯状のヘッダー芯(2) が挿入さ
れた状態で該ヘッダー芯(2) の下辺に沿って二つ折
りフィルム(1) に横方向ヒートシール線(3) が
付されていると共に、ヘッダー芯封入部の両側が横方向
ヒートシール線(3) よりも上の位置で切り欠かれた
切り欠き部(4) となっており、かつヘッダー芯封入
部の切り欠き残部であるヘッダー(5) が下方に向け
て母体内に押し込まれた状態で二つ折りフィルム(1)
の両側縁に縦方向溶断シール線(6) が付されてお
り、さらに二つ折りフィルム(1) の下部は開放され
て商品挿入用の開口部(7) となっていることを特徴
とするものである。
【0011】また本発明のヘッダー付き商品包装用袋の
製造法は、 ・ 長尺の二つ折りフィルム(1) の内部に折り目
(1a)に沿って帯状のヘッダー芯(2) を挿入配置
する工程A、・ 挿入したヘッダー芯(2) の下辺
に沿って、二つ折りフィルム(1) に横方向ヒートシ
ール線(3) を付する工程B、 ・ ヘッダー芯封入部を横方向ヒートシール線(3)
よりも上の位置で間歇的に切り欠いて切り欠き部(4
) を形成する工程C、 ・ ヘッダー芯封入部の切り欠き残部であるヘッダー
(5) を下方に向けて母体内に押し込む工程D、・
上記の各切り欠き部(4) の中央のところで、二つ
折りフィルム(1) を縦方向に溶断シールし、両側縁
に縦方向溶断シール線(6) を有する単位袋を形成す
る工程E、をこの順に実施することを特徴とするもので
ある。
製造法は、 ・ 長尺の二つ折りフィルム(1) の内部に折り目
(1a)に沿って帯状のヘッダー芯(2) を挿入配置
する工程A、・ 挿入したヘッダー芯(2) の下辺
に沿って、二つ折りフィルム(1) に横方向ヒートシ
ール線(3) を付する工程B、 ・ ヘッダー芯封入部を横方向ヒートシール線(3)
よりも上の位置で間歇的に切り欠いて切り欠き部(4
) を形成する工程C、 ・ ヘッダー芯封入部の切り欠き残部であるヘッダー
(5) を下方に向けて母体内に押し込む工程D、・
上記の各切り欠き部(4) の中央のところで、二つ
折りフィルム(1) を縦方向に溶断シールし、両側縁
に縦方向溶断シール線(6) を有する単位袋を形成す
る工程E、をこの順に実施することを特徴とするもので
ある。
【0012】以下本発明を詳細に説明する。
【0013】フィルム(1) としては、熱融着性を有
する単層または複層のプラスチックスフィルムが用いら
れる。
する単層または複層のプラスチックスフィルムが用いら
れる。
【0014】ヘッダー芯(2) としては、発泡プラス
チックスシート、プラスチックス被覆紙、金属蒸着プラ
スチックスシート、合成紙などのヒートシール性を有す
るシートが好適に用いられるが、ヒートシール性を有し
ない各種のシートを用いることもできる。
チックスシート、プラスチックス被覆紙、金属蒸着プラ
スチックスシート、合成紙などのヒートシール性を有す
るシートが好適に用いられるが、ヒートシール性を有し
ない各種のシートを用いることもできる。
【0015】図1は本発明のヘッダー付き商品包装用袋
の一例を示した正面図である。
の一例を示した正面図である。
【0016】図1に示したように、本発明のヘッダー付
き商品包装用袋にあっては、二つ折りフィルム(1)
の内部に折り目(1a)に沿って帯状のヘッダー芯(2
) が挿入された状態で該ヘッダー芯(2) の下辺に
沿って二つ折りフィルム(1) に横方向ヒートシール
線(3) が付されている。
き商品包装用袋にあっては、二つ折りフィルム(1)
の内部に折り目(1a)に沿って帯状のヘッダー芯(2
) が挿入された状態で該ヘッダー芯(2) の下辺に
沿って二つ折りフィルム(1) に横方向ヒートシール
線(3) が付されている。
【0017】そして、ヘッダー芯封入部の両側が横方向
ヒートシール線(3)よりも上の位置で切り欠かれた切
り欠き部(4) となっている。切り欠き部(4) の
横方向の長さxは商品(G) が収容できる範囲の厚み
が確保できるようにしてあり、切り欠き部(4) の縦
方向の長さyはヘッダー芯(2) の高さとほぼ同じか
それよりも長くしてある。
ヒートシール線(3)よりも上の位置で切り欠かれた切
り欠き部(4) となっている。切り欠き部(4) の
横方向の長さxは商品(G) が収容できる範囲の厚み
が確保できるようにしてあり、切り欠き部(4) の縦
方向の長さyはヘッダー芯(2) の高さとほぼ同じか
それよりも長くしてある。
【0018】また、ヘッダー芯封入部の切り欠き残部で
あるヘッダー(5) が下方に向けて母体内に押し込ま
れた状態で、二つ折りフィルム(1) の両側縁に縦方
向溶断シール線(6) が付されている。
あるヘッダー(5) が下方に向けて母体内に押し込ま
れた状態で、二つ折りフィルム(1) の両側縁に縦方
向溶断シール線(6) が付されている。
【0019】一方、二つ折りフィルム(1) の下部は
開放されて商品挿入用の開口部(7) となっている。
開放されて商品挿入用の開口部(7) となっている。
【0020】この包装用袋を図1のA−A線切断端面図
で見ると、図2(イ)のように袋の上部はM字形の二つ
山となっていて、山の谷間のところは横方向ヒートシー
ル線(3) となっている。またこの包装用袋を図1の
B−B線切断端面図で見ると、図2(ロ)のように袋の
上部は三つ山になっていて、中央の山にはヘッダー芯(
2)が挿入されており、中央の山の麓はヘッダー芯(2
) の下辺と一緒にヒートシールされ、横方向ヒートシ
ール線(3) となっている。
で見ると、図2(イ)のように袋の上部はM字形の二つ
山となっていて、山の谷間のところは横方向ヒートシー
ル線(3) となっている。またこの包装用袋を図1の
B−B線切断端面図で見ると、図2(ロ)のように袋の
上部は三つ山になっていて、中央の山にはヘッダー芯(
2)が挿入されており、中央の山の麓はヘッダー芯(2
) の下辺と一緒にヒートシールされ、横方向ヒートシ
ール線(3) となっている。
【0021】図3は図1の包装用袋に箱形の商品(G)
を収容したときの斜視図である。図1の包装用袋の下
部は開放されて商品挿入用の開口部(7)となっている
ので、ここから商品(G) を挿入すると、母体内に押
し込まれていたヘッダー(5) が商品(G)により押
し上げられ、図2(ロ)の三つ山のうち前後の山が水平
となり中央の山のみが突出するようになる。そして商品
(G) を挿入した状態においては、ヘッダー(5)
の巾と袋の母体の巾とが正面視でほぼ同じになる。
を収容したときの斜視図である。図1の包装用袋の下
部は開放されて商品挿入用の開口部(7)となっている
ので、ここから商品(G) を挿入すると、母体内に押
し込まれていたヘッダー(5) が商品(G)により押
し上げられ、図2(ロ)の三つ山のうち前後の山が水平
となり中央の山のみが突出するようになる。そして商品
(G) を挿入した状態においては、ヘッダー(5)
の巾と袋の母体の巾とが正面視でほぼ同じになる。
【0022】開口部(7) は、図1および図2では二
つ折りフィルム(1) の前後が揃えてあるので、商品
(G) 挿入後は開口部(7) の前後のフィルムを折
り込んで粘着テープ等で封止したり、ステープラーの針
で係止したり、商品(G) の底部に空洞があるときは
その空洞に巻き込んだり、前後のフィルムの対向側にそ
れぞれ凸条と凹条を設けてそれらを嵌合するようにすれ
ばよい。また、前後のうちフィルムのうち片方を長くし
てその内面側に糊剤を塗布しておき、商品(G) 挿入
後に長い方のフィルムを袋底部またはそれを越えてもう
一方のフィルムにまで折り曲げて接着するようにするこ
ともできる。
つ折りフィルム(1) の前後が揃えてあるので、商品
(G) 挿入後は開口部(7) の前後のフィルムを折
り込んで粘着テープ等で封止したり、ステープラーの針
で係止したり、商品(G) の底部に空洞があるときは
その空洞に巻き込んだり、前後のフィルムの対向側にそ
れぞれ凸条と凹条を設けてそれらを嵌合するようにすれ
ばよい。また、前後のうちフィルムのうち片方を長くし
てその内面側に糊剤を塗布しておき、商品(G) 挿入
後に長い方のフィルムを袋底部またはそれを越えてもう
一方のフィルムにまで折り曲げて接着するようにするこ
ともできる。
【0023】上記の構造を有するヘッダー付き商品包装
用袋は、工業的には次に述べる工程A〜Eに従って製造
される。図4〜8はその製造工程を示したものであり、
図4は工程Aに、図5は工程Bに、図6は工程Cに、図
7は工程Dに、図8は工程Eにそれぞれ対応する。
用袋は、工業的には次に述べる工程A〜Eに従って製造
される。図4〜8はその製造工程を示したものであり、
図4は工程Aに、図5は工程Bに、図6は工程Cに、図
7は工程Dに、図8は工程Eにそれぞれ対応する。
【0024】工程Aは、長尺の二つ折りフィルム(1)
の内部に折り目(1a)に沿って帯状のヘッダー芯(
2) を挿入配置する工程である。
の内部に折り目(1a)に沿って帯状のヘッダー芯(
2) を挿入配置する工程である。
【0025】工程Bは、挿入したヘッダー芯(2) の
下辺に沿って、二つ折りフィルム(1) に横方向ヒー
トシール線(3) を付する工程である。これにより二
つ折りフィルム(1) の前後のフィルムは相互に融着
される。このときのヒートシールは、ヘッダー芯(2)
が後述の切り欠き部(4) 側に滑り出ないようにす
るため、ヘッダー芯(2)としてヒートシール性を有す
るものを用いると共に、そのヘッダー芯(2) の下辺
側に若干食い込むように行うこともできる。
下辺に沿って、二つ折りフィルム(1) に横方向ヒー
トシール線(3) を付する工程である。これにより二
つ折りフィルム(1) の前後のフィルムは相互に融着
される。このときのヒートシールは、ヘッダー芯(2)
が後述の切り欠き部(4) 側に滑り出ないようにす
るため、ヘッダー芯(2)としてヒートシール性を有す
るものを用いると共に、そのヘッダー芯(2) の下辺
側に若干食い込むように行うこともできる。
【0026】工程Cは、ヘッダー芯封入部を横方向ヒー
トシール線(3)よりも上の位置で間歇的に切り欠いて
切り欠き部(4) を形成する工程である。隣接する切
り欠き部(4) 間の長さ2xは商品(G) の厚みと
ほぼ同じかそれ以上に設定し、切り欠き部(4) の縦
方向の長さyはヘッダー芯(2) の高さとほぼ同じか
それ以上に設定する。なおこの切り欠き操作の前または
後あるいは切り欠き操作と同時に、切り欠き残部である
ヘッダー(5) の適当な個所(通常は中央)に吊り下
げ孔(8) を穿孔する。切り欠き部(4) の形成は
、機械的な切断法のほか、高周波溶断法などの溶断法を
採用することもできる。溶断法を採用すると、工程Bに
おいて横方向ヒートシール線(3) を形成するときに
そのヒートシールをヘッダー芯(2) の下辺側に若干
食い込むように行わなくとも、溶断部のところで二つ折
りフィルム(1) の前後のフィルムとヘッダー芯(2
) とが相互に融着するので、ヘッダー芯(2) が切
り欠き部(4) 側に滑り出ないようになる。
トシール線(3)よりも上の位置で間歇的に切り欠いて
切り欠き部(4) を形成する工程である。隣接する切
り欠き部(4) 間の長さ2xは商品(G) の厚みと
ほぼ同じかそれ以上に設定し、切り欠き部(4) の縦
方向の長さyはヘッダー芯(2) の高さとほぼ同じか
それ以上に設定する。なおこの切り欠き操作の前または
後あるいは切り欠き操作と同時に、切り欠き残部である
ヘッダー(5) の適当な個所(通常は中央)に吊り下
げ孔(8) を穿孔する。切り欠き部(4) の形成は
、機械的な切断法のほか、高周波溶断法などの溶断法を
採用することもできる。溶断法を採用すると、工程Bに
おいて横方向ヒートシール線(3) を形成するときに
そのヒートシールをヘッダー芯(2) の下辺側に若干
食い込むように行わなくとも、溶断部のところで二つ折
りフィルム(1) の前後のフィルムとヘッダー芯(2
) とが相互に融着するので、ヘッダー芯(2) が切
り欠き部(4) 側に滑り出ないようになる。
【0027】工程Dは、ヘッダー芯封入部の切り欠き残
部であるヘッダー(5) を下方に向けて母体内に押し
込む工程である。
部であるヘッダー(5) を下方に向けて母体内に押し
込む工程である。
【0028】工程Eは、上記の切り欠き部(4) の中
央で、二つ折りフィルム(1) を縦方向に溶断シール
し、両側縁に縦方向溶断シール線(6) を有する単位
袋を形成する工程である。
央で、二つ折りフィルム(1) を縦方向に溶断シール
し、両側縁に縦方向溶断シール線(6) を有する単位
袋を形成する工程である。
【0029】以上の工程A〜Eをこの順に実施すること
により、図1に示したヘッダー付き商品包装用袋を製造
される。これら各工程は全て自動的に行うことができる
。
により、図1に示したヘッダー付き商品包装用袋を製造
される。これら各工程は全て自動的に行うことができる
。
【0030】
【作用】本発明のヘッダー付き商品包装用袋を使用する
にあたっては、図1の下部の開放された開口部(7)
から商品(G) を挿入する。これにより母体内に押し
込まれていたヘッダー(5) が商品(G) により押
し上げられると共に、両切り欠き部(4) が側面視で
「▽」の形に変形し、ヘッダー(5) のみが上方に突
出した形となる。商品(G) の挿入が完了した状態に
おいては、正面視ではヘッダー(5) の巾と袋の母体
の巾とがほぼ同じになり、側面視ではヘッダー(5)
が厚み方向の中央に位置するようになる。
にあたっては、図1の下部の開放された開口部(7)
から商品(G) を挿入する。これにより母体内に押し
込まれていたヘッダー(5) が商品(G) により押
し上げられると共に、両切り欠き部(4) が側面視で
「▽」の形に変形し、ヘッダー(5) のみが上方に突
出した形となる。商品(G) の挿入が完了した状態に
おいては、正面視ではヘッダー(5) の巾と袋の母体
の巾とがほぼ同じになり、側面視ではヘッダー(5)
が厚み方向の中央に位置するようになる。
【0031】従って、商品(G) を収容した包装用袋
を吊り下げ用ロッドに挿通して展示すると、重心のとこ
ろにヘッダー(5) が位置しているので真直な姿勢と
なり、さらには商品(G) を収容した母体の巾とヘッ
ダー(5) の巾とが同じになるので、商品を確認しや
すくかつ見栄えの良いものとなる。
を吊り下げ用ロッドに挿通して展示すると、重心のとこ
ろにヘッダー(5) が位置しているので真直な姿勢と
なり、さらには商品(G) を収容した母体の巾とヘッ
ダー(5) の巾とが同じになるので、商品を確認しや
すくかつ見栄えの良いものとなる。
【0032】しかも、商品(G) を収容する前の包装
用袋は扁平であるので、その保管、輸送の点でも有利で
ある。
用袋は扁平であるので、その保管、輸送の点でも有利で
ある。
【0033】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明する
。
。
【0034】640mm巾の長尺の無延伸ポリプロピレ
ンフィルムをロールから引き出しながら折り機にて二つ
折りにして320mm巾とし、その二つ折りフィルム(
1) の内部に、折り目(1a)に沿って、パール光沢
を有する巾20mmの二軸延伸ポリプロピレンシートか
らなる帯状のヘッダー芯(2) を挿入配置していった
。
ンフィルムをロールから引き出しながら折り機にて二つ
折りにして320mm巾とし、その二つ折りフィルム(
1) の内部に、折り目(1a)に沿って、パール光沢
を有する巾20mmの二軸延伸ポリプロピレンシートか
らなる帯状のヘッダー芯(2) を挿入配置していった
。
【0035】ついで、挿入したヘッダー芯(2) の下
辺に沿ってヘッダー芯(2) の下辺側に若干食い込む
ように連続的にヒートシールを行い、二つ折りフィルム
(1) に横方向ヒートシール線(3) を付していっ
た。
辺に沿ってヘッダー芯(2) の下辺側に若干食い込む
ように連続的にヒートシールを行い、二つ折りフィルム
(1) に横方向ヒートシール線(3) を付していっ
た。
【0036】引き続き、ヘッダー芯封入部を横方向ヒー
トシール線(3)よりも上の位置で180mmピッチで
間歇的に切り欠き(機械的切断、高周波溶断のいずれの
手段で切り欠いてもよい)、切り欠き部(4) を形成
させた。 この際、隣接する切り欠き部(4) 間の長さ2xは4
0mmとし、切り欠き部(4) の縦方向の長さyは2
0mmとした。またこの切り欠き操作と同時に、切り欠
き残部(横方向の長さは140mmとなる)であるヘッ
ダー(5) の中央部を打ち抜いて吊り下げ孔(8)
となした。
トシール線(3)よりも上の位置で180mmピッチで
間歇的に切り欠き(機械的切断、高周波溶断のいずれの
手段で切り欠いてもよい)、切り欠き部(4) を形成
させた。 この際、隣接する切り欠き部(4) 間の長さ2xは4
0mmとし、切り欠き部(4) の縦方向の長さyは2
0mmとした。またこの切り欠き操作と同時に、切り欠
き残部(横方向の長さは140mmとなる)であるヘッ
ダー(5) の中央部を打ち抜いて吊り下げ孔(8)
となした。
【0037】次に、ヘッダー芯封入部の切り欠き残部で
あるヘッダー(5) を下方に向けて母体内に押し込ん
だ後、各切り欠き部(4) の中央のところで二つ折り
フィルム(1)を縦方向に溶断シールした。これにより
、両側縁に縦方向溶断シール線(6) を有する図1に
示した単位袋が製造された。
あるヘッダー(5) を下方に向けて母体内に押し込ん
だ後、各切り欠き部(4) の中央のところで二つ折り
フィルム(1)を縦方向に溶断シールした。これにより
、両側縁に縦方向溶断シール線(6) を有する図1に
示した単位袋が製造された。
【0038】このようにして得られた単位袋(ヘッダー
付き包装用袋)の下部の開口部(7)から、巾135m
m、奥行き40mm、高さ205mmの箱に入った商品
(G) を挿入した後、開口部(7) を折り込んでか
らセロハン粘着テープで封止したところ、図3に示した
商品入りのヘッダー付き包装用袋が得られた。
付き包装用袋)の下部の開口部(7)から、巾135m
m、奥行き40mm、高さ205mmの箱に入った商品
(G) を挿入した後、開口部(7) を折り込んでか
らセロハン粘着テープで封止したところ、図3に示した
商品入りのヘッダー付き包装用袋が得られた。
【0039】
【発明の効果】本発明のヘッダー付き商品包装用袋は、
これに商品(G) を収容した場合、重心のところにヘ
ッダー(5) が位置しているので吊り下げ時には真直
な姿勢となり、さらには商品(G) を収容した母体の
巾とヘッダー(5) の巾とが同じになるので、商品を
確認しやすくかつ見栄えの良いものとなる。
これに商品(G) を収容した場合、重心のところにヘ
ッダー(5) が位置しているので吊り下げ時には真直
な姿勢となり、さらには商品(G) を収容した母体の
巾とヘッダー(5) の巾とが同じになるので、商品を
確認しやすくかつ見栄えの良いものとなる。
【0040】しかも、商品(G) を収容する前の包装
用袋は扁平であるので、その保管、輸送時の占有スペー
スを最小限にすることができる。
用袋は扁平であるので、その保管、輸送時の占有スペー
スを最小限にすることができる。
【0041】加えて、その製造が自動的かつ連続的にで
きるので、工業的な量産が可能である。
きるので、工業的な量産が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘッダー付き商品包装用袋の一例を示
した正面図である。
した正面図である。
【図2】(イ)は図1のA−A線切断端面図、(ロ)は
図1のB−B線切断端面図である。
図1のB−B線切断端面図である。
【図3】図1の包装用袋に箱形の商品(G) を収容し
たときの斜視図である。
たときの斜視図である。
【図4】本発明のヘッダー付き商品包装用袋の製造工程
のうち工程Aを示したものである。
のうち工程Aを示したものである。
【図5】本発明のヘッダー付き商品包装用袋の製造工程
のうち工程Bを示したものである。
のうち工程Bを示したものである。
【図6】本発明のヘッダー付き商品包装用袋の製造工程
のうち工程Cを示したものである。
のうち工程Cを示したものである。
【図7】本発明のヘッダー付き商品包装用袋の製造工程
のうち工程Dを示したものである。
のうち工程Dを示したものである。
【図8】本発明のヘッダー付き商品包装用袋の製造工程
のうち工程Eを示したものである。
のうち工程Eを示したものである。
【図9】従来の代表的な厚手商品用のヘッダー付き商品
包装用袋の例を示した斜視図である。
包装用袋の例を示した斜視図である。
(1) …二つ折りフィルム、(1a)…折り目、(2
) …ヘッダー芯、 (3) …横方向ヒートシール線、 (4) …切り欠き部、 (5) …ヘッダー、 (6) …縦方向溶断シール線、 (7) …開口部、 (8) …吊り下げ孔、 (G) …商品
) …ヘッダー芯、 (3) …横方向ヒートシール線、 (4) …切り欠き部、 (5) …ヘッダー、 (6) …縦方向溶断シール線、 (7) …開口部、 (8) …吊り下げ孔、 (G) …商品
Claims (2)
- 【請求項1】二つ折りフィルム(1) の内部に折り目
(1a)に沿って帯状のヘッダー芯(2) が挿入され
た状態で該ヘッダー芯(2) の下辺に沿って二つ折り
フィルム(1) に横方向ヒートシール線(3)が付さ
れていると共に、ヘッダー芯封入部の両側が横方向ヒー
トシール線(3) よりも上の位置で切り欠かれた切り
欠き部(4) となっており、かつヘッダー芯封入部の
切り欠き残部であるヘッダー(5) が下方に向けて母
体内に押し込まれた状態で二つ折りフィルム(1) の
両側縁に縦方向溶断シール線(6)が付されており、さ
らに二つ折りフィルム(1) の下部は開放されて商品
挿入用の開口部(7) となっているヘッダー付き商品
包装用袋。 - 【請求項2】長尺の二つ折りフィルム(1) の内部に
折り目(1a)に沿って帯状のヘッダー芯(2) を挿
入配置する工程A、挿入したヘッダー芯(2) の下辺
に沿って、二つ折りフィルム(1) に横方向ヒートシ
ール線(3) を付する工程B、ヘッダー芯封入部を横
方向ヒートシール線(3) よりも上の位置で間歇的に
切り欠いて切り欠き部(4) を形成する工程C、ヘッ
ダー芯封入部の切り欠き残部であるヘッダー(5) を
下方に向けて母体内に押し込む工程D、上記の各切り欠
き部(4) の中央のところで、二つ折りフィルム(1
) を縦方向に溶断シールし、両側縁に縦方向溶断シー
ル線(6) を有する単位袋を形成する工程E、をこの
順に実施することを特徴とするヘッダー付き商品包装用
袋の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3141221A JPH04339767A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | ヘッダー付き商品包装用袋およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3141221A JPH04339767A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | ヘッダー付き商品包装用袋およびその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04339767A true JPH04339767A (ja) | 1992-11-26 |
Family
ID=15286945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3141221A Withdrawn JPH04339767A (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | ヘッダー付き商品包装用袋およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04339767A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6209778B1 (en) * | 1998-06-19 | 2001-04-03 | Acco Brands, Inc. | Slash jacket with a retractable attachment member |
US20110129170A1 (en) * | 2009-11-27 | 2011-06-02 | Campbell Charles E | Flood Proof Container |
US8021049B2 (en) | 2008-07-18 | 2011-09-20 | Cryovac, Inc. | Bag of a heat-shrinkable gas-barrier thermoplastic film |
-
1991
- 1991-05-16 JP JP3141221A patent/JPH04339767A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6209778B1 (en) * | 1998-06-19 | 2001-04-03 | Acco Brands, Inc. | Slash jacket with a retractable attachment member |
US8021049B2 (en) | 2008-07-18 | 2011-09-20 | Cryovac, Inc. | Bag of a heat-shrinkable gas-barrier thermoplastic film |
US20110129170A1 (en) * | 2009-11-27 | 2011-06-02 | Campbell Charles E | Flood Proof Container |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980806 |